JP2012183618A - 研磨装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】センターギアと下定盤とインターナルギアとラッピングキャリアと上定盤とを備えた両面研磨装置であって、下定盤が下定盤の外周面の中心を回転軸に回転可能でかつ上定盤が上定盤の外周面の中心を回転軸に回転可能となっており、
上定盤側を向く下定盤の面に第一の環状溝及び第一の直線溝が形成され、上定盤側を向く前下定盤の面を見た場合、第一の環状溝の縁部を外周とする面の下定盤の外周面に近い面と第一の環状溝の縁部を外周とする面の下定盤の外周面の中心に近い面とが同心円となり、第一の環状溝の縁部を外周とする面の下定盤の外周面に近い面の中心から放射状に第一の直線溝が形成され、第一の環状溝の縁部を外周とする面の下定盤の外周面に近い面の中心が下定盤の外周面の中心と異なる位置に位置していることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
この遊離砥粒による研磨方式では、例えば、図4に示すように、回転する下定盤220に配置された研磨対象物Sである水晶片の両主面付近に遊離砥粒及び水を含む混合液であるスラリーを供給しながら、回転する上定盤250を下定盤220方向に移動させることにより、研磨対象物Sである水晶片の両主面を研磨する。
また、このような研磨装置200は、下定盤220側を向く上定盤250の面を見た場合、下定盤220側を向く上定盤250の面が円形形状となっており、下定盤220側を向く上定盤250の面の縁部の中心、つまり、上定盤250の外周面の中心C25(図5(b)参照)を回転軸に面内回転する構成となっている。
また、このような研磨装置200は、上定盤250の回転軸と下定盤220の回転軸とが一致するように上定盤250と下定盤220とが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このとき、溝222が形成されていない上定盤250側を向く下定盤220の面の面積と溝252が形成されていない下定盤220側を向く上定盤250の面の面積とを比較した場合、溝222が形成されていない上定盤250側を向く下定盤220の面の面積の方が大きくなっている。
このため、研磨方式を用いて研磨し研磨装置200から研磨後の研磨対象物Sを回収するとき、研磨後の研磨対象物Sと下定盤220との表面張力に対して研磨後の研磨対象物Sと上定盤250との表面張力が弱くなり、上定盤250側を向く下定盤220の面で研磨後の研磨対象物Sを回収することができる(例えば、特許文献2参照)。
また、上定盤350は、下定盤320側を向く上定盤350の面を見た場合、図6(b)に示すように、上定盤350の外周面の中心C35を中心とした円形形状となっている。
これらの第一の環状溝322は、下定盤320の外周面の中心C32に対して同心円となるように半径を異にして形成される。
これらの第二の環状溝352は、上定盤350の外周面の中心C35に対して同心円となるように半径を異にして形成される。
また、複数形成されている第二の環状溝352は、例えば、所定の第二の環状溝352が第一の環状溝322と対向する位置に形成されており、所定の他の第二の環状溝352が第一の環状溝322と対向しない位置に形成されている。このとき、例えば、所定の他の第二の環状溝352が所定の第二の環状溝352の間に形成されている。
つまり、第一の環状溝322及び第一の直線溝323が形成されていない上定盤側350側を向く下定盤320の面の面積と第二の環状溝352及び第二の直線溝353が形成されていない下定盤側320側を向く上定盤350の面の面積とを比較した場合、第一の環状溝322及び第一の直線溝323が形成されていない上定盤側350側を向く下定盤320の面の面積の方が大きくなっている。
このため、研磨方式を用いて研磨し研磨装置から研磨後の研磨対象物Sを回収するとき、研磨後の研磨対象物Sと下定盤320との表面張力に対して研磨後の研磨対象物Sと上定盤350との表面張力が弱くなり、上定盤350側を向く下定盤320の面で研磨後の研磨対象物Sを回収することができる。
また、これらの研磨装置は、下定盤側を向く上定盤の面で研磨後の研磨対象物Sを回収することができるようにする場合には、上定盤側を向く下定盤の面の面積と比較して下定盤側を向く上定盤の面の面積が大きくなっている。
