JP2012213467A - 電動ゴルフカートの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電動ゴルフカートにおいて、バッテリの電力消費量が増大しても、バッテリの容量を増加させることなく、バッテリから必要な電力を供給できるようにする。
【解決手段】走行路4上に、カート2に対し非接触電電力供給を行う給電装置10を設け、カート2には、その給電装置10から電力供給を受けてバッテリ40を充電する充電装置30を設ける。カート2が給電装置10の設置位置に到達すると、充電装置30のコントロールユニット50が、路面マーカ検出部44を介してその旨を検知して、カート2を非接触給電に適した位置に停止させ、受電用アンテナ32を介して、給電装置10に給電要求を送信し、その後、給電装置10から送信されてくる給電条件に従い、給電装置10からの供給電力によるバッテリ40への充電を制御する。また、給電装置10は、カート2の停止時に、カート2と管理装置60との間のデータ通信の中継器として機能する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動ゴルフカートへの充電等を制御する制御システムに関する。
従来、ゴルフ場で使用される電動ゴルフカートとしては、走行路に敷設された誘導線に沿って自律走行するものや、使用者により操縦されて走行するもの等、種々のものが知られている(例えば、特許文献1,2等参照)。
そして、何れのタイプの電動ゴルフカートにも、動力源となる電動モータ(以下、車両モータという)を駆動するための電源として、バッテリが搭載されているため、電動ゴルフカートは、その使用状況に応じて、適宜バッテリへの充電を行う必要がある。
このため、電動ゴルフカートを利用可能なゴルフ場には、電動ゴルフカートのバッテリへの充電を行うための充電設備が設置されている。
また、ゴルフ場に設置される装置としては、プレーヤが利用している電動ゴルフカートの位置を、待ち状態にある他のプレーヤの携帯情報端末に通知したり、雷等の気象情報をプレーヤの携帯情報端末に通知する情報提供サービス、或いは、携帯情報端末を使ったゴルフ場内の施設(レストラン等)の予約、同じく携帯情報端末を使ったワンポイントレッス等、プレーヤからの要望に応える応答サービス、といった各種サービスを自動で行うための各種サービス提供装置が提案されている(例えば、特許文献3,4,5,6等参照)。
特開2010−148579号公報 特開2010−125110号公報 特開2002−259531号公報 特開2010−167176号公報 特開2003−180902号公報 特開2005−253858号公報
ところで、上記充電設備は、通常、電動ゴルフカートを保管するためのカート置き場等に設けられているため、電動ゴルフカートの使用時にコースの途中で(換言すれば、走行路上で)充電することはできなかった。
このため、電動ゴルフカートのバッテリには、少なくとも電動ゴルフカートを1コース分(若しくは1日分)以上走行させるのに必要な電力量を充電可能な、大容量のバッテリを使用しなければならないという問題があった。
また、大容量のバッテリは重く、体格も大きくなるため、そのバッテリを搭載する電動ゴルフカートやその動力源である車両モータの大型化を招き、延いては、電動ゴルフカートを走行させるのに必要な電力量が増大するという問題がある。
一方、上述した各種サービス提供装置は、プレーヤが所有する携帯電話機や専用の携帯情報端末を利用するものであるが、これらの携帯情報端末はプレーヤにとってプレーの邪魔になることもあるので、上述した各種サービス提供装置からサービスを受けるための情報端末を電動ゴルフカートに搭載することが考えられる。
そして、このように各種サービス提供装置に対応した情報端末を電動ゴルフカートに搭載する場合、情報表示のための表示部や操作入力のための操作部を携帯情報端末よりも大きくして、使い勝手を向上することができるが、その分、携帯情報端末よりも消費電力が多くなる。
このため、上述した各種サービス提供装置に対応した情報端末を電動ゴルフカートに搭載した場合には、バッテリの電力消費量が更に増大するという問題がある。
そして、このようにバッテリの電力消費量が増大した場合、充電設備をカート置き場等に設置して、電動ゴルフカートのバッテリへの充電を集中管理する従来の管理方法では、バッテリの電力消費量の増加に応じて、バッテリの容量を更に大きくするしかなく、電動ゴルフカートに搭載されるバッテリの容量を小さくして、車両モータや電動ゴルフカートを小型/軽量化することは困難であった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、電動ゴルフカートにおいて、バッテリの電力消費量が増大しても、バッテリの容量を増加させることなく、バッテリから必要な電力を供給できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
電動ゴルフカートに非接触で電力供給を行う非接触給電装置と、
前記電動ゴルフカートに搭載され、前記非接触給電装置から電力供給を受けて、当該電動ゴルフカートの電源であるバッテリを充電する非接触充電装置と、
を備えた電動ゴルフカートの制御システムであって、
前記非接触給電装置は、
前記電動ゴルフカートに非接触で電力供給を行うための給電手段と、
前記電動ゴルフカートとの間で無線通信を行うための給電用通信手段と、
前記給電用通信手段が前記電動ゴルフカートから給電要求を受信すると、前記給電手段から電動ゴルフカートへの非接触給電を開始させる給電制御手段と、
を備えると共に、前記電動ゴルフカートの走行路上に配置されており、
前記非接触充電装置は、
前記バッテリを充電する充電手段と、
前記非接触給電装置の給電手段から非接触に電力供給を受けて前記充電手段に電力供給を行う受電手段と、
前記非接触給電装置に設けられた給電用通信手段と無線通信を行うための受電用通信手段と、
当該非接触充電装置が搭載された電動ゴルフカートが、前記走行路上で前記非接触給電装置の設置位置に到達した際、当該電動ゴルフカートの走行を停止させて、前記受電用通信手段を介して前記非接触給電装置に給電要求を送信することで、前記非接触給電装置の給電手段から当該非接触充電装置の受電手段への非接触給電を開始させる充電制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動ゴルフカートの制御システムにおいて、
前記非接触給電装置は、
ゴルフ場内に設置された管理装置との間で無線又は有線によりデータ通信を行うための管理用通信手段と、
