JP2012145275A - 空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数系統が同一居住空間内に存在する場合、各空気調和機が相互に運転情報を通信することによって、空調運転を最適な運転効率で実施し、消費電力を削減することを目的とする。
【解決手段】コントローラー200は、圧縮機6bの運転容量がFA+FBに到達した後、室内機3aをサーモOFF状態とさせるために、圧縮機6aを停止させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和機を複数台設置する場合に、通常単独で動作するものを相互に通信することによって、各空気調和機が連動して空調動作を実施する空気調和システムに関する。
業務用の空気調和機は、大空間の事務所又は店舗に設置されることが多く、複数台の空気調和機を1つのグループとして1つのリモコンで運転及び制御することは従来から行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−167519号公報(第8図)
同一居住空間内に複数系統の冷凍サイクルがある場合でも各系統が個別に各室内機近傍(各室内機の吹き出し風量が到達する範囲内)の温調エリアのみの雰囲気温度を検知して、個々に設定された目標温度(設定温度)になるように運転するため、異なる系統の室外機に接続された各室内機を運転させる場合と同一系統の室内機を運転させる場合とでは、各系統のグループ全体(同一居住空間内)の運転効率(能力/入力)は異なってくる。
また、従来の空気調和システムは、同一居住空間内の室内機においても待機状態(サーモOFF状態)の設定になっている室内機のみが室温及び目標温度に応じて、発停を実施していたために、室内機及び室外機1台あたりの負荷が大きくなり、系統全体の運転効率の低下の要因となっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数系統の冷凍サイクルが同一居住空間内に存在する場合、それらの冷凍サイクルを構成している各空気調和機が相互に運転情報を通信することによって、空調運転を最適な運転効率で実施し、消費電力を削減することを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、圧縮機及び室外熱交換器を備えた複数の室外機と、
利用側熱交換器及び膨張装置を備え、前記各室外機ごとに1台以上が冷媒配管によって接続される室内機と、前記各室外機及び前記各室内機の運転を制御する制御装置と、を備え、前記各室外機、前記各室内機、及び前記制御装置は、通信線によって接続され、互いに情報通信が可能なように構成され、前記室外機に冷媒配管によって1つ以上の前記室内機が接続されて構成される1つの冷凍サイクルによって1つの空調系統が構成され、前記制御装置は、複数の前記空調系統において、駆動している前記圧縮機の運転効率と比較して、運転効率が高くなるように、駆動している前記圧縮機の運転容量を増加又は減少させ、かつ、駆動しているその他の前記圧縮機を停止させることによって、前記各室内機が設置された居住空間の所定区画である温調エリアの空調を実施するものである。
本発明によれば、複数の系統の圧縮機の運転効率が向上し、消費電力を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの構成図である。 一般的な空気調和機で使用されるインバーター駆動による圧縮機において、その運転容量Fと、入力W、能力Q及び運転効率α(=能力Q/入力W)との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作のフローを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおけるコントローラー200が記憶している各室内機に割り当てられたアドレスの例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作のフローを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおけるコントローラー200が記憶している各室内機に割り当てられたアドレスの例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作のフローを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおけるコントローラー200が記憶している各室内機に割り当てられたアドレスの例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作のフローを示す図である。
実施の形態1.
