JP2012185489A - ラベル及びラベル用紙 - Google Patents

ラベル及びラベル用紙 Download PDF

Info

Publication number
JP2012185489A
JP2012185489A JP2012026314A JP2012026314A JP2012185489A JP 2012185489 A JP2012185489 A JP 2012185489A JP 2012026314 A JP2012026314 A JP 2012026314A JP 2012026314 A JP2012026314 A JP 2012026314A JP 2012185489 A JP2012185489 A JP 2012185489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
label
line
present
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012026314A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sugita
健 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARK Corp KK
Original Assignee
MARK Corp KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARK Corp KK filed Critical MARK Corp KK
Priority to JP2012026314A priority Critical patent/JP2012185489A/ja
Publication of JP2012185489A publication Critical patent/JP2012185489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F3/00Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • G09F3/08Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself
    • G09F3/18Casings, frames or enclosures for labels
    • G09F3/20Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels
    • G09F3/206Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels specially adapted for marking or identifying plants

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成であり、かつ、外力が印加された際にも簡単に外れにくいラベル及びラベル用紙を提供する。
【解決手段】ラベルは、一端側の折り曲げ位置に形成された第1の折り曲げ線と、第1の折り曲げ線で折り畳みした際に互いに重畳する位置に一端側から順次形成された第1の穴及び第2の穴と、第1の穴及び第2の穴に両端がそれぞれ連通しており第1の折り曲げ線と交差する単一の第1の切り込み線又はスリットとを備えており、第1の折り曲げ線を中心として折り曲げされた際に、第1の穴を有する部分と第2の穴を有する部分とが互いに非平行となるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、植物の枝等の細長い対象物に取り付けるラベル及び複数のラベルを印刷形成するためのラベル用紙に関する。
細長い対象物、例えば、園芸植物の枝に園芸用ラベルを取り付ける場合、ラベルに通した針金や紐を対象物に結ぶことが一般的に行われていた。このようなラベル取り付け方法は、ラベル毎に針金や紐を結びつける作業が必要となるため、取り付けに多大な労力を必要としていた。
このような針金や紐を用いる代わりに、園芸用ラベルの外周縁から取り付け穴まで切り込み線を設けておき、細長い対象物、例えば枝をこの切り込み線を通して取り付け穴まで導くことにより、取り付けを行う園芸用ラベルが提案されている(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3069775号公報
この特許文献1に開示されている園芸用ラベルによれば、針金や紐で結束することなく、枝を、ラベルの外周縁から切り込み線に沿って導くのみで、取り付け穴に通すことができる。このため、ラベル取り付けを非常に容易に行うことが可能である。
しかしながら、この種の構成の園芸用ラベルによると、園芸植物を運搬する際や陳列する際にラベルに印加される外力、又は風による外力等が作用した場合に、ラベルが変形し、切り込み線が開いてしまい、この開いた切り込み線から枝が抜け出してラベルが簡単に外れてしまうおそれが多分にあった。
従って本発明は、上述した問題点を解消するためのものであり、その目的は、取り付けが簡単であり、しかも、外力が印加された際にも簡単に外れにくいラベル及びラベル用紙を提供することにある。
本発明によれば、ラベルは、一端側の折り曲げ位置に形成された第1の折り曲げ線と、第1の折り曲げ線で折り畳みした際に互いに重畳する位置に一端側から順次形成された第1の穴及び第2の穴と、第1の穴及び第2の穴に両端がそれぞれ連通しており第1の折り曲げ線と交差する単一の第1の切り込み線又はスリットとを備えており、第1の折り曲げ線を中心として折り曲げされた際に、第1の穴を有する部分と第2の穴を有する部分とが互いに非平行となるように構成されている。
第1の折り曲げ線で折り畳みをすると、第1の切り込み線又はスリットがこの第1の折り曲げ線上で開口可能となり、細長い対象物(例えば、植物の枝等)をこの開口部分に挿入して第1の切り込み線又はスリット内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の穴及び第2の穴まで導くことにより、対象物が第1の穴及び第2の穴に通され、その結果、ラベルは対象物に簡単に取り付けられる。その際、第1の折り曲げ線で折り曲げされて、第1の穴を有する部分と第2の穴を有する部分とが非平行状態となるので、外力が印加されてラベルの他方の端が対象物に近づく方向に回転した場合にも、第1の穴及び第2の穴のどちらか一方の縁端に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働くため、簡単に外れにくい。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
第1の切り込み線又はスリットが、第1の折り曲げ線に直交する又は斜めに交差する直線状の切り込み線又はスリットであることが好ましい。
第1の折り曲げ線よりもさらに一方の端側に第2の折り曲げ線が形成されており、第2の折り曲げ線で折り畳みした際に第1の穴と重畳する位置に第3の穴が形成されており、第3の穴に連続しラベルの側縁に達する第2の切り込み線が形成されていることも好ましい。
第1の穴及び第2の穴の各々が、周縁の一部が連結されている開口可能な穴であることも好ましい。
本発明によれば、さらに、複数の、上述したラベルが、一端から他端へ伸長しておりかつ外周分離加工線を介して互いに並列に連結配置されているラベル用紙が提供される。
本発明によれば、第1の折り曲げ線で折り畳みをすると、第1の切り込み線又はスリットがこの第1の折り曲げ線上で開口可能となり、細長い対象物(例えば、植物の枝等)をこの開口部分を介して第1の切り込み線又はスリットに沿って進め、互いに重畳されている第1の穴及び第2の穴に通すことにより、ラベルは対象物に簡単に取り付けられる。その際、第1の折り曲げ線で折り曲げされて、第1の穴を有する部分と第2の穴を有する部分とが非平行状態となるので、外力が印加されてラベルの他方の端が対象物に近づく方向に回転した場合にも、第1の穴及び第2の穴のどちらか一方が回転の止点となって働くため、簡単に外れにくい。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本発明の第1の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図であり、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。 図1の第1の実施形態におけるラベルを実際に使用している状態を説明する斜視図である。 図1の第1の実施形態におけるラベルの作用効果を説明する側面図である。 図1の第1の実施形態におけるラベルを複数備えたラベル用紙の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の第2の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の第3の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の第4の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図であり、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。 本発明の第5の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図であり、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。 本発明の第6の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図であり、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。 本発明の第7の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図であり、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。 本発明の第8の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の第9の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の第10の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示す平面図である。
