JP2012221789A - 面状照明装置 - Google Patents

面状照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012221789A
JP2012221789A JP2011087279A JP2011087279A JP2012221789A JP 2012221789 A JP2012221789 A JP 2012221789A JP 2011087279 A JP2011087279 A JP 2011087279A JP 2011087279 A JP2011087279 A JP 2011087279A JP 2012221789 A JP2012221789 A JP 2012221789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
light guide
illumination device
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011087279A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Yamada
山田  敦
Shinji Kawai
真二 川井
Tomoko Ohara
知子 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2011087279A priority Critical patent/JP2012221789A/ja
Priority to US13/442,148 priority patent/US8936385B2/en
Publication of JP2012221789A publication Critical patent/JP2012221789A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0011Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
    • G02B6/0033Means for improving the coupling-out of light from the light guide
    • G02B6/0035Means for improving the coupling-out of light from the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
    • G02B6/00362-D arrangement of prisms, protrusions, indentations or roughened surfaces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0011Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
    • G02B6/0081Mechanical or electrical aspects of the light guide and light source in the lighting device peculiar to the adaptation to planar light guides, e.g. concerning packaging
    • G02B6/0086Positioning aspects
    • G02B6/0091Positioning aspects of the light source relative to the light guide
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/1336Illuminating devices
    • G02F1/133615Edge-illuminating devices, i.e. illuminating from the side

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】裸眼3D表示システムの液晶表示装置用バックライトとして用いたときに、クロストークを効果的に低減可能な面状照明装置を提供する。
【解決手段】面状照明装置10は、導光板12と、導光板12の入光面13、15に沿って配置される光源17、18とを備えるサイドライト型の面状照明装置において、導光板12の出射面19側に配置される両面プリズムシート14と、導光板12の出射面19と対向する裏面20側に配置される光学部材16とを備えており、この光学部材16は、光学部材16に入射した光の反射を防止するための光吸収部材を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置のバックライト、特に、裸眼3D表示システムに用いられる液晶表示装置用のバックライトとして好適な面状照明装置に関する。
