JP2012173724A - 偏光フィルムの製造方法 - Google Patents

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孝明 田中
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裕一 塩田
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Abstract

【課題】事前に熱処理を行わずに、水溶液中でポリビニルアルコール系フィルムが切断され難い、偏光フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の偏光フィルムの製造方法は、長尺状のポリビニルアルコール系フィルムを当該フィルムの搬送方向に延伸し、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色し、二色系色素を架橋して偏光フィルムを製造する偏光フィルムの製造において、ポリビニルアルコール系フィルムを延伸した後、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを染色する前に、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットする方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏光フィルムの製造方法に関するものである。
従来、偏光フィルムが液晶表示素子の材料として広く用いられている。偏光フィルムとしては、一般的に、ポリビニルアルコール系フィルムに二色性色素を吸着したフィルムが使用されている。
このような偏光フィルムの製造方法には、ポリビニルアルコール系フィルムを一軸延伸する工程、ポリビニルアルコール系フィルムを二色性色素にて染色する工程、染色されたポリビニルアルコール系フィルムをホウ酸水溶液で処理する工程が含まれる(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、上記一軸延伸する工程で、ポリビニルアルコール系フィルムを高延伸(4〜6倍)する際に、ポリビニルアルコール系フィルムが切断され易いことが課題として挙げられている。上記課題を解決するため、特許文献1には、一軸延伸する工程の前に特定のシェア刃を用いて所定の幅になるように、フィルムの流れ方向に向かってフィルムの両端をスリットする光学用ポリビニルアルコール系フィルムのスリット方法が開示されている。
一方、ポリビニルアルコール系フィルムの染色およびホウ酸での処理は基本的に水溶液中でなされるが、ポリビニルアルコール系フィルムは水溶性であるため切断が生じる場合がある。水溶液中のフィルム切断頻度を低減させることを目的として、特許文献2には一軸延伸する工程の後、染色する工程の前に90〜180℃の範囲の温度で熱処理を施し、フィルムの膜厚が10μmを超え、20μm未満となるように処理する製造方法が開示されている。当該製造方法によれば、薄肉で、しかも水溶液中にて切断され難い偏光フィルムを得ることができる。
特開2005−212098号公報(2005年8月11日公開) 特開2003−240958号公報(2003年8月27日公開)
しかしながら、特許文献2の製造方法では、延伸したポリビニルアルコール系フィルムを熱処理する必要があり、用いる製造装置の構造上、当該製造方法を採用し難い場合がある。そこで、事前に熱処理を行わずに、染色する工程およびホウ酸水溶液で処理する工程で水溶液中での切断がされ難い偏光フィルムを得る製造方法が求められている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、事前に熱処理を行わずに、水溶液中でポリビニルアルコール系フィルムが切断され難い、偏光フィルムの製造方法を提供することにある。
本発明の偏光フィルムの製造方法は、上記課題を解決するために、長尺状のポリビニルアルコール系フィルムを当該フィルムの搬送方向に延伸し、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色し、二色系色素を架橋して偏光フィルムを製造する偏光フィルムの製造において、ポリビニルアルコール系フィルムを延伸した後、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを染色する前に、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットすることを特徴としている。
