JP2012172915A - 電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012172915A
JP2012172915A JP2011035720A JP2011035720A JP2012172915A JP 2012172915 A JP2012172915 A JP 2012172915A JP 2011035720 A JP2011035720 A JP 2011035720A JP 2011035720 A JP2011035720 A JP 2011035720A JP 2012172915 A JP2012172915 A JP 2012172915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
power
hot water
amount
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011035720A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Okuda
幸人 奥田
Hitoi Ono
仁意 小野
Hideaki Katano
英明 片野
Takefumi Matsunaga
剛文 松永
Yasushi Matsuo
康史 松尾
Toru Tokunaga
徹 徳永
Yoshinori Takeichi
義典 武市
Ryo Miyoshi
亮 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2011035720A priority Critical patent/JP2012172915A/ja
Publication of JP2012172915A publication Critical patent/JP2012172915A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】電気を利用して湯を沸かすこと。
【解決手段】湯を沸かすための加熱手段181と、加熱手段181によって沸かされた湯を貯湯する貯湯手段182とを具備する電気給湯装置180と、加熱手段181を制御する加熱手段制御装置110とを備え、加熱手段制御装置110は、貯湯手段182内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、加熱手段181をスケジュール通りに制御するための制御データを、加熱手段181へ出力する制御データ出力部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、加熱手段技術を利用して湯を沸かす電気給湯システム、加熱手段を制御する加熱手段制御装置、当該加熱手段制御装置を制御する制御方法、並びに当該加熱手段制御装置用のプログラムに関する。
給湯機には、電気給湯機、ガス給湯機、石油給湯機等の熱源に応じた多様な種類のものが存在する。中でも電気給湯機は、夜間電力の割安な単価適用時間帯を利用して貯湯タンク内に沸かした湯を蓄えておき、昼間に給湯使用することによって、電気料金を抑えることができる。また、太陽光発電を利用している住宅の場合には、太陽光発電の電力を利用して湯を沸かすことができるため、電気料金を更に抑えることができる。
太陽光発電の電力は、電子レンジやIH(Induction Heating)調理器等の電気給湯機以外の電化製品のためにも利用される。電気給湯機以外の多くの電化製品は、ユーザが使用する際に電力を必要とする。これに対し、電気給湯機は、貯湯タンク内に貯湯されていれば、給湯使用する際には電力を必要としない。即ち、電気給湯機を貯湯する時間は、給湯使用する前であれば、いつでも良いことになる。
太陽光発電の電力によっては、住宅内の全ての電化製品の電力を無尽蔵に賄うことはできない。したがって、太陽光発電の電力は、計画的に利用することが重要となる。例えば、無計画に太陽光発電の電力を利用して電気給湯機を貯湯した場合には、他の電化製品を稼働させるのに必要な電力を、太陽光発電の電力によって賄うことができなくなる虞がある。その場合、電気給湯機以外の電化製品を稼働させるには、夜間電力よりも割高な昼間の商用電力を利用しなければならないことになる。したがって、このような例においては、夜間電力の時間帯に電気給湯機を貯湯しておけば、太陽光発電の電力を利用して他の電化製品を稼働することができたものの、太陽光発電の電力を無計画に電気給湯機に利用したことによって、割高な昼間電力を利用しなければならない事態に陥ったと言うことができる。このような事態に陥らないようにするためには、計画的に電気給湯機を制御することが求められる。
太陽光発電装置を有するシステムの負荷制御方法としては、太陽光発電装置の発電量が最大となるように、また、安価な深夜電力の利用料を増加させることによって、省エネルギー性と経済性の両方を向上させる負荷制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この負荷制御装置は、太陽光発電装置の発電量の予測値である予測発電量を算出する。そして、負荷制御装置は、機器の電力量の予測値と、太陽光発電装置と商用電源と蓄電装置とが電力を供給する機器全て予測値とである予測負荷量を算出する。そして、負荷制御装置は、予測発電量と予測負荷量と、蓄電装置内に残存している電力量である残存電力量とから、稼働時刻のスケジューリング情報である稼働スケジュールと、蓄電装置への商用電源からの充電量を算出する。そして、負荷制御装置は、充電量を取得し、蓄電装置に充電指令を送信することによって、蓄電装置の充電量の制御を行う。そして、負荷制御装置は、機器に機器の起動の時刻情報である起動時刻情報を送信することによって、機器の制御を行う。
特開2007−295680号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、電子レンジやトースター等のような、使用されるタイミングに電力負荷が生じる機器しか想定していない。したがって、特許文献1に記載の技術によっては、電気給湯機のような、使用されるタイミングよりも前の任意のタイミングに電力負荷が生じるような機器を計画的に制御するためのスケジュールを組むことはできない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、電気を利用して湯を沸かす電気給湯システムであって、湯を沸かすための加熱手段と、加熱手段によって沸かされた湯を貯湯する貯湯手段とを具備する電気給湯装置と、加熱手段を制御する加熱手段制御装置とを備え、加熱手段制御装置は、貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、加熱手段へ出力する制御データ出力部を有する。
加熱手段制御装置は、貯湯手段内の蓄熱量を所定の時刻において所定の蓄熱量以上にするために必要な加熱手段の必要稼働時間と、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とに基づいて、所定の時刻までに所定の蓄熱量以上となるように加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成するスケジュール生成部を更に有し、制御データ出力部は、スケジュール生成部が生成したスケジュール通りに、加熱手段を制御する制御データを、加熱手段へ出力してよい。
加熱手段制御装置は、貯湯手段内の蓄熱量を所定の時刻において所定の蓄熱量以上にするために必要な加熱手段の必要稼働時間と、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する時間判定部を更に有し、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いと時間判定部が判定した場合、スケジュール生成部は、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯にのみ加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成してよい。
余剰電力時間が必要稼働時間よりも長くないと時間判定部が判定した場合、スケジュール生成部は、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯が存在すれば、その全ての時間帯に加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当て、所定の時刻までに夜間電力の時間帯が存在すれば、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間を減じた稼働時間だけ、加熱手段を夜間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当て、太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを加算してもなお必要稼働時間に満たない場合、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを減じた稼働時間だけ、加熱手段を太陽光発電の余剰電力が生じない昼間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成してよい。
加熱手段制御装置は、所定の時刻において貯湯手段内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量と、加熱手段の加熱能力とに基づいて、貯湯手段内の蓄熱量を所定の時刻において所定の蓄熱量以上にするために必要な加熱手段の必要稼働時間を算出する必要稼働時間算出部を更に有し、時間判定部は、必要稼働時間算出部が算出した必要稼働時間と、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定してよい。
加熱手段制御装置は、貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、所定の時刻において貯湯手段内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する要求熱量算出部を更に有し、必要稼働時間算出部は、要求熱量算出部が算出した要求熱量と、加熱手段の加熱能力とに基づいて、貯湯手段内の蓄熱量を所定の時刻において所定の蓄熱量以上にするために必要な加熱手段の必要稼働時間を算出してよい。
加熱手段制御装置は、所定の蓄熱量の設定値を示すデータの入力を受け付ける蓄熱量設定値データ入力受付部を更に有し、要求熱量算出部は、貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、蓄熱量設定値データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、所定の時刻において貯湯手段内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出してよい。
加熱手段制御装置は、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、貯湯手段内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する蓄熱量予測値算出部を更に有し、要求熱量算出部は、蓄熱量予測値算出部が算出した貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、所定の蓄熱量の値とに基づいて、所定の時刻において貯湯手段内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出してよい。
加熱手段制御装置は、貯湯手段内の蓄熱量の需要量の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する需要量予測部を更に有し、蓄熱量予測値算出部は、需要量予測部が予測した所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、貯湯手段内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出してよい。
加熱手段制御装置は、貯湯手段内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を受け付ける蓄熱量データ入力受付部を更に有し、蓄熱量予測値算出部は、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、蓄熱量データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される貯湯手段内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出してよい。
加熱手段制御装置は、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する余剰電力時間算出部を更に有し、時間判定部は、貯湯手段内の蓄熱量を所定の時刻において所定の蓄熱量以上にするために必要な加熱手段の必要稼働時間と、余剰電力時間算出部が算出した余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定してよい。
加熱手段制御装置は、所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する電力需給予測値算出部を更に有し、余剰電力時間算出部は、電力需給予測値算出部が算出した所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出してよい。
加熱手段制御装置は、所定の時刻までの気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する供給電力予測部を更に有し、電力需給予測値算出部は、供給電力予測部が予測した所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出してよい。
加熱手段制御装置は、気象予報を示すデータの入力を受け付ける気象予報データ入力受付部を更に有し、供給電力予測部は、気象予報データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測してよい。
需要量予測部は、気象予報データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される気象予報に更に基づいて、所定の時刻までの貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測してよい。
加熱手段制御装置は、電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化を予測する総需要電力予測部を更に有し、電力需給予測値算出部は、所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、総需要電力予測部が予測した所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出してよい。