近年、観察者が、眼鏡等の専用の器具を使用することなく、立体(3D)画像を視認することが可能な裸眼3D表示システムが注目されている。従来、このような裸眼3D表示システムにおいて、液晶表示装置に表示される左眼用画像及び右眼用画像を、バックライトからの照明光の配光制御によって、それぞれ左眼のみ及び右眼のみに供給し、それによって、裸眼3D表示を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の表示装置110は、図6(a)に示すように、液晶ディスプレイパネル120、液晶ディスプレイパネル120に光を供給するバックライト130、液晶ディスプレイパネル120とバックライト130との間に配置された両面プリズムフィルム140を含む。バックライト130は、導光板125と、導光板125の第1の光入力面131に配置された右眼用画像固体光源132と、第2の光入力面133に配置された左眼用画像固体光源134を含む。さらに、図示は省略するが、通常、導光板125の裏面136側には、漏れ光を反射して導光板125に戻すための反射部材が配置されている。
また、両面プリズムフィルム140は、導光板125の光出力面135側の面に、第1、第2の光入力面131、133と略平行に延びる三角プリズム列を備え、ディスプレイパネル120側の面に、第1、第2の光入力面131、133と略平行に延びる円筒レンズ列を備えており、この構成をもって、第1の光入力面131から導光板125に入射して光出力面135から出射した光の方向を、観察者の右眼101b方向に変換し、第2の光入力面133から導光板125に入射して光出力面135から出射した光の方向を、観察者の左眼101a方向に変換するように機能する。
そして、表示システム110は、ディスプレイパネル120に右眼用画像と左眼用画像を交互に表示するとともに、右眼用画像の表示時には、右眼用画像固体光源132を点灯(同時に、左眼用画像固体光源134を消灯)し、左眼用画像の表示時には、左眼用画像固体光源134を点灯(同時に、左眼用画像固体光源134を消灯)することによって、観察者の右眼101b及び左眼101aに、それぞれ右眼用画像及び左眼用画像を選択的に供給するものである。
尚、表示システム110は、このような動作を可能にするための同期駆動素子150及び画像ソース160を備えている。
ここで、裸眼3D表示システムには、一般に、右眼用画像と左眼用画像の分離が完全には行われず、右眼用画像がある程度の明るさで観察者の左眼に供給され、また、左眼用画像がある程度の明るさで観察者の右眼に供給されるといった、所謂クロストークの問題があることが知られている。
例えば、表示システム110のような裸眼3D表示システムでは、右眼用画像固体光源132から第1の光入力面131を通じて導光板125に入射した光の一部のが、光出力面135から出射されないまま第2の光入力面133に到達し、そこで反射された後に光出力面135から出射されることによって、その出射方向が、観察者の左眼101a方向に変換されること(及び、左眼用画像固体光源134から第2の光入力面133を通じて導光板125に入射した光についての対称な事象)が、このようなクロストークの一因として挙げられる。
そこで、特許文献1では、図6(b)に示すように、第2の光入力面133に反射防止機構137を形成し、これによって、右眼用画像固体光源132から第1の光入光面131を通じて導光板125に入射した光の、第2の光入光面132での反射を防止することにより、クロストークの低減が図られている。尚、この際、左眼用画像固体光源134からの光は、反射防止機構137が形成されていない入力開口部138を通じて、導光板125に入射し、第1の光入力面131にも、同様の反射防止機構及び入力開口部が形成される。
特開2010−528326号公報
しかしながら、裸眼3D表示システムにおいて、クロストークを低減することは、画像の表示品質を向上させるために重要な課題であり、その更なる改善が強く望まれている。
本発明は、上記課題に鑑み、裸眼3D表示システムの液晶表示装置用バックライトとして用いたときに、クロストークを効果的に低減可能な面状照明装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、導光板の裏面フィルム(反射部材)からの反射光に、クロストークを増大させる成分が多く含まれるという知見を得た。本発明は、このような新たな知見に基づいて完成されたものである。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)導光板と、該導光板の入光面に沿って配置される光源とを備えるサイドライト型の面状照明装置において、前記導光板の出射面側に配置される両面プリズムシートと、前記導光板の出射面と対向する裏面側に配置される光学部材とを備えており、前記光学部材は、該光学部材に入射した光の反射を防止するための光吸収部材を含むことを特徴とする面状照明装置(請求項1)。
本項に記載の面状照明装置において、光学部材は、その全体が光吸収部材からなるものであってもよい。あるいは、光の一部を反射し、かつ、一部を透過させるように構成された反射率制御部材と、光吸収部材との2層構造からなるものであってもよく、または、反射率制御部材と、光吸収部材と、それらの部材の間の接着層もしくは粘着層の3層構造からなるものであってもよい。
(2)(1)項に記載の面状照明装置において、前記光学部材の反射率は、50%以下であることを特徴とする面状照明装置(請求項2)。