図1は本発明の第1の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示しており、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。また、図2は本実施形態におけるラベルを実際に使用している状態を説明しており、図3は本実施形態におけるラベルの作用効果を説明している。
図1において、10は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、11はラベル10の基端(本発明の一端に対応する)、12はラベル10の基端11とは反対側の端である自由端、13は基端11に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル10の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、14は折り曲げ線13より基端11側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、15は折り曲げ線13より自由端12側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、16は一端が第1の貫通穴14に連通していると共に他端が第2の貫通穴15に連通しており、折り曲げ線13に垂直な(ラベル10の伸長方向に平行な)1本の切り込み線(本発明の第1の切り込み線に対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴14と第2の貫通穴15とは、ラベル10を折り曲げ線13で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル10は、折り曲げ線13で折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴14を有する部分と第2の貫通穴15を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル10における、第2の貫通穴15より自由端12側の部分は表示部10a、第1の貫通穴14及び第2の貫通穴15の部分は取り付け部10bとして構成されている。表示部10aに、所望の情報、例えばラベル10を取り付ける対象物17の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル10は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル10を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル10は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル10のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル10の使用方法及び作用効果について説明する。
図1(A)に示すように作製されたラベル10の取り付け部10bにおいて、折り曲げ線13に沿って折り曲げして折り畳むことにより、図1(B)に示すように、第1の貫通穴14を有する部分と第2の貫通穴15を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、切り込み線16がこの折り曲げ線13上で開口可能となり、図2に示すように、例えば植物の枝等の細長い対象物17をこの開口部分に挿入して切り込み線16内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の貫通穴14及び第2の貫通穴15まで導くことにより、対象物17が第1の貫通穴14及び第2の貫通穴15に通される。その結果、ラベル10を対象物17に非常に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル10は、図2及び図3に示すように、取り付け部10bの第1の貫通穴14を有する部分10bと第2の貫通穴15を有する部分10bとが非平行状態となるように、即ち、第1の貫通穴14を有する部分10bと第2の貫通穴15を有する部分10bとが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線13を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、図3に示すように、ラベル10に、その自由端12側が矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の貫通穴15の自由端12側の周縁15aに対象物17からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端12側が矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の貫通穴14の基端11側の周縁14aに対象物17からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル10は、対象物17から簡単には外れにくくなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物17を切り込み線16を介して、重畳した第1の貫通穴14及び第2の貫通穴15に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の貫通穴14を有する部分10bと第2の貫通穴15を有する部分10bとが非平行状態となっているため、ラベル10は、対象物17から簡単には外れにくくなる。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
次に、本実施形態におけるラベル10の作製方法について説明する。ただし、以下に述べる方法は、作製方法の一例であり、本実施形態のラベルは他の種々の方法で作製することができる。
図4は本実施形態におけるラベル10を複数備えたラベル用紙18を示している。このラベル用紙18は、プリンタによって印刷可能に構成されており、望ましくは耐水性を有する、例えばA4等の定形用紙である。ラベル用紙18は互いに並列に連結配置されている複数のラベル10を備えており、隣接するラベル10の境界には、印刷後に各ラベル10を個々に分離可能とするミシン目19(本発明の外周分離加工線に対応する)が設けられている。なお、本発明における外周分離加工線を、ミシン目19に代えて一部を仮止めした切込み線で構成しても良い。
前述したように、ラベル用紙19は、印刷可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、ラベル10を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル用紙19は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル用紙19のサイズも、A4に限定することなく、使用用途に応じていかなるサイズのものを用いても良い。
ラベル10を作製する場合、まず、図4に示すごときラベル用紙19を用意し、この用紙に、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ又はその他のプリンタを用いて、印刷を行う。例えば、各ラベル10の表示部10aに所望の情報、例えばラベルを巻き付ける対象の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって印刷される。次いで、ミシン目19に沿って切取りを行うことにより、図1に示すような個々のラベル10に分離する。
図5は本発明の第2の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示している。本実施形態のラベルは、取り付ける対象物の径が大きい場合にも適用可能である。
図5において、50は望ましくは耐水性を有する紙から形成されており幅が一部異なるストリップ状のラベル、51はラベル50の基端(本発明の一端に対応する)、52はラベル50の基端51とは反対側の端である自由端、53は基端51に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル50の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、54は折り曲げ線53より基端51側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、55は折り曲げ線53より自由端52側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、56は一端が第1の貫通穴54に連通していると共に他端が第2の貫通穴55に連通しており、折り曲げ線53に垂直な(ラベル50の伸長方向に平行な)1本の切り込み線(本発明の第1の切り込み線に対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴54と第2の貫通穴55とは、ラベル50を折り曲げ線53で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル50は、折り曲げ線53で折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴54を有する部分と第2の貫通穴55を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル50における、第2の貫通穴55より自由端52側の部分は表示部50a、第1の貫通穴54及び第2の貫通穴55の部分は取り付け部50bとして構成されている。本実施形態においては、取り付け部50bの幅は表示部50aの幅より大きく構成されており、従って、第1の貫通穴54及び第2の貫通穴55の径は、図1の第1の実施形態における第1の貫通穴14及び第2の貫通穴15より大きく設定されている。
表示部50aには、所望の情報、例えばラベル50を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル50は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル50を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル50は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル50のサイズ及び形状は、任意である。
