JP2012161063A - 動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラム - Google Patents

動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】圧縮符号化性能を改善できる動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】動画像符号化装置AAは、符号化する画像をM個の領域に分割し、M個の領域のそれぞれについてエッジ強度を算出し、算出したエッジ強度をN種類に分類する。そして、同一種類に分類したエッジ強度に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類する。これによれば、符号化する画像が絵柄に応じて分割されることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラムに関する。
従来、映像圧縮符号化処理において、符号化済み画像に対してフィルタ処理を行うことで、画質を改善する手法が提案されている(例えば、非特許文献1、2、3参照)。
非特許文献1には、映像圧縮符号化の標準規格が示されている。この規格では、圧縮符号化により生じるブロック境界の劣化を低減するフィルタ処理を適用することが可能である。
非特許文献2には、符号化劣化を復元するフィルタを、フレームごとに適応的に更新する手法が示されている。この手法では、画面全体を対象として、フィルタ係数が算出される。
非特許文献3には、符号化劣化を復元するフィルタについて、画面を予め定められた2つの固定矩形の領域に分割し、領域ごとに適応的にフィルタ係数を算出する手法が示されている。
Joint Video Team(JVT) of ISO/IEC MPEG and ITU-T VCEG, "Text of ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding," July 2004. D.-H. Kim, H.-Y. Oh, O. Urhan, S. Erturk and T.-G. Chang, "Optimal Post-Process/In-Loop Filtering for Improved Video Compression Performance," IEEE Trans. on Consumer Electronics, Vol.53, No.4, 2007. I. Lim, D. Park and C. Kim, "A Loop Filter with Segmentation Mode in Video Coding," ICIP, pp.2073-2076, 2010.
ところが、非特許文献1に示されている規格では、ブロック境界のみにしか上述のフィルタ処理を適用しないため、フィルタ処理による画質改善の効果を十分に得ることは困難であった。
また、非特許文献2に示されている手法では、画面全体に対して適応的なフィルタ処理が行われる。このため、フィルタ処理で用いられるフィルタ係数は、画面全体に対して平均的に適しているに過ぎず、局所的な最適性には乏しいため、フィルタ処理による画質改善の効果は限定的であった。
また、非特許文献3に示されている手法では、分割した領域ごとに適応的なフィルタ処理が行われる。ところが、領域の形状が予め定められた2つの矩形で固定されているため、フィルタの適応性が絵柄に十分には追従できない場合があった。そこで、領域の数を増加することが考えられるが、この場合、処理量が著しく増加してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、圧縮符号化性能を改善できる動画像符号化装置、動画像復号装置、動画像符号化方法、動画像復号方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化装置(例えば、図1の動画像符号化装置AAや後述の動画像符号化装置CCに相当)であって、符号化する画像(例えば、図1の原画像aに相当)の特徴量に基づいて、当該画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)の領域に分割する特徴量解析手段(例えば、図2の特徴量解析部5や図5の特徴量解析部5Aに相当)と、前記複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求めるフィルタ係数算出手段(例えば、図1のフィルタ係数算出部6に相当)と、前記複数種類の領域のそれぞれごとに、前記フィルタ係数算出手段により求められた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像(例えば、図1のローカルデコード画像iに相当)に対してフィルタ処理を行う適応フィルタ処理手段(例えば、図1の適応フィルタ処理部7に相当)と、前記フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数(例えば、図1のN種類の適応フィルタ係数jに相当)と、当該全ての適応フィルタ係数のうち前記適応フィルタ処理手段で用いられたものを前記領域ごとに示すフィルタ適用情報(例えば、後述のフィルタ適用情報に相当)と、を含む符号化データ(例えば、図1の符号化データcに相当)を生成する符号化データ生成手段(例えば、図1のエントロピー符号化部4に相当)と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化装置に、特徴量解析手段、フィルタ係数算出手段、適応フィルタ処理手段、および符号化データ生成手段を設けた。そして、特徴量解析手段により、符号化する画像の特徴量に基づいて画像を複数種類の領域に分割し、フィルタ係数算出手段により、複数種類の領域のそれぞれに対して適応フィルタ係数を求めることとした。また、適応フィルタ処理手段により、複数種類の領域のそれぞれごとに、フィルタ係数算出手段により求められた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像に対してフィルタ処理を行うこととした。また、符号化データ生成手段により、フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数と、これら全ての適応フィルタ係数のうち適応フィルタ処理手段で用いられたものを領域ごとに示すフィルタ適用情報と、を含む符号化データを生成することとした。
このため、(1)の動画像符号化装置は、符号化する画像の特徴量に基づいて、画像を複数種類の領域に分割し、領域ごとに適応フィルタ係数を求めることができる。したがって、絵柄に応じて画像を分割し、絵柄に適した適応フィルタ係数を分割した領域ごとに求めることができる。よって、処理量の増加を抑制しつつ絵柄に追従できる適応フィルタ係数を求めることができ、圧縮符号化性能を改善することができる。
