JP2012148818A - 包装容器連接体 - Google Patents

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正敏 石橋
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Abstract

【課題】製函効率を倍増することができ、かつ店頭での作業効率も向上させることのできる、ファーストフード店等で使用するのに好適な包装容器連接体50を提供する。
【解決手段】包装容器連接体50は、基板と該基板から立ち上がる4つの側壁を備える第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bとが対応するいずれか1つの側壁5、5同士を頂部で連接した状態で連接している。
【選択図】図2

Description

本発明は、包装容器の2つが容易に分離できる状態で連接している包装容器連接体に関する。
原板(板材)から、展開した状態のブランクスを打ち抜き、それを製函機によって立体状に成形し、立ち上がった側壁の4つの角部を接着剤で貼り合わせて、基板と基板から立ち上がる4つの側壁とを備える包装容器を製造することが行われている。この形態の包装容器は4箇所を接着することから、4点貼り容器と通称されており、その一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の包装容器は、例えば、ファーストフード店で提供されるホットケーキやピザパイ等、形状が偏平な食品を包装するのに適したトレイ状の容器1であり、図8に示すように、基板は、底板2と蓋板3とが連結板4を介して一列に連設されるとともに、これら各板同士の境界にはそれぞれ折り目a、bが形成されている。前記底板2の自由端には側壁として機能する第1の係合板5が折り目を介して連設され、前記蓋板3の自由端には側壁として機能する第2の係合板6が折り目を介して連設される。前記底板2の両側縁にはそれぞれ第1の側壁板7、8が折り目を介して連設され、前記蓋板3の両側縁にはそれぞれ第2の側壁板9、10が折り目を介して連設される。前記連結板4の両側縁には折り目を介してそれぞれ折込板11、12が前記第1の側壁板7、8と前記第2の側壁板9、10と折り目m、n、k、lを介して一体に形成されている。
包装容器1は、製函された状態では、第1の係合板5の両側と第1の側壁板7、8との角部の2個所、および第2の係合板6の両側と第2の側壁板9、10との角部の2個所の計4箇所が接着されることで全体として平たい箱型形状をなしている。食品を収容するときに、底板2の部分にホットケーキ等の食品Hを置き、蓋板3と連結板4とを立ち上がらせると、前記折り目a、bは谷折り、折り目m、n、k、lは山折りとなり、その状態で蓋板3の部分を底板2の部分の上にまで移動させると、容器本体の上に蓋体がかぶさり、かつ連結板4が容器本体および蓋体の側壁として併用された形状の、食品Hを収容した包装容器となる。なお、図8では、蓋板3側の2個所の接着箇所15、16のみが図示されるが、底板2側の蓋板3がかぶさったときに対向する個所にも2個所の接着箇所が存在する。
一方、ハンバーガーのような高さの高い食品のための包装容器として、図9に示すように、底部と4つの側壁からなる容器部Aと天板と4つの側壁からなる蓋部Bとを、双方の1つの側壁A1、B1の頂部同士を接続させ、該接続部をヒンジ部Pとすることで、容器部Aに対して蓋部Bを開閉自在とした包装容器も用いられている(例えば、特許文献2を参照)。この容器も、紙から、展開した状態のブランクスを打ち抜き、それを製函機によって立体状に成形することで包装容器されるが、図示のように、成形に当たって、立ち上がった側壁の8つの角部a1〜a4、b1〜b4を接着剤で貼り合わせることから、この形態の包装容器は8点貼り容器と通称されている。
特許第3633834号公報 特開2007−210660号公報
前記したように、原板から打ち抜いたブランクスから、前記した4点貼り容器を成形する製函機も、また8点貼り容器を成形する製函機も、ともに知られており、実際に用いられている。いずれの製函機でも、その製函態様は、1枚のブランクスから1プロセスで1個の包装容器を製函する態様であり、1プロセスで1個の包装容器を製函するという点では、製函効率は同じである。1枚のブランクスから1プロセスで2個の包装容器を同時製函することができれば製函効率は2倍となるが、いずれの製函機でもそのような使われ方はなされていない。