(3)(2)項に記載の面状照明装置において、前記光学部材の反射率は、30%以下であることを特徴とする面状照明装置(請求項3)。
(4)(1)から(3)のいずれか一項に記載の面状照明装置において、前記導光板の入光面には、前記光源に対向する該光源の外形幅よりも狭幅の領域を除いて、光吸収部材が配置されることを特徴とする面状照明装置(請求項4)。
(5)(1)から(4)のいずれか一項に記載の面状照明装置において、前記導光板を収容するハウジングフレームをさらに備え、該ハウジングフレームは、黒色樹脂を用いて成形されることを特徴とする面状照明装置(請求項5)。
(6)(1)から(4)のいずれか一項に記載の面状照明装置において、前記導光板を収容するハウジングフレームをさらに備え、該ハウジングフレームの内周面に、光吸収部材が配置されることを特徴とする面状照明装置(請求項6)。
(7)(1)から(6)のいずれか一項に記載の面状照明装置において、前記光源はフレキシブルプリント基板上に実装され、該フレキシブルプリント基板の表面に、光吸収部材が配置されることを特徴とする面状照明装置(請求項7)。
本発明に係る面状照明装置は、以上のように構成したことにより、裸眼3D表示システムの液晶表示装置用バックライトとして用いたときに、右眼用画像と左面用画像のクロストークを効果的に低減することができる。
本発明の第1実施形態における面状照明装置の要部を示す分解斜視図である。 図1のA部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施例において、クロストークの測定態様を示す図である。 本発明に係る面状照明装置の一実施例において、光学部材の反射率とクロストークの関係を示す表である。 本発明に係る面状照明装置の一実施例において、入光面の開口幅とクロストークの関係を比較例とともに示すグラフである。 (a)は、従来の裸眼3D表示システムの一例を示す側面図、(b)は、(a)の裸眼3D表示システムに使用される導光板を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。尚、面状照明装置の全体または部分を示す各図は、いずれも説明のために特徴を強調して示す模式図であって、図示された各部分の相対的な寸法は、必ずしも実際の縮尺を反映するものではない。
図1は、本発明の一実施形態における面状照明装置の要部を示す分解斜視図である。
図1に示す面状照明装置10は、導光板12と、光源17、18とを備えるサイドライト型の面状照明装置である。導光板12は、その一主面を出射面19とし、出射面19に対向する主面(裏面)を反射面20とする板状の導光体であり、対向する2つの側端面が入光面13、15として用いられ、各入光面13、15に沿って複数の光源(例えば、発光ダイオード)17、18が配置されている。さらに、面状照明装置10において、導光板12の出射面19側には、両面プリズムシート14が配置され、導光板12の反射面20側には、シート状の光学部材16が配置されている。
導光板12は、メタクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明樹脂材料を成形してなり、入光面13、15を通じて導光板12へと入射した光を、出射面19と反射面20との間で全反射を繰返しつつ導光板12内を伝播させ、その過程で、伝播光を出射面19から均一に出射させるものである。
面状照明装置10は、図6を参照して上述したような裸眼3D表示システムにおける液晶パネルのバックライトとして好適に用いられるものであり、両面プリズムシート14は、例えば、図6(a)に示す両面プリズムフィルム140と同様の構成を備えるものである。但し、本発明は、両面プリズムシート14の構成によって限定されるものではなく、両面プリズムフィルム140と同様の機能を果たす限り、任意の適切な構成とすることができる。
尚、導光板12の反射面20には、入光面13、15を通じて導光板12に入射して反射面20に到達した光の一部を反射して出射面19から出射させ、それぞれ適切な入射角でもって両面プリズムシート140に入射させるために、入光面13、15と略平行に延びる複数のリニアプリズム(図示は省略する)が設けられている。
そして、面状照明装置10において、導光板12の反射面20側に配置される光学部材16は光吸収部材を含んでおり、これによって、光学部材16に入射した光の反射(ひいては、この反射光の導光板12への入光)を防止するものである。好ましくは、光学部材16の反射率は、50%以下であり、さらに好ましくは、30%以下である。
尚、面状照明装置10において、光学部材16に入射する光には、導光板12の反射面20から漏れた光、光源17、18から導光板12に入光せずに直接光学部材16に入射する光、導光板12から出射した光が両面プリズムシート14により反射して導光板12を介して光学部材16に入射する光、両面プリズムシート14から出射した光が液晶パネルの裏面で反射して両面プリズムシート14と導光板12を介して光学部材16に入射する光等が含まれる。