延伸により厚さに偏りが生じた両端部は染色時に切断の起点となることが考えられ、この両端部をスリットすることにより、染色時におけるポリビニルアルコール系フィルムの切断頻度を低減させることができる。また、本製造方法では、スリット前にポリビニルアルコール系フィルムに熱処理を行う必要がない。スリッターよりも乾燥炉の方が大規模な設備であるため、本製造方法は採用し易い方法であるといえる。
また、本発明の偏光フィルムの製造方法では、ポリビニルアルコール系フィルムの各端部のスリット幅が、ポリビニルアルコール系フィルムの全体幅に対して、2%以上、100%以下であることが好ましい。
スリット幅が上記範囲であることによって、ポリビニルアルコール系フィルムの切断頻度を低減する程度に両端部を除去しつつ、上記フィルムの幅を大きく狭めない程度にスリットすることができる。
また、本発明の偏光フィルムの製造方法では、ポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色する前にロール状に巻き取り、ロール状のポリビニルアルコール系フィルムを巻き出す工程を含み、ポリビニルアルコール系フィルムをロール状に巻き取る前に上記搬送方向に沿ったポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットすることが好ましい。
これにより、一旦、ポリビニルアルコール系フィルムをロール状とし、移動させることが可能であり、その後の巻き出しから染色、ホウ酸による架橋を他の場所にて行うことができる。このため、当該製造方法はより多くの設備にて実施可能である。
また、本発明の偏光フィルムの製造方法では、ポリビニルアルコール系フィルムを巻取軸の軸回転によって巻き取る巻取部を使用して、上記ポリビニルアルコール系フィルムの幅方向に対して平行に上記巻取部を往復移動させながら、上記ポリビニルアルコール系フィルムをロール状に巻き取ることが好ましい。
当該製造方法によれば、巻取時に巻取軸に対するポリビニルアルコール系フィルムの位置が変化する。これにより、ポリビニルアルコール系フィルムの両端部が巻取軸に対して相対的に移動しながら巻き取られるため、ポリビニルアルコール系がロール状となっても耳高な状態となり難い。
本発明の偏光フィルムの製造方法は、以上のように、長尺状のポリビニルアルコール系フィルムを当該フィルムの搬送方向に延伸し、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色し、二色系色素を架橋して偏光フィルムを製造する偏光フィルムの製造において、ポリビニルアルコール系フィルムを延伸した後、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを染色する前に、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットする方法である。
延伸により厚さに偏りが生じた両端部は染色時に切断の起点となることが考えられ、この両端部をスリットすることにより、染色時におけるポリビニルアルコール系フィルムの切断頻度を低減させることができる。また、本製造方法では、スリット前にポリビニルアルコール系フィルムに熱処理を行う必要がないという効果を奏する。
本実施の形態に係る処理装置を示す断面図である。 本実施の形態において、ポリビニルアルコール系フィルムを巻き取る際の巻取時間とフィルム端部の位置を示すグラフである。 図2の巻取方法によって巻き取ったロールを示す図である。 本実施の形態に係る染色乾燥装置を示す断面図である。 実施例1および比較例1におけるポリビニルアルコール系フィルムの厚さを示すグラフである。
本発明の一実施形態について図1〜3に基づいて説明すれば、以下の通りであるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係るポリビニルアルコール系フィルムの製造方法(以下、適宜「本製造方法」と略す)は、長尺状のポリビニルアルコール系フィルムをフィルムの搬送方向に延伸し、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色することを前提としている。すなわち、ポリビニルアルコール系フィルムを延伸した後、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを染色する前に、上記搬送方向に沿ったポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットする方法である(以下、「ポリビニルアルコール系フィルム」を適宜「PVAフィルム」と略す)。
