JP2012197572A - せん断補強部材の定着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の大型化や大量のグラウト材を要することなく、せん断補強部材を十分構造体に定着させることができるせん断補強部材の定着方法を提供する。
【解決手段】 コンクリート構造体1のせん断補強を行うにあたり、コンクリート構造体1に有底のせん断補強部材挿入孔2を穿孔する。次に、せん断補強部材挿入孔2の開口部にグラウト材貯留槽6を設置し、せん断補強部材挿入孔2に流動性を有する状態のグラウト材を充填する。続いて、せん断補強部材3を分割した分割部材31〜33をせん断補強部材挿入孔に順次挿入する。分割部材31〜33は、カプラ5によって接続される。その後、グラウト材を硬化させることによりせん断補強部材3をせん断補強部材挿入孔2に定着させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、せん断補強部材の定着方法に関する。
構造物の老朽化や建築基準の見直し等により、既設の構造体に対してせん断補強部材を定着させるせん断補強が行われている。この種のせん断補強は、たとえば次のように行われる。まず、構造体に対してせん断補強部材を挿入するためのせん断補強部材挿入孔を形成する。次に、せん断補強部材挿入孔にせん断補強部材を挿入し、続いて、せん断補強部材挿入孔にグラウト材を充填する。その後、グラウト材を固化させてせん断補強部材挿入孔に挿入されたせん断補強部材を構造体に定着することにより、構造体のせん断補強を行うというものである。
このせん断補強を行うにあたり、せん断補強部材挿入孔は、略水平方向に沿って形成されることが構造体の補強の観点から好適であることが多い。ここで、せん断補強部材挿入孔に充填されるグラウト材は、充填時には流動性を有しているものが好適に用いられる。このため、せん断補強部材挿入孔が略水平方向に沿って形成されていると、せん断補強部材挿入孔に充填したグラウト材がその入口から漏れてしまい、せん断補強部材挿入孔にグラウト材を充填することが困難となる問題がある。
この問題に対して、せん断補強部材挿入孔の穿孔位置に箱状のグラウト材貯留手段を設置するせん断補強部材の定着方法が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。このせん断補強部材の定着方法では、既設のコンクリート構造体の一面側からせん断補強部材挿入孔を形成する。
次に、このせん断補強部材挿入孔の穿孔位置に箱状のグラウト材貯留手段を設置する。続いて、グラウト材貯留手段に形成された開口部をせん断補強部材挿入孔の穿孔位置の外周に密着させて、せん断補強部材挿入孔との間に密閉空間を形成するとともに、密閉空間とせん断補強部材挿入孔とを連通するようにする。
それから、せん断補強部材挿入孔に流動性を有するグラウト材を充填し、その際にせん断補強部材挿入孔から流出するグラウト材をグラウト材貯留手段で受ける。その後、せん断補強部材挿入孔にせん断補強部材を挿入する。そして、せん断補強部材挿入孔をグラウト材で実質的に充填させ、グラウト材を硬化させることによって、せん断補強部材を定着させるというものである。
特開2010−13858号公報
しかし、上記特許文献1に開示されたせん断補強部材の定着方法では、グラウト材貯留手段を設置し、せん断補強部材挿入孔との間に密閉空間を形成した後、せん断補強部材挿入孔にせん断補強部材を挿入している。