JP2012181589A - 印刷ジョブ管理方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷設定の内容変更を複数の印刷ジョブについて個別に簡便な手順で行うこと。
【解決手段】インクジェット記録装置のディスプレイに表示したリスト画面で複数の印刷ジョブを選択しても、印刷ジョブの印刷設定の変更内容を指定する詳細設定表示画面250を、1つの印刷ジョブずつ順次切り替えてディスプレイに表示させる構成とした。このため、リスト画面のリスト上で印刷設定の内容を変更する対象の印刷ジョブを1つずつ選択し、選択した印刷ジョブの印刷設定の変更内容を指定する操作を、印刷設定の変更対象の印刷ジョブの数だけ繰り返す、という面倒な操作を行わずに、印刷設定の内容変更を複数の印刷ジョブについて個別に簡便な手順で行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、メモリに蓄積されて印刷処理に使用可能な印刷ジョブの印刷設定の内容変更を受け付ける印刷ジョブ管理方法とその装置に関する。
ネットワーク上の端末をユーザが操作することで、同じネットワーク上のプリンタ装置で印刷処理を行わせるシステムにおいては、端末からの印刷ジョブがメモリに蓄積されてその蓄積順に順次印刷処理される。また、印刷処理後の印刷ジョブについても、再び印刷処理に用いる場合に備えてメモリに蓄積される場合もある。
このようにしてメモリに蓄積される印刷ジョブについては、端末において決定された印刷設定の内容を変更して印刷処理に用いることがある。そのために、メモリに蓄積された印刷ジョブの印刷設定を後から例えばプリンタ側で内容変更できるようにしたものもある。但し、メモリの複数の印刷ジョブについて印刷設定の内容を変更したい場合には、厄介な問題が存在する。
つまり、複数の印刷ジョブの印刷設定を一律に同じ内容に変更する場合は、対象となる複数の印刷ジョブを選択して印刷設定の変更内容を単に入力すれば済むが、印刷ジョブ毎に印刷設定の変更内容が異なる場合は、このやり方では対応できない。万一、1つの印刷ジョブに対する印刷設定の変更内容が他の印刷ジョブの印刷設定にも意図せず適用されてしまうと、ユーザにとって非常に不便である。そのことは、印刷設定の内容を変更する印刷ジョブを複数選択した場合に、印刷設定の内容変更を受け付けないようにした提案が実際に存在することからも明らかである(例えば、特許文献1)。
特許第4217356号公報
したがって、例えば上述した提案の構成で複数の印刷ジョブの印刷設定を異なる内容に変更したい場合は、印刷処理に用いる印刷ジョブを1つずつ選択して印刷設定の内容変更を行うという手順を繰り返して行わざるを得ない。
本発明は前記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、印刷設定の内容変更を複数の印刷ジョブについて個別に簡便な手順で行うことができる印刷ジョブ管理方法と、この方法を実行する際に用いて好適な印刷ジョブ管理装置とを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した本発明の印刷ジョブ管理方法は、
メモリ(例えば、図1のRAM92や外部記憶装置93)に蓄積された印刷ジョブの印刷設定の内容変更を受け付ける印刷ジョブ管理方法において、
前記メモリに蓄積された印刷ジョブから前記印刷設定の内容変更対象の印刷ジョブを選択する選択ステップ(例えば、図2のステップS1)と、
前記選択ステップにおいて印刷ジョブが複数選択された場合に、前記印刷設定の内容変更を受け付ける受付対象の印刷ジョブを前記選択ステップにおいて選択された印刷ジョブとする通常モード(例えば、図2のステップS29でNOの場合)から、前記受付対象の印刷ジョブを前記選択ステップにおいて複数選択された個別の印刷ジョブに順次切り換える順次モード(例えば、図2のステップS23,S29でYESの場合)に切り替えるモード切替ステップ(例えば、図2のステップS25)と、
を含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載した本発明の印刷ジョブ管理装置は、
メモリに蓄積された印刷ジョブの印刷設定の内容変更を受け付ける印刷ジョブ管理装置において、
前記メモリに蓄積された印刷ジョブから前記印刷設定の内容変更対象の印刷ジョブを選択する選択手段(例えば、図2のステップS1)と、
前記選択手段により印刷ジョブが複数選択された場合に、前記印刷設定の内容変更を受け付ける受付対象の印刷ジョブを前記選択手段により選択された印刷ジョブとする通常モードから、前記受付対象の印刷ジョブを前記選択手段により複数選択された個別の印刷ジョブに順次切り替える順次モードに移行するモード移行手段(例えば、図2のステップS23,S29)と、
前記順次モードにおいて、前記印刷設定の内容変更の受付が終了される毎に、前記受付対象の印刷ジョブを、前記選択手段により複数選択されたうちの一の印刷ジョブから他の一の印刷ジョブに変更させる変更手段(例えば、図2のステップS25)と、
を備えることを特徴とする。
上記発明によれば、印刷設定の内容変更対象の印刷ジョブを複数選択しても、印刷設定の内容変更は各印刷ジョブ別に順次行われることになる。したがって、印刷設定の内容変更対象の印刷ジョブを1つずつ選択し、選択した印刷ジョブの印刷設定の変更内容を指定する操作を、印刷設定の変更対象の印刷ジョブの数だけ繰り返す、という面倒な操作を行わずに、印刷設定の内容変更を複数の印刷ジョブについて個別に簡便な手順で行うことができる。
また、上記発明の印刷ジョブ管理装置において、前記メモリが前記印刷ジョブを蓄積する領域(例えば、図1のRAM92や外部記憶装置93の「処理中」、「指示待ち」、「終了」、「ボックス」の各領域)を複数有しており、前記選択手段が、印刷ジョブを選択する対象の領域を前記メモリの複数の領域の中から指定できるように構成されており、前記モード移行手段が、前記選択手段が指定した領域毎に予め定められた優先順位で、移行先とする印刷ジョブを決定することを特徴とする。