例えば、光学部材16は、その全体が光吸収部材からなり、それによって光学部材16に入射する光の反射を、ほぼ完全に抑制するものであってもよい。または、光学部材16は、光の一部を反射し、かつ、一部を透過させる機能を備えた反射率制御部材と、光吸収部材とを積層してなる2層構造を備え、反射率制御部材が反射面20に対向するように配置されるものであってもよい。この場合、光学部材16は、反射率制御部材と光吸収部材とを接着剤(もしくは粘着剤)により接着(もしくは粘着)することにより構成され、反射率制御部材と接着層(もしくは粘着層)と光吸収部材の3層構造を備えるものであってもよい。
光学部材16に用いられる光吸収部材は、例えば、黒色顔料(例えば、カーボンブラック)を分散させた樹脂材料(例えば、PET)を成形してなる黒色フィルムであってもよく、このような黒色フィルムの表面に粗面加工を施したものであってもよい。また、光学部材16に用いられる反射率制御部材は、屈折率の異なる樹脂材料(例えば、PET)を多数層積層してなる多層膜構造を備えるものであってもよい。あるいは、反射率制御部材は、透明基材フィルム上に金属膜を形成してなるものであってもよい。この場合、反射率制御部材の透過率と反射率は、金属膜の厚さによって制御される。
ここで、従来の面状照明装置では、導光板12の反射面20側には高反射性の光学部材が配置されており、それによって、反射面20からの漏れ光を可能なかぎり導光板12内に戻し、光の利用効率を向上することが図られている。
これに対して、面状照明装置10は、光学部材16が、光学部材16に入射した光の反射を防止するための光吸収部材を含むことをその主要な特徴とするものであり、これによって、裸眼3D表示システムにおける液晶パネルのバックライトとして使用された場合に、後述するように、右眼用画像と左目用画像のクロストークを効果的に低減することが可能となる。
さらに、面状照明装置10では、図2に示すように、導光板12の入光面13に、各光源17に対向する領域24を除いて、光吸収部材22が配置されるものであってもよい。この際、領域24は、光源17からの出射光を導光板12に入光させるための光学開口部として機能するものである。
ここで、通常、光源17の実効的な発光領域の幅は、ランプハウス等を含む全体の外形幅wよりも小さいため、面状照明装置10では、領域24の開口幅dが少なくとも光源17の外形幅wよりも小さくなるように、光吸収部材22が配置される。また、所望のクロストークを達成するために必要な場合、この開口幅dを、さらに、実効的な発光領域の幅よりも小さくするものであってもよい。
面状照明装置10において、入光面13に配置される光吸収部材22は、好ましくは、黒色顔料(例えば、カーボンブラック)が分散された樹脂材料を、印刷等の手段により入光面13に付着させることによって配置されるものである。また、図示は省略するが、導光板12の他方の入光面15にも、光吸収部材22と同様の光吸収部材が配置される。
また、面状照明装置10において、各光源17は、フレキシブルプリント基板26上に実装されており、フレキシブルプリント基板26は、導光板12の出射面19及び反射面20に略平行に配置される。そして、フレキシブルプリント基板26の光源17の実装位置よりも前方(導光板12側)の領域には、光吸収部材28が配置されている。
この光吸収部材28も、好ましくは、導光板12の入光面13、15に配置される光吸収部材と同様に、黒色顔料(例えば、カーボンブラック)が分散された樹脂材料を、印刷等の手段により入光面13に付着させることによって配置されるものである。
尚、面状照明装置10において、フレキシブルプリント基板26上に光吸収部材28を配置する態様は、図2に示す態様に限定されるものではない。例えば、光吸収部材28は、図2に示すように、フレキシブルプリント基板26の光源17の実装位置よりも前方の領域に連続的に配置するのではなく、各光源17の前方の領域のうち、光源17の外形幅w(または、実効的な発光領域の幅)と同程度の幅を有する領域に、各光源17毎に配置するものであってもよい。または、光吸収部材28は、各光源17の実装位置の側方の領域に配置されるものであってもよい。または、光吸収部材28は、光源17の実装位置の後方に配置されるものであってもよく、その際、後方の領域に連続的に配置するものであっても、各光源17の前方の領域のうち、光源17の外形幅w(または、実効的な発光領域の幅)と同程度の幅を有する領域に、各光源17毎に配置されるものであってもよい。あるいは、光吸収部材28は、フレキシブルプリント基板26の光源17の実装位置の前方、側方、及び後方の上述した領域を任意に組み合わせた領域に配置されるものであってもよく、または、フレキシブルプリント基板26全体に配置されるものであってもよい。
また、図示は省略するが、各光源18も、同様に光吸収部材が配置されたフレキシブルプリント基板上に実装されるものである。
さらに、面状照明装置10は、導光板12を収容するハウジングフレーム(図示は省略する)を備えており、このハウジングフレームは、黒色顔料(例えば、カーボンブラック)を分散させた樹脂材料を成形してなるものであってもよい。あるいは、ハウジングフレームは、導光板12の側端面と対向する内周面に、光吸収部材が配置されるものであってもよい。ハウジングの内周面に光吸収部材は配置する場合、この光吸収部材は、例えば、黒色顔料(例えば、カーボンブラック)が分散された樹脂材料を、印刷等の手段により入光面13に付着させることによって配置されるものである。
