JP2012210233A - 熱中症予防システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生体に装着されるべき筐体10を備える。筐体10に搭載され、生体とともに移動することによって生体の活動量をリアルタイムで計測する活動量計測部16を備える。生体の周囲の温度を含む環境情報を取得する環境情報取得部17,18を備える。活動量と環境情報とに基づいて、生体が熱中症となるリスクを表すリスク指標を求めるリスク算出部11を備える。リスク指標を表す情報を報知するリスク報知部15を備える。
【選択図】図1
Description
生体に装着されるべき筐体と、
上記筐体に搭載され、上記生体とともに移動することによって上記生体の活動量をリアルタイムで計測する活動量計測部と、
上記生体の周囲の温度を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
上記活動量と上記環境情報とに基づいて、上記生体が熱中症となるリスクを表すリスク指標を求めるリスク算出部と、
上記リスク指標を表す情報を報知するリスク報知部とを備えたことを特徴とする。
上記環境情報取得部は、
上記筐体に搭載され、GPS衛星と通信して上記生体の地球上での現在位置を求めるGPS受信部と、
所定のサーバと通信して、上記現在位置に基づいて、上記生体のための湿球黒球温度を上記環境情報として取得する湿球黒球温度取得部とを有することを特徴とする。
屋外:WBGT = 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内:WBGT(屋内) = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
上記生体に固有の年齢またはボディマス指数を少なくとも含む固有情報を入力する第2入力部と、
上記固有情報に基づいて上記リスク指標をシフトする補正を行う第1リスク補正部とを備えたことを特徴とする。
上記生体のインピーダンスを表すインピーダンス情報を入力する第3入力部と、
上記インピーダンス情報に基づいて上記リスク指標をシフトする補正を行う第2リスク補正部とを備えたことを特徴とする。
上記筐体に搭載され、紫外線を検出する紫外線センサと、
上記紫外線センサの出力に基づいて上記生体が屋外に居るか屋内に居るかを判断して、上記生体が屋外に居るとき上記リスク指標をシフトする補正を行う第5リスク補正部とを備えたことを特徴とする。
図1は、この発明の一実施形態の熱中症予防システム(全体を符号90で示す。)のブロック構成を示している。
屋内:WBGT(屋内) = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
なお、上記屋外屋内情報を、ユーザが予め操作入力部12を第1入力部として用いて入力するようにしても良い。そのようにした場合、上記屋外屋内情報として正しい情報を入力できる。また、紫外線センサ19を省略でき、装置の構成を簡素化できる。
体水分=C×身長2/人体抵抗
なる式で算出される。つまり、身長およびインピーダンス(人体抵抗)が分かれば、算出され得る。
上の実施形態では、図8中のステップS1で、現時点tから遡った直近の一定長さの期間を算出期間Δtとして設定し、上記算出期間Δtについての上記生体の運動強度Fの寄与を活動量として算出した。それに対して、この実施形態では、一定長さの算出期間を設定せず、制御部11が加速度センサ16とともに活動量計測部として働いて、生体の継続した運動(1回の運動)による運動強度Fの寄与を活動量として算出する。
図7は、図5および図6の2次元判定マップに代えて、消費カロリとWBGTとに基づいて警告指標を求めるための2次元判定マップを示している。
図2は、この発明の別の実施形態の熱中症予防システム(全体を符号91で示す。)のブロック構成を示している。なお、図2では、図1中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する(後述の図3でも同様。)。
図3は、この発明の別の実施形態の熱中症予防システム(全体を符号92で示す。)のブロック構成を示している。
11 制御部
12 操作入力部
15 表示・音声報知部
16 加速度センサ
17 GPS受信部
18 インターネット接続部
19 紫外線センサ
Claims (13)
- 生体に装着されるべき筐体と、
上記筐体に搭載され、上記生体とともに移動することによって上記生体の活動量をリアルタイムで計測する活動量計測部と、
上記生体の周囲の温度を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
上記活動量と上記環境情報とに基づいて、上記生体が熱中症となるリスクを表すリスク指標を求めるリスク算出部と、
上記リスク指標を表す情報を報知するリスク報知部とを備えたことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1に記載の熱中症予防システムにおいて、
上記活動量計測部は、現時点から遡った直近の一定長さの期間を算出期間として設定し、上記算出期間についての上記生体の運動強度の寄与を上記活動量として算出することを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1に記載の熱中症予防システムにおいて、
上記活動量計測部は、上記生体の運動強度が安静レベルを超えた所定レベル以上で継続しているとき、上記運動強度の寄与を上記活動量として累積してゆくことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項2または3に記載の熱中症予防システムにおいて、
上記活動量計測部は、上記生体の運動強度が安静レベルを超えた所定レベル以上で継続しているとき、現時点よりも所定時間以前の上記運動強度の寄与分を、上記活動量から順次除去してゆくことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項2、3または4に記載の熱中症予防システムにおいて、
上記活動量計測部は、上記生体の運動強度が所定レベル未満で所定時間継続したとき、上記活動量を初期化することを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から5までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
上記環境情報取得部は、
上記筐体に搭載され、GPS衛星と通信して上記生体の地球上での現在位置を求めるGPS受信部と、
所定のサーバと通信して、上記現在位置に基づいて、上記生体のための湿球黒球温度を上記環境情報として取得する湿球黒球温度取得部とを有することを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項6に記載の熱中症予防システムにおいて、
上記生体が屋外と屋内とのいずれに居るかを表す屋外屋内情報を入力する第1入力部を備えたことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から5までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
上記環境情報取得部は、上記筐体に搭載され、上記生体の周囲の環境温度を上記環境情報として取得する温度センサを有することを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から8までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
上記生体に固有の年齢またはボディマス指数を少なくとも含む固有情報を入力する第2入力部と、
上記固有情報に基づいて上記リスク指標をシフトする補正を行う第1リスク補正部とを備えたことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から9までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
上記生体のインピーダンスを表すインピーダンス情報を入力する第3入力部と、
上記インピーダンス情報に基づいて上記リスク指標をシフトする補正を行う第2リスク補正部とを備えたことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から10までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
上記活動量計測部が計測した運動強度の履歴に基づいて、上記生体の直近の睡眠時間を算出して、上記睡眠時間に基づいて上記リスク指標をシフトする補正を行う第3リスク補正部とを備えたことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から11までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
所定のサーバと通信して、前日の最高気温と今日の最高気温とを表す情報を取得して、前日の最高気温と今日の最高気温との差に基づいて上記リスク指標をシフトする補正を行う第4リスク補正部を備えたことを特徴とする熱中症予防システム。 - 請求項1から12までのいずれか一つに記載の熱中症予防システムにおいて、
上記筐体に搭載され、紫外線を検出する紫外線センサと、
上記紫外線センサの出力に基づいて上記生体が屋外に居るか屋内に居るかを判断して、上記生体が屋外に居るとき上記リスク指標をシフトする補正を行う第5リスク補正部とを備えたことを特徴とする熱中症予防システム。
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