余剰電力時間算出部は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を零として、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が零以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出してよい。
余剰電力時間算出部は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、加熱手段を稼働させるために必要な消費電力値として、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が消費電力値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出してよい。
余剰電力時間算出部は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、太陽光発電の電力によって充電される二次電池を単位時間あたりに充電し得る充電量の最大値として、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が充電量の最大値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出してよい。
加熱手段制御装置は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値として、複数のしきい値の候補の中から選択された一のしきい値を示すデータの入力を受け付けるしきい値データ入力受付部を更に有し、余剰電力時間算出部は、所定の時刻までの電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、しきい値データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示されるしきい値とに基づいて、所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出してよい。
スケジュール生成部は、貯湯手段の現在の蓄熱量がしきい値以下になっている場合、加熱手段を直ちに稼働させて、貯湯手段の蓄熱量がしきい値以上となるまで稼働させるスケジュールを生成してよい。
スケジュール生成部は、貯湯手段の蓄熱量がしきい値以下にならないように、加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成してよい。
スケジュール生成部は、加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、当該稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、早めの時間帯に優先的に割り当ててよい。
スケジュール生成部は、加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、当該稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、貯湯手段内の蓄熱量の需要量が増加すると予測される時刻より前の当該時刻に近い時間帯に優先的に割り当ててよい。
スケジュール生成部は、加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、当該稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、太陽光発電の余剰電力量が大きい時間帯に優先的に割り当ててよい。
加熱手段制御装置は、加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定として、複数の設定の候補の中から選択された一の設定を示すデータの入力を受け付ける設定データ入力受付部を更に有し、スケジュール生成部は、加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、設定データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される設定にしたがって割り当ててよい。
本発明の第2の形態によると、電気給湯装置の加熱手段を制御する加熱手段制御装置であって、電気給湯装置の貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、加熱手段へ出力する制御データ出力部を備える。
本発明の第3の形態によると、電気給湯装置の加熱手段を制御する加熱手段制御装置を制御する制御方法であって、電気給湯装置の貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、加熱手段へ出力する制御データ出力段階を備える。
本発明の第4の形態によると、電気給湯装置の加熱手段を制御する加熱手段制御装置用のプログラムであって、加熱手段制御装置を、電気給湯装置の貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、加熱手段へ出力する制御データ出力部として機能させる。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、電気給湯装置をスケジュール通りに制御することができる。
一実施形態に係る電気給湯システム100の利用環境の一例を示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110のブロック構成の一例を示す図である。 設定データ格納部127に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 しきい値データ格納部128に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 総需要電力データ格納部129に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 需要量データ格納部130に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 蓄熱量設定値データ格納部131に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの一例を示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの別の例を示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの更に別の例を示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの更に別の例を示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの更に別の例を示す図である。 ヒートポンプユニット制御装置110をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る電気給湯システム100の利用環境の一例を示す。電気給湯システム100は、電気を利用して湯を沸かすシステムである。
電気給湯システム100は、ヒートポンプユニット制御装置110、太陽光発電装置140、商用電源150、二次電池160、分電盤170、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180、複数の家電機器190a、b、c、・・・(以下、家電機器190と総称する。)、Webサーバ200、及び通信回線210を備える。なおまた、ヒートポンプ制御装置110は、この発明における「加熱手段制御装置」の一例であってよい。自然冷媒ヒートポンプ給湯機180は、この発明における「電気給湯装置」の一例であってよい。また、家電機器190は、この発明における「電気給湯装置以外の電力負荷」の一例であってよい。また、通信回線210は、インターネット等のコンピュータネットワーク、通信事業者のコアネットワーク、及び種々のローカルネットワークを含む。
ヒートポンプユニット制御装置110は、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180のヒートポンプユニット181を制御する装置である。より具体的に説明すると、ヒートポンプユニット制御装置110は、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180と通信ケーブルを介して接続されている。また、ヒートポンプユニット制御装置110は、Webサーバ200と通信回線210を介して接続されている。そして、ヒートポンプユニット制御装置110は、気象予報を示すデータをWebサーバ200から受信する。また、ヒートポンプユニット制御装置110は、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180の貯湯タンク182内の蓄熱量が午後11時において所定の蓄熱量以上となるように、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データを自然冷媒ヒートポンプ給湯機180へ送信する。また、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータを自然冷媒ヒートポンプ給湯機180から受信する。なおまた、ヒートポンプユニット181は、この発明における「加熱手段」の一例であってよい。また、貯湯タンク182は、この発明における「貯湯手段」の一例であってよい。また、午後11時は、この発明における「所定の時刻」の一例であってよい。
太陽光発電装置140は、太陽電池を利用して、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電装置である。より具体的に説明すると、太陽光発電装置140は、分電盤170と電力ケーブルを介して接続されている。そして、太陽光発電装置140は、太陽光発電の供給電力を分電盤170へ送る。
商用電源150は、電力会社からの電力を供給するための設備である。より具体的に説明すると、商用電源150は、分電盤170と電力ケーブルを介して接続されている。そして、商用電源150は、電力会社からの電力を分電盤170へ送る。ここで、午後11時から翌朝午前7時までの間に電力会社から供給される電力は、料金が割安になる夜間電力であるものとする。一方、午前7時から午後11時までの間に電力会社から供給される電力は、夜間電力と比較して料金が割高の昼間電力であるものとする。
二次電池160は、充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用できるようになり、繰り返し使用することができる電池である。より具体的に説明すると、二次電池160は、分電盤170と電力ケーブルを介して接続されている。そして、二次電池160は、充電動作、放電動作、又は充電も放電もしない。そして、二次電池160は、充電動作する場合、分電盤170から電力の供給を受ける。また、二次電池160は、放電動作する場合、分電盤170へ電力を供給する。
分電盤170は、電気を安全に使用するために必要な漏電遮断器や配線用遮断器を1つにまとめた箱である。より具体的に説明すると、分電盤170は、太陽光発電装置140、商用電源150、二次電池160、ヒートポンプユニット181、及び各家電機器190とそれぞれ電力ケーブルを介して接続されている。そして、分電盤170は、家電機器190の電源が入っている場合に、太陽光発電装置140から電力が供給されていれば、太陽光発電装置140から供給される電力を、電源が入っている家電機器190へ供給する。また、分電盤170は、家電機器190の電源が入っている場合に、太陽光発電装置140から電力が供給されておらず、二次電池160が放電動作していれば、二次電池160から供給される電力を、電源が入っている家電機器190へ供給する。また、分電盤170は、家電機器190の電源が入っている場合に、太陽光発電装置140から電力が供給されておらず、二次電池160が充放電動作していなければ、商用電源150から供給される電力を、電源が入っている家電機器190へ供給する。また、分電盤170は、ヒートポンプユニット181の電源が入っている場合に、太陽光発電装置140から供給される余剰電力があれば、その余剰電力をヒートポンプユニット181へ供給する。また、分電盤170は、ヒートポンプユニット181の電源が入っている場合に、太陽光発電装置140から供給される余剰電力がなく、二次電池160が放電動作していれば、二次電池160から供給される電力をヒートポンプユニット181へ供給する。また、分電盤170は、ヒートポンプユニット181の電源が入っている場合に、太陽光発電装置140から供給される余剰電力がなく、二次電池160が放電動作していなければ、商用電源150から供給される電力をヒートポンプユニット181へ供給する。
自然冷媒ヒートポンプ給湯機180は、自然冷媒を用いた熱交換式の電気給湯機である。より具体的に説明すると、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180は、ヒートポンプユニット181、及び貯湯タンク182を具備している。ヒートポンプユニット181は、熱媒体や半導体等を用いて低温部分から高温部分へ熱を移動させることによって、湯を沸かす装置である。ヒートポンプユニット181は、分電盤170と電力ケーブルを介して接続されている。貯湯タンク182は、ヒートポンプ181によって沸かされた湯を貯湯するタンクである。そして、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180は、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180の貯湯タンク182内の蓄熱量が午後11時において所定の蓄熱量以上となるように、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データをヒートポンプユニット制御装置110から受信する。また、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータをヒートポンプユニット制御装置110へ送信する。また、ヒートポンプユニット181は、ヒートポンプユニット制御装置110から受信した制御データによって電源が投入された場合、分電盤170から電力の供給を受ける。
家電機器190は、主に家庭で使用される電子機器である。より具体的に説明すると、本実施形態においては、電子レンジ190a、トースター190b、及びミキサー190c等の複数の家電機器190を想定している。電子レンジ190aは、電磁波により、水分を含んだ食品等を加熱する調理機器である。トースター190bは、小型の調理用電気製品で、スライスした食パンを焼いてトーストにするためのものである。ミキサー190cは、材料の粉砕、又は攪拌を行う調理器具である。これら家電機器190は、それぞれ分電盤170と電力ケーブルを介して接続されている。そして、家電機器190は、電源が投入された場合、分電盤170から電力の供給を受ける。
Webサーバ200は、WWW(World Wide Web)システムにおいて、情報送信を行うコンピュータである。より具体的に説明すると、Webサーバ200は、ヒートポンプユニット制御装置110と通信回線210を介して接続されている。そして、Webサーバ200は、気象予報を示すデータをヒートポンプユニット制御装置110へ送信する。