前記電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置に到達した際、前記給電用通信手段を介して前記非接触充電装置からカート情報を取得し、該カート情報を、前記管理用通信手段を介して前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置から送信されてくるサービス情報を前記管理用通信手段を介して取得し、該サービス情報を前記給電用通信手段を介して前記非接触充電装置に送信する第1通信制御手段と、
を備え、
前記非接触充電装置は、
前記サービス情報を含む各種情報を表示若しくは音声出力するための出力手段と、
当該非接触充電装置を搭載した電動ゴルフカートが前記非接触給電装置の設置位置に到達して、前記充電制御手段により当該電動ゴルフカートの走行が停止されると、当該電動ゴルフカートのカート情報を、受電用通信手段を介して前記非接触給電装置に送信すると共に、前記非接触給電装置を介して前記管理装置から送信されてきたサービス情報を、前記受電用通信手段を介して取得し、前記出力手段から表示若しくは音声出力させる第2通信制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電動ゴルフカートの制御システムにおいて、
前記非接触充電装置は、使用者が外部操作によって情報を入力するための操作手段を備え、
前記第2通信制御手段は、前記サービス情報を前記出力手段に表示若しくは音声出力させた後、前記操作手段が操作されると、その操作に対応した入力情報を前記受電用通信手段を介して前記非接触給電装置に送信し、その後、前記非接触給電装置を介して前記管理装置から送信されてくる情報を、前記受電用通信手段を介して取得して、前記出力手段から表示若しくは音声出力させ、
前記第1通信制御手段は、電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置に到達して、前記管理装置から送信されてくるサービス情報を前記非接触充電装置に送信した後、前記電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置から移動するまで、前記給電用通信手段と前記管理用通信手段とを介して、前記非接触充電装置と前記管理装置との間の通信を中継する、
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電動ゴルフカートの制御システムにおいて、
前記管理装置には、ゴルフ場内の施設に設けられたサービス提供用の情報端末、及び、ゴルフ場外部の広域ネットワーク、の少なくとも一方が接続されており、
前記管理装置は、前記非接触給電装置を介して前記非接触充電装置から送信されてくる前記操作手段からの入力情報に基づき、当該入力情報に対応したゴルフ場内の情報端末若しくは前記広域ネットワークに接続された情報端末にアクセスして、当該情報端末と前記非接触充電装置との間の情報交換を行うサーバ機能を有することを特徴とする。
上記のように、請求項1に記載の電動ゴルフカートの制御システムは、電動ゴルフカートに非接触で電力供給を行う非接触給電装置と、電動ゴルフカートに搭載され、非接触給電装置から電力供給を受けて、当該電動ゴルフカートの電源であるバッテリを充電する非接触充電装置と、を備える。
非接触給電装置は、電動ゴルフカートの走行路上に配置されており、電動ゴルフカートが非接触給電装置の設置位置に到達すると、電動ゴルフカートに搭載された非接触充電装置の充電制御手段が、電動ゴルフカートの走行を停止させて、受電用通信手段から非接触給電装置に向けて給電要求を送信させる。
すると、非接触給電装置側では、給電用通信手段が、電動ゴルフカートからの給電要求を受信し、給電制御手段が、給電手段から電動ゴルフカートへの非接触給電を開始させる。
この結果、非接触充電装置側では、受電手段が、非接触給電装置の給電手段から非接触に給電される電力を受けて、充電手段に電力供給を行い、充電手段は、その供給電力を用いてバッテリを充電する。
従って、本発明の電動ゴルフカートの制御システムによれば、非接触給電装置を、電動ゴルフカートの走行路上の任意の停車位置(例えば、ディーグランドやグリーンの近傍)に、夫々、分散して配置するようにすれば、電動ゴルフカートを使用するプレーヤのプレーの途中で、適宜、バッテリへの充電を実施することができる。
よって、本願発明の制御システムを利用すれば、電動ゴルフカートには、従来よりも容量の小さい小型のバッテリを搭載すればよく、電動ゴルフカートでの電力消費量が増加しても、バッテリの容量を大きくする必要がない。
このため、電動ゴルフカートの小型化/軽量化を図り、延いては、電動ゴルフカートの省電力化を図ることもできる。
また、電動ゴルフカートのバッテリへの充電は、非接触で行うことができ、充電のために、使用者が充電用のプラグを充電用のコンセントに差し込む必要がないため、電動ゴルフカートの走行停止、充電開始及び停止、といった各種制御を自動で行うことができ、電動ゴルフカートの使い勝手を向上することができる。
次に、請求項2に記載の電動ゴルフカートの制御システムにおいては、非接触給電装置に、ゴルフ場内に設置された管理装置との間で無線又は有線によりデータ通信を行うための管理用通信手段と、第1通信制御手段とが設けられており、非接触充電装置に、各種情報を表示若しくは音声出力するための出力手段と、第2通信制御手段とが設けられている。
そして、非接触充電装置に設けられた第2通信制御手段は、当該非接触充電装置を搭載した電動ゴルフカートが非接触給電装置の設置位置に到達して、充電制御手段により電動ゴルフカートの走行が停止されると、当該電動ゴルフカートのカート情報を受電用通信手段を介して非接触給電装置に送信する。
すると、非接触給電装置に設けられた第1通信制御手段が、その送信されたカート情報を、給電用通信手段を介して取得し、その取得したカート情報を、管理用通信手段を介して管理装置に送信し、その後、管理装置から送信されてくるサービス情報を管理用通信手段を介して取得し、そのサービス情報を給電用通信手段を介して非接触充電装置に送信する。
そして、非接触充電装置に設けられた第2通信制御手段は、そのサービス情報を、受電用通信手段を介して取得し、出力手段に、そのサービス情報を表示若しくは音声出力させる。
従って、電動ゴルフカートの使用者(プレーヤ等)は、出力手段による表示若しくは音声出力に基づき、管理装置から送信されてきたサービス情報を得ることができる。
なお、電動ゴルフカートのカート情報として、例えば、電動ゴルフカートの識別情報や位置情報、或いは、バッテリの残容量等を、管理装置に送信するようにすれば、管理装置側で、電動ゴルフカートの位置やバッテリの残容量等を把握して、当該電動ゴルフカートの次に走行している電動ゴルフカートに、前方の電動ゴルフカートの位置を通知したり、非接触給電装置に対し電動ゴルフカートへの給電に必要な電力量を指示したりすることができる。