このため、従来の研磨装置では、下定盤又は上定盤の縁部から欠落した欠片がスラリーに混在したまま研磨対象物である水晶片を研磨することとなり、欠落した欠片が研磨対象物である水晶片と接触し、研磨後に傷やチッピング等が発生し研磨対象物である水晶片の品質を低下させてしまう恐れがある。
従って、従来の研磨装置は、研磨対象物である水晶片の品質が低下してしまい生産性が低下する恐れがある。
このため、従来の研磨装置によれば、研磨対象物を研磨する前に共ずりを行ったとき、下定盤が回転した場合、下定盤の回転軸と第一の環状溝の任意の一点との長さが常に一定となっており、上定盤側の下定盤の面に下定盤側を向く上定盤の面の形状が転写されてしまい、凸部が形成される。
従って、従来の研磨装置によれば、上定盤側を向く下定盤の面に凸部が形成された状態のまま研磨対象物である水晶片が研磨され、研磨後の研磨対象物である水晶片の平面度が低下し研磨対象物である水晶片の品質が低下する恐れがある。また、研磨対象物である水晶片が凸部によって破損する恐れもある。つまり、従来の研磨装置によれば、生産性が低下する恐れがある。
このため、従来の研磨装置によれば、研磨対象物を研磨する前に共ずりを行ったとき、上定盤が回転した場合、上定盤の回転軸と第二の環状溝の任意の一点との長さが常に一定となっており、下定盤側の上定盤の面に上定盤側を向く下定盤の面の形状が転写されてしまい、凸部が形成される。
従って、従来の研磨装置によれば、下定盤側を向く上定盤の面に凸部が形成された状態のまま研磨対象物である水晶片が研磨され、研磨後の研磨対象物である水晶片の平面度が低下し研磨対象物である水晶片の品質が低下する恐れがある。また、研磨対象物である水晶片が凸部によって破損する恐れもある。つまり、従来の研磨装置によれば、生産性が低下する恐れがある。
前記下定盤の周囲付近に外周面の中心を回転軸として回転可能に設けられ、前記下定盤の外径より大きい内径を有する下定盤挿通用貫通孔によって形成された内周面に、
インターナルギア歯が形成されているインターナルギアと、前記センターギアの外周面から前記インターナルギアの内周面までの長さに相当する外径を有し、かつ所望の内径を有する研磨対象物挿入用貫通孔が形成されると共に、研磨対象物の厚さより薄い厚さを有するように形成され、外周面に形成されたラッピングキャリア歯によって、前記センターギアと歯合されると共に前記インターナルギアと歯合されるようにして、前記下定盤上に配置されるラッピングキャリアと、外周面の中心を回転軸として回転可能に設けられ、
外周面の中心が前記サンギアの回転軸上に位置しつつ前記ラッピングキャリアが配置される前記下定盤の面と対向するように配置される上定盤と、を備え、前記上定盤側を向く前記下定盤の面に第一の環状溝及び第一の直線溝が形成され、前記上定盤側を向く前記下定盤の面を見た場合、前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面に近い面と前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面の中心に近い面とが同心円となり、前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって
前記下定盤の外周面に近い面の中心から放射状に前記第一の直線溝が形成され、前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面に近い面の中心が前記下定盤の外周面の中心と異なる位置に位置していることを特徴とする。
円となり、前記第二の環状溝の縁部を外周とする面であって前記上定盤の外周面に近い面の中心から放射状に前記第二の直線溝が形成され、前記第二の環状溝の縁部を外周とする面であって前記上定盤の外周面に近い面の中心が全上定盤の外周面の中心と異なる位置となっていることを特徴とする。
このため、このような研磨装置によれば、従来の研磨装置のように下定盤又は上定盤の縁部から欠落した欠片が研磨対象物である水晶片を研磨することがなくなるので、研磨対象物である水晶片に接触することがなくなり、研磨対象物である水晶片の品質を向上させることができる。
従って、このような研磨装置によれば、研磨対象物である水晶片の品質が低下することなく生産性を向上させることができる。
