JP2012198294A - 画像形成システムおよび後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の用紙に対して効率的に品質の高い折り処理を施す。
【解決手段】画像形成システムは、画像形成装置から排出された用紙に中折り目を付ける折り機構と、中折り目が付けられた用紙を後段処理部へ搬送する通常搬送機構と、中折り目が付けられた用紙を表裏反転して折り機構へ再搬送する反転搬送機構と、複数ページ分の画像を形成する際に、ページ単位の画像形成順序を、当該画像形成に使用する用紙に対して定められた中折り処理を行なうべき回数に応じて設定する画像形成制御部と、設定された画像形成順序で複数ページ分の画像を形成する画像形成部と、複数ページ分の画像形成に使用された用紙を後処理装置へ排出する排紙機構と、画像形成装置から排出された用紙に対して前記回数の中折り処理を行なって前記後段処理部へ搬送するように、前記通常搬送機構および前記反転搬送機構を制御する搬送制御部とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像が形成された用紙に加工を施す後処理装置およびそれを有する画像形成システムに関する。
MFP(Multi Function Peripheral)やオンデマンド印刷機といった画像形成装置とそれに連結される一つまたは複数の後処理装置(フィニッシャ)とを有する画像形成システムが実用化されている。後処理装置は、パンチ穿孔、ステープル止め、折り、糊付け製本、裁断などの各種の後処理(加工)の一つまたは複数を行なう。画像形成システムは、その用途に応じた機能をもつ画像形成装置および後処理装置を備える。例えば、小冊子の作成に利用される画像形成システムは、印刷用のシート(以下、用紙という)の表裏に計4ページの画像を形成する小冊子モードを有した画像形成装置と、用紙を二つに折る“中折り”および用紙の束を折り目の位置でステープル止めする“中綴じ”が可能な後処理装置とで構成される。中折りが可能な後処理装置と中綴じが可能な後処理装置と組み合わせて用いる場合もある。
中折りに関して、特許文献1では、複数枚の用紙を積層して用紙束とした状態で一括に折る場合に、良好な折り状態を得るために、用紙の折り目となる位置を一方向から押す折り動作を、枚数が少ないときは1回行ない、枚数が多いときは2回行うことが提案されている。特許文献2では、折り易さに影響する用紙のすき目の方向に応じて、折り動作の回数を制御することが提案されている。また、特許文献3では、用紙束の状態での中折りに先立って1枚または少数枚ごとに用紙を中折りする中綴じ機が開示されている。2段階の中折りによって、折り目部の膨らみが少ない高品位の冊子を作成することができる旨の記載が同文献にある。
一方、デジタル式の画像形成装置の機能として、複数ページのドキュメントのプリントに際して、各ページの画像をページ番号順ではない順序で形成する機能が知られている。例えば、上述の小冊子モードでは、ページ番号の連続する二つのページが1枚の用紙の表と裏とに分かれる順序で印刷される。特許文献4では、カラーのページとモノクロのページとが混在する場合に、カラーのページを連続して形成した後にモノクロのページを連続して形成する順序変更が提案されている。
特開平9−183567号公報 特開2008−174383号公報 特開2010−70292号公報 特開2008−292644号公報
折り処理を経た用紙の状態の良否に紙種が影響する。一般に坪量の大きい用紙では鋭い折り目がつきにくく、折ったときに紙面の折り目付近が厚さ方向に湾曲する。この湾曲による厚みの膨らみは、用紙を収容する寸法の限られた空間の収容可能枚数(積層性)を低減させる。所定枚数の用紙を収容空間に排出できなかったり、収容空間から溢れ出たりすれば、後処理が中断してしまう。
上述の特許文献1,2の先行技術のように用紙束に対して同じ折り処理を繰り返す手法では、折り目付近の厚みの膨らみを十分に低減するのは難しい。また、紙種の異なる複数の用紙を使用する画像形成に際して、用紙束の中の最も折り目のつきにくい紙種に合わせて折り処理の回数を設定することになり、折り易い用紙を無駄に多く折ることになる。
