JP2012176240A - ニードルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】外部カニューレと、外部カニューレの内部通路に設けられている内部ワイヤと、を備えるニードルユニットを開示する。
【解決手段】外部カニューレは、直管又は曲管であり、内部通路を有し、且つ、穿刺端と、内部通路に接続する開口端と、を更に有する。穿刺端は、鈍端を有する。外部カニューレの穿刺端の鈍端の近傍、又は穿刺端の末端に、開孔がある。外部カニューレの開孔に近接する内部ワイヤの一端に、糸通し部がある。縫合糸は、糸通し部を貫通し、内部ワイヤは、開孔を介して出入りする。従って、肝臓切除手術の場合、ニードルユニットを利用すれば、あまり制限されなくて、特定の血管又は肝実質の結紮に有利である。
【選択図】図1A

Description

本発明は、外科手術用ニードルユニットに関し、特に、肝切除手術に適用されるニードルユニットに関する。
成功した肝切除(hepatic resection)手術には、熟練した外科手術技巧、十分な残肝(remnant liver)容積、余計な虚血再灌流障害(ischemic and reperfusion injuries)の減少や除去が必要である。熟練した外科医による肝実質切断術(parenchyma division)の場合、肝表面の出血又は胆汁漏れを止め、残りの主血管及び管路の完備性を維持するように、失血の減少に専念しなければならない。前記条件のいずれも満たされた場合、術後、無事で医療コストの節約になることは当然である。でなければ、複雑な術後ケアが、必要となる。
肝切除手術では、高リスクの手術中や術後の出血、及び術後の肝機能不全がよく起こる。手術技術、器材及び術後ケアの精進に伴い、死亡率が低下していくとはいえ、肝実質切断(parenchyma transection)の場合、肝出血は、依然として、克服すべき難関である。手術中、出血を減少させるには、肝臓の流入(inflow)血液と逆流(backflow)血液を同時に制御しなければならない。現在、肝臓外の肝十二指腸靭帯(hepatoduodenal ligament)で(例えば、プリングル法、Pringle’s maneuver)総肝動脈及び門脈を制御したり、肝臓内の肝門(hilar)の前記血管の個別の区域枝(segmental branches)で、間欠的又は連続的な方式を利用して、流入血液を遮断する複数の既知方法を適用することができる。個別の血液流入を、部分的に遮断することによって、残肝の虚血再灌流障害を避けることができる。特に、肝硬変症(cirrhotic liver)に関して、肝不全(hepatic failure)を防止するには、適切な虚血時間の判断が、肝心である。逆流血液の制御については、下大静脈遮断(the inferior vena cava exclusion;IVC exclusion)又は個別の肝静脈遮断によって達成できる。しかしながら、下大静脈遮断の場合、血行力学的安定性を脅かすことがあるため、血行の遮断に先立って、血行力学的安定性のために過負荷の液体を利用する必要があるが、この増やした液体のため、術後回復の負担が重くなることがある。
上記事情に鑑みて、肝臓内(肝門を除く)の更に末梢にある個別の流入血液と逆流血液に対する制御、手術中の出血の低下、虚血再灌流障害となる肝臓領域の狭い範囲への縮減、更に、術後肝不全等のリスクの最低化のために、外科手術用針具の提供が望まれている。
従って、本発明の一態様は、外部カニューレ(outer cannula)と、外部カニューレの内部通路に設けられている内部ワイヤ(inner wire)と、を備えるニードルユニットを提供する。外部カニューレは、直管又は曲管であり、内部通路を有し、且つ、穿刺端と、内部通路に接続される開口端と、を更に有する。穿刺端は、鈍端(dull tip)を有する。外部カニューレの穿刺端の鈍端の近傍、又は穿刺端に、開孔がある。外部カニューレの開孔に近接する内部ワイヤの一端に、糸通し部(threading part)がある。少なくとも1本の縫合糸は、糸通し部を貫通し、内部ワイヤは、開孔を介して出入りする。開孔が直接に外部カニューレの穿刺端に設けられている場合、内部ワイヤは、プラグに接続されることで、穿刺端としてよい。従って、例えば、各種の肝臓切除手術のような、器官の部分切除手術の場合、ニードルユニットを利用すれば、その器官の特定の血管に対する制御には有利である。