上記発明によれば、複数の印刷ジョブの印刷設定の変更内容を各印刷ジョブ毎に個別に行う際に、印刷ジョブが蓄積されているメモリの各領域毎に印刷ジョブの蓄積順のルールが異なる場合であっても、印刷設定の内容変更を指定する際の順番を規則的な順番に統一させることができる。
なお、上記発明の印刷ジョブ管理装置において、前記順次モードにおいて、前記受付対象の印刷ジョブについて受け付けた印刷設定の内容変更の確定入力が行われた場合に、前記メモリの前記受付対象に関する印刷ジョブの前記印刷設定の内容を、受け付けた変更内容に更新する更新手段と、前記確定入力が行われる前に印刷指令入力が行われた場合に、前記受付対象の印刷ジョブについて受け付けた内容変更の印刷設定による印刷ジョブを印刷処理用に出力する出力手段とをさらに備えることを特徴とする印刷ジョブ管理装置としてもよい。
上記印刷ジョブ管理装置によれば、受け付けた印刷設定の変更内容で受付対象の印刷ジョブに関するメモリの蓄積内容を上書き更新しなくても、受け付けた印刷設定の変更内容に応じた印刷ジョブによる印刷処理を実行させることができる。
本発明によれば、印刷設定の内容変更を複数の印刷ジョブについて個別に簡便な手順で行うことができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る、図1のインクジェット記録装置のCPUが行う処理の手順を示すフローチャートである。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示されるリスト画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示される詳細設定表示画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示されるプリント中画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示される画面クローズ確認画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示される展開中画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示されるプリント一時停止画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示されるジョブ削除確認画面を示す説明図である。 図1のインクジェット記録装置のディスプレイにおいて表示される印刷設定変更保存確認画面を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る、図1のクライアント端末のCPUが行う処理の手順を示すフローチャートである。 図1のクライアント端末の出力部において表示されるジョブリスト表示画面を示す説明図である。 図1のクライアント端末の出力部において表示されるジョブ詳細表示画面を示す説明図である。 図1のクライアント端末の出力部において表示されるジョブ削除確認画面を示す説明図である。 図1のクライアント端末の出力部において表示される完了画面を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の印刷ジョブ管理方法を適用した本発明の一実施形態に係るプリンタネットワークシステムの概略構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンタネットワークシステムは、インクジェット記録装置1とクライアント端末14とを有している。
前記インクジェット記録装置1は、原稿上の原稿画像を読み取って画像信号を出力するスキャナ部101と、スキャナ部101から出力された画像信号に基づいて記録紙(片面又は両面)に原稿画像を印刷(記録)するプリンタ部102と、全体制御用の制御ユニット10とを備えている。プリンタ部102における原稿画像の印刷に使用する記録紙は、不図示の給紙部からプリンタ部102を介して不図示の排紙部に搬送される。
図1に示すように、制御ユニット10の外部インターフェイス部11には、ローカルエリアネットワークLANを介して、後述する複数のクライアント端末14の外部インターフェイス部15(図1中では、代表して1つのクライアント端末14についてのみ示している)がそれぞれ接続されている。各クライアント端末14から制御ユニット10は、原稿画像の印刷ジョブを受け取る。制御ユニット10は、受け取った印刷ジョブにより原稿画像のラスタデータを生成する。インクジェット記録装置1は、印刷ジョブにおいて指定された条件で、原稿画像の記録紙への印刷をプリンタ部102において実行する。
また、制御ユニット10にはディスプレイ110が接続されている。このディスプレイ110は、インクジェット記録装置1の上部に配置されている。このディスプレイ110は、スキャナ部101にセットした原稿画像を複写印刷する複写モードでインクジェット記録装置1を使用する場合の、複写枚数や複写倍率といった複写条件をユーザが入力する入力操作部等として利用することができる。
上述したプリンタ部102に印刷動作を行わせるインクジェット記録装置1の制御ユニット10は、図1に示すように、CPU90を備える。このCPU90は、ROM91に格納されているプログラム及び設定情報に基づいて、ディスプレイ110から入力設定される内容に応じたスキャナ部101やプリンタ部102の動作を制御する。
なお、制御ユニット10にはRAM92が設けられており、RAM92には、クライアント端末14から制御ユニット10に入力された印刷ジョブや、ディスプレイ110から入力されたコピー時の印刷枚数や各種の設定内容等が随時記憶される。
