JP2012197740A - 軸流送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造の変更で軸流送風機の騒音を低減することのできる軸流送風機を提供することを課題とする。
【解決手段】 軸流送風機10は、回転して空気流を発生させる動翼16と、動翼が収容されたケーシング12と、ケーシング12の内面に突起又は段差を形成するアダプタ20とを有する。アダプタ20は、ケーシング12の内面12aに嵌合する嵌合部20aと、嵌合部の一端側に形成され、ケーシング12の軸方向に垂直な方向に延在するストッパ部20bとを有する。
【選択図】 図3

Description

実施形態は軸流送風機に関する。
電子機器の冷却用として軸流送風機が用いられることが多い。電子機器に組み込まれる部品の発熱量は増大傾向にあり、軸流送風機の冷却効果を高める必要がある。冷却効果を高めるために、軸流送風機の回転数を高めたり、複数の軸流送風機を軸方向に重ねて配置し、高風圧化することが提案されている。
このような軸流送風機が作動する際に発生する作動音は、回転数比の5〜6乗に比例して増大することが知られている。したがって、軸流送風機の回転数を増大すると、作動音も増大することとなる。
ここで、電子機器が一般オフィスや家庭で使用されると、電子機器内の軸流送風機の作動音が騒音となって問題となることがあり、軸流送風機の作動音を低減することが求められている。そこで、軸流送風機を二重反転式として動翼や静止翼の形状を工夫することにより作動音を低減することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4128194号公報
軸流送風機は、設計段階において目標動作点が設定されており、目標動作点は組み込まれる機器のシステムインピーダンスに合わせて設定される。目標動作点は、軸流送風機が組み込まれる機器のシステムインピーダンスと、送風機の静圧−風量特性との交点として求められる作動条件である。軸流送風機が目標動作点で作動しているときは、空力性能が最も高い状態で作動する。そこで、軸流送風機が目標動作点で作動しているときに作動音が小さくなるような軸流送風機を用いることで、作動音がなるべく低くなるようにしている。
ところが、実際に軸流送風機を機器に組み込んだ際に機器のシステムインピーダンスが多少異なっていたりした場合、軸流送風機の実際の動作点が目標動作点からずれてしまう。この結果、軸流送風機の作動音が増大するおそれがある。軸流送風機の動作点を実際の機器のシステムインピーダンスに合わせるように軸流送風機の構造を変更することで調整することができる。例えば動翼や静翼の形状を変更することで、目標動作点をずらすことができる。
しかし、軸流送風機の動翼や静翼の形状を機器のシステムインピーダンスに合わせて変更するためには、形状の異なる動翼や静翼を構成するケーシングを多数準備しておき、動翼や静翼の形状が異なる軸流送風機を機器に組み込みながら調整する必要がある。この作業には時間がかかりその分のコストが増大してしまう。また、形状の異なる動翼や静翼を準備しておくには、動翼やケーシングを成形するための金型を数多く準備する必要があり、多大なコストがかかってしまう。
そこで、簡単な構造の変更で軸流送風機の騒音を低減することのできる技術の開発が望まれている。
一実施形態によれば、回転して空気流を発生させる動翼と、前記動翼が収容されたケーシングと、前記ケーシングの内面に嵌合する嵌合部を有し、前記ケーシングの内面に突起又は段差を形成し、前記ケーシングに着脱自在なアダプタとを有する軸流送風機が提供される。
アダプタはケーシングに着脱自在である。機器毎に送風機本体を変更する必要が無く、各機器に最適なアダプタを選択することで騒音低減が図れるため、低コスト化が図れる。
乱流発生段差が設けられた軸流送風機の断面図である。 アダプタを軸流送風機に組み込む前の状態を示す断面図である。 アダプタを組み込んだ後の軸流送風機の断面図である。 アダプタを軸流送風機に組み込む前の状態を示す斜視図である。 アダプタの嵌合部の先端形状を示す図である。 アダプタを軸流送風機の開放側から組み込む前の状態を示す断面図である。 図6に示すアダプタを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 スリットを設けたアダプタを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 傾斜したスリットを設けたアダプタを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 フィンガーガードが設けられたアダプタの側面図である。 軸流送風機に組み込むアダプタの選定手順のフローチャートである。 目標動作点が風量0.45m/min、静圧300Paとなるように設計された二重反転式軸流送風機に対して、目標動作点を変えずに、4種類の乱流発生用段差を形成した場合の作動音(騒音)と静圧−風量特性を示す図である。 目標動作点が風量0.45m/min、静圧300Paとなるように設計された二重反転式軸流送風機を、風量0.4m/min及び静圧320Paの目標動作点に変更した場合において、4種類の乱流発生用段差を形成した場合の作動音(騒音)と静圧−風量特性を示す図である。