本発明の前記態様によると、ニードルユニットを提供する。一実施例において、このニードルユニットは、外部カニューレと、内部ワイヤと、を備える。外部カニューレは、その中に設けられている内部通路を有し、且つ、少なくとも、開口端と、鈍端を有する穿刺端と、を更に含む。穿刺端は、柔組織又は器官を刺し通すことに用いられ、その鈍端の近傍、又は外部カニューレの穿刺端の末端に、開孔がある。内部ワイヤは、外部カニューレの内部通路に設けられ、外部カニューレの開孔に近接するその一端、又は近傍に、糸通し部があり、開孔を介して出入りすることができ、少なくとも1本の縫合糸が、糸通し部を貫通する。開孔が直接に外部カニューレの穿刺端の末端に設けられる場合、内部ワイヤは、プラグに接続されることで、穿刺端としてよい。
本発明の一実施例によると、前記外部カニューレは、直管、或は外部カニューレの縦方向全長に沿って連続曲率で曲がった曲管であり、ただし、この曲率は、外部カニューレの中心角を外部カニューレの長さで割るものであり、この中心角は、0度以上180度未満であり、この長さは、人間の肝臓の平均厚さの101%〜250%である。また他の例示において、前記外部カニューレは、直管、或は接弦角で曲がった曲管であり、且つ、前記穿刺端から開口端まで定義された接弦角が、0度以上90度未満である。
本発明の一実施例によると、前記開孔は、鈍端に近接するように、外部カニューレの片側に設けられる。また他の例示において、前記開孔は、直接に外部カニューレの穿刺端の末端に設けられる。後者の例示において、糸通し部は、長円形ループ(oval loop)、円形ループ(circle loop)、菱形ループ(diamond loop)、U形部又はフック(hook)であってよい。別の方式として、外部カニューレの開孔に近接する前記糸通し部の長円形ループ、円形ループ又は菱形ループの末端に、線形突起物がある。前記穿刺端の線形突起物の一端に、鈍端として、プラグが設けられてよく、ニードルユニットが柔組織又は器官を刺し通した場合、このプラグは、前記開孔を覆うことができる。
本発明のまた他の態様によると、外部カニューレと、外部カニューレの内部通路に設けられている内部ワイヤと、外部カニューレの開口端に設けられているハンドルと、を備える肝切除手術に用いられる手術用ニードルユニットを提出する。ハンドルは、外部カニューレの内部通路に接続するための管路を有し、内部ワイヤが、管路と内部通路に設けられる。
本発明のニードルユニットを適用する場合、直管又は曲管である外部カニューレを利用し、少なくとも1本の縫合糸が、内部ワイヤの糸通し部を貫通することができ、内部ワイヤが、開孔を介して出入りすることができる。そのように、例えば、肝臓切除手術のような、器官の部分切除手術の場合、本発明のニードルユニットを利用すれば、この器官の特定の血管を結紮することが可能である。
上記概略及び下記詳細な叙述は、例示に過ぎない、請求する発明に対して更なる解釈を提供することを目的としていることは、理解すべきである。
下記図面の説明は、本発明の前記または他の目的、特徴、メリット、実施例をより分かりやすくするためのものである。
本発明の複数の実施例によるニードルユニットを示す断面模式図である。 本発明の複数の実施例によるニードルユニットを示す断面模式図である。 本発明の複数の実施例によるニードルユニットを示す立体模式図である。 本発明の複数の実施例によるニードルユニットを示す立体模式図である。 本発明のまた他の実施例によるニードルユニットを示す断面模式図である。 本発明の一実施例による内部ワイヤを示す模式図である。 2000年に、国際肝膵胆道学会(IHPBA)がブリズベンで肝臓解剖学と手術切除において定めた用語による、肝臓の区域分類を示す模式図である。 本発明の一実施例による肝左葉を示す矢状断面図である。 本発明の一実施例による肝左葉を示す矢状断面図である。 本発明のまた他の実施例によるリブと、横隔膜下方の肝右葉を示す側面図である。 本発明のまた他の実施例による肝右葉を示す矢状断面図である。
前記によれば、本発明は、器官の部分切除手術の場合、この器官の特定の血管を効果的で容易に結紮可能なニードルユニットを提供する。
(ニードルユニットの構造)
本発明の一実施例によるニードルユニットを示す断面模式図である図1Aを参照する。簡単に言えば、ニードルユニット100は、外部カニューレ(以下、直管型外部カニューレ110a、又は曲管型外部カニューレ110bを指す)と、内部ワイヤ120と、を備えてよい。直管型外部カニューレ110a又は曲管型外部カニューレ110bは、その中に設けられている内部通路111を有し、外部カニューレは、穿刺端115と、この内部通路111に接続される開口端113と、を含む。前記外部カニューレの穿刺端115は、鈍端を有する。大体は、外部カニューレの穿刺端115は、柔組織又は器官(例えば、肝臓)を刺し通すための鈍端であってよく、前記外部カニューレの穿刺端115の鈍端の近傍、又は穿刺端115の末端に、開孔117がある。内部ワイヤ120は、内部通路111中に設けられ、開孔117に近接するその一端、又は近傍に、糸通し部121(例えば、ループ)を有し、開孔117を介して出入りすることができ、少なくとも1本の縫合糸130が、糸通し部121を貫通する。