このように、本実施形態における面状照明装置10では、光学部材16が光吸収部材を含むことに加えて、導光板12の入光面13、15、フレキシブルプリント基板26、ハウジングフレームへの所定の光吸収部材の配置、または、ハウジングフレームの黒色化を行うことによって、後述するように、クロストークをさらに低減することができる。
尚、本発明に係る面状照明装置は、導光板12の反射面20側に配置される光学部材16が光吸収部材を含む限り、導光板12の入光面13、15、フレキシブルプリント基板26、ハウジングフレームへの所定の光吸収部材の配置、及び、ハウジングフレームの黒色化のそれぞれ手段の使用・不使用及びそれらの組み合わせは、面状照明装置10及び面状照明装置10が適用される裸眼3D表示システムの仕様等に応じて、適切に選択されるものである。
以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例において、クロストークは、
クロストーク[%]=[{(右側光源点灯時左眼輝度/左側光源点灯時左眼輝度)+(左側光源点灯時右眼輝度/右側光源点灯時右眼輝度)}/2]×100
により定義した。
但し、左側光源点灯時右眼輝度及び左側光源点灯時左眼輝度は、それぞれ、左側画像用光源(例えば、光源18)が点灯し、右側画像用光源(例えば、光源17)が消灯している場合の面状照明装置10における、観察者の右眼方向の輝度及び左眼方向の輝度である。同様に、右側光源点灯時右眼輝度及び右側光源点灯時左眼輝度は、それぞれ、右側画像用光源17が点灯し、左側画像用光源18が消灯している場合の面状照明装置10における、観察者の右眼方向の輝度及び左眼方向の輝度である。
また、それぞれの輝度については、図3に示すように、導光板12の中央部を通り、入光面13、15に略直交する方向に延びる線qに対して距離300mmだけ離れた線q上から、導光板12の中央部を+6度斜めに臨む地点MR及び−6度斜めに臨む地点MLを測定地点として、測定地点MR及びMLから導光板12の中央部を臨む方向に測定した輝度を、それぞれ右眼輝度及び左眼輝度とした。また、測定は、測定装置としてハイドランド社製RISA−COLORを用い、それぞれ左側画像用光源18及び右側画像用光源17の点灯から30秒経過後に、バックライト(導光板12)中央部の直径1mmのサイズの領域について行った。
測定に用いた距離(300mm)は、測定に使用した両面プリズムシート14の構造に応じて決定されたものであり、この距離に応じて測定角度も変化する(ここでは、左眼と右眼との間の距離を63mmとしている)。
尚、図3には、左側光源点灯時左眼輝度及び左側時光源点灯時右眼輝度が、それぞれ長短の矢印として模式的に示されている。
また、光源17、18として、発光ダイオード(日亜化学社製NSSW206A:外形幅3.6mm、発光領域の幅2.8mm)が用いられ、導光板12の入光面13、15のそれぞれに、フレキシブルプリント基板上に実装されて直列に接続された9灯の発光ダイオードを配置し、20mAを通電することにより点灯した。
図4は、導光板の反射面側に配置される光学部材の反射率とクロストークの関係を示す表である。図4において、光学部材の反射率を示す指標として、全反射率(光学部材の表面で反射した全方位の反射率の測定値)が示されている。
全反射率の測定は、日立ハイテクフィールディング社製U−4000(φ60mm積分球仕様)を使用し、測定範囲380−780nmを5nm間隔で全反射率を取得した。そして、CIE1931の2度等色関数に基づき計算したY値を全反射率とした。
クロストークの測定には、ハウジングフレーム及びフレキシブルプリント基板に対して黒色化または光吸収部材の配置等を施さない面状照明装置が用いられた。但し、導光板の入光面には、各発光ダイオードに対向する領域に設けられた開口幅1mmの光学開口部を除いて、黒色印刷による光吸収部材が配置されている。また、図4に示す輝度は、発光ダイオードに電圧印加30秒後に測定した値をそのまま使用した。
図4に示す各サンプルのうち、サンプルNo.1は、光学部材として高反射部材を用いた比較例であり、図6(b)に示したような、導光板の入光面のみに反射防止手段を施した従来技術に相当する。
図4に示す各サンプルのうち、サンプルNo.2〜No.6が、本発明の実施例である。これらの実施例のうち、サンプルNo.2〜No.4の光学部材は、反射率制御部材と黒色フィルム(表面粗面加工有り)からなる光吸収部材とを積層して構成されたものである。
また、サンプルNo.5及びNo.6の光学部材は、それぞれ、黒色フィルム(表面粗面加工なし)及び黒色フィルム(表面粗面加工有り)からなる光吸収部材のみで構成されたものである。
図4から、クロストークは、光学部材の反射率が下がる程低減しており、本発明の実施例(サンプルNo.2〜No.6)と比較例(サンプルNo.1)のクロストークを比較することにより、本発明が、従来技術から、さらにクロストーク特性を改善することに対して有効であることが確認された。
例えば、実用上許容されるクロストークの上限が5%程度の場合、本発明において、光学部材の全反射率を50%以下、好ましくは、30%以下とすることによって、クロストークをこの許容上限内に留めた面状照明装置を構成することができる。