また、従来、ファーストフード店で使用されている包装容器は、1個1個が独立したものであることから、多数個の包装容器を整然と保管する作業がやや困難であり、また包装容器内に食品を入れるときに1個ごとに容器を安定的に確保しておく必要がある。ファーストフード店では、これらのことを当然の前提として作業マニュアル等を設定しているが、もし作業手順等でさらに改善できる余地があれば、作業の一層の効率化が図られる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、製函効率を倍増することができ、かつ店頭での作業効率も向上させることのできる、ファーストフード店等で使用するのに好適な包装容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基本的に、蓋付の第1の包装容器を形成するように折り目が設けられた第1の基板と、蓋付の第2の包装容器を形成するように折り目が設けられた第2の基板とが連接された包装容器連接体であって、第1の包装容器の容器本体または蓋体を構成する複数の側壁部位のいずれか一つの側壁部位と、第2の包装容器の容器本体または蓋体を構成する複数の側壁部位のいずれか一つの側壁部位とが、容器本体の底板部位または蓋体の蓋板部位から立ち上げられて側壁部位の頂部で連接されている頂部連接部、および該頂部連接部に易破断用切込線を有し、該易破断用切込線によって第1の包装容器を形成する第1の基板と第2の包装容器を形成する第2の基板とが分断されることを特徴とする包装容器連接体を開示する。
上記の包装容器連接体は、上記した4点貼り容器がいずれか1つの側壁同士を頂部で連接した状態で接合した形態であり、全体形状としては上記した8点貼り容器の形状をなしている。従って、従来公知の8点貼り容器用の製函機を用いて容易に製函することができる。また、頂部連接部には易破断用切込線が形成されており、必要時には、2個の4点貼り容器に容易に分離することができる。すなわち、1枚のブランクスから1回の製函プロセスで2個の4点貼り包装容器を同時製函することができるので、4点貼り包装容器としての製函効率は、1個ごとを製函するのと比較して倍増する。
また、本発明による包装容器連接体は2個の包装容器が連接したものであり、2個の包装容器を同時に取り扱うことができるので、容器の保管作業等も効率化できる。さらに、食品を包装容器に入れるときも、2個が固定的に連続した状態の包装容器に入れることも可能となり、食品を入れるときの作業効率の向上も期待できる。
本発明による包装容器連接体において、個々の包装容器は、従来公知の8点貼り包装容器用の製函機で製函できることを条件に任意の形状であってよい。2つが同じ形状であってもよく、異なっていてもよい。
本発明による包装容器連接体の具体的な一例では、第1の基板および第2の基板にはそれぞれ、底板部位、蓋板部位、およびこれらを連結する連結板部位とがそれぞれ折り目を介して形成され、第1の包装容器および第2の包装容器において、該連結板部位は容器本体および蓋体の側壁として併用されていることを特徴とする。
本発明による包装容器連接体の具体的な他の例では、第1の包装容器および第2の包装容器の容器本体または蓋体を構成する複数の側壁部位はそれぞれ、底板部位または蓋板部位から立ち上がるとともに接着されていることを特徴とする。
本発明による包装容器連接体の具体的な他の例では、連結板部位の両側縁には、容器本体を構成する側壁部位および蓋体を構成する側壁部位を連結するとともに、折り目を介してそれぞれ折込板が一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明による包装容器連接体の具体的な他の例では、第1の包装容器は、該頂部連接部を形成する側壁部位に第1係合手段が形成され、頂部連接部を形成する側壁に対向する側壁に第1係合手段に係合する第2係合手段が形成されていることを特徴とする。
本発明による包装容器連接体の具体的な他の例では、第2の包装容器は、該頂部連接部を形成する側壁部位に第3係合手段が形成され、頂部連接部を形成する側壁に対向する側壁に第3係合手段に係合する第4係合手段が形成されていることを特徴とする。
本発明による包装容器連接体の具体的な他の例では、第1の包装容器と第2の包装容器とが鏡面対象となるように頂部連接部によって連接されていることを特徴とする。
本発明による包装容器連接体の具体的な他の例では、第1の包装容器と第2の包装容器とは同じ大きさの包装容器であることを特徴とする。
本発明は、また、上記した蓋付の第1の包装容器と蓋付の第2の包装容器とが連接された包装容器連接体を製函する方法であって、板材を第1の包装容器を形成する第1の基板と、第2の包装容器を形成する第2の基板とが連接された状態となるように打ち抜くとともに、第1の基板および第2の基板に包装容器を形成するための折り目および第1の基板と第2の基板とを連接する連接部に折り目を付けて、該連接部に易破断用切込線を設け、該連接部を折り曲げて立ち上げるとともに、第1の基板および第2の基板のその周縁部位をそれぞれ折り曲げて立ち上げ、該折り曲げられ立ち上がった周辺部位をその隣接する周縁部同士および連接部と周縁部とを接着し、該易破断用切込線に沿って第1の包装容器を形成する第1の基板と第2の包装容器とを分断できる構成としたことを特徴とする包装容器連接体の製函方法をも開示する。
