JP2002303864A - 照明装置及び液晶表示装置 - Google Patents
照明装置及び液晶表示装置Info
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- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
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- G02B6/0056—Means for improving the coupling-out of light from the light guide for producing polarisation effects, e.g. by a surface with polarizing properties or by an additional polarizing elements
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- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
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- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏光を供給しうる反射型偏光板を用いてそれ
を使用しない場合に比べ輝度を１．５倍以上、就中１．
６倍以上に高めうる照明装置の開発。 【解決手段】別体の光源を介し光の出射方向から入射さ
せた光の反射率を５０〜９０％とした面光源装置（１）
における光出射側に、自然光を入射させて偏光からなる
反射光と透過光が得られる反射型偏光板（２）を配置し
てなる照明装置及びその照明装置における反射型偏光板
の上側に液晶表示パネル（３）を配置してなる液晶表示
装置。 【効果】バックライトに用いて偏光を供給し明るくて表
示品位に優れる液晶表示装置を形成できる。
を使用しない場合に比べ輝度を１．５倍以上、就中１．
６倍以上に高めうる照明装置の開発。 【解決手段】別体の光源を介し光の出射方向から入射さ
せた光の反射率を５０〜９０％とした面光源装置（１）
における光出射側に、自然光を入射させて偏光からなる
反射光と透過光が得られる反射型偏光板（２）を配置し
てなる照明装置及びその照明装置における反射型偏光板
の上側に液晶表示パネル（３）を配置してなる液晶表示
装置。 【効果】バックライトに用いて偏光を供給し明るくて表
示品位に優れる液晶表示装置を形成できる。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、液晶表示装置の輝度向上
に好適な偏光を供給しうる照明装置に関する。
に好適な偏光を供給しうる照明装置に関する。
【０００２】
【発明の背景】従来、液晶表示装置等の輝度向上を目的
とした照明装置としては、サイドライト型導光板や直下
型等からなる面光源の上に自然光を入射させて偏光から
なる反射光と透過光が得られる反射型偏光板を配置した
ものが知られていた（特開平４−２６８５０５号公
報）。斯かる照明装置は、偏光を供給することより液晶
表示装置のバックライトに用いて偏光板による吸収ロス
を低減しうるものであり通例、反射板を用いて反射型偏
光板による反射光も有効利用できるように形成されてい
る。
とした照明装置としては、サイドライト型導光板や直下
型等からなる面光源の上に自然光を入射させて偏光から
なる反射光と透過光が得られる反射型偏光板を配置した
ものが知られていた（特開平４−２６８５０５号公
報）。斯かる照明装置は、偏光を供給することより液晶
表示装置のバックライトに用いて偏光板による吸収ロス
を低減しうるものであり通例、反射板を用いて反射型偏
光板による反射光も有効利用できるように形成されてい
る。
【０００３】前記において反射型偏光板による反射光も
有効利用した場合、反射型偏光板を使用しない場合に比
べて理論的には２倍の輝度が期待される。しかしながら
従来の反射型偏光板を用いた照明装置にあっては輝度を
約１．４倍程度にしか向上できない問題点があった。
有効利用した場合、反射型偏光板を使用しない場合に比
べて理論的には２倍の輝度が期待される。しかしながら
従来の反射型偏光板を用いた照明装置にあっては輝度を