さらに、本発明は、従来技術と比較して、クロストーク特性をより効果的に改善するものであり、図5を参照して、その点について説明する。ここで、図5は、図4におけるサンプルNo.1の比較例及びサンプルNo.6の実施例と同一の構成のサンプルを用いて、導光板の入光面に、光学開口部の開口幅がそれぞれ1.4mm、1.2mm、1.0mm、0.8mm、0.6mmとなるように(黒色印刷により)光吸収部材を配置した場合の、輝度とクロストークの測定値をプロットしたグラフである。図5において、比較例のデータは黒丸で示されており、実施例のデータは黒三角で示されている。
図5から、本発明の実施例においても、比較例と同様に、導光板の入光面の光学開口部の開口幅を狭くする程(言い換えれば、入光面に配置される光吸収部材の面積を広げる程)、クロストークが低減することが分かり、本発明においても、導光板の入光面に光吸収部材を配置することが、クロストークを低減する上で有効であることが確認された。
さらに、図5に示す実施例では、例えば、光学開口部の開口幅が1.4mmの条件で、約10000cd/mの輝度を維持しつつ、約6%(実際の測定値では、5.8%)のクロストークを達成している。これに対して、図5に示す比較例において、同程度のクロストーク(実際の測定値では、6.1%)を達成するには、光学開口部の開口幅を0.6mmにまで狭める必要があり、そのときの輝度は、約8500cd/mにまで低減する。
この結果は、本発明に係る光吸収部材を含む光学部材が、光源から出射されて導光板に入光する光のうち、クロストークの要因となる光を、導光板の入光面に配置される光吸収部材よりも高い効率で選択的に除去していることを示すものである。
言い換えれば、図5に示す結果から、本発明では、光吸収部材を含む光学部材を導光板の反射面側に配置することにより、従来技術のように導光板の入光面に施した反射防止手段のみを備える場合と比較して、比較的高い輝度を維持したまま、十分なレベルにまでクロストークを低減することが可能となり、この点において、クロストークを効果的に低減するものであることが分かる。
また、同様の測定により、図4に示すサンプルNo.1と同一の構成を備えたサンプル(クロストーク7.3%)について、黒色樹脂を用いて成形されたハウジングフレームを用いることにより、クロストークが7.0%に低減し、また、光源の実装位置の前方に黒色印刷が施されたフレキシブルプリント基板を用いることにより、クロストークが7.2%に低減することも確認された。
12:導光板、13,15:入光面、14:両面プリズムシート、16:光学部材、17,18:光源、19:出射面、20:反射面

Claims (7)

  1. 導光板と、該導光板の入光面に沿って配置される光源とを備えるサイドライト型の面状照明装置において、前記導光板の出射面側に配置される両面プリズムシートと、前記導光板の出射面と対向する裏面側に配置される光学部材とを備えており、前記光学部材は、該光学部材に入射した光の反射を防止するための光吸収部材を含むことを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記光学部材の反射率は、50%以下であることを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記光学部材の反射率は、30%以下であることを特徴とする請求項2に記載の面状照明装置。
  4. 前記導光板の入光面には、前記光源に対向する該光源の外形幅よりも狭幅の領域を除いて、光吸収部材が配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  5. 前記導光板を収容するハウジングフレームをさらに備え、該ハウジングフレームは、黒色樹脂を用いて成形されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  6. 前記導光板を収容するハウジングフレームをさらに備え、該ハウジングフレームの内周面に、光吸収部材が配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  7. 前記光源はフレキシブルプリント基板上に実装され、該フレキシブルプリント基板の表面に、光吸収部材が配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の面状照明装置。
JP2011087279A 2011-04-11 2011-04-11 面状照明装置 Withdrawn JP2012221789A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011087279A JP2012221789A (ja) 2011-04-11 2011-04-11 面状照明装置
US13/442,148 US8936385B2 (en) 2011-04-11 2012-04-09 Spread illuminating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011087279A JP2012221789A (ja) 2011-04-11 2011-04-11 面状照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012221789A true JP2012221789A (ja) 2012-11-12