例としては、図1Aに示すように、開孔117は、外部カニューレの穿刺端115の鈍端に近接するように、外部カニューレ(直管型外部カニューレ110a又は曲管型外部カニューレ110b)の片側に設けられてよい。しかしながら、また他の例示において、図1Bに示すように、開孔117は、直接に外部カニューレ(直管型外部カニューレ110a’、又は曲管型外部カニューレ110b’)の穿刺端の末端に設けられてよく、この例示において、外部カニューレ(直管型外部カニューレ110a’、又は曲管型外部カニューレ110b’)は、鈍端を有しない。この例示において、糸通し部121は、ループ、又はフックであってよい。ループを糸通し部121とする例示において、前記外部カニューレ(直管型外部カニューレ110a’、又は曲管型外部カニューレ110b’)の開孔117に近接する糸通し部121の末端に、更に、線形突起物123がある。図1Aに示すような鈍端として、前記穿刺端の線形突起物123の一端にプラグ150が設けられてよく、ニードルユニット100’が柔組織又は器官を刺し通した場合、このプラグ150は、前記開孔117を覆うことができる。即ち、ニードルユニット100’が柔組織又は器官を刺し通した場合、プラグ150は、柔組織又は器官を刺し通す鈍端としても、開孔117を覆う覆い端としてもよい。また、プラグ150は、金属、プラスチック又は外科手術器械に適用される他の材料からなってよい。
一実施例において、内部ワイヤ120は、金属糸、プラスチック糸、又は例えば、ポリテトラフルオロエチレン(polytetrafluoroethylene;PTFE)で覆われる金属糸のような、高分子フィルムで覆われる金属糸であってよい。
一実施例において、図1Aに示すように、曲管型外部カニューレ110bは、外部カニューレの穿刺端115(即ち、開孔117の上方)から外部カニューレの開口端113まで定義された接弦角(tangent chord angle)αで曲がった曲管である。別の方式として、図1Bに示すように、曲管型外部カニューレ110b’を、開孔117から外部カニューレの開口端113までの接弦角αによって定義してもよい。開孔117から外部カニューレの開口端113まで定義された接弦角αは、0度以上90度未満である。
また他の実施例において、外部カニューレは、直管型外部カニューレ110a(又は直管型外部カニューレ110a’)、又は曲管型外部カニューレ110b(又は曲管型外部カニューレ110b’)であってよい。一例示において、曲管型外部カニューレ110b(又は曲管型外部カニューレ110b’)は、外部カニューレの縦方向全長(l)に沿って曲率で曲がった曲管であってよく、この曲率を、下記式(I)により定義する。
Figure 2012176240
上記式(I)において、この曲率を、外部カニューレの半径(r)の逆数により直接に定義して得られる。曲管型外部カニューレ110b(又は曲管型外部カニューレ110b’)の縦方向全長(l)は、その半径(r)と中心角(θ)の積により定義されて得られる。即ち、曲管型外部カニューレ110b(又は曲管型外部カニューレ110b’)の曲率は、中心角(θ)をその縦方向長さ(l)で割るものであってもよい。一実施例において、曲管型外部カニューレ110b(又は曲管型外部カニューレ110b’)の中心角(θ)は、接弦角αの2倍、つまり2αであり、中心角(θ)は、0弧度(radian)以上3.14弧度(即ち、180度)未満である。
直管型外部カニューレ110a(又は直管型外部カニューレ110a’)の全長(l)は、人間の肝臓の平均厚さの101%〜250%(例えば、約10センチ〜30センチ)であってよい。直管型外部カニューレ110a(又は直管型外部カニューレ110a’)は、従来の金属(例えば、金属、金属合金、ステンレス鋼等)、又はプラスチックからなってよく、直管型外部カニューレ110a(又は直管型外部カニューレ110a’)又は曲管型外部カニューレ110b(又は曲管型外部カニューレ110b’)の幅wは、注射針の規格(syringe needle gauge)14号〜24号(即ち、2.108mm〜0.559mm)である。同様に、図1Bに示した曲管型外部カニューレ110b’は、選択的にその縦方向全長(l)に沿って連続曲率で曲がった曲管であってもよく、この曲率を、上記式(I)により定義してもよい。