なおまた、本実施形態においては、説明が煩雑になることを防ぐことを目的として、電気給湯システム100が一のヒートポンプユニット制御装置110を備える構成について説明する。しかしながら、電気給湯システム100は、複数の加熱制御手段110を備えてよい。
図2は、ヒートポンプユニット制御装置110のブロック構成の一例を示す。ヒートポンプユニット制御装置110は、設定データ入力受付部111、しきい値データ入力受付部112、総需要電力予測部113、気象予報データ入力受付部114、供給電力予測部115、電力需給予測値算出部116、余剰電力時間算出部117、蓄熱量データ入力受付部118、需要量予測部119、蓄熱量予測値算出部120、蓄熱量設定値データ入力受付部121、要求熱量算出部122、必要稼働時間算出部123、時間判定部124、スケジュール生成部125、制御データ出力部126、設定データ格納部127、しきい値データ格納部128、総需要電力データ格納部129、需要量データ格納部130、及び蓄熱量設定値データ格納部131を有する。以下、各構成要素の機能及び動作を説明する。
設定データ入力受付部111は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定として、複数の設定の候補の中から選択された一の設定を示すデータの入力を受け付ける。
しきい値データ入力受付部112は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値として、複数のしきい値の候補の中から選択された一のしきい値を示すデータの入力を受け付ける。
総需要電力予測部113は、各家電機器190の総需要電力の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化を予測する。
気象予報データ入力受付部114は、気象予報を示すデータの入力を受け付ける。
供給電力予測部115は、午後11時までの気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する。例えば、供給電力予測部115は、気象予報データ入力受付部114が入力を受け付けたデータによって示される気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する。
電力需給予測値算出部116は、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する。例えば、電力需給予測値算出部116は、供給電力予測部115が予測した午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する。また、例えば、電力需給予測値算出部116は、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、総需要電力予測部113が予測した午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する。
余剰電力時間算出部117は、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。例えば、余剰電力時間算出部117は、電力需給予測値算出部116が算出した午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。また、例えば、余剰電力時間算出部117は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を零として、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が零以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。また、例えば、余剰電力時間算出部117は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、ヒートポンプユニット181を稼働させるために必要な消費電力値として、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値がヒートポンプユニット181の消費電力値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。また、例えば、余剰電力時間算出部117は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、二次電池160を単位時間あたりに充電し得る充電量の最大値として、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が充電量の最大値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。また、例えば、余剰電力時間算出部117は、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、しきい値データ入力受付部112が入力を受け付けたデータによって示されるしきい値とに基づいて、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。
蓄熱量データ入力受付部118は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を受け付ける。
需要量予測部119は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する。例えば、需要量予測部119は、気象予報データ入力受付部114が入力を受け付けたデータによって示される気象予報に更に基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する。
蓄熱量予測値算出部120は、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する。例えば、蓄熱量予測値算出部120は、需要量予測部119が予測した午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する。また、例えば、蓄熱量予測値算出部120は、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、蓄熱量データ入力受付部118が入力を受け付けたデータによって示される貯湯タンク182内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する。
蓄熱量設定値データ入力受付部121は、所定の蓄熱量の設定値を示すデータの入力を受け付ける。
要求熱量算出部122は、貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する。例えば、要求熱量算出部122は、貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、蓄熱量設定値データ入力受付部121が入力を受け付けたデータによって示される所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する。また、例えば、要求熱量算出部122は、蓄熱量予測値算出部120が算出した貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、所定の蓄熱量の値とに基づいて、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する。
必要稼働時間算出部123は、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量と、ヒートポンプユニット181の加熱能力とに基づいて、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を算出する。例えば、必要稼働時間算出部123は、要求熱量算出部122が算出した要求熱量と、ヒートポンプユニット181の加熱能力とに基づいて、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を算出する。
時間判定部124は、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間と、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する。例えば、時間判定部124は、必要稼働時間算出部123が算出した必要稼働時間と、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する。また、例えば、時間判定部124は、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間と、余剰電力時間算出部117が算出した余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する。
スケジュール生成部125は、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間と、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とに基づいて、午後11時において所定の蓄熱量以上となるようにヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する。例えば、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いと時間判定部124が判定した場合、スケジュール生成部125は、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯にのみヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する。また、例えば、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長くないと時間判定部124が判定した場合、スケジュール生成部125は、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯が存在すれば、その全ての時間帯にヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当て、午後11時までに夜間電力の時間帯が存在すれば、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間を減じた稼働時間だけ、ヒートポンプユニット181を夜間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当て、太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを加算してもなお必要稼働時間に満たない場合、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを減じた稼働時間だけ、ヒートポンプユニット181を太陽光発電の余剰電力が生じない昼間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当てた昼間電力時のスケジュールを生成する。また、例えば、スケジュール生成部125は、貯湯タンク182の現在の蓄熱量がしきい値以下になっている場合、ヒートポンプユニット181を直ちに稼働させて、貯湯タンク182内の蓄熱量がしきい値以上となるまで稼働させるスケジュールを生成する。また、例えば、スケジュール生成部125は、貯湯タンク182内の蓄熱量がしきい値以下にならないように、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する。また、例えば、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、その稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、早めの時間帯に優先的に割り当てる。また、例えば、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、その稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量が増加すると予測される時刻より前の、その時刻に近い時間帯に優先的に割り当てる。また、例えば、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、その稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、太陽光発電の余剰電力量が大きい時間帯に優先的に割り当てる。また、例えば、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、設定データ入力受付部111が入力を受け付けたデータによって示される設定にしたがって割り当てる。
制御データ出力部126は、貯湯タンク182内の蓄熱量が午後11時において所定の蓄熱量以上となるように、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データを、ヒートポンプユニット181へ出力する。例えば、制御データ出力部126は、スケジュール生成部125が生成したスケジュール通りに、ヒートポンプユニット181を制御する制御データを、ヒートポンプユニット181へ出力する。
図3は、設定データ格納部127に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す。設定データ格納部127には、設定ID(identifier)、設定、及びフラグが対応付けて格納されている。
設定IDは、各設定を一意に識別するための識別符号である。設定は、設定IDによって識別される設定の内容である。フラグは、設定IDによって識別される設定が選択されているか否かを示す。フラグには、設定が選択されている場合には「1」、設定が選択されていない場合には「0」が格納される。
図4は、しきい値データ格納部128に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す。しきい値データ格納部128には、しきい値ID、しきい値、及びフラグが対応付けて格納されている。
しきい値IDは、各しきい値を一意に識別するための識別符号である。しきい値は、しきい値IDによって識別されるしきい値の内容である。フラグは、しきい値IDによって識別されるしきい値が選択されているか否かを示す。フラグには、しきい値が選択されている場合には「1」、しきい値が選択されていない場合には「0」が格納される。
図5は、総需要電力データ格納部129に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す。総需要電力データ格納部129には、日時(年/月/日/時)、季節、曜日、及び総需要電力(kW)が対応付けて格納されている。
日時(年/月/日/時)は、各家電機器190の総需要電力を実測した日時である。季節は、各家電機器190の総需要電力を実測した季節である。曜日は、各家電機器190の総需要電力を実測した曜日である。総需要電力(kW)は、各家電機器190の総需要電力の実測値である。
図6は、需要量データ格納部130に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す。需要量データ格納部130には、日時(年/月/日/時)、季節、曜日、気温(℃)、及び需要量(kW)が対応付けて格納されている。