約１．４倍程度にしか向上できない問題点があった。
【０００４】
【発明の技術的課題】本発明は、偏光を供給しうる反射
型偏光板を用いてそれを使用しない場合に比べ輝度を
１．５倍以上、就中１．６倍以上に高めうる照明装置の
開発を課題とする。
型偏光板を用いてそれを使用しない場合に比べ輝度を
１．５倍以上、就中１．６倍以上に高めうる照明装置の
開発を課題とする。
【０００５】
【課題の解決手段】本発明は、別体の光源を介し光の出
射方向から入射させた光の反射率を５０〜９０％とした
面光源装置における光出射側に、自然光を入射させて偏
光からなる反射光と透過光が得られる反射型偏光板を配
置してなることを特徴とする照明装置、及びその照明装
置における反射型偏光板の上側に液晶表示パネルを配置
してなることを特徴とする液晶表示装置を提供するもの
である。
射方向から入射させた光の反射率を５０〜９０％とした
面光源装置における光出射側に、自然光を入射させて偏
光からなる反射光と透過光が得られる反射型偏光板を配
置してなることを特徴とする照明装置、及びその照明装
置における反射型偏光板の上側に液晶表示パネルを配置
してなることを特徴とする液晶表示装置を提供するもの
である。
【０００６】
【発明の効果】本発明によれば、反射型偏光板を用いて
それを使用しない場合に比べ輝度を１．５倍以上、就中
１．６倍以上に高めうる照明装置を得ることができ、そ
れをバックライトに用いて偏光を供給し明るくて表示品
位に優れる液晶表示装置を形成することができる。斯か
る輝度の向上は、面光源装置の光反射率を上記した所定
値に制御したことによる。従来のバックライトシステム
の如く光源からの出射光を可及的に有効活用して面全体
を均一で明るいものとする面光源装置の設計では反射型
偏光板を用いてその反射光による戻り光の利用効率を高
めることは困難である。
それを使用しない場合に比べ輝度を１．５倍以上、就中
１．６倍以上に高めうる照明装置を得ることができ、そ
れをバックライトに用いて偏光を供給し明るくて表示品
位に優れる液晶表示装置を形成することができる。斯か
る輝度の向上は、面光源装置の光反射率を上記した所定
値に制御したことによる。従来のバックライトシステム
の如く光源からの出射光を可及的に有効活用して面全体
を均一で明るいものとする面光源装置の設計では反射型
偏光板を用いてその反射光による戻り光の利用効率を高
めることは困難である。
【０００７】
【発明の実施形態】本発明による照明装置は、別体の光
源を介し光の出射方向から入射させた光の反射率を５０
〜９０％とした面光源装置における光出射側に、自然光
を入射させて偏光からなる反射光と透過光が得られる反
射型偏光板を配置したものよりなる。その例を図１に示
した。１が照明装置、２が反射型偏光板である。なお図
例は液晶表示装置としたものを示しており、３が液晶表
示パネルである。
源を介し光の出射方向から入射させた光の反射率を５０
〜９０％とした面光源装置における光出射側に、自然光
を入射させて偏光からなる反射光と透過光が得られる反
射型偏光板を配置したものよりなる。その例を図１に示
した。１が照明装置、２が反射型偏光板である。なお図
例は液晶表示装置としたものを示しており、３が液晶表
示パネルである。
【０００８】面光源装置としては、別体の光源を介し光
の出射方向から入射させた光の反射率が５０〜９０％と
なるように制御したものが用いられる。斯かる反射率
は、面光源を消灯した非発光状態にてＪＩＳ Ｚ ７８
２２（４．３．１）に準拠した反射物体の測定方法にお
ける条件ｄに従って行うことができ、例えばカラーテス
ター（スガ試験機社製、ＳＣ−３）などの測定機も市販
されている。
の出射方向から入射させた光の反射率が５０〜９０％と
なるように制御したものが用いられる。斯かる反射率
は、面光源を消灯した非発光状態にてＪＩＳ Ｚ ７８
２２（４．３．１）に準拠した反射物体の測定方法にお
ける条件ｄに従って行うことができ、例えばカラーテス
ター（スガ試験機社製、ＳＣ−３）などの測定機も市販
されている。
【０００９】前記の反射率が５０％未満では反射型偏光
板による反射光の利用効率に乏しくて反射型偏光板によ
る輝度向上の効果を十分に発揮させることができない
し、９０％を超えると反射型偏光板を使用しない状態で
の光出射効率に乏しくて輝度が低かったり、面全体の明
るさの均一性に乏しかったりする。反射型偏光板による
反射光からなる偏光を可及的に吸収ロスなく視認方向に
