JP2012179091A - 送り出し腕型ミシン - Google Patents

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智紀 村上
Hiroshi Matsuzaki
博志 松崎
Masato Hosokawa
真人 細川
Shigetoshi Fukui
茂俊 福井
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Abstract

【課題】送り出し腕型ミシンにおいて主送り歯と差動送り歯の前後送り量を一括して可変調節できるようにして作業性の向上を図る。
【解決手段】主送り歯46を取り付けた主送り台9および差動送り歯45を取り付けた差動送り台8と、それらを前後に動かす前後駆動機構20Bを備える。該前後駆動機構20Bが、ミシンアーム1内のミシン主軸43に連動してフィードロッカー36、フィードロッカーリンク37、およびフィードロッカードライブリンク35を介して揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動部材11を備えている。そして揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動部材11の揺動量を自在に変更調節できるレバー式送り調節機構52を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、縫製物を送り出しながら筒状に縫い込む等の縫製を可能にする送り出し腕型ミシンに関する。
従来の送り出し腕型ミシンとしては、例えば、図8〜図10に示すように、ミシンアーム70および腕状のシリンダー部71を有し、腕状のシリンダー部71は、ミシンアーム70の基端下部から該ミシンアーム70に対して縫製方向(生地送り方向)Xで且つ斜め左側方に向けて延出され、ミシンアーム70の先端の頭部70aには図外の縫駆動機構や生地押え機構などを備えているとともに、ミシンアーム70の内部にミシン主軸72(図9、図10参照)が設置されているものがある(例えば、特許文献1参照。)。腕状のシリンダー部71は縫製方向(生地送り方向)Xに沿って延びており、その内部に主送り台73と差動送り台74が左右に並べて配備され、主送り台73の先端部に主送り歯75が、差動送り台74の先端部に差動送り歯76がそれぞれ取り付けられている。
そして、主送り台73と差動送り台74を前後に動かす機構を備える。この機構は揺動部材77を備え、この揺動部材77はミシン主軸72に連動してフィードロッカー79、フィードロッカーリンク80等を介して揺動部材シャフト78回りに常に同じ運動量で揺動する。調整バー81,81´のそれぞれの位置を変更調整させることで、送り歯レバー82のガイド溝82a内の角駒84および送り歯レバー83のガイド溝83a内の角駒84´の位置が変わり、これにより主送り歯75と差動送り歯76の前後送り量をそれぞれ単独で調整するように構成されている。
図8に示すように、主送り歯75の調整バー81は、ミシンアーム70の基端部の、縫製方向Xに向かって右側に設置してある。
実用新案登録第315157号公報(特に、図3〜図5参照)
しかしながら、上記ミシンでは、主送り歯75と差動送り歯76の前後送り量をそれぞれ各調整バー81,81´で単独で調整するものであるため、主送り歯75と差動送り歯76の前後に動く運動比率を合わせて縫製した後、同じ生地で差動送り歯76の前後の動く量を変更すると差動比が変わり、このため所望の差動比率を得るには、再度主送り歯75の前後の動く量を変更調整する必要があり、甚だ面倒で作業性が悪かった。
また、主送り歯75の調整バー81をミシンアーム70の基端部の、縫製方向Xに向かって右側に設置してある上記ミシンでは、縫製時にミシンアーム70自身で死角となり、生地と調整バー81やオペレーター85の右腕とが干渉して縫製作業が行ない難いという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、主送り歯と差動送り歯の前後送り量を一括して可変調節することができて作業性の向上を図れ、また縫製時にミシンアーム自身で死角になることなく、見やすくて縫製作業を容易にすることのできる送り出し腕型ミシンを提供することにある。