日時(年/月/日/時)は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量を実測した日時である。季節は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量を実測した季節である。曜日は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量を実測した曜日である。気温(℃)は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量を実測したときの気温である。需要量(kW)は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の実測値である。
図7は、蓄熱量設定値データ格納部131に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す。蓄熱量設定値データ格納部131には、蓄熱量設定値(kWh)が格納されている。
蓄熱量設定値(kWh)は、午後11時において貯湯タンク182内に貯湯されているべき蓄熱量である。
図8は、ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの一例を示す。この動作フローは、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定を行う動作フローである。この動作フローの説明においては、図1から図7を共に参照する。
ユーザは、電気給湯システム100を運用するにあたり、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯を設定しておく。時間帯の設定としては、3パターンの設定が考えられる。第1の設定は、ヒートポンプユニット181の稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、早めの時間帯に優先的に割り当てる設定である。第2の設定は、ヒートポンプユニット181の稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量が増加すると予測される時刻より前の、その時刻に近い時間帯に優先的に割り当てる設定である。第3の設定は、ヒートポンプユニット181の稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、太陽光発電の余剰電力量が大きい時間帯に優先的に割り当てる設定である。例えば、ユーザは、ヒートポンプユニット制御装置110のディスプレイに表示された設定の選択画面を見ながら、ヒートポンプユニット制御装置110のキーボード等の入力装置を操作することによって、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定を選択して入力する。
ユーザによる入力操作が行われると、ヒートポンプユニット制御装置110の設定データ入力受付部111は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定として、複数の設定の候補の中から選択された一の設定を示すデータの入力を入力装置から受け付ける(S101)。
そして、設定データ入力受付部111は、入力を受け付けたデータを設定データ格納部127に格納する(S102)。例えば、上記の第1の設定が選択された場合、設定データ入力受付部111は、設定データ格納部127の設定ID「C001」と対応付けられているフラグを「1」にして、残りのフラグを「0」にする。同様に、上記の第2の設定が選択された場合、設定データ入力受付部111は、設定データ格納部127の設定ID「C002」と対応付けられているフラグを「1」にして、残りのフラグを「0」にする。同様に、上記の第3の設定が選択された場合、設定データ入力受付部111は、設定データ格納部127の設定ID「C003」と対応付けられているフラグを「1」にして、残りのフラグを「0」にする。
このようにして、設定データ格納部127には、図3に示すようなデータが格納されることになる。
図9は、ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの別の例を示す。この動作フローは、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を設定する動作フローである。この動作フローの説明においては、図1から図8を共に参照する。
ユーザは、電気給湯システム100を運用するにあたり、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を設定しておく。しきい値としては、3パターンの値が考えられる。第1のしきい値は、零である。第2のしきい値は、ヒートポンプユニット181を稼働させるために必要な消費電力値である。第3のしきい値は、二次電池160を単位時間あたりに充電し得る充電量の最大値である。例えば、ユーザは、ヒートポンプユニット制御装置110のディスプレイに表示されたしきい値の選択画面を見ながら、ヒートポンプユニット制御装置110のキーボード等の入力装置を操作することによって、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を選択して入力する。
ユーザによる入力操作が行われると、ヒートポンプユニット制御装置110のしきい値データ入力受付部112は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値として、複数のしきい値の候補の中から選択された一のしきい値を示すデータの入力を入力装置から受け付ける(S201)。
そして、しきい値データ入力受付部112は、入力を受け付けたデータをしきい値データ格納部128に格納する(S202)。例えば、上記の第1のしきい値が選択された場合、しきい値データ入力受付部112は、しきい値データ格納部128のしきい値ID「T001」と対応付けられているフラグを「1」にして、残りのフラグを「0」にする。同様に、上記の第2のしきい値が選択された場合、しきい値データ入力受付部112は、しきい値データ格納部128のしきい値ID「T002」と対応付けられているフラグを「1」にして、残りのフラグを「0」にする。同様に、上記の第3のしきい値が選択された場合、しきい値データ入力受付部112は、しきい値データ格納部128のしきい値ID「T003」と対応付けられているフラグを「1」にして、残りのフラグを「0」にする。
このようにして、しきい値データ格納部128には、図4に示すようなデータが格納されることになる。
図10は、ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの更に別の例を示す。この動作フローは、午後11時において貯湯タンク182内に貯湯されているべき蓄熱量を設定する動作フローである。この動作フローの説明においては、図1から図9を共に参照する。
ユーザは、電気給湯システム100を運用するにあたり、午後11時において貯湯タンク182内に貯湯されているべき蓄熱量を設定しておく。例えば、ユーザは、ヒートポンプユニット制御装置110のディスプレイに表示された蓄熱量の設定画面を見ながら、ヒートポンプユニット制御装置110のキーボード等の入力装置を操作することによって、午後11時において貯湯タンク182内に貯湯されているべき蓄熱量の設定値を入力する。
ユーザによる入力操作が行われると、ヒートポンプユニット制御装置110の蓄熱量設定値データ入力受付部121は、蓄熱量の設定値を示すデータの入力を入力装置から受け付ける(S301)。
そして、蓄熱量設定値データ入力受付部121は、入力を受け付けたデータを蓄熱量設定値データ格納部131に格納する(S302)。
このようにして、蓄熱量設定値データ入力受付部121には、図7に示すようなデータが格納されることになる。
図11、12は、ヒートポンプユニット制御装置110の動作フローの更に別の例を示す。この動作フローは、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データを出力する動作フローである。この動作フローの説明においては、図1から図10を共に参照する。ここで、現在時刻は、2011年4月15日の金曜日の14時45分であるとする。
まず、ヒートポンプユニット制御装置110の気象予報データ入力受付部114は、気象予報を示すデータの入力をWebサーバ200から受け付ける(S401)。例えば、気象予報データ入力受付部114は、気象予報を示すデータとして、午後11時までの天気、気温、及び日射量等の経時的変化を示すデータの入力を受け付ける。そして、気象予報データ入力受付部114は、入力を受け付けた気象予報を示すデータを供給電力予測部115、及び需要量予測部119へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の供給電力予測部115は、気象予報を示すデータを気象予報データ入力受付部114から受け取ると、そのデータによって示される気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する(S402)。太陽光発電装置140の供給電力は、天気、気温、及び日射量等に左右される。したがって、太陽光発電装置140の供給電力は、天気、気温、及び日射量等の気象予報と、太陽光発電装置140の発電能力から予測することができる。そして、供給電力予測部115は、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値を示すデータを電力需給予測値算出部116へ送る。
一方、ヒートポンプユニット制御装置110の総需要電力予測部113は、総需要電力データ格納部129に格納されている各家電機器190の総需要電力の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化を予測する(S403)。例えば、総需要電力データ格納部129には、図5に示すようなデータが格納されているとする。例えば、総需要電力予測部113は、15分後の15時における各家電機器190の総需要電力を予測する場合、総需要電力データ格納部129に格納されているデータの中から、日時(年/月/日/時)「*/*/*/15:00(*は、ワイルドカードである。)」、季節「春」、及び曜日「金」と対応付けて格納されている総需要電力(kW)の値を全て抽出する。そして、総需要電力予測値113は、抽出した全ての総需要電力(kW)の値の平均値を、15分後の15時における各家電機器190の総需要電力の予測値とする。例えば、総需要電力予測値113は、このような処理を、午後11時までの15分置きの各時刻における予測値として算出して、各時刻における予測値の推移を以て、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値とする。そして、総需要電力予測部113は、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値を示すデータを電力需給予測値算出部116へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の電力需給予測値算出部116は、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値を示すデータを供給電力予測部115から受け取り、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値を示すデータを総需要電力予測部113から受け取ると、電力需給予測値算出部116は、供給電力予測部115から受け取ったデータによって示される午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、総需要電力予測部113から受け取ったデータによって示される午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する(S404)。例えば、電力需給予測値算出部116は、15分後の15時における各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給を予測する場合、太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値における15時の予測値から、各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値における15時の予測値を減じた値を、15分後の15時における各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の予測値とする。例えば、電力需給予測値算出部116は、このような処理を、午後11時までの15分置きの各時刻における予測値として算出して、各時刻における予測値の推移を以て、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値とする。そして、電力需給予測値算出部116は、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を示すデータを余剰電力時間算出部117へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の余剰電力時間算出部117は、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を示すデータを電力需給予測値算出部116から受け取ると、そのデータによって示される午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、しきい値データ格納部128に格納されているデータによって示されるしきい値とに基づいて、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する(S405)。例えば、しきい値データ格納部128のしきい値ID「T001」に対応付けられているフラグに「1」が格納されている場合、余剰電力時間算出部117は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を零として、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が零以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。また、例えば、しきい値データ格納部128のしきい値ID「T002」に対応付けられているフラグに「1」が格納されている場合、余剰電力時間算出部117は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、ヒートポンプユニット181を稼働させるために必要な消費電力値として、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値がヒートポンプユニット181の消費電力値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。また、例えば、例えば、しきい値データ格納部128のしきい値ID「T003」に対応付けられているフラグに「1」が格納されている場合、余剰電力時間算出部117は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、二次電池160を単位時間あたりに充電し得る充電量の最大値として、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が充電量の最大値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。そして、余剰電力時間算出部117は、算出した余剰電力時間を示すデータを時間判定部124へ送る。