このため、せん断補強部材をグラウト材貯留手段にいったん投入する必要があるので、グラウト材貯留手段の長さをせん断補強部材の長さよりも長くしなければならず、装置が大型化してしまうとともに、余分なグラウト材は回収されるものの、大量のグラウト材を用意しなければならないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、装置の大型化や大量のグラウト材を要することなく、せん断補強部材を十分構造体に定着させることができるせん断補強部材の定着方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明に係るせん断補強部材の定着方法は、既設のコンクリート構造体の一側面から有底のせん断補強部材挿入孔を穿孔し、せん断補強部材挿入孔の開口部の外側に、グラウト材貯留手段を設置し、せん断補強部材挿入孔に流動性を有する状態のグラウト材を充填し、その際にせん断補強部材挿入孔から流出するグラウト材をグラウト材貯留手段で受け、せん断補強部材挿入孔をグラウト材で実質的に充満させ、せん断補強部材挿入孔に挿入されるせん断補強部材を複数に分割したせん断補強部材分割部をせん断補強部材挿入孔に挿入し、続いて、他のせん断補強部材分割部をせん断補強部材挿入孔に挿入するとともに、先に挿入された先挿入せん断補強部材分割部と後に挿入された後挿入せん断補強部材分割部とを接続し、その後、同様に後挿入せん断補強部材分割部を補強部材挿入孔に挿入した後、先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部とを接続して、せん断補強部材挿入孔でせん断補強部材を形成し、グラウト材を硬化させることによりせん断補強部材をせん断補強部材挿入孔に定着させることを特徴とする。
せん断補強部材挿入孔の外側にグラウト材貯留手段を設けておくことにより、せん断補強部材を挿入する際にせん断補強部材挿入孔にグラウト材を充填しておくことができるので、せん断補強部材を十分構造体に定着させることができる。ここで、せん断補強部材挿入孔に挿入する時点では、せん断補強部材を全体的にグラウト材貯留手段に貯留されたグラウト材に没入させる必要がある。この点、本発明に係るせん断補強部材の定着方法では、複数に分割したせん断補強部材分割部をせん断補強部材挿入孔に順次挿入し、先に挿入された先挿入せん断補強部材分割部と後に挿入された後挿入せん断補強部材分割部とを接続している。このため、グラウト材貯留手段に没入される時点でのせん断補強部材は分割された短い状態となっている。したがって、装置の大型化や大量のグラウト材を要することなく、せん断補強部材挿入孔にグラウト材を好適に充満させ、せん断補強部材を十分構造体に定着させることができる。
ここで、先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部とを接続する接続部材を先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部との間に介在させる態様とすることができる。
このように、先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部とを接続する接続部材を先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部との間に介在させることにより、先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部とを容易に接続することができる。
また、グラウト材貯留手段には、上方が開口した上方開口部が形成されており、せん断補強部材分割部の長さは、グラウト材貯留手段における上方開口部の長さよりも短くされている態様とすることができる。
このように、せん断補強部材分割部の長さは、グラウト材貯留手段における上方開口部の長さよりも短くされていることにより、グラウト材貯留手段の小型化を十分に図ることができる。
さらに、最初にせん断補強部材挿入孔に挿入されるせん断補強部材分割部である最先挿入せん断補強部材分割部の先端部に、先端側定着体が取り付けられており、最後にせん断補強部材挿入孔に挿入されるせん断補強部材分割部である最終挿入せん断補強部材分割部を挿入した後、グラウト材を硬化させる前に、最終挿入せん断補強部材の後端部に、後端側定着体を取り付ける態様とすることができる。
このように、最終挿入せん断補強部材分割部を挿入した後、グラウト材を硬化させる前に、最終挿入せん断補強部材の後端部に、後端側定着体を取り付けることにより、定着体におけるせん断補強部材の端部との取付部位における空気の残留を防止することができる。したがって、せん断補強部材を構造体に対してより好適に定着させることができる。