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
本発明者は、軸流送風機のケーシングの内面に突起や段差を設けることにより、ケーシング内を流れる空気に乱流を発生させると、作動音を低減することができることを見いだした。図1は乱流発生段差が設けられた軸流送風機の断面図である。
図1において、円筒状のケーシング2の内部に静翼4と動翼6が設けられている。動翼6が回転することで図1の矢印方向の空気流が発生する。
図1に示す軸流送風機おいて、通常は円筒状の内面であるケーシング2の内面2aに段差(又は突起)が設けられている。この段差がケーシング2内を流れる空気に乱流を生じさせる。これにより、軸流送風機の静圧−風量特性が変化し、作動音を低減することができる。突起又は段差の部分に空気流がぶつかって乱流が発生し、乱流内で動翼6が回転することで軸流送風機の静圧−風量特性が変化し、作動音が変化(低減)するものと考えられる。
このように乱流を発生させるための突起や段差は、ケーシング2の内面2aに突起や段差ができるようにケーシング2を成形することで設けることができる。しかし、突起や段差をケーシング2の一部として成形した場合、突起の形状や段差の高さ等を変更するためには、ケーシング2全体を交換しなければならない。そこで、本発明者は、ケーシング2の内面2aは従来のままの円筒形状し、ケーシング2の内面2aにアダプタを取り付けて突起又は段差を設けることを考えた。
図2は段差を設けるためのアダプタを軸流送風機に組み込む前の状態を示す断面図であり、図3はアダプタを組み込んだ後の軸流送風機の断面図である。図4はアダプタを軸流送風機に組み込む前の状態を示す斜視図である。
図2乃至図4に示す軸流送風機10は、円筒状のケーシング12の内面に支持部14が取り付けられ、支持部14の中央部分に動翼16の軸が支持された構造である。動翼16が回転すると図中矢印の方向に空気流が発生する。
図2乃至図4に示す構造では、アダプタ20は支持部14の側からケーシング12の内面12aに嵌め込まれる。アダプタ20は、ケーシング12の内面12aに嵌め込まれる円筒状の嵌合部20aと、嵌合部20aの一端側で嵌合部20aに対して垂直に延在するストッパ部20bとを有する。ストッパ部20bは、軸流送風機10の一端側のフランジ部10aとほぼ同じ形状であり、フランジ部10aに差し込まれるピン10bが挿入されるピン孔20cを有している。また、嵌合部20aは、支持部14をケーシングに固定する部分を避けるための切り欠き20dが設けられている。
図3に示すようにアダプタ20の嵌合部20aをケーシング12の内面12aに嵌め込むと、ストッパ部20bは軸流送風機10のフランジ部10aに突き当たる。この状態で嵌合部20aの先端は動翼16の近傍に位置することとなり、嵌合部20aの先端部分により段差が形成される。この段差により動翼16の近傍に乱流を発生させる。
嵌合部20aの先端の位置はストッパ部20bが軸流送風機10のフランジ部10aに突き当たったときの位置であり、嵌合部20aの一端側にストッパ部20bを設けることにより、ケーシング12内での嵌合部20aの先端を精度よく位置決めすることができる。すなわち、ストッパ部20bが軸流送風機10のフランジ部10aに突き当たるまで嵌合部20aをケーシング12に挿入するだけで、嵌合部20aの先端を精度よく位置決めすることができ、ケーシング12の内面12aの精確な位置に段差を形成することができる。
段差の高さ及び形状は図2、図3に示す高さ及び形状に限られず、乱流の発生具合をみながら変更することができる。段差の高さはアダプタ20の嵌合部20aの厚みに相当するので、嵌合部20aの厚みを変更することで段差の高さを調整することができる。また、段差の形状は、嵌合部20aの先端の形状に相当するので、嵌合部20aの先端部を図5(a)に示すように傾斜面としたり、図5(b)に示すように湾曲面とすることで、段差の形状を変更することができる。
図2、図3に示すアダプタ20は、軸流送風機10の支持部形成側からケーシング12に挿入するような形状となっているが、アダプタ20を反対側からケーシング12に挿入するような形状としてもよい。
図6はアダプタ20を軸流送風機10の開放側からケーシング12に挿入する状態を示す断面図である。図6に示すアダプタ20Aは、開放側(空気が流入する側)から挿入するような形状となっている。具体的には、ケーシング12の内面12aに嵌合する嵌合部20Aaは、図2及び図3に示すアダプタ20の嵌合部20aより短くなっている。軸流送風機10の開放側には支持部が設けられていないので、その分だけ嵌合部20Aaの長さを短くして嵌合部20Aaの先端部が動翼16の近傍の所定の位置となるようにしている。また、嵌合部20Aaを挿入するときには、支持部14を通過させる必要が無いため、嵌合部20Aaに切り欠きを設ける必要は無く、円筒状のままでよい。
