JP2012182339A - トランス - Google Patents

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英之 秋山
Tetsuya Sano
哲也 佐野
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Abstract

【課題】大型化や部品形状の複雑化等を招来することなく、簡易な構造によって、コイル部材の導線とフェライトコアとの間に所定の沿面距離を容易に確保することが可能になるトランスを提供する。
【解決手段】ボビンの外周に導線を巻回してなる円筒状のコイル部材1、2と、コイル部材を囲繞して磁路を形成するフェライトコア10とを備え、フェライトコア10は、コイル部材2のボビンの端面2aに当接する平板部11と、平板部11に立設されてコイル部材に巻回された導線の外周と対向する側壁部13とを備えてなり、かつ平板部11は、少なくとも側壁部13との交差部分に、ボビンの端面2aから離間することにより当該端面2aの外周部分との間に間隙Sを形成する段部が、コイル部材2の軸線を中心とした円周方向に連続して形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、各種電気機器類における電源回路や電圧変換回路に組み込まれるトランスに関するものである。
例えば、液晶ディスプレイにおける冷陰極管の放電・点灯用や、車載用DC−DCコンバータ等の各種電気機器類における電圧変換回路等には、トランスが組み込まれている。
一般に、この種の汎用のトランスは、ボビンの外周に導線を巻回してなる円筒状の1次コイルおよび2次コイルと、これら1次および2次コイルの外周に設けられて磁路を形成するコアとから概略構成されている。
図9は、このような従来のトランスを示すもので、図中符号1が、ボビンの外周に導線が巻回されてなる円筒状の1次コイルであり、符号2が、当該1次コイルを間に挟んで軸線方向に隣接するボビンの外周に導線が巻回されてなる2次コイルである。
そして、これら1次および2次コイル1、2の外周に、一対のフェライトコア3が対向配置されている。
このフェライトコア3は、2次コイルのボビンの外端面2aに当接する平板部3aと、この平板部3aの中央に立設されて1次コイル1および2次コイル2の中心開口部内に挿入される円柱部3bと、平板部3aの両側部に立設されて1次コイル1および2次コイル2に巻回された導線の外周と対向する側壁部3cとが一体化されたE型コアである。
このような構成を備えたトランスにおいては、1次コイルと2次コイルとの導線間に、所定の沿面距離を確保することが要請されているが、さらにコアとして、フェライトコア3を用いた場合には、当該フェライトコア3が絶縁物でないために、2次コイル2
の導線と、上記フェライトコア3との間にも、所定の沿面距離を確保することが必要になる。
そして、特に電圧が高いものになると、これに対応して確保すべき上記沿面距離も長くなり、この結果、例えば図9に示した構造のトランスにあっては、2次コイル2とコア3との距離Lが、要求される沿面距離よりも短くなってしまうために、別途ボビンの鍔部2bの厚さ等の寸法を大きくしたり、あるいは当該ボビンの形状自体を変更したりして対応する必要があり、この結果当該トランスの大型化や、2次コイル2のボビン形状の複雑化等の弊害を招くという問題点があった。
なお、下記特許文献1においては、1次コイルおよび2次コイルの導線間に、所定の沿面距離を確保することを目的としたトランスの構造が開示されている。
特開平7−240324号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、大型化や部品形状の複雑化等を招来することなく、簡易な構造によって、コイル部材の導線とフェライトコアとの間に所定の沿面距離を容易に確保することが可能になるトランスを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ボビンの外周に導線を巻回してなる円筒状のコイル部材と、このコイル部材を囲繞して磁路を形成するフェライトコアとを備えたトランスにおいて、上記フェライトコアは、上記コイル部材のボビンの端面に当接する平板部と、この平板部に立設されて上記コイル部材に巻回された上記導線の外周と対向する側壁部とを備えてなり、かつ上記平板部は、少なくとも上記側壁部との交差部分に、上記ボビンの端面から離間することにより当該端面の外周部分との間に間隙を形成する段部が、上記コイル部材の軸線を中心とした円周方向に連続して形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本願発明によれば、コイル部材の導線からフェライトコアに至る沿面距離が、当該導線の外周からボビンの内壁に沿って外周縁まで至る長さ寸法と、上記外周縁から当該ボビンの端面に沿って径方向に上記段部の開始部まで至る長さ寸法との和になる。
この結果、ボビンの外周縁から上記ボビンの径方向に沿って上記段部の開始部に至る長さ寸法を適宜設計することにより、従来のように大型化や部品形状の複雑化等を招来することなく、簡易な構造によって、コイル部材の導線とフェライトコアとの間に所定の沿面距離を容易に確保することが可能になる。
本発明に係るトランスの一実施形態におけるフェライトコアの形状を示す斜視図である。 図1の平面図である。 (a)図2の縦断面図であり、(b)A部拡大図である。 本実施形態のトランスを縦断面視した分解図である。 本実施形態のトランスの縦断面図である。 図5のA部拡大図である 本発明の他の実施形態におけるフェライトコアの形状を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態におけるフェライトコアの形状を示す斜視図である。 従来のトランスを示すもので、(a)は縦断面図、(b)はそのB部拡大図である。