あるいは、最先せん断補強部材分割部の先端部に第1雄ねじ部または第1雌ねじ部が形成されており、先端側定着体に、第1雄ねじ部にねじ込み可能とされた第2雌ねじ部または第1雌ねじ部がねじ込み可能とされた第2雄ねじ部が形成されている態様とすることができる。
そして、最終せん断補強部材分割部の後端部に第3雄ねじ部または第3雌ねじ部が形成されており、後端側定着体に、第3雄ねじ部にねじ込み可能とされた第4雌ねじ部または第3雌ねじ部がねじ込み可能とされた第4雄ねじ部が形成されている態様とすることができる。
このように、せん断補強部材の端部と定着体との互いにねじ込み可能とされた雄ねじ部と雌ねじ部が形成されていることにより、せん断補強部材の端部に定着体を容易に取り付けることができる。
本発明に係るせん断補強部材の定着方法によれば、装置の大型化や大量のグラウト材を要することなく、せん断補強部材挿入孔にグラウト材を好適に充満させ、せん断補強部材を十分構造体に定着させることができる。
補強対象となるコンクリート構造体の正面図である。 せん断補強部材およびカプラの斜視図である。 コンクリート構造体に箱状容器を固定した状態を示す斜視図である。 せん断補強部材を定着する工程を示す工程図である。 図4に示す工程を示す工程図である。 定着体の斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する部分については同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
図1は、補強対象となるコンクリート構造体の正面図であり、2室のボックスカルバートを例として示す。図1に示すように、既設のコンクリート構造体1は、鉛直外側部材11,12、鉛直内側部材13、天板部材14、および底板部材15を備えている。なお、1室のボックスカルバートであれば、鉛直外側部材11,12、天板部材14、および底板部材15から構成され、開水路であれば一般に鉛直外側部材11,12および底板部材15から構成されている。本実施形態では、鉛直外側部材11,12にその一側面から有底のせん断補強部材挿入孔2を穿孔し、このせん断補強部材挿入孔2にせん断補強部材3を挿入して定着する。
せん断補強部材3は、図2に示すように、せん断補強部材3を複数に分割したせん断補強部材分割部(以下「分割部材」という)31,32…を接続することによって形成されている。分割部材31,32…は、互いに同一の形状をなしており、全長にわたって雄ねじ部が形成されている。また、説明の便宜上、分割部材31,32…の先端側における雄ねじ部を先端側雄ねじ部31A,32A…といい、後端側における雄ねじ部を後端側雄ねじ部31B,32B…という。
さらに、最初にせん断補強部材挿入孔に挿入される分割部材(以下「最先挿入分割部材」という)の先端には、先端側定着体4が取り付けられている。先端側定着体4は、セラミックス製であり、防錆性を備えている。また、先端側定着体4は、側面視した形状が略円柱状をなす先端側定着体本体41を備えている。先端側定着体本体41の内側には、最先挿入分割部材31の先端に形成された先端側雄ねじ部31Aがねじ込まれる雌ねじ部42が形成されている。
また、最先挿入分割部材31と、その次にせん断補強部材挿入孔2に挿入される第2挿入分割部材32との間には、本発明の接続部材であるカプラ5が介在されている。カプラ5は、略円柱状のカプラ本体51を備えているとともに、カプラ本体51には、その軸方向に沿ってカプラ本体51を貫通する雌ねじ部52が形成されている。ここでは、最先挿入分割部材31が本発明の先挿入せん断補強部材分割部となり、第2挿入分割部材32が本発明の後挿入せん断補強部材分割部となる。
雌ねじ部52は、最先挿入分割部材31の後端側雄ねじ部31Bおよび第2挿入分割部材32の先願側雄ねじ部32Aがそれぞれねじ込み可能とされている。同様に、第2挿入分割部材32と第3挿入分割部材33との間にもカプラ5が介在される。さらに、カプラ本体51における長さ方向略中央部には、エポキシ樹脂注入孔53が形成されている。ここでは、第3挿入分割部材33が、本発明の最終挿入せん断補強部材となる。