(空気調和システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの構成図である。
図1で示されるように、本実施の形態に係る空気調和システムは、室外機1a、1b、及び、室内機2a、3a、4a、2b、3b、4bを備えている。
室外機1aは、冷媒を圧縮する圧縮機6aを備え、室内機2a、3a、4aそれぞれと冷媒配管によって接続されている。この圧縮機6a、室外機1aに備えられた熱源側熱交換器(図示せず)、並びに、室内機2a、3a、4aに備えられた膨張装置及び利用側熱交換器(図示せず)がそれぞれ冷媒配管によって接続されて、単一の冷凍サイクルが構成されている。
室外機1bは、冷媒を圧縮する圧縮機6bを備え、室内機2b、3b、4bそれぞれと冷媒配管によって接続されている。この圧縮機6b、室外機1bに備えられた熱源側熱交換器(図示せず)、並びに、室内機2b、3b、4bに備えられた膨張装置及び利用側熱交換器(図示せず)がそれぞれ冷媒配管によって接続されて、単一の冷凍サイクルが構成されている。
上記のように、単一の冷凍サイクルに含まれる室外機及び室内機を、以下「系統」というものとする。各室内機は、例えば、天井カセット形空気調和機及び壁掛け型空気調和機等における室内機であり、同一居住空間内に備えられている。
なお、「系統」は、本発明の「空調系統」に相当する。
また、室外機1a、1b、及び、室内機2a、3a、4a、2b、3b、4bは、通信線5によって接続されており、互いに通信可能となっており通信回路が形成されている。また、図1で示されるように、この通信経路には、コントローラー200が接続されており、このコントローラー200は、各室外機及び室内機に空調動作を実施させるための制御信号を送信する。
なお、コントローラー200は、本発明の「制御装置」に相当する。
圧縮機6a、6bは、インバーター駆動であり、運転周波数は一定ではなく、コントローラー200からの指令に基づいてその運転容量(回転数)が変化する。また、圧縮機6a、6bとして、例えば、回転式圧縮機又はスクロール圧縮機等が用いられる。
なお、図1で示されるように、各系統の室内機は3台接続されている構成としているが、これに限定されるものではなく、その他の数の室内機が接続される構成としてもよい。
また、図1においては、2系統で構成される空気調和システムが示されているが、これに限定されるものではなく、少なくとも2系統以上で構成され、各系統間で通信線5によって通信可能とする構成であればよい。
(圧縮機の運転容量と運転効率等との関係)
図2は、一般的な空気調和機で使用されるインバーター駆動による圧縮機において、その運転容量Fと、入力W、能力Q及び運転効率α(=能力Q/入力W)との関係を示す図である。
図2で示されるように、圧縮機の運転容量Fが上昇すると、その圧縮機への入力W及び能力Qは共に上昇する。しかし、運転効率αについては、圧縮機の運転容量Fとの関係においては、上に凸の放物線状の関係を有する。
(2系統の室外機が運転している場合における空気調和システムの動作)
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図であり、図4は、同空調動作のフローを示す図であり、そして、図5は、同空気調和システムにおけるコントローラー200が記憶している各室内機に割り当てられたアドレスの例を示す図である。
図3及び図4は、室外機1a及び室外機1bが共に運転している場合に、運転効率を最適化する空調運転動作を示すものである。以下、図3〜図5を参照しながら、図4で示されるフローの流れにしたがって、室外機1a及び室外機1bが共に運転している場合に、運転効率を最適化する空調運転動作について説明する。
図3で示される温調エリア100は、各室内機が備えられた同一居住空間の所定区画のエリアを示し、上記の空調運転動作の対象エリアとする。なお、この居住空間には、同様に空調運転が実施される温調エリアが複数存在するものとする。また、温調エリア100の温度の検出については、上記の居住空間の所定の位置に設置された温度センサー(図示せず)、又は、各室内機本体に設置された温度センサー(図示せず)が用いられるものとする。また、コントローラー200は、記憶装置(図示せず)を備えており、これらの温度センサーの位置情報を記憶しており、各温調エリア内の温度を検出する場合、これらの位置情報に基づいて、温度検出に用いる温度センサーを選択するものとする。さらに、コントローラー200は、本実施の形態に係る空気調和システムの各室内機に割り当てられたアドレスを記憶しているものとし、例えば、図5で示されるようなアドレスを記憶しているものとする。