本発明による包装容器連接体の使用に当たっては、連接した状態の第1の包装容器と第2の包装容器におけるそれぞれの底板の上に唐揚げやホットケーキ等の食品を置いた後、頂部線接部に形成した易破断用切込線を利用して2つの包装容器に分離する。その後で、それぞれの包装容器について、蓋板の部分を底板の上に重ねるようにすることで、容易にかつ食品に手を触れることなく、食品を収容した2つの包装容器とすることができる。もちろん、予め2つの包装容器に分離した後に、それぞれの包装容器内に食品を収容するようにしてもよい。
また、本発明による包装容器連接体では、食品収容前の状態で、底板、連結板、蓋板が一列に平面状に展開されているために、その上で食品を自由に広げることができる利点もある。
本発明によれば、製函効率を倍増することができ、かつ店頭での作業効率の向上も期待できる、ファーストフード店等で使用するのに好適な包装容器連接体が得られる。
本発明の実施の形態の一例を示す包装容器連接体の展開図(ブランクス)。 図1に示すブランクスを製函機で製函した包装容器連接体を示す斜視図。 図2に示す包装容器連接体から分離した1つの包装容器示す斜視図。 図3に示す包装容器での閉蓋を完了した状態を示す斜視図。 本発明の実施の形態の他の例を示す包装容器連接体の展開図(ブランクス)。 本発明の実施の形態のさらに他の例を示す包装容器連接体の展開図(ブランクス)。 本発明の実施の形態のさらに他の例を示す包装容器連接体の展開図(ブランクス)。 4点貼りの包装容器を説明するための図。 8点貼りの包装容器を説明するための図。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の一例を示す包装容器連接体の展開図を示しており、原板からブランクスB1として打ち抜かれる。図2は、図1に示すブランクスB1から製函された包装容器連接体50を示している。なお、ブランクスB1は、後記する蓋付の第1の包装容器50Aに対応する第1の基板と蓋付の第2の50Bに対応する第2の基板の連接体となっている。
原板としては、例えば表ライナー、中芯、裏ライナーの3層構造のものが採用される。中芯は、表裏両ライナー間に断熱層としての空気層を形成しうるよう、例えば波形に形成される。表裏両ライナーの表面には、食品から発生する水分や油分が浸透しないよう適宜の被膜、例えばポリエチレン等の被膜が形成されている。なお、原板は上記した構成のものに限定されるものではなく、例えば表ライナーと中芯の2層構造や板紙(単層構造)でもよい。材質も紙に限定されず合成樹脂であってもよい。
図1の展開図(ブランクスB1)から製函される包装容器連接体50は、図2に示すように、蓋付の第1の包装容器50Aと蓋付の第2の50Bとの連接体であり、第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bは易破断用切込線40を介して連接している。この例において、第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bは同形状であり、第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bは、ブランクスB1において、易破断用切込線40を境界線として鏡面対象をなしている。なお、図1および図2に示す例において、易破断用切込線40は両端を閉じた切込線で形成されている。
各包装容器50A(50B)の形状は、限定されないが、図8に基づき説明した包装容器1、すなわち前記特許文献1に記載されている包装容器と同様の形態であってよく、以下では、図8に基づき説明した包装容器1の各部材に相当する部材には、図1および図2において同じ符号を付して説明する。
図1のブランクスB1にも示すように、各包装容器50A(50B)は、底板2、蓋板3、連結板4、側壁板でもある第1の係合板5、側壁板でもある第2の係合板6、第1の側壁板7、8、第2の側壁板9、10、一対の折込板11、12、第1の係合板5の両側の貼着板13、14、および第2の係合板6の両側の貼着板15、16から構成されている。
底板2と蓋板3とは略同形状であり、通常、正方形または長方形とされるが、両者は相互に略同形状であれば、正方形または長方形に限定されず、例えば台形、多角形等の他の形状であってもよい。底板2と蓋板3とは、連結板4を介して一列に連設され、これら各板2、3、4同士の境界にはそれぞれ折り目a、bが形成される。連結板4は、通常細長い長方形状とされるが、その幅は収納する食品の厚みを考慮して決定すればよい。