反射させて再利用し、反射型偏光板による輝度の向上効
果をより有効に発揮させる点より面光源装置の好ましい
当該反射率は、６０％以上、就中７０％以上である。
板による反射光の利用効率に乏しくて反射型偏光板によ
る輝度向上の効果を十分に発揮させることができない
し、９０％を超えると反射型偏光板を使用しない状態で
の光出射効率に乏しくて輝度が低かったり、面全体の明
るさの均一性に乏しかったりする。反射型偏光板による
反射光からなる偏光を可及的に吸収ロスなく視認方向に
反射させて再利用し、反射型偏光板による輝度の向上効
果をより有効に発揮させる点より面光源装置の好ましい
当該反射率は、６０％以上、就中７０％以上である。
【００１０】面光源装置は、例えばサイドライト型導光
板や直下型のもの等の如く液晶表示装置のバックライト
などに準じた適宜なものを用いることができ、反射型偏
光板の下部に位置する全部の形成部材からなる全体が面
光源装置として前記した反射率を満足するものであれば
よい。従って面光源装置は、複数の部材を組合せて形成
したものであってよい。
板や直下型のもの等の如く液晶表示装置のバックライト
などに準じた適宜なものを用いることができ、反射型偏
光板の下部に位置する全部の形成部材からなる全体が面
光源装置として前記した反射率を満足するものであれば
よい。従って面光源装置は、複数の部材を組合せて形成
したものであってよい。
【００１１】ちなみに図１に例示の面光源装置１は、サ
イドライト型導光板であり、導光板１２の１又は２以上
の側面に光源１３を配置してリフレクタ１４で包囲固定
し、その光出射側に光拡散板１５、１８と集光シート１
６、１７を設けると共に、前記導光板の反対側に反射板
１１を設けたものよりなる。一方、直下型の面光源装置
としては例えば図２の例の如く、反射板４１の上に１又
は２以上の光源４２を配置し、その上に光拡散板４３、
４４を配置したものなどがあげられる。
イドライト型導光板であり、導光板１２の１又は２以上
の側面に光源１３を配置してリフレクタ１４で包囲固定
し、その光出射側に光拡散板１５、１８と集光シート１
６、１７を設けると共に、前記導光板の反対側に反射板
１１を設けたものよりなる。一方、直下型の面光源装置
としては例えば図２の例の如く、反射板４１の上に１又
は２以上の光源４２を配置し、その上に光拡散板４３、
４４を配置したものなどがあげられる。
【００１２】前記において導光板は、ドットやプリズム
状凹凸等からなる光出射手段を設けて側面よりの入射光
を上下面の一方より出射させるようにしたものなどであ
ってもよい。また光源としては陰極管や電球、エレクト
ロルミネッセンス、発光ダイオードやそれを用いた線状
光源体などの適宜なものを用いうる。反射板は、反射型
偏光板による反射光を利用する点よりも必要なものであ
るが反射シートや金属箔などの従来に準じた適宜なもの
を用いうる。
状凹凸等からなる光出射手段を設けて側面よりの入射光
を上下面の一方より出射させるようにしたものなどであ
ってもよい。また光源としては陰極管や電球、エレクト
ロルミネッセンス、発光ダイオードやそれを用いた線状
光源体などの適宜なものを用いうる。反射板は、反射型
偏光板による反射光を利用する点よりも必要なものであ
るが反射シートや金属箔などの従来に準じた適宜なもの
を用いうる。
【００１３】一方、光拡散板は、発光面の明るさの均一
化を目的に必要に応じて１層又は２層以上が用いられ、
従来に準じた適宜なものを用いうる。また集光シート
は、出射光の光路制御を目的に必要に応じて１層又は２
層以上が用いられ、レンズシートやプリズムシートなど
の従来に準じた適宜なものを用いうる。図１の例では２
層のプリズムシートをそのプリズムの稜線が直交するよ
うに配置して、縦又は横方向に拡散する光を正面方向に
集光できるようになっている。
化を目的に必要に応じて１層又は２層以上が用いられ、
従来に準じた適宜なものを用いうる。また集光シート
は、出射光の光路制御を目的に必要に応じて１層又は２
層以上が用いられ、レンズシートやプリズムシートなど
の従来に準じた適宜なものを用いうる。図１の例では２
層のプリズムシートをそのプリズムの稜線が直交するよ
うに配置して、縦又は横方向に拡散する光を正面方向に
集光できるようになっている。
【００１４】従って上記した面光源装置における反射率
は、それを形成する部材の全体を介して調節することが