(2) 本発明は、(1)の動画像符号化装置について、前記特徴量解析手段は、符号化する画像(例えば、図1の原画像aに相当)を、予め定められた複数(例えば、後述のM個に相当)の領域に分割し、前記複数の領域のそれぞれについて、特徴解析により特徴量を求め、前記特徴量を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類し、同一種類に分類した特徴量に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類し、分類した複数種類の領域に、前記画像を分割することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、特徴量解析手段により、符号化する画像を、予め定められた複数の領域に分割し、複数の領域のそれぞれについて、特徴解析により特徴量を求め、特徴量を複数種類に分類することとした。そして、同一種類に分類した特徴量に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類し、分類した複数種類の領域に、画像を分割することとした。
このため、(2)の動画像符号化装置は、符号化する画像を、特徴量に基づいて複数種類の領域に分割することができる。
(3) 本発明は、(2)の動画像符号化装置について、前記特徴量解析手段は、前記予め定められた複数(例えば、後述のM個に相当)の領域のそれぞれごとに、前記特徴量としてエッジ強度を求めるエッジ強度算出手段(例えば、図2のエッジ強度算出部51に相当)と、前記エッジ強度算出手段により求められたエッジ強度を、複数種類の閾値(例えば、後述の(N−1)種類の閾値に相当)を用いて複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類するエッジ強度閾値処理手段(例えば、図2のエッジ強度閾値処理部52に相当)と、前記エッジ強度分類手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類するエッジ強度ベース分割領域生成手段(例えば、図2のエッジ強度ベース分割領域生成部53に相当)と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、特徴量解析手段に、エッジ強度算出手段、エッジ強度閾値処理手段、およびエッジ強度ベース分割領域生成手段を設けた。そして、エッジ強度算出手段により、予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、特徴量としてエッジ強度を求めることとした。また、エッジ強度閾値処理手段により、エッジ強度算出手段により求められたエッジ強度を、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類することとした。また、エッジ強度ベース分割領域生成手段により、エッジ強度分類手段による分類結果に基づいて、画像を複数種類に分類することとした。
このため、(3)の動画像符号化装置は、特徴量としてエッジ強度を用いて、符号化する画像を複数種類の領域に分割することができる。
(4) 本発明は、(2)の動画像符号化装置について、前記特徴量解析手段は、前記予め定められた複数(例えば、後述のM個に相当)の領域のそれぞれごとに、前記特徴量として画素値の複雑さを求める複雑度合い算出手段(例えば、図5の複雑度合い算出部54に相当)と、前記複雑度合い算出手段により求められた画素値の複雑さを、複数種類の閾値(例えば、後述の(N−1)種類の閾値に相当)を用いて複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類する複雑度合い閾値処理手段(例えば、図5の複雑度合い閾値処理部55に相当)と、前記複雑度合い閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類する複雑度合いベース分割領域生成手段(例えば、図5の複雑度合いベース分割領域生成部56に相当)と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、特徴量解析手段に、複雑度合い算出手段、複雑度合い閾値処理手段、および複雑度合いベース分割領域生成手段を設けた。そして、複雑度合い算出手段により、予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、特徴量として画素値の複雑さを求めることとした。また、複雑度合い閾値処理手段により、複雑度合い算出手段により求められた画素値の複雑さを、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類することとした。また、複雑度合いベース分割領域生成手段により、複雑度合い閾値処理手段による分類結果に基づいて、画像を複数種類に分類することとした。
このため、(4)の動画像符号化装置は、特徴量として画素値の複雑さを用いて、符号化する画像を複数種類の領域に分割することができる。
(5) 本発明は、(2)の動画像符号化装置について、前記特徴量解析手段は、前記予め定められた複数(例えば、後述のM個に相当)の領域のそれぞれごとに、前記特徴量としてエッジ方向を求めるエッジ方向算出手段(例えば、図6のエッジ方向算出部57に相当)と、前記エッジ方向算出手段により求められたエッジ方向を、複数種類の閾値(例えば、後述の(N−1)種類の閾値に相当)を用いて複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類するエッジ方向閾値処理手段(例えば、図6のエッジ方向閾値処理部58に相当)と、前記エッジ方向閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類するエッジ方向ベース分割領域生成手段(例えば、図6のエッジ方向ベース分割領域生成部59に相当)と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、特徴量解析手段に、エッジ方向算出手段、エッジ方向閾値処理手段、およびエッジ方向ベース分割領域生成手段を設けた。そして、エッジ方向算出手段により、予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、特徴量としてエッジ方向を求めることとした。また、エッジ方向閾値処理手段により、エッジ方向算出手段により求められたエッジ方向を、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類することとした。また、エッジ方向ベース分割領域生成手段により、エッジ方向閾値処理手段による分類結果に基づいて、画像を複数種類に分類することとした。
このため、(5)の動画像符号化装置は、特徴量としてエッジ方向を用いて、符号化する画像を複数種類の領域に分割することができる。