このため、このような研磨装置によれば、研磨を行う前に上定盤と下定盤とを共ずりするとき、従来の研磨装置と比較して、上定盤側を向く下定盤の面に下定盤側を向く上定盤の面の形状が転写され凸部が形成されることを抑えることができる。
従って、このような研磨装置によれば、従来の研磨装置と比較して、研磨後の研磨対象物である水晶片の平面度を向上させることができ研磨対象物である水晶片の品質を向上させることができる。また、研磨対象物である水晶片が下定盤に転写され形成された凸部によって破損する恐れを回避することができる。
つまり、このような研磨装置によれば、生産性を向上させることができる。
このため、このような研磨装置によれば、研磨を行う前に上定盤と下定盤とを共ずりするとき、従来の研磨装置と比較して、下定盤側を向く上定盤の面に上定盤側を向く下定盤の面の形状が転写され凸部が形成されることを抑えることができる。
従って、このような研磨装置によれば、従来の研磨装置と比較して、研磨後の研磨対象物である水晶片の平面度を向上させることができ研磨対象物である水晶片の品質を向上させることができる。また、研磨対象物である水晶片が上定盤に転写され形成された凸部によって破損する恐れを回避することができる。
つまり、このような研磨装置によれば、生産性を向上させることができる。
なお、研磨装置が研磨される研磨対象物の対向しあう面を同時に研磨することができる両面研磨装置を例に説明する。
ここで、共ずりを行っている状態とは、上定盤側を向く下定盤の面と下定盤側を向く上定盤の面とを研磨対象物を研磨するときに用いるスラリーを介してすり合わせる状態とする。
また、センターギア110は、外周面にセンターギア歯(図示せず)が形成され、このセンターギア歯によって外歯車として機能する。なお、センターギア110は、一方の主面の中心と他方の主面の中心を通過する軸を回転軸として面内回転する。言い換えると、センターギア110は、外周面の中心を回転軸としてこの外周面に対して面内回転する。
また、下定盤120は、センターギア110の一方の先端部が挿通され、センターギア110の周囲に設けられている。
なお、下定盤120は、センターギア110の回転軸と同一の回転軸を中心としてセンターギア110と同一方向に回転するように回転可能に設けられている。このとき、一方の主面の中心及び他方の主面の中心、つまり、下定盤120の外周面の中心C12(図2参照)が、下定盤120の回転軸上に位置している。
また、下定盤120は、図2に示すように、一方の主面に第一の環状溝122及び第一の直線溝123が形成されている。ことのき、下定盤120の一方の主面は、本発明の実施形態に係る研磨装置100において後述する上定盤150側を向いている。
また、第一の環状溝122は、上定盤150側を向く下定盤120の面を見た場合、第一の環状溝122の縁部である外周面であって下定盤120の外周面に近い面と第一の環状溝122の縁部である外周面であって下定盤120の外周面の中心C12に近い面とが所定の一点P12を中心とした同心円形状となっている。つまり、第一の環状溝122は、円形形状の環状となっており、その幅が一定となっている。
また、第一の環状溝122の縁部である外周面の中心P12が下定盤120の外周面の中心C12と重ならない位置に位置しているので、第一の環状溝122の縁部である外周面の中心P12が、下定盤120の回転軸上に位置しない構成となっている。従って、第一の環状溝122は、下定盤120の外周面の中心C12と異なる点P12に対して同心円となるように半径を異にして形成される。
従って、下定盤120と上定盤150とを共ずりするとき、上定盤150側を向く下定盤120の面に下定盤120側を向く上定盤150の面の形状が転写されにくくなり、上定盤150側を向く下定盤120の面に凸部が形成されることを防ぐことができる。
また、第一の直線溝123は、複数形成されており、第一の環状溝122の縁部である外周面の中心P12を基準に放射状に形成されている。
また、インターナルギア130は、下定盤120の回転軸と同一の回転軸を中心として下定盤120と同一の方向に回転するように回転可能に設けられている。このとき、インターナルギア130の外周面の中心がインターナルギア130の回転軸上に位置している。
また、下定盤挿通用貫通孔131は、下定盤挿通用貫通孔131を形成する内周面の中心が回転軸上に位置している。