図1C及び図1Dを参照する。図1C及び図1Dは、本発明の一実施例によるニードルユニットを示す立体模式図である。ニードルユニット100は、外部カニューレ110と、内部ワイヤ120と、を備えてよく、ニードルユニット100’は、外部カニューレ110’と、プラグ150を有する内部ワイヤ120と、を備える。外部カニューレ110は、その中に設けられている内部通路(図に示さず)を有し、且つ、少なくとも、内部通路に接続される開口端113と、穿刺端115と、を更に含む。外部カニューレの穿刺端115は、柔組織又は器官(例えば、肝臓)を刺し通すための鈍端を有する。前記外部カニューレの穿刺端115の近傍に、開孔117があり、そのうち、開孔117が、穿刺端115の鈍端に近接するように、外部カニューレ115の片側に設けられてよく(例えば、ニードルユニット100)、或は直接に外部カニューレ110’の穿刺端の末端に設けられてよい(例えば、ニードルユニット100’)。内部ワイヤ120は、一端に糸通し部121があり、内部通路から開孔117を介して出入りすることができ、それが開孔117から伸ばした場合、少なくとも1本の縫合糸130が、糸通し部121を貫通することができる。しかしながら、ここで、図1C及び図1Dに示したニードルユニットは、例示に過ぎない、他の実施例のニードルユニットにおいて、直管型外部カニューレを使用してもよいが、請求する発明を限定するためのものではないことは、容易に理解できる。
他の例示において、外部カニューレ110’の開孔117に隣接する図1C及び図1Dに示したニードルユニット100’の糸通し部121の長円形ループ、円形ループ又は菱形ループの末端に、線形突起物がなくてよい(図に示さず)。前記例示において、前記ニードルユニット100’の各種のループの糸通し部121は、金属材料からなってよく、前記ループの幅が、開孔117の直径より僅かに大きく、それに等しく、又はそれより小さく、ニードルユニットが柔組織又は器官を刺し通した場合、糸通し部121が開孔117の裏側(図に示さず)に維持される。
一実施例において、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’の開口端113に、更に、ハンドル130b(図1C)、又はハンドル130c(図1D)が選択的に設けられてよく、そのうち、ハンドル130bが、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’の開口端113に垂直又は傾斜的に設けられ、或は、ハンドル130cが、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’と同様な方向に沿って延ばす。次に、図1Cに示したハンドル130bの握持部131b、又は図1Dに示したハンドル130cの握持部131cのそれぞれは、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’の内部通路111に接続するための管路(図に示さず)を有し、内部ワイヤ120を、開口133b又は開口133cから管路と内部通路111を介して開孔117に到達させる。
また他の実施例において、外部カニューレを、腹腔鏡手術器械の中空管路に設けてよい。図2を参照する。図2は、本発明のまた他の実施例によるニードルユニットを示す断面模式図である。例えば、従来の技術によく用いられる腹腔穿刺用トロカール(trocar)のような、腹腔鏡手術の腹腔穿刺用トロカール140は、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’を収納して腹腔穿刺用トロカールの開口145を介して出入りさせる中空管路141を有する。この例示において、従来の技術によく用いられる腹腔鏡カメラを、独立してまた他の套管器械(図に示さず)に設けてよい。
大体から言えば、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’の長さは、実際の要求次第であり、本発明は、ここで前記長さの範囲を限定しない。例としては、従来の開腹手術(open abdomen surgery)において、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’を手動で操作する場合、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’の長さは、人間の肝臓の平均厚さの101%〜250%(例えば、約10センチ〜30センチ)であってよい。別の方式として、腹腔鏡手術において、外部カニューレ110又は外部カニューレ110’が腹腔穿刺用トロカールポート(trocar port)を貫通する場合、外部カニューレ110の長さは、例えば、約50センチのような、図2に示した腹腔穿刺用トロカールの中空管路141の長さを超えたものであってよい。