印刷ジョブは、本実施形態では、「ボックス」と名付けられた領域に記憶される。この他にも、印刷ジョブは、印刷ジョブに対する処理のステータス別に分けた「(印刷)処理中」、「指示待ち」、「(印刷処理)終了」のいずれかの領域にも記憶される。例えば、印刷処理が終了した印刷ジョブは、「ボックス」と「終了」の各領域に記憶される。これらの各領域に記憶された印刷ジョブは、例えば、対象とする印刷ジョブを指定した印刷等の適当なイベントの発生をトリガとして、後述する外部記憶装置93の対応する領域に転送し、記憶させることができる。したがって、本実施形態では、請求項中のメモリがRAM92及び(又は)外部記憶装置93で構成している。
また、RAM92にはフレームメモリ領域が設けられている。このフレームメモリ領域には、クライアント端末14から制御ユニット10に入力された印刷ジョブによってCPU90が生成する原稿画像のラスタデータが、プリンタ部102に出力されるまでの間、一時的に記憶される。
さらに、制御ユニット10には外部記憶装置93が設けられており、この外部記憶装置93はCPU90に接続されている。外部記憶装置93には、上述したRAM92から転送された印刷ジョブを記憶する複数の領域が設けられている。また、外部記憶装置93には、各種のテーブルやカウンタ等が記憶される。外部記憶装置93に記憶されるテーブルとしては、例えば、履歴データテーブルがある。
履歴データテーブルは、RAM92又は外部記憶装置93に記憶されている印刷ジョブ毎に印刷設定の変更履歴を記録したテーブルである。履歴データテーブルで履歴を管理する印刷設定の要素としては、記録紙の印字可能領域(画像位置調整)や印刷に用いる記録紙の用紙トレイ、プリント濃度等がある。この履歴データテーブルの内容はCPU90の制御によって周期的に更新される。
上述した制御ユニット10の制御により、本実施形態のインクジェット記録装置1は、処理や動作に関するモードを切り替えることができる。このモードの一つに、RAM92又は外部記憶装置93に記憶されている印刷ジョブの印刷設定の内容変更を受け付ける変更モードがある。この変更モードの下の階層には、受け付けた変更内容に印刷設定を変更する対象の印刷ジョブが異なる通常モードと順次モードの2つのモードが存在する。
通常モードは、印刷設定の内容を変更する印刷ジョブを1つ選択した場合に適用される。この通常モードでは、印刷設定の変更内容の入力をディスプレイ110の表示画面上で受け付けると、選択した印刷ジョブの印刷設定が受け付けた内容に変更される。一方、順次モードは、印刷設定の内容を変更する印刷ジョブを複数選択した場合に適用される。この順次モードでは、印刷設定の変更内容の入力を受け付けると、複数選択した印刷ジョブのうち一の印刷ジョブの印刷設定が、受け付けた内容に変更される。そして、印刷設定の変更対象が次の一の印刷ジョブに切り替えられて、その印刷ジョブの印刷設定が、変更内容の入力を受け付けた印刷設定に変更される。これを順次繰り返すことで、複数の印刷ジョブの印刷設定を各印刷ジョブ毎に変更することができる。
一方、各クライアント端末14は、PC(パーソナルコンピュータ)等によって構成されるものである。このクライアント端末14は、ROM17に格納された制御プログラムに基づいて各種の処理を実行するCPU16と、CPU16のワーキングエリアとして機能するRAM18と、キーボードやマウス等から構成される入力部19と、液晶ディスプレイ等から構成される出力部20とを備えている。
CPU16には、上述した外部インターフェイス部15の他に、外部記憶装置21とディスクドライブ22とが接続されている。外部記憶装置21には、原稿画像のデータを生成するためのアプリケーションプログラムの格納領域や、インクジェット記録装置1のプリンタドライバプログラムの格納領域、及び、アプリケーションプログラムを用いて生成された原稿画像のデータファイルを格納するデータベース領域等が確保されている。
また、外部記憶装置21には、複数の制限情報をユーザのユーザIDと関連付けて記憶させる領域がさらに確保されている。各制限情報は、ユーザの印刷要求によってCPU16が生成する印刷ジョブの各種印刷設定に対する制限内容を、各ユーザ別に示すものである。この制限情報は、後述する手順によって、インクジェット記録装置1の制御ユニット10から各クライアント端末14に入力される。
CPU16は、入力部19から入力される起動要求にしたがって外部記憶装置21のアプリケーションプログラムを起動させ、また、入力部19からのパラメータ入力等により指示された内容の原稿画像のデータを、起動されたアプリケーションプログラム上において生成する。生成された原稿画像のデータは出力部20において表示出力され、また、入力部19から保存要求が入力された場合には、外部記憶装置21の原稿画像のデータのデータベース領域に記憶される。
外部記憶装置21のデータベース領域に記憶された原稿画像のデータは、アプリケーションプログラムの起動中に入力部19からの読み出し要求が入力された場合に、外部記憶装置21から読み出される。読み出された原稿画像のデータは、出力部20に表示出力することができ、また、アプリケーションプログラム上において加工して新たな原稿画像のデータに生成し直すこともできる。
そして、CPU16は、アプリケーションプログラムの起動中に入力部19から、アプリケーションプログラムでファイルを開いた原稿画像の印刷要求が入力された場合に、印刷対象の原稿画像の印刷ジョブを生成して、生成した印刷ジョブを外部インターフェイス部15から制御ユニット10の外部インターフェイス部11に出力する。この印刷ジョブは、外部記憶装置21に格納されたプリンタドライバプログラムをCPU16が実行することによって、制御ユニット10に出力することができる。
プリンタドライバプログラムは、クライアント端末14のディスクドライブ22により光学ディスク等のディスク状記録媒体50から読み取って、外部記憶装置21にインストールする(記憶させる)ことができる。
ディスク状記録媒体50のプリンタドライバプログラムが外部記憶装置21にインストールされると、クライアント端末14において起動されたアプリケーションプログラム上でデータを生成した原稿画像の印刷要求を入力部19から入力した際に、CPU16によってプリンタドライバプログラムが起動される。