一方、ヒートポンプユニット制御装置110の蓄熱量データ入力受付部118は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を受け付ける(S406)。例えば、貯湯タンク182には、タンク内の蓄熱量を測定するセンサーが取り付けられている。蓄熱量データ入力受付部118は、このセンサーから出力されるデータの入力を受け付ける。そして、蓄熱量データ入力受付部118は、入力を受け付けたデータを蓄熱量予測値算出部120、及びスケジュール生成部125へ送る。
一方、ヒートポンプユニット制御装置110の需要量予測部119は、気象予報を示すデータを気象予報データ入力受付部114から受け取ると、需要量データ格納部130に格納されているデータによって示される貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の過去の経時的変化の実測値に基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する(S407)。例えば、需要量データ格納部130には、図6に示すようなデータが格納されているとする。また、気象予報による15分後の15時における気温が6.5(℃)であるとする。例えば、需要量予測部119は、15分後の15時における貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量を予測する場合、需要量データ格納部130に格納されているデータの中から、日時(年/月/日/時)「*/*/*/15:00(*は、ワイルドカードである。)」、季節「春」、曜日「金」、及び気温(℃)「5.5〜7.5」と対応付けて格納されている需要量(kW)の値を全て抽出する。そして、需要量予測部119は、抽出した全ての需要量(kW)の値の平均値を、15分後の15時における貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の予測値とする。例えば、需要量予測部119は、このような処理を、午後11時までの15分置きの各時刻における予測値として算出して、各時刻における予測値の推移を以て、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値とする。そして、需要量予測部119は、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値を示すデータを蓄熱量予測値算出部120へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の蓄熱量予測値算出部120は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を蓄熱量データ入力受付部118から受け取って、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値を示すデータを需要量予測部119から受け取ると、需要量予測部119から受け取ったデータによって示される午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、蓄熱量データ入力受付部118から受け取ったデータによって示される貯湯タンク182内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する(S408)。例えば、蓄熱量予測値算出部120は、15分後の15時における貯湯タンク182内の蓄熱量を予測する場合、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量から、15時までの需要量の予測値を減じた値を、15分後の15時における貯湯タンク182内の蓄熱量の予測値とする。例えば、蓄熱量予測値算出部120は、このような処理を、午後11時までの15分置きの各時刻における予測値として算出して、各時刻における予測値の推移を以て、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値とする。そして、蓄熱量予測値算出部120は、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を示すデータを要求熱量算出部122、及びスケジュール生成部125へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の要求熱量算出部122は、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を示すデータを蓄熱量予測値算出部120から受け取ると、そのデータによって示される貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、蓄熱量設定値データ格納部131に格納されているデータによって示される午後11時において貯湯タンク182内に貯湯されているべき蓄熱量の設定値とに基づいて、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する(S409)。例えば、午後11時において貯湯タンク182内に貯湯されているべき蓄熱量の設定値が15(kWh)で、貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値における午後11時の予測値が9(kWh)であったとすると、要求熱量算出部122は、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を、15(kWh)−9(kWh)=6(kWh)と算出する。そして、要求熱量算出部122は、算出した要求熱量を示すデータを必要稼働時間算出部123へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の必要稼働時間算出部123は、要求熱量を示すデータを要求熱量算出部122から受け取ると、そのデータによって示される要求熱量と、ヒートポンプユニット181の加熱能力とに基づいて、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を算出する(S410)。例えば、要求熱量が6(kWh)であり、ヒートポンプユニット181の加熱能力が1(kW)であったとすると、必要稼働時間算出部123は、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を、6(kWh)/1(kW)=6(h)と算出する。そして、必要稼働時間算出部123は、算出した必要稼働時間を示すデータを時間判定部124へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の時間判定部124は、余剰電力時間を示すデータを余剰電力時間算出部117から受け取って、必要稼働時間を示すデータを必要稼働時間算出部123から受け取ると、必要稼働時間算出部123から受け取ったデータによって示される必要稼働時間と、余剰電力時間算出部117から受け取ったデータによって示される余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する(S411)。そして、時間判定部124は、その判定結果を示すデータを制御データ出力部126へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110のスケジュール生成部125は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータを蓄熱量データ入力受付部118から受け取り、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を示すデータを蓄熱量予測値算出部120から受け取り、判定結果を示すデータを時間判定部124から受け取ると、これらデータと、設定データ格納部127に格納されているデータによって示される設定に基づいて、午後11時において所定の蓄熱量以上となるようにヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する。
例えば、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いと時間判定部124が判定した場合(S411:Yes)、スケジュール生成部125は、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯にのみヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する(S412)。
また、例えば、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長くないと時間判定部124が判定した場合(S411:No)、スケジュール生成部125は、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯が存在すれば、その全ての時間帯にヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当て、午後11時までに夜間電力の時間帯が存在しなければ(S413:No)、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間を減じた稼働時間だけ、ヒートポンプユニット181を昼間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する(S414)。
また、例えば、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長くないと時間判定部124が判定した場合(S411:No)、スケジュール生成部125は、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯が存在すれば、その全ての時間帯にヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当て、午後11時までに夜間電力の時間帯が存在すれば(S413:Yes)、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間を減じた稼働時間だけ、ヒートポンプユニット181を夜間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当て、太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを加算して必要稼働時間を満たしていれば(S415:Yes)、この太陽光発電時と夜間電力時に稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する(S416)。
また、例えば、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長くないと時間判定部124が判定した場合(S411:No)、スケジュール生成部125は、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯が存在すれば、その全ての時間帯にヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当て、午後11時までに夜間電力の時間帯が存在すれば(S413:Yes)、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間を減じた稼働時間だけ、ヒートポンプユニット181を夜間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当て、太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを加算してもなお必要稼働時間に満たない場合(S415:No)、必要稼働時間から太陽光発電時の稼働時間と夜間電力時の稼働時間とを減じた稼働時間だけ、ヒートポンプユニット181を太陽光発電の余剰電力が生じない昼間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する(S417)。
また、ステップS412,414、416、417のいずれの処理の場合にも、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量がしきい値以下になっている場合、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を直ちに稼働させて、貯湯タンク182内の蓄熱量がしきい値以上となるまで稼働させるスケジュールを生成する。
また、ステップS412,414、416、417のいずれの処理の場合にも、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値によって、貯湯タンク182内の蓄熱量がしきい値以下になることが予測されている場合、スケジュール生成部125は、貯湯タンク182内の蓄熱量がしきい値以下にならないように、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する。
また、ステップS412,414、416、417のいずれの処理の場合にも、設定データ格納部127の設定ID「C001」に対応付けられているフラグに「1」が格納されている場合、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、その稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、早めの時間帯に優先的に割り当てる。
また、ステップS412,414、416、417のいずれの処理の場合にも、設定データ格納部127の設定ID「C002」に対応付けられているフラグに「1」が格納されている場合、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、その稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量が増加すると予測される時刻より前の、その時刻に近い時間帯に優先的に割り当てる。
また、ステップS412,414、416、417のいずれの処理の場合にも、設定データ格納部127の設定ID「C003」に対応付けられているフラグに「1」が格納されている場合、スケジュール生成部125は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、その稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、太陽光発電の余剰電力量が大きい時間帯に優先的に割り当てる。
そして、スケジュール生成部125は、生成したスケジュールを示すデータを制御データ出力部126へ送る。