Family

ID=46966005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011087279A Withdrawn JP2012221789A (ja) 2011-04-11 2011-04-11 面状照明装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8936385B2 (ja)
JP (1) JP2012221789A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153437A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Funai Electric Co Ltd 表示装置
JP2015040920A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 船井電機株式会社 表示装置
CN105259703B (zh) * 2015-11-09 2019-01-15 深圳市华星光电技术有限公司 一种背光模组及显示装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10319400A (ja) * 1997-05-17 1998-12-04 Enplas Corp サイドライト型面光源装置
WO2007148651A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Nec Corporation 照明装置、照明方法、及び表示装置
JP5050498B2 (ja) * 2006-11-21 2012-10-17 ソニー株式会社 光源装置、バックライト装置、液晶表示装置及びバックライト装置の製造方法
US7528893B2 (en) 2007-05-18 2009-05-05 3M Innovative Properties Company Backlight for liquid crystal display
US8564740B2 (en) * 2010-05-24 2013-10-22 3M Innovative Properties Company Directional backlight with reduced crosstalk
TWM410895U (en) * 2010-09-30 2011-09-01 Chunghwa Picture Tubes Ltd Backlight module

Also Published As

Publication number Publication date
US20120257413A1 (en) 2012-10-11
US8936385B2 (en) 2015-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825926B1 (ja) 表示装置
JP5052860B2 (ja) 面状光源装置及びこれを用いた表示装置
US8432527B2 (en) Light guide device
JP6523360B2 (ja) 面状照明装置
JP2002303864A (ja) 照明装置及び液晶表示装置
US20010020984A1 (en) Light pipe, plane light source unit and liquid-crystal display device
JP2013069498A (ja) 面状照明装置
KR20150012091A (ko) 광학 렌즈 모듈 및 백라이트 유닛
JP2010218693A (ja) 点状光源用導光板
JP4231607B2 (ja) 面光源装置及び液晶表示装置
WO2010095305A1 (ja) 照明装置、面光源装置、および、液晶表示装置
JP2012221789A (ja) 面状照明装置
JP2013084438A (ja) 面状照明装置、及びそれを用いた表示装置
JP5327746B2 (ja) 液晶表示装置
JP2012256534A (ja) 面状照明装置
JP2013089559A (ja) 面状照明装置
KR200361074Y1 (ko) 투광방식을 이용한 메시지 전달장치
JP2013044898A (ja) 表示装置
JP2006134632A (ja) 導光板並びにそれを用いた面発光装置及び表示装置
JP2005011689A (ja) 導光板及び面発光装置及び液晶表示装置
KR20150052587A (ko) 백 라이트 유닛과 이를 이용한 액정 표시장치
CN116559991A (zh) 光导元件及包含其的显示装置
EP3004977A1 (en) Low profile backlight apparatus for high-brightness microdisplays
WO2017163630A1 (ja) 発光装置および表示装置
JP5341640B2 (ja) バックライトユニット及びバックライト式表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140701