本実施形態におけるラベル50の使用方法、作用効果及び作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
図6は本発明の第3の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示している。本実施形態のラベルは、表示部の面積をより大きくしたものである。
図6において、60は望ましくは耐水性を有する紙から形成されており幅が一部異なるストリップ状のラベル、61はラベル60の基端(本発明の一端に対応する)、62はラベル60の基端61とは反対側の端である自由端、63は基端61に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル60の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、64は折り曲げ線63より基端61側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、65は折り曲げ線63より自由端62側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、66は一端が第1の貫通穴64に連通していると共に他端が第2の貫通穴65に連通しており、折り曲げ線63に垂直な(ラベル60の伸長方向に平行な)1本の切り込み線(本発明の第1の切り込み線に対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴64と第2の貫通穴65とは、ラベル60を折り曲げ線63で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル60は、折り曲げ線63で折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴64を有する部分と第2の貫通穴65を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル60における、第2の貫通穴65より自由端62側の部分は表示部60a、第1の貫通穴64及び第2の貫通穴65の部分は取り付け部60bとして構成されている。本実施形態においては、表示部60aの幅は取り付け部60bの幅よりかなり大きく構成されており、従って、ラベル60により多くの情報を記載することが可能となっている。
表示部60aには、所望の情報、例えばラベル60を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル60は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル60を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル60は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル60のサイズ及び形状は、任意である。
本実施形態におけるラベル60の使用方法、作用効果及び作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
図7は本発明の第4の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示しており、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。本実施形態のラベルは、切り込み線の伸長方向が図1の第1の実施形態の場合と異なっている。
図7において、70は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、71はラベル70の基端(本発明の一端に対応する)、72はラベル70の基端71とは反対側の端である自由端、73は基端71に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル70の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、74は折り曲げ線73より基端71側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、75は折り曲げ線73より自由端72側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、76は一端が第1の貫通穴74に連通していると共に他端が第2の貫通穴75に連通しており、折り曲げ線73に斜めに交差する(ラベル70の伸長方向に対して斜めの)1本の切り込み線(本発明の第1の切り込み線に対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴74と第2の貫通穴75とは、ラベル70を折り曲げ線73で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル70は、折り曲げ線73で折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴74を有する部分と第2の貫通穴75を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル70における、第2の貫通穴75より自由端72側の部分は表示部70a、第1の貫通穴74及び第2の貫通穴75の部分は取り付け部70bとして構成されている。表示部70aには、所望の情報、例えばラベル70を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル70は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル70を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル70は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル70のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル70の使用方法及び作用効果について説明する。
図7(A)に示すように作製されたラベル70の取り付け部70bにおいて、折り曲げ線73に沿って折り曲げして折り畳むことにより、図7(B)に示すように、第1の貫通穴74を有する部分と第2の貫通穴75を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、切り込み線76がこの折り曲げ線73上で開口可能となり、例えば植物の枝等の細長い対象物をこの開口部分に挿入し、2方向に進む切り込み線76内にそれぞれ割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の貫通穴74及び第2の貫通穴75まで導くことにより、対象物が第1の貫通穴74及び第2の貫通穴75に通される。その結果、ラベル70を対象物に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル70は、取り付け部70bの第1の貫通穴74を有する部分と第2の貫通穴75を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の貫通穴74を有する部分と第2の貫通穴75を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線73を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル70に、その自由端72側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の貫通穴75の自由端72側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端72側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の貫通穴74の基端71側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル70は、対象物から簡単には外れにくくなる。特に、本実施形態は、第1の貫通穴74及び第2の貫通穴75を重畳した際の、第1の貫通穴74への切り込み線76の連通位置と第2の貫通穴75への切り込み線76の連通位置とが互いに異なっているため、対象物が非常に外れにくいという利点を有している。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物を切り込み線76を介して、重畳した第1の貫通穴74及び第2の貫通穴75に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の貫通穴74を有する部分と第2の貫通穴75を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル70は、対象物から簡単には外れにくくなる。さらに、本実施形態では、第1の貫通穴74への切り込み線76の連通位置と第2の貫通穴75への切り込み線76の連通位置とが異なる位置であるため、対象物がより外れにくいという利点を有している。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル70の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
図8は第5の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示しており、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。本実施形態のラベルは、切り込み線に代えてスリットが用いられている。