また、アプリケーションプログラムが起動されていなくても、外部記憶装置21のデータベース領域にデータが格納された原稿画像の印刷要求を、出力部20に表示させたOS(オペレーションシステム)のファイル一覧画面において入力部19により入力すると、その原稿画像のデータを生成するのに用いられたアプリケーションプログラムと共に、プリンタドライバプログラムがクライアント端末14において起動される。
そして、CPU16は、アプリケーションプログラムによって開かれた印刷対象の原稿画像のファイルデータを用いて、起動されたプリンタドライバプログラムの処理を実行することで、原稿画像の印刷ジョブを生成し制御ユニット10に出力する。
次に、制御ユニット10のCPU90がROM91のプログラムにしたがって行う処理の手順を、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、インクジェット記録装置1の電源が投入された後、インクジェット記録装置1の電源が切断されるまでの間、CPU90は、図2に示すフローチャートを周期的に繰り返して実行する。具体的には、CPU90は、ディスプレイ110に表示される印刷ジョブのリスト画面において印刷ジョブが選択されたか否かを確認する(ステップS1)。
図3は、インクジェット記録装置1のディスプレイ110に表示される印刷ジョブのリスト画面の一例を示す説明図である。図3中引用符号200で示す本実施形態のリスト画面は、RAM92や外部記憶装置93の「ボックス」の領域に記憶されている印刷ジョブのリストを表示する画面である。
リスト上の印刷ジョブは、リスト画面200の印刷ジョブ名をタッチ操作することで1又は複数選択することができる。また、リスト画面200の下方にある全て選択ボタン210をタッチ操作すると、リスト上の全ての印刷ジョブが選択される。リスト上の印刷ジョブを1つ以上選択すると、リスト上の選択した印刷ジョブ名が着色表示となる。そして、リスト画面200の下方にある削除ボタン220と詳細表示ボタン230とがタッチ操作(押下)可能な状態となる。
なお、リスト表示される印刷ジョブは、リスト画面200の「処理中」、「指示待ち」、「終了」、「ボックス」の各ボタン(タブ)201〜204をタッチ操作することで、RAM92又は外部記憶装置93の対応する領域に記憶されている印刷ジョブの内容に切り替えることができる。また、リスト画面200のリストに表示される印刷ジョブは、リスト脇のスクロールボタン205,206を操作することでスクロールすることができる。
そして、図2に示すように、CPU90は、リスト画面200のリスト上の印刷ジョブが選択された場合に(ステップS1でYES)、リスト画面200の下方にある削除ボタン220と詳細表示ボタン230とをタッチ操作(押下)可能とする(ステップS3)。そして、CPU90は、詳細表示ボタン230がタッチ操作(押下)されたか否かを確認する(ステップS5)。
詳細表示ボタン230がタッチ操作(押下)されていない場合は(ステップS5でNO)、操作されるまでステップS5をリピートし、タッチ操作された場合は(ステップS5でYES)、ディスプレイ110に詳細設定表示画面を表示させる(ステップS7)。
図4の説明図に示すように、詳細設定表示画面250は、図3のリスト画面200においてリスト上から選択した印刷ジョブの詳細な印刷設定の内容を、1つの印刷ジョブずつ表示する画面である。この詳細設定表示画面250がディスプレイ110に表示されると、インクジェット記録装置1の処理又は動作に関するモードが変更モードになる。この変更モードでは、詳細設定表示画面250に表示されている印刷ジョブについて、詳細設定表示画面250のタッチ操作等により詳細設定の内容変更を受け付けることができる。
詳細設定表示画面250では、印刷ジョブを実行して印刷処理を行う際に用いる記録紙の印字可能領域(画像位置調整)や、印刷に用いる記録紙の用紙トレイ、プリント濃度等の印刷設定の内容変更を、タッチ操作によって受け付けることができる。受け付けた印刷設定の変更内容は、詳細設定表示画面250の表示に反映される。ここで、右上の保存ボタン260をタッチ操作すると、受け付けた印刷設定の変更内容がRAM92や外部記憶装置93に上書き保存される。
そのために、図2に示すように、CPU90は、詳細設定表示画面250の保存ボタン260(図4参照)がタッチ操作(押下)されたか否かを確認する(ステップS9)。保存ボタン260がタッチ操作(押下)された場合は(ステップS9でYES)、詳細設定表示画面250上で受け付けた印刷設定の変更内容を保存する処理を実行し、受け付けた印刷設定の変更内容をRAM92や外部記憶装置93に上書き保存する(ステップS11)。
また、保存ボタン260がタッチ操作されていない場合は(ステップS9でNO)、CPU90は、図4に示す詳細設定表示画面250の右上のプリントボタン270、あるいは、ディスプレイ110の近傍の不図示の操作パネル部に設けたプリントキー(図示せず)が操作されたか否かを確認する(ステップS13)。操作されていない場合は(ステップS13でNO)、後述するステップS27に処理を移行する。
プリントボタン270又は不図示のプリントキーが操作された場合は(ステップS13でYES)、ディスプレイ110に現在表示させている詳細設定表示画面250を閉じさせ(ステップS15)、閉じさせた詳細設定表示画面250に対応する印刷ジョブのプリント(印刷処理)を、閉じさせた詳細設定表示画面250に表示された印刷設定の内容で実行させる(ステップS17)。
そして、印刷ジョブのプリント(印刷処理)を実行している間、ディスプレイ110にプリント中画面を表示させる(ステップS19)。図5に示すように、プリント中画面300は、実行されている印刷ジョブの印刷設定の内容や印刷処理の進捗状況を表示する画面である。さらに、図2に示すように、CPU90は、実行させたプリント(印刷処理)が終了した後(ステップS21でYES)、リスト画面200のリスト上で選択した印刷ジョブがまだ残っているか否かを確認する(ステップS23)。