ヒートポンプユニット制御装置110の制御データ出力部126は、スケジュールを示すデータをスケジュール生成部125から受け取ると、そのデータによって示されるスケジュール通りに、ヒートポンプユニット181を制御する制御データを、ヒートポンプユニット181へ出力する(S418)。例えば、制御データ出力部126は、スケジュール通りにヒートポンプユニット181の電源をオンオフさせるよう制御する制御データを出力する。
以上説明したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク182内の蓄熱量が午後11時において所定の蓄熱量以上となるように、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データを、ヒートポンプユニット181へ出力する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データを、ヒートポンプユニット181へ出力することができ、自然冷媒ヒートポンプ給湯機180をスケジュール通りに制御することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間と、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とに基づいて、午後11時において所定の蓄熱量以上となるようにヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時において所定の蓄熱量以上となるようにヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成することができ、ヒートポンプユニット181をスケジュール通りに制御するための制御データを、ヒートポンプユニット181へ出力する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク181内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間と、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定することができ、午後11時において所定の蓄熱量以上となるようにヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量と、ヒートポンプユニット181の加熱能力とに基づいて、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を算出する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を算出することができ、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出することができ、貯湯タンク182内の蓄熱量を午後11時において所定の蓄熱量以上にするために必要なヒートポンプユニット181の必要稼働時間を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、所定の蓄熱量の設定値を示すデータの入力を受け付ける。
このようにして、電気給湯システム100によっては、所定の蓄熱量の設定値を示すデータの入力を受け付けることができ、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出することができ、午後11時において貯湯タンク182内の蓄熱量を所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測することができ、後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を受け付ける。
このようにして、電気給湯システム100によっては、貯湯タンク182内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を受け付けることができ、午後11時までの貯湯タンク182内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出することができ、余剰電力時間が必要稼働時間よりも長いか否かを判定する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出することができ、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、午後11時までの気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測することができ、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、気象予報を示すデータの入力を受け付ける。
このようにして、電気給湯システム100によっては、気象予報を示すデータの入力を受け付けることができ、午後11時までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、各家電機器190の総需要電力の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化を予測する。
このようにして、電気給湯システム100によっては、午後11時までの各家電機器190の総需要電力の経時的変化を予測することができ、午後11時までの各家電機器190を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値として、複数のしきい値の候補の中から選択された一のしきい値を示すデータの入力を受け付ける。
このようにして、電気給湯システム100によっては、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値として、複数のしきい値の候補の中から選択された一のしきい値を示すデータの入力を受け付けることができ、午後11時までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する処理に寄与することができる。
また、上述したように、ヒートポンプユニット制御装置110は、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定として、複数の設定の候補の中から選択された一の設定を示すデータの入力を受け付ける。
このようにして、電気給湯システム100によっては、ヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定として、複数の設定の候補の中から選択された一の設定を示すデータの入力を受け付けることができ、電気給湯システム100によっては、午後11時において所定の蓄熱量以上となるようにヒートポンプユニット181を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する処理に寄与することができる。
図13は、ヒートポンプユニット制御装置110をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す。ヒートポンプユニット制御装置110は、CPU(Central Processing Unit)周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ801により相互に接続されるCPU802、RAM(Random Access Memory)803、グラフィック・コントローラ804、及び表示装置805を有する。入出力部は、入出力コントローラ806によりホスト・コントローラ801に接続される通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ809を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ806に接続されるROM(Read Only Memory)810、フレキシブルディスク・ドライブ811、及び入出力チップ812を有する。
ホスト・コントローラ801は、RAM803と、高い転送レートでRAM803をアクセスするCPU802、及びグラフィック・コントローラ804とを接続する。CPU802は、ROM810、及びRAM803に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ804は、CPU802等がRAM803内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置805上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ804は、CPU802等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ806は、ホスト・コントローラ801と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ808、通信インターフェース807、CD−ROMドライブ809を接続する。ハードディスクドライブ808は、CPU802が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェース807は、ネットワーク通信装置891に接続してプログラム又はデータを送受信する。CD−ROMドライブ809は、CD−ROM892からプログラム又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808、及び通信インターフェース807に提供する。
入出力コントローラ806には、ROM810と、フレキシブルディスク・ドライブ811、及び入出力チップ812の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM810は、ヒートポンプユニット制御装置110が起動時に実行するブート・プログラム、あるいはヒートポンプユニット制御装置110のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ811は、フレキシブルディスク893からプログラム又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808、及び通信インターフェース807に提供する。入出力チップ812は、フレキシブルディスク・ドライブ811、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU802が実行するプログラムは、フレキシブルディスク893、CD−ROM892、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ808にインストールされ、RAM803に読み出されてCPU802により実行される。CPU802により実行されるプログラムは、ヒートポンプユニット制御装置110を、図1から図12に関連して説明した設定データ入力受付部111、しきい値データ入力受付部112、総需要電力予測部113、気象予報データ入力受付部114、供給電力予測部115、電力需給予測値算出部116、余剰電力時間算出部117、蓄熱量データ入力受付部118、需要量予測部119、蓄熱量予測値算出部120、蓄熱量設定値データ入力受付部121、要求熱量算出部122、必要稼働時間算出部123、時間判定部124、スケジュール生成部125、制御データ出力部126、設定データ格納部127、しきい値データ格納部128、総需要電力データ格納部129、需要量データ格納部130、及び蓄熱量設定値データ格納部131として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク893、CD−ROM892の他に、DVD(Digital Versatile Disk)又はPD(Phase Disk)等の光学記録媒体、MD(MiniDisk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 電気給湯システム
110 ヒートポンプユニット制御装置
111 設定データ入力受付部
112 しきい値データ入力受付部
113 総需要電力予測部
114 気象予報データ入力受付部
115 供給電力予測部
116 電力需給予測値算出部
117 余剰電力時間算出部
118 蓄熱量データ入力受付部
119 需要量予測部
120 蓄熱量予測値算出部
121 蓄熱量設定値データ入力受付部
122 要求熱量算出部
123 必要稼働時間算出部
124 時間判定部
125 スケジュール生成部
126 制御データ出力部
127 設定データ格納部
128 しきい値データ格納部
129 総需要電力データ格納部
130 需要量データ格納部
131 蓄熱量設定値データ格納部
140 太陽光発電装置
150 商用電源
160 二次電池
170 分電盤
180 自然冷媒ヒートポンプ給湯機
181 ヒートポンプユニット
182 貯湯タンク
190 家電機器
190a 電子レンジ
190b トースター
190c ミキサー
200 Webサーバ
210 通信回線
801 ホスト・コントローラ
802 CPU
803 RAM
804 グラフィック・コントローラ
805 表示装置
806 入出力コントローラ
807 通信インターフェース
808 ハードディスクドライブ
809 CD−ROMドライブ
810 ROM
811 フレキシブルディスク・ドライブ
812 入出力チップ
891 ネットワーク通信装置
892 CD−ROM
893 フレキシブルディスク

Claims (29)

  1. 電気を利用して湯を沸かす電気給湯システムであって、
    湯を沸かすための加熱手段と、前記加熱手段によって沸かされた湯を貯湯する貯湯手段とを具備する電気給湯装置と、
    前記加熱手段を制御する加熱手段制御装置と
    を備え、
    前記加熱手段制御装置は、
    前記貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、前記加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、前記加熱手段へ出力する制御データ出力部
    を有する電気給湯システム。
  2. 前記加熱手段制御装置は、
    前記貯湯手段内の蓄熱量を所定の時刻において所定の蓄熱量以上にするために必要な前記加熱手段の必要稼働時間と、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とに基づいて、前記所定の時刻において前記所定の蓄熱量以上となるように前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成するスケジュール生成部
    を更に有し、
    前記制御データ出力部は、前記スケジュール生成部が生成したスケジュール通りに、前記加熱手段を制御する制御データを、前記加熱手段へ出力する
    請求項1に記載の電気給湯システム。
  3. 前記加熱手段制御装置は、
    前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の時刻において前記所定の蓄熱量以上にするために必要な前記加熱手段の必要稼働時間と、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、前記余剰電力時間が前記必要稼働時間よりも長いか否かを判定する時間判定部
