JP2012162847A - 緑化路面形成ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】
育成用土壌の埋設空間を確保しつつ、別途固定部材を用いることなく簡単な構成で、コンクリートブロックが沈みこんだり、ずれたりするのを防止することが出来る緑化路面形成ブロックを提供すること。
【解決手段】
緑化路面形成ブロック10は、土台部1と、当該土台部1から上方へ突出した路面形成部2とからなり、前記路面形成部2の断面積は、当該路面形成部2の周辺に育成用土壌を埋設する空間を備えるために、前記土台部1の断面積より小さくなっており、前記土台部1の側面には、他の緑化路面形成ブロック10の土台部1の噛合せ面3と同一形状の表面を持つ噛合せ面3が設けられていること。
【選択図】図1

Description

本願発明は、芝や植物などを植生して緑化を図ることができる道路、駐車場等の車両用路面を形成する緑化路面形成ブロックに関する。
従来の緑化路面形成ブロック(特許文献1)は、図5に示すものがある。この緑化路面形成ブロック40は、ポーラスコンクリートで形成されており、ブロック表面の空隙(ポーラス部)に芝等が根を張ることで、緑化を図るものである。この緑化路面形成ブロック40の表面の中央部には、凹部36が設けられており、緑化路面形成ブロック40の表面に車両が載ったとしても、この凹部36に植生している芝は、車両のタイヤに直接踏まれることがないので、育成を阻まれることがない。
また、緑化路面形成ブロック40の側面には目地キープ37が設けられており、緑化路面形成ブロック40同士の間に目地を形成することができる。そして、この目地に例えば砕石や砂利、砂などの粒状材が充填されて敷設される。
ところで、この緑化路面形成ブロック40は、駐車場等に敷設されることから、車両等が緑化路面形成ブロック40上に載って移動すると、緑化路面形成ブロック40には大きな力が加わることになる。そして、この緑化路面形成ブロック40は、その大きな力が加わっても、ずれたり、傾いて地中に沈み込んだりしないことが求められる(緑化路面形成ブロックが、傾いて地中に沈み込ことについては、段落[0014]を参照)。しかし、目地に充填された粒状材では、緑化路面形成ブロック40同士の相対的な位置関係を強固に固定することが出来ず、加わった力によって緑化路面形成ブロック40同士がずれたり、緑化路面形成ブロック40が傾いて地中に沈みこんだりするのを防止するには不十分であった。
また、この緑化路面形成ブロック40は、ポーラスコンクリートで形成され、表面の空隙部(ポーラス部)に植物の根を張らせて植生させるものである。したがって、緑化可能な面積を増やしたい場合には、空隙部(ポーラス部)の割合を大きくして植生できる植物の量を増やす手段がとられる。しかし、このように空隙部の割合を大きくすると、それだけ緑化路面形成ブロック40の強度が弱くなってしまい、車両の重量に耐えられずに破損してしまうという問題があった。
そこで、上記問題を解決するために、図6に示す緑化路面形成ブロック50(特許文献2)が知られている。これは、緑化路面形成ブロック50同士を連結棒49によって一定の間隔で固定し敷設するものである。このように、連結棒49によって緑化路面形成ブロック50同士を固定するので、緑化路面形成ブロック50がずれたり、傾いて地中に沈みこんだりするのを防止することが出来る。
さらに、その緑化路面形成ブロック50間には、芝Zの育成用土壌αを埋設することができることから、芝Zの植生面積が増加するとともに、育成用土壌α中で芝Zの根を広く張らせることも出来るので、芝Zの育成が良好になる。したがって、図5の緑化路面形成ブロック40のようにポーラスコンクリートの空隙部に植物を植生するものでないため、緑化可能な面積を増やすために、ブロックの強度が弱くなることもない。
だが、一方で、この緑化路面形成ブロック50は、車両等が載って移動した時に、傾いて沈みこんだり、ずれたりするのを防止するために、互いの土台部41に連結棒49を貫通させることが必要となる(図6では、4つの緑化路面形成ブロック50を連結している)。したがって、緑化路面形成ブロック50の他に連結棒49を別途用意しなければならないし、その連結棒49を貫通させて、互いの緑化路面形成ブロック50を固定させる作業が必要となり、施工するのが面倒なものであった。