(6) 本発明は、(3)または(4)の動画像符号化装置について、前記特徴量解析手段は、前記予め定められた複数(例えば、後述のM個に相当)の領域のそれぞれごとに、前記特徴量としてエッジ方向を求めるエッジ方向算出手段(例えば、図6のエッジ方向算出部57に相当)と、前記エッジ方向算出手段により求められたエッジ方向を、複数種類の閾値(例えば、後述の(N−1)種類の閾値に相当)を用いて複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類するエッジ方向閾値処理手段(例えば、図6のエッジ方向閾値処理部58に相当)と、前記エッジ方向閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)に分類するエッジ方向ベース分割領域生成手段(例えば、図6のエッジ方向ベース分割領域生成部59に相当)と、をさらに備えることを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、特徴量解析手段にさらに、エッジ方向算出手段、エッジ方向閾値処理手段、およびエッジ方向ベース分割領域生成手段を設けた。そして、エッジ方向算出手段により、予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、特徴量としてエッジ方向を求めることとした。また、エッジ方向閾値処理手段により、エッジ方向算出手段により求められたエッジ方向を、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類することとした。また、エッジ方向ベース分割領域生成手段により、エッジ方向閾値処理手段による分類結果に基づいて、画像を複数種類に分類することとした。
このため、(6)の動画像符号化装置は、特徴量として、エッジ強度とエッジ方向とを組み合わせて用いたり、画素値の複雑さとエッジ方向とを組み合わせて用いたりすることができる。したがって、エッジ強度と、画素値の複雑さと、エッジ方向と、のいずれか1つを特徴量として用いる場合と比べて、絵柄により適した領域に画像を分割して、絵柄により適した適応フィルタ係数を分割した領域ごとに求めることができる。
(7) 本発明は、(1)〜(6)のいずれかの動画像符号化装置について、前記符号化データ生成手段は、各フレームに対する設定値として、当該フレームにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数(例えば、図1のN種類の適応フィルタ係数jに相当)と、当該フレームにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数の種類数(例えば、後述のN種類に相当)と、当該フレームにおける前記フィルタ適用情報と、を含む符号化データ構造の符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、符号化データ生成手段は、各フレームに対する設定値として、フレームにおいて適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数と、フレームにおいて適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数の種類数と、フレームにおけるフィルタ適用情報と、を含む符号化データ構造の符号化データを生成することとした。
このため、(7)の動画像符号化装置は、適用された適応フィルタ係数と、適用された適応フィルタ係数の種類の数と、フィルタ適用情報と、を各フレームに対する設定値として含む符号化データ構造の符号化データを生成することができる。
(8) 本発明は、(1)〜(7)のいずれかの動画像符号化装置について、前記符号化データ生成手段は、前記フィルタ適用情報として、前記複数種類の領域のそれぞれにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数のみを表す識別情報(例えば、後述の各領域におけるフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数のインデックス番号に相当)を用いて、前記符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、符号化データ生成手段は、フィルタ適用情報として、複数種類の領域のそれぞれにおいて適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数のみを表す識別情報を用いて、符号化データを生成することとした。
このため、(8)の動画像符号化装置は、符号化データに、複数種類の領域のそれぞれにおいて適用された適応フィルタ係数のみを表す識別情報を含めることができる。
(9) 本発明は、(1)〜(7)のいずれかの動画像符号化装置について、前記符号化データ生成手段は、前記フィルタ適用情報として、前記フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数のそれぞれごとに前記複数種類の領域のそれぞれにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられたか否かを表す適否フラグ情報(例えば、後述のN種類の適応フィルタ係数jのそれぞれの適否を示すN個の適否フラグ情報に相当)を用いて、前記符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置を提案している。
この発明によれば、符号化データ生成手段は、フィルタ適用情報として、フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数のそれぞれごとに複数種類の領域のそれぞれにおいて適応フィルタ処理手段で用いられたか否かを表す適否フラグ情報を用いて、符号化データを生成することとした。
このため、(9)の動画像符号化装置は、符号化データに、フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数のそれぞれごとに複数種類の領域のそれぞれにおいて適用されたか否かを表す適否フラグ情報を含めることができる。
(10) 本発明は、(1)〜(9)のいずれかの動画像符号化装置において生成された符号化データ(例えば、図1の原画像aに相当)を復号する動画像復号装置について、前記符号化データを復号して、前記フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数と、前記フィルタ適用情報と、を求める復号手段(例えば、図4のエントロピー復号部110に相当)と、前記復号手段により求められた前記全ての適応フィルタ係数および前記フィルタ適用情報に基づいて、復号画像(例えば、図4のフィルタ前復号画像Eに相当)に対してフィルタ処理を行うフィルタ処理手段(例えば、図4のフィルタ処理部112に相当)と、を備えることを特徴とする動画像復号装置を提案している。
この発明によれば、動画像復号装置に、復号手段およびフィルタ処理手段を設けた。そして、復号手段により、符号化データを復号して、フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数と、フィルタ適用情報と、を求めることとした。また、フィルタ処理手段により、復号手段により求められた全ての適応フィルタ係数およびフィルタ適用情報に基づいて、復号画像に対してフィルタ処理を行うこととした。
このため、(10)の動画像復号装置は、適応フィルタ処理手段によりフィルタ処理が行われた領域ごとに、同一の適応フィルタ係数を用いて、復号画像に対してフィルタ処理を行うことができる。