本発明の送り出し腕型ミシンは、請求項1に記載のように、その発明の内容を理解しやすくするために図1〜図7に付した符号を参照して説明すると、ミシンアーム1の基端下部から該ミシンアーム1に対して縫製方向(生地送り方向)Xで且つ斜め左側方に向けて延出されている腕状のシリンダー部2の内部に左右に並べて平行に配備され、各先端に主送り歯46、差動送り歯45を個々に取り付けている主送り台9および差動送り台8と、それらを前後に動かす前後駆動機構20Bとを備え、該前後駆動機構20Bが、ミシンアーム1内のミシン主軸43に連動してフィードロッカー36、フィードロッカーリンク37、およびフィードロッカードライブリンク35を介して揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動部材11を備えている送り出し腕型ミシンにおいて、前記揺動部材11が前記揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動量を自在に変更調節できるレバー式送り調節機構52を備えていることに特徴を有するものである。
上記構成によれば、レバー式送り調節機構52により揺動部材11が揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動量を自在に変更調節することで、主送り歯46と差動送り歯45の前後送り量を一括して可変調節することができる。
請求項1記載の送り出し腕型ミシンは、請求項2に記載のように、前記レバー式送り調節機構52が、調節リンク34、送り調節レバー38、および送り調節レバー軸39を備え、調節リンク34は、その一端部が前記フィードロッカーリンク37と前記フィードロッカードライブリンク35とを連結するピンP1上に回動可能に軸支され、他端部が送り調節レバー38の一端部に突設したピンP2に回動可能に連結され、送り調節レバー38は、その一端部において前記ピンP2を介して前記調節リンク34の一端部と連結し、他端部の軸孔38aに送り調節レバー軸39が連結固定されるという構成を採用することができる。
これによると、主送り歯46と差動送り歯45の前後送り量を一括して確実に調節することができる。
請求項2記載の送り出し腕型ミシンは、請求項3に記載のように、前記レバー式送り調節機構52に、送り調節目盛板41を備えるという構成を採用することができる。これによると、主送り歯46と差動送り歯45の前後送り量を一括して容易に調節することができる。
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の送り出し腕型ミシンは、請求項4に記載のように、前記レバー式送り調節機構52が、前記シリンダー部2の基端部の、生地送り方向Xに向かって左側面に備えられるという構成を採用することができる。これによれば、縫製時にミシンアーム1自身で死角になることがなく、送り調節レバー軸39を見やすくて縫製作業を容易にすることができる。
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の送り出し腕型ミシンは、請求項5に記載のように、前記差動送り台8の前後に動く量を前記主送り台9の前後に動く量に対し変更させる差動調節機構53を備えるという構成を採用することができる。これによると、主送り歯46の前後に動く量に対して、差動送り歯45の前後に動く量を少なくしたり多くしたりすることで、意図的に生地に伸ばしをかけたり、縮みをかけることができ、伸びる生地と伸びない生地に対応させて縫製することができる。
請求項5記載の送り出し腕型ミシンは、請求項6に記載のように、前記差動調節機構53が差動調節レバー30、差動目盛板28、差動レバー29、およびベルクランク6を備え、差動目盛板28は軸受孔28aを有して、シリンダー部2の基端部の、生地送り方向Xに向かって左側面に取り付け、前記軸受孔28aに差動レバー29の一端に設けた軸29aを支持させ、差動調節レバー30をネジ31により前記軸29aに取り付け、前記差動レバー29の他端に設けたピン29bを前記ベルクランク6に設けた溝6a内に摺動自在に嵌合させるという構成を採用することができる。これによると、差動送り台8の前後に動く量を主送り台9の前後に動く量に対し確実に変更させることができる。
本発明の送り出し腕型ミシンによれば、主送り歯と差動送り歯の前後送り量を一括して可変調節することができるので、作業性を向上できる。
本発明の一実施例の送り出し腕型ミシンにおける送り機構の外観を示す概略図である。 図1の送り出し腕型ミシンにおける送り機構の外観を示す分解概略図である。 図1の送り出し腕型ミシンにおける送り量調節機構の概略図であって、(a)は送り量最小レバー位置を示す状態図、(b)は送り量最大レバー位置を示す状態図である。 図1の送り出し腕型ミシンにおける主送り歯及び差動送り歯の送り装置(逆差動送り)の後死点の動作を示す概略図である。 図1の送り出し腕型ミシンにおける主送り歯及び差動送り歯の送り装置(逆差動送り)の前死点の動作を示す概略図である。 図1の送り出し腕型ミシンにおける主送り歯及び差動送り歯の送り装置(正差動送り)の後死点の動作を示す概略図である。 図1の送り出し腕型ミシンにおける主送り歯及び差動送り歯の送り装置(正差動送り)の前死点の動作を示す概略図である。 従来例の送り出し腕型ミシンの平面を示す概略図である。 図8の送り出し腕型ミシンの送り機構の外観を示す概略図である。 図8の送り出し腕型ミシンの送り機構の外観を示す分解概略図である。