本発明は、このような事情に鑑み、複数の用紙に対して効率的に品質の高い折り処理を施すことが可能な画像形成システムの提供を目的としている。
上記目的を達成する画像形成システムは画像形成装置と後処理装置とを有する。前記後処理装置は、前記画像形成装置から排出された用紙に中折り目を付ける折り機構と、前記折り機構によって中折り目が付けられた用紙を後段処理部へ搬送する通常搬送機構と、前記折り機構によって中折り目が付けられた用紙を表裏反転して前記折り機構へ再搬送する反転搬送機構と、を備える。前記画像形成装置は、複数ページ分の画像を形成する際に、ページ単位の画像形成順序を、当該画像形成に使用する用紙に対して定められた前記折り機構による中折り処理を行なうべき回数に応じて設定する画像形成制御部と、前記画像形成制御部によって設定された画像形成順序で前記複数ページ分の画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部による前記複数ページ分の画像形成に使用された用紙を前記後処理装置へ排出する排紙機構と、を備える。前記画像形成装置および前記後処理装置のいずれかは、前記画像形成装置から排出された用紙に対して前記回数の中折り処理を行なって前記後段処理部へ搬送するように、前記通常搬送機構および前記反転搬送機構を制御する搬送制御部を備える。
本発明によれば、一つの紙面について谷折りおよび山折りの両方を行なうか片方のみを行なうかを用紙の紙種に応じて切替えることによって、無駄に多く折ることなく紙種にかかわらず高品質の折り処理結果を得ることができる。加えて、画像形成の順序を入れ替えることによって、複数の用紙に対する折り処理の迅速化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムに含まれる後処理装置の構成を示す図である。 画像形成システムにおける折り処理に関わる構成要素を示すブロック図である。 一つの紙面について谷折りおよび山折りの両方を行なう場合の用紙搬送の要領を示す図である。 一つの紙面について谷折りのみを行なう場合の用紙搬送の要領を示す図である。 後処理装置における二つの搬送形態と画像形成装置における画像形成順序との関係の一例を示す図である。 画像形成順序の変更による用紙搬送機構の簡素化の説明図である。 用紙の紙種を指定する操作のための操作画面の一例を示す図である。 画像形成装置において記憶される折り回数情報を示す図である。 紙種を指定する操作に呼応して実行される搬送設定処理の流れを示す図である。
図1に例示される画像形成システム1は、画像形成装置2と後処理装置3とを有する。画像形成装置2は、コピーおよびネットワークプリンティングを含む多様な用途をもつ、MFP(Multifunction Peripheral)または複合機と呼ばれる情報機器である。画像形成装置1は、電子写真法によってカラーまたはモノクロの画像を形成するタンデム式のプリンタエンジン24を備えている。後処理装置3は、画像形成装置2に連結可能なフィニッシャであり、冊子を作成するための次のような機構を有している。
画像形成装置2に連結された状態の後処理装置3は、画像形成装置2から排出される画像の形成された用紙Pを受け取る。用紙Pは、搬送ローラ対41によって搬送路R1上の折り機構32へ搬入される。折り機構32は、用紙Pを挟み込むローラ対321と薄い板をローラ対321のニップへ向けて突き出すチョッパユニット322とを有し、用紙Pにその搬送方向と直交する折り目を付ける。その際、折り目が用紙Pにおける搬送方向の中央に位置する中折り目となるように動作のタイミングが設定されている。折り機構32は、用紙Pを二つ折り状態にはせず、中折り目が付く程度に用紙Pを挟み込んだ後、適時にローラ対321の回転を反転させて用紙Pを平坦に近い状態に戻す。図示において用紙Pの上面に注目すると、折り機構32による折りの形式は谷折りである。中折り目が付けられた用紙Pは、搬送ローラ対42の近傍の案内爪44の状態に応じて、搬送路R1を通って後段処理部38へ搬送され、または図中で太い破線矢印で示される反転搬送路R2の一部であるスイッチバック路R2aにいったん搬入される。反転搬送路R2は、後処理装置3の特徴的な要素であって、用紙Pに対して単一の折り機構32によって表裏両面の折り処理(各面は谷折りおよび山折りを受ける)を施すために設けられている。表裏両面の折り処理については後述する。