また、底板2と蓋板3の各自由端(連結板4の反対側の端)には相互に係合し合う第1の係合板5と第2の係合板6がそれぞれ折り目c、dを介して連設されている。また、この例において、底板2側の第1の係合板5には、前記易破断用切込線40側を開放する山形の切込線51が形成され、蓋体3側の第2の係合板6には、前記山形の切込線51に対向する部位に凸部62が形成され、該凸部61には前記折れ線d側を開放する山形の切込線61が形成されている。
底板2の両側縁にはそれぞれ第1の側壁板7、8が折り目e、fを介して連設され、蓋板3の両側縁にはそれぞれ第2の側壁板9、10が折り目g、hを介して連設されている。第1の側壁板7、8はその高さ寸法が連結板4の幅寸法より小さく設定されており、一方第2の側壁板9、10はその高さ寸法が第1の側壁板7、8のそれより大きく且つ連結板4の幅寸法よりわずかに小さく設定されている。なお、第1の側壁板7、8および第2の側壁板9、10の各高さ寸法は上記した例に限定されるものではなく、第1の側壁板7、8と第2の側壁板9、10とが、閉蓋時に重合し得る範囲内で適宜決定すればよい。
前記連結板4の両側縁には折り目i、jを介してそれぞれ折込板11、12が第1の側壁板7、8および第2の側壁板9、10と折り目k、l、m、nを介して一体に形成されている。第1の係合板5および第2の係合板6の両側には折り目o、p、q、rを介して前記貼着片13、14、15、16が連設されており、これら貼着片13、14、15、16は前記第1の係合板5および第2の係合板6とは連設されておらず、両者間は切目α、β、γ、δとされている。なお、折り目o、p、q、rを切目とし、切目α、β、γ、δを折り目としてもよい。
上記の形状のブランクスB1を従来知られた8点貼り容器を成形する製函機で製函することにより、図2に示す本発明による包装容器連接体50とされる。すなわち、包装容器連接体50では、第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bが前記した双方の第1の係合板5、5の接合部である頂部、すなわち、容器本体の底板部位または蓋体の蓋板部位から立ち上げられて側壁部位の頂部で連接されている頂部連接部、に形成した易破断用切込線40を介して接合されている。そして、第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bにおいては、前記した各貼着片13、14、15、16の外面全体と第1の係合板5および第2の係合板6の各内面端縁部と4点で貼着した状態とされている。従って、本発明による包装容器連接体50は(図9に示す容器と同様に)、全体としては8点貼り容器ということができる。
製函された包装容器連接体50は、その多数個が積み重ね(スタッキング)られて、輸送されまたファーストフード店等において保管される。第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bを連接した状態でスタッキングおよび輸送、保管ができるので、その作業効率は倍増する。ファーストフード店で使用するに当たっては、スタックされた包装容器連接体50の群から1つの包装容器連接体50を取り出して作業台の上に置き、第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bのそれぞれの底板2、2の上に鶏の唐揚げのような食品Hを収容した後、易破断用切込線40を利用して包装容器連接体50を、図3に示す第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bとに分離するか、または、易破断用切込線40を利用して包装容器連接体50を第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bとに分離した後、それぞれの底板2、2の上に、鶏の唐揚げのような食品Hを収容する。
そして、食品を収容した第1の包装容器50A(第2の包装容器50B)を手で持ち、連結板4および蓋板3をそれぞれ折り目a、bで順次折り曲げる。この動作に伴って、前記折り目a、bは谷折り、折り目m、n、k、lは山折りで折り曲げられていき、前記連結板4が容器本体および蓋体の側壁として併用された状態で、底板2の部分の上に蓋板3の部分がかぶさった状態となる。最後に、第1の係合板5の外側に第2の係合板6に形成した前記凸部62が重ね合った姿勢とし、凸部62に形成した山形の切込線61で切り込まれている領域である舌片63(第1の包装容器50Aでの第1係合手段であり、第2の包装容器50Bでの第3係合手段である)を内側に向けて立ち上がらせ、それを第1の係合板5に形成した山形の切込線51部分(第1の包装容器50Aでの第2係合手段であり、第2の包装容器50Bでの第4係合手段である)に差し込むことにより図4に示すように、第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bは閉蓋状態となり、第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bによる食品Hの包装を完了する。