図3を参照する。図3は、本発明の一実施例による内部ワイヤを示す模式図である。一実施例において、内部ワイヤ120は、金属糸、プラスチック糸、又は例えば、PTFEで覆われる金属糸のような、高分子フィルムで覆われる金属糸であってよい。内部ワイヤ120の糸通し部121は、例えば、長円形ループ(例えば、ループ121a及びループ121b)、円形ループ(例えば、ループ121c及びループ121d)、又は菱形ループ(例えば、ループ121e及びループ121f)のような、様々な形状であってよい。また他の実施例において、内部ワイヤ120の糸通し部121は、U形部121gであってよい。また一つの実施例において、内部ワイヤ120の糸通し部121は、フック121hであってよい。
また、図3を参照する。また他の実施例において、外部カニューレ(例えば、図1Bに示した外部カニューレ110a又は外部カニューレ110b)の開孔に近接する前記糸通し部121の末端に、例えば、ループ121bの線形突起物123b、ループ121dの線形突起物123d、又はループ121fの線形突起物123fのような、線形突起物がある。ここで例示した線形突起物は、内部ワイヤ120を開孔を介して出入りさせることに有利である。他の例示において、鈍端として、ループ121bの線形突起物123b、ループ121dの線形突起物123d、又はループ121fの線形突起物123fの一端に、それぞれプラグ150を設けてよく、且つ、ニードルユニット(例えば、図1Bに示したニードルユニット100、又は図1Bに示したニードルユニット100’)が柔組織又は器官を刺し通した場合、このプラグ150が、前記開孔(例えば、図1Bに示した開孔117)を覆うことができる。別の方式として、内部ワイヤ120は、ノッチ状のフック121iを有してよく、且つ、外部カニューレ(例えば、図1Bに示した外部カニューレ110a又は外部カニューレ110b)の開孔に近接する末端に、プラグ150が設けられ、そのうち、フック121iを糸通し部として、プラグ150を鈍端としてよい。この例示において、外部カニューレ110の有無にかかわらず、フック121iと、プラグ150と、を有する内部ワイヤ120そのものを、外科手術用針として用いることができる。
肝臓の部分切除手術の場合、肝臓の特定の血管を結紮するように、内部ワイヤ120は、少なくとも1本の縫合糸130を、糸通し部121に貫通可能にする。一実施例において、縫合糸130は、従来の技術によく用いられる吸収性又は非吸収性材料からなる縫合糸である。
曲管式ニードルユニットが、直管式ニードルユニットと比べて、器官の特定の血管を効果的で容易に結紮できることは、注意すべきである。2000年に、国際肝膵胆道学会(International Hepato‐Pancreato‐Biliary Association;IHPBA)がブリズベンで肝臓解剖学と手術切除において定めた用語(Brisbane Terminology of Liver Anatomy and Resections)による、肝臓の区域分類(segmental classification)を示す模式図である図4を参照する。本発明のニードルユニットは、肝臓の前記全ての区域のグリソン管状構造組織(その中に、血管及び胆管を含む)(Glissonian pedicle)における一次(the first order)、二次、三次及び四次の血管分枝に適用可能である。
(ニードルユニットの適用)
例えば、肝切除手術の場合、ニードルユニットを、図1A、図5A〜図6Bに合わせて、下記のように適用することが可能である。肝切除手術中、腫瘍の大きさ、位置、肝臓内の血管走行、切除率を評価したり、適切な切除線(division line)を判断するように、術中超音波(intraoperative ultrasonography)(図に示さず)、或は腹腔鏡カメラを適切に使用してよい。ニードルユニットの操作を詳細に説明するように、ここの例示として、ニードルユニット100を利用して、別々に肝左葉切除及び肝右葉切除を行う。しかしながら、下記叙述は、例示に過ぎない、請求する発明に対して更なる解釈を提供するためのものであることは、理解すべきである。
(1.肝臓底部から上向きの穿刺による、血管、特に、下大静脈上方の肝臓及び血管の結紮)
図1A、図5A及び図5Bを参照する。図5A及び図5Bは、本発明の一実施例による肝左葉を示す矢状断面図である。必要な術前準備の後、前腹壁及び胸腔壁509を上げる。ニードルユニット100の外部カニューレ110bを利用して、経路511に沿って肝臓500の下表面501[下大静脈(inferior venal cava;IVC)503の上方にある]を貫通し、主な供給血管507(例えば、左肝のグリソン管状構造組織)の一側を介して、肝臓500の上表面505に到達してから、ニードルユニット100の内部ワイヤ120を、外部カニューレ110bの開孔117から外へ移出し、縫合糸130の第1の端を、ニードルユニット100の内部ワイヤ120の糸通し部121に貫通させる。
