JP2012208428A - 異方性光拡散フィルム、面光源装置および表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】異方性光拡散フィルム10は、方向性を持って配置された複数の細長状の突出部24を含むシート状の第1部分20と、第1部分の突出部が形成されている面上に設けられたバインダー部32およびバインダー部中に分散された長手方向を有した光拡散性粒子34を有する第2部分30と、を含む。第2部分の光拡散性粒子は、第1部分の突出部の方向性に関連してある方向への規則性を持って、配置されている。
【選択図】図1
Description
方向性を持って配置された複数の細長状の突出部を含む、シート状の第1部分と、
前記第1部分の前記突出部が形成されている面上に設けられたバインダー部、および、前記バインダー部中に分散された長手方向を有する光拡散性粒子を含む第2部分と、を備え、
前記第2部分の前記光拡散性粒子は、前記第1部分の前記突出部の方向性に関連してある方向への規則性を持って、配置されている。
Gw < (Pl)/(21/2)
Gd < (Pl)/(21/2)
((Pr)×2)/(21/2) ≦ Gw
Pr−((Pr)/(21/2)) ≦ Gd
Gw < (Pl)/(21/2) ・・・式(1a)
Gw < (Pl)/2 ・・・・式(1b)
このような式(1a)が満たされる場合には、図2に示された平面視において、すなわち、異方性光拡散フィルム10のフィルム面への法線方向からの観察において、光拡散性粒子34の長手方向ldが、突出部24の長手方向(溝26の長手方向)、つまり、所定の一方向odに対して45°以上の角度をなすように、光拡散性粒子34が配置されることを規制(阻止)することができる。また、式(1b)が満たされる場合には、平面視において、光拡散性粒子34の長手方向ldが所定の一方向odに対して30°以上の角度をなすように、光拡散性粒子34が配置されることを規制(阻止)することができ、これにより、異方性光拡散フィルム10の異方性光拡散機能がより強い指向性を呈するようにすることができる。
Gd < (Pl)/(21/2) ・・・式(2a)
Gd < (Pl)/2 ・・・・式(2b)
このような式(2a)が満たされる場合には、図2における矢印Aの方向からの観察において、すなわち、異方性光拡散フィルム10のフィルム面に平行であるとともに所定の一方向odに直交する方向からの観察において、光拡散性粒子34の長手方向ldが、突出部24の長手方向(溝26の長手方向)、つまり、所定の一方向odに対して45°以上の角度をなすように、光拡散性粒子34が配置されることを規制(阻止)することができる。また、式(2b)が満たされる場合には、図3における矢印Aの方向からに観察において、光拡散性粒子34の長手方向ldが所定の一方向odに対して30°以上の角度をなすように、光拡散性粒子34が配置されることを規制(阻止)することができ、これにより、異方性光拡散フィルム10の異方性光拡散機能がより強い指向性を呈するようにすることができる。
θL(od方向の拡散角)<θT(od方向と直交方向の拡散角)
となることを意味する。尚、此処で、各拡散角とは、面SL及び面ST内の各々に於ける光強度(或いは輝度)が最大となる方向を間に含み、光強度(或いは輝度)が最大光強度(或いは輝度)の半分以上となる角度範囲、所謂半値角と定義される。
図5に示すように、溝の幅Gwは、本体部22に接続する位置において最小値Gwminをとり、本体部22から最も離間する位置において最大値Gwmaxをとるようになる。
((Pr)×2)/(21/2) ≦ Gw ・・・式(3a)
Pr−((Pr)/(21/2)) ≦ Gd ・・・式(3b)
各光拡散フィルムは、上述の実施の形態で説明したように、まず、シート状の第1部分を準備し、次に、光拡散性粒子およびバインダー部を含んだ第2部分をなすようになる樹脂組成物を第1部分上に塗布し、その後、樹脂組成物中のバインダー部を固化させることにより作製した。すなわち、各光拡散フィルムは、シート状の第1部分と、第1部分上に設けられたバインダー部およびバインダー部中に分散された光拡散性粒子を有する第2部分と、から構成されるようにした。第1部分の屈折率および第2部分のバインダー部の屈折率は同一となるようにした。一方、第2部分において、バインダー部と光拡散性粒子とが0.1の屈折率差を有するようにした。
各光拡散フィルムを照明し、光拡散フィルムを透過した光の光学特性を調査した。具体的には、市販されている液晶表示装置(液晶テレビ受像機)に組み込まれていた面光源装置の発光面上に各光拡散フィルムを配置し、光拡散フィルムの面光源装置に対面しない側の面上においてフィルム面への法線方向に沿った種々の面内での輝度の角度分布を調査した。そして、各光拡散フィルムについて得られた輝度の角度分布のそれぞれについて、半値角を求めた。各光拡散フィルムについての最大の半値角と、当該最大の半値角が測定された測定面と直交する測定面で測定された半値角と、を比較することによって、各光拡散フィルムの光拡散機能について、異方性の有無を調査した。具体的には、当該光拡散フィルムについての最大半値角が、当該最大半値角が測定された測定面と直交する測定面で測定された半値角に対して、110%以上となっている場合に、異方性有りと評価した。評価結果を表1の「異方性」の欄に示す。