    を更に有し、
    前記余剰電力時間が前記必要稼働時間よりも長いと前記時間判定部が判定した場合、前記スケジュール生成部は、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯にのみ前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する
    請求項2に記載の電気給湯システム。
  4. 前記余剰電力時間が前記必要稼働時間よりも長くないと前記時間判定部が判定した場合、前記スケジュール生成部は、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯が存在すれば、その全ての時間帯に前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当て、前記所定の時刻までに夜間電力の時間帯が存在すれば、前記必要稼働時間から前記太陽光発電時の稼働時間を減じた稼働時間だけ、前記加熱手段を夜間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当て、前記太陽光発電時の稼働時間と前記夜間電力時の稼働時間とを加算してもなお前記必要稼働時間に満たない場合、前記必要稼働時間から前記太陽光発電時の稼働時間と前記夜間電力時の稼働時間とを減じた稼働時間だけ、前記加熱手段を太陽光発電の余剰電力が生じない昼間電力の時間帯に稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する
    請求項3に記載の電気給湯システム。
  5. 前記加熱手段制御装置は、
    前記所定の時刻において前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量と、前記加熱手段の加熱能力とに基づいて、前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の時刻において前記所定の蓄熱量以上にするために必要な前記加熱手段の必要稼働時間を算出する必要稼働時間算出部
    を更に有し、
    前記時間判定部は、前記必要稼働時間算出部が算出した必要稼働時間と、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間とを比較して、前記余剰電力時間が前記必要稼働時間よりも長いか否かを判定する
    請求項3又は4に記載の電気給湯システム。
  6. 前記加熱手段制御装置は、
    前記貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、前記所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、前記所定の時刻において前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する要求熱量算出部
    を更に有し、
    前記必要稼働時間算出部は、前記要求熱量算出部が算出した要求熱量と、前記加熱手段の加熱能力とに基づいて、前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の時刻において前記所定の蓄熱量以上にするために必要な前記加熱手段の必要稼働時間を算出する
    請求項5に記載の電気給湯システム。
  7. 前記加熱手段制御装置は、
    前記所定の蓄熱量の設定値を示すデータの入力を受け付ける蓄熱量設定値データ入力受付部
    を更に有し、
    前記要求熱量算出部は、前記貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、前記蓄熱量設定値データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される前記所定の蓄熱量の設定値とに基づいて、前記所定の時刻において前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する
    請求項6に記載の電気給湯システム。
  8. 前記加熱手段制御装置は、
    前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、前記貯湯手段内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する蓄熱量予測値算出部
    を更に有し、
    前記要求熱量算出部は、前記蓄熱量予測値算出部が算出した前記貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値と、前記所定の蓄熱量の値とに基づいて、前記所定の時刻において前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の蓄熱量以上とするために要求される要求熱量を算出する
    請求項6又は7に記載の電気給湯システム。
  9. 前記加熱手段制御装置は、
    前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する需要量予測部
    を更に有し、
    前記蓄熱量予測値算出部は、前記需要量予測部が予測した前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、前記貯湯手段内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する
    請求項8に記載の電気給湯システム。
  10. 前記加熱手段制御装置は、
    前記貯湯手段内の現在の蓄熱量を示すデータの入力を受け付ける蓄熱量データ入力受付部
    を更に有し、
    前記蓄熱量予測値算出部は、前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化の予測値と、前記蓄熱量データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される前記貯湯手段内の現在の蓄熱量の値とに基づいて、前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の経時的変化の予測値を算出する
    請求項8又は9に記載の電気給湯システム。
  11. 前記加熱手段制御装置は、
    前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する余剰電力時間算出部
    を更に有し、
    前記時間判定部は、前記貯湯手段内の蓄熱量を前記所定の時刻において前記所定の蓄熱量以上にするために必要な前記加熱手段の必要稼働時間と、前記余剰電力時間算出部が算出した余剰電力時間とを比較して、前記余剰電力時間が前記必要稼働時間よりも長いか否かを判定する
    請求項3から10のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  12. 前記加熱手段制御装置は、
    前記所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する電力需給予測値算出部
    を更に有し、
    前記余剰電力時間算出部は、前記電力需給予測値算出部が算出した前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値とに基づいて、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する
    請求項11に記載の電気給湯システム。
  13. 前記加熱手段制御装置は、
    前記所定の時刻までの気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、前記所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する供給電力予測部
    を更に有し、
    前記電力需給予測値算出部は、前記供給電力予測部が予測した前記所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する
    請求項12に記載の電気給湯システム。
  14. 前記加熱手段制御装置は、
    気象予報を示すデータの入力を受け付ける気象予報データ入力受付部
    を更に有し、
    前記供給電力予測部は、前記気象予報データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される気象予報と、太陽光発電の発電能力とに少なくとも基づいて、前記所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化を予測する
    請求項13に記載の電気給湯システム。
  15. 前記需要量予測部は、前記気象予報データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される気象予報に更に基づいて、前記所定の時刻までの前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量の経時的変化を予測する
    請求項14に記載の電気給湯システム。
  16. 前記加熱手段制御装置は、
    前記電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の過去の経時的変化の実測値に少なくとも基づいて、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化を予測する総需要電力予測部
    を更に有し、
    前記電力需給予測値算出部は、前記所定の時刻までの太陽光発電の供給電力の経時的変化の予測値と、前記総需要電力予測部が予測した前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷の総需要電力の経時的変化の予測値とに基づいて、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値を算出する
    請求項12から15のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  17. 前記余剰電力時間算出部は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を零として、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が零以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する
    請求項11から16のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  18. 前記余剰電力時間算出部は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、前記加熱手段を稼働させるために必要な消費電力値として、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が前記消費電力値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する
    請求項11から16のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  19. 前記余剰電力時間算出部は、太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値を、太陽光発電の電力によって充電される二次電池を単位時間あたりに充電し得る充電量の最大値として、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値が前記充電量の最大値以上の値となる時間帯を、太陽光発電の余剰電力が生じる時間帯として、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する
    請求項11から16のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  20. 前記加熱手段制御装置は、
    太陽光発電の余剰電力が生じたと判定する基準となる電力需給のしきい値として、複数のしきい値の候補の中から選択された一のしきい値を示すデータの入力を受け付けるしきい値データ入力受付部
    を更に有し、
    前記余剰電力時間算出部は、前記所定の時刻までの前記電気給湯装置以外の電力負荷を伴う太陽光発電の電力需給の経時的変化の予測値と、前記しきい値データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示されるしきい値とに基づいて、前記所定の時刻までに太陽光発電の余剰電力が生じると予測される余剰電力時間を算出する
    請求項11から19のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  21. 前記スケジュール生成部は、前記貯湯手段の現在の蓄熱量がしきい値以下になっている場合、前記加熱手段を直ちに稼働させて、前記貯湯手段の蓄熱量がしきい値以上となるまで稼働させるスケジュールを生成する
    請求項2から20のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  22. 前記スケジュール生成部は、前記貯湯手段の蓄熱量がしきい値以下にならないように、前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てたスケジュールを生成する
    請求項2から21のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  23. 前記スケジュール生成部は、前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、当該稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、早めの時間帯に優先的に割り当てる
    請求項2から22のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  24. 前記スケジュール生成部は、前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、当該稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、前記貯湯手段内の蓄熱量の需要量が増加すると予測される時刻より前の当該時刻に近い時間帯に優先的に割り当てる
    請求項2から22のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  25. 前記スケジュール生成部は、前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、当該稼働時間を割り当て得る時間帯のうち、太陽光発電の余剰電力量が大きい時間帯に優先的に割り当てる
    請求項2から22のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  26. 前記加熱手段制御装置は、