できる。面光源装置の反射率の向上には光吸収しない部
材や内部散乱しない部材を用いることが有利である。特
に必要に応じて用いられる光拡散板や集光シートなどを
介して反射率を調節する方式が面光源装置の製造効率や
容易性などの点より有利である。その場合、従来では面
全体の明るさの均一性を高めるために複数の光拡散板を
使用することがあったが、その使用数を多くするなど拡
散効率を高めるほどそれ自身の光吸収ロス及び内部散乱
ロスなどにより面光源装置の反射率が低下して反射型偏
光板の使用による輝度向上が十分に発揮されにくくな
る。
は、それを形成する部材の全体を介して調節することが
できる。面光源装置の反射率の向上には光吸収しない部
材や内部散乱しない部材を用いることが有利である。特
に必要に応じて用いられる光拡散板や集光シートなどを
介して反射率を調節する方式が面光源装置の製造効率や
容易性などの点より有利である。その場合、従来では面
全体の明るさの均一性を高めるために複数の光拡散板を
使用することがあったが、その使用数を多くするなど拡
散効率を高めるほどそれ自身の光吸収ロス及び内部散乱
ロスなどにより面光源装置の反射率が低下して反射型偏
光板の使用による輝度向上が十分に発揮されにくくな
る。
【００１５】従って面光源装置を形成する部材数を少な
くすること、特に光拡散板や集光シートの使用数を少な
くすることが反射率の向上に有利であり、２層以下の光
拡散板の使用、就中１層のみの光拡散板の使用、特に光
拡散板を使用しないことが好ましい。その場合の面全体
における明るさの均一性を高めるための光拡散方式とし
ては、反射型偏光板の光出射側（光透過側）に光拡散板
を配置する方式や反射型偏光板自体に光拡散機能をもた
せてその透過光を拡散させる方式が好ましく適用するこ
とができる。
くすること、特に光拡散板や集光シートの使用数を少な
くすることが反射率の向上に有利であり、２層以下の光
拡散板の使用、就中１層のみの光拡散板の使用、特に光
拡散板を使用しないことが好ましい。その場合の面全体
における明るさの均一性を高めるための光拡散方式とし
ては、反射型偏光板の光出射側（光透過側）に光拡散板
を配置する方式や反射型偏光板自体に光拡散機能をもた
せてその透過光を拡散させる方式が好ましく適用するこ
とができる。
【００１６】前記のように面光源装置による出射光を可
及的に拡散させないで反射型偏光板に供給し、反射型偏
光板の透過光ないしその透過後の光を拡散させる方式に
より反射型偏光板による偏光の状態を良好に維持しつつ
明るさの均一性に優れる面発光を達成することができ
る。またこの場合、面光源装置が光拡散板を有しないた
めにその面光源装置自体による正面輝度が光拡散板を有
する同一光源使用の面光源装置よりも低下しても反射型
偏光板を用いたときの光利用効率を高くすることがで
き、結果として液晶表示装置の輝度をより高めることが
できる。
及的に拡散させないで反射型偏光板に供給し、反射型偏
光板の透過光ないしその透過後の光を拡散させる方式に
より反射型偏光板による偏光の状態を良好に維持しつつ
明るさの均一性に優れる面発光を達成することができ
る。またこの場合、面光源装置が光拡散板を有しないた
めにその面光源装置自体による正面輝度が光拡散板を有
する同一光源使用の面光源装置よりも低下しても反射型
偏光板を用いたときの光利用効率を高くすることがで
き、結果として液晶表示装置の輝度をより高めることが
できる。
【００１７】図１の例の如く面光源装置１の光出射側に
配置する反射型偏光板２としては、自然光を入射させて
偏光からなる反射光と透過光が得られる適宜なものを用
いうる。ちなみにその例としては屈折率が相違する少な
くとも２種の材料を多層積層してなる直線偏光分離シー
ト（特表平９−５０６９８４号公報、特表平９−５０７
３０８号公報）や、コレステリック液晶層による円偏光
分離シートなどがあげられる。なお上記した反射型偏光
板自体に光拡散機能をもたせたものは、例えば反射型偏
光板の内部に透明微粒子を含有させる方式、サンドブラ
スト等にて粗面化処理する方式や透明微粒子含有の塗工
膜を付設する方式等にて反射型偏光板の表面に微細凹凸
構造を設ける方式などの適宜な方式にて行うことができ
る。
配置する反射型偏光板２としては、自然光を入射させて
偏光からなる反射光と透過光が得られる適宜なものを用
いうる。ちなみにその例としては屈折率が相違する少な
くとも２種の材料を多層積層してなる直線偏光分離シー