また、管理装置から非接触給電装置を介して電動ゴルフカートの非接触充電装置に送信されるサービス情報として、例えば、非接触給電装置の設置場所に関連したゴルフコースの情報や気象情報を設定すれば、プレーヤにこれらの情報を管理装置側から提供することができるようになり、プレーヤは、プレーするのに適したサービスを受けることができる。
また次に、請求項3に記載の電動ゴルフカートの制御システムにおいては、電動ゴルフカートに搭載される非接触充電装置に、使用者が外部操作によって情報を入力するための操作手段が設けられている。
そして、第2通信制御手段は、管理装置から非接触給電装置を介して送信されてきたサービス情報を出力手段に表示若しくは音声出力させた後、操作手段が操作されると、その操作に対応した入力情報を、受電用通信手段を介して非接触給電装置に送信し、その後、非接触給電装置を介して管理装置から送信されてくる情報を、受電用通信手段を介して取得して、出力手段から表示若しくは音声出力させる。
一方、非接触給電装置側では、第1通信制御手段は、電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置に到達して、管理装置から送信されてくるサービス情報を非接触充電装置に送信した後、電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置から移動するまで、給電用通信手段と管理用通信手段とを介して、非接触充電装置と管理装置との間の通信を中継する。
このため、請求項3に記載の電動ゴルフカートの制御システムによれば、上述した従来システムのように、管理装置が、情報提供サービスに加えて、プレーヤからの要望に応える応答サービスを実施するものである場合に、電動ゴルフカート側で、プレーヤが操作手段を操作することで、管理装置が提供する各種サービス(例えば、レストラン予約、ワンポイントレッスン、等)を利用できるようになり、プレーヤは、ゴルフ場をより最適に利用することができる。
また次に、請求項4に記載の電動ゴルフカートの制御システムにおいては、管理装置に、ゴルフ場内の施設に設けられたサービス提供用の情報端末及びゴルフ場外部の広域ネットワークの少なくとも一方が接続されている。
そして、管理装置は、非接触給電装置を介して非接触充電装置から送信されてくる操作手段からの入力情報に基づき、その入力情報に対応したゴルフ場内の情報端末若しくは広域ネットワークに接続された情報端末にアクセスして、当該情報端末と前記非接触充電装置との間の情報交換を行うサーバ機能を有する。
従って、請求項4に記載の電動ゴルフカートの制御システムによれば、管理装置が電動ゴルフカートを利用するプレーヤに対し提供し得るサービスの数や種類を増加して、プレーヤの利便性を向上することができる。
実施形態の電動ゴルフカートの制御システムの全体構成を表す概略構成図である。 非接触給電装置、非接触充電装置及び管理装置の構成を表すブロック図である。 マーカ及び通信可能マーカの構成を表すブロック図である。 非接触充電装置のコントロールユニットにて実行される走行・充電制御処理を表すフローチャートである。 非接触給電装置にて実行される給電制御処理を表すフローチャートである。 管理装置にて実行される通信制御処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[電動ゴルフカートの制御システム全体の構成]
図1に示すように、本実施形態の制御システムは、ゴルフ場内の走行路4に沿って自律走行する電動ゴルフカート(以下、単にカートともいう)2への電力供給、カート2の位置管理、カート2を利用するプレーヤへの情報提供等を自動で実施するためのものであり、走行路4上の任意の停車位置(ディーグランドやグリーンの近傍位置)に充電ステーションとして設置された複数の非接触給電装置(以下、単に給電装置ともいう)10と、走行路4を走行可能な複数のカート2にそれぞれ搭載された複数の非接触充電装置(以下、単に充電装置ともいう)30と、ゴルフ場のクラブハウス8に設けられた管理装置60と、から構成されている。
クラブハウス8及び給電装置10には、夫々、通信用アンテナ8a、10aが設けられており、管理装置60及び給電装置10は、これら各通信用アンテナ8a、10aを介して、各種情報を送受信できるようになっている。
また、走行路4には、充電ステーションとなる給電装置10とは別に、カート2を走行路4に沿って誘導するためのマーカ6が間隔を空けて設けられている。また、走行路4には、マーカ6の所定個に1個の割りで、カート2と管理装置60との間の通信を中継するための通信可能マーカ7が設けられている。
なお、マーカ6は、充電ステーションとなる給電装置10の設置場所にも設けられており、カート2に搭載された充電装置30側では、このマーカ6を検知することで、カート2が充電ステーションに到達したことを検知する。
また、通信可能マーカ7には、通信用アンテナ7aが設けられており、通信可能マーカ7は、この通信用アンテナ7aとクラブハウス8の通信用アンテナ8aとを介して、管理装置60と無線通信する。
[給電装置の構成]
ここで、まず、給電装置10は、図2に示すように、カート2の充電装置30に設けられた受電用アンテナ32へ高周波信号を用いた電力伝送を行うための給電用アンテナ12と、商用電源等の外部電源から電源供給を受けて電力伝送用の高周波信号を生成する給電用電源部16と、給電用アンテナ12とカート2側の受電用アンテナ32とを利用して充電装置30との間で非接触通信を行うための変復調部18と、給電用電源部16からの電力伝送用の高周波信号を給電用アンテナ12側に出力し、給電用アンテナ12を介して送受信される通信信号を変復調部18へ入出力するための方向性結合部14と、を備える。
また、変復調部18は、データ処理部20に接続されており、データ処理部20は、変復調部18を介して、カート2側の充電装置30(詳しくは後述するコントロールユニット50)との間で情報を送受信する。
また、給電装置10には、当該給電装置10の走行路4上の位置(換言すれば給電装置10の設置場所)が記憶された位置設定部22が設けられており、データ処理部20は、この位置設定部22から当該給電装置10の位置を読み出し、給電用アンテナ12を介して、カート2側の充電装置30に通知する。
また、給電装置10には、通信用アンテナ10aを介して、クラブハウス8の管理装置60との間で無線通信を行うための通信部24が設けられており、データ処理部20は、この通信部24を介して、管理装置60とも通信する。