まず、本製造方法にて使用する処理装置の説明と共に、本製造方法を説明する。図1は、処理装置10を示す断面図である。処理装置10は本製造方法にて使用可能な装置の一例であり、他の装置によっても本製造方法を実施可能である。処理装置10は、PVAフィルムの延伸とスリットを行うために使用されるものであり、巻出部1、熱ロール(延伸部)2、スリッター3、巻取部4および搬送ロール5を備えている。
巻出部1は、PVAフィルムがロール状となった原反が設置され、PVAフィルムを熱ロール2へと供給するものである。巻出部1から供給されたPVAフィルムは搬送ロール5を介して連続的に搬送される。また、巻取部4は、PVAフィルムを巻き取るものであり、巻出部1および巻取部4はPVAフィルムの巻き芯を巻き取るための巻取軸を備えている。
PVAフィルムは、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化することにより得られる。PVAフィルムとしては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニルとそれに共重合可能な他の単量体との共重合体などが例示される。酢酸ビニルに共重合される他の単量体としては、たとえば、不飽和カルボン酸類、不飽和スルホン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、アンモニウム基を有するアクリルアミド類などが挙げられる。
PVAフィルムのケン化度は、通常85モル%以上、100モル%以下、好ましくは98モル%以上、100モル%以下である。このPVAフィルムは、さらに変性されていてもよく、たとえばアルデヒド類で変性されたポリビニルポリマール、ポリビニルアセタールなども使用し得る。また、PVAフィルムの平均重合度は、通常1000以上、10000以下、好ましくは1500以上、5000以下である。延伸前のPVAフィルムの厚さは限定されないが、例えば、30μm以上、80μm以下とすることができる。
熱ロール2は内部に熱源を備えており、その表面を加熱された状態にすることができる。搬送過程でPVAフィルムが熱ロールの表面に接触することにより、PVAフィルムを延伸することができる。巻取部4のフィルム巻取速度は、巻出部1のフィルム巻出速度よりも大きく、PVAフィルムはフィルムの搬送方向に一軸延伸され、弛むことなく巻き取られる。当該PVAフィルムの延伸は乾式延伸であり、大気中でなされる。
PVAフィルムを延伸する倍率は、4倍以上、8倍以下であり、好ましくは4.5倍以上、6倍以下である。上記範囲未満であると、最終製品である偏光フィルムの延伸が不十分となり、偏光フィルムの性能を優れたものとすることができない。一方、8倍を超えると、PVAフィルムの強度が低下する傾向にあり、染色する際に切断が生じ易くなる。
次に、スリッター3によって、PVAフィルムの両端部をスリットする。通常の偏光フィルムの製造方法では、スリッターは染色した偏光フィルムを所望の製品幅とするために使用される。一方、特許文献1では、延伸前のPVAフィルムのスリットに使用されているが、延伸前に所定のシェア刃によってPVAフィルムを所定の幅とすることにより、延伸時の切断頻度を低減する。つまり、スリットはPVAフィルムの延伸前になされており、これは例外的なスリッターの使用方法であるといえる。また、特許文献1の発明は延伸時にフィルムが切断される頻度を低減させることを目的としている。
本製造方法の発明者らは、延伸後に染色したPVAフィルムの切断頻度を低下させるため、原因を究明したところ、延伸後のPVAフィルムに厚さの分布(偏り)がある点に着眼した。延伸後のPVAフィルムは搬送方向に一軸延伸されるが、PVAフィルムの全体が均一に延伸されない。具体的には、PVAフィルムの中央部はより延伸されるが、両端部の厚さは中央部よりも厚い。本発明者らは、この厚さの偏りが染色時にPVAフィルムが切断され易い原因ではないかと考えた。例えば、両端部がより厚い、すなわち延伸に偏りがあるということは、微視的には両端部に薄い部分も存在し、この部分が切断の起点になっている可能性がある。
そこで、本発明者らは、延伸後のPVAフィルムの両端部をスリットする点に想到した。延伸により偏りが生じた両端部を除去することにより、染色時に切断頻度が低減されることを期待したのである。本発明に係るスリットは所望の製品幅とするためになされるのではなく、特許文献1でのスリッターの使用方法とも使用目的が異なっている。延伸後のPVAフィルムは、延伸条件によるが、PVAフィルムの全体幅に対して、概して2%以上、10%以下の幅で各端部が厚くなっていることが判明した。
したがって、PVAフィルムの各端部のスリット幅は、PVAフィルムの全体幅に対して、2%以上、10%以下であることが好ましい。2%未満であると両端部の厚い部分が残存し、10%を超えるとPVAフィルムの幅を大きく狭めることとなる。また、好ましくは、2%以上、8%以下であり、さらに好ましくは2%以上、5%以下である。スリッター3としては、高分子フィルムをスリットする従来公知の設備を使用でき、特に限定されるものでない。