(11) 本発明は、符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化方法であって、符号化する画像(例えば、図1の原画像aに相当)の特徴量に基づいて、当該画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)の領域に分割する第1のステップ(例えば、図3のステップS1〜S4に相当)と、前記複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求める第2のステップ(例えば、図3のステップS5に相当)と、前記複数種類の領域のそれぞれごとに、前記第2のステップにおいて求めた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像(例えば、図1のローカルデコード画像iに相当)に対してフィルタ処理を行う第3のステップ(例えば、図3のステップS6に相当)と、前記第2のステップにおいて求めた全ての適応フィルタ係数(例えば、図1のN種類の適応フィルタ係数jに相当)と、当該全ての適応フィルタ係数のうち前記第3のステップにおいて用いたものを前記領域ごとに示すフィルタ適用情報(例えば、後述のフィルタ適用情報に相当)と、を含む符号化データ(例えば、図1の符号化データcに相当)を生成する第4のステップ(例えば、図1のエントロピー符号化部4により符号化データcを生成する手順に相当)と、を備えることを特徴とする動画像符号化方法を提案している。
この発明によれば、まず、符号化する画像の特徴量に基づいて、画像を複数種類の領域に分割し、複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求める。次に、複数種類の領域のそれぞれごとに、上述の求めた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像に対してフィルタ処理を行う。次に、上述の求めた全ての適応フィルタ係数と、これら全ての適応フィルタ係数のうち上述のフィルタ処理において用いたものを領域ごとに示すフィルタ適用情報と、を含む符号化データを生成する。これによれば、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(12) 本発明は、符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化方法を、コンピュータに実行させるためにプログラムであって、符号化する画像(例えば、図1の原画像aに相当)の特徴量に基づいて、当該画像を複数種類(例えば、後述のN種類に相当)の領域に分割する第1のステップ(例えば、図3のステップS1〜S4に相当)と、前記複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求める第2のステップ(例えば、図3のステップS5に相当)と、前記複数種類の領域のそれぞれごとに、前記第2のステップにおいて求めた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像(例えば、図1のローカルデコード画像iに相当)に対してフィルタ処理を行う第3のステップ(例えば、図3のステップS6に相当)と、前記第2のステップにおいて求めた全ての適応フィルタ係数(例えば、図1のN種類の適応フィルタ係数jに相当)と、当該全ての適応フィルタ係数のうち前記第3のステップにおいて用いたものを前記領域ごとに示すフィルタ適用情報(例えば、後述のフィルタ適用情報に相当)と、を含む符号化データ(例えば、図1の符号化データcに相当)を生成する第4のステップ(例えば、図1のエントロピー符号化部4により符号化データcを生成する手順に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、プログラムをコンピュータに実行させることで、まず、符号化する画像の特徴量に基づいて、画像を複数種類の領域に分割し、複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求める。次に、複数種類の領域のそれぞれごとに、上述の求めた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像に対してフィルタ処理を行う。次に、上述の求めた全ての適応フィルタ係数と、これら全ての適応フィルタ係数のうち上述のフィルタ処理において用いたものを領域ごとに示すフィルタ適用情報と、を含む符号化データを生成する。これによれば、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、処理量の増加を抑制しつつ絵柄に追従できる適応フィルタ係数を求めることができ、圧縮符号化性能を改善することができる。
本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 前記動画像符号化装置が備える特徴量解析部の構成を示すブロック図である。 前記動画像符号化装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置が備える特徴量解析部の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る動画像符号化装置が備える特徴量解析部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[動画像符号化装置AAの構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAの構成を示すブロック図である。動画像符号化装置AAは、予測値生成部1、DCT/量子化部2、逆DCT/逆量子化部3、エントロピー符号化部4、特徴量解析部5、フィルタ係数算出部6、適応フィルタ処理部7、およびローカルメモリ8を備え、符号化制御単位(マクロブロック単位)で符号化を行う。
予測値生成部1は、原画像aと、ローカルメモリ8から供給される符号化済み画像dと、を入力とする。この予測値生成部1は、最も高い符号化性能が期待される予測方法に基づいて、予測値eを生成し、出力する。なお、予測方法としては、例えばイントラ予測やインター予測を用いることができる。
DCT/量子化部2は、原画像aと予測値eとの差分を入力とする。このDCT/量子化部2は、入力される信号に対してDCT処理および量子化処理を施し、量子化されたDCT係数(残差信号)fとして出力する。
逆DCT/逆量子化部3は、量子化されたDCT係数(残差信号)fを入力とする。この逆DCT/逆量子化部3は、入力される信号に対して逆量子化処理および逆DCT処理を施し、逆DCTされた画素信号gとして出力する。
特徴量解析部5は、原画像aと、制御パラメータbと、を入力とする。制御パラメータbには、領域分割数N(Nは、N≧2を満たす整数)と、(N−1)種類の閾値と、が含まれる。この特徴量解析部5は、図2を用いて後述する構成を備えており、原画像aをN種類の領域に分割する。そして、領域分割数Nと、N種類の領域のそれぞれの形状といった情報を含む領域情報と、を含んで構成される領域分割情報hを出力する。
図2は、特徴量解析部5の構成を示すブロック図である。特徴量解析部5は、エッジ強度算出部51、エッジ強度閾値処理部52、およびエッジ強度ベース分割領域生成部53を備える。