以下、本発明に係る送り出し腕型ミシンの好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1において、本発明の送り出し腕型ミシンはミシンアーム1と腕状のシリンダー部2を有する。腕状のシリンダー部2は、ミシンアーム1の基端部1aの下部から該ミシンアーム1に対して縫製方向(生地送り方向)Xで且つ斜め左側方に向けて延出されている。シリンダー部2の先端部2aはミシンアーム1の先端から左側方へ向けて突設された頭部3の下方に向けられている。
シリンダー部2の先端部2aの上面には針板4が配置固定されている。シリンダー部2の内部に主送り台9と差動送り台8が左右に並べてそれぞれがシリンダー部2の延出方向に沿って延びるように配置されている。主送り台9、差動送り台8の各先端には主送り歯46、差動送り歯45が個々に取り付けられている。
ミシンアーム1の頭部3には針棒47が上下の軸受(図示省略する)を介して上下方向に往復運動可能に支持され、この針棒47の下端部に針株48を介して針49が取り付けられる。
ミシンアーム1の内部には、ミシンモータ(図示せず)からの伝動によりプーリ44を介して軸心回りに回転するミシン主軸(伝動主軸)43が配備され、このミシン主軸43によって針棒47がミシン主軸43の一端に連結した針棒クランク50等を介して上下に往復駆動される。
図1に示すように、シリンダー部2の基部(ミシンアーム1の基端部1aの下部)に主送り台9と差動送り台8の上下駆動機構20Aおよび前後駆動機構20Bが配備されている。
図1、図2に示すように、シリンダー部2の内部に送りレバーエキセンピン23が左右方向に架設され、この送りレバーエキセンピン23は主送り台9のガイド溝9aおよび差動送り台8のガイド溝8aに挿通するとともに、角駒7を回転可能に支持する。角駒7は主送り台9、差動送り台8のガイド溝9a、8aにスライド可能に嵌合されている。
主送り歯46、差動送り歯45は上下駆動機構20Aおよび前後駆動機構20Bによる主送り台9,差動送り台8の駆動(上下運動と前後運動との合成による楕円運動)により針板4の送り歯用溝4aより間欠的に出没し、主送り歯46、差動送り歯45の送り歯用溝4aからの突出時にシリンダー部2上の生地はシリンダー部2の延出方向に沿って搬送されることになる。
主送り台9,差動送り台8の上下駆動機構20Aについて、具体的に説明する。図1、図2に示すように、主送り台9の基端部分に付設されたピボット14の付け根部に連設された面取り軸部14aに、差動送り台8の基端部分に形成された二股部8bが嵌合される。主送り台9のピボット14は、ミシン主軸43上の送り上下エキセン26に上下動用連結棒18、および該上下動用連結棒18の下端に取り付けた上下動用ピボット軸受16を介して連結される。その際、上下動用ピボット軸受16がピボット14の玉部14aを支える。かくしてミシン主軸43の回転により主送り台9,差動送り台8が上下運動できるようにしている。
次に、主送り台9,差動送り台8の前後駆動機構20Bについて具体的に説明する。図1、図2に示すように、主送り台9は中途で主送りドライブリンク12に段付ピン12aを介して連結され、主送りドライブリンク12はシリンダー部2内に架設される揺動部材シャフト21に支持される揺動部材11にピン12bを介して連結される。差動送り台8も中途で差動送りドライブリンク10にネジ10aを介して連結される。差動送りドライブリンク10は揺動部材シャフト21に支持されたベルクランク6に差動リンク27を介して連結され、差動送りドライブリンク10にネジ25により回転可能に支持される角駒5は揺動部材11に設けたガイド溝11aにスライド可能に嵌合される。かくしてミシン主軸43の回転により主送り台9,差動送り台8が後述するように揺動部材11を介して一括して前後運動できるようにしている。
上記揺動部材11の作動について、更に詳しく説明する。
図1、図2に示すように、一端にプーリ44を備えたミシン主軸43の他端に、送り前後エキセン15を上記送り上下エキセン26と並べて設置する。送り前後エキセン15には前後動用連結棒19の上端を軸着し、前後動用連結棒19の下端に前後動用ピボット軸受17を取り付ける。シリンダー部2上に設置されるフィードロッカーシャフト22上にフィードロッカー36を回転自在に支持する。フィードロッカー36に設けたボス部36aには、一端の玉部13aが前後動用ピボット軸受17で支えられるピボット13の他端部を連結する。