上記の処理を施したPVAフィルムを後に染色処理した場合、水溶液中でのPVAフィルムの切断頻度を大きく低減できることが明らかとなった。低減の程度は、PVAフィルムのフィルム長、厚さ等により異なるが、通常、30%程度に低減することができる。染色処理にてPVAフィルムが切断すると、ラインを停止させてPVAフィルムの交換をする必要があり、偏光フィルムの生産効率および歩留まりは大きく低下してしまう。この点、本製造方法によれば、PVAフィルムの切断頻度を低減できる上、延伸後、染色前のPVAフィルムの両端部をスリットすることにより実施可能であり、事前に熱処理を行う必要がない。スリッターよりも乾燥炉の方が大規模な設備であるため、本製造方法は採用し易い方法であるといえる。両端部がスリットされたPVAフィルムは巻取部4によって一旦、巻き取られる。これにより、一旦、PVAフィルムをロール状とし、移動させることが可能であり、その後の巻き出しから染色、ホウ酸による架橋を別の装置にて行うことができる。
上述したように、延伸後のPVAフィルムの両端部は中央部に比べて、厚い状態になっている。スリット幅を比較的小さくした場合、例えば、2%とした場合、PVAフィルムの中央部と両端部とでの厚み差を小さくすることができ、染色処理にて切断を低減可能であるものの、厚み差が残り得る。このようなPVAフィルムを巻き取ると、PVAロールの両端部が中央部よりも非常に分厚い(いわゆる耳高な)状態となり、両端部に変形等が生じる要因となり得る。そこで、耳高の状態を避けるため、PVAフィルムの巻き芯を巻取部4の巻取軸に設置し、PVAフィルムの幅方向に移動させる巻取方法を採用してもよい(以下、当該巻取方法を「オシレート」と称する)。
上記オシレートは、PVAフィルムを巻取軸の軸回転によって巻き取る巻取部を使用して、上記PVAフィルムの幅方向に対して平行に上記巻取部を往復移動させながら、上記PVAフィルムをロール状に巻き取る方法である。上記オシレートを換言すると、PVAフィルムを巻取軸の軸回転によって巻き取る巻取部を使用して、巻取軸を軸方向に沿って往復移動させながら、上記PVAフィルムをロール状に巻き取る方法であるということもできる。
オシレートでは、巻取時に巻取軸に対するPVAフィルムの位置が変化する。これにより、PVAフィルムの両端部が巻取軸に対して相対的に移動しながら巻き取られるため、PVAフィルムがロール状となっても耳高な状態となり難い。なお、上記PVAフィルムの幅方向に対して平行な一方向に巻取部を移動させた後、上記PVAフィルムの幅方向における巻取軸の移動を停止させてもよい。その場合、一定時間停止後、上記PVAフィルムの幅方向に対して平行な他方向に巻取部を移動させる。
図2を用いてオシレートについて具体的を示して説明する。図2は、PVAフィルムを巻き取る際の巻取高さ(h)と一方のフィルム端部の位置(L1)とを示すグラフである。一方のフィルム端部の位置(L1)は、PVAフィルムの幅方向に対して平行に位置する巻取軸の移動量に対応する。すなわち、PVAフィルムの幅方向に対して平行に巻取軸が全く移動していなければ、一方のフィルム端部の位置は0であり(初期位置)、巻取軸がPVAフィルムの幅方向の一方に移動した場合、フィルム端部もその方向に移動する。図2では、巻取軸がPVAフィルムの幅方向に平行な一方向に移動した場合、移動量を正の値で示している。そして、巻取軸がPVAフィルムの幅方向に対して平行な他方向に移動した場合、移動量を負の値で示している。
図2で示すオシレートではPVAフィルムの巻き取り中に、(1)PVAフィルムの幅方向に対して平行な一方向に巻取軸を移動させる(移動幅L1が増加)。(2)次に、PVAフィルムの幅方向に対して平行な方向における巻取軸の移動を停止させ、フィルムの端部は上記平行な方向に移動させず、ロール厚さ(方向切替膜厚L2)を増加させた。その後、(3)PVAフィルムの幅方向に対して平行な他方向に巻取軸を移動させ、(4)上記平行な方向における巻取軸の移動を停止させる。一方のフィルムの端部はPVAフィルムの幅方向に移動せず、ロール厚さ(方向切替膜厚L2)が増加し、その後(1)〜(4)を繰り返す。上記移動幅および方向切替膜厚L2は、適宜変更可能であり、移動ピッチはPVAフィルムの巻き芯の径に応じて変更する。
一例として、PVAフィルムの巻き芯の径が2410mmの場合、初期位置(移動幅L1が「0」)からPVAフィルムの幅方向への移動幅を20mmに設定している。また、巻取軸を停止させた際にPVAフィルムが搬送される方向切替膜厚を0.3mm、(3)の開始〜(4)〜(1)の終了までの移動ピッチL3を80mmに設定している。この場合、巻取軸が往復移動する距離は、40mmとなる。