すなわち、データ処理部20は、給電用アンテナ12からカート2の充電装置30に電力伝送を行う際に、充電装置30からバッテリ状態(残容量等)を取得して、給電用電源部16から給電用アンテナ12(延いては充電装置30)に出力する高周波信号の電力を制御する給電制御を実行する。
また、データ処理部20は、充電装置30との間の通信により取得したカート情報を通信部24を介して管理装置60に送信したり、管理装置60から取得した充電装置30への送信情報を変復調部18へ出力することで、充電装置30へ送信する、中継器としての制御も実行する。
そして、このデータ処理部20は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、上記制御動作は、データ処理部20(詳しくはCPU)が後述する給電制御処理(図5参照)を実行することにより実現される。
また、位置設定部22は、データ処理部20を構成しているマイクロコンピュータが位置情報を読み出すことができるように、不揮発性のメモリ若しくはディップスイッチ等にて構成されている。
また、給電装置10の給電用アンテナ12は、カート2の下から低損失で電力伝送を行うために、走行路4の路面に埋設されている。
[充電装置の構成]
次に、充電装置30は、図2に示すように、給電装置10からの供給電力にて、車両モータ54等、カート2に搭載された機器に電源供給を行うバッテリ40を充電するためのものであり、給電装置10からの供給電力を受電するためにカート2の底部に設けられた受電用アンテナ32を備える。
また、充電装置30には、受電用アンテナ32が受信した受信信号(電力)を整流し平滑化する整流平滑回路36、整流平滑回路36からの出力(直流電力)によりバッテリ40を充電する充電回路38、及び、バッテリ40から充電電流及び充電電圧を取り込み、これらの値がバッテリ40の充電に適した値となるよう充電回路38からバッテリ40への充電電力を制御するコントロールユニット50が設けられている。
また、コントロールユニット50には、受電用アンテナ32及び給電用アンテナ12を介して給電装置10との間で通信を行うための変復調部42が接続され、変復調部42及び整流平滑回路36は、方向性結合部34を介して、受電用アンテナ32に接続されている。
なお、方向性結合部34は、受電用アンテナ32にて受信された電力伝送用の高周波信号を整流平滑回路36に出力し、受電用アンテナ32を介して送受信される通信信号を変復調部42へ入出力するためのものである。
また、充電装置30には、カート2の走行時に、走行路4上に間隔を空けて設けられたマーカ6及び通信可能マーカ7を検出するための路面マーカ検出部44、カート2の使用者(乗員、延いてはプレーヤ)が各種情報を入力するための操作部46、給電装置10を介して管理装置60から取得した各種情報を表示するための画面表示部(具体的には、液晶表示装置等からなるディスプレイ)48、及び、カートの使用者がゴルフ場の管理者等と通話するための通話部49、が設けられており、これら各部もコントロールユニット50に接続されている。
また、コントロールユニット50には、車両モータ54を駆動するモータ駆動回路52、カート2の制動装置(所謂ブレーキ装置)56、及び、操舵装置(所謂ステアリング装置)58も接続されている。
そして、コントロールユニット50は、バッテリ40への充電を制御する充電制御に加えて、給電装置10を介して管理装置60との間で通信を行い、その通信により管理装置60から得られた各種情報を画面表示部48に表示したり、操作部46からの入力情報を給電装置10を介して管理装置60に送信する通信制御や、路面マーカ検出部44からの検出信号に基づき、モータ駆動回路52(延いては、車両モータ54)、制動装置56及び操舵装置58を制御し、カート2を走行路4に沿って自律走行させる走行制御を実行する。
なお、コントロールユニット50は、給電装置10のデータ処理部20と同様、マイクロコンピュータを中心に構成されており、上記制御動作は、コントロールユニット50が後述する走行・充電制御処理(図4参照)を実行することにより実現される。
[管理装置の構成]
次に、管理装置60は、図2に示すように、走行路4上に充電ステーションとして設けられた充電装置10や通信可能マーカ7、或いは、ゴルフ場内でグラブハウス8以外の施設(レストラン、茶店等)に設けられた外部端末98との間で、通信用アンテナ8aを介して無線通信を行うための通信部62と、この通信部62を介して上記各部との間でデータを送受信するデータ処理部70とを備える。
また、データ処理部70には、カートやプレーヤの情報を集中管理するためのサーバ64、クラブハウス8内のレストランや管理室、キャディマスタ室等に設置された施設内端末66、67、68、及び、ゴルフ場外部の広域ネットワークであるインターネットに接続するためのネットワーク接続部72も接続されている。
そして、データ処理部70は、給電装置10や通信可能マーカ7から送信されてくるカート情報を通信部62を介して取得し、その情報をサーバ64に登録するカート情報取得処理、及び、カート情報を取得した際にサーバ64から入力される案内情報(例えば、各カート2の位置や先行プレーヤのプレーの進行状況等を表す情報)や、施設内端末66〜68若しくは外部端末98から入力される案内情報(例えば、雷等の気象情報や、忘れ物の情報、各カート2若しくはプレーヤへの通知情報、各端末側で提供可能なサービスを表す情報等)を、通信部62を介して給電装置10に送信する案内情報送信処理、を実行する。
また、データ処理部70は、操作部46の操作によって充電装置30から給電装置10を介して送信されてくる各種情報(指令)に従い、施設内端末66〜68や外部端末98、或いは、ネットワーク接続部72を介して接続されるインターネット上のサービス提供サイトにアクセスして、これら各部と充電装置30との間の通信を中継する中継処理も実行する。
なお、データ処理部70は、給電装置10のデータ処理部20と同様、マイクロコンピュータを中心に構成されており、上記制御動作は、データ処理部20(詳しくはCPU)が後述する通信制御処理(図6参照)を実行することにより実現される。
[マーカの構成]
次に、走行路4に設けられるマーカ6は、充電装置30の路面マーカ検出部44に設けられたコイル(図示せず)から出力される電磁波(無変調の搬送波)を受けて動作し、マーカ6の位置を表す位置情報を返信するものであり、所謂RFIDタグにて構成されている。
つまり、図3(a)に示すように、マーカ6は、受電コイル74と、受電コイル74からの受信電力により内部回路駆動用の電源電圧を生成する電源回路78と、この電源回路78が生成した電源電圧により動作し、位置設定部79に記憶された位置情報を受電コイル74から送信させる位置情報送信部80と、位置情報送信部80及び電源回路78を受電コイル74に接続する方向性結合部76と、から構成されている。