ト（特表平９−５０６９８４号公報、特表平９−５０７
３０８号公報）や、コレステリック液晶層による円偏光
分離シートなどがあげられる。なお上記した反射型偏光
板自体に光拡散機能をもたせたものは、例えば反射型偏
光板の内部に透明微粒子を含有させる方式、サンドブラ
スト等にて粗面化処理する方式や透明微粒子含有の塗工
膜を付設する方式等にて反射型偏光板の表面に微細凹凸
構造を設ける方式などの適宜な方式にて行うことができ
る。
【００１８】前記の直線偏光分離シートは、入射光を振
動面が直交する直線偏光からなる反射光と透過光に分離
するものであり、ＤＢＥＦ（３Ｍ社製）等の市販物もあ
る。また円偏光分離シートは、グランジャン配向のコレ
ステリック液晶層からなり、入射光を左右一方の円偏光
からなる反射光と透過光に分離するものである。なお円
偏光分離シートでは円偏光からなる透過光が得られるた
めその円偏光を直線偏光に変換するため１／４波長板と
の積層体からなる反射型偏光板とされる場合もある。
動面が直交する直線偏光からなる反射光と透過光に分離
するものであり、ＤＢＥＦ（３Ｍ社製）等の市販物もあ
る。また円偏光分離シートは、グランジャン配向のコレ
ステリック液晶層からなり、入射光を左右一方の円偏光
からなる反射光と透過光に分離するものである。なお円
偏光分離シートでは円偏光からなる透過光が得られるた
めその円偏光を直線偏光に変換するため１／４波長板と
の積層体からなる反射型偏光板とされる場合もある。
【００１９】前記のコレステリック液晶層としては、入
射光を左右一方の円偏光からなる光を反射し、他の光は
透過する特性を示す適宜なものを用いることができ、そ
の種類について特に限定はない。円偏光分離シートは、
コレステリック液晶ポリマーによるフィルムやコレステ
リック液晶層を透明基材にて密着支持したものなどとし
て得ることができ、広い波長範囲の透過円偏光を得るこ
とを目的に反射波長域が相違するコレステリック液晶層
を２層又は３層以上重畳した構造を有するものであって
もよい。
射光を左右一方の円偏光からなる光を反射し、他の光は
透過する特性を示す適宜なものを用いることができ、そ
の種類について特に限定はない。円偏光分離シートは、
コレステリック液晶ポリマーによるフィルムやコレステ
リック液晶層を透明基材にて密着支持したものなどとし
て得ることができ、広い波長範囲の透過円偏光を得るこ
とを目的に反射波長域が相違するコレステリック液晶層
を２層又は３層以上重畳した構造を有するものであって
もよい。
【００２０】反射型偏光板は、前記した偏光分離機能を
利用して面光源装置からの光を入射させて得た偏光から
なる透過光を偏光板に供給して吸収ロスを低減すると共
に、前記反射型偏光板による反射光を面光源装置におけ
る反射層を介し反転させて反射型偏光板に再入射させそ
の一部又は全部を所定の偏光として吸収型偏光板を透過
させ、更に液晶表示等に利用しうる光量を増大して輝度
を向上させることを目的とする。斯かる輝度向上の点よ
り好ましく用いうる反射型偏光板は、偏光の反射率が４
０％以上のものである。
利用して面光源装置からの光を入射させて得た偏光から
なる透過光を偏光板に供給して吸収ロスを低減すると共
に、前記反射型偏光板による反射光を面光源装置におけ
る反射層を介し反転させて反射型偏光板に再入射させそ
の一部又は全部を所定の偏光として吸収型偏光板を透過
させ、更に液晶表示等に利用しうる光量を増大して輝度
を向上させることを目的とする。斯かる輝度向上の点よ
り好ましく用いうる反射型偏光板は、偏光の反射率が４
０％以上のものである。
【００２１】円偏光を直線偏光化することを目的に円偏
光分離シートに対し必要に応じて配置する１／４波長板
としては、各種ポリマーの延伸フィルム等からなる複屈
折性フィルム、ディスコチック系やネマチック系の如き
液晶ポリマーの配向フィルム、その配向液晶層を透明基
材上に支持したものなどの従来に準じた適宜なものを用
いうる。複屈折性フィルムは、一軸や二軸等の適宜な方
式で処理したものであってよい。また熱収縮性フィルム
との接着下に収縮力又は／及び延伸力を付与する方式な
どによりフィルムの厚さ方向の屈折率を制御した複屈折
性フィルムなどであってもよい。
光分離シートに対し必要に応じて配置する１／４波長板
としては、各種ポリマーの延伸フィルム等からなる複屈
折性フィルム、ディスコチック系やネマチック系の如き
