JP2012151796A - 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置と画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】冗長に広いサーチ範囲を設定することなく動きベクトルを算出できるようにする。
【解決手段】ローカル動きベクトル算出部17は、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内でターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出してターゲットブロックの動きベクトル(ローカル動きベクトル)を算出する。グローバル動きベクトル算出部18は、ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎のローカル動きベクトルから、ターゲット画像とリファレンス画像間の動きベクトルを算出する。予測動きベクトル設定部19は、ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルを設定する。サーチ範囲は、ターゲットブロックの位置と予測動きベクトルに基づいてリファレンス画像上に設定する。
【選択図】 図4

Description

この技術は、画像処理装置と画像処理方法およびプログラムに関する。詳しくは、連続して撮像された画像間の動きベクトルを算出する際に、サーチ範囲を最適化できるようにする。
従来、撮像装置の撮像方向を移動しながら撮像を行うことにより得られた複数枚の撮像画像から例えば短冊状に画像を切り出して繋ぎ合わせることで1枚の広角画像(パノラマ画像)を生成することが行われている。また、撮像画像間の動きベクトルを算出して、算出した動きベクトルに基づき、繋ぎ合わせ部分の画像が連続した画像となるように切り出し領域を設定することが行われている。
図1は、従来の動作を説明するための図であり、撮像装置の撮像方向を移動しながら撮像を行うことにより得られた時刻t-3から時刻tまでの4枚の撮像画像の位置関係を示している。
時刻t-1の画像(リファレンス画像)と、時刻tの画像(ターゲット画像とする)との画像間の動きベクトル(以下「グローバル動きベクトル」という)を求める場合、リファレンス画像の中心から上下左右等距離の範囲をサーチ範囲とする。このサーチ範囲内でリファレンス画像とのマッチング度合いを判別して、マッチング度合いが最も高い場所となる動きベクトルをグローバル動きベクトルとする。グローバル動きベクトルの算出において、ターゲット画像全体とリファレンス画像全体を直接マッチングする場合、マッチングの取れる画像領域は、画像の一部のみであり、グローバル動きベクトルを精度よく算出することができない。したがって、例えば特許文献1のように、画像を幾つかの細かいブロックに分割して、ブロック毎の動きベクトル(以下「ローカル動きベクトル」という)を算出したのち、それらを統合的に処理してグローバル動きベクトルを算出することが行われている。
図2は、ブロックとローカル動きベクトルの関係を示している。ターゲット画像とリファレンス画像の関係を絶対座標基準で表すと図2の(A)に示す位置関係になり、画像基準で表すと図2の(B),(C)のようになる。
ターゲット画像上にローカル動きベクトルを算出するターゲットブロックを設定したとき、従来技術では、リファレンス画像上の同一位置を中心として、上下左右が等距離であるサーチ範囲を設けている。このサーチ範囲内において、ターゲットブロックとリファレンス画像とのマッチングを順次行い、最も相関の高い位置が最適マッチング位置とターゲットブロックの位置との相対座標がローカル動きベクトルを示すことになる。
ターゲットブロックの設定は、全画面を単純に等間隔に分割した各領域でもよく、重複を許した分割領域でもよい。また、予めエッジ情報等から特徴点を抽出し、それらを含む限定箇所のみを対象ブロックとしてもよい。なお、図2の(C)のようにサーチ範囲を設定しても、マッチング対象の画像が存在しない領域は意味がない。したがって、実際には図3の(B)に示すようにサーチ範囲が設定される。
また、ターゲット画像とリファレンス画像は、共通画像領域(図2,図3の斜線で示す領域)にのみ一致する画像が存在する。したがって、全ブロックのローカル動きベクトルのうち、共通画像領域に属するもののみを、マッチング度合い等の信頼性情報から抽出する。さらに、抽出された信頼度の高い1つまたは複数のローカル動きベクトルを統合的に処理することにより、グローバル動きベクトルを算出する。このようにして得られたグローバル動きベクトルに基づきターゲット画像をずらして、リファレンス画像と繋ぎ合わせることで、繋ぎ部分の画像が連続している広角画像を生成することができる。なお、ローカル動きベクトルからグローバル動きベクトルを算出する手法としては、例えばアフィン変換とRANSAC(Random Sample Consensus)アルゴリズムを組み合わせた方法等が広く知られている。
特開2009−219082号公報
ところで、リファレンス画像上におけるターゲットブロックと同一位置を中心として、上下左右が等距離のサーチ範囲を設定する場合、本来得たい移動量をカバーしようとするためには、サーチ範囲として広い領域を設定しなければならない。しかし、サーチ範囲を広くするためにはハードウェアの規模を大きくしなければならず、処理時間も増加してしまう。また、処理時間が増加するとフレームレートを低下させなければならず、フレームレートが低いと、フレーム間の移動量が大きくなってしまうことから、サーチ範囲をさらに広くしなければならない。また、フレーム間の移動量が大きく時間的に離れているため、画像を繋ぎ合わした場合、繋ぎ合わせ部分の画像が滑らかでなくなってしまうおそれもある。