なお、方向性結合部76は、受電コイル74からの受信電力を電源回路78に出力し、位置情報送信部80からの送信信号を、受電コイル74に出力するためのものである。
また、位置設定部79は、給電装置10に設けられた位置設定部22と同様、不揮発性のメモリ若しくはディップスイッチ等にて構成されている。
そして、位置情報送信部80は、位置設定部79に記憶された位置情報により、受電コイル74に入力された電磁波を変調して、受電コイル74から出力(反射)させることで、位置情報を路面マーカ検出部44に返信する。
従って、カート2の充電装置30に設けられたコントロールユニット50は、カート2がマーカ6の設置位置に到達して、マーカ6が路面マーカ検出部44からの送信電波により動作し、位置情報を返信してくることで、カート2の現在位置を検知できることになり、その検知結果に従いカート2を走行路4に沿って自律走行させることが可能となる。
[通信可能マーカの構成]
次に、走行路4に設けられる通信可能マーカ7は、上記マーカ6に、管理装置60との間の無線通信機能を持たせ、カート2の通過時に充電装置30からカート情報を取得して管理装置60に送信し、管理装置60からカート2やプレーヤへの通知情報を取得して充電装置30に返信するようにされている。
つまり、図3(b)に示すように、通信可能マーカ7は、受電コイル74と、受電コイル74からの受信電力によりカート2の到達を検知するカート検知部82と、カート検知部82でカート2の到達が検知されると、内蔵電池86から内部回路への電源電圧の供給経路を導通させて、内部回路を起動する起動スイッチ84とを備える。
また、通信可能マーカ7には、受電コイル74を介して路面マーカ検出部44との間で情報を送受信するための変復調部88、変復調部88とカート検知部82とを受電コイル74に接続する方向性結合部76、変復調部88、受電コイル74、路面マーカ検出部44を介して充電装置30のコントロールユニットとの間で通信を行うためのデータ処理部90が備えられている。
また、データ処理部90には、マーカ6と同様の位置設定部92が接続されると共に、通信用アンテナ7aを介して管理装置60と無線通信を行うための通信部94が接続されている。
そして、データ処理部90は、カート検知部82にてカート2の到達が検知されることにより起動されると、位置設定部22に記憶された当該給電装置10の位置に自身の識別情報を付与して、受電コイル74から充電装置30の路面マーカ検出部44(延いてはコントロールユニット50)に送信させることで、コントロールユニット50に、カート2が通信可能マーカ7に到達したことを通知する。
また、その通知後、コントロールユニット50から送信されてくるカート情報を通信部94を介して管理装置60に送信し、管理装置60から取得した充電装置30への送信情報を変復調部88へ出力することで、充電装置30へ送信させる、中継器としての制御も実行する。
従って、カート2の充電装置30に設けられたコントロールユニット50は、カート2が通信可能マーカ7の設置位置に到達して、路面マーカ検出部44が通信可能マーカ7からの送信信号を受信することにより、カート2の現在位置を検知できるだけでなく、路面マーカ検出部44及び通信可能マーカ7を介して、管理装置60との間でカート情報や通知情報等の情報交換を行うことができる。
このため、カート2やプレーヤに対し通知すべき重要な情報については、カート2が充電ステーションである給電装置10の設置場所に停止しておらず、カート2が走行路4を走行中であっても、通信可能マーカ7を使って速やかに通知できることになる。
なお、データ処理部90は、給電装置10のデータ処理部20と同様、マイクロコンピュータを中心に構成されている。
[走行・充電制御処理(充電装置)]
次に、図4は、充電装置30のコントロールユニット50にて実行される走行・充電制御処理を表すフローチャートである。
この走行・充電制御処理は、カート2が走行路4上にあるとき、コントロールユニット50において繰り返し実行される処理である。
そして、この走行・充電制御処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、ゴルフ場内の全走行路4を走行するのに必要な走行制御情報(詳しくは、走行路4上の各位置に関連付けてづけて設定されたカート2の走行速度や操舵角度等)を読み込み、続くS120にて、その読み込んだ走行制御情報に従い、車両モータ54、制動装置56、操舵装置58を駆動して、カート2を走行させる走行制御を開始する。
なお、S120にて開始される走行制御は、走行制御情報に従いカート2を走行路4に沿って自律走行させる制御であるが、この制御は、コントロールユニット50にて実行される別ルーチンの制御処理により、カート2の走行速度や走行履歴に基づき実行される。
次に、S120にて走行制御を開始すると(換言すればカート2が走行し始めると)、S130にて、路面マーカ検出部44にてマーカ6若しくは通信可能マーカ7が検出されたか否かを判断する。
そして、路面マーカ検出部44にてマーカ6若しくは通信可能マーカ7が検出されていなければ、再度S130の処理を実行することにより、路面マーカ検出部44にてマーカ6若しくは通信可能マーカ7が検出されるのを待ち、路面マーカ検出部44にてマーカ6若しくは通信可能マーカ7が検出されると、S140に移行する。
そして、S140では、路面マーカ検出部44にてマーカ6若しくは通信可能マーカ7を検出することにより得られる位置情報を、コントロールユニット50内のメモリ(RAM等)に書き込むことで、カート2の走行履歴を更新し、S150に移行する。
次に、S150では、上記位置情報から、カート2が充電ステーションの場所(つまり、給電装置10の設置場所)に到達したか否かを判断し、カート2が充電ステーションの場所に到達していなければ、S160に移行して、上記位置情報から、カート2が通信可能マーカ7の設置場所に到達したか否かを判断する。
そして、S160にてカート2が通信可能マーカ7の設置場所に到達したと判断すると、S170に移行して、路面マーカ検出部44を介して通信可能マーカ7との間で情報交換を行うことで、通信可能マーカ7を介して、管理装置60にカート2の識別情報やS140にて更新されるカート2の走行履歴等からなるカート情報を送信させると共に、管理装置60からカート2やプレーヤに対する通知情報を取得する。
また、このように管理装置60から通知情報を取得すると、S180に移行して、その取得した通知情報を画面表示部48に表示した後、再度S130に移行する。