また、ラッピングキャリア140は、センターギア歯及びインターナルギア歯と噛み合うようにラッピングキャリア歯(図示せず)がラッピングキャリア140の外周面に形成されている。
また、ラッピングキャリア140は、センターギア110と歯合させると共にインターナルギア130と歯合させるようにして下定盤120上に配置される。
つまり、ラッピングキャリア140は、センターギア110と外歯車対となっており、インターナルギア130と内歯車対となっている。
ここで、ラッピングキャリア140の厚みとは、下定盤120に接している面からこの面に対向する面までの長さとする。また、研磨対象物Sである水晶片の厚みとは、研磨される研磨対象物の対向しあう面の間の長さとする。
また、上定盤150は、両主面がラッピングキャリア120に接している下定盤120の面と同じ大きさとなっている。
また、上定盤150は、センターギア110の他方の先端部が挿入され、センターギア110の周囲に設けられつつ、ラッピングキャリア140を挟んで下定盤120と対向するように設けられている。
また、上定盤150は、センターギア110の下定盤120の回転軸と同一の回転軸を中心として下定盤120の回転方向と逆方向に回転するように回転可能に設けられている。このとき、下定盤120側を向く上定盤150の面の中心、つまり、上定盤150の外周面の中心が上定盤150の回転軸上に位置している。
また、上定盤150は、下定盤120側を向く面に、後述する第二の環状溝152及び第二の直線溝153が形成されている。
また、第二の環状溝152は、下定盤120側を向く上定盤150の面を見た場合、第二の環状溝152の縁部である外周面であって上定盤150の外周面に近い面と第二の環状溝152の外周面の中心C15に近い面とが所定の一点P15を中心とした同心円形状となっている。つまり、第二の環状溝152は、円形形状の環状となっており、その幅が一定となっている。
また、第二の環状溝152の縁部である外周面の中心P15が上定盤150の外周面の中心C15と重ならない位置に位置しているので、第二の環状溝152の縁部である外周面の中心P21が上定盤150の回転軸上に位置しない構成となっている。従って、第二の環状溝152は、上定盤150の外周面の中心C15と異なる点P15に対して同心円となるように半径を異にして形成される。
従って、下定盤120と上定盤150とを共ずりするとき、下定盤120側を向く上定盤150の面に上定盤150側を向く下定盤120の面の形状が転写されにくくなり、下定盤120側を向く上定盤150の面に凸部が形成されることを防ぐことができる。
また、第二の直線溝153は、複数形成されており、第二の環状溝152の縁部である外周面の中心P15を基準に放射状に形成されている。
このとき、センターギア110とインターナルギア130とを異なる角速度で同一の方向にそれぞれ回転しており、下定盤120の回転方向と上定盤150の回転方向とが逆となっている。
このため、このような本発明の実施形態に係る研磨装置100によれば、従来の研磨装置のように下定盤又は上定盤から欠落した欠片が研磨対象物Sである水晶片を研磨することがなくなるので、研磨対象物Sである水晶片に接触することがなくなり、研磨対象物Sである水晶片の品質を向上させることができる。
従って、このような本発明の実施形態に係る研磨装置100によれば、研磨対象物Sである水晶片の品質が低下することなく生産性を向上させることができる。
このため、このような本発明の実施形態に係る研磨装置100によれば、研磨を行う前に上定盤120と下定盤150とを共ずりするとき、従来の研磨装置と比較して、上定盤150側を向く下定盤120の面に下定盤120側を向く上定盤150の面の形状が転写され凸部が形成されることを抑えることができる。
従って、このような本発明に係る研磨装置100によれば、従来の研磨装置と比較して、研磨後の研磨対象物Sである水晶片の平面度を向上させることができ研磨対象物Sである水晶片の品質を向上させることができる。また、研磨対象物でSある水晶片が下定盤に転写され形成された凸部によって破損する恐れを回避することができる。
つまり、このような研磨装置によれば、生産性を向上させることができる。