したがって、広角画像の画質を優先させる場合は、撮像装置の撮像方向を動かす速度(例えば撮像装置のスイング速度や平行移動速度等)を制限しなければならない。また、一定以上の速度を可能とすることによりユーザビリティを優先させる場合は、広角画像の画質劣化を許容しなければならない。
そこで、この技術では、冗長に広いサーチ範囲を設定することなく動きベクトルを算出できる画像処理装置と画像処理方法を提供することを目的とする。
この技術の第1の側面は、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内で前記ターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出して前記ターゲットブロックの動きベクトルを算出する第1の動きベクトル算出部と、前記ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、前記ターゲット画像と前記リファレンス画像間の動きベクトルを算出する第2の動きベクトル算出部と、前記ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルを設定する予測動きベクトル設定部とを有し、前記第1の動きベクトル算出部は、前記ターゲットブロックの位置と前記予測動きベクトルに基づいて、前記リファレンス画像上に前記サーチ範囲内を設定する画像処理装置にある。
この技術においては、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内でターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出してターゲットブロックの動きベクトルが算出される。また、ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、ターゲット画像とリファレンス画像間の動きベクトルが算出される。また、ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている例えば1フレーム前の動きベクトルまたは2つ以上の動きベクトル、またはこの動きベクトルを用いた線形予測結果に、関数値をオフセット成分として加えて予測動きベクトルが設定される。関数値は、撮像方向を移動させる動きを近似した関数の関数値であり、一定値、時間に対する変化が直線的である関数の関数値、時間に対する変化が放物線状となる関数の関数値等が用いられる。また、ユーザ操作に応じた操作信号に基づき関数値の初期値の符号が設定される。さらに、角速度と加速度および磁気の少なくともいずれかを検出する動き検出センサが設けられている場合、動き検出センサのセンサ出力を用いて予測動きベクトルの設定が行われる。このようにして設定された予測動きベクトルに基づき、ターゲット画像上におけるターゲットブロックの位置に相当するリファレンス画像上のブロック位置が移動されて、相関が最大となるブロック位置を基準としてサーチ範囲が設定される。
この技術の第2の側面は、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内で前記ターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出して前記ターゲットブロックの動きベクトルを算出する工程と、前記ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、前記ターゲット画像と前記リファレンス画像間の動きベクトルを算出する工程と、前記ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルの設定を行う工程とを含み、前記サーチ範囲は、前記ターゲットブロックの位置と前記予測動きベクトルに基づいて、前記リファレンス画像上に設定する画像処理方法にある。
この技術の第3の側面は、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内で前記ターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出して前記ターゲットブロックの動きベクトルを算出する手順と、前記ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、前記ターゲット画像と前記リファレンス画像間の動きベクトルを算出する手順と、前記ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルの設定を行う手順と、前記ターゲットブロックの位置と前記予測動きベクトルに基づいて、前記リファレンス画像上に前記サーチ範囲を設定する手順とをコンピュータで実行させるプログラムにある。
なお、本技術のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
この技術によれば、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて動きベクトルを算出する場合、ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルが設定される。さらに、ターゲットブロックの位置と予測動きベクトルに基づいて、リファレンス画像上にサーチ範囲内が設定される。したがって、冗長に広いサーチ範囲を設定する必要がなく、ハードウェア規模を拡大しなくともターゲットブロックの動きベクトルを速やかに算出できる。