選択した印刷ジョブが残っていない場合は(ステップS23でNO)、一連の処理を終了する。したがって、ステップS1で選択された印刷ジョブが1つである場合は、ステップS23でNOとなり一連の処理を終了することで、先に説明した通常モードの動作が行われたことになる。一方、選択した印刷ジョブが残っている場合は(ステップS23でYES)、次の選択した印刷ジョブの詳細設定表示画面250をディスプレイ110に表示させた後(ステップS25)、ステップS9にリターンする。したがって、ステップS1で選択された印刷ジョブが複数である場合は、ステップS23でYESとなりステップS25の処理を実行することで、先に説明した順次モードの動作が行われたことになる。
なお、ステップS25でディスプレイ110に表示させる次の印刷ジョブの詳細設定表示画面250は、リスト画面200(図3参照)の全て選択ボタン210で全ての印刷ジョブを選択した場合は、リスト画面200のリストで次の順番(正順)にある印刷ジョブに対応する詳細設定表示画面250となる。
但し、「終了」の領域に記憶されている印刷ジョブのリスト画面200の全ての印刷ジョブを全て選択ボタン210で選択した場合は、例外的に、リスト画面200のリストで手前の順番(逆順)にある印刷ジョブに対応する詳細設定表示画面250となる。これは、「終了」の領域に記憶されている印刷ジョブのリスト画面200が、「ボックス」を始めとする「終了」以外の領域に記憶されている印刷ジョブのリスト画面200と異なり、時系列上の新しい順に印刷ジョブがリストされるからである。
また、リスト画面200のリスト上での印刷ジョブ名のタッチ操作により複数の印刷ジョブを選択した場合、ステップS25でディスプレイ110に表示させる次の印刷ジョブの詳細設定表示画面250は、選択した順番で次の順番にある印刷ジョブに対応する詳細設定表示画面250となる。
ステップS13において、プリントボタン270又は不図示のプリントキーが操作されていない場合(NO)に進むステップS27では、CPU90は、図4に示す詳細設定表示画面250の右上の閉じるボタン280がタッチ操作(押下)されたか否かを確認する。閉じるボタン280がタッチ操作(押下)されていない場合は(ステップS27でNO)、後述するステップS39に処理を移行する。
また、閉じるボタン280がタッチ操作された場合は(ステップS27でYES)、CPU90は、リスト画面200のリスト上で選択した印刷ジョブがまだ残っているか否かを確認する(ステップS29)。選択した印刷ジョブが残っていない場合は(ステップS29でNO)、後述するステップS39に移行する。選択した印刷ジョブが残っている場合は(ステップS29でYES)、ディスプレイ110に画面クローズ確認画面を表示させる(ステップS31)。
図6の説明図に示すように、画面クローズ確認画面350は、現在ディスプレイ110に表示している印刷ジョブの詳細設定表示画面250のみを閉じるか、それとも、この詳細設定表示画面250の次及びそれ以降に表示する予定の詳細設定表示画面250を含めて全画面を閉じるかを確認する画面である。
そこで、図2に示すように、CPU90は、画面クローズ確認画面350のこの画面だけを閉じるボタン360がタッチ操作(押下)されたか否かを確認する。この画面だけを閉じるボタン360がタッチ操作された場合は(ステップS33でYES)、現在ディスプレイ110に表示している印刷ジョブの詳細設定表示画面250のみを閉じた後(ステップS35)、ステップS23に処理を移行する。
また、この画面だけを閉じるボタン360がタッチ操作されていない場合は(ステップS33でNO)、CPU90は、画面クローズ確認画面350の全画面を閉じるボタン370がタッチ操作(押下)されたか否かを確認する(ステップS37)。全画面を閉じるボタン370がタッチ操作された場合は(ステップS37でYES)、現在ディスプレイ110に表示している印刷ジョブの詳細設定表示画面250と、次及びそれ以降に表示する予定の詳細設定表示画面250とを全て閉じた後(ステップS39)、一連の処理を終了する。
一方、全画面を閉じるボタン370がタッチ操作されていない場合は(ステップS37でNO)、画面クローズ確認画面350の取消ボタン380がタッチ操作(押下)されたか否かを確認する(ステップS38)。取消ボタン380がタッチ操作されていない場合は(ステップS38でNO)、ステップS33にリターンする。取消ボタン380がタッチ操作された場合は(ステップS38でYES)、ステップS9にリターンする。
以上の説明からも明らかなように本実施形態では、図2のフローチャートにおけるステップS1が、請求項中の選択手段(選択ステップ)に対応する処理となっている。また、本実施形態では、図2中のステップS23及びステップS29(共にYESの場合)が、請求項中のモード移行手段に対応する処理となっている。さらに、本実施形態では、図2中のステップS25が、請求項中の変更手段に対応する処理となっている。
また、本実施形態では、図2中のステップS9(YES)及びステップS11が、請求項中の更新手段に対応する処理となっている。さらに、本実施形態では、図2中のステップS13(YES)乃至ステップS17の処理が、請求項中の出力手段に対応する処理となっている。
なお、上述した図2のフローチャートにおいて詳細な手順は説明しなかったが、例えば、図3のリスト画面200で複数の印刷ジョブを選択した状態で、リスト画面200のプリントボタン240、あるいは、不図示のプリントキー(図示せず)を操作した場合は、複数の印刷ジョブのプリント(印刷処理)が順次実行される。このとき、ディスプレイ110には、現在プリント中の印刷ジョブに対応する図5のプリント中画面300が表示される。
そして、1つの印刷ジョブのプリントが終了した場合、次のプリント待ちの印刷ジョブが残っていれば、次にプリントされる印刷ジョブのプリント中画面300に、ディスプレイ110の表示が切り替わる。次のプリント待ちの印刷ジョブがなく、RAM92のフレームメモリ領域に原稿画像のラスタデータを展開中の印刷ジョブがある場合は、図7の説明図に示すように、次にプリントされる印刷ジョブの展開中画面400に、ディスプレイ110の表示が切り替わる。展開中の印刷ジョブもなく、展開待ちの印刷ジョブのみがある場合は、図7の展開中画面400の左上のタイトルを「待機中」に変えた待機中画面(図示せず)に、ディスプレイ110の表示が切り替わる。