搬送路R1を通って後段処理部38へ搬送された用紙Pは、用紙の積み重ねのための一時収容空間S1に収容され、その際にストッパ55によって搬送方向に位置決めされる。一時収容空間S1には冊子を構成することになる複数の用紙(用紙Pを含む)が搬送順に収容される。図では、複数の用紙が重なった用紙束PGが描かれている。後段処理部38は、用紙束PGの折り目方向の端縁を揃える図示しない整合機構、整合された用紙束PGを中綴じするためのステープル機構52、および用紙束PGを中折りする折り機構54を有している。ステープル機構52および折り機構54によって作成された冊子PGbは、冊子受取り用トレイ58に排出される。ユーザが中折り不要の動作を指定した場合には、用紙Pは排紙トレイ59に排出される。
図2は画像形成システム1における折り処理に関わる構成要素を示している。
画像形成装置2は、画像形成システム1の制御を統括するメインコントローラ21、および画像形成動作の制御を受け持つプリンタコントローラ27を有する。メインコントローラ21は、操作パネル20によるユーザの指示および通信インタフェース28を介して通信する外部機器からの動作要求に応じて所定の制御を行なう。メインコントローラ21は、制御プログラムや各種アプリケーションを実行するコンピュータとしてのCPU(central processing unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)およびプログラム実行のワークエリアとされるRAM(Random Access Memory)を有している。MFPである画像形成装置1に与えられる各種のジョブのうちのプリンタエンジン24を使用する印刷ジョブにおいて、メインコントローラ21はプリンタコントローラ27にプリンタエンジン24の制御およびプリンタエンジン24に適した印刷用のデータの生成を指示する。印刷ジョブとしては、印刷すべき内容がページ記述言語(Page Description Language :PDL)で記述されたネットワークプリンティングジョブ、イメージスキャナ22を使用するコピージョブ、および内蔵ストレージ29であるハードディスクドライブに保存されているドキュメントを印刷するジョブなどがある。
プリンタコントローラ27は、与えられた印刷ジョブに応じて、プリンタエンジン24、給紙機構25および排紙機構26を制御する。また、プリンタコントローラ27は、後処理装置3に備わるフィニッシャコントローラ30と連携して、印刷ジョブにおいて指定された後処理を実現する。給紙機構25は、所定の紙種の用紙の供給源である図示しない用紙スタッカおよび手差し給紙トレイを含み、指定された用紙を供給源から画像形成部であるプリンタエンジン24へ給紙する。排紙機構26は、プリンタエンジン24によって画像が形成された用紙を後処理装置3へ排出する。
複数ページの画像形成を要求する印刷ジョブが与えられた場合、画像形成に使用する単一または複数の用紙の表面(第1面)および裏面(第2面)にどのページを形成するかを決めるページ単位の画像形成順序の設定が行なわれる。本実施形態では、この設定を行なう画像形成制御部としての機能をプリンタコントローラ27が有する。一般に、等倍の片面印刷における画像形成順序はページ番号順(原画像データのページの配列順)とされる。しかし、両面印刷では、等倍であっても、必ずしもページ番号順に画像が形成されるとは限らない。反転給紙機構の構成や搬送路長と用紙サイズとの関係によっては、迅速化のために複数の用紙に対する片面の印刷を続けて行なった後に残りの片面の印刷を行なう場合がある。ただし、この場合、順に排紙される用紙をみると、ページの順序は2ページ分ずつのページ番号順である。