上記の場合、上記移動幅L1を20mmとすることによりフィルムの中央部よりも端部が分厚くなることを低減することができる。一方、移動幅L1が20mm未満の場合、耳高が生じ易い。また、方向切替膜厚L2を0.3mmとすることにより、巻取軸の方向を切り返る際のフィルム端部の膜厚が薄く、フィルム端部の巻きずれを低減させることができる。一方、方向切替膜厚L2が0.3mm未満の場合、巻取軸の移動方向を切り返る際のフィルム端部に巻きずれが生じ易くなる。移動ピッチL3は80mmとしており、移動幅L1と同様にフィルム端部が耳高となることを低減することができる。一方、移動ピッチL3が80mm未満の場合、耳高が生じ易い。
図3は、図2に示したオシレート方式によって巻き取ったロールを示す図である。同図に示すように、オシレート方式によって巻き取られたPVAロール4aでは、PVAフィルムの端部が凹凸を形成するように巻き取られる。これにより、巻取軸4bを移動しなかった場合に比較して、厚いPVAフィルムの端部同士が重なって巻き取られることなく、PVAロールが耳高となることを回避することができ、PVAロール4aの両端部に変形等が生じ難くなる。
次に、図4を用いて、PVAフィルムを染色する工程から乾燥する工程までを説明する。図4は、染色乾燥装置20を示す断面図であり、染色乾燥装置20は、巻出部11、膨潤槽12、染色槽13、ホウ酸槽14、水洗槽15、乾燥炉16、巻出部11a・11b、乾燥炉16および巻取部17を備えている。
巻出部11および巻取部17は、図1で説明した通りフィルムを巻き出しおよび巻き取るものであり、巻出部11には、処理装置10でスリットされたPVAフィルムが設置され、巻取部17では、PVAフィルムが染色、乾燥され、TAC(トリアセチルセルロース)フィルムと貼合された偏光フィルムが巻き取られる。
染色乾燥装置20は、PVAフィルムが膨潤槽12から乾燥炉16までを順次通過する構造となっている。膨潤槽12ではPVAフィルムの膨潤処理が、染色槽13ではPVAフィルムの染色処理が行われ、染色槽13で染色されたPVAフィルムは、ホウ酸槽14にてホウ酸処理がなされることにより偏光フィルムとなる。偏光フィルムは、水洗槽15にて水洗されて未反応のホウ素水溶液が除かれた後、乾燥炉16にて乾燥される。染色乾燥装置20では、膨潤槽12、染色槽13、ホウ酸槽14、水洗槽15は1槽ずつ設けられているが、PVAフィルムの長さおよびPVAフィルムの搬送速度等を考慮して、複数槽設けてもよい。
膨潤槽12での膨潤処理では、PVAフィルムの表面に付着した、埃、可塑剤などの異物を除去する。このため、膨潤槽12での処理液には、純水;水溶性有機溶媒、アルコール類などの水溶液を用いる。この中でも、排液処理が煩雑でなく、廃液コストを抑える観点から、純水を用いることが好ましい。
染色槽13での染色処理では、PVAフィルムを二色系色素であるヨウ素にて染色する。染色処理は、PVAフィルムにヨウ素を吸着させる条件にてなされ、PVAフィルムに極端な溶解、失透などが生じないことも要求される。染色槽13に収容される染色液としては、水100重量部に対して、ヨウ素を0.01重量部以上、0.2重量部以下、ヨウ化カリウムを0.1重量部以上、10重量部以下含む水溶液が挙げられる。染色液の温度は、例えば、10℃以上、50℃以下とすることができ、好ましくは20℃以上、40℃以下である。また、PVAフィルムの浸漬時間は、10秒以上、600秒以下とすることができ、より好ましくは30秒以上、200秒以下とすることができる。
ホウ酸槽14では、染色槽13にて染色したPVAフィルムをホウ酸水溶液にて浸漬させることによって、ホウ酸処理を施してヨウ素を架橋させる。これにより、PVAフィルムから偏光フィルムが製造される。ホウ酸水溶液としては、水100重量部に対して、2重量部以上、10重量部以下、好ましくは3重量部以上、5重量部以下のホウ酸、および10重量部以上、30重量部以下、好ましくは11重量部以上、20重量部以下のヨウ化カリウムを含むものを使用できる。
ホウ酸水溶液中におけるホウ酸が水100重量部に対して2重量部未満である場合には、ホウ酸架橋による十分な耐水性および耐湿熱性が得られず、一方、10重量部を超える場合には、フィルム上にホウ酸の結晶が析出し、外観不良となるため好ましくない。また、ホウ酸水溶液中におけるヨウ化カリウムが水100重量部に対して10重量部未満である場合には、偏光フィルムの透過率特性を優れたものとできない。一方、30重量部を超える場合には、ホウ酸の架橋反応が妨げられたり、PVAフィルム上へ結晶が析出したりすることによる外観不良が生じ得る。