図5は、本発明による包装容器連接体の他の形態を示す展開図(ブランクスB2)である。このブランクスB2は易破断用切込線40および第1の係合板5と第2の係合板6との係合手段の形状において、図1に示したブランクスB1と相違する。他の構成は同じであり、対応する主な部材には図1に示したブランクスB1と同じ符号を付すことで、説明は省略する。
ここでは、双方の第1の係合板5、5の頂部連接部の全長にわたってミシン目からなる易破断用切込線40が形成されるとともに、第1の係合板5の頂部には、上端に係止片52を有する切り欠き部53が形成されており、第2の係合板6の前記切り欠き部53に対向する部位には、切り欠き部53の横幅とほぼ同じ横幅を持つ凸部64が形成され、該凸部64の根本部分の両端に内側に入り込む凹部65、65が形成されている。
このブランクスB2から製函される包装容器連接体を易破断用切込線40で分離することで得られる第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bでは、前記凸部64を前記切り欠き部53内に挿入することで閉蓋状態となり、それぞれの包装容器による食品Hの包装を完了する。
図6は、本発明による包装容器連接体の他の形態を示す展開図(ブランクスB3)である。このブランクスB3も、易破断用切込線40および第1の係合板5と第2の係合板6との係合手段の形状において、図1に示したブランクスB1と相違する。他の構成は同じであり、対応する主な部材には図1に示したブランクスB1と同じ符号を付すことで、説明は省略する。
ここでは、双方の第1の係合板5、5の頂部連接部の全長にわたってミシン目からなる易破断用切込線40が形成されている。そして、第1の側壁板7、8における前記貼着片13、14に対向する部位に爪辺7a、8aを形成するとともに、第2の係合板6の両側には、前記爪辺7a、8aを係止できる係止部66、66が形成されている。
このブランクスB3から製函される包装容器連接体を易破断用切込線40で分離することで得られる第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bでは、前記爪辺7a、8aが前記係止部66、66に係止することで、安定した閉蓋状態となり、それぞれの包装容器による食品Hの包装を完了する。
図7は、本発明による包装容器連接体の他の形態を示す展開図(ブランクスB4)である。このブランクスB4では、第1の包装容器50Aおよび第2の包装容器50Bの形成部材における、双方の第1の係合板5、5または双方の第1の係合板6、6の頂部が連接部となるのではなく、双方の第1の側壁板7、7または双方の第1の側壁板8、8の頂部同士が接続部となることで、あるいは、双方の第2の側壁板9、9または双方の第2の側壁板10、10の頂部同士が接続部となることで、第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bの形成部材が一体に連接しており、頂部同士の連接部に前記した易破断用切込線40が形成されている。なお、図7に示しものでは、双方の第2の側壁板9、9の頂部同士が接続部となっており、そこにミシン目である易破断用切込線40が形成されている。
ブランクスB4において、閉蓋状態とするときの第1の係合板5と第2の係合板6との間の係合手段は、上記したブランクスB1〜B3におけるいずれの係合手段も採用することができるが、図7に示したブランクスB4では、第1の係合板5の自由辺側に両端に爪部56、56を備えた横長の切り欠き部57と、第2の係合板6の自由辺側には前記切り欠き部57内に挿入することのできる横長の切り欠き部67とからなる係止手段を備えている。
図示しないが、このブランクスB4も、従来知られた8点貼り容器を成形する製函機を用いて製函することで包装容器連接体50とすることができる。製函後に、包装容器連接体50を前記した、第2の側壁板9、9の頂部同士に形成したミシン目である易破断用切込線40に沿って分離することにより、第1の包装容器50Aと第2の包装容器50Bが得られる。
なお、本発明による上記した包装容器連接体は任意の方法で製函することができる。一例として、図1に示すように、適宜の源板(板材)から、第1の包装容器50Aを形成する第1の基板と、第2の包装容器50Bを形成する第2の基板とが連接された状態となるようにブランクス50を打ち抜き、打ち抜きと同時にまたは打ち抜きした後に、第1の基板および第2の基板に包装容器50A、50Bを形成するための折り目a〜n、および第1の基板と第2の基板とを連接する連接部に折り目を付ける。また、前記連接部に易破断用切込線40を形成する。これらの操作は、従来知られた打ち抜き機を用いて行うことができる。