エッジ強度算出部51は、原画像aをM個(Mは、M≧Nを満たす整数)の領域に分割し、M個の領域のそれぞれについて、絵柄に関する特徴量として、エッジ強度を算出する。具体的には、M個の領域のそれぞれにおいて、領域内の画素ごとのエッジ強度を算出し、算出したエッジ強度の二乗平均値を算出して、この領域におけるエッジ強度とする。なお、画素ごとのエッジ強度を求める手法としては、例えばSobelフィルタやラプラシアンフィルタを用いる手法を適用することができる。
エッジ強度閾値処理部52は、エッジ強度算出部51により算出されたM個の領域のそれぞれにおけるエッジ強度を、(N−1)種類の閾値を用いてN種類に分類する。
エッジ強度ベース分割領域生成部53は、エッジ強度閾値処理部52による分類結果に基づいて、同一種類に分類されたエッジ強度に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類する。これによれば、エッジ強度閾値処理部52による分類結果に基づいて、原画像aがN種類の領域に分割されることとなる。
図1に戻って、フィルタ係数算出部6は、原画像aと、領域分割情報hと、ローカルデコード画像iと、を入力とする。ここで、ローカルデコード画像iとは、予測値eと、逆DCTされた画素信号gと、の和を取ったもののことであり、局所復号画像のことである。このフィルタ係数算出部6は、領域分割情報hに従って、N種類の領域のそれぞれに対して、各領域内で原画像aとローカルデコード画像iとの二乗誤差が最小となる適応フィルタ係数を算出し、N種類の適応フィルタ係数jを出力する。
適応フィルタ処理部7は、領域分割情報hと、ローカルデコード画像iと、N種類の適応フィルタ係数jと、を入力とする。この適応フィルタ処理部7は、フィルタ処理単位ブロックごとに、N種類の適応フィルタ係数jの中から1つを選択する。これによれば、原画像aを分割するN種類の領域のそれぞれに対して、N種類の適応フィルタ係数jのうち1つずつが割り当てられることとなる。そして、適応フィルタ処理部7は、N種類の領域のそれぞれごとに、割り当てた1つの適応フィルタ係数を用いて、ローカルデコード画像iに対してフィルタ処理を行う。そして、フィルタ処理されたローカルデコード画像、すなわち符号化済み画像dと、N種類の適応フィルタ係数jに関する適否情報kと、を出力する。なお、適否情報kとは、N種類の領域のそれぞれにおいてフィルタ処理を行う際に用いた適応フィルタ係数についての情報のことである。
ローカルメモリ8は、符号化済み画像dを入力とする。このローカルメモリ8は、符号化済み画像dを蓄積し、適宜、予測値生成部1に供給する。
エントロピー符号化部4は、量子化されたDCT係数(残差信号)fと、N種類の適応フィルタ係数jと、適否情報kと、を入力とする。このエントロピー符号化部4は、入力される信号に対してエントロピー符号化を行い、符号化データcとして出力する。この符号化データcには、フレームごとに、このフレームにおいてフィルタ処理に用いられたN種類の適応フィルタ係数jと、このフレームにおいてフレーム処理に用いられた適応フィルタ係数jの種類数Nと、このフレームにおけるフィルタ適用情報と、を含む符号化データ構造で情報が記述される。ここで、フィルタ適用情報とは、N種類の領域のそれぞれにおいてフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数を示す情報のことであるが、本実施形態においては特に、N種類の領域のそれぞれにおいてフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数のみを表す情報のことであり、各領域におけるフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数のインデックス番号が記述されたものを示す。
[動画像符号化装置AAの動作]
図3は、特徴量解析部5、フィルタ係数算出部6、および適応フィルタ処理部7の動作を示すフローチャートである。なお、後述のステップS1〜S4の処理については、ループ内フィルタ処理の際に行われる。
ステップS1において、動画像符号化装置AAは、特徴量解析部5により、原画像aをM個の領域に分割し、ステップS2に処理を移す。
ステップS2において、動画像符号化装置AAは、特徴量解析部5により、M個の領域のそれぞれについてエッジ強度を算出し、ステップS3に処理を移す。
ステップS3において、動画像符号化装置AAは、特徴量解析部5により、M個の領域のそれぞれにおけるエッジ強度を、(N−1)種類の閾値を用いてN種類に分類し、ステップS4に処理を移す。
ステップS4において、動画像符号化装置AAは、特徴量解析部5により、ステップS3におけるエッジ強度の分類結果に基づいて、同一種類に分類したエッジ強度に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類し、ステップS5に処理を移す。これによれば、ステップS3におけるエッジ強度の分類結果に基づいて、原画像aがN種類の領域に分割されることとなる。
ステップS5において、動画像符号化装置AAは、フィルタ係数算出部6により、N種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を算出し、ステップS6に処理を移す。
ステップS6において、動画像符号化装置AAは、適応フィルタ処理部7により、N種類の領域のそれぞれごとに、ステップS5において算出した適応フィルタ係数を用いてフィルタ処理を行い、特徴量解析部5、フィルタ係数算出部6、および適応フィルタ処理部7による処理を終了する。
[動画像復号装置BBの構成]
図4は、本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBの構成を示すブロック図である。動画像復号装置BBは、エントロピー復号部110、予測値生成部111、フィルタ処理部112、およびメモリ113を備え、動画像符号化装置AAにおいて生成された符号化データcを復号する。
エントロピー復号部110は、符号化データcを入力とする。このエントロピー復号部110は、符号化データ構造に従って符号化データcに記述されている内容を解析し、エントロピー復号する。そして、エントロピー復号の結果として得られる、予測情報Bおよび残差信号Cを出力する。
予測値生成部111は、メモリ113から供給されるフィルタ処理された復号済み画像Aと、予測情報Bと、を入力とする。この予測値生成部111は、予測情報Bに基づいて予測方法を決定し、決定した予測方法により、フィルタ処理された復号済み画像Aを用いて予測値Dを生成し、予測値Dを出力する。
フィルタ処理部112は、符号化データcと、フィルタ前復号画像Eと、を入力とする。ここで、フィルタ前復号画像Eとは、残差信号Cと予測値Dとの和を取ったもののことである。このフィルタ処理部112は、符号化データcに含まれる適応フィルタ係数および適否情報に従って、フィルタ前復号画像Eに対してフィルタ処理を行って、フィルタ処理された復号済み画像Aを出力する。
メモリ113は、フィルタ処理された復号済み画像Aを入力とする。このメモリ113は、フィルタ処理された復号済み画像Aを蓄積し、未復号ブロックの復号処理を行う際に適宜、予測値生成部111に供給する。