ホウ酸処理を好適に行うためには、ホウ酸水溶液の温度を通常50℃以上、70℃以下、好ましくは53℃以上、65℃以下とすることができ、処理時間を通常10秒以上、600秒以下、好ましくは20秒以上、300秒以下、より好ましくは20秒以上、100秒以下とすることができる。
なお、上記ホウ酸およびヨウ化カリウム以外に、ヨウ化亜鉛、塩化亜鉛、塩化コバルト、塩化ジルコニウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウムなどから選ばれる少なくとも何れかの成分を含有するホウ酸水溶液を用いてもよい。
水洗槽15での水洗処理では、偏光フィルムの表面に付着したホウ酸水溶液を水洗する。水洗処理としては、偏光フィルムを浸水する方法、偏光フィルムに対して水をシャワー状に噴射する方法などが挙げられる。水の温度は通常2℃以上、15℃以下にて行うことができる。
乾燥炉16での乾燥処理では偏光フィルムに付着した水を除去する。通常、40℃以上、90℃以下に保持された乾燥炉16内に、30秒以上、600秒以下、偏光フィルムを搬送する。これにより、ヨウ素架橋後の後処理が終了する。この段階で偏光フィルムを巻き取れば、偏光フィルムが得られるが、染色乾燥装置20では、偏光フィルムにTACを貼合する構成を備えており、偏光板を得ることができる。
巻出部11a・11bには、TACフィルムロールが設置されており、TACフィルムが巻き出される。図示しないが、乾燥炉16から搬送された偏光フィルムには、接着剤が塗布され、表および裏の両面にTACフィルムが貼合される(貼合処理)。TACフィルムとしては、通常、30μm以上、200μm以下のものが使用される。使用される接着剤としては、光学的に等方性の接着剤が好ましく使用され、例えば、ポリビニルアルコール系接着剤を挙げることができる。PVAフィルムの両面にTACフィルムが貼合された偏光板はさらに乾燥炉16にて、通常、30℃以上、100℃以下にて乾燥される。これにより、偏光フィルムおよびTACフィルムから偏光板が製造される。
最後に、偏光板は巻出部11a・11bから巻き出された保護フィルムと貼り合わされた後、巻取部17によって巻き取られる。染色乾燥装置20にて得られた偏光板は、図示しないが他の工程、例えば、基板との貼合工程がなされて液晶表示装置として製品化される。なお、染色乾燥装置20では、処理装置10にて延伸およびスリット処理された後、巻き取られたPVAフィルムを原反として使用しているが、処理装置10での巻き取りを簡略化してもかまわない。この場合、処理装置10から巻取部4、染色乾燥装置20から巻出部11をラインから外して、処理装置10および染色乾燥装置20のラインを連続的に構築する。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明について、実施例および比較例、並びに図5に基づいてより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。当業者は本発明の範囲を逸脱することなく、種々の変更、修正、および改変を行うことができる。なお、PVAフィルムの厚さは、Sony Digital Micrometer M-30測定装置によって測定した。
〔実施例1〕
図1の処理装置10および図2の染色乾燥装置を使用して、偏光フィルムを製造した。PVAフィルムとして、原反長3400M、原反幅2400mmのPVAフィルム(VF‐PS、クラレ社)を使用した。まず、搬送ロール5を介して、巻出部1から巻取部4までにPVAフィルムを設置した。なお、PVAフィルムの損失を抑えるため、PVAフィルムの巻取部4側にはリードフィルムを連結している。その後、巻出部1からPVAフィルムを巻き出し、表面温度を122℃とした熱ロール2を用いて、PVAフィルムを4.2倍に延伸した。さらに、スリッター3を使用して、延伸したPVAフィルムの全幅に対して、5%ずつ(120mmずつ(合計240mm))各端部をスリットした。巻取部4の巻取軸をPVAフィルムの幅方向に移動させることなく通常の方法にて、PVAフィルムを巻き取った。PVAフィルムのスリットを開始した部分から500Mの位置にて厚さの測定を行った。測定結果を図5に示す。図5は実施例1および比較例1におけるポリビニルアルコール系フィルムの厚さを示すグラフである。
図5のように、実施例1でのPVAフィルムの厚さは、17μm以上、19μm以下であり、延伸後のPVAフィルムは厚さの分布が小さく抑えられていることが分かる。