図1〜図6は、本発明に係るトランスの一実施形態を示すもので、このトランスにおいても、ボビンの外周に導線が巻回されてなる円筒状の1次コイル(コイル部材)1を間に挟んで、軸線方向の両側に、ボビンの外周に導線が巻回されてなる2次コイル(コイル部材)2が同軸的に隣接して配置されている。そして、これら1次および2次コイル1、2の外周に、一対のフェライトコア10が対向配置されている。
このフェライトコア10は、上面11aが2次コイル2のボビンの外端面2aに当接する平板部11と、この平板部11の上面11aの中央に立設されて1次コイル1および2次コイル2の中心開口部内に挿入される円柱部12と、平板部11の上面11aの両側部に立設されて1次コイル1および2次コイル2に巻回された導線の外周と対向する側壁部13とが一体化されたコアである。
ここで、平板部11は、図2に示すように、その幅寸法が、中央部において円柱部12の外径と等しく、かつ側壁部13に向けて漸次広がるように形成されている。また、一対の側壁部13は、互いの外周面13a同士が平行に形成されるとともに、内周面13bが、1次コイル1および2次コイル2の導線の外周と対向するように、円柱部12の軸線(すなわち、1次コイル1および2次コイル2の軸線)を中心とした円弧状に形成されている。
そして、このフェライトコア10においては、平板部11の側壁部13との交差部分に、上面11aが厚さ方向に切り欠かれることにより2次コイル2のボビンの端面2aから離間する段部14が形成されている。この段部14は、側壁部13から円柱部12側に向けた所定の幅寸法の範囲において、円柱部12の軸線を中心とした円周方向に連続して形成されている。
これにより、上記幅寸法の範囲において、段部14と2次コイル2のボビンの端面2aの外周部分との間には、間隙Sが形成されている。なお、この段部14は、上面11aとの交差部が、上面11a側から段部14側に向けて漸次深さ寸法が増加するテーパー面14aによって形成されている。
このような形状のフェライトコア10を備えたトランスによれば、図5に示すように、2次コイル2の導線の外周からフェライトコア10に至る沿面距離L1が、当該導線の外周から2次コイル2のボビンの内壁に沿って外周縁まで至る長さ寸法と、上記外周縁から当該ボビンの端面2aに沿って径方向に段部14の開始部(正確には、段部14のテーパー面14aと上面11aとの交差部)15まで至る長さ寸法との和になる。
この結果、段部14の上記幅寸法を調整して、ボビンの外周縁からボビンの端面2aを径方向に沿って段部14の開始部15に至る長さ寸法を適宜設計することにより、大型化やボビン形状の複雑化等を招くことなく、簡易な構造によって、2次コイル2の導線とフェライトコア10との間に所定の沿面距離L1を容易に確保することができる。
なお、フェライトコア10の形状は、図1〜図6に示したものに限定されるものではない。
例えば、図7に示すような、幅寸法が一定の平板部21を有し、同様の円柱部22および側壁部23が一体に形成されるとともに、平板部21の上面21aと側壁部23との交差部に、同様の段部24が形成されたフェライトコア20を用いることもできる。
また、例えば、図8に示すフェライトコア30を用いても同様の作用効果を得ることができる。このフェライトコア30は、長方形板状の平板部31の中央に幅方向に延在する角柱部32が、両端部に側壁部33がそれぞれ一体に形成されたもので、平板部31の上面31aと側壁部33との交差部に、同様の段部34が形成されたものである。
このように、本発明においては、フェライトコアとして、コイル部材のボビンの端面が当接する平板部の少なくとも上記側壁部との交差部分に、コイル部材のボビンの端面から離間することにより当該端面の外周部分との間に間隙を形成する段部が、上記コイル部材の軸線を中心とした円周方向に連続して形成されている限りにおいて、各種の形状を採用することができる。
各種の電気機器類の電源回路や電圧変換回路に組み込まれる汎用のトランスとして利用可能である。
1 1次コイル(コイル部材)
2 2次コイル(コイル部材)
2a ボビンの端面
10、20、30 フェライトコア
11、21、31 平板部
11a、21a、31a 上面
12、22、32 円柱部
13、23、33 側壁部
14、24、34 段部
15 段部の開始部
S 間隙
沿面距離

Claims (1)

  1. ボビンの外周に導線を巻回してなる円筒状のコイル部材と、このコイル部材を囲繞して磁路を形成するフェライトコアとを備えたトランスにおいて、
    上記フェライトコアは、上記コイル部材のボビンの端面に当接する平板部と、この平板部に立設されて上記コイル部材に巻回された上記導線の外周と対向する側壁部とを備えてなり、
    かつ上記平板部は、少なくとも上記側壁部との交差部分に、上記ボビンの端面から離間することにより当該端面の外周部分との間に間隙を形成する段部が、上記コイル部材の軸線を中心とした円周方向に連続して形成されていることを特徴とするトランス。
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JP2019149443A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 田淵電機株式会社 トランス及びこれを用いたllc共振回路

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