従来の動作を説明するための図である。 ブロックとローカル動きベクトルの関係を示す図である。 実際に設定されるサーチ範囲を示す図である。 画像処理装置を撮像装置に適用した場合の構成を例示した図である。 サーチ範囲設定動作を絶対座標基準で示した図である。 サーチ範囲設定動作を示す図である。 フレーム間の動きベクトルの変化量を人毎に示した図である。 スイング方向の垂直成分の予測のイメージを示す図である。 第1の予測動きベクトル設定動作におけるオフセット成分を示す図である。 第2の予測動きベクトル設定動作におけるオフセット成分を示す図である。 撮像装置の動作を示すフローチャート(その1)である。 撮像装置の動作を示すフローチャート(その2)である。
以下、本技術について説明する。本技術では、時間的に連続した2枚の画像間の動きベクトル(グローバル動きベクトル)を算出するために画像間でマッチング処理を行う場合に、サーチ範囲の設定を適正化することで、効率的な動きベクトルの算出を行えるようにする。なお、本技術の説明は以下の順序で行う。また、撮像装置をスイングさせることで撮像方向の移動を行う場合について説明する。
1.撮像装置の構成
2.サーチ範囲設定動作
2−1.第1の予測動きベクトル設定動作
2−2.第2の予測動きベクトル設定動作
2−3.第3の予測動きベクトル設定動作
3.広角画像生成動作
<1.撮像装置の構成>
図4は、本技術の画像処理装置を撮像装置に適用した場合の構成を例示している。撮像装置10は、撮像光学系11、撮像部12、タイミング信号生成部(TG部)13、前処理部14、画像処理部15、メモリ部16、ローカル動きベクトル算出部17、グローバル動きベクトル算出部18、予測動きベクトル設定部19、画像合成部20、記録部21、解像度変換部22、表示部23、制御部25、入力部26を有している。また、撮像装置10では、バス29を介して、画像処理部15、メモリ部16、ローカル動きベクトル算出部17、予測動きベクトル設定部19、画像合成部20、記録部21、解像度変換部22、および制御部25が接続されている。なお、撮像装置10には、動き検出センサ27を設けてもよい。
撮像光学系11は、レンズを主体として構成されており、図示しない被写体の光学像を撮像部12の受光面に結像させる。
撮像部12は、CMOSやCCD等の固体撮像素子を用いて構成されている。また撮像部12は、タイミング信号生成部13が接続されている。撮像部12は、タイミング信号生成部13で生成されたタイミング信号に基づき撮像素子を駆動して、撮像光学系11によって受光面に結像された光学像に応じた撮像信号を生成して前処理部14に出力する。
前処理部14は、撮像部12から出力されたアナログの撮像信号に対して相関二重サンプリング処理(CDS)、アナログ増幅処理等を行い、処理後の撮像信号をA/D変換処理して画像処理部15に出力する。
画像処理部15は、前処理部14から出力された画像データに対して、カメラ信号処理や種々の補正処理、画像データを所定の方式の信号例えば輝度データと色差データに変換する。画像処理部15で種々の画像処理を行うことにより得られた画像データは、メモリ部16に記憶される。
メモリ部16は、撮像画像や広角画像を一時記憶するためのワーキングメモリとして用いられる。メモリ部16は、画像処理部15から出力された画像データや後述する画像合成部20で合成処理が行われた画像データを記憶する。
ローカル動きベクトル算出部17は、第1の動きベクトル算出部であり、ターゲット画像とリファレンス画像との間で、ターゲットブロック毎にマッチング処理を順次行って、ターゲットブロック毎に動きベクトルを算出する。なお、以下の説明では、ターゲットブロック毎に算出した動きベクトルをローカル動きベクトルという。
ローカル動きベクトル算出部17は、後述する予測動きベクトル設定部19で設定された予測動きベクトルに基づいて、ターゲット画像上におけるターゲットブロックの位置に相当するリファレンス画像上のブロック位置を移動させる。ローカル動きベクトル算出部17は、移動後のブロック位置を基準としてサーチ範囲を設定して、サーチ範囲内でターゲットブロックとのマッチング処理を行う。さらに、ローカル動きベクトル算出部17は、マッチング処理においてターゲットブロックとの相関が最大となるサーチ範囲内のブロック位置を検出して、検出したブロック位置とターゲットブロックの位置からローカル動きベクトルを算出する。
グローバル動きベクトル算出部18は、第2の動きベクトル算出部であり、時間的に連続した2枚の画像間の動きベクトルを算出する。なお、以下の説明では、画像間で算出した動きベクトルをグローバル動きベクトルという。
グローバル動きベクトル算出部18は、ローカル動きベクトル算出部17で算出されたローカル動きベクトルに基づいてグローバル動きベクトルを算出する。例えば、ターゲットフレームについて求めた複数個のローカル動きベクトルのすべてを、同じ重みで用いてグローバル動きベクトルを算出する。また、引用文献1のように、ターゲットフレームについての複数個のローカル動きベクトルのそれぞれの信頼性指標値を算出して、この信頼性指標値を正規化して、例えば0以上、1以下の重み係数をそれぞれのローカル動きベクトルに対して設定する。さらに、各ローカル動きベクトルについて設定した重み係数に応じて重み付けを行い、重み付け後のローカル動きベクトルからグローバル動きベクトルを算出してもよい。なお、グローバル動きベクトルの演算負荷を軽くするため、正規化した信頼性指標値と閾値を比較して重み係数を2値化して用いるようにしてもよい。