    前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てる時間帯の設定として、複数の設定の候補の中から選択された一の設定を示すデータの入力を受け付ける設定データ入力受付部
    を更に有し、
    前記スケジュール生成部は、前記加熱手段を稼働させる稼働時間を割り当てるにあたり、前記設定データ入力受付部が入力を受け付けたデータによって示される設定にしたがって割り当てる
    請求項2から25のいずれか一項に記載の電気給湯システム。
  27. 電気給湯装置の加熱手段を制御する加熱手段制御装置であって、
    前記電気給湯装置の貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、前記加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、前記加熱手段へ出力する制御データ出力部
    を備える加熱手段制御装置。
  28. 電気給湯装置の加熱手段を制御する加熱手段制御装置を制御する制御方法であって、
    前記電気給湯装置の貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、前記加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、前記加熱手段へ出力する制御データ出力段階
    を備える制御方法。
  29. 電気給湯装置の加熱手段を制御する加熱手段制御装置用のプログラムであって、前記加熱手段制御装置を、
    前記電気給湯装置の貯湯手段内の蓄熱量が所定の時刻において所定の蓄熱量以上となるように、前記加熱手段をスケジュール通りに制御するための制御データを、前記加熱手段へ出力する制御データ出力部
    として機能させるプログラム。
JP2011035720A 2011-02-22 2011-02-22 電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム Withdrawn JP2012172915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011035720A JP2012172915A (ja) 2011-02-22 2011-02-22 電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011035720A JP2012172915A (ja) 2011-02-22 2011-02-22 電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012172915A true JP2012172915A (ja) 2012-09-10

Family

ID=46975986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011035720A Withdrawn JP2012172915A (ja) 2011-02-22 2011-02-22 電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012172915A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070593A (ja) * 2011-07-14 2013-04-18 Sharp Corp 太陽光発電装置の給電システム、ならびに、それに用いられる情報処理端末装置、洗濯乾燥機および冷蔵庫
JP2014197960A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 Necプラットフォームズ株式会社 電力制御システム、電力制御装置、電力制御方法及びプログラム
CN104315706A (zh) * 2014-10-18 2015-01-28 侴乔力 虹吸加热罐驱动开水凉开热水调节机
JP2015233413A (ja) * 2011-10-24 2015-12-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 負荷制御システム、負荷制御装置、負荷制御方法
JP2016044848A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携ヒートポンプ貯湯式給湯システム
JP2016044849A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携ヒートポンプ貯湯式給湯システム
JP2016092961A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 三菱電機株式会社 コントローラ、スケジュール作成方法、及びプログラム
JP2017077151A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 積水化学工業株式会社 建物の消費電力予測システム、蓄電装置の制御システム、及び蓄電装置の制御方法
JP2017096582A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 リンナイ株式会社 給湯システム
CN106871439A (zh) * 2017-03-30 2017-06-20 广东美的厨房电器制造有限公司 热水器
JP2017121175A (ja) * 2017-03-09 2017-07-06 三菱電機株式会社 コントローラ、スケジュール作成方法、及びプログラム
JP2018011455A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 リンナイ株式会社 太陽光発電システム
JP2018040556A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 リンナイ株式会社 熱機器
JP2018119732A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム及び太陽光発電装置連携貯湯式給湯装置
JP2018165597A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム
JP2018165598A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム及び太陽光発電装置連携貯湯式給湯装置
JP2018165596A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム及び太陽光発電装置連携貯湯式給湯装置
US10116142B2 (en) 2011-10-24 2018-10-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Load control apparatus, program, method, and system
JP2018169049A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム
JP2020048323A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 大和ハウス工業株式会社 システム
WO2023161988A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 三菱電機株式会社 蓄熱システムおよび情報処理装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070593A (ja) * 2011-07-14 2013-04-18 Sharp Corp 太陽光発電装置の給電システム、ならびに、それに用いられる情報処理端末装置、洗濯乾燥機および冷蔵庫
US10116142B2 (en) 2011-10-24 2018-10-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Load control apparatus, program, method, and system
JP2015233413A (ja) * 2011-10-24 2015-12-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 負荷制御システム、負荷制御装置、負荷制御方法
JP2014197960A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 Necプラットフォームズ株式会社 電力制御システム、電力制御装置、電力制御方法及びプログラム
JP2016044848A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携ヒートポンプ貯湯式給湯システム
JP2016044849A (ja) * 2014-08-21 2016-04-04 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携ヒートポンプ貯湯式給湯システム
CN104315706A (zh) * 2014-10-18 2015-01-28 侴乔力 虹吸加热罐驱动开水凉开热水调节机
JP2016092961A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 三菱電機株式会社 コントローラ、スケジュール作成方法、及びプログラム
JP2017077151A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 積水化学工業株式会社 建物の消費電力予測システム、蓄電装置の制御システム、及び蓄電装置の制御方法
JP2017096582A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 リンナイ株式会社 給湯システム
KR20170061596A (ko) * 2015-11-26 2017-06-05 린나이코리아 주식회사 급탕시스템
KR102413003B1 (ko) * 2015-11-26 2022-06-23 린나이코리아 주식회사 급탕시스템
JP2018011455A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 リンナイ株式会社 太陽光発電システム
JP2018040556A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 リンナイ株式会社 熱機器
JP2018119732A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム及び太陽光発電装置連携貯湯式給湯装置
JP2017121175A (ja) * 2017-03-09 2017-07-06 三菱電機株式会社 コントローラ、スケジュール作成方法、及びプログラム
JP2018165598A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム及び太陽光発電装置連携貯湯式給湯装置
JP2018165596A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム及び太陽光発電装置連携貯湯式給湯装置
JP2018165597A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム
JP2018169049A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 株式会社コロナ 太陽光発電装置連携貯湯式給湯システム
CN106871439A (zh) * 2017-03-30 2017-06-20 广东美的厨房电器制造有限公司 热水器
JP2020048323A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 大和ハウス工業株式会社 システム
JP7123711B2 (ja) 2018-09-19 2022-08-23 大和ハウス工業株式会社 システム
WO2023161988A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 三菱電機株式会社 蓄熱システムおよび情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012172915A (ja) 電気給湯システム、加熱手段制御装置、制御方法、及びプログラム
JP5204819B2 (ja) エネルギマネジメントシステムおよびエネルギマネジメント方法
Elma et al. A new home energy management algorithm with voltage control in a smart home environment
JP6249895B2 (ja) 電力制御システム、方法及び電力制御装置
JPWO2017217466A1 (ja) 電力管理システム
JP6578050B2 (ja) 電力管理システム、電力管理方法及びプログラム
CN101553968A (zh) 模块化能量控制***
CN106233567A (zh) 控制装置、控制***、控制方法以及程序
CN103168410B (zh) 设备控制装置及设备控制方法
JP7146035B2 (ja) 給湯システム、沸き上げスケジュール作成装置、沸き上げスケジュール作成方法及びプログラム
Arun et al. Smart residential energy management system for demand response in buildings with energy storage devices
CN102570445A (zh) 家用能源管理***
WO2017145369A1 (ja) 給湯システム及び給湯機の制御方法
WO2016002346A1 (ja) 電力制御システム及び電力制御装置
WO2017090168A1 (ja) 給湯器、及び、給湯システム
JP2012165548A (ja) 電気機器制御装置、電気機器制御方法及び電気機器
JP5799248B2 (ja) 機器制御装置、機器制御方法、及び機器制御プログラム
Missaoui et al. PV integration by building Energy Management System
WO2012026573A1 (ja) 電力管理装置
JP6719669B2 (ja) 制御装置、電力管理システム、機器の制御方法及びプログラム
JP2016142454A (ja) 貯湯式給湯装置
JP5609082B2 (ja) 電力売買システム、電力買取装置及び電力売却装置
JP7433131B2 (ja) 給湯機制御装置、給湯機制御システム、稼働スケジュール生成方法およびプログラム
US11156975B2 (en) Electric power information generation device and electric power information display system
JP2015056975A (ja) 自家発電電力制御システムおよび情報通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140513