液晶ポリマーの配向フィルム、その配向液晶層を透明基
材上に支持したものなどの従来に準じた適宜なものを用
いうる。複屈折性フィルムは、一軸や二軸等の適宜な方
式で処理したものであってよい。また熱収縮性フィルム
との接着下に収縮力又は／及び延伸力を付与する方式な
どによりフィルムの厚さ方向の屈折率を制御した複屈折
性フィルムなどであってもよい。
【００２２】１／４波長板は、位相差等の光学特性の制
御を目的に２層以上の位相差層を積層したものであって
もよい。ちなみに波長５５０nmの光等の単色光に対して
１／４波長板として機能する位相差層と他の位相差特性
を示す位相差層、例えば１／２波長板として機能する位
相差層とを重畳する方式などにより可視光域等の広い波
長範囲で１／４波長板として機能するものを得ることが
できる。
御を目的に２層以上の位相差層を積層したものであって
もよい。ちなみに波長５５０nmの光等の単色光に対して
１／４波長板として機能する位相差層と他の位相差特性
を示す位相差層、例えば１／２波長板として機能する位
相差層とを重畳する方式などにより可視光域等の広い波
長範囲で１／４波長板として機能するものを得ることが
できる。
【００２３】本発明による照明装置は、各種の目的に用
いうる。特に偏光を提供することより液晶表示装置のバ
ックライトとして好ましく用いうる。その液晶表示装置
は、例えば図１の如く照明装置における反射型偏光板２
の上側に液晶表示パネル３を配置することにより形成す
ることができる。なお１／４波長板を設けた円偏光分離
シートからなる反射型偏光板では、その１／４波長板が
液晶表示パネル側となるように配置される。
いうる。特に偏光を提供することより液晶表示装置のバ
ックライトとして好ましく用いうる。その液晶表示装置
は、例えば図１の如く照明装置における反射型偏光板２
の上側に液晶表示パネル３を配置することにより形成す
ることができる。なお１／４波長板を設けた円偏光分離
シートからなる反射型偏光板では、その１／４波長板が
液晶表示パネル側となるように配置される。
【００２４】前記図例の液晶表示装置によれば面光源装
置１の導光板１２による出射光が光拡散板１５で拡散さ
れ、集光シート１６、１７で光路制御されたのち光拡散
板１８で拡散されて反射型偏光板２に入射し、反射光と
透過光に分離されてその透過光（偏光）が吸収型の偏光
板３１を吸収ロスの少ない状態で通過し液晶セル３２に
入射して、視認側の偏光板３３を介して表示光が出射さ
れる。その場合、偏光板３１による吸収ロスが少ないこ
と、及び反射型偏光板２による反射光が導光板下面側の
反射層１１で反射反転し反射型偏光板に再入射してその
一部ないし全部が透過することより、当該反射光の利用
で光の利用効率が向上することなどにより液晶表示装置
の輝度を向上させることができる。
置１の導光板１２による出射光が光拡散板１５で拡散さ
れ、集光シート１６、１７で光路制御されたのち光拡散
板１８で拡散されて反射型偏光板２に入射し、反射光と
透過光に分離されてその透過光（偏光）が吸収型の偏光
板３１を吸収ロスの少ない状態で通過し液晶セル３２に
入射して、視認側の偏光板３３を介して表示光が出射さ
れる。その場合、偏光板３１による吸収ロスが少ないこ
と、及び反射型偏光板２による反射光が導光板下面側の
反射層１１で反射反転し反射型偏光板に再入射してその
一部ないし全部が透過することより、当該反射光の利用
で光の利用効率が向上することなどにより液晶表示装置
の輝度を向上させることができる。
【００２５】液晶表示パネルとしては、図例の如く液晶
セル３２の片側又は両側に必要に応じて吸収型の偏光板
３１、３３を設けてなる適宜な形態を有するものを用い
うる。従って例えば薄膜トランジスタ型に代表されるア
クティブマトリクス駆動型のもの、ＴＮ型やＳＴＮ型に
代表される単純マトリクス駆動型のもの、カラーフィル
タを付設したものなどの適宜なタイプの液晶表示パネル
を用いることができる。また液晶表示装置の形成に際し
ては補償用の位相差板などの液晶表示装置の形成に用い
られる適宜な光学層の１種又は２種以上を適宜な位置に
配置することができる。
セル３２の片側又は両側に必要に応じて吸収型の偏光板
３１、３３を設けてなる適宜な形態を有するものを用い
うる。従って例えば薄膜トランジスタ型に代表されるア
クティブマトリクス駆動型のもの、ＴＮ型やＳＴＮ型に
代表される単純マトリクス駆動型のもの、カラーフィル