予測動きベクトル設定部19は、ターゲット画像よりも過去の画像間で検出されているグローバル動きベクトルを用いて予測動きベクトルの設定を行う。また、予測動きベクトル設定部19は、グローバル動きベクトルだけでなく関数値をオフセット成分として加えて予測動きベクトルの設定を行うようにしてもよい。この場合、予測動きベクトル設定部19は、撮像装置10のスイング動作を近似した関数の関数値を用いる。予測動きベクトル設定部19は、設定した予測動きベクトルをローカル動きベクトル算出部17に通知する。
画像合成部20は、広角画像の生成に用いる部分画像を決定して、この部分画像を繋ぎ合わせて広角画像を生成する。画像合成部20は、部分画像の決定において、繋ぎ合わせ部分の画像が連続した画像となるように、クローバル動きベクトルに基づき部分画像として用いる画像領域を設定する。また、画像合成部20は、部分画像を繋ぎ合わせて広角画像を生成する画像合成において、例えばメモリ部16に広角画像の画像データが所定の順序で記録された状態となるように、部分画像の画像データの書き込み位置を制御する。
記録部21は、メモリ部16に記憶されている広角画像の画像データをメモリカード等の記録媒体に記録する。
解像度変換部22は、メモリ部16に記憶されている画像、または記録部21に記録されている画像を、表示部23の解像度に合わせた画像データとする解像度変換を行う。
表示部23は、液晶表示素子や有機EL表示素子等を用いて構成されている。表示部23は、解像度変換部22から供給された画像データに基づいて撮像画像や広角画像を表示する。また、表示部23では、カメラスルー画の表示、撮像装置の設定や操作に関するメニュー表示等も行う。
制御部25には入力部26が接続されている。入力部26は、ユーザからの操作入力を受け付けるものであり、電源スイッチやシャッターキー、ズームキー等の各種の操作キー、メニュー表示やメニュー項目の選択および各種設定を行うための操作キー等が設けられている。入力部26は、ユーザ操作に応じた操作信号を制御部25に出力する。
制御部25は、マイクロコンピュータ等を用いて構成されており、記憶しているプログラムを実行して、撮像装置10の動作がユーザ操作に応じた動作となるように各部を制御する。さらに、予測動きベクトル設定部19でグローバル動きベクトルと関数値を用いて予測動きベクトルの設定を行う場合、制御部25は関数値設定部としての動作を行い、関数値を生成して予測動きベクトル設定部19に供給する。
<2.サーチ範囲設定動作>
撮像装置10は、時間的に連続した2枚の画像間の動きベクトルであるグローバル動きベクトルを得るため、ブロック単位のマッチング処理を行い、ローカル動きベクトルを算出する。また、マッチング処理では、予測動きベクトルを用いることでサーチ範囲の設定を最適化して、効率的なローカル動きベクトルの算出を行う。
図5は、サーチ範囲設定動作を絶対座標基準で示している。撮像装置10は、例えば、既知の情報である過去に算出された画像間の動きベクトルの1つまたは2つ以上を用いて予測動きベクトルを設定する。また、撮像装置10は、予測動きベクトルに基づきサーチ範囲を設定することで、サーチ範囲を従来よりも狭い領域としてもローカル動きベクトルを検出できるようにする。すなわち、撮像装置10は、冗長に広い範囲をサーチ範囲とすることなく動きベクトルを検出できるようにすることで、処理速度の向上および高解像度画像における大きい移動ベクトルの検出を可能とする。撮像装置10は、具体的には図6に示すように、画像基準でターゲットブロックの位置を、予測動きベクトルに応じて移動して、リファレンス画像上における移動後の位置を基準とした上下左右が等距離の範囲をサーチ範囲に設定する。また、予測動きベクトルの誤差の偏りが既知の場合には、偏りに応じてサーチ範囲を移動させる。
<2−1.第1の予測動きベクトル設定動作>
次に、第1の予測動きベクトル設定動作について説明する。過去の値から将来の値を予測する手法としては、種々のアルゴリズムが用いられており、最も典型的に用いられるアルゴリズムが線形予測である。
式(1)は、線形予測を示す式である。ここで、時刻を「t」(なおtの単位はフレーム数とする)、事前に観測された過去の動きベクトルを「x(t)」、予測係数を「ai」とすると、式(1)から時刻tにおける予測動きベクトルv(t)を算出できる。

なお、スイング動作開始時を「t=0」とした場合、スイング動作開始前「t<0」のベクトル値は「x(t)=0」とする。
ここで、広角画像の生成において、ユーザは意図的にカメラをスイング動作するのに対して、システムで想定するフレームレートは5〜15フレーム/秒程度である。したがって、予測すべき対象の時間周波数成分と、サンプリングの時間間隔との乖離が大きく、予測が成り立たないおそれがある。また、予測を必要とする対象が例えば振り始めの期間でありスイング速度のブレが大きいと、過去のサンプルも殆ど得られていないことから、線形予測の有効性を活かせない。
したがって、撮像装置10で高いフレームレートで動きベクトルの算出が可能であり、撮像装置10のスイング動作が等速である場合、予測動きベクトル設定部19は、式(1)に示す線形予測を用いることで精度よく予測動きベクトルを設定できる。
ところで、広角画像を生成するためのスイング動作は、一般的に、振り始めの期間におけるフレーム間のグローバル動きベクトルの変化量が大きく、人の違いによってもフレーム間の動きベクトルの変化量が相違する。図7は、振り始めの期間におけるフレーム間のグローバル動きベクトルの変化を、スイング動作を行った人毎に示している。この図7で明らかなように、振り始めの期間におけるフレーム間のグローバル動きベクトルの変化が大きく、人の違いによるバラツキが大きいことも明らかである。