フィードロッカー36に設けた腕杆36bはフィードロッカーリンク37の一端のボス部37aにネジ32で軸着される。揺動部材シャフト21に支持される揺動部材11はブッシュ24によりシリンダー部2上に設置される。揺動部材11の一端には主送り台用の腕杆11bが、他端には差動送り台用の腕杆11cがそれぞれ一体に形成される。差動送り用の腕杆11cには上記ガイド溝11aを形成し、差動送り台用の腕杆11cの上端には、一端がフィードロッカーリンク37の他端の二股部37bとピンP1で軸着されるフィードロッカードライブリンク35の他端が軸着される。
しかるときは、ミシン主軸43が回転し続けると、前後動用連結棒19が送り前後エキセン15を介して上下に動き、これによりフィードロッカー36がフィードロッカーシャフト22回りに前後揺動する。このフィードロッカー36の揺動によりフィードロッカーリンク37およびフィードロッカードライブリンク35を介して揺動部材11が揺動部材シャフト21回りに前後揺動する。この揺動部材11の前後揺動により、上述のように主送り台9および差動送り台8が一括して前後運動する。
次に、揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動部材11の揺動量(主送り台9および差動送り台8の前後送り量)を自在に変更調節できるレバー式送り調節機構52について説明する。
図1〜図3に示すように、レバー式送り調節機構52は、調節リンク34、送り調節レバー38、送り調節レバー軸39、送り調節レバー軸カバー40等を備える。調節リンク34は、その一端部が上記フィードロッカーリンク37と上記フィードロッカードライブリンク35とを連結する上記ピンP1上に回動可能に軸支されており、他端部が送り調節レバー38の一端部に突設したピンP2に回動可能に連結される。送り調節レバー38は、その一端部において上記ピンP2を介して調節リンク34の一端部と連結し、他端部の軸孔38aに送り調節レバー軸39が連結固定される。送り調節レバー軸39には操作レバー39aが直交状に一体的に備えられる。
操作レバー39aの送り調節レバー軸39側とは反対側の端部には、送り調節目盛板41に設けた円弧状溝41aに差し込まれる段付きネジ51の先端部が結合固定され、段付きネジ51には送りレバーナット33が螺合されて、この送りレバーナット33を締付けることで送り調節レバー軸39を送り調節目盛板41上に所定角度に停止保持できるようにしてある。送り調節目盛板41は、シリンダー部2の基端部の、ミシン縫製方向に向かって左側面に取り付けられるシリンダーサイドカバー42の外面上に、送り調節レバー軸39と共に取り付けられる。つまり、縫製時にミシンアーム1自身で死角になることがなく、送り調節レバー軸39、操作レバー39aを見やすくするために、レバー式送り調節機構はシリンダー部2の基端部の、生地送り方向Xに向かって左側面に備える。
いま、送りレバーナット33の締め付けを緩め、図3(a)(b)に示すように、送り調節レバー軸39の操作レバー39aを前後方向(矢印N方向)に動かす回動操作を加えることにより、送り調節レバー38と調節リンク34とを連結するピンP2の位置を変更できる。
ここで、上述のように、図3〜図7に示すように、フィードロッカーリンク37はフィードロッカー36と連結しており、このフィードロッカー36はフィードロッカーシャフト22により軸支されている。また、フィードロッカーリンク37は調節リンク34とも連結しており、この調節リンク34はピンP2により軸支されている。したがって、フィードロッカーリンク37の往復動は、フィードロッカーシャフト22を中心としたフィードロッカー36の回動軌跡とピンP2を中心とした調節リンク34の回動軌跡に沿って決定される(ただし、フィードロッカー36の回動軌跡は、送り前後エキセン15により決定されるため常に一定である。)。したがって、送り調節レバー軸39を回動操作し、送り調節レバー38を所定量回動させることによって、ピンP2の位置が変更され、フィードロッカーリンク37の往復動の軌跡が変更される。
このフィードロッカーリンク37の往復動の軌跡の変更によりフィードロッカードライブリンク35の前後方向の移動量が変更され、揺動部材11の揺動部材シャフト21回りの回動角(揺動角)を変更できる。
図3(a)は、送り量最小時(例えば、1.7mm)における操作レバー39aの位置を示し、同図(b)は送り量最大時(例えば、4.2mm)における操作レバー39aの位置を示している。
送りレバーナット33を緩めておけば、図3(a)に示すように、ミシン運転中にも操作レバー39aで送り調節レバー軸39を時計方向に回すことで、主送り歯46による送り目は小さくなりコンデンスステッチが可能となる。
図2、図4〜図7に示すように、上記ベルクランク6には、差動送り台8の前後に動く量を主送り台9の前後に動く量に対し変更させる差動調節機構53を備える。この差動調節機構53は、腕状のシリンダー部2の基端部の、ミシン縫製方向Xに向かって左側面に、軸受孔28aを有する差動目盛板28を取り付け、軸受孔28aに差動レバー29の一端に設けた軸29aを支持させ、差動調節レバー30をネジ31により前記軸29aに取り付け、前記差動レバー29の他端に設けたピン29bを前記ベルクランク6に設けた溝6a内に摺動自在に嵌合させる。