また、せん断補強部材3を定着するにあたり、せん断補強部材挿入孔2にグラウト材を充填する。このとき、せん断補強部材挿入孔2の開口部には、図3に示すグラウト材貯留手段であるグラウト材貯留槽6が設置される。グラウト材貯留槽6は、たとえば金属製の箱状容器であるとともに、その上面および前面が開口している。この前方開口部がコンクリート構造体1の表面に面して取り付けられる。さらに、グラウト材貯留槽6は、せん断補強部材挿入孔2グラウト材を充填する際に、せん断補強部材挿入孔2から流出するグラウト材を受ける。また、グラウト材貯留槽6には、図示しないドレンコックが設けられており、ドレンコックを開放することにより、グラウト材貯留槽6に溜まったグラウト材を排出可能とされている。
せん断補強部材3を定着する際には、せん断補強部材挿入孔2にせん断補強部材3を挿入した後、せん断補強部材挿入孔2に流動性を有する状態のグラウト材を充填する。このグラウト材が固化することによって、せん断補強部材3がコンクリート構造体1に対して定着される。以下、せん断補強部材3を定着する手順について説明する。
図4は、せん断補強部材を定着する工程を示す工程図である。せん断補強部材を定着するにあたり、まず、図4(a)に示すように、コンクリート構造体1における鉛直外側部材11,12に対してせん断補強部材挿入孔2を穿孔する。せん断補強部材挿入孔2を穿孔する際には、コンクリート構造体1の表面側から穿孔を開始し、有底の孔部となるようにする。また、せん断補強部材挿入孔2における端部には、拡径孔21を形成する。
せん断補強部材挿入孔2の掘削径は、極力小さいことが施工性、経済性の観点から好適である。せん断補強部材3の径はたとえば19〜25mm程度であり、せん断補強部材挿入孔2とせん断補強部材3との間の隙間はたとえば5mm程度とすることができる。このため、たとえば具体的なせん断補強部材挿入孔2の掘削径は、たとえば29mm〜35mm程度とすることができる。
せん断補強部材挿入孔2を穿孔したら、図4(b)に示すように、せん断補強部材挿入孔2の開口端部に、本発明のグラウト材貯留手段であるグラウト材貯留槽6を取り付ける。グラウト材貯留槽6は、グラウト材貯留槽取付け部61に具備された吸盤に真空ポンプを接続し、吸盤の負圧によってせん断補強部材挿入孔2の両端に取り付けられる。あるいは、グラウト材貯留槽6を外力により押し付けてもよい。
グラウト材貯留槽6を取り付ける際には、グラウト材貯留槽6の前面開口部をコンクリート構造体1の表面に向かい合わせ、グラウト材貯留槽6の前面開口部の周囲部をコンクリート構造体1の表面に当接させる。この状態で図示しない真空吸着装置を用いてグラウト材貯留槽6をコンクリート構造体1の表面に取り付ける。
コンクリート構造体1の表面におけるグラウト材貯留槽6が取り付けられている位置の上方には、蓋部材7が設けられている。蓋部材7は、図3に示すように、蓋部材本体71と案内部材72を備えている。案内部材72は、グラウト材貯留槽6が設けられている位置の上方から側方にまで延在している。この蓋部材本体71は、グラウト材貯留槽6が設けられている高さ位置にあるせん断補強部材挿入孔2の開口部の上方からその開口部の高さ位置に下降可能とされている。また、蓋部材本体71が下降することにより、蓋部材本体71によって、グラウト材貯留槽6の前面開口部が閉塞される。また、蓋部材本体71および案内部材52は、グラウト材貯留槽6に対して着脱可能とされている。
グラウト材貯留槽6の取り付けが済んだら、図示しないグラウトホースからせん断補強部材挿入孔2に対して流動性を有する状態のグラウト材Gを吐出して充填し、せん断補強部材挿入孔2を実質的に充満させる。グラウト材Gは、流動性のあるセメント系材料などを用いることができる。また、グラウト材Gにおける流動性とは、たとえばJAロート流下時間が15〜30秒程度となるものである。さらに、グラウト材としては、グラウト材が硬化する際の過程でのせん断補強部材3とグラウト材との一体性を確保するため、グラウト材は、無収縮性とし、その膨張縮率が0.14〜0.23%程度であるものが好適に用いられる。