特開平10−271910号 特願2008−327840号
そこで、本願発明は上記問題に鑑み、育成用土壌の埋設空間を確保しつつ、別途固定部材を用いることなく簡単な構成で、傾いて沈みこんだり、ずれたりするのを防止することが出来る緑化路面形成ブロックを提供するものである。
上記課題を解決するために、本願発明の緑化路面形成ブロックは、土台部と、当該土台部から上方へ突出した路面形成部とからなる緑化路面形成ブロックであって、前記路面形成部の断面積は、当該路面形成部の周辺に育成用土壌を埋設する埋設空間を備えるために、前記土台部の断面積より小さくなっており、前記土台部の側面には、他の緑化路面形成ブロックの土台部の噛合せ面と同一形状の表面を持つ噛合せ面が設けられていることを特徴としている。
上記特徴によれば、緑化路面形成ブロックの土台部から上方へ突出した路面形成部の断面積は、土台部の断面積より小さくなっているため、土台部より上方に、育成用土壌を埋設する埋設空間を形成することが出来る。つまり、図1の(c)に示すように路面形成部2の断面積が、土台部1から上方に向けて徐々に小さくなるように、路面形成部2を台形の形状にすることで、育成用土壌αを埋設する埋設空間Oを形成し、芝Zを植生させることが出来る。また、図4の(a)に示すように、路面形成部12は、土台部11の断面積より小さい面積の底面を持つ直方体の形状にすることもできる。勿論、これらに限られることなく、路面形成部の形状は、適宜変更することが可能である。
さらに、土台部1の側面には、他の緑化路面形成ブロック10の土台部1の噛合せ面3Aと同一形状の表面を持つ噛合せ面3Bが設けられているため、図3に示すように、複数の緑化路面形成ブロック10を敷設したときに、当該噛合せ面3Aと3Bが、互いに隙間なくかみ合う。その結果、緑化路面形成ブロック10が傾いて沈みこんだり、ずれたりするのを防止することが出来る。このように、緑化路面形成ブロック10の一部である土台部1に噛合せ面3(3A、3B)を設けるという簡単な構成で上記効果が得られ、従来の連結棒等の固定具を用いる必要がない。それに加えて、緑化路面形成ブロック10を敷設するには、緑化路面形成ブロック10を単純に並べるだけでよく、作業が容易となる。
なお、緑化路面形成ブロックが傾いて沈むとは、図3の緑化路面形成ブロック10Aの端部のQ周辺に車両等が載ると、Q側に車両重量が集中するので、緑化路面形成ブロック10AはQ側に傾いてQ側が地中に沈んでしまうことである。しかし、緑化路面形成ブロック10Aの噛合せ面3Bは、隣接する緑化路面形成ブロック10Bの噛合せ面3Aと互いに隙間なくかみ合っているため、緑化路面形成ブロック10はQ側に傾くことがなく、地中に沈んでしまうことを防止できる。
以上のように、本願発明の緑化路面形成ブロックは、土台部と、当該土台部から上方へ突出した路面形成部とからなる緑化路面形成ブロックであって、その路面形成部の断面積を、前記土台部の断面積より小さくし、なおかつ、土台部の側面には、他の緑化路面形成ブロックの土台部の噛合せ面と同一形状の表面を持つ噛合せ面を設けることで、育成用土壌の埋設空間を確保して、広い緑化面積を得つつ、別途固定部材を用いることなく簡単な構成で、緑化路面形成ブロックが傾いて沈みこんだり、ずれたりするのを防止することが出来る。
次に、本願発明の緑化路面形成ブロックは、その側面に、育成用土壌から水を透水する透水溝を設けるようにしてもよい。
この透水溝によって、育成用土壌中の水を地下に透水できるため、水はけがよくなり、育成用土壌に植生した植物の育成が良好となる。この透水溝4は、図1に示すように緑化路面形成ブロック10の側面中央に計2つ設けることができる。また、この透水溝の大きさや形状、数は、適宜変更が可能である。
次に、本願発明の緑化路面形成ブロックは、噛合せ面の高さが、前記緑化路面形成ブロックの高さの半分以上としてもよい。