なお、S150にて、カート2は充電ステーションの場所に到達していないと判断され、S160にて、カート2は通信可能マーカ7の設置場所に到達していないと判断された場合(つまり、カート2がマーカ6の設置場所に到達した場合)には、そのままS130に移行する。
一方、S150にて、カート2は充電ステーションの場所に到達したと判断された場合には、S190に移行して、上記走行制御によりカート2の走行速度を減速させ、受電用アンテナ32と給電用アンテナ12とが電力の受給電に適した対向位置となる充電位置にて、カート2の走行を停止させ、バッテリ状態(バッテリ40の残容量等)を含む給電要求を、受電用アンテナ32から送信させる。
なお、S190にて、カート2を停止させる際には、例えば、受電用アンテナ32と給電用アンテナ12との間で停止位置検出用の電波を送受信させ、その電波の受信レベルが最大レベルになった位置でカート2を停止させるとか、停止位置設定用の反射板を走行路4の路面に設置しておき、カート2に設けた光送受信器にてその反射板を検出することにより、カート2を停止させる、といった方法を利用できるが、この停止方法は特に限定されるものではなく、受電用アンテナ32と給電用アンテナ12とが電力の受給電に適した対向位置となるよう、カート2を停止させることができればよい。
次に、S190にて、バッテリ状態を含む給電要求を受電用アンテナ32から送信させると、給電装置10のデータ処理部20が、その給電要求に従い、位置設定部22に記憶された給電装置10の位置(換言すれば給電装置10固有の識別情報)とバッテリ状態に対応した給電条件を送信してくるので、続くS200では、給電装置10から給電条件を受信した旨を表す応答信号を返信し、その後、その給電条件に従い、バッテリ40の状態(充電電流、電圧)を監視しつつ、充電回路38からバッテリ40への充電電力(電流)を制御する充電制御を開始する。
つまり、応答信号を返信すると、給電装置10側では、上記給電条件に従い給電用電源部16にて給電用の高周波信号が生成され、その高周波信号が給電用アンテナ12から受電用アンテナ32に送信されてくる。
すると、カート2側の受電用アンテナ32がその高周波信号を受信し、整流平滑回路36がその高周波信号を整流・平滑化して、充電回路38に入力する。
このため、S200では、応答信号を返信した後、バッテリ40の状態(充電電流、電圧)を監視しつつ、給電条件に従い、充電回路からバッテリ40への充電電力(電流)を制御するのである。
なお、S200にて開始される充電制御では、充電回路38からバッテリ40への充電電力(電流)を制御すると共に、バッテリ40への充電状態を表す情報を、変復調部42及び受電用アンテナ32を介して給電装置に通知する制御が実行される。
そして、この充電制御は、コントロールユニット50にて実行される別ルーチンの制御処理により実行され、バッテリ40が満充電状態になって、給電装置10に給電停止指令を送信するか、或いは、カート2の運転者からの指令によって、カート2の走行が再開されるまで継続される。
次に、S200にて充電制御を開始すると、続くS210にて、カート2の識別情報やS140にて更新されるカート2の走行履歴等からなるカート情報を、受電用アンテナ32から送信させることで、給電装置10のデータ処理部20にカート情報を通知する。
すると、給電装置10のデータ処理部20は、そのカート情報を管理装置60に無線送信し、管理装置60は、そのカート情報に対応する通知情報や案内情報(以下、これらの情報を管理情報という)を、給電装置10を介して送信してくるので、続くS220では、これらの管理情報を受信する受信処理を実行する。
次に、S220の受信処理にて、管理装置60からの管理情報が取得されると、S230に移行して、その取得した管理情報(詳しくは、各情報の選択画面)を画面表示部48に表示する。
そして、続くS240では、その表示画面に対し、操作部46を介して使用者から入力される指令信号に従い、表示画面の更新、管理装置60に対するサービスの要求、要求したサービスに対し管理装置60から送信されてくる情報の表示、といった各種情報処理を実行する。
なお、S240の処理によって実行される管理装置60への情報送信、管理装置60からの情報受信は、全て、受電用アンテナ32及び給電装置10を介して実行される。
また、上記S240の実行中に操作部46が操作された際には、S250にてその操作がカート2の走行開始指令であるか否かを判断し、操作部46の操作が走行開始指令でなければ、再度S240の処理を実行し、操作部46の操作が走行開始指令であれば、S260にて、受電用アンテナ32を介してカート2の走行開始を給電装置10及び管理装置60に通知し、S120に移行する。
[給電制御処理(給電装置)]
次に、図5は、給電装置10のデータ処理部20にて実行される給電制御処理を表すフローチャートである。
この給電制御処理は、当該制御システムの稼働時(換言すればゴルフ場の営業時間中)に、データ処理部20で繰り返し実行される処理であり、この処理では、まずS310にて、給電用アンテナ12で、カートの充電装置30から送信された給電要求が受信されたか否かを判断することにより、給電要求が受信されるのを待機する。
そして、給電用アンテナ12にて給電要求が受信されると、S320に移行して、給電要求に含まれるバッテリ状態(カート2側のバッテリ40の残容量等)に基づき、カート2のバッテリ40を充電するのに適した給電条件(給電用アンテナ12からの送信電力量や送信時間等)を生成し、給電用アンテナ12を介して、その生成した給電条件を、位置設定部22に記憶された給電装置10の位置(換言すれば給電装置10固有の識別情報)と共に充電装置30に送信する。
すると、充電装置30から、当該給電装置10から給電条件を受信した旨を表す応答信号が返信されてくるので、続くS330では、その応答信号が変復調部18から入力されるのを待ち、応答信号が入力されると、S320にて生成した給電条件に基づき、給電用電源部16から給電用アンテナ12を介してカート2の充電装置30へ給電用の高周波信号を送信させる給電制御を開始する。
なお、この給電制御では、給電用電源部16にて生成する高周波信号の電力量を制御すると共に、給電中に充電装置30側から送信されてくるバッテリ40の充電状態を表す情報に従い、給電条件を適宜更新する制御が実行される。
そして、この給電制御は、データ処理部20にて実行される別ルーチンの制御処理により実行され、充電装置30から給電停止指令を受信するか、或いは、カート2の走行が再開されるまで継続される。
次に、S330にて給電制御を開始すると、続くS340にて、充電装置30から送信されてくるカート情報を、給電用アンテナ12及び変復調部18を介して取得し、その取得したカート情報を、通信部24を介して、管理装置60に無線送信する。