グラウト材Gの充填を続けていくと、せん断補強部材挿入孔2内にグラウト材Gが充填されるとともに、グラウト材貯留槽6にグラウト材Gが満たされる。このとき、せん断補強部材挿入孔2内には、グラウト材Gが実質的に充満し、空気がほとんど残っていない状態となる。
図4(b)に示すように、グラウト材の充填が完了したら、図4(c)に示すように、せん断補強部材挿入孔2の開口部から、最先挿入分割部材31をせん断補強部材挿入孔2内に挿入する。このとき、最先挿入分割部材31の先端には、先端側定着体4を予め取り付けておく。
最先挿入分割部材31をせん断補強部材挿入孔2内に挿入したら、図4(d)に示すように最先挿入分割部材31の後端部にカプラ5を取り付ける。最先挿入分割部材31に対するカプラ5の取付作業は、グラウト材貯留槽6に貯留されたグラウト材Gの中で行われる。
カプラ5の取付作業を行う際には、ペンチSによって最先挿入分割部材31を把持しながら、最先挿入分割部材31の後端側雄ねじ部31Bに対して、カプラ5の雌ねじ部52をねじ込むことによって行われる。また、カプラ5におけるエポキシ樹脂注入孔53には、針金などの中央位置基準部材を挿入しておく。カプラ5を最先挿入分割部材31にねじ込む際には、この針金が最先挿入分割部材31の後端部に当接するまでカプラ5をねじ込む。この位置までカプラ5をねじ込むことにより、最先挿入分割部材31に対してカプラ5を十分に固定することができる。
こうしてカプラ5の取付作業が済んだら、先端側定着体4およびカプラ5が取り付けられた最先挿入分割部材31をせん断補強部材挿入孔2の奥方に押し込む。このとき、カプラ5の後端部がせん断補強部材挿入孔2の開口端部の近傍に位置するようにする。それから、カプラ5に第2挿入分割部材32を接続する。
カプラ5に第2挿入分割部材32を接続する際には、カプラ5の後端部に第2挿入分割部材32を向かい合わせる。その後、カプラ5をペンチSなどで把持した状態で第2挿入分割部材32を回転させながら、カプラ5における雌ねじ部52に対して第2挿入分割部材32の先端側雄ねじ部32Aをねじ込んでいく。
そして、第2挿入分割部材32の先端部がカプラ5における針金に当接するまで第2挿入分割部材32をねじ込み、第2挿入分割部材32の取付が完了する。第2挿入分割部材32をカプラ5に取り付ける際には、第2挿入分割部材32をグラウト材貯留槽6に貯留されたグラウト材Gに完全に没入する。このとき、第2挿入分割部材32は、せん断補強部材3の全体よりも短い長さとされている。このため、グラウト材貯留槽6の大きさを抑制することができる。
続いて、図5(a)に示すように、最先挿入分割部材31および第2挿入分割部材32をせん断補強部材挿入孔2の奥方まで押し込む。続いて、最先挿入分割部材31の後端部にカプラ5を取り付けた際と同様の手順により、第2挿入分割部材32の後端部にカプラ5を取り付ける。
その後、図5(b)に示すように、ペンチSによってカプラ5を把持しながら第3挿入分割部材33を回転させて前進させることにより、第2挿入分割部材32の後端部に取り付けられたカプラ5の後端部側に第3挿入分割部材33の先端部を取り付ける。カプラ5に対する第3挿入分割部材33の取付作業は、カプラ5に対する第2挿入分割部材32の取付作業と同様にして行われる。また、第3挿入分割部材33が取り付けられることにより、せん断補強部材3が形成される。
こうしてカプラ5に対して第3挿入分割部材33を取り付けたら、図5(c)に示すように、第3挿入分割部材33の後端部に後端側定着体8を取り付ける。後端側定着体8は、図6に示すように、略ベル型の定着体本体81を備えている。定着体本体81は、平面状の表面82を備えており、表面82の対向位置に雌ねじ部83が形成されている。雌ねじ部83は、第3挿入分割部材33の後端部に形成された雄ねじ部に対してねじ込み可能とされている。また、後端側定着体8はセラミックス製であり、防錆性を備えている。