この噛合せ面の高さが、緑化路面形成ブロックの高さの半分以上であれば、広い面積でかみ合うことができ、緑化路面形成ブロックが傾いて沈みこんだり、ずれたりするのをより効果的に防止することが出来る。
従来は、育成用土壌の埋設空間を確保しつつ、緑化路面形成ブロックが沈み込んだり、ずれたりするのを防止するには、連結棒などの固定部材を別途用意しなければならなかった。しかし、本願発明によれば、緑化路面形成ブロックの路面形成部の断面積を土台部の断面積より小さくし、土台部の側面に噛合せ面を設けるという簡単な構成で、育成用土壌の埋設空間を確保しつつ、緑化路面形成ブロックが傾いて沈みこんだり、ずれしたりするのを防止することが出来る優れた効果を奏する。
(a)は、本願発明の緑化路面形成ブロックの平面図、(b)は、同緑化路面形成ブロックの正面図、(c)は、緑化路面形成ブロックの側面図である。 図1で示した本願発明の緑化路面形成ブロックを敷設して、植物を植生させた状態を示す側面図である。 図1で示した本願発明の緑化路面形成ブロックを敷設して、駐車場等の路面を形成した平面図である。 (a)は、本願発明の他の実施例に係る緑化路面形成ブロックを敷設して、植物を植生させた状態を示す斜視図である。(b)は、本願発明の他の実施例に係る緑化路面形成ブロックを示す斜視図である。 (a)は、本願発明の背景技術の一例として緑化路面形成ブロックを敷設した状態を示す平面図、(b)は、同緑化路面形成ブロックの正面図、(c)は、緑化路面形成ブロックの側面図である。 (a)は、本願発明の背景技術の一例として緑化路面形成ブロックを敷設した状態を示す斜視図、(b)は、同緑化路面形成ブロックの側面図である。
1 土台部
2 路面形成部
3 噛合せ面
4 透水溝
10 緑化路面形成ブロック
α 育成用土壌
O 埋設空間
Z 芝
以下に、本願発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1の(a)は、本願発明の緑化路面形成ブロック10の平面図、(b)は、同緑化路面形成ブロック10の正面図、(c)は、同緑化路面形成ブロック10の側面図である。
図1の(a)では、土台部1の上方に土台部1より断面積が小さい路面形成部2が形成されているため、路面形成部2の周辺の埋設空間Oに育成用土壌αを埋設することができる。また、土台部1の側面の中央には透水溝4が設けられており、路面形成部2の周辺に埋設された育成用土壌α内の水を、緑化路面形成ブロック10の下方に透水できるので、水はけがよくなり、植物の育成が良好になる。
この緑化路面形成ブロック10の土台部1の側面に設けられている噛合せ面3Aの表面形状は、噛合せ面3Bの表面形状と同一となっている。つまり、噛合せ面3Aと噛合せ面3Bは隙間なく互いに噛合せることができる。このように、相対する側面に同一形状の表面を持つ噛合せ面を設けることで、緑化路面形成ブロック10を縦横に連続して敷設することが出来る(図3参照)。
次に、図1の(b)では、境界線Fより上が路面形成部2で、境界線Fより下が土台部1となっている。その土台部1の側面に噛合せ面3Aが設けられており、緑化路面形成ブロック10を敷設した際に隣接する緑化路面形成ブロック10の噛合せ面3Bと隙間なく噛み合うため、境界線Fより下方の噛合せ面3Aには育成用土壌αは埋設されない。反対に境界線Fより上方は、断面積が小さくなるように傾斜した路面形成部2となっており(図1の(c)参照)、育成用土壌αを埋設するための埋設空間Oが確保される。さらに、路面形成部2の側面を傾斜させることで、育成用土壌α内の水はけがよくなる(図2参照)。
また、噛合せ面3(3A、3B)の高さL(図1では噛合せ面3の最大高さ)は、緑化路面形成ブロック10の高さMの半分以上となっている。そのため、複数の緑化路面形成ブロック10を敷設した時に、隣接する緑化路面形成ブロック10との噛み合いを広くとることができ、緑化路面形成ブロック10が傾いて沈みこんだり、ずれたりすることを、より効果的に防止することが出来る。