図8において、80は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、81はラベル80の基端(本発明の一端に対応する)、82はラベル80の基端81とは反対側の端である自由端、83は基端81に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル80の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、84は折り曲げ線83より基端81側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、85は折り曲げ線83より自由端82側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、86は一端が第1の貫通穴84に連通していると共に他端が第2の貫通穴85に連通しており、折り曲げ線83に垂直な(ラベル80の伸長方向に平行な)1本のスリット(本発明の第1のスリットに対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴84と第2の貫通穴85とは、ラベル80を折り曲げ線83で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。ただし、本実施形態において、第1の貫通穴84及び第2の貫通穴85並びにスリット86は、最初から開口しておらず、その外周部に切り込み線が入った抜き部として形成されている。この抜き部は、第2の貫通穴85の自由端82側の位置に形成された連結部85aを介してラベル80と連結されている。このような連結部85aを設けることにより、抜き部を開口させた際にその抜きカスの除去作業も不要であるため、製造のコストアップは生じない。
なお、ラベル80は、折り曲げ線83で折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴84を有する部分と第2の貫通穴85を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル80における、第2の貫通穴85より自由端82側の部分は表示部80a、第1の貫通穴84及び第2の貫通穴85の部分は取り付け部80bとして構成されている。表示部80aには、所望の情報、例えばラベル80を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル80は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル80を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル80は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル80のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル80の使用方法及び作用効果について説明する。
図8(A)に示すように作製されたラベル80の取り付け部80bにおいて、折り曲げ線83に沿って折り曲げして折り畳むことにより、図8(B)に示すように、第1の貫通穴84を有する部分と第2の貫通穴85を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、スリット86がこの折り曲げ線83上で開口可能となり、例えば植物の枝等の細長い対象物をこの開口部分に挿入してスリット86内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の貫通穴84及び第2の貫通穴85まで導くことにより、対象物が第1の貫通穴84及び第2の貫通穴85に通される。その結果、ラベル80を対象物に非常に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル80は、取り付け部80bの第1の貫通穴84を有する部分と第2の貫通穴85を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の貫通穴84を有する部分と第2の貫通穴85を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線83を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル80に、その自由端82側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の貫通穴85の自由端82側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端82側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の貫通穴84の基端81側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル80は、対象物から簡単には外れにくくなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物をスリット86を介して、重畳した第1の貫通穴84及び第2の貫通穴85に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の貫通穴84を有する部分と第2の貫通穴85を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル80は、対象物から簡単には外れにくくなる。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル80の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
図9は本発明の第6の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示しており、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。本実施形態のラベルは、切り込み線に代えてスリットが用いられており、スリットの伸長方向が図8の実施形態の場合と異なっている。
図9において、90は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、91はラベル90の基端(本発明の一端に対応する)、92はラベル90の基端91とは反対側の端である自由端、93は基端91に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル90の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、94は折り曲げ線93より基端91側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、95は折り曲げ線93より自由端92側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、96は一端が第1の貫通穴94に連通していると共に他端が第2の貫通穴95に連通しており、折り曲げ線93に斜めに交差する(ラベル90の伸長方向に対して斜めの)1本のスリット(本発明の第1のスリットに対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴94と第2の貫通穴95とは、ラベル90を折り曲げ線93で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。ただし、本実施形態において、第1の貫通穴94及び第2の貫通穴95並びにスリット96は、最初から開口しておらず、その外周部に切り込み線が入った抜き部として形成されている。この抜き部は、第2の貫通穴95の自由端92側の位置に形成された連結部95aを介してラベル90と連結されている。このような連結部95aを設けることにより、抜き部を開口させた際にその抜きカスの除去作業も不要であるため、製造のコストアップは生じない。
なお、ラベル90は、折り曲げ線93で折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴94を有する部分と第2の貫通穴95を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル90における、第2の貫通穴95より自由端92側の部分は表示部90a、第1の貫通穴94及び第2の貫通穴95の部分は取り付け部90bとして構成されている。表示部90aには、所望の情報、例えばラベル90を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル90は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル90を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル90は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル90のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル90の使用方法及び作用効果について説明する。
図9(A)に示すように作製されたラベル90の取り付け部90bにおいて、折り曲げ線93に沿って折り曲げして折り畳むことにより、図9(B)に示すように、第1の貫通穴94を有する部分と第2の貫通穴95を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、スリット96がこの折り曲げ線93上で開口可能となり、例えば植物の枝等の細長い対象物をこの開口部分に挿入し、2方向に進むスリット96内にそれぞれ割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の貫通穴94及び第2の貫通穴95まで導くことにより、対象物が第1の貫通穴94及び第2の貫通穴95に通される。その結果、ラベル90を対象物に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル90は、取り付け部90bの第1の貫通穴94を有する部分と第2の貫通穴95を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の貫通穴94を有する部分と第2の貫通穴95を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線93を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル90に、その自由端92側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の貫通穴95の自由端92側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端92側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の貫通穴94の基端91側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル90は、対象物から簡単には外れにくくなる。特に、本実施形態は、第1の貫通穴94及び第2の貫通穴95を重畳した際の、第1の貫通穴94へのスリット96の連通位置と第2の貫通穴95へのスリット96の連通位置とが互いに異なっているため、対象物が非常に外れにくいという利点を有している。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物をスリット96を介して、重畳した第1の貫通穴94及び第2の貫通穴95に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の貫通穴94を有する部分と第2の貫通穴95を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル90は、対象物から簡単には外れにくくなる。さらに、本実施形態では、第1の貫通穴94へのスリット96の連通位置と第2の貫通穴95へのスリット96の連通位置とが異なる位置であるため、対象物がより外れにくいという利点を有している。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル90の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