次いで、外部カニューレ110bが同一経路511に沿うようにし、縫合糸130の第1の端を、肝臓500の上表面505から肝臓500の下表面501へ戻し、縫合糸130の第2の端を、肝臓500の上表面505に残す。次に、ニードルユニット100を、経路513に沿って肝臓500の下表面501に貫通させ、主な供給血管507のまた他の側を介して、肝臓500の上表面505に到達させ、縫合糸130の第1の端を、肝臓500の上表面505に引く。肝臓500の上表面505において、経路511と経路513との間隔は、約5センチである。その後、特定の血管の個別の流入血液又は逆流血液を制御するように、肝臓500の上表面505における縫合糸130の第1の端と第2の端を締め付けて結び目521を整える。
他の実施例において、図5Bに示すように、肝左葉の切除線の裏側に沿って、列になっている間欠インターロック縫合糸(intermittently interlocking sutures)の結び目521を形成するように、前記何れの方式で、ニードルユニット100を繰り返して使用してよい。次に、プリングル法(Pringle’s maneuver)(下方の肝臓の外で、総肝動脈及び肝門静脈を含む部分における全ての流入血液を完全に遮断する)、又は他の如何なる肝臓の流入血液又は逆流血液の遮断方法を使用する必要がなく、直接に剪み、電気焼灼器(electrocautery)を使用したり、ケリー鉗子(Kelly clamp)による締め分離(clamping and dividing)法を利用して、肝左葉を直接に分離してよい。はっきりとしたサイズを有する如何なる管状構造を、縫合糸による結紮を利用して、強化することができる。前記肝切除手術の後、残肝の表面に、フィブリン糊又はコラーゲンシートを使用する必要はない。定例に従って、必要であれば、大口径の排液管を、関連部分に置いてよい。
縫合糸130の両端を同側で互いに締め付けている場合、肝臓500の上表面505においても、下表面501においても、縫合糸130の縫合方式に対して如何に修正してもよい。その後、従来の方法を利用して、肝臓腫瘍を切除してよい。腫瘍切除を完成した後、前記結び目521及び縫合糸130を永久に残してよいし、肝臓500の流入血液及び逆流血液を回復する必要がある場合、前記結び目521及び縫合糸130を取り除いてもよい。
肝臓の上表面505と前腹壁及び胸腔壁509との間の隙間が狭すぎるため、直針(例えば、直管型外部カニューレ110aと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニット100)が肝臓の表面から穿刺しにくくなる場合、前記方法を、肝右葉切除手術又は各種の切除手術に適用してもよい。
(2.肝臓の表面(下大静脈から遠く離れる場合)、又は底部(肝臓と前腹壁及び胸腔壁との間の隙間が狭い場合)から肝臓への穿刺)
次に、胸腔の下方、又は肝臓と前腹壁との間の狭い隙間における肝臓血管の空間制限のせいで、従来の直針が、肝臓血管に到着しにくい場合、本発明のニードルユニットによれば、その肝臓血管を容易に結紮できる。
図1A、図6A及び図6Bを参照する。図6Aは、本発明のまた他の実施例による前腹壁及び胸腔壁509と、横隔膜602下方の肝右葉を示す側面図であるが、図6Bは、本発明のまた他の実施例による肝右葉を示す矢状断面図である。同様に、必要な術前準備の後、前腹壁及び胸腔壁509を僅かに上げる。ニードルユニット100の外部カニューレ110bを利用して、経路611に沿って、腹膜後腹壁(retroperitoneal abdominal wall)623に対向するように上から下へ穿刺し、図5A及び図5Bに示した下大静脈503から遠く離れるように肝臓600の上表面605に貫通させ、主な供給血管607の一側を介して、肝臓600の下表面601に到達させる。
次いで、内部ワイヤ120を、外部カニューレ110bの開孔117から外へ移出し、縫合糸130の第1の端を、内部ワイヤ120の糸通し部121に貫通させる。その後、外部カニューレ110bが同一経路611に沿うようにし、縫合糸130の第1の端を、肝臓600の下表面601から肝臓600の上表面605に引き、縫合糸130の第1の端を、肝臓600の上表面605に残す。次に、ニードルユニット100を、経路613に沿って肝臓600の上表面605に貫通させ、主な供給血管607のまた他の側を介して、肝臓600の下表面601に到達させ、縫合糸130の第2の端を得るように、内部ワイヤ120の糸通し部121を、外部カニューレ110bの開孔117から外へ移出する。肝臓600の上表面605において、経路611と経路613との間隔は、約5センチである。その後、外部カニューレ110bが同一経路613に沿うようにし、縫合糸130の第1の端を、肝臓600の下表面601から肝臓600の上表面605に引き、縫合糸130の第2の端を、肝臓600の上表面605に残す。続いて、肝臓600の上表面605における縫合糸130の第1の端と第2の端を、締め付ける。