画像形成装置2には、画像形成順序がページ番号順と大きく変わる印刷モードである小冊子モードが設けられている。片面に2ページを印刷する典型的な小冊子モードでは、簡単な例として総ページ数が4の倍数であるとすると、通常は1枚目の用紙の第1面に先頭ページと最終ページとを印刷し、第2面に第2ページと最終の一つ前のページとを印刷する画像形成順序(これを「標準順序」と呼称する)が設定される。プリンタコントローラ27は小冊子モードにおいて常にこのような通常順序を設定するのではなく、使用する用紙に対して定められた中折り処理を行なうべき回数に応じて画像形成順序を設定する。中折り処理を行なうべき回数は用紙の紙種の選択肢ごとに決められているので、小冊子モードにおける画像形成順序の設定は、ユーザによる紙種の指定に応じて行なわれることになる。
小冊子モードの画像形成を要求する印刷ジョブが与えられた場合、中折り処理を行なうべき回数はプリンタコントローラ27からフィニッシャコントローラ30へ通知される。フィニッシャコントローラ30は、搬送制御部として、用紙に対して通知された回数の中折り処理を行なって後段処理部38へ搬送するように、通常搬送機構34および反転搬送機構36を制御する。通常搬送機構34は、図1に示される搬送ローラ41から折り機構32と搬送ローラ42と後段処理部38内の搬送ローラ51を経て一時収容空間S1に至る搬送路R1を通過するように用紙を搬送する。反転搬送機構36は、反転搬送路R2上の搬送ローラ45,46および案内爪43,44を用いて、折り機構32によって中折り目が付けられた用紙を表裏反転して折り機構32へ再搬送する。
以下、画像形成システム1の折り処理に関わる動作をさらに詳しく説明する。
図3は一つの紙面について谷折りおよび山折りの両方を行なう表裏両面の折り処理のための用紙搬送の要領を示している。図3(A)では搬送路R1上の用紙Pが折り機構32に向かっている。図3(B)のように折り機構32によって用紙P1の上向きの面に対して谷折りとなる折り処理が施された後、図3(C)のように反転搬送路R2のスイッチバック路R2aに用紙Pがいったん収容される。搬送ローラ対45の反転によってスイッチバックされた用紙P1は、図3(D)のように案内爪43に案内されて反転搬送路R2内を進む。それによって表裏反転した用紙P1は、反転搬送路R2の終端付近の搬送ローラ対46を経て搬送路R1に戻り、折り機構32に再搬入される。そして、図3(E)のように折り機構32によって用紙P1の上向き面に対して谷折りで下向きの面に対して山折りとなる2回目の折り処理が施される。その後、図3(F)のように案内爪44に案内されて用紙Pは搬送路R1をその終端に向かって進む。このような一連の搬送のうちの図3(B)〜(E)の表裏反転搬送を繰り返せば、用紙Pに対して4回以上の偶数回の折り処理を施すことができる。
図4は一つの紙面について谷折りのみを行なう場合の用紙搬送の要領を示している。図4(A)では搬送路R1上の用紙Pが折り機構32に向かっている。図4(B)のように折り機構32によって用紙P1の上向きの面に対して谷折りとなる折り処理が施された後、図4(C)のように案内爪44に案内されて用紙Pは搬送路R1をその終端に向かって進む。この図4のような搬送と上述の図3(B)〜(E)の表裏反転搬送とを組み合わせて行えば、用紙Pに対して3回以上の奇数回の折り処理を施すことができる。
図5は後処理装置3における二つの搬送形態と画像形成装置2における画像形成順序との関係の一例を示している。ここでは、12ページを4ページずつ3枚の用紙に印刷して左開き(左方へページをめくる形式)の冊子を作成する小冊子モードの動作が想定されている。画像形成装置2の小冊子モードにおいて、ユーザは、冊子の表紙(カバー)となる1枚目の用紙として、二つ折り状態の表紙の内側に重なる2枚目以降の用紙とは紙種が異なる用紙を指定することができる。表紙を含めて全て同じ紙種の用紙を指定することもできる。紙種を異ならせる典型例は、冊子の見栄えを良くするために表紙のみを光沢紙や厚紙といった比較的に丈夫な用紙とする場合である。
図5(A)の例示では、全ての用紙が同じ紙種の普通紙であり、全ての用紙P1,P2,P3に対して折り機構32による折り処理が1回ずつ行なわれる。この場合、各用紙P1,P2,P3の折り処理の回数が奇数であるので、画像形成順序は上述の標準順序である。すなわち、画像形成装置2での排出順における1枚目の用紙P1の第1面(1面目)に最終のページ(12)と先頭のページ(1)とが印刷される(括弧内の数字がページ番号を表す)。左開きであるので、紙面の左半部にページ(12)が、右半部にページ(1)が配置される。1枚目の用紙P1の第2面(2面目)にはページ(2)とページ(11)とが印刷される。2枚目の用紙P2の第1面(3面目)にはページ(10)とページ(3)とが印刷され、第2面(4面目)にはページ(4)とページ(9)とが印刷される。最後の3枚目の用紙P3の第1面(5面目)にはページ(8)とページ(5)とが印刷され、第2面(6面目)にはページ(6)とページ(7)とが印刷される。