すると、管理装置60は、そのカート情報に対応する通知情報や案内情報(つまり、管理情報)を送信してくるので、続くS350では、通信部24にて受信された管理情報を給電用アンテナ12から充電装置30に送信し、その後は、カート2の充電装置30と管理装置60との間の通信を中継する中継処理を実行する。
なお、S350の中継処理の実行中には、S360にて、充電装置30側からカート2の走行開始が通知されたか否かを判断して、カート2の走行が再開されていなければ、再度S350に移行し、カート2の走行開始が通知されると、S370にて、通信部62を介してカート2の走行開始を管理装置60に通知し、S310に移行する。
[通信制御処理(管理装置)]
次に、図6は、管理装置60のデータ処理部70にて実行される通信制御処理を表すフローチャートである。
この通信制御処理は、当該制御システムの稼働時(換言すればゴルフ場の営業時間中)に、カート情報を送信してきたカート2毎に実行される処理であり、まずS410にて、通信部62が給電装置10若しくは通信可能マーカ7から送信されたカート情報を受信したか否かを判断することにより、カート情報が受信されるのを待機する。
そして、通信部62にてカート情報が受信されたと判断されると、S420に移行して、その受信されたカート情報に基づき、カート2を識別して、そのカート2の現在位置及び走行履歴をサーバ64に記憶する。
次に、続くS430では、S420にて識別したカート2やカート2を利用しているプレーヤに対し提供すべき通知情報(雷等の気象情報や忘れ物の情報等を含む情報)を、通信部62を介して給電装置10に送信し、続くS450にて、今回カート情報を送信してきたカート2は、充電ステーションに停車中のカート2であるか否か、つまり、給電装置10を介して通信を継続可能なカート2であるか否か、を判断する。
そして、S450にて、今回カート情報を送信してきたカート2は、通信可能マーカ7を介してカート情報を送信してきたものであり、通信を継続可能なカート2ではないと判断されると、そのままS410に移行し、今回カート情報を送信してきたカート2は、通信を継続可能なカート2であると判断されると、S460に移行する。
S460では、施設内端末66〜68や外部端末98から提供可能なサービスを表す案内情報を取得し、その取得した案内情報を通信部62から、カート情報を送信してきた給電装置10に送信する。
そして、その後は、S370に移行して、給電装置10を介して送信されてくる充電装置30側からの指令信号に従い、施設内端末66〜68や外部端末98、若しくはインターネット上のサービス提供端末にアクセスして、これら各端末とカート2に搭載された充電装置30との間のデータ通信を中継する中継処理を実行する。
なお、S470の中継処理の実行中には、S480にて、充電装置30側からカート2の走行開始が通知されたか否かを判断して、カート2の走行が再開されていなければ、再度S470に移行し、カート2の走行開始が通知されると、S410に移行する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態の電動ゴルフカートの制御システムにおいては、カート2の走行路4に、カート2に対し非接触電電力供給を行うための給電装置10が設けられ、カート2には、その給電装置10から非接触で電力供給を受けてバッテリ40を充電する充電装置30が設けられている。
そして、カート2が走行路4の走行中に給電装置10の設置位置に到達すると、コントロールユニット50が、路面マーカ検出部44を介してその旨を検知し、カート2を、充電装置30が給電装置10から電力供給を受けるのに適した充電位置に停止させる。
また、コントロールユニット50は、給電装置10から電力供給を受ける受電用アンテナ32を介して、給電装置10に給電要求を送信し、その後、給電装置10から送信されてくる給電条件に従い、給電装置10からの供給電力によるバッテリ40への充電を制御する。
従って、本実施形態の制御システムによれば、カート2の走行路4上に分散配置された複数の充電ステーションにて、カート2に搭載されたバッテリ40への充電を適宜実施することができるようになり、カート2に搭載される機器の増加によって、カート2での電力消費量が増加しても、バッテリ40の容量を大きくする必要がない。
このため、本実施形態によれば、カート2の小型化/軽量化を図り、延いては、カート2の省電力化を図ることもできる。
また、カート2のバッテリ40への充電は、非接触にて自動で行われ、しかも、充電のためのカート2の走行停止も自動で行われるため、カート2の使い勝手を向上することができる。
また、給電装置10は、単にカート2への充電を行うだけでなく、カート2の充電装置30からカート情報を取得して、管理装置60に送信したり、管理装置60側からカート2やプレーヤに提供可能なサービスを、カート2の充電装置30に通知して、カート2側でそのサービスを利用するための管理装置60と充電装置30との間のデータ通信を中継する。
このため、カート2の使用者(プレーヤ等)は、ゴルフ場で提供される各種サービスを利用するために、専用の携帯情報端末を所持する必要がなく、ゴルフ場の使い勝手を向上できる。
また、管理装置60はクラブハウス8に設置されるが、管理装置60には、クラブハウス8内の施設内端末66〜68だけでなく、ゴルフ場内の他の施設に設置された外部端末98や、インターネット上の外部端末にもアクセスして、これら各端末から提供されるサービスをカート2の使用者(プレーヤ等)が利用できるようにするので、カート2を利用するプレーヤに対し提供し得るサービスの数や種類を増加して、プレーヤの利便性を向上できる。
ここで、本実施形態において、給電装置10に設けられた給電用電源部16、方向性結合部14及び給電用アンテナ12が、本発明の給電手段に相当し、変復調部18、方向性結合部14及び給電用アンテナ12が、本発明の給電用通信手段に相当し、データ処理部20が、通信部24が、本発明の管理用通信手段に相当する。
また、給電装置10のデータ処理部20にて実行される給電制御処理において、S310〜S330の処理は、本発明の給電制御手段に相当し、S340,S350の処理は、本発明の第1通信制御手段に相当する。
また、充電装置30に設けられた充電回路38は、本発明の充電手段に相当し、受電用アンテナ32、方向性結合部34及び整流平滑回路36は、本発明の受電手段に相当し、受電用アンテナ32及び変復調部42は、本発明の受電用通信手段に相当し、画面表示部48は、本発明の出力手段に相当し、操作部46は、本発明の操作手段に相当する。