このため、このような本発明の実施形態に係る研磨装置100によれば、研磨を行う前に上定盤150と下定盤120とを共ずりするとき、従来の研磨装置と比較して、下定盤120側を向く上定盤150の面に上定盤150側を向く下定盤120の面の形状が転写され凸部が形成されることを抑えることができる。
従って、このような本発明に係る研磨装置100によれば、従来の研磨装置と比較して、研磨後の研磨対象物Sである水晶片の平面度を向上させることができ研磨対象物Sである水晶片の品質を向上させることができる。
また、研磨対象物Sである水晶片が凸によって破損する恐れを回避することができる。
つまり、このような本発明の実施形態に係る研磨装置100によれば、生産性を向上させることができる。
110,210 センターギア
120,220,320 下定盤
121,221,321 センターギア挿通用貫通孔
122,322 第一の環状溝
123,323 第一の直線溝
130,230 インターナルギア
131,231 下定盤挿通用貫通孔
140,240 ラッピングキャリア
141,241 研磨対象物挿通用貫通孔
150,250,350 上定盤
151,251,351 上定盤貫通孔
152,352 第二の環状溝
153,353 第二の直線溝
S 研磨対象物
C12,C32 下定盤の外周面の中心
C15,C35 上定盤の外周面の中心
P12 第一の環状溝の縁部である外周面の中心
P15 第二の環状溝の縁部である外周面の中心
Claims (2)
- 外周面の中心を回転軸として回転可能に中央に設けられ、外周面にセンターギア歯が形成されているセンターギアと、
前記センターギアの先端付近の周囲付近に外周面の中心を回転軸として回転可能に設けられ、前記センターギアの外径より大きい内径を有するようにして、中央部分に形成されたセンターギア挿通貫通孔に前記センターギアの先端部分が挿通されつつ、外周面の中心が前記センターギアの回転軸上に位置するように配置されている下定盤と、
前記下定盤の周囲付近に外周面の中心を回転軸として回転可能に設けられ、前記下定盤の外径より大きい内径を有する下定盤挿通用貫通孔によって形成された内周面に、インターナルギア歯が形成されているインターナルギアと、
前記センターギアの外周面から前記インターナルギアの内周面までの長さに相当する外径を有し、かつ所望の内径を有する研磨対象物挿入用貫通孔が形成されると共に、研磨対象物の厚さより薄い厚さを有するように形成され、外周面に形成されたラッピングキャリア歯によって、前記センターギアと歯合されると共に前記インターナルギアと歯合されるようにして、前記下定盤上に配置されるラッピングキャリアと、
外周面の中心を回転軸として回転可能に設けられ、外周面の中心が前記サンギアの回転軸上に位置しつつ前記ラッピングキャリアが配置される前記下定盤の面と対向するように配置される上定盤と、
を備え、
前記上定盤側を向く前記下定盤の面に第一の環状溝及び第一の直線溝が形成され、
前記上定盤側を向く前記下定盤の面を見た場合、
前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面に近い面と前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面の中心に近い面とが同心円となり、
前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面に近い面の中心から放射状に前記第一の直線溝が形成され、
前記第一の環状溝の縁部を外周とする面であって前記下定盤の外周面に近い面の中心が前記下定盤の外周面の中心と異なる位置に位置している
ことを特徴とする研磨装置。 - 前記請求項1の研磨装置であって、
前記下定盤側を向く前記上定盤の面に第二の環状溝及び第二の直線溝が形成され、
前記下定盤側を向く前記上定盤の面を見た場合、
前記第二の環状溝の縁部を外周とする面であって前記上定盤の外周面に近い面と前記第二の環状溝の縁部を外周とする面であって前記上定盤の外周面の中心に近い面とが同心円となり、
前記第二の環状溝の縁部を外周とする面であって前記上定盤の外周面に近い面の中心から放射状に前記第二の直線溝が形成され、
前記第二の環状溝の縁部を外周とする面であって前記上定盤の外周面に近い面の中心が全上定盤の外周面の中心と異なる位置となっている、
ことを特徴とする研磨装置。
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