図10は本発明の第7の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示しており、(A)は折り曲げ前の状態、(B)は完全に重なるように折り畳んだ状態をそれぞれ示している。本実施形態のラベルは、図1の第1の実施形態のラベルに、第3の貫通穴及び第3の切り込み線をさらに設けている。
図10において、100は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、101はラベル100の基端(本発明の一端に対応する)、102はラベル100の基端101とは反対側の端である自由端、103aは基端101に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル100の伸長方向に垂直な第1の折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、103bは第1の折り曲げ線103aよりさらに基端101に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル100の伸長方向(軸方向)に垂直な第2の折り曲げ線(本発明の第2の折り曲げ線に対応する)、104は第1の折り曲げ線103aより基端101側でありかつ第2の折り曲げ線103bより自由端102側の部分に形成された第1の貫通穴(本発明の第1の穴に対応する)、105は第1の折り曲げ線103aより自由端102側の部分に形成された第2の貫通穴(本発明の第2の穴に対応する)、108は第2の折り曲げ線103bより基端101側の部分に形成された第3の貫通穴(本発明の第3の穴に対応する)、106aは一端が第1の貫通穴104に連通していると共に他端が第2の貫通穴105に連通しており、第1の折り曲げ線103aに垂直な(ラベル100の伸長方向に平行な)1本の第1の切り込み線(本発明の第1の切り込み線に対応する)、106bは一端が第3の貫通穴108に連通していると共に他端がラベル100の側縁に達しており、第2の折り曲げ線103bに垂直な(ラベル100の伸長方向に平行な)1本の第2の切り込み線(本発明の第2の切り込み線に対応する)をそれぞれ示している。
第1の貫通穴104と第2の貫通穴105とは、ラベル100を第1の折り曲げ線103aで折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。さらに、第3の貫通穴108はラベル100を第2の折り曲げ線103bで折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、第1の貫通穴104及び第2の貫通穴105に重畳する位置に形成されている。
なお、ラベル100は、第1の折り曲げ線103a及び第2の折り曲げ線103bで折り曲げした後に手を離すと、第1の貫通穴104を有する部分と第2の貫通穴105を有する部分とが、さらに、第1の貫通穴104を有する部分と第3の貫通穴108を有する部分とが完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル100における、第2の貫通穴105より自由端102側の部分は表示部100a、第1の貫通穴104、第2の貫通穴105及び第3の貫通穴108の部分は取り付け部100bとして構成されている。表示部100aに、所望の情報、例えばラベル100を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル100は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル100を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル100は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル100のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル100の使用方法及び作用効果について説明する。
図10(A)に示すように作製されたラベル100の取り付け部100bにおいて、第1の折り曲げ線103a及び第2の折り曲げ線103bに沿ってそれぞれ折り曲げして折り畳むことにより、図10(B)に示すように、第1の貫通穴104を有する部分と第2の貫通穴105を有する部分と第3の貫通穴108を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、第1の切り込み線106aが第1の折り曲げ線103a上で開口可能となる。一方、第2の切り込み線106bはラベル100の側縁で開口する。例えば植物の枝等の細長い対象物をこれら開口部分に挿入して第1の切り込み線106a及び第2の切り込み線106b内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の貫通穴104、第2の貫通穴105及び第3の貫通穴108まで導くことにより、対象物が第1の貫通穴104、第2の貫通穴105及び第3の貫通穴108に通される。その結果、ラベル100を対象物に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル100は、取り付け部100bの第1の貫通穴104を有する部分と第2の貫通穴105を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の貫通穴104を有する部分と第2の貫通穴105を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように第1の折り曲げ線103aを中心として折り曲げされた状態となる。さらに、取り付け部100bの第1の貫通穴104を有する部分と第3の貫通穴108を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の貫通穴104を有する部分と第3の貫通穴108を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように第2の折り曲げ線103bを中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル100に、その自由端102側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の貫通穴105の自由端102側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端102側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の貫通穴104の基端101側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。同様の動作が、第1の貫通穴104及び第3の貫通穴108の部分でも生じる。その結果、ラベル100は、対象物から非常に外れにくくなる。特に、本実施形態は、第3の貫通穴108が設けられ、これに連通し、異なる方向に伸長する第2の切り込み線106bが設けられているため、対象物が非常に外れにくいという利点を有している。
なお、本実施形態において、第2の切り込み線106bは、一端が第3の貫通穴108に連通していると共に他端がラベル100の一方の側縁に達しているが、この他端が例えば反対側の他方の側縁に達していても、基端101に達していても良い。また、側縁又は基端101に垂直に達するように構成しても、斜めに傾斜して達するように構成しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物を第1の切り込み線106a及び第2の切り込み線106bを介して、重畳した第1の貫通穴104、第2の貫通穴104及び第3の貫通穴108に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の貫通穴104を有する部分と第2の貫通穴105を有する部分と第3の貫通穴108を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル100は、対象物から簡単には外れにくくなる。さらに、本実施形態では、第3の貫通穴108が設けられ、これに連通し、異なる方向に伸長する第2の切り込み線106bが設けられているため、対象物がより外れにくいという利点を有している。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル100の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
なお、本実施形態は、図1の第1の実施形態におけるラベルに第3の貫通穴及び第2の切り込み線を付加した構成となっているが、図5、図6又は図7の第2、第3又は第4の実施形態におけるラベルに第3の貫通穴及び第2の切り込み線を付加した構成としても良いし、図8又は図9の第5又は第6の実施形態におけるラベルに第3の貫通穴及び第2のスリットを付加した構成としても良いことはもちろんである。
図11は本発明の第8の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示している。本実施形態のラベルは、図1の第1の実施形態のラベルにおける貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴が設けられている。