このような順序で所定のページが印刷された用紙P1,P2,P3は、それぞれの第1面を下方に向けるフェースダウン形式で画像形成装置2から後処理装置3に搬入される。例示では左開きであるので、第1面が山折りとなるように用紙P1,P2,P3に対して順に折り機構32による折り処理が施される。中折り目が付けられた用紙P1,P2,P3は搬送順に積み重ねられて用紙束PG2を構成する。
図5(B)の例示では、表紙となる1枚目の用紙P1bが厚紙であり、他の用紙P2,P3は普通紙である。1枚目の用紙P1bに対して折り機構32による折り処理が2回行なわれ、2枚目以降の用紙P2,P3に対して折り機構32による折り処理が1回ずつ行なわれる。この場合、用紙P1,P2,P3の折り処理の回数として偶数と奇数とがあり、全て奇数である場合とは異なる。この場合、画像形成順序は標準順序の一部を変更した順序とされる。すなわち、1枚目の用紙P1の第1面(1面目)にページ(2)とページ(11)とが印刷され、第2面(2面目)に最終のページ(12)と先頭のページ(1)とが印刷される。2枚目以降の用紙P2,P3については、標準順序と同じ順序で該当ページが印刷される。
このような順序で所定のページが印刷された用紙P1b,P2,P3は、それぞれの第1面を下方に向けるフェースダウン形式で画像形成装置2から後処理装置3に順に搬入される。1枚目の用紙P1bに対して、第1面が山折りとなる折り処理が折り機構32によって施され、続けてスイッチバックを含む表裏反転搬送が行なわれ、第1面が谷折りとなる2回目の折り処理が折り機構32によって施される。その後、後続の用紙P1,P2に対して第1面が山折りと折り処理が1回ずつ折り機構32によって施される。中折り目が付けられた用紙P1b,P2,P3は搬送順に積み重ねられて用紙束PG3を構成する。画像形成順序が適切に設定されたことによって、用紙束PG3における計12個のページの配置は図5(A)の用紙束PG2における配置と同一になっている。
図6で示されるように、画像形成順序の変更によって用紙搬送機構を簡素化することができる。仮に、表紙となる用紙P1bのみに対して2回の折り処理を行なうにもかかわらず画像形成順序を標準順序のまま変更せずに用紙P1bに4ページが印刷され、その用紙P1bに対して図6(A)のようにページ(1)とページ(12)が印刷された第1面が下面となるフェースダウン状態で1回目の折り処理を行なわれたとする。そして、表裏反転して用紙P1bを折り処理位置へ戻したとする。さらに図6(B)のように第1面が上面となった状態で2回目の折り処理を行なわれたとする。そうすると、表裏の向きを積み重ねに適するようにするには、2回目の折り処理を経た用紙P1bを再び表裏反転する必要がある。反転搬送路R2を用いて空送りすれば、その間は後続の用紙に対して折り処理を行なうことができず、後続の用紙を長く待機させなければならない。そこで、反転搬送路R2のスイッチバック路R2aを表裏反転に用いることが考えられる。しかし、スイッチバックさせた用紙P1bを搬送路R1へ導く第3の搬送路R3が必要となる。また、用紙P1bのほぼ全体を収容することができるように、スイッチバック路R2aを延長する必要もある。つまり、画像形成順序を変更せずに表裏両面の折り処理を施そうとすると、後処理装置3の用紙搬送機構の構成要素が増える。加えて、表裏反転の回数の増加に伴って必然的に後処理の所要時間が延びる。言い換えれば、折り目を良好にする表裏両面の折り処理を施すにあたって、画像形成段階での順序変更によって後処理装置3の小型化、低価格化を図ることができ、かつ後処理の迅速化を図ることができる。