なお、噛合せ面の表面の形状は、噛合せ面3Aと3Bが互いに面と面で接触し、隙間なく噛み合わされる形状であればよく、図1に示す形状でなくとも、角張った凹凸が多数突出しているものや、波打つような形状でもよい。また、土台部1の全ての側面に噛合せ面3(3A、3B)を設ける必要はなく、土台部1の側面の一部に設けるものでもよい。
次に、図2では、緑化路面形成ブロック10を敷設して、芝Zを植生させた状態の側面図を示している。緑化路面形成ブロック10は互いに噛合せ面3Aと3Bで噛み合わされており、互いの路面形成部2によって囲われた埋設空間Oに育成用土壌αが埋設され、芝Zが植生している。このように、育成用土壌αを埋設することが出来るため、芝Zは育成用土壌α内で自由に根を張り育成用土壌αの表面全体に渡って植生することができる。
ところで、緑化路面形成ブロック10が敷設される駐車場等では、車両等のタイヤTが緑化路面形成ブロック10上へ図2に示すように載ることがある。しかし、タイヤTは、路面形成部2の上表面に当接するため、芝Zの根元まで傷つけることがなく、芝Zの育成は阻害されない。具体的には、タイヤTが埋設空間Oに過剰に入り込まないように、路面形成部2の上表面の間隔Pは、約60mmであることが望ましい。
仮に、タイヤTによって芝Zの先端が傷つけられても、芝Zの根本の部分約20mmが損傷を受けなければ、芝Zの育成は阻害されない。また、芝Zが育成用土壌α中に根を張るために最適な育成用土壌αの深さは、約30mmである。したがって、芝Zの育成が十分に確保されるためには、埋設空間Oの高さが、少なくとも50mm以上必要となるため、路面形成部2の高さKは、50mm以上であることが望ましい。
次に、図3では、敷設予定地を掘削し、基礎砕石を敷設した後に、緑化路面形成ブロック10を複数敷設して駐車場等の路面を形成している。図中では、説明のために一部の埋設空間Oにしか芝Zが植生していないが、本来は全ての埋設空間Oに芝Zを植生する。図3に示すように、この緑化路面形成ブロック10の相対する各側面には、噛合せ面3Aと、当該噛合せ面3Aと同一形状の表面を持つ噛合せ面3Bがそれぞれ設けられている。したがって、噛合せ面3Aと噛合せ面3Bを向い合わせて噛み合わせれば、緑化路面形成ブロック10を縦横に敷設することができる。なお、縦横に緑化路面形成ブロック10を敷設するためには、緑化路面形成ブロック10の長辺の寸法が、その短辺の寸法の整数倍になっている必要がある。図3では、緑化路面形成ブロック10の長辺の寸法が、その短辺の寸法の3倍になっているため、横向きの緑化路面形成ブロック10の側面側には、縦向きの緑化路面形成ブロック10が3つ敷設されることになる。
さらに、この緑化路面形成ブロック10が敷設される駐車場等では、路面形成部2の表面上を車両等が移動するため、緑化路面形成ブロック10は車両等の重量に耐えられるようにコンクリートで形成されている。勿論、車両の重量に耐えられるものであれば、適宜最適な材料を用いることが出来る。また、緑化路面形成ブロック10の長辺の寸法は、短すぎるとタイヤTが路面形成部2の表面上に載ることが出来ず、逆に長すぎると車両の重量が緑化路面形成ブロック10の中央に集中して緑化路面形成ブロック10が割れる原因となるため、約200〜400mmが最適である。
また、緑化路面形成ブロック10の路面形成部2の表面でタイヤTの表面の接地面全体を支持するには、路面形成部2上面の短辺の長さが約60mmであることが望ましい。さらに、タイヤTが路面形成部2同士の間に位置した時に、タイヤTの表面が埋設空間O内の芝Zの根本に損傷を与えないために、間隔Pは、段落[31]で述べたように約60mmであることが望ましい。以上のように、緑化路面形成ブロック10の形状を定めた結果、緑化率(緑化路面形成ブロックの敷設面積に対する育成用土壌が占める割合)が60パーセントを超える高い水準を達成することが出来る。
ところで、図3に示すように、緑化路面形成ブロック10は、その端部周辺を囲うように噛合せ面3Aと3Bを有しているので、周囲に隣接する各緑化路面形成ブロック10の噛合せ面3Aと3Bと互いに噛合せることができる。よって、緑化路面形成ブロック10は、どの方向に対しても強固に固定されている。