そこで、予測動きベクトル設定部19は、画像間の動きベクトルに関数値をオフセット成分として加えて予測動きベクトルを設定する。例えば式(1)に示す線形予測に対して、式(2)に示すように時刻tのみに依存する関数f(t)を加えて、さらに線形予測のフレーム数pを「1」,予測係数aiを「−1」とした式(3)を用いて予測動きベクトルv(t)の設定を行う。
また、撮像装置10のスイング方向に対して垂直な成分の動きベクトルw(t)は式(4)もしくは式(5)を用いて算出する。なお、事前に観測された過去のグローバル動きベクトルを「y(t)」とする。なお、スイング方向に垂直な成分は殆ど「0」であり、スイング方向に比べて狭いサーチ範囲で十分カバーできる。なおスイング開始前「t<0」のベクトル値は「y(t)=0」とする。
w(t)=y(t−1) ・・・(4)
w(t)=0 ・・・(5)
このように、スイング方向に垂直な成分が殆ど「0」である場合、式(3)によるスイング方向の予測と、式(5)によるスイング方向の垂直成分の予測のイメージは、図8に示すようになる。すなわち、予測動きベクトル(v(t),w(t))は、直前のフレームで観測されたグローバル動きベクトル(x(t-1),y(t-1))に、スイング方向のみのf(t)によるオフセット成分を付加することになる。
図9は、前値に対する予測のオフセット成分を例示している。図9の(A)は、ユーザが撮像装置のスイングを開始したときの一般的な特性を示している。シャッターを押してからスイング動作を開始するものと仮定すると、一般的に撮像装置をスイングする動作は、速度「0」からスタートした後、ある速度まで急速に上昇し、その後一定速を維持したのち、比較的緩やかに速度が低下するものと想像できる。つまり、振り始めの期間におけるオフセット成分f(t)は、ある高い値からスタートして、滑らかに「0」に漸近する形状が予想されて、図9の(A)に示す特性となる。
したがって、制御部25は、図9の(A)の特性であるスイング動作を近似した関数、例えば時間に対する変化が直線的である関数で近似させた図9の(B)に示す特性で、時間の経過に対応するオフセット成分f(t)を算出する。また、制御部25は、図9の(A)の特性であるスイング動作を近似した関数、例えば時間に対する変化が放物線状となる関数で近似させた図9の(C)に示す特性で、時間の経過に対応するオフセット成分f(t)を算出してもよい。このようにして、制御部25は関数値の算出を行い、予測動きベクトル設定部19は、過去の画像間で算出されているグローバル動きベクトルと時間に対する変化が直線的である関数または時間に対する変化が放物線状となる関数の関数値を用いて、予測動きベクトルを設定する。また、予測動きベクトル設定部19は、過去の画像間で算出されているグローバル動きベクトルの1つまたは2つ以上を用いて線形予測を行う。なお、予測動きベクトル設定部19は、図9の(A)の特性を直線で近似して算出すれば、演算コストを低く抑えることができる。
さらに、時刻t=0におけるオフセット成分f(t)の初期値、すなわちf(0)は、スイング方向によって異なる値となる。例えばスイング方向が逆である場合、初期値の符号が逆となる。したがって、予めスイング方向をユーザに選択させる、またはジャイロ等のセンサによりスイング方向を感知すれば、スイング方向に対応させて初期値の符号を設定できる。なお、時刻t=0におけるオフセット成分f(t)の値は、実験等によって予め最適値を求めておけばよい。
<2−2.第2の予測動きベクトル設定動作>
第1の予測動きベクトル設定動作では、過去のグローバル動きベクトルと振り始めからの経過時間に基づく関数値を用いて現フレームの予測動きベクトルを算出する方法について説明した。次に第2の予測動きベクトル設定動作では、式(3)よりも簡略化した式(6)を用いる方法について説明する。
v(t)=f+x(t−1) ・・・(6)
式(6)では、前値に対して常に固定値(一定の関数値に相当)をオフセット成分として付加している。例えば、式(3)において時刻(0)の値を、固定値のオフセット成分とする。
図10は、オフセット成分が固定値となる場合、例えば、図10の(A)は、スイング動作が等速度運動である場合を示している。等速度運動を近似する場合、制御部25は、オフセット成分を時間によらず常に「0」とする。また、図10の(B)は、スイング動作が等加速度運動である場合を示している。等加速度運動を近似する場合、制御部25は、オフセット成分を「0」でない一定値とする。
なお、予測動きベクトル設定部19は、過去の画像間で算出されているグローバル動きベクトルの1つを用いて線形予測を行う。また、予測動きベクトル設定部19は、過去の画像間で算出されているグローバル動きベクトルの2つ以上を用いて線形予測を行ってもよい。
時刻t=0におけるオフセット成分f(t)の初期値、すなわちf(0)は、第1のサーチ範囲設定動作と同様に、予めスイング方向をユーザに選択させる。または、ジャイロ等のセンサによりスイング方向を感知して、スイング方向に対応させて初期値の符号を設定できる。また、時刻t=0におけるオフセット成分f(t)の値は、実験等によって予め最適値を求めておく。さらに、式(6)から前値を削除した式(7)を用いることもできる。
v(t)=f ・・・(7)
このようにして予測動きベクトルを設定すれば、第1の予測動きベクトル設定動作に比べて、予測動きベクトルの算出を容易に行うことができる。
<2−3.第3の予測動きベクトル設定動作>