次に、搬送ロール5を介して、染色乾燥装置20の巻出部11から巻取部17までにスリット後のリードフィルムおよびPVAフィルムを設置した。膨潤槽12および水洗槽15には洗浄用の純水を収容し、染色槽13には純水100重量部に対して、ヨウ素を0.06重量部、ヨウ化カリウムを6重量部混合した水溶液が収容されている。また、ホウ酸槽14には、純水100重量部に対して、ホウ酸を8重量部混合した水溶液が収容されている。膨潤槽12、染色槽13、ホウ酸槽14および水洗槽15の各溶液温度は、60℃、28℃、72℃、13℃であり、各槽におけるPVAフィルムの浸漬時間は、10秒、60秒、300秒、10秒とした。また、乾燥炉16の乾燥温度は90℃に設定した。上記の条件にて、PVAフィルムの膨潤処理、染色処理、ホウ酸処理、水洗処理および乾燥処理を行い、偏光フィルムを得た。
上記の処理装置10および染色乾燥装置20によるPVAフィルムの染色処理を同様に、5回繰り返したところ、染色処理でのPVAフィルムの切断頻度は1回/5回であり、切断頻度を大きく低減することができた。
〔実施例2〕
巻取部4によるPVAフィルムの巻き取りをオシレートによって行った以外は、実施例1と同様にして偏光フィルムを製造した。オシレートの条件は、PVAフィルムの巻き芯の径が2410mmであり、移動幅L1を20mm、方向切替膜厚L2を0.3mm、移動ピッチL3を80mmとした。
実施例1と同様に、偏光フィルムの製造を3回繰り返したところ、染色処理でのPVAフィルムの切断頻度は1回/3回であり、切断頻度を大きく低減することができた。
〔比較例1〕
スリットを行わない以外は、実施例2と同様にして偏光フィルムを製造した。製造過程において、巻取部4にて巻き取ったPVAフィルムに関して、PVAフィルムのスリットを開始した部分から500Mの位置にて厚さの測定を行った。測定結果を図5に示す。図5のように、比較例1でのPVAフィルムの厚さは、中心部が17μm以上、19μm以下であるが、両端部は最大で23μmとなっており、延伸後のPVAフィルムでは厚さの分布が大きいことが分かる。
実施例2と同様に、偏光フィルムの製造を3回繰り返したところ、染色処理でのPVAフィルムの切断頻度は2回/3回であり、切断が頻繁に生じる結果となった。
実施例1,2および比較例1の結果から、延伸後のPVAフィルムの両端をスリットし、延伸後の厚い箇所を除去することによって、染色処理時のフィルム切断を抑制できたことが明らかとなった。この結果から、延伸後のフィルム両端部が切断の起点となっている確証が得られた。本実施例の方法によれば、PVAフィルムの切断頻度を大きく低減できるため、偏光フィルムの生産効率および歩留まりを向上させることができる。
本発明に係る偏光フィルムの製造方法によれば、染色処理段階にてポリビニルアルコールフィルムの切断頻度を低減させることができるため、本製造方法は偏光フィルムの製造分野にて利用可能である。
1 巻出部
2 熱ロール
3 スリッター
4 巻取部
4a PVAロール
4b 巻取軸
5 搬送ロール
10 処理装置
11 巻出部
12 膨潤槽
13 染色槽
14 ホウ酸槽
15 水洗槽
16 乾燥炉
17 巻取部
20 染色乾燥装置

Claims (4)

  1. 長尺状のポリビニルアルコール系フィルムを当該フィルムの搬送方向に延伸し、
    延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色し、二色系色素を架橋して偏光フィルムを製造する偏光フィルムの製造において、
    ポリビニルアルコール系フィルムを延伸した後、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを染色する前に、延伸されたポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットすることを特徴とする偏光フィルムの製造方法。
  2. ポリビニルアルコール系フィルムの各端部のスリット幅が、ポリビニルアルコール系フィルムの全体幅に対して、2%以上、10%以下であることを特徴とする請求項1に記載の偏光フィルムの製造方法。
  3. ポリビニルアルコール系フィルムを二色系色素によって染色する前にロール状に巻き取り、ロール状のポリビニルアルコール系フィルムを巻き出す工程を含み、
    ポリビニルアルコール系フィルムをロール状に巻き取る前に上記搬送方向に沿ったポリビニルアルコール系フィルムの両端部をスリットすることを特徴とする請求項1または2に記載の偏光フィルムの製造方法。
  4. ポリビニルアルコール系フィルムを巻取軸の軸回転によって巻き取る巻取部を使用して、上記ポリビニルアルコール系フィルムの幅方向に対して平行に上記巻取部を往復移動させながら、上記ポリビニルアルコール系フィルムをロール状に巻き取ることを特徴とする請求項3に記載の偏光フィルムの製造方法。
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