図11において、110は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、111はラベル110の基端(本発明の一端に対応する)、112はラベル110の基端111とは反対側の端である自由端、113は基端111に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル110の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、114は折り曲げ線113より基端111側の部分に形成された第1の穴、115は折り曲げ線113より自由端112側の部分に形成された第2の穴をそれぞれ示している。
第1の穴114は、その内側領域が周縁の2つの連結部114aのみでラベル110に連結されており、周縁のその他の部分には切り込み線114bが形成されている。また、第1の穴114の内側領域は、2つの連結部114aをそれぞれが有する2つの半円となるように中心線に沿って切り込み線114cが形成されている。第2の穴115は、その内側領域が周縁の2つの連結部115aのみでラベル110に連結されており、周縁のその他の部分には切り込み線115bが形成されている。また、第2の穴115の内側領域は、2つの連結部115aをそれぞれが有する2つの半円となるように中心線に沿って切り込み線115cが形成されている。
これら第1の穴114及び第2の穴115は、実際には、ラベル110の取り付けまでは非開口状態となっているが、ラベル110の取り付け時に切り込み線に沿った分離を行うことにより開口状態となる。即ち、図11のラベル110の伸長方向から見た断面図に示すように、それらの穴部分が2分割され、連結部114a及び115aを中心にそれぞれ折れ曲がることにより開口状態となる。
ラベル110には、さらに、一端が第1の穴114の切り込み線114cに連続していると共に他端が第2の穴115の切り込み線115cに連続しており、折り曲げ線113に垂直な(ラベル110の伸長方向に平行な)1本の切り込み線116(本発明の第1の切り込み線に対応する)が形成されている。
第1の穴114と第2の穴115とは、ラベル110を折り曲げ線113で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル110は、折り曲げ線113で折り曲げした後に手を離すと、第1の穴114を有する部分と第2の穴115を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル110における、第2の穴115より自由端112側の部分は表示部110a、第1の穴114及び第2の穴115の部分は取り付け部110bとして構成されている。表示部110aに、所望の情報、例えばラベル110を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル110は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル110を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル110は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル110のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル110の使用方法及び作用効果について説明する。
図11に示すように作製されたラベル110の取り付け部110bにおいて、折り曲げ線113に沿って折り曲げして折り畳むことにより、第1の穴114を有する部分と第2の穴115を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、切り込み線116がこの折り曲げ線113上で開口可能となり、例えば植物の枝等の細長い対象物をこの開口部分に挿入して切り込み線116内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の穴114の切り込み線114c及び第2の穴115の切り込み線115cまで導くことにより、対象物が第1の穴114及び第2の穴115に通される。その結果、ラベル110を対象物に非常に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル110は、取り付け部110bの第1の穴114を有する部分と第2の穴115を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の穴114を有する部分と第2の穴115を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線113を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル110に、その自由端112側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の穴115の自由端112側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端112側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の穴114の基端111側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル110は、対象物から簡単には外れにくくなる。
特に本実施形態においては、第1の穴114及び第2の穴115がラベル110の取り付けまでは非開口状態に維持されるため、ラベル110を作製するべくラベル用紙に印刷する際、プリンタが貫通穴を用紙切れとして誤検出するような不都合が生じない。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物を切り込み線116を介して、重畳した第1の穴114及び第2の穴115に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の穴114を有する部分と第2の穴115を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル110は、対象物から簡単には外れにくくなる。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル110の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
なお、本実施形態は、図1の第1の実施形態におけるラベルの貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴を設けた構成となっているが、図5、図6、図7又は図10の第2、第3、第4又は第6の実施形態におけるラベルの貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴を設けた構成としても良いことはもちろんである。
図12は本発明の第9の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示している。本実施形態のラベルは、図1の第1の実施形態のラベルにおける貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴が設けられている。
図12において、120は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、121はラベル120の基端(本発明の一端に対応する)、122はラベル120の基端121とは反対側の端である自由端、123は基端121に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル120の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、124は折り曲げ線123より基端121側の部分に形成された第1の穴、125は折り曲げ線123より自由端122側の部分に形成された第2の穴をそれぞれ示している。
第1の穴124は、その内側領域が周縁の4つの連結部124aのみでラベル120に連結されており、周縁のその他の部分には切り込み線124bが形成されている。また、第1の穴124の内側領域は、4つの連結部124aをそれぞれが有する4つの1/4円となるように中心線に沿って十字に切り込み線124cが形成されている。第2の穴125は、その内側領域が周縁の4つの連結部125aのみでラベル120に連結されており、周縁のその他の部分には切り込み線125bが形成されている。また、第2の穴125の内側領域は、4つの連結部125aをそれぞれが有する4つの1/4円となるように中心線に沿って十字に切り込み線125cが形成されている。
これら第1の穴124及び第2の穴125は、実際には、ラベル120の取り付けまでは非開口状態となっているが、ラベル120の取り付け時に切り込み線に沿った分離を行うことにより開口状態となる。即ち、それらの穴部分が4分割され、連結部124a及び125aを中心にそれぞれ折れ曲がることにより開口状態となる。
ラベル120には、さらに、一端が第1の穴124の切り込み線124cに連続していると共に他端が第2の穴125の切り込み線125cに連続しており、折り曲げ線123に垂直な(ラベル120の伸長方向に平行な)1本の切り込み線126(本発明の第1の切り込み線に対応する)が形成されている。
第1の穴124と第2の穴125とは、ラベル120を折り曲げ線123で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル120は、折り曲げ線123で折り曲げした後に手を離すと、第1の穴124を有する部分と第2の穴125を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル120における、第2の穴125より自由端122側の部分は表示部120a、第1の穴124及び第2の穴125の部分は取り付け部120bとして構成されている。表示部120aに、所望の情報、例えばラベル120を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル120は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル120を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル120は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル120のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル120の使用方法及び作用効果について説明する。