また、充電装置30のコントロールユニット50にて実行される走行・充電制御処理において、S190及びS200の処理は、本発明の充電制御手段に相当し、S210〜S240の処理は、本発明の第2通信制御手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、カート2の走行路4には、カート2を誘導するためのマーカ6や、通信可能マーカ7が間隔を空けて配置されるものとして説明したが、走行路4に誘導線を配線して、カート2を誘導するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カート2は、走行路4に沿って自律走行するものとして説明したが、使用者がカート2を運転するシステムであっても、本発明を適用すれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
2…カート(電動ゴルフカート)、4…走行路、6…マーカ、7…通信可能マーカ、7a…通信用アンテナ、8…クラブハウス、8a…通信用アンテナ、10…給電装置(非接触給電装置)、10a…通信用アンテナ、12…給電用アンテナ、14…方向性結合部、16…給電用電源部、18…変復調部、20…データ処理部、22…位置設定部、24…通信部、30…充電装置(非接触受電装置)、32…受電用アンテナ、34…方向性結合部、36…整流平滑回路、38…充電回路、40…バッテリ、42…変復調部、44…路面マーカ検出部、46…操作部、48…画面表示部、49…通話部、50…コントロールユニット、52…モータ駆動回路、54…車両モータ、56…制動装置、58…操舵装置、60…管理装置、62…通信部、64…サーバ、66,67,68…施設内端末、70…データ処理部、72…ネットワーク接続部、98…外部端末。

Claims (4)

  1. 電動ゴルフカートに非接触で電力供給を行う非接触給電装置と、
    前記電動ゴルフカートに搭載され、前記非接触給電装置から電力供給を受けて、当該電動ゴルフカートの電源であるバッテリを充電する非接触充電装置と、
    を備えた電動ゴルフカートの制御システムであって、
    前記非接触給電装置は、
    前記電動ゴルフカートに非接触で電力供給を行うための給電手段と、
    前記電動ゴルフカートとの間で無線通信を行うための給電用通信手段と、
    前記給電用通信手段が前記電動ゴルフカートから給電要求を受信すると、前記給電手段から電動ゴルフカートへの非接触給電を開始させる給電制御手段と、
    を備えると共に、前記電動ゴルフカートの走行路上に配置されており、
    前記非接触充電装置は、
    前記バッテリを充電する充電手段と、
    前記非接触給電装置の給電手段から非接触に電力供給を受けて前記充電手段に電力供給を行う受電手段と、
    前記非接触給電装置に設けられた給電用通信手段と無線通信を行うための受電用通信手段と、
    当該非接触充電装置が搭載された電動ゴルフカートが、前記走行路上で前記非接触給電装置の設置位置に到達した際、当該電動ゴルフカートの走行を停止させて、前記受電用通信手段を介して前記非接触給電装置に給電要求を送信することで、前記非接触給電装置の給電手段から当該非接触充電装置の受電手段への非接触給電を開始させる充電制御手段と、
    を備えることを特徴とする電動ゴルフカートの制御システム。
  2. 前記非接触給電装置は、
    ゴルフ場内に設置された管理装置との間で無線又は有線によりデータ通信を行うための管理用通信手段と、
    前記電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置に到達した際、前記給電用通信手段を介して前記非接触充電装置からカート情報を取得し、該カート情報を、前記管理用通信手段を介して前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置から送信されてくるサービス情報を前記管理用通信手段を介して取得し、該サービス情報を前記給電用通信手段を介して前記非接触充電装置に送信する第1通信制御手段と、
    を備え、
    前記非接触充電装置は、
    前記サービス情報を含む各種情報を表示若しくは音声出力するための出力手段と、
    当該非接触充電装置を搭載した電動ゴルフカートが前記非接触給電装置の設置位置に到達して、前記充電制御手段により当該電動ゴルフカートの走行が停止されると、当該電動ゴルフカートのカート情報を、受電用通信手段を介して前記非接触給電装置に送信すると共に、前記非接触給電装置を介して前記管理装置から送信されてきたサービス情報を、前記受電用通信手段を介して取得し、前記出力手段から表示若しくは音声出力させる第2通信制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動ゴルフカートの制御システム。
  3. 前記非接触充電装置は、使用者が外部操作によって情報を入力するための操作手段を備え、
    前記第2通信制御手段は、前記サービス情報を前記出力手段に表示若しくは音声出力させた後、前記操作手段が操作されると、その操作に対応した入力情報を前記受電用通信手段を介して前記非接触給電装置に送信し、その後、前記非接触給電装置を介して前記管理装置から送信されてくる情報を、前記受電用通信手段を介して取得して、前記出力手段から表示若しくは音声出力させ、
    前記第1通信制御手段は、電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置に到達して、前記管理装置から送信されてくるサービス情報を前記非接触充電装置に送信した後、前記電動ゴルフカートが当該非接触給電装置の設置位置から移動するまで、前記給電用通信手段と前記管理用通信手段とを介して、前記非接触充電装置と前記管理装置との間の通信を中継する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動ゴルフカートの制御システム。
  4. 前記管理装置には、ゴルフ場内の施設に設けられたサービス提供用の情報端末、及び、ゴルフ場外部の広域ネットワーク、の少なくとも一方が接続されており、
    前記管理装置は、前記非接触給電装置を介して前記非接触充電装置から送信されてくる前記操作手段からの入力情報に基づき、当該入力情報に対応したゴルフ場内の情報端末若しくは前記広域ネットワークに接続された情報端末にアクセスして、当該情報端末と前記非接触充電装置との間の情報交換を行うサーバ機能を有することを特徴とする請求項3に記載の電動ゴルフカートの制御システム。
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