第1の予測動きベクトル設定動作と第2の予測動きベクトル設定動作では、撮像装置10で生成された画像を用いて予測動きベクトルを算出する方法について説明した。しかし、予測動きベクトルは画像を用いて算出する場合に限られない。例えば、撮像装置10に動きを検出する動き検出センサ27を設けた場合、予測動きベクトル設定部19は、動き検出センサ27で検出された動きに基づいて効率的に予測動きベクトルを設定することが可能となる。
動き検出センサ27としては、ジャイロ(角速度センサ)、加速度センサ、および電子コンパス(磁気センサ)のいずれか、またはそれらを組み合わせて用いる。動き検出センサ27による動き検出のサンプリングレートは、画像のフレームレートの時刻tに依存しないため、引数としては、フレームレートと異なる時刻uを用いる。
式(8)〜式(10)は、動き検出センサ27で検出された動きに基づくオフセット成分g(u)を用いて予測動きベクトルv(t)を算出する式である。なお、式(8)は、式(2)に示す線形予測と動き検出センサ27を組み合わせて用いた場合を示している。式(9)は、式(3)における時刻tのみに依存する関数f(t)を動き検出センサ27の動き検出結果で置き換えた場合に相当する。さらに、式(10)は動き検出センサ27の動き検出結果のみに基づく場合に相当する。
このように、動き検出センサ27を用いる場合、スイング動作に限らない任意のカメラ移動に対するフレキシブルな予測が可能なる。また、前値の存在しない時刻t=0における予測等も可能となる。なお、動き検出センサ27は、撮像装置10で手振れ補正等を行うために設けられている動き検出センサを利用してもよい。
<3.広角画像生成動作>
図11,図12は、予測動きベクトルに基づいてサーチ範囲を設定してローカル動きベクトルの算出を行い、算出したローカル動きベクトルに基づくグローバル動きベクトルを用いて部分画像を設定して広角画像を生成する場合の撮像装置10の動作を示している。
ステップST1で撮像装置10は、スイング開始フラグをリセットする。撮像装置10の制御部25は、スイング動作の開始を示すスイング開始フラグをリセットしてステップST2に進む。
ステップST2で撮像装置10は、入力画像を取得する。撮像装置10の撮像部12は、撮像画像の生成を行いステップST3に進む。
ステップST3で撮像装置10は、予測動きベクトルを設定する。撮像装置10の予測動きベクトル設定部19は、過去の画像間で算出されているグローバル動きベクトルや、グローバル動きベクトルと関数値を用いて予測動きベクトルの設定を行いステップST4に進む。
ステップST4で撮像装置10は、サーチ範囲を決定する。撮像装置10のローカル動きベクトル算出部17は、ターゲット画像上におけるターゲットブロックの位置に相当するリファレンス画像上の位置を、ステップST3で設定された予測動きベクトルに基づいて移動させる。また、ローカル動きベクトル算出部17は、移動後の位置を基準としてサーチ範囲を決定してステップST5に進む。
ステップST5で撮像装置10は、ローカル動きベクトルを算出する。撮像装置10のローカル動きベクトル算出部17は、ターゲット画像上におけるターゲットブロックの画像と、リファレンス画像上のサーチ範囲の画像でマッチング処理を行い、相関の最も高い位置を検出して、ターゲットブロックの動きベクトルを算出する。また、ローカル動きベクトル算出部17は、ターゲット画像上におけるターゲットブロック毎にローカル動きベクトルを算出してステップST6に進む。
ステップST6で撮像装置10は、グローバル動きベクトルの算出を行う。撮像装置10のグローバル動きベクトル算出部18は、ターゲットブロック毎に算出されたローカル動きベクトルからターゲット画像とリファレンス画像間の動きベクトルであるグローバル動きベクトルを算出してステップST7に進む。
ステップST7で撮像装置10は、スイング開始であるか判別する。撮像装置10の制御部25は、スイング動作が開始されたか否か判別して、動作が開始されたと判別した場合にはステップST8に進み、スイング動作が開始されていないと判別した場合にはステップST10に進む。なお、スイング動作の開始は、例えば動き検出センサによって撮像装置10の動き検出を行い、動き検出結果に基づいて判別する。また、シャッター操作が行われてから所定期間が経過した場合にスイング動作の開始と判別することもできる。
ステップST8で撮像装置10は、算出されたグローバル動きベクトルが閾値を超えているか判別する。撮像装置10の制御部25は、グローバル動きベクトルが閾値を超えていないときはステップST2に戻り、グローバル動きベクトルが閾値を超えている場合にはステップST9に進む。すなわち、制御部25は、スイング動作が行われて画像間のグローバル動きベクトルが閾値を超えたとき、スイング動作が実際に行われたと判別してステップST9に進む。
ステップST9で撮像装置10は、スイング動作開始フラグをセットする。撮像装置10の制御部25は、スイング動作の開始を示すスイング開始フラグをセットしてステップST10に進む。
ステップST10で撮像装置10は、グローバル動きベクトルを保存する。撮像装置10の制御部25は、予測動きベクトル設定部19で予測動きベクトルを設定できるように、算出されているグローバル動きベクトルを保存してステップST11に進む。なお、グローバル動きベクトルは、予測動きベクトル設定部19に保存させてもよく、メモリ部16等に保存させるようにしてもよい。