また、プリント中画面300や展開中画面400、不図示の待機中画面の右上の閉じるボタン310,410がタッチ操作されると、ディスプレイ110の表示が図6の画面クローズ確認画面350に切り替わる。そして、取消ボタン380がタッチ操作されると、ディスプレイ110の表示が、画面クローズ確認画面350に切り替わる前の画面に戻る。一方、この画面だけを閉じるボタン360や全画面を閉じるボタン370がタッチ操作されると、ディスプレイ110の表示が、図8のプリント一時停止画面450に切り替わる。
プリント一時停止画面450の設定変更ボタン460がタッチ操作されると、ディスプレイ110の表示が図4の詳細設定表示画面250に切り替わり、プリントを一時停止した印刷ジョブの印刷設定を変更することができる。なお、詳細設定表示画面250のプリントボタン270をタッチ操作することで、一時停止した印刷ジョブのプリントを再開することができる。
また、プリント一時停止画面450の続行ボタン470がタッチ操作されると、ディスプレイ110の表示が、プリント一時停止画面450又は画面クローズ確認画面350に切り替わる前の、プリント中画面300や展開中画面400、不図示の待機中画面に戻る。
さらに、プリント一時停止画面450の中止ボタン480、あるいは、ディスプレイ110の近傍の不図示の操作パネル部に設けたストップキー(図示せず)が操作されると、ディスプレイ110の表示が、図9のジョブ削除確認画面500に切り替わる。ジョブ削除確認画面500のいいえボタン510がタッチ操作されると、ディスプレイ110の表示がプリント一時停止画面450に戻る。ジョブ削除確認画面500のはいボタン520がタッチ操作されると、一時停止した印刷ジョブが削除されて、ディスプレイ110の表示が図6の画面クローズ確認画面350に戻る。
このように、本実施形態のインクジェット記録装置1によれば、ディスプレイ110に表示したリスト画面200で複数の印刷ジョブを選択しても、印刷ジョブの印刷設定の変更内容を指定する詳細設定表示画面250を、1つの印刷ジョブずつ順次切り替えてディスプレイ110に表示させる構成とした。
このため、リスト画面200のリスト上で印刷設定の内容を変更する対象の印刷ジョブを1つずつ選択し、選択した印刷ジョブの印刷設定の変更内容を指定する操作を、印刷設定の変更対象の印刷ジョブの数だけ繰り返す、という面倒な操作を行わずに、印刷設定の内容変更を複数の印刷ジョブについて個別に簡便な手順で行うことができる。
しかも、「処理中」、「指示待ち」、「終了」、「ボックス」の各領域を指定することができるので、各領域に振り分けて蓄積された印刷ジョブ群単位で、複数の印刷ジョブの印刷設定の内容変更を、印刷ジョブ毎にそれぞれ個別に行うことができる。また、印刷設定の内容変更を指定する印刷ジョブの順番を領域別に決まった順番にすることができるので、各領域毎に印刷ジョブの記憶順が異なっている場合に、印刷設定の内容変更を指定する印刷ジョブの順番を規則的な順番(時系列順、古い順等、管理者が臨む順番)に統一することができる。
さらに、詳細設定表示画面250の保存ボタン260をタッチ操作する前にプリントボタン270や不図示のプリントキー(図示せず)を操作すると、詳細設定表示画面250上で受け付けた印刷設定の変更内容をRAM92や外部記憶装置93に上書き保存せずに、記録紙へのプリント(印刷処理)に変更した印刷設定を反映させることができる。
なお、上述した実施形態では、ディスプレイ110に順番が一番前の選択した印刷ジョブの詳細設定表示画面250(図4参照)を表示するものとしたが、不図示の操作パネル部に設けたハードキーによるスクロールキーや、ディスプレイ110に表示させた画面上のスクロールキー(いずれも図示せず)を用いて、次以降の順番の選択した印刷ジョブの詳細設定表示画面250をディスプレイ110に順次切り替え表示させるようにしてもよい。
そのように構成した場合は、選択した印刷ジョブに対応する複数の詳細設定表示画面250がディスプレイ110に(例えば重なって)表示され、画面を切り替えながら複数の印刷ジョブの印刷設定を変更できることになる。そこで、ある印刷ジョブの詳細設定表示画面250において保存ボタン260がタッチ操作された場合に、図10の印刷設定変更保存確認画面550をディスプレイ110に表示させて、印刷設定の変更を保存する印刷ジョブを選択できるようにしてもよい。
具体的には、印刷設定変更保存確認画面550のこの画面の設定変更だけを保存ボタン560をタッチ操作した場合は、現在ディスプレイ110に表示されている詳細設定表示画面250に対応する印刷ジョブのみの印刷設定を、RAM92や外部記憶装置93に上書き保存する。また、全画面の設定変更を保存ボタン570をタッチ操作した場合は、スクロールキーの操作によりディスプレイ110に切替表示させることができる全ての詳細設定表示画面250に対応する全ての印刷ジョブの印刷設定を、RAM92や外部記憶装置93に上書き保存する。
また、本実施形態では、インクジェット記録装置1のディスプレイ110の操作等によって、複数の印刷ジョブの印刷設定を個別に変更する場合について説明したが、例えば、クライアント端末14側において、複数の印刷ジョブの印刷設定を個別に変更できる構成とすることもできる。
そこで、クライアント端末14のCPU16がROM17のプログラムにしたがって行う処理の手順を、図11のフローチャートを参照して説明する。
まず、クライアント端末14の入力部19の操作等により印刷ジョブのリスト画面の表示が要求されたものとして、CPU16は、ブラウザを用いてジョブリスト表示画面を出力部20に表示させる(ステップS101)。