第3挿入分割部材33の後端部に後端側定着体8を取り付ける際には、グラウト材貯留槽6にグラウト材が貯留された状態で、グラウト材貯留槽6内に後端側定着体8を一旦没入する。次に、グラウト材貯留槽6内で後端側定着体8の雌ねじ部83が形成されている側を上側にし、後端側定着体8における雌ねじ部83に残っている空気を排出する。あるいは、後端側定着体8をグラウト材貯留槽6に没入させる前に、後端側定着体8における雌ねじ部83にグラウト材を充填させておき、その後に後端側定着体8をグラウト材貯留槽6に没入させることできる。
後端側定着体8における空気の排出が済んだら、後端側定着体8における雌ねじ部83を第3挿入分割部材33の後端部の雄ねじ部にねじ込み、第3挿入分割部材33に後端側定着体8を固定して取り付ける。このとき、第3挿入分割部材33の雄ねじ部と後端側定着体8との間にグラウト材が流入することにより、両者の間のがたつきを防止することができる。
なお、後端側定着体8の内側にエポキシ樹脂を所定量注入しておくこともできる。エポキシ樹脂を注入しておくことにより、第3挿入分割部材33の雄ねじ部に後端側定着体8の雌ねじ部83をねじ込んだ際に、両者の間のがたつきをより効果的に防止することができる。ただし、エポキシ樹脂を注入しなくともよい。
その後、図5(d)に示すように、後端部に後端側定着体8が取り付けられたせん断補強部材3をせん断補強部材挿入孔2に押し込む。ここで、分割部材31〜33とカプラ5および第3挿入分割部材33と後端側定着体8との間で、雄ねじ部が雌ねじ部に対して完全にねじ込まれている場合には、せん断補強部材3の長さがせん断補強部材挿入孔2の長さと略同一となるように調整されている。このため、分割部材31〜33とカプラ5とが所望の接続長となるまで分割部材31における雄ねじ部がカプラ5の雌ねじ部に完全にねじ込まれている場合には、後端側定着体8が拡径孔21に収容される状態となる。
また、いずれかの位置で雌ねじ部に対して雄ねじ部が完全にねじ込まれていない場合には、後端側定着体8が拡径孔21に収容される手前で先端側定着体4がせん断補強部材挿入孔2の底部当接してしまい、後端側定着体8が拡径孔21に収容されない状態となる。この場合には、完全にねじ込まれていない雄ねじ部があることになるので、その部分をさらにねじ込むことができる。また、各雄ねじ部および雌ねじ部のねじ切り方向を共通としていれば、このような場合に、ある程度グラウト材の硬化が進んだ後に後端側定着体8をねじ込み方向に回転させることにより、完全にねじ込みが行われていない部分のねじ込みを完了させることができる。
こうして、せん断補強部材3をせん断補強部材挿入孔2に挿入したら、蓋部材7における蓋部材本体71を下降させて、グラウト材貯留槽6の側面開口部を閉塞する。その後、グラウト材貯留槽6に設けられたドレンコックを開放し、グラウト材貯留槽6に溜まったグラウト材をグラウト材貯留槽6から排出する。排出されたグラウト材は、可使用時間内であり、所定の流動性を維持している場合には、他のせん断補強部材挿入孔2に利用することができる。
その後、グラウト材貯留槽6の側面開口部を蓋部材7によって閉塞した状態で、蓋部材本体51と案内部材52とを残してグラウト材貯留槽6を取り外し、せん断補強部材挿入孔2内におけるグラウトを所定期間養生する。さらに、養生期間が経過した後、蓋部材本体51および案内部材52を撤去する。それから、蓋部材7を撤去し、適宜コンクリート構造体1の表面を清掃する。こうして、せん断補強部材3の定着が完了する。
このように、本実施形態に係るせん断補強部材の定着方法においては、せん断補強部材挿入孔2の外側にグラウト材貯留槽6を設けておくことにより、せん断補強部材3を挿入する際にせん断補強部材挿入孔2にグラウト材Gを充填しておくことができる。このため、せん断補強部材3をコンクリート構造体1に対して十分に定着させることができる。