ステップST11で撮像装置10は、エラーが発生しているか判別する。撮像装置10の制御部25は、算出されたローカル動きベクトルまたはグローバル動きベクトルの信頼性や、動き検出センサの動き検出結果によって、広角画像の生成でエラーが発生しているか否かを判別する。制御部25は、エラーが発生していない場合ステップST12に進み、エラーが発生した場合ステップST15に進む。
ステップST12で撮像装置10は、動作終了であるか判別する。撮像装置10の制御部25は、動作終了である場合にはステップST13に進む。例えば、制御部25は、シャッター押し下げ操作が終了された場合、始めてグローバル動きベクトルが所定値を下回った場合、想定される広角画像のサイズが所定サイズを超える場合等のいずれかとなった場合にはステップST13に進む。また、制御部25は、動作終了でない場合にはステップST2に戻る。
ステップST13で撮像装置10は、画像合成処理を行う。撮像装置10の画像合成部20は、算出されたグローバル動きベクトルに基づき、部分画像を繋ぎ合わせたときに繋ぎ部分が連続するように部分画像の領域を設定する。さらに、画像合成部20は、既に生成されている画像または部分画像が2番目の部分画像であるときは最初の部分画像に対して、設定した部分画像の領域の画像を繋ぎ合わせる合成処理を行い広角画像を生成してステップST14に進む。
ステップST14で撮像装置10は、画像を保存する。撮像装置10は、生成した広角画像をメモリ部に記憶させて処理を終了する。
ステップST15で撮像装置10は、エラーメッセージ表示を行う。撮像装置10は、発生したエラーに関するメッセージを、例えば表示部23に表示して処理を終了する。
なお、スイング開始フラグは、算出されたグローバル動きベクトルが閾値よりも大きくなったとき、すなわち撮像装置10のスイング動作が実際に行われてスイング速度が閾値に応じた速度以上となったときにセットされることになる。したがって、スイング動作が実際に行われているか否かをスイング開始フラグによって判別できる。
撮像装置で連写しながら撮像方向を動かして広角画像を生成するアプリケーション等においては、ユーザビリティの観点から、撮像装置の撮像方向を動かす速度(例えば撮像装置のスイング速度や平行移動速度等)をある一定以上に保ちつつ、リアルタイムでグローバル動きベクトルを算出できることが望ましい。つまり、想定される移動量は大きいことが望ましく、そのうえ処理時間の増加は許容されにくい。ここで、本技術では、グローバル動きベクトルの算出に用いるローカル動きベクトルの算出において、予測動きベクトルを用いてサーチ範囲を設定すると、冗長に広いサーチ範囲を設定しなくともローカル動きベクトルを算出することが可能となる。したがって、ハードウェアの規模を大きくする必要がなく、ローカル動きベクトルの算出に要する処理時間を短くできる。このため、ユーザビリティを低下させることなく、画質の良好な広角画像の生成することが可能となる。
さらに、撮像装置で連写しながら、左右または上下に撮像方向を移動して広角画像を生成するようなアプリケーションだけでなく、任意の撮像装置の動きから超広角な画像を生成する場合に対しても有効である。また、広角画像の生成に留まらず、シーン認識や三次元計測等、広角撮影を応用した技術分野に対しても適用可能である。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させる。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送する。コンピュータは、このようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
また、本技術は、上述した実施の形態に限定して解釈されるべきではない。例えば、撮像装置の動きはスイング動作に限らず平行移動動作等であってもよい。この実施の形態は、例示という形態で本技術を開示しており、本技術の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正や代用をなし得ることは自明である。すなわち、本技術の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
この技術を用いた画像処理装置や画像処理方法およびプログラムでは、ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて動きベクトルを算出する場合、ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルが設定される。さらに、ターゲットブロックの位置と予測動きベクトルに基づいて、リファレンス画像上にサーチ範囲内を設定する。したがって、冗長に広いサーチ範囲を設定する必要がなく、ハードウェア規模を拡大しなくともターゲットブロックの動きベクトルを速やかに算出できるので、例えば広角画像の生成において速いスイング動作等に対応することが可能となり、ユーザビリティを低下させることなく、画質の良好な広角画像を生成できる。このため、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置、および、撮像された映像の記録・再生装置において、複数枚の撮影画像から広角画像を生成する機能を有する場合に適している。
10・・・撮像装置、11・・・撮像光学系、12・・・撮像部、13・・・タイミング信号生成部(TG部)、14・・・前処理部、15・・・画像処理部、16・・・メモリ部、17・・・ローカル動きベクトル算出部、18・・・グローバル動きベクトル算出部、19・・・予測動きベクトル設定部、20・・・画像合成部、21・・・記録部、22・・・解像度変換部、23・・・表示部、25・・・制御部、26・・・入力部、27・・・動き検出センサ、29・・・バス