図12に示すように作製されたラベル120の取り付け部120bにおいて、折り曲げ線123に沿って折り曲げして折り畳むことにより、第1の穴124を有する部分と第2の穴125を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、切り込み線126がこの折り曲げ線123上で開口可能となり、例えば植物の枝等の細長い対象物をこの開口部分に挿入して切り込み線126内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の穴124の切り込み線124c及び第2の穴125の切り込み線125cまで導くことにより、対象物が第1の穴124及び第2の穴125に通される。その結果、ラベル120を対象物に非常に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル120は、取り付け部120bの第1の穴124を有する部分と第2の穴125を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の穴124を有する部分と第2の穴125を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線123を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル120に、その自由端122側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の穴125の自由端122側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端122側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の穴124の基端121側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル120は、対象物から簡単には外れにくくなる。
特に本実施形態においては、第1の穴124及び第2の穴125がラベル120の取り付けまでは非開口状態に維持されるため、ラベル120を作製するべくラベル用紙に印刷する際、プリンタが貫通穴を用紙切れとして誤検出するような不都合が生じない。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物を切り込み線126を介して、重畳した第1の穴124及び第2の穴125に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の穴124を有する部分と第2の穴125を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル120は、対象物から簡単には外れにくくなる。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル120の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
なお、本実施形態は、図1の第1の実施形態におけるラベルの貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴を設けた構成となっているが、図5、図6、図7又は図10の第2、第3、第4又は第6の実施形態におけるラベルの貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴を設けた構成としても良いことはもちろんである。
図13は本発明の第10の実施形態におけるラベルの構成を概略的に示している。本実施形態のラベルは、図1の第1の実施形態のラベルにおける貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴が設けられている。
図13において、130は望ましくは耐水性を有する紙から形成された全体が等幅のストリップ状のラベル、131はラベル130の基端(本発明の一端に対応する)、132はラベル130の基端131とは反対側の端である自由端、133は基端131に近い折り曲げ位置に形成されておりラベル130の伸長方向に垂直な折り曲げ線(本発明の第1の折り曲げ線に対応する)、134は折り曲げ線133より基端131側の部分に形成された第1の穴、135は折り曲げ線133より自由端132側の部分に形成された第2の穴をそれぞれ示している。
第1の穴134は、その内側領域が周縁の1つの連結部134aのみでラベル130に連結されており、周縁のその他の部分には切り込み線134bが形成されている。第2の穴135は、その内側領域が周縁の1つの連結部135aのみでラベル130に連結されており、周縁のその他の部分には切り込み線135bが形成されている。
これら第1の穴134及び第2の穴135は、実際には、ラベル130の取り付けまでは非開口状態となっているが、ラベル130の取り付け時に切り込み線に沿った分離を行うことにより開口状態となる。即ち、それらの穴部分が連結部134a及び135aを中心にそれぞれ折れ曲がることにより開口状態となる。
ラベル130には、さらに、一端が第1の穴134の切り込み線134bに連続していると共に他端が第2の穴135の切り込み線135bに連続しており、折り曲げ線133に垂直な(ラベル130の伸長方向に平行な)1本の切り込み線136(本発明の第1の切り込み線に対応する)が形成されている。
第1の穴134と第2の穴135とは、ラベル130を折り曲げ線133で折り畳みして完全に積み重なるようにした際に、互いに重畳する位置に形成されている。なお、ラベル130は、折り曲げ線133で折り曲げした後に手を離すと、第1の穴134を有する部分と第2の穴135を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、弾性により、これらの部分の曲げ角度が0度より大きく開くように、即ち、互いに非平行状態となるように構成されている。
ラベル130における、第2の穴135より自由端132側の部分は表示部130a、第1の穴133及び第2の穴135の部分は取り付け部130bとして構成されている。表示部130aに、所望の情報、例えばラベル130を取り付ける対象物の名称、型番、価格、バーコード等の一次元コード、若しくはQRコード(登録商標)等の二次元コード、又はその他の情報、図、デザイン、若しくはイラスト等が、例えばプリンタによって描かれる。
ラベル130は、これらを書き込み可能であり、ある程度の耐水性及びある程度の強度を有する材料であることが望ましいが、このラベル130を屋内で使用する場合には、耐水性がなくとも良い。ラベル130は、例えば二軸延伸フィルム、一軸延伸フィルム、無延伸フィルム、その他のプラスチック用紙、不織布、又は含浸紙等で構成される。ラベル130のサイズ及び形状は、任意である。
次に、本実施形態におけるラベル130の使用方法及び作用効果について説明する。
図13に示すように作製されたラベル130の取り付け部130bにおいて、折り曲げ線133に沿って折り曲げして折り畳むことにより、第1の穴134を有する部分と第2の穴135を有する部分とが完全に積み重なるようにする。
これにより、切り込み線136がこの折り曲げ線133上で開口可能となり、例えば植物の枝等の細長い対象物をこの開口部分に挿入して切り込み線136内に割り込ませて案内し、互いに重畳されている第1の穴134の切り込み線134b及び第2の穴135の切り込み線135bまで導くことにより、対象物が第1の穴134及び第2の穴135に通される。その結果、ラベル130を対象物に非常に容易に取り付けることができる。
このように取り付けられたラベル130は、取り付け部130bの第1の穴134を有する部分と第2の穴135を有する部分とが非平行状態となるように、即ち、第1の穴134を有する部分と第2の穴135を有する部分とが、完全に積層された状態とはならず、これらの部分の曲げ角度が0度より大きくなるように折り曲げ線133を中心として折り曲げされた状態となる。
このため、ラベル130に、その自由端132側が(図3の)矢印a方向に回転する外力が印加された場合に、第2の穴135の自由端132側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働き、その自由端132側が(図3の)矢印b方向に回転する外力が印加された場合に、第1の穴134の基端131側の周縁に対象物からの力が印加されて回転を抑止するように働く。その結果、ラベル130は、対象物から簡単には外れにくくなる。
特に本実施形態においては、第1の穴134及び第2の穴135がラベル130の取り付けまでは非開口状態に維持されるため、ラベル130を作製するべくラベル用紙に印刷する際、プリンタが貫通穴を用紙切れとして誤検出するような不都合が生じない。
以上説明したように、本実施形態によれば、植物の枝等の細長い対象物を切り込み線136を介して、重畳した第1の穴134及び第2の穴135に通すことにより、非常に容易にラベルの取り付けを行うことができる。また、第1の穴134を有する部分と第2の穴135を有する部分とが非平行状態となっているため、ラベル130は、対象物から簡単には外れにくくなる。もちろん、粘着部が存在しないので、水分や埃等の存在する使用環境に対して耐性のあるラベルを作成可能である。
本実施形態におけるラベル130の作製方法は、図1の第1の実施形態におけるラベルの場合と同様である。
なお、本実施形態は、図1の第1の実施形態におけるラベルの貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴を設けた構成となっているが、図5、図6、図7又は図10の第2、第3、第4又は第6の実施形態におけるラベルの貫通穴に代えて、その周縁の一部が連結されている開口可能な穴を設けた構成としても良いことはもちろんである。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10、50、60、70、80、90、100、110、120、130 ラベル
10a、50a、60a、70a、80a、90a、100a、110a、120a、130a 表示部
10b、50b、60b、70b、80b、90b、100b、110b、120b、130b 取り付け部