以上の動画像符号化装置AAによれば、原画像aのエッジ強度に基づいて、原画像aをN種類の領域に分割し、領域ごとに適応フィルタ係数を求める。このため、絵柄に応じて原画像aを分割し、絵柄に適した適応フィルタ係数を分割した領域ごとに求めることができる。したがって、処理量の増加を抑制しつつ絵柄に追従できる適応フィルタ係数を求めることができ、圧縮符号化性能を改善することができる。なお、HD(High Definition)解像度の映像に対して、上述の領域分割数Nを「2」に設定した場合には、H.264に対して15%程度の符号量を削減することができ、上述の非特許文献2に示されている手法を行った場合に対して2%程度の符号量を削減できる場合がある。
また、動画像符号化装置AAは、フレームごとに、このフレームにおいてフィルタ処理に用いられたN種類の適応フィルタ係数jと、このフレームにおいてフレーム処理に用いられた適応フィルタ係数jの種類数Nと、このフレームにおけるフィルタ適用情報と、を含む符号化データ構造の符号化データcを生成することができる。
なお、動画像符号化装置AAは、符号化データcに、フィルタ適用情報として、N種類の領域のそれぞれにおいてフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数のインデックス番号が記述される。このため、符号化データcには、N種類の領域のそれぞれにおいてフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数のみを表す情報が記述され、用いられていない適応フィルタ係数を表す情報については記述されないこととなる。
以上の動画像復号装置BBによれば、適応フィルタ処理部7でフィルタ処理が行われた領域ごとに、すなわちN種類の領域ごとに、同一の適応フィルタ係数を用いて、フィルタ前復号画像Eに対してフィルタ処理を行うことができる。
<第2実施形態>
[動画像符号化装置CCの構成]
本発明の第2実施形態に係る動画像符号化装置CCについて、以下に説明する。動画像符号化装置CCは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAとは、特徴量解析部5の代わりに特徴量解析部5Aを備える点が異なる。なお、動画像符号化装置CCにおいて、動画像符号化装置AAと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5は、特徴量解析部5Aの構成を示すブロック図である。特徴量解析部5Aは、複雑度合い算出部54、複雑度合い閾値処理部55、および複雑度合いベース分割領域生成部56を備える。
複雑度合い算出部54は、原画像aをM個の領域に分割し、M個の領域のそれぞれについて、絵柄に関する特徴量として、画素値の複雑さを算出する。具体的には、M個の領域のそれぞれにおいて、領域内における画素値について複雑さを算出し、この領域における定量的な画素値の複雑さとする。なお、画素値の複雑さを評価する手法としては、例えば画素値の分散値やアクティビティを用いる手法を適用することができる。
複雑度合い閾値処理部55は、複雑度合い算出部54により算出されたM個の領域のそれぞれにおける画素値の複雑さを、(N−1)種類の閾値を用いてN種類に分類する。
複雑度合いベース分割領域生成部56は、複雑度合い閾値処理部55による分類結果に基づいて、同一種類に分類された画素値の複雑さに対応する領域同士を、同一種類の領域として分類する。これによれば、複雑度合い閾値処理部55による分類結果に基づいて、原画像aがN種類の領域に分割されることとなる。
以上の動画像符号化装置CCにおいて生成された符号化データcは、図4に示した本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBにおいて復号することができる。
以上の動画像符号化装置CCによれば、原画像aの画素値の複雑さに基づいて、原画像aをN種類の領域に分割し、領域ごとに適応フィルタ係数を求める。このため、動画像符号化装置AAが奏することのできる効果と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
[動画像符号化装置DDの構成]
本発明の第3実施形態に係る動画像符号化装置DDについて、以下に説明する。動画像符号化装置DDは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAとは、特徴量解析部5の代わりに特徴量解析部5Bを備える点が異なる。なお、動画像符号化装置DDにおいて、動画像符号化装置AAと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図6は、特徴量解析部5Bの構成を示すブロック図である。特徴量解析部5Bは、エッジ方向算出部57、エッジ方向閾値処理部58、およびエッジ方向ベース分割領域生成部59を備える。
エッジ方向算出部57は、原画像aをM個の領域に分割し、M個の領域のそれぞれについて、絵柄に関する特徴量として、エッジ方向を算出する。
具体的には、まず、M個の領域のそれぞれにおいて、水平方向、垂直方向、および水平方向または垂直方向に対して任意の角度の方向について、領域内の画素ごとのエッジ強度を算出する。なお、特定の方向について領域内の画素ごとにエッジ強度を算出する手法としては、例えばSobelフィルタを用いる手法を適用することができる。次に、M個の領域内の画素ごとに、算出したエッジ強度の絶対値が最大となる方向を求め、求めた方向をその画素のエッジ方向とする。
次に、各画素のエッジ方向を用いて、例えば以下の第1手法や第2手法により、M個の領域のそれぞれのエッジ方向を求める。第1手法では、領域内の各画素のエッジ方向を集計し、集計数が最も多いエッジ方向を、この領域のエッジ方向とする。第2手法では、エッジ方向ごとに領域内の各画素のエッジ強度を合計し、合計値が最も大きいエッジ方向を、この領域のエッジ方向とする。
エッジ方向閾値処理部58は、エッジ方向算出部57により算出されたM個の領域のそれぞれのエッジ方向を、(N−1)種類の閾値を用いてN種類に分類する。
エッジ方向ベース分割領域生成部59は、エッジ方向閾値処理部58による分類結果に基づいて、同一種類に分類されたエッジ方向に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類する。これによれば、エッジ方向閾値処理部58による分類結果に基づいて、原画像aがN種類の領域に分割されることとなる。
以上の動画像符号化装置DDにおいて生成された符号化データcは、図4に示した本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBにおいて復号することができる。
以上の動画像符号化装置DDによれば、原画像aのエッジ方向に基づいて、原画像aをN種類の領域に分割し、領域ごとに適応フィルタ係数を求める。このため、動画像符号化装置AAが奏することのできる効果と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
[動画像符号化装置EEの構成]
本発明の第4実施形態に係る動画像符号化装置EEについて、以下に説明する。動画像符号化装置EEは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る動画像符号化装置AAとは、特徴量解析部5に加えて特徴量解析部5Bを備える点が異なる。なお、動画像符号化装置EEにおいて、動画像符号化装置AAと同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