なお、上記の温度センサーは、本発明の「温度検出手段」及び「温調エリア温度検出手段」に相当する。
(S1)
コントローラー200は、初期状態として、室外機1aの圧縮機6a、及び、室外機1bの圧縮機6bを駆動しているものとし、温調エリア100に対して、室内機3a及び室内機3bによって空調動作を実施しているものとする。
(S2)
圧縮機6a、6bの運転容量をそれぞれ、FA、FBとするとその合計の運転容量はFA+FBとなる。この運転容量FA、FB、及び、FA+FBにおける運転効率をそれぞれαA、αB、及び、αABとする。コントローラー200は、図2で示される運転容量Fと運転効率αとの関係に基づいて、運転容量FA、FB、及び、FA+FBから、それぞれに対応する運転効率αA、αB、及び、αABを導出する。次に、コントローラー200は、運転効率αA又は運転効率αBが、運転効率αABよりも小さいか否か判定する。この判定の結果、運転効率αA又は運転効率αBが、運転効率αABよりも小さい場合、コントローラー200は、室外機1a又は室外機1bのいずれかを停止させて運転する方が、運転効率がよいと判断し、ステップS3へ進む。一方、運転効率αA又は運転効率αBが、運転効率αAB以上である場合、室外機1a、1bの動作状態をそのまま継続して、上記判定を再度実施する。例えば、FA=FB=20[%]とすると、各圧縮機の運転容量よりもFA+FBでの運転容量(=40[%])の方が、運転効率はよくなるため、室外機1a又は1bのいずれか一方の室外機を停止させる状態に移行する。
(S3)
コントローラー200は、運転容量FA+FBが、最大運転容量Fmax以下であるか否かを判定する。その判定の結果、運転容量FA+FBが、最大運転容量Fmax以下である場合、ステップS4へ進む。一方、運転容量FA+FBが、最大運転容量Fmaxを超える場合、コントローラー200は、圧縮機6a又は6bのいずれか一方を、運転容量FA+FBによって駆動できないと判断し、ステップS2へ戻る。
(S4)
コントローラー200は、圧縮機6aの系統であり温調エリア100の空調動作を実施している室内機3a、及び、圧縮機6bの系統であり温調エリア100の空調動作を実施している室内機3bのアドレスを、図5で示されるような、記憶装置に記憶させている各室内機のアドレスに基づいて確認する。ここでは、アドレスが小さい室内機を優先的に運転させるものとする。そして、コントローラー200は、室内機3aのアドレスが室内機3bのアドレスよりも大きいと判定した場合、ステップS5へ進み、室内機3aのアドレスが室内機3bのアドレスよりも小さいと判定した場合、ステップS8へ進む。また、図5で示されるように、室内機3cが接続された系統が存在する場合においても、室外機1c及び室内機3cが運転していないため、判定の対象外となる。
なお、上記のようにアドレスが小さい室内機を優先的に運転させるものとしているが、これに限定されるものではなく、アドレスが大きい室内機を優先的に運転させるものとしてもよく、あるいは、アドレスについて所定の条件を満たすものを優先的に運転させるものとしてもよい。
(S5〜S7)
コントローラー200は、室内機3aのアドレスが室内機3bのアドレスよりも大きいと判定した場合(ステップS5)、室内機3bの運転を継続させ、圧縮機6bの運転容量をFA+FBとなるように上昇させる(ステップS6)。そして、コントローラー200は、圧縮機6bの運転容量がFA+FBに到達した後、室内機3aをサーモOFF状態とさせるために、圧縮機6aを停止させる(ステップS7)。
(S8〜S10)
コントローラー200は、室内機3aのアドレスが室内機3bのアドレスよりも小さいと判定した場合(ステップS8)、室内機3aの運転を継続させ、圧縮機6aの運転容量をFA+FBとなるように上昇させる(ステップS9)。そして、コントローラー200は、圧縮機6aの運転容量がFA+FBに到達した後、室内機3bをサーモOFF状態とさせるために、圧縮機6bを停止させる(ステップS10)。