別の方式として、内部ワイヤ120の糸通し部121を、外部カニューレ110bの開孔117から外へ移出する場合、縫合糸130の第1の端を、ニードルユニット100の内部ワイヤ120の糸通し部121に貫通させ、次に、内部ワイヤ120を、糸通し部121の末端が開孔117内に収められるまで、裏へ移入する。準備完了後、ニードルユニット100の外部カニューレ110bを、経路611に沿って肝臓600の下表面601(下大静脈503から遠く離れたり、下大静脈503の上方にある)に貫通させ、主な供給血管607の一側を介して、下から上まで肝臓600の上表面605に到達させ、縫合糸130の第1の端を、肝臓600の上表面605に残す。次いで、外部カニューレ110bを、同一経路611に沿って、肝臓600の上表面605に貫通させ、肝臓600の下表面601に到達させる。
内部ワイヤ120の糸通し部121を、外部カニューレ110bの開孔117から外へ移出し、縫合糸130の第2の端を得た後、内部ワイヤ120を、糸通し部121の末端が開孔117内に収められるまで、裏へ移入する。準備完了後、ニードルユニット100を、経路613に沿って肝臓600の下表面601に貫通させ、主な供給血管607のまた他の側を介して、肝臓600の上表面605に到達させ、縫合糸130の第2の端を肝臓600の上表面605に引く。上表面605における経路611と経路613との間隔は、約5センチである。その後、特定の血管の個別の流入血液又は逆流血液を制御するように、肝臓600の上表面605における縫合糸130の第1の端と第2の端を締め付ける。
他の実施例において、図5Bに示したものと同様に、肝葉又は切除予定区域の切除線の裏側に沿って、列になっている間欠インターロック縫合糸を形成するように、前記何れの方式で、ニードルユニット100を繰り返して使用してよい。次に、プリングル法、又は他の如何なる肝臓の流入血液又は逆流血液の遮断方法を使用する必要がなく、直接に剪み、電気焼灼器を使用したり、ケリー鉗子による締め分離法を利用して、肝葉又は区域を直接に分離してよい。はっきりとしたサイズを有する如何なる管状構造を、縫合糸による結紮を利用して、強化することができる。前記肝切除手術の後、残肝の表面に、フィブリン糊又はコラーゲンシートを使用する必要はない。定例に従って、必要であれば、大口径の排液管を、関連部分に置いてよい。
長い直針(又は直管型外部カニューレ110aと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニット100又はニードルユニット100’)による血管結紮と比べて、肝切除手術において、曲管型外部カニューレ110bと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニットは、下大静脈上方の肝左葉の血管結紮、或は肝臓と前腹壁及び胸腔壁(図5A、図5B及び図6Bに示した509)、或は図5A、図5B及び図6Bに示した腹腔後腹膜623の間の狭い隙間における肝臓(肝左葉及び肝右葉を含む)の血管結紮に効果的に適用し、下大静脈を傷つけなく、胸腔壁を上げすぎるようなことはなく、更に、開胸術(thoracotomy)を省くことができることは、注意すべきである。例えば、大きな肝臓腫瘍で、肝臓と前腹壁及び胸腔壁との間の隙間が僅かな場合、又は、腫瘍が下大静脈の上方にあるため、従来の直針を使用し難くなるような場合にも、曲管型外部カニューレ110bと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニットは適用できる。
次に、本発明のニードルユニットを、長い直針及び、直管型外部カニューレ110aと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニット100(又はニードルユニット100’)と合わせて、肝切除手術において肝臓血管を結紮してよい。例としては、下大静脈上方、又は肝臓と前腹壁との間の狭い隙間における血管を、外部カニューレ110bと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニット100を利用して結紮してよい。下大静脈から遠く離れる血管に関しては、長い直針、或は直管型外部カニューレ110aと、内部ワイヤ120と、を有するニードルユニット100を利用して結紮してよい。
また、本発明では肝臓血管の結紮を例示として、本発明のニードルユニットの適用を説明したが、当業者であれば、本発明が、これに限定されなく、本発明の精神と領域から逸脱しない限り、本発明のニードルユニットを、他の器官の局部切除手術の場合の血管の結紮に適用可能であることは理解すべきである。例としては、本発明のニードルユニットを、女性尿失禁(female urinary incontinence)の治療に適用可能である。この実施例において、ニードルユニットを、膣から恥骨の両側の結締組織までスリングテップ(sling tape)を置くことで、尿道を掛けて支持を提供することに適用可能である。