動画像符号化装置EEは、特徴量解析部5および特徴量解析部5Bの双方を備える。このため、原画像aを、特徴量解析部5によりP種類(Pは、P≧2を満たす整数)に分割するとともに、特徴量解析部5BによりQ種類(Qは、Q≧2を満たす整数)に分割することができる。これによれば、原画像aは、P×Q種類の領域に分割されることとなる。
以上の動画像符号化装置EEにおいて生成された符号化データcは、図4に示した本発明の第1実施形態に係る動画像復号装置BBにおいて復号することができる。
以上の動画像符号化装置EEによれば、原画像aのエッジ強度およびエッジ方向に基づいて、原画像aをP×Q種類の領域に分割し、領域ごとに適応フィルタ係数を求める。このため、動画像符号化装置AAが奏することのできる効果と同様の効果を奏することができる。
また、動画像符号化装置EEによれば、原画像aの分割を、原画像aのエッジ強度だけでなく、原画像aのエッジ方向も用いて行う。このため、原画像aのエッジ強度だけを用いて原画像aを分割する動画像符号化装置AAと比べて、絵柄により適した領域に原画像aを分割して、絵柄により適した適応フィルタ係数を分割した領域ごとに求めることができる。したがって、動画像符号化装置AAと比べて、符号量をさらに削減できる場合がある。具体的には、HD(High Definition)解像度の映像に対して、上述のPおよびQを「2」に設定した場合には、上述の非特許文献2に示されている手法を行った場合に対して3%程度の符号量を削減することができる場合がある。
なお、本発明の動画像符号化装置AA、CC、DD、EEの処理や、動画像復号装置BBの処理を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶し、記録媒体に記録されたプログラムを動画像符号化装置AA、CC、DD、EEや、動画像復号装置BBに読み込ませ、実行することによって、本発明を実現できる。
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納した動画像符号化装置AA、CC、DD、EEや動画像復号装置BBから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能を動画像符号化装置AA、CC、DD、EEや動画像復号装置BBにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
例えば、上述の第4実施形態では、特徴量解析部5および特徴量解析部5Bの双方を動画像符号化装置に設けた場合ついて説明したが、これに限らず、特徴量解析部5Aおよび特徴量解析部5Bの双方を動画像符号化装置に設けてもよい。
また、上述の各実施形態では、適応フィルタ処理部7は、フィルタ処理単位ブロックごとに、N種類の適応フィルタ係数jの中から1つを選択するものとした。しかし、これに限らず、例えば、フィルタ処理単位ブロックごとに、N種類の適応フィルタ係数jのそれぞれの適否を制御してもよい。これによれば、原画像aを分割するN種類の領域のそれぞれに対して、複数の適応フィルタ係数を割り当てることができ、割り当てることのできる適応フィルタ係数の組合せは、N種類の領域のそれぞれごとに2のN乗通り存在することとなる。また、符号化データcに記述されるフィルタ適用情報とは、適応フィルタ係数のインデックス番号が記述されたもののことではなく、N種類の適応フィルタ係数jのそれぞれの適否を示すN個の適否フラグ情報が記述されたもののこととなる。適否フラグ情報とは、N種類の領域のそれぞれごとにN個ずつ存在するフラグ情報のことであって、N種類の適応フィルタ係数jのそれぞれごとに各領域におけるフィルタ処理の際に用いられたか否かを表すフラグ情報のことである。このため、符号化データcには、N種類の領域のそれぞれにおいてフィルタ処理に用いられた適応フィルタ係数だけでなく、用いられていない適応フィルタ係数を表す情報についても記述されることとなる。
また、上述の各実施形態では、フレームごとに、エントロピー符号化部4により符号化データcに種々の情報が記述されるものとしたが、これに限らず、例えばスライスごとに記述されるものとしてもよい。
また、上述の各実施形態において、領域分割数Nや上述のM、P、Qは、それぞれ、固定値であってもよいし、フレームごとやスライスごとに設定される可変値であってもよい。
AA、CC、DD、EE・・・動画像符号化装置
BB・・・動画像復号装置
1・・・予測値生成部
2・・・DCT/量子化部
3・・・逆DCT/逆量子化部
4・・・エントロピー符号化部
5、5A、5B・・・特徴量解析部
51・・・エッジ強度算出部
52・・・エッジ強度閾値処理部
53・・・エッジ強度ベース分割領域生成部
54・・・複雑度合い算出部
55・・・複雑度合い閾値処理部
56・・・複雑度合いベース分割領域生成部
57・・・エッジ方向算出部
58・・・エッジ方向閾値処理部
59・・・エッジ方向ベース分割領域生成部
6・・・フィルタ係数算出部
7・・・適応フィルタ処理部
8・・・ローカルメモリ
110・・・エントロピー復号部
111・・・予測値生成部
112・・・フィルタ処理部
113・・・メモリ

Claims (12)

  1. 符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化装置であって、
    符号化する画像の特徴量に基づいて、当該画像を複数種類の領域に分割する特徴量解析手段と、
    前記複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求めるフィルタ係数算出手段と、
    前記複数種類の領域のそれぞれごとに、前記フィルタ係数算出手段により求められた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像に対してフィルタ処理を行う適応フィルタ処理手段と、
    前記フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数と、当該全ての適応フィルタ係数のうち前記適応フィルタ処理手段で用いられたものを前記領域ごとに示すフィルタ適用情報と、を含む符号化データを生成する符号化データ生成手段と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 請求項1に記載の動画像符号化装置において、
    前記特徴量解析手段は、
    符号化する画像を、予め定められた複数の領域に分割し、
    前記複数の領域のそれぞれについて、特徴解析により特徴量を求め、
    前記特徴量を複数種類に分類し、
    同一種類に分類した特徴量に対応する領域同士を、同一種類の領域として分類し、
    分類した複数種類の領域に、前記画像を分割することを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 請求項2に記載の動画像符号化装置において、
    前記特徴量解析手段は、