しかるときは、差動調節レバー30を軸29a回りに前後揺動させると、ベルクランク6を揺動部材シャフト21回りに前後揺動させることができる。これにより差動送り台8の前後方向の移動量のみを変更し、差動送り台8の前後方向に移動量を主送り台9の前後方向に移動量に対し変更させることができる。
因みに、差動目盛板28には差動比として、例えば最小1:0.7から最大1:1.5までを表示している。図4は、主送り歯の前後に動く量に対して差動送り歯の前後に動く量が少ない逆差動送り(伸ばし縫い)の場合における、主送り歯46および差動送り歯45の後死点の平面動作を示し、図5は、逆差動送り(伸ばし縫い)の場合における、主送り歯46および差動送り歯45の前死点の平面動作を示している。図6は、主送り歯の前後に動く量に対して差動送り歯の前後に動く量が多い正差動送り(縮め縫い)の場合における、主送り歯46および差動送り歯45の後死点の平面動作を示し、図7は、正差動送り(縮め縫い)の場合における、主送り歯46および差動送り歯45の前死点の平面動作を示している。
1 ミシンアーム
2 シリンダー部
6 ベルクランク
6a 溝
8 差動送り台
9 主送り台
11 揺動部材
20B 前後駆動機構
21 揺動部材シャフト
28 差動目盛板
28a 軸受孔
29 差動レバー
29a 軸
29b ピン
30 差動調節レバー
31 ネジ
34 調節リンク
35 フィードロッカードライブリンク
36 フィードロッカー
37 フィードロッカーリンク
38 送り調節レバー
38a 軸孔
39 送り調節レバー軸
41 送り調節目盛板
43 ミシン主軸
45 差動送り歯
46 主送り歯
52 レバー式送り調節機構
53 差動調節機構
X 生地送り方向(縫製方向)
P1、P2 ピン

Claims (6)

  1. ミシンアーム1の基端下部から該ミシンアーム1に対して生地送り方向Xに向けて延出されている腕状のシリンダー部2の内部に左右に並べて平行に配備され、各先端に主送り歯46、差動送り歯45が個々に取り付けられている主送り台9および差動送り台8と、それらを前後に動かす前後駆動機構20Bとを備え、該前後駆動機構20Bが、ミシンアーム1内のミシン主軸43に連動してフィードロッカー36、フィードロッカーリンク37、およびフィードロッカードライブリンク35を介して揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動部材11を備えている送り出し腕型ミシンにおいて、
    前記揺動部材11が前記揺動部材シャフト21回りに揺動する揺動量を自在に変更調節できるレバー式送り調節機構52を備えていることを特徴とする送り出し腕型ミシン。
  2. 前記レバー式送り調節機構52が、調節リンク34、送り調節レバー38、および送り調節レバー軸39を備え、調節リンク34は、その一端部が前記フィードロッカーリンク37と前記フィードロッカードライブリンク35とを連結するピンP1上に回動可能に軸支され、他端部が送り調節レバー38の一端部に突設したピンP2に回動可能に連結され、送り調節レバー38は、その一端部において前記ピンP2を介して前記調節リンク34の一端部と連結し、他端部の軸孔38aに送り調節レバー軸39が連結固定されている、請求項1記載の送り出し腕型ミシン。
  3. 前記レバー式送り調節機構52に、送り調節目盛板41を備えている、請求項2記載の送り出し腕型ミシン。
  4. 前記レバー式送り調節機構52が、前記腕状シリンダー部の基端部の、生地送り方向Xに向かって左側面に備えている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の送り出し腕型ミシン。
  5. 前記差動送り台8の前後に動く量を前記主送り台9の前後に動く量に対し変更させる差動調節機構53を備えている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の送り出し腕型ミシン。
  6. 前記差動調節機構53が差動調節レバー30、差動目盛板28、差動レバー29、およびベルクランク6を備え、差動目盛板28は軸受孔28aを有して、シリンダー部2の基端部の、生地送り方向Xに向かって左側面に取り付け、前記軸受孔28aに差動レバー29の一端に設けた軸29aを支持させ、差動調節レバー30をネジ31により前記軸29aに取り付け、前記差動レバー29の他端に設けたピン29bを前記ベルクランク6に設けた溝6a内に摺動自在に嵌合させている、請求項5記載の送り出し腕型ミシン。
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