タを付設したものなどの適宜なタイプの液晶表示パネル
を用いることができる。また液晶表示装置の形成に際し
ては補償用の位相差板などの液晶表示装置の形成に用い
られる適宜な光学層の１種又は２種以上を適宜な位置に
配置することができる。
【００２６】また前記の偏光板についても例えばポリビ
ニルアルコール系フィルムや部分ホルマール化ポリビニ
ルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合
体系部分ケン化フィルムの如き親水性高分子フィルムに
ヨウ素及び／又は二色性染料を吸着させて延伸処理した
もの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビ
ニルの脱塩酸処理物の如きポリエン配向のフィルム等か
らなる偏光フィルムや、その偏光フィルムの片面又は両
面に透明保護層を設けたものなどの適宜なものを用いう
る。さらに補償用の位相差板は、液晶セルの複屈折によ
る位相差を補償して表示品位の向上を図ることなどを目
的に通例、視認側及び／又は背面側の偏光板と液晶セル
の間に位置するように配置される。
ニルアルコール系フィルムや部分ホルマール化ポリビニ
ルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合
体系部分ケン化フィルムの如き親水性高分子フィルムに
ヨウ素及び／又は二色性染料を吸着させて延伸処理した
もの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビ
ニルの脱塩酸処理物の如きポリエン配向のフィルム等か
らなる偏光フィルムや、その偏光フィルムの片面又は両
面に透明保護層を設けたものなどの適宜なものを用いう
る。さらに補償用の位相差板は、液晶セルの複屈折によ
る位相差を補償して表示品位の向上を図ることなどを目
的に通例、視認側及び／又は背面側の偏光板と液晶セル
の間に位置するように配置される。
【００２７】照明装置や液晶表示装置を形成する面光源
装置や反射型偏光板、液晶表示パネル等における各構成
層は、単に重ね置いたものであってもよいが、光軸のズ
レ防止による品質の安定化や液晶表示装置の組立効率の
向上などを目的に粘着層等の接着層を介して積層一体化
されていることが好ましい。ただし集光シートなどは空
隙が介在する状態で配置されていることがその機能の向
上の点より好ましい。
装置や反射型偏光板、液晶表示パネル等における各構成
層は、単に重ね置いたものであってもよいが、光軸のズ
レ防止による品質の安定化や液晶表示装置の組立効率の
向上などを目的に粘着層等の接着層を介して積層一体化
されていることが好ましい。ただし集光シートなどは空
隙が介在する状態で配置されていることがその機能の向
上の点より好ましい。
【００２８】
【実施例】実施例１ 白色反射板の上に４本の冷陰極管を配置し、その上に透
明なアクリル板の両面にシリカ粒子混合のアクリル樹脂
の塗工層を有する拡散板を配置してなる直下型面光源装
置の上に、反射型偏光板を配置して正面輝度が３８００
cd／ｍ２で反射率が７１％の照明装置を得た。なお反射
型偏光板は、４００〜７００nmの波長域において選択反
射特性を示す反射率４８％のコレステリック液晶層に厚
さ２５μmのアクリル系粘着剤を介してポリカーボネー
トの延伸フィルムからなる１／４波長板（正面位相差１
３０nm）)を積層したものからなり、そのコレステリッ
ク液晶層側を光源側とした。
明なアクリル板の両面にシリカ粒子混合のアクリル樹脂
の塗工層を有する拡散板を配置してなる直下型面光源装
置の上に、反射型偏光板を配置して正面輝度が３８００
cd／ｍ２で反射率が７１％の照明装置を得た。なお反射
型偏光板は、４００〜７００nmの波長域において選択反
射特性を示す反射率４８％のコレステリック液晶層に厚
さ２５μmのアクリル系粘着剤を介してポリカーボネー
トの延伸フィルムからなる１／４波長板（正面位相差１
３０nm）)を積層したものからなり、そのコレステリッ
ク液晶層側を光源側とした。
【００２９】比較例１ 透明アクリル板に粒子混合アクリル樹脂塗工層を設けた
拡散板に代えて、表面をエンボス加工したアクリル板の
上に拡散板を設けてなる面光源装置を用いたほかは実施
例１に準じて照明装置を得た。その面光源装置の正面輝
度は４０００cd／ｍ２、反射率は４４％であった。
拡散板に代えて、表面をエンボス加工したアクリル板の