Claims (15)

  1. ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内で前記ターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出して前記ターゲットブロックの動きベクトルを算出する第1の動きベクトル算出部と、
    前記ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、前記ターゲット画像と前記リファレンス画像間の動きベクトルを算出する第2の動きベクトル算出部と、
    前記ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルを設定する予測動きベクトル設定部とを有し、
    前記第1の動きベクトル算出部は、前記ターゲットブロックの位置と前記予測動きベクトルに基づいて、前記リファレンス画像上に前記サーチ範囲を設定する画像処理装置。
  2. 前記第1の動きベクトル算出部は、前記ターゲット画像上における前記ターゲットブロックの位置に相当する前記リファレンス画像上のブロック位置を、前記予測動きベクトルに基づいて移動して、移動後のブロック位置を基準として前記サーチ範囲を設定する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 関数値の設定を行う関数値設定部を備え、
    前記予測動きベクトル設定部は、前記画像間の動きベクトルに前記関数値をオフセット成分として加えて前記予測動きベクトルを設定する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記画像は、撮像方向を移動させて生成された画像であり、前記関数値は、前記撮像方向を移動させる動きを近似した関数の関数値である請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記関数値は一定値である請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記関数値は、時間に対する変化が直線的である関数の関数値である請求項4記載の画像処理装置。
  7. 前記関数値は、時間に対する変化が放物線状となる関数の関数値である請求項4記載の画像処理装置。
  8. ユーザ操作に応じた操作信号を生成する入力部を備え、
    前記予測動きベクトル設定部は、前記操作信号に基づき前記関数値の初期値の符号を設定する請求項3記載の画像処理装置。
  9. 前記予測動きベクトル設定部は、過去に算出された画像間の動きベクトルの1つまたは2つ以上を用いて、前記予測動きベクトルを設定する請求項1記載の画像処理装置。
  10. 前記予測動きベクトル設定部は、過去に算出された画像間の動きベクトルの1つまたは2つ以上を用いて線形予測を行い、該線形予測の予測結果を用いて前記予測動きベクトルを設定する請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記ターゲット画像と前記リファレンス画像を生成する撮像装置の動きを検出する動き検出センサを備え、
    前記予測動きベクトル設定部は、前記動き検出センサのセンサ出力を用いて、前記予測動きベクトルの設定を行う請求項1記載の画像処理装置。
  12. 前記動き検出センサは、角速度と加速度および磁気の少なくともいずれかを検出するセンサである請求項11記載の画像処理装置。
  13. 前記第2の動きベクトル算出部で算出された動きベクトルに基づき広角画像の一部となる部分画像の領域を設定して、該部分画像を繋ぎ合わせて前記広角画像を生成する画像合成処理部をさらに有する請求項1記載の画像処理装置。
  14. ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内で前記ターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出して前記ターゲットブロックの動きベクトルを算出する工程と、
    前記ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、前記ターゲット画像と前記リファレンス画像間の動きベクトルを算出する工程と、
    前記ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルの設定を行う工程とを含み、
    前記サーチ範囲は、前記ターゲットブロックの位置と前記予測動きベクトルに基づいて、前記リファレンス画像上に設定する画像処理方法。
  15. ターゲット画像中に設定された複数画素からなるターゲットブロックについて、リファレンス画像において設定したサーチ範囲内で前記ターゲットブロックとの相関が最大となるブロック位置を検出して前記ターゲットブロックの動きベクトルを算出する手順と、
    前記ターゲット画像中において設定された複数のターゲットブロック毎の動きベクトルから、前記ターゲット画像と前記リファレンス画像間の動きベクトルを算出する手順と、
    前記ターゲット画像よりも過去の画像間で算出されている動きベクトルを用いて予測動きベクトルの設定を行う手順と、
    前記ターゲットブロックの位置と前記予測動きベクトルに基づいて、前記リファレンス画像上に前記サーチ範囲を設定する手順と
    をコンピュータで実行させるプログラム。
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