図7はアダプタ20Aを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。アダプタ20Aは、アダプタ20と同様にストッパ部20Abを有しており、嵌合部20Aaをケーシング12に挿入する際に、ストッパ部がケーシング12の開放側端部に当接することで、嵌合部20Aaの先端部が所定の位置に配置される。
図8は、図2、図3に示すアダプタの変形例であるアダプタ20Bを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。アダプタ20Bの嵌合部20Baはアダプタ20と同様に支持部14を通過するための切り欠き20dを有しているが、切り欠き20d以外にも切り欠き20dと同様な形状のスリット20Beが設けられている。したがって、アダプタ20Bの嵌合部20Baは、ストッパ部20Bbから延在する複数の短冊部20Bfにより形成されている。
ここで、動翼16の回転によりケーシング12の内面12aの付近に空気の旋回流が生じることがある。この場合、図8に示すアダプタ20Bのように軸方向に延在するスリット20Beにより短冊部20Bfが形成されていると、旋回流が短冊部20Bfと干渉して騒音の発生源となるおそれがある。そこで、図9に示すように、軸方向に対して傾斜したスリット20Cfを設けて傾斜した短冊部20Cfを形成してもよい。短冊部20Cfの傾斜角度は、動翼16の回転により発生する螺旋状の旋回流の角度に基づいて決定することで、旋回流と短冊部20Cfとの干渉を抑制することができ、旋回流に起因する騒音を抑制することができる。
なお、図10に示すように、上述のアダプタ(例えばアダプタ20A)に対して、指が軸流送風機に入らないようにするフィンガーガード30を設けることにより、アダプタにフィンガーガード機能を持たせることとしてもよい。
次に、軸流送風機に組み込むアダプタの選定手順について、図11を参照しながら説明する。図11は軸流送風機に組み込むアダプタの選定手順のフローチャートである。
まず、機器に組み込む軸流送風機の特性を求め(S1)、且つ機器のシステムインピーダンス(機器内の空気流に対する抵抗損失)を求める(S2)。そして、軸流送風機の特性と機器のインピーダンスとにより、軸流送風機が機械に組み込まれた際に軸流送風機が動作する動作点を求め、その動作点における軸流送風機の作動音(騒音)を求める(S3)。次に、S3で求めた作動音が許容値以下あるか否かを判定し(S4)、作動音が許容値以下である場合は、作動音(騒音)を改善する必要は無いとして、その軸流送風機はそのまま完成品とする(S5)。一方、作動音が許容値を超えている場合は、作動音(騒音)を改善する必要があるとして、乱流発生用突起又は段差を形成する(S7)。このとき、乱流発生用突起又は段差を形成するためのアダプタを予め準備しておく(S6)。アダプタを軸流送風機にアダプタを取り付けたら、軸流送風機を機器に組み込んで作動音(騒音)を確認し、作動音(騒音)が許容値以下であったらそのアダプタを組み込んだ軸流送風機を完成品とする(S5)。
以上のアダプタの選定手順によれば、様々な形状のアダプタを準備しておき、いろいろと取り替えながら作動音を確認して、最適なアダプタを見つけることができる。このとき、上述のようにアダプタをケーシングに挿入して取り付けるだけで、乱流発生用突起又は段差を精確な位置に容易に形成することができる。また、アダプタをケーシングに挿入して嵌合するだけなので、異なる形状のアダプタに容易に交換することができ、短時間で容易に適切なアダプタを選定することができる。
次に、上述の乱流発生用突起又は段差をケーシングの内面に形成したときの効果について簡単に説明する。上述の実施形態では、軸流送風機として一段式軸流送風機(シングルファン)に乱流発生用突起又は段差を形成しているが、動翼を軸方向に二段に重ねた二重反転式軸流送風機(二重反転ファン)に乱流発生用突起又は段差を形成してもよい。例えば、二重反転式軸流送風機の、互いに反対方向に回転する二つの動翼の間の位置に乱流発生用突起又は段差を形成することで、二段目の動翼の付近で乱流を発生させ、作動音を低減する。二重反転式軸流送風機は、通常、前段の送風機と後段の送風機間で分離が可能となっており、この場合のアダプタは後段動翼を形成する軸流送風機の支持部形成側から挿入しているが、開放側(空気が流出する側)から挿入しても良い。