次に、従来知られた、8点貼り容器用の製函機を用いて、側壁板でもある第1の係合板5、5で構成される前記連接部を折り曲げて立ち上げるとともに、第1の基板および第2の基板のそれぞれの周縁部位である、側壁板でもある第2の係合板6、第1の側壁板7、8、第2の側壁板9、10、一対の折込板11、12、第1の係合板5の両側の貼着板13、14、および第2の係合板6の両側の貼着板15、16をそれぞれ折り曲げて立ち上げる。その過程で、第1の係合板5の両側の貼着板13、14、および第2の係合板6の両側の貼着板15、16に接着剤を塗布することで、折り曲げられ立ち上がった前記周辺部位をそこに隣接する周縁部同士および連接部と周縁部とは接着される。
接着剤が硬化することにより、本発明による包装容器連接体が形成され、その後、前記した易破断用切込線40に沿って第1の包装容器50Aを形成する第1の基板と第2の包装容器50Bとを分断することで、2つの包装容器とすることができる。
B1〜B4…本発明による包装容器連接体が製函されるブランクス、
50…本発明による包装容器連接体
50A、50B…包装容器連接体から分離された包装容器、
40…易破断用切込線。

Claims (9)

  1. 蓋付の第1の包装容器を形成するように折り目が設けられた第1の基板と、蓋付の第2の包装容器を形成するように折り目が設けられた第2の基板とが連接された包装容器連接体であって、
    第1の包装容器の容器本体または蓋体を構成する複数の側壁部位のいずれか一つの側壁部位と、第2の包装容器の容器本体または蓋体を構成する複数の側壁部位のいずれか一つの側壁部位とが、容器本体の底板部位または蓋体の蓋板部位から立ち上げられて側壁部位の頂部で連接されている頂部連接部、および
    該頂部連接部に易破断用切込線を有し、
    該易破断用切込線によって第1の包装容器を形成する第1の基板と第2の包装容器を形成する第2の基板とが分断されることを特徴とする包装容器連接体。
  2. 第1の基板および第2の基板にはそれぞれ、底板部位、蓋板部位、およびこれらを連結する連結板部位とがそれぞれ折り目を介して形成され、
    第1の包装容器および第2の包装容器において、該連結板部位は容器本体および蓋体の側壁として併用されていることを特徴とする請求項1に記載の包装容器連接体。
  3. 第1の包装容器および第2の包装容器の容器本体または蓋体を構成する複数の側壁部位はそれぞれ、底板部位または蓋板部位から立ち上がるとともに接着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器連接体。
  4. 連結板部位の両側縁には、容器本体を構成する側壁部位および蓋体を構成する側壁部位を連結するとともに、折り目を介してそれぞれ折込板が一体的に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の包装容器連接体。
  5. 第1の包装容器は、該頂部連接部を形成する側壁部位に第1係合手段が形成され、頂部連接部を形成する側壁に対向する側壁に第1係合手段に係合する第2係合手段が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の包装容器連接体。
  6. 第2の包装容器は、該頂部連接部を形成する側壁部位に第3係合手段が形成され、頂部連接部を形成する側壁に対向する側壁に第3係合手段に係合する第4係合手段が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の包装容器連接体。
  7. 第1の包装容器と第2の包装容器とが鏡面対象となるように頂部連接部によって連接されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の包装容器連接体。
  8. 第1の包装容器と第2の包装容器とは同じ大きさの包装容器であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の包装容器連接体。
  9. 蓋付の第1の包装容器と蓋付の第2の包装容器とが連接された包装容器連接体を製函する方法であって、
    板材を第1の包装容器を形成する第1の基板と、第2の包装容器を形成する第2の基板とが連接された状態となるように打ち抜くとともに第1の基板および第2の基板に包装容器を形成するための折り目および第1の基板と第2の基板とを連接する連接部に折り目を付けて、該連接部に易破断用切込線を設け、
    該連接部を折り曲げて立ち上げるとともに、第1の基板および第2の基板のその周縁部位をそれぞれ折り曲げて立ち上げ、
    該折り曲げられ立ち上がった周辺部位をその隣接する周縁部同士および連接部と周縁部とを接着し、
    該易破断用切込線に沿って第1の包装容器を形成する第1の基板と第2の包装容器とを分断できる構成としたことを特徴とする包装容器連接体の製函方法。
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