画像形成システム1のユーザは、画像形成装置2に備え付けられた操作パネル20、またはネットワークを介して画像形成装置2にアクセスするパーソナルコンピュータのような情報機器上のユーザインタフェースを用いて、所望の機能を選択したり動作設定の内容を指定したりすることができる。
図7は操作パネル20におけるタッチパネルによって表示される、用紙の紙種を指定する操作のための操作画面の一例を示している。図7(A)において、コピー機能に関わる設定の初期画面である操作画面Q12には、小冊子モードを選択するための項目選択キー53が配置されている。ユーザが項目選択キー53にタッチすると、操作画面Q12のポップアップ表示領域内に詳細設定のためのウィンドウQ21がポップアップ表示される。このとき、選択された項目の項目選択キー53の下地色は非選択の項目に対応する他の項目選択キーの下地色と異なる色に変更される。
ウィンドウQ21は、冊子の開き方向を指定するための項目選択キー74および表紙の紙種を指定するための項目選択キー75を含む複数の操作キーを有する。例えば、ユーザが項目選択キー75をタッチすると、図7(B)のようにウィンドウQ31がウィンドウQ21に部分的に重ねてポップアップ表示される。ウィンドウQ31は選択肢とされた複数の紙種にそれぞれ対応する複数の選択キーを有している。ユーザはウィンドウQ31において所望の紙種を表紙について指定することができる。なお、冊子の作成に使用する表紙以外の用紙の紙種については、例えば操作画面Q12における項目「用紙」に対応した項目選択キー52をタッチしたときに表示されるウィンドウによって指定することができる。
画像形成システム1の仕様で選択肢とされている複数の紙種が折り加工の容易性の観点でグループ分けされ、各グループにに対して折り機構32による折り処理を行なうべき回数が予め定められている。図8は画像形成装置2が折り回数情報として記憶するテーブルT1の例を示している。テーブルT1では、紙種のグループごとに、折り回数および用紙間ウェイトなどの搬送制御に必要なデータが格納されている。例示において、普通紙については折り回数が1とされ、厚紙1については折り回数が2とされ、厚紙2については折り回数が3とされている。
ユーザが小冊子モードを選択して表紙の紙種を指定すると、画像形成装置2において図9に示される制御設定処理が例えばメインコントローラ21によって実行される。メインコントローラ21は指定された紙種がどのグループに該当するかをチェックし(S101)、テーブルT1から該当するグループのデータを読み出して画像形成および後処理のための制御内容を設定する。指定された紙種がグループ「普通紙」に該当すれば、ステップS102の普通紙処理が実行される。普通紙処理では、画像形成順序を標準順序とすること、および全ての1回ずつ折り処理を加えることが設定される。指定された紙種がグループ「厚紙1」に該当すれば、ステップS103の厚紙1処理が実行される。厚紙1処理では、画像形成順序を標準順序でない適切な順序とすること、および表紙には2回で他の用紙には1回ずつ折り処理を加えることが設定される。指定された紙種がグループ「厚紙2」に該当すれば、ステップS104の厚紙2処理が実行される。厚紙2処理では、画像形成順序を標準順序でない適切な順序とすること、および表紙には3回で他の用紙には1回ずつ折り処理を加えることが設定される。制御設定処理において設定された内容はプリンタコントローラ27およびフィニッシャコントローラ30による制御に適用される。
以上の実施形態において、画像形成装置2および後処理装置3の構成は例示に限定されない。例えば後処理装置3は、折り機構32の上流または下流にパンチ穿孔機構や平綴じ機構といった他の後処理機構を有するものであってよい。搬送路R1および反転搬送路R2の形状や長さは装置構成に応じて適宜選定されるべきものである。また、後処理装置3は、画像形成装置2と連携するオンライン動作だけでなく、用紙スタッカにセットされた用紙を加工するオフライン動作が可能なものであってもよい。
後処理装置3の通常搬送機構34および反転搬送機構36を制御する搬送制御手段を必ずしも後処理装置3内に設ける必要はなく、画像形成装置2に設けてもよい。
小冊子モードにおいて、用紙1枚あたりの最大ページの数は4に限らず、4の倍数であればよい。画像形成順序の設定は、1枚あたりの最大ページ数および開き方向に応じて行なえばよい。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