10b 第1の貫通穴を有する部分
10b 第2の貫通穴を有する部分
11、51、61、71、81、91、101、111、121、131 基端
12、52、62、72、82、92、102、112、122、132 自由端
13、53、63、73、83、93、113、123、133 折り曲げ線
14、54、64、74、84、94、104 第1の貫通穴
14a、15a 周縁
15、55、65、75、85、95、105 第2の貫通穴
16、56、66、76、114b、114c、115b、115c、116、124b、124c、125b、125c、126、134b、135b、136 切り込み線
17 対象物
18 ラベル用紙
19 ミシン目部
85a、95a 連結部
86、96 スリット
103a 第1の折り曲げ線
103b 第2の折り曲げ線
106a 第1の切り込み線
106b 第2の切り込み線
108 第3の貫通穴
114、124、134 第1の穴
115、125、135 第2の穴
a、b 矢印

Claims (6)

  1. 一端側の折り曲げ位置に形成された第1の折り曲げ線と、該第1の折り曲げ線で折り畳みした際に互いに重畳する位置に前記一端側から順次形成された第1の穴及び第2の穴と、該第1の穴及び該第2の穴に両端がそれぞれ連通しており前記第1の折り曲げ線と交差する単一の第1の切り込み線又はスリットとを備えており、前記第1の折り曲げ線を中心として折り曲げされた際に、前記第1の穴を有する部分と前記第2の穴を有する部分とが互いに非平行となるように構成されていることを特徴とするラベル。
  2. 前記第1の切り込み線又はスリットが、前記第1の折り曲げ線に直交する直線状の切り込み線又はスリットであることを特徴とする請求項1に記載のラベル。
  3. 前記第1の切り込み線又はスリットが、前記第1の折り曲げ線に斜めに交差する直線状の切り込み線又はスリットであることを特徴とする請求項1に記載のラベル。
  4. 前記第1の折り曲げ線よりもさらに前記一端側に第2の折り曲げ線が形成されており、該第2の折り曲げ線で折り畳みした際に前記第1の穴と重畳する位置に第3の穴が形成されており、該第3の穴に連続し当該ラベルの側縁に達する第2の切り込み線が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のラベル。
  5. 前記第1の穴及び前記第2の穴の各々が、周縁の一部が連結されている開口可能な穴であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のラベル。
  6. 複数の、請求項1から5のいずれか1項に記載のラベルが、一端から他端へ伸長しておりかつ外周分離加工線を介して互いに並列に連結配置されていることを特徴とするラベル用紙。
JP2012026314A 2011-02-17 2012-02-09 ラベル及びラベル用紙 Pending JP2012185489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026314A JP2012185489A (ja) 2011-02-17 2012-02-09 ラベル及びラベル用紙

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011032299 2011-02-17
JP2011032299 2011-02-17
JP2012026314A JP2012185489A (ja) 2011-02-17 2012-02-09 ラベル及びラベル用紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012185489A true JP2012185489A (ja) 2012-09-27

Family

ID=47015575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012026314A Pending JP2012185489A (ja) 2011-02-17 2012-02-09 ラベル及びラベル用紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012185489A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140123539A1 (en) * 2012-11-08 2014-05-08 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Sustained Release Pheromone Formulation

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1382426A (en) * 1917-08-08 1921-06-21 Cohoes Envelope Co Inc Shipping-tag envelop
US4379372A (en) * 1981-12-08 1983-04-12 Horticultural Printers/Carscallen Nursery Label Company Plant tag
JPH10153959A (ja) * 1996-11-20 1998-06-09 Megara Australia Pty Ltd シート部材並びにこれを用いた札部材及び袋類の開口部封止部材
JP3069775U (ja) * 1999-12-20 2000-06-30 エーアールシー株式会社 園芸用表示片

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1382426A (en) * 1917-08-08 1921-06-21 Cohoes Envelope Co Inc Shipping-tag envelop
US4379372A (en) * 1981-12-08 1983-04-12 Horticultural Printers/Carscallen Nursery Label Company Plant tag
JPH10153959A (ja) * 1996-11-20 1998-06-09 Megara Australia Pty Ltd シート部材並びにこれを用いた札部材及び袋類の開口部封止部材
JP3069775U (ja) * 1999-12-20 2000-06-30 エーアールシー株式会社 園芸用表示片

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140123539A1 (en) * 2012-11-08 2014-05-08 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Sustained Release Pheromone Formulation
EP2730166A1 (en) * 2012-11-08 2014-05-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd Sustained release pheromone carrier
JP2014237625A (ja) * 2012-11-08 2014-12-18 信越化学工業株式会社 徐放性フェロモン製剤
US9936683B2 (en) 2012-11-08 2018-04-10 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Sustained release pheromone formulation
CN103798229B (zh) * 2012-11-08 2018-04-20 信越化学工业株式会社 缓释外激素制剂
AU2017204873B2 (en) * 2012-11-08 2019-04-18 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Sustained Release Pheromone Formulation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100187256A1 (en) Drip Catcher And Method
CN106364175B (zh) 带及带盒
US20110210159A1 (en) File with Multiple Labeled Pockets
JP2012185489A (ja) ラベル及びラベル用紙
CN106142898B (zh) 分隔件中的滑块
JP2001215882A (ja) 多数の部分より成るラベル、該ラベルの製造方法及び使用方法
JP2012093643A (ja) ラベル用紙
JP2011068029A (ja) 冊子状印刷物
JP5440231B2 (ja) 封緘シール及び封緘シール付き印刷物
JP3139870U (ja) 印刷用紙束
JP4011981B2 (ja) スリット付きサンプルホルダー
CA2599548C (en) Self-retaining sell tag for a bound component
US20080092796A1 (en) Disposable flag
CN208077494U (zh) 标贴
JP3121172U (ja) 折り畳み冊子
JP2018069648A (ja) 冊子
JP2011005841A (ja) インデックスラベル
JP2009543141A (ja) 手動で操作可能なうちわ又は展示品に組立可能なブランク材
DE202006014460U1 (de) Blechtube mit integriertem Booklet
CN205104152U (zh) 一种植物标本采集号标签
US20140339228A1 (en) Gift card box toppers
JP3158877U (ja) 窓付き封筒
KR100997876B1 (ko) 라벨지
EP3382681A1 (en) Medium and tape cartridge
JP5761485B2 (ja) ホワイトボード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121022

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20121022

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20121112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130319