図12は、ブラウザを用いてクライアント端末14の出力部20に表示されるジョブリスト画面の一例を示す説明図である。図12中引用符号600で示す本実施形態のジョブリスト画面は、インクジェット記録装置1のRAM92や外部記憶装置93の「ボックス」の領域に記憶されている印刷ジョブのリストを表示する画面である。
ジョブリスト画面600に印刷ジョブのリストを表示するのに必要なリスト情報は、ジョブリスト画面600の表示要求を入力部19の操作等により行うことで、インクジェット記録装置1のCPU90に出力される要求信号により要求される。そして、インクジェット記録装置1のCPU90がこの要求信号に呼応してRAM92や外部記憶装置93から読み出した印刷ジョブの蓄積内容からリスト情報が生成されて、CPU90の制御によりクライアント端末14のCPU16に入力される。
ジョブリスト画面600のリスト上の印刷ジョブは、印刷ジョブ名の横にあるチェックボックスを入力部19のマウス(図示せず)等によりチェック操作することで1又は複数選択することができる。リスト上の印刷ジョブを1つ以上選択すると、リスト上の選択した印刷ジョブ名が着色表示となる。
なお、リスト表示される印刷ジョブは、ジョブリスト画面600の「処理中」、「指示待ち」、「終了」、「ボックス」の各タブ601〜604をクリックすることで、RAM92又は外部記憶装置93の対応する領域に記憶されている印刷ジョブの内容に切り替えることができる。また、ジョブリスト画面600のリストに表示される印刷ジョブは、ジョブリスト画面600の右下のスクロールボタン605〜608を操作することでスクロールすることができる。
そして、図11に示すように、CPU16は、ジョブリスト画面600のリスト上の印刷ジョブが1又は複数選択された状態で、ジョブリスト画面600の上方にある詳細表示ボタン610のテキストリンクを有効とする。そこで、詳細表示ボタン610がクリックされると、CPU16は、出力部20のブラウザによる表示画面をジョブ詳細表示画面に切り替える(ステップS3)。
図13の説明図に示すように、ジョブ詳細表示画面650は、図12のジョブリスト画面600においてリスト上から選択した印刷ジョブの詳細な印刷設定の内容を、1つの印刷ジョブずつ表示する画面である。ジョブ詳細表示画面650の表示内容は、体裁が異なるものの、基本的に、図4を参照して説明したインクジェット記録装置1のディスプレイ110に表示される詳細設定表示画面250の表示内容を含んでいる。
ジョブ詳細表示画面650では、印刷ジョブを実行して印刷処理を行う際に用いる記録紙の印字可能領域(画像位置調整)や、印刷に用いる記録紙の用紙トレイ、プリント濃度等の印刷設定の内容を、プルダウンメニューや増減ボタン等の操作により変更入力することができる。また、ジョブ詳細表示画面650には、印刷ジョブを削除するための削除ボタン660、印刷ジョブを実行してプリント(印刷処理)させるためのプリントボタン670、印刷設定の内容変更を確定させるためのOKボタン680、及び、印刷設定の内容変更をキャンセルさせるためのキャンセルボタン690が設けられている。
そして、図11に示すように、CPU16は、ジョブ詳細表示画面650の削除ボタン660がクリックされた場合に、出力部20のブラウザによる表示画面をジョブ削除確認画面に切り替える(ステップS105)。
図14の説明図に示すように、ジョブ削除確認画面700は、図13のジョブ詳細表示画面650に対応する印刷ジョブの削除の可否を確認する画面である。ジョブ削除確認画面700には、「削除指示を実行します。よろしいですか?」のメッセージと共に、削除を許可するOKボタン710と、削除をキャンセルするキャンセルボタン720とが表示される。
ジョブ削除確認画面700のキャンセルボタン720がクリックされると、図11に示すように、CPU16は、ステップS103にリターンする。ジョブ削除確認画面700のOKボタン710がクリックされると、CPU16は、出力部20のブラウザによる表示画面を完了画面に切り替える(ステップS107)。
図15の説明図に示すように、完了画面750には、完了した処理の内容を示すメッセージと共に、OKボタン760が表示される。なお、この場面で完了画面750に表示されるメッセージは、図14のジョブ削除確認画面700で許可した印刷ジョブの削除指示をインクジェット記録装置1のCPU90に送信した旨の、「削除指示を送信しました。」と言う内容になる。
そして、図11に示すように、CPU16は、完了画面750のOKボタン760がクリックされた場合に、ジョブリスト画面600のリスト上で選択した印刷ジョブがまだ残っているか否かを確認する(ステップS109)。
選択した印刷ジョブが残っていない場合は(ステップS109でNO)、ステップS101にリターンし、選択した印刷ジョブが残っている場合は(ステップS109でYES)、次の選択した印刷ジョブのジョブ詳細表示画面650をディスプレイ110に表示させるために、実質的にステップS103にリターンする。
なお、CPU16は、ジョブ詳細表示画面650のキャンセルボタン690がクリックされた場合にも、ステップS109に移行する。また、CPU16は、ジョブ詳細表示画面650のプリントボタン670がクリックされた場合には、ジョブ詳細表示画面650に表示された印刷設定の変更内容と印刷ジョブとをインクジェット記録装置1のCPU90に送信する。そして、出力部20のブラウザによる表示画面を図15の完了画面750に切り替える。
この場面で完了画面750に表示されるメッセージは、ジョブ詳細表示画面650に表示された印刷設定の変更内容と印刷ジョブとをインクジェット記録装置1のCPU90に送信した旨の、「印刷ジョブを送信しました。」と言う内容になる。
さらに、CPU16は、ジョブ詳細表示画面650のOKボタン680がクリックされた場合には、ジョブ詳細表示画面650に表示された印刷設定の変更内容をインクジェット記録装置1のCPU90に送信する。そして、出力部20のブラウザによる表示画面を図15の完了画面750に切り替える。