    前記予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、前記特徴量としてエッジ強度を求めるエッジ強度算出手段と、
    前記エッジ強度算出手段により求められたエッジ強度を、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類するエッジ強度閾値処理手段と、
    前記エッジ強度閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類に分類するエッジ強度ベース分割領域生成手段と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  4. 請求項2に記載の動画像符号化装置において、
    前記特徴量解析手段は、
    前記予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、前記特徴量として画素値の複雑さを求める複雑度合い算出手段と、
    前記複雑度合い算出手段により求められた画素値の複雑さを、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類する複雑度合い閾値処理手段と、
    前記複雑度合い閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類に分類する複雑度合いベース分割領域生成手段と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  5. 請求項2に記載の動画像符号化装置において、
    前記特徴量解析手段は、
    前記予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、前記特徴量としてエッジ方向を求めるエッジ方向算出手段と、
    前記エッジ方向算出手段により求められたエッジ方向を、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類するエッジ方向閾値処理手段と、
    前記エッジ方向閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類に分類するエッジ方向ベース分割領域生成手段と、を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  6. 請求項3または4に記載の動画像符号化装置において、
    前記特徴量解析手段は、
    前記予め定められた複数の領域のそれぞれごとに、前記特徴量としてエッジ方向を求めるエッジ方向算出手段と、
    前記エッジ方向算出手段により求められたエッジ方向を、複数種類の閾値を用いて複数種類に分類するエッジ方向閾値処理手段と、
    前記エッジ方向閾値処理手段による分類結果に基づいて、前記画像を複数種類に分類するエッジ方向ベース分割領域生成手段と、をさらに備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の動画像符号化装置において、
    前記符号化データ生成手段は、各フレームに対する設定値として、当該フレームにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数と、当該フレームにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数の種類数と、当該フレームにおける前記フィルタ適用情報と、を含む符号化データ構造の符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の動画像符号化装置において、
    前記符号化データ生成手段は、前記フィルタ適用情報として、前記複数種類の領域のそれぞれにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられた適応フィルタ係数のみを表す識別情報を用いて、前記符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置。
  9. 請求項1から7のいずれかに記載の動画像符号化装置において、
    前記符号化データ生成手段は、前記フィルタ適用情報として、前記フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数のそれぞれごとに前記複数種類の領域のそれぞれにおいて前記適応フィルタ処理手段で用いられたか否かを表す適否フラグ情報を用いて、前記符号化データを生成することを特徴とする動画像符号化装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の動画像符号化装置において生成された符号化データを復号する動画像復号装置であって、
    前記符号化データを復号して、前記フィルタ係数算出手段により求められた全ての適応フィルタ係数と、前記フィルタ適用情報と、を求める復号手段と、
    前記復号手段により求められた前記全ての適応フィルタ係数および前記フィルタ適用情報に基づいて、復号画像に対してフィルタ処理を行うフィルタ処理手段と、を備えることを特徴とする動画像復号装置。
  11. 符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化方法であって、
    符号化する画像の特徴量に基づいて、当該画像を複数種類の領域に分割する第1のステップと、
    前記複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求める第2のステップと、
    前記複数種類の領域のそれぞれごとに、前記第2のステップにおいて求めた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像に対してフィルタ処理を行う第3のステップと、
    前記第2のステップにおいて求めた全ての適応フィルタ係数と、当該全ての適応フィルタ係数のうち前記第3のステップにおいて用いたものを前記領域ごとに示すフィルタ適用情報と、を含む符号化データを生成する第4のステップと、を備えることを特徴とする動画像符号化方法。
  12. 符号化処理において、適応フィルタ処理を許容し、フィルタ処理単位ブロックごとにフィルタ処理を制御する動画像符号化方法を、コンピュータに実行させるためにプログラムであって、
    符号化する画像の特徴量に基づいて、当該画像を複数種類の領域に分割する第1のステップと、
    前記複数種類の領域のそれぞれに対して、適応フィルタ係数を求める第2のステップと、
    前記複数種類の領域のそれぞれごとに、前記第2のステップにおいて求めた適応フィルタ係数を用いて、局所復号画像に対してフィルタ処理を行う第3のステップと、
    前記第2のステップにおいて求めた全ての適応フィルタ係数と、当該全ての適応フィルタ係数のうち前記第3のステップにおいて用いたものを前記領域ごとに示すフィルタ適用情報と、を含む符号化データを生成する第4のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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