次に、図4の(a)では、本願発明の他の実施例に係る緑化路面形成ブロック20を敷設して、芝Zを植生させた状態を示しいている。図では、説明のために路面形成部12同士の間にしか芝Zが植生していないが、本来は路面形成部12の周辺全てに芝Zが植生する。この緑化路面形成ブロック20は、緑化路面形成ブロック10と基本的に構成は同じであるが、路面形成部12と土台部11の境界が、図1に示す境界線Fのようになっておらず、より単純な構成となっている。
この緑化路面形成ブロック20の路面形成部12の高さは、芝Zの根本の部分20mmと育成用土壌αの深さ30mmを確保し、余剰20mmを設けて計70mmになっている。また、土台部11の側面に設けられた噛合せ面13の高さは80mmとなっている。したがって、緑化路面形成ブロック20の高さは、計150mmとなる。これは、駐車場等を施工する際には、駐車場と道路との境界を設けるために、駐車場の周囲をエンドブロック(単なる直方体のコンクリートブロック)で囲う。そして、そのエンドブロックの高さの規格が、150mm以下であることが多いため、敷設した緑化路面形成ブロック20の上面がエンドブロックから突出しないように、緑化路面形成ブロック20の高さは150mm以下であることが望ましいからである。
ここで、図1〜3に示す緑化路面形成ブロック10について、図4の(a)の緑化路面形成ブロック20と比較した特徴を述べる。上記のように、路面形成部12の高さを70mm、噛合せ面13の高さを80mmとそれぞれ確保しつつ、さらに緑化路面形成ブロック20全体の高さを低くしたい場合を考える。そうすると、緑化路面形成ブロック20では、全体の高さが150mmとなるが、緑化路面形成ブロック10では、路面形成部2と噛合せ面3の最大高さが、それぞれ境界線Fのように互い違いになっているため(図1の(b)参照)、路面形成部2の最大高さを70mm、噛合せ面3の最大高さを80mmとしても、緑化路面形成ブロック10の高さを計150mm以下にすることができる特徴がある。
また、緑化路面形成ブロック20の製造方法としては、型にコンクリートを流し込んで一体形成することができる。他には、側面に噛合せ面13を備えた土台部11を先に準備して、その土台部11の上面に路面形成部12を固定設置することで、緑化路面形成ブロック20全体を形成することもできる。
次に、図4の(b)は、3つ分の緑化路面形成ブロック20を一体形成した緑化路面形成ブロック30を示している。この緑化路面形成ブロック30を敷設すると一度に緑化路面形成ブロック20を三つ敷設できることになるので、施工効率をあげることができる。ただし、緑化路面形成ブロック20をあまり多く連接して形成すると、緑化路面形成ブロック30の横幅が大きくなる。そうすると、緑化路面形成ブロック30に車両が載ったときに、路面形成部22同士の間に位置する土台部21の最も肉薄の部分から亀裂が入ってしまう。したがって、緑化路面形成ブロック30の横幅は、約300mmつまり3つ分の緑化路面形成ブロック20を一体形成する程度が望ましい。
なお、本願発明の緑化路面形成ブロックは、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

Claims (3)

  1. 土台部と、当該土台部から上方へ突出した路面形成部とからなる緑化路面形成ブロックであって、
    前記路面形成部の断面積は、当該路面形成部の周辺に育成用土壌を埋設する埋設空間を備えるために、前記土台部の断面積より小さくなっており、
    前記土台部の側面には、他の緑化路面形成ブロックの土台部の噛合せ面と同一形状の表面を持つ噛合せ面が設けられている
    ことを特徴とする緑化路面形成ブロック。
  2. 前記緑化路面形成ブロックの側面に、前記育成用土壌から水を透水する透水溝を設けていることを特徴とする請求項1に記載の緑化路面形成ブロック。
  3. 前記噛合せ面の高さは、前記緑化路面形成ブロックの高さの半分以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の緑化路面形成ブロック。
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