この場面で完了画面750に表示されるメッセージは、ジョブ詳細表示画面650に表示された印刷設定の変更内容をインクジェット記録装置1のCPU90に送信した旨の、「印刷設定の内容変更を送信しました。」と言う内容になる。
以上の説明からも明らかなように本実施形態では、図11のフローチャートにおけるステップS101で出力部20に表示したジョブリスト画面600のリスト上で印刷ジョブを選択する手順が、請求項中の選択手段に対応することになる。また、本実施形態では、図11中のステップS109(YESの場合)が、請求項中のモード移行手段に対応する処理となっている。
さらに、本実施形態では、図11中のステップS109でYESの場合に、実質的にステップS103に戻る手順が、請求項中の変更手段に対応することになる。また、本実施形態では、図11中のステップS103で出力部20に表示したジョブ詳細表示画面650上でOKボタン680をクリックする手順が、請求項中の更新手段に対応することになる。さらに、本実施形態では、図11中のステップS103で出力部20に表示したジョブ詳細表示画面650上でプリントボタン670をクリックする手順が、請求項中の出力手段に対応することになる。
このように構成しても、先の実施形態で説明したのと同様に、選択した複数の印刷ジョブの印刷設定を個別に変更する操作を、印刷設定の変更対象の印刷ジョブの数だけ繰り返す、という面倒な操作を行わずに、簡便な手順で行うことができる。
なお、上述した実施形態のように印刷設定の内容を変更する対象となる印刷ジョブは、これから印刷処理を行うためにメモリに蓄積された印刷ジョブでもよく、既に印刷処理を終えて再利用のためにメモリに蓄積された印刷ジョブでもよい。
また、上述した実施形態では、インクジェット方式で原稿画像の印刷を行うインクジェット記録装置1やこれに接続するクライアント端末14を例に取って説明した。しかし、本発明はインクジェット方式に限らず、電子写真方式や孔版印刷方式等のインクジェット方式以外の方式によるプリンタや、このプリンタに接続されるクライアント端末においても、広く適用することができる。
1 インクジェット記録装置
10 制御ユニット
11 外部インターフェイス部
14 クライアント端末
15 外部インターフェイス部
16 CPU
17 ROM
18 RAM
19 入力部
20 出力部
21 外部記憶装置
22 ディスクドライブ
50 ディスク状記録媒体
90 CPU
91 ROM
92 RAM
93 外部記憶装置
101 スキャナ部
102 プリンタ部
110 ディスプレイ
200 リスト画面
205,206 スクロールボタン
210 選択ボタン
220 削除ボタン
230 詳細表示ボタン
240 プリントボタン
250 詳細設定表示画面
260 保存ボタン
270 プリントボタン
280 閉じるボタン
300 プリント中画面
310,410 閉じるボタン
350 画面クローズ確認画面
360 この画面だけを閉じるボタン
370 全画面を閉じるボタン
380 取消ボタン
400 展開中画面
450 プリント一時停止画面
460 設定変更ボタン
470 続行ボタン
480 中止ボタン
500 ジョブ削除確認画面
510 いいえボタン
520 はいボタン
550 印刷設定変更保存確認画面
560 この画面の設定変更だけを保存ボタン
570 全画面の設定変更を保存ボタン
600 ジョブリスト画面
601 「処理中」タブ
602 「指示待ち」タブ
603 「終了」タブ
604 「ボックス」タブ
605〜608 スクロールボタン
610 詳細表示ボタン
650 ジョブ詳細表示画面
660 削除ボタン
670 プリントボタン
680 OKボタン
690 キャンセルボタン
700 ジョブ削除確認画面
710 OKボタン
720 キャンセルボタン
750 完了画面
760 OKボタン
LAN ローカルエリアネットワーク
S 記録紙

Claims (3)

  1. メモリに蓄積された印刷ジョブの印刷設定の内容変更を受け付ける印刷ジョブ管理方法において、
    前記メモリに蓄積された印刷ジョブから前記印刷設定の内容変更対象の印刷ジョブを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて印刷ジョブが複数選択された場合に、前記印刷設定の内容変更を受け付ける受付対象の印刷ジョブを前記選択ステップにおいて選択された印刷ジョブとする通常モードから、前記受付対象の印刷ジョブを前記選択ステップにおいて複数選択された個別の印刷ジョブに順次切り換える順次モードに切り替えるモード切替ステップと、
    を含むことを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
  2. メモリに蓄積された印刷ジョブの印刷設定の内容変更を受け付ける印刷ジョブ管理装置において、
    前記メモリに蓄積された印刷ジョブから前記印刷設定の内容変更対象の印刷ジョブを選択する選択手段と、
    前記選択手段により印刷ジョブが複数選択された場合に、前記印刷設定の内容変更を受け付ける受付対象の印刷ジョブを前記選択手段により選択された印刷ジョブとする通常モードから、前記受付対象の印刷ジョブを前記選択手段により複数選択された個別の印刷ジョブに順次切り替える順次モードに移行するモード移行手段と、
    前記順次モードにおいて、前記印刷設定の内容変更の受付が終了される毎に、前記受付対象の印刷ジョブを、前記選択手段により複数選択されたうちの一の印刷ジョブから他の一の印刷ジョブに変更させる変更手段と、
    を備えることを特徴とする印刷ジョブ管理装置。
  3. 前記メモリは前記印刷ジョブを蓄積する領域を複数有しており、前記選択手段は、印刷ジョブを選択する対象の領域を前記メモリの複数の領域から指定できるように構成されており、前記モード移行手段は、前記選択手段が指定した領域毎に予め定められた優先順位で、移行先とする印刷ジョブを決定することを特徴とする請求項2記載の印刷ジョブ管理装置。
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