上に拡散板を設けてなる面光源装置を用いたほかは実施
例１に準じて照明装置を得た。その面光源装置の正面輝
度は４０００cd／ｍ２、反射率は４４％であった。
【００３０】参考例１ 実施例１による面光源装置を反射型偏光板を配置しない
でそのまま照明装置として用いた。
でそのまま照明装置として用いた。
【００３１】参考例２ 比較例１による面光源装置を反射型偏光板を配置しない
でそのまま照明装置として用いた。
でそのまま照明装置として用いた。
【００３２】評価試験 実施例、比較例、参考例で得た照明装置の光出射側（反
射型偏光板側）にＴＮ型液晶セルの両側に偏光板を配置
した液晶表示パネルを配置して液晶表示装置を形成し、
その正面輝度を調べた。その結果を次表に示す。
射型偏光板側）にＴＮ型液晶セルの両側に偏光板を配置
した液晶表示パネルを配置して液晶表示装置を形成し、
その正面輝度を調べた。その結果を次表に示す。
【図１】液晶表示装置（照明装置）例の説明側面図
【図２】他の面光源装置例の説明側面図
１、４：面光源装置 １１、４１：反射板 １２：導光板 １３、４２：光源 １５、１８、４３、４４：光拡散板 １６、１７：集光シート ２：反射型偏光板 ３：液晶表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H049 BA05 BA43 BB63 BC22 2H091 FA01Y FA08Z FA11Z FA14Z FA41Z LA17 LA18
Claims (5)
- 【請求項１】 別体の光源を介し光の出射方向から入射
させた光の反射率を５０〜９０％とした面光源装置にお
ける光出射側に、自然光を入射させて偏光からなる反射
光と透過光が得られる反射型偏光板を配置してなること
を特徴とする照明装置。 - 【請求項２】 請求項１において、面光源装置の反射率
を７０％以上とし、反射型偏光板の偏光の反射率を４０
％以上としたものである照明装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、反射型偏光板
が屈折率相違の少なくとも２種の材料を多層積層してな
る直線偏光分離シート、又はコレステリック液晶層によ
る円偏光分離シートである照明装置。 - 【請求項４】 請求項１〜３において、反射型偏光板が
光の出射側に光拡散層を有するもの、又は透過光を拡散
させるものである照明装置。 - 【請求項５】 請求項１〜４に記載の照明装置における
反射型偏光板の上側に液晶表示パネルを配置してなるこ
とを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103999A JP2002303864A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 照明装置及び液晶表示装置 |
| US10/067,997 US6724446B2 (en) | 2001-04-03 | 2002-02-08 | Illumination device and/or a liquid crystal display device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103999A JP2002303864A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 照明装置及び液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002303864A true JP2002303864A (ja) | 2002-10-18 |
Family
ID=18956929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001103999A Pending JP2002303864A (ja) | 2001-04-03 | 2001-04-03 | 照明装置及び液晶表示装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US6724446B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002303864A (ja) |
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