また、本実施形態に係るせん断補強部材の定着方法では、せん断補強部材3が分割されていることから、グラウト貯留槽6が小さく済ませることができる。実際の施工では、たとえば、せん断補強部材挿入孔2の手前の施工空間に障害物等があり、挿入しようとするせん断補強部材の長さ以上の幅を確保できない場合などの状況が生じうる。ここで、従来のようにせん断補強部材3が分割されていない状態では、グラウト材貯留槽6を大きくしなければならず、指定の長さのせん断補強部材を挿入できない場合がある。この点、本実施形態では、せん断補強部材3が分割されていることから、グラウト材貯留槽6の大型化を防止することができる。その結果、せん断補強部材挿入孔2の手前の施工空間に障害物等があり、挿入しようとするせん断補強部材3の長さ以上の幅を確保できない場合にも、せん断補強部材挿入孔2に挿入されるせん断補強部材3を所望の長さとすることができ、所望のせん断強度を得ることができる。
また、せん断補強部材3をせん断補強部材挿入孔に挿入する際には、せん断補強部材3を全体的にグラウト材貯留槽6に貯留されたグラウト材Gに没入させる必要がある。
ここで、せん断補強部材3は、分割部材31〜33に分割されており、これらが順次せん断補強部材挿入孔2に挿入され、先に挿入された分割部材と後に挿入された分割部材とがカプラ5によって接続される。このため、グラウト材貯留槽6に没入される時点では、せん断補強部材3は、短尺の分割部材31〜33となっている。したがって、装置の大型化や大量のグラウト材を要することなく、せん断補強部材挿入孔2にグラウト材を好適に充満させ、せん断補強部材3をコンクリート構造体1に十分に定着させることができる。
また、せん断補強部材挿入孔2に先に挿入された分割部材と、後に挿入される分割部材との間に、カプラ5が介在されている。このため、先に挿入された分割部材と、後に挿入される分割部材とを容易に接続することができる。
さらに、グラウト材貯留槽6には、上方が開口した上方開口部が形成されており、分割部材31〜33の長さは、グラウト材貯留槽6における上方開口部の長さよりも短くされている。このため、グラウト材貯留槽6の小型化を十分に図ることができる。
さらに、最先挿入分割部材31の先端部に、先端側定着体4が取り付けられており、最後にせん断補強部材挿入孔に挿入される第3挿入分割部材33を挿入した後、グラウト材を硬化させる前に、第3挿入分割部材33の後端部に、後端側定着体8を取り付けている。このため、先端側定着体4の最先挿入分割部材31との取付部位および後端側定着体8の第3挿入分割部材33との取付部位における空気の残留を防止することができる。したがって、せん断補強部材3を構造体に対してより好適に定着させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、定着体4,8としてセラミックス製のものを用いているが、金属製の定着体などを用いることもできる。また、その形状についても種々のものとすることができる。たとえば、ねじ節鉄筋に金属製の定着体などを接合したり、鉄筋の端部にねじ棒を摩擦圧接したりして取り付け、ねじ棒に定着体を接合することもできる。あるいは、定着体の形状についても板状の部材や、定着板とナットが一体となったものとすることもできる。金属製の定着体を用いる場合には、防錆のためのかぶり厚が必要となるが、充填したグラウトでかぶり厚を確保することができる。
さらに、第3挿入分割部材33をせん断補強部材挿入孔2に挿入した後、第3挿入分割部材33の後端部に後端側定着体8を取り付けているが、第3挿入分割部材33の後端部に後端側定着体8を取り付けてから第3挿入分割部材33をせん断補強部材挿入孔2に挿入する態様とすることもできる。さらに、上記実施形態ではグラウト材貯留槽6を吸盤によって取り付けているが、アンカーボルトなどの他の手段によって取り付ける態様とすることもできる。グラウト材貯留槽6が小さいと、これらの吸盤やアンカーボルトによる保持力を小さく済ませることができる。
また、上記実施形態においては、分割部材31〜33の両端部に雄ねじ部を設けるとともに、定着体4,8およびカプラ5に雌ねじ部を形成している。これに対して、分割部材31〜33の両端部に雌ねじ部を形成し、定着体4,8およびカプラ5に雄ねじ部を形成する態様とすることもできる。あるいは、分割部材31〜33の両端部に雄ねじ部と雌ねじ部とをそれぞれ形成し、これらに対応する定着体やカプラに雌ねじ部と雄ねじ部とをそれぞれ形成する態様とすることもできる。