3 後処理装置
32 折り機構
34 通常搬送機構
36 反転搬送機構
P,P1,P1b,P2,P3 用紙
24 プリンタエンジン(画像形成部)
27 プリンタコントローラ(画像形成制御部)
26 排紙機構
30 フィニッシャコントローラ(搬送制御部)
T1 テーブル(折り回数情報)

Claims (5)

  1. 画像形成装置と後処理装置とを有する画像形成システムであって、
    前記後処理装置は、
    前記画像形成装置から排出された用紙に中折り目を付ける折り機構と、
    前記折り機構によって中折り目が付けられた用紙を後段処理部へ搬送する通常搬送機構と、
    前記折り機構によって中折り目が付けられた用紙を表裏反転して前記折り機構へ再搬送する反転搬送機構と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    複数ページ分の画像を形成する際に、当該画像形成に使用する用紙に対して定められた前記折り機構による中折り処理を行なうべき回数に応じて、ページ単位の画像形成順序を設定する画像形成制御部と、
    前記画像形成制御部によって設定された画像形成順序で前記複数ページ分の画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部による前記複数ページ分の画像形成に使用された用紙を前記後処理装置へ排出する排紙機構と、を備え、
    前記画像形成装置および前記後処理装置のいずれかは、前記画像形成装置から排出された用紙に対して前記回数の中折り処理を行なって前記後段処理部へ搬送するように、前記通常搬送機構および前記反転搬送機構を制御する搬送制御部を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成制御部は、前記複数ページ分の画像の形成に複数の用紙を使用する場合において、当該複数の用紙に対してそれぞれ前記回数として定められた複数の数値のうちの少なくとも一つが偶数であるときと、前記複数の数値の全てが奇数であるときとで、異なる順序を前記画像形成順序として設定する
    請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記画像形成装置は、複数の紙種のそれぞれに対して定められた前記回数を示す折り回数情報を記憶しており、
    前記画像形成制御部は、前記折り回数情報における当該画像形成システムのユーザによって指定された用紙の紙種に該当する前記回数に応じて、前記画像形成順序を設定する
    請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、複数の用紙を使用して複数ページ分の画像の形成する画像形成モードであって、ユーザが1枚目の用紙に対して2枚目以降の用紙の紙種とは異なる紙種を指定することのできる冊子モードを有する
    請求項3記載の画像形成システム。
  5. 画像が形成された用紙に加工を施す後処理装置であって、
    前記用紙に中折り目を付ける折り機構と、
    前記折り機構によって中折り目が付けられた用紙を後段処理部へ搬送する通常搬送機構と、
    前記折り機構によって中折り目が付けられた用紙を表裏反転して前記折り機構へ再搬送する反転搬送機構と、
    予め前記用紙に対して定められた前記折り機構による中折り処理を行なうべき回数に応じて、前記用紙に対して当該回数の中折り処理を行なって前記後段処理部へ搬送するように、前記通常搬送機構および前記反転搬送機構を制御する搬送制御部と、を備える
    ことを特徴とする後処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021115774A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 セイコーエプソン株式会社 印刷装置及びその制御方法

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