10a 一方の面(一方の表面)
10b 他方の面(他方の表面)
20 第1部分
20a 一方の面
20b 他方の面
22 本体部
24 突出部
24a 先端面
26 溝
30 第2部分
32 バインダー部(バインダー樹脂部)
34 光拡散性粒子
40 機能層
45 光学要素
50 単位光学要素
A 表示装置
B 面光源装置
C 液晶表示パネル
Claims (14)
- 方向性を持って配置された複数の細長状の突出部を含む、シート状の第1部分と、
前記第1部分の前記突出部が形成されている面上に設けられたバインダー部、および、前記バインダー部中に分散された長手方向を有する光拡散性粒子を含む第2部分と、を備え、
前記第2部分の前記光拡散性粒子は、前記第1部分の前記突出部の方向性に関連してある方向への規則性を持って、配置されている、異方性光拡散フィルム。 - 前記第1部分は、シート状の本体部と、前記本体部上に並べて配列された前記複数の突出部と、を有し、
前記複数の突出部は、前記本体部上に並べて配列され、各突出部は、前記複数の突出部の配列方向と交差する方向に延びている、請求項1に記載の異方性光拡散フィルム。 - 前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝内に、前記光拡散性粒子の全体が位置している、請求項1または2に記載の異方性光拡散フィルム。
- 前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の幅は、前記光拡散性粒子の前記長手方向に直交する断面における最大幅Pwよりも、大きく、
前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の深さは、前記光拡散性粒子の前記長手方向に直交する断面における最大幅よりも、大きい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の異方性光拡散フィルム。 - 前記光拡散性粒子の前記長手方向に沿った長さをPlとし、前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の幅をGwとした場合に、次の関係が満たされる、請求項3または4に記載の異方性光拡散フィルム。
Gw < (Pl)/(21/2) - 前記光拡散性粒子の前記長手方向に沿った長さをPlとし、前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の深さをGdとした場合に、次の関係が満たされる、請求項3〜5のいずれか一項に記載の異方性光拡散フィルム。
Gd < (Pl)/(21/2) - 前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝内に、前記光拡散性粒子の一部分のみが位置している、請求項1または2に記載の異方性光拡散フィルム。
- 前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の幅は、前記光拡散性粒子の前記長手方向に直交する断面における最大幅Pwよりも、小さい、請求項1,2または7に記載の異方性光拡散フィルム。
- 前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の深さは、前記光拡散性粒子の前記長手方向に直交する断面における最大幅Pwよりも、小さい、請求項1,2,7または8に記載の異方性光拡散フィルム。
- 前記光拡散性粒子の前記長手方向に直交する断面における前記光拡散性粒子の最大断面積と同一の面積を有する円の半径をPrとし、前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の幅をGwとした場合、次の関係が満たされる、請求項7〜9のいずれか一項に記載の異方性光拡散フィルム。
((Pr)×2)/(21/2) ≦ Gw - 前記光拡散性粒子の前記長手方向に直交する断面における前記光拡散性粒子の最大断面積と同一の面積を有する円の半径をPrとし、前記複数の突出部のうちの隣り合う二つの突出部の間に形成された溝の深さをGdとした場合、次の関係が満たされる、7〜10のいずれか一項に記載の異方性光拡散フィルム。
Pr−((Pr)/(21/2)) ≦ Gd - 請求項1〜11のいずれか一項に記載された異方性光拡散フィルムを備える面光源装置。
- 請求項12に記載された面光源装置を備える表示装置。
- 請求項1〜11のいずれか一項に記載された異方性光拡散フィルムを備える表示装置。
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