図12は、目標動作点が風量0.45m/min、静圧300Paとなるように設計された既存の二重反転式軸流送風機(ノーマル(a))に対して、目標動作点を変えずに、4種類((b)乃至(e))の乱流発生用段差を形成した場合の作動音(騒音)と静圧−風量特性を示している。図12(a)において、「凸1mm」とは乱流発生用段差(半径方向の高低差)の寸法が1mmであることを意味する。図12(a)に示すように、目標動作点で作動音(騒音)が所定の音圧レベルとなるように、前段インペラ、後段インペラ及び中段静止部が設けられた二重反転式軸流送風機において、乱流発生用突出面(乱流発生用段差)を中段静止部の近傍に設けることは、作動音の増加原因となることがある。このような場合、図12(b)に示すように、目標動作点は変わっていない。
一方、図13は、目標動作点が風量0.45m/min、静圧300Paとなるように設計された既存の二重反転式軸流送風機(ノーマル(a))を、風量0.4m/min及び静圧320Paの目標動作点に変更した場合(ノーマル(a1))において、4種類((b1)乃至(e1))の乱流発生用段差を形成した場合の作動音(騒音)と静圧−風量特性を示している。図13(a)に示すように、目標動作点の風量を下げて使用するときは、径方向に0.2mmの高低差を有する乱流発生用突出面を設けると、乱流発生用突出面を設けない場合「ノーマル(a1)よりも作動音が低下する。これにより、前段インペラ、後段インペラ及び中段静止部の形状、寸法を変更せずに、乱流発生用突出面を設けるだけで作動音を低減できることがわかる。言い換えると、すでに特定の目標動作点で使用するために設計した軸流送風機の目標動作点が変更された場合に増大する作動音を、乱流発生用突出面(乱流発生用段差)を設けることにより低減できることを示している。
以上の如く、本明細書は以下の事項を開示する。
(付記1)
回転して空気流を発生させる動翼と、
前記動翼が収容されたケーシングと、
前記ケーシングの内面に嵌合する嵌合部を有し、前記ケーシングの内面に突起又は段差を形成し、前記ケーシングに着脱自在なアダプタと、
を有する軸流送風機。
(付記2)
付記1に記載の軸流送風機であって、
前記嵌合部の一端側に形成され、前記ケーシングの軸方向に垂直な方向に延在するストッパ部
を有する軸流送風機。
(付記3)
付記1又は2に記載の軸流送風機であって、
前記アダプタの前記嵌合部は、前記ケーシングの軸方向に延在する複数の短冊部を含む軸流送風機。
(付記4)
付記1又は2に記載の軸流送風機であって、
前記アダプタの前記嵌合部は、前記ケーシングの軸方向に対して所定の角度だけ傾斜して延在する複数の短冊部を含む軸流送風機。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一項記載の軸流送風機であって、
前記ストッパ部は、前記ケーシングの空気流出側端部に当接している軸流送風機。
(付記6)
付記1乃至4のうちいずれか一項記載の軸流送風機であって、
前記ストッパ部は、前記ケーシングの空気流入側端部に当接している軸流送風機。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一項記載の軸流送風機であって、
前記嵌合部の先端部は、傾斜面又は湾曲面である軸流送風機。
(付記8)
付記1乃至7のうちいずれか一項記載の軸流送風機であって、
前記アダプタはフィンガーガードを有する軸流送風機。
10 軸流送風機
10a フランジ部
10b ピン
12 ケーシング
12a 内面
14 支持部
16 動翼
20,20A,20B,20C アダプタ
20a,20Aa,20Ba,20Ca 嵌合部
20b,20Ab,20Bb,20Cb ストッパ部
20c ピン孔
20d 切り欠き
20Be,20Ce スリット
20Bf,20Cf 短冊部

Claims (6)

  1. 回転して空気流を発生させる動翼と、
    前記動翼が収容されたケーシングと、
    前記ケーシングの内面に嵌合する嵌合部を有し、前記ケーシングの内面に突起又は段差を形成し、前記ケーシングに着脱自在なアダプタと、
    を有する軸流送風機。
  2. 請求項1に記載の軸流送風機であって、
    前記嵌合部の一端側に形成され、前記ケーシングの軸方向に垂直な方向に延在するストッパ部
    を有する軸流送風機。
  3. 請求項1又は2に記載の軸流送風機であって、
    前記アダプタの前記嵌合部は、前記ケーシングの軸方向に延在する複数の短冊部を含む軸流送風機。
  4. 請求項1又は2に記載の軸流送風機であって、
    前記アダプタの前記嵌合部は、前記ケーシングの軸方向に対して所定の角度だけ傾斜して延在する複数の短冊部を含む軸流送風機。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の軸流送風機であって、
    前記ストッパ部は、前記ケーシングの空気流出側端部に当接している軸流送風機。
  6. 請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の軸流送風機であって、
    前記ストッパ部は、前記ケーシングの空気流入側端部に当接している軸流送風機。
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