1…コンクリート構造体
2…せん断補強部材挿入孔
3…せん断補強部材
4…先端側定着体
5…カプラ
6…グラウト材貯留槽
7…蓋部材
8…後端側定着体
11,12…鉛直外側部材
13…鉛直内側部材
14…天板部材
15…底板部材
21…拡径孔
31…最先挿入分割部材
32…第2挿入分割部材
31A,32A…先端側雄ねじ部
31B,32B…後端側雄ねじ部
33…第3挿入分割部材
41…先端側定着体本体
42…雌ねじ部
51…カプラ本体
52…雌ねじ部
53…エポキシ樹脂注入孔
61…グラウト材貯留槽取付け部
71…蓋部材本体
72…案内部材
81…定着体本体
82…表面
83…雌ねじ部
G…グラウト材
S…ペンチ

Claims (6)

  1. 既設のコンクリート構造体の一側面から有底のせん断補強部材挿入孔を穿孔し、
    前記せん断補強部材挿入孔の開口部の外側に、グラウト材貯留手段を設置し、
    前記せん断補強部材挿入孔に流動性を有する状態のグラウト材を充填し、その際に前記せん断補強部材挿入孔から流出するグラウト材を前記グラウト材貯留手段で受け、前記せん断補強部材挿入孔をグラウト材で実質的に充満させ、
    前記せん断補強部材挿入孔に挿入されるせん断補強部材を複数に分割したせん断補強部材分割部を前記せん断補強部材挿入孔に挿入し、
    続いて、他の前記せん断補強部材分割部を前記せん断補強部材挿入孔に挿入するとともに、先に挿入された先挿入せん断補強部材分割部と後に挿入された後挿入せん断補強部材分割部とを接続し、
    その後、同様に後挿入せん断補強部材分割部を前記補強部材挿入孔に挿入した後、先挿入せん断補強部材分割部と後挿入せん断補強部材分割部とを接続して、せん断補強部材挿入孔でせん断補強部材を形成し、
    前記グラウト材を硬化させることにより前記せん断補強部材を前記せん断補強部材挿入孔に定着させることを特徴とするせん断補強部材の定着方法。
  2. 前記先挿入せん断補強部材分割部と前記後挿入せん断補強部材分割部とを接続する接続部材を前記先挿入せん断補強部材分割部と前記後挿入せん断補強部材分割部との間に介在させる請求項1に記載にせん断補強部材の定着方法。
  3. 前記グラウト材貯留手段には、上方が開口した上方開口部が形成されており、
    前記せん断補強部材分割部の長さは、前記グラウト材貯留手段における上方開口部の長さよりも短くされている請求項1または請求項2に記載のせん断補強部材の定着方法。
  4. 最初に前記せん断補強部材挿入孔に挿入される前記せん断補強部材分割部である最先挿入せん断補強部材分割部の先端部に、先端側定着体が取り付けられており、
    最後に前記せん断補強部材挿入孔に挿入される前記せん断補強部材分割部である最終挿入せん断補強部材分割部を挿入した後、前記グラウト材を硬化させる前に、前記最終挿入せん断補強部材の後端部に、後端側定着体を取り付ける請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載のせん断補強部材の定着方法。
  5. 前記最先せん断補強部材分割部の先端部に第1雄ねじ部または第1雌ねじ部が形成されており、
    前記先端側定着体に、前記第1雄ねじ部にねじ込み可能とされた第2雌ねじ部または前記第1雌ねじ部がねじ込み可能とされた第2雄ねじ部が形成されている請求項4に記載のせん断補強部材の定着方法。
  6. 前記最終せん断補強部材分割部の後端部に第3雄ねじ部または第3雌ねじ部が形成されており、
    前記後端側定着体に、前記第3雄ねじ部にねじ込み可能とされた第4雌ねじ部または前記第3雌ねじ部がねじ込み可能とされた第4雄ねじ部が形成されている請求項4または請求項5に記載のせん断補強部材の定着方法。
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