本発明の前記実施例より、本発明のニードルユニットは、外部カニューレと、外部カニューレの内部通路に設けられている内部ワイヤとを備え、肝切除手術(例えば、張氏手術法)において、直針で行う結紮が、やりにくい、あるいは不可能な特定の血管、特に、肝臓の第4の区域、第7の区域、第8の区域、肝左静脈又は中肝静脈を効果的で容易に結紮できることを、メリットとしていることが判明した。そのように、本発明は、従来の直針の適用上の限定を、効果的に克服できる。
本発明では好適な実施例を前記通り開示したが、これは本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の精神と領域から逸脱しない限り、多様の変動や修正を加えることができる。従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
100、100’ ニードルユニット
110、110’、110a、110a’、110b、110b’ 外部カニューレ
111 内部通路
113 外部カニューレの開口端
115 外部カニューレの穿刺端
117 開孔
120 内部ワイヤ
121 糸通し部
121a、121b、121c、121d、121e、121f ループ
121g U形部
121h、121i フック
123、123b、123d、123f 線形突起物
130 縫合糸
130b、130c ハンドル
131b、131c 握持部
133b、133c 開口
140 腹腔鏡手術の腹腔穿刺用トロカール
141 腹腔穿刺用トロカールの中空管路
145 腹腔穿刺用トロカールの開口
150 プラグ
α 接弦角
θ 中心角
w 幅
500、600 肝臓
501、601 下表面
503 下大静脈
505、605 上表面
507、607 主な供給血管
509 前腹壁及び胸腔壁
511、513、611、613 経路
521 結び目
602 横隔膜
610 リブ
621 胸腔後胸膜
623 腹腔後腹膜

Claims (10)

  1. 直管又は曲管であり、その中に設けられている内部通路を有し、且つ、少なくとも、前記内部通路に接続される開口端と、鈍端を有し、柔組織又は器官を刺し通すことに用いられ、前記鈍端の近傍に、開孔がある穿刺端と、を更に含む外部カニューレと、
    前記内部通路に設けられ、前記開孔に近接する一端に、糸通し部があり、前記開孔を介して出入りし、少なくとも1本の縫合糸を、前記糸通し部に貫通させる内部ワイヤと、
    を備えるニードルユニット。
  2. 前記外部カニューレは、前記外部カニューレの縦方向全長に沿って曲率で曲がった曲管であり、前記曲率は、前記外部カニューレの中心角を前記外部カニューレの前記縦方向全長で割るものであり、前記中心角は、0度以上180度未満であり、前記長さは、人間の肝臓の平均厚さの101%〜250%である請求項1に記載のニードルユニット。
  3. 前記外部カニューレは、金属又はプラスチックからなり、その幅が、2.108mm〜0.559mmである請求項1に記載のニードルユニット。
  4. 前記内部ワイヤは、金属糸、プラスチック糸、又は高分子フィルムで覆われる金属糸である請求項1に記載のニードルユニット。
  5. 前記糸通し部は、長円形ループ、円形ループ、菱形ループ、U形部又はフックである請求項1に記載のニードルユニット。
  6. 前記外部カニューレの前記開孔に近接する前記糸通し部の前記長円形ループ、前記円形ループ又は前記菱形ループの末端に、線形突起物がある請求項5に記載のニードルユニット。
  7. 前記開孔は、前記鈍端に近接するように、前記外部カニューレの片側に設けられる請求項6に記載のニードルユニット。
  8. 前記開孔は、直接に前記外部カニューレの前記穿刺端の末端に設けられる請求項6に記載のニードルユニット。
  9. 前記鈍端として、前記穿刺端の前記線形突起物の一端に、プラグが設けられ、前記ニードルユニットが前記柔組織又は前記器官を刺し通した場合、前記プラグは、前記開孔を覆う請求項8に記載のニードルユニット。
  10. 前記長円形ループ、前記円形ループ又は前記菱形ループは、金属からなり、前記長円形ループ、前記円形ループ又は前記菱形ループの幅が、前記開孔の直径以上、又はそれ未満であり、前記ニードルユニットが前記柔組織又は前記器官を刺し通した場合、前記糸通し部が前記開孔の裏側に維持される請求項8に記載のニードルユニット。
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