このように、運転を継続する圧縮機の運転容量が所定値に到達してから、サーモOFF対象の室内機を備える系統の圧縮機を停止させることによって、能力低下を抑制することができる。
また、上記の動作によって、室外機1a、1bの圧縮機6a、6bが それぞれ運転容量をFA、FBで運転していたものを、一方の室外機のみを運転させ、その運転容量をFA+FBまで上昇させることによって、圧縮機の運転効率が向上し、消費電力を抑制することができる。
(1系統の室外機が運転している場合における空気調和システムの動作)
図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図であり、図7は、同空調動作のフローを示す図であり、そして、図8は、同空気調和システムにおけるコントローラー200が記憶している各室内機に割り当てられたアドレスの例を示す図である。
図6及び図7は、室外機1aのみが運転している場合に、運転効率を最適化する空調運転動作を示すものである。以下、図6〜図8を参照しながら、図7で示されるフローの流れにしたがって、室外機1aが運転している場合に、運転効率を最適化する空調運転動作について説明する。
コントローラー200は、本実施の形態に係る空気調和システムの各室内機に割り当てられたアドレスを記憶しているものとし、例えば、図8で示されるようなアドレスを記憶しているものとする。
(S31)
コントローラー200は、初期状態として、室外機1aの圧縮機6aを駆動し、かつ、室外機1bの圧縮機6bを停止しているものとし、温調エリア100に対して、室内機3aのみによって空調動作を実施しているものとする。
(S32)
圧縮機6aの運転容量をFAとし、その場合の運転効率をαAとする。また、圧縮機6aの運転容量FAの半分の値であるFA/2の場合の運転効率をαA50とする。コントローラー200は、図2で示される運転容量Fと運転効率αとの関係に基づいて、運転容量FA、及び、運転容量FA/2(=FA)から、それぞれに対応する運転効率αA、及び、αA50を導出する。次に、コントローラー200は、運転効率αAが、運転効率αA50よりも小さいか否かを判定する。この判定の結果、運転効率αAが、運転効率αA50よりも小さい場合、コントローラー200は、室外機1a及び室外機1b双方を運転させる方が、運転効率がよいと判断し、ステップS33へ進む。一方、運転効率αAが、運転効率αA50以上である場合、室外機1aを駆動状態、そして、室外機1bを停止状態のままとして、上記判定を再度実施する。例えば、FA=80[%]とすると、圧縮機6aの運転容量よりも、FA/2での運転容量(=40[%])の方が、運転効率はよくなるため、室外機1bも運転させる状態に移行する。
(S33)
コントローラー200は、運転容量FA/2が、最低運転容量Fmin以上であるか否かを判定する。その判定の結果、運転容量FA/2が、最低運転容量Fmin以上である場合、ステップS34へ進む。一方、運転容量FA/2が、最低運転容量Fmin未満である場合、コントローラー200は、圧縮機6a又は6bを、運転容量FA/2によって駆動できないと判断し、ステップS32へ戻る。
(S34)
コントローラー200は、サーモON状態の室内機3aに近接し、かつ、停止している別系統(室外機が異なる系統)の室内機3bをサーモON状態にさせるために選定する。このとき、室内機3bと同一系統の室内機2b及び室内機4b等は室内機3bよりも室内機3aからの距離が長いため、サーモON対象の室内機とならない。
(S35)
コントローラー200は、選定した室内機3bの系統の室外機1bの圧縮機6bを駆動させ、室内機3bをサーモON状態にする。
(S36)
コントローラー200は、圧縮機6bの運転容量をFA/2となるように上昇させる。
(S37)
コントローラー200は、圧縮機6bの運転容量がFA/2に到達した後、駆動している圧縮機6aの運転容量をFA/2に低下させる。
このように、新規に駆動させる圧縮機の運転容量が所定値に到達してから、駆動している圧縮機の運転容量を低下させることによって、能力低下を抑制することができる。
また、上記の動作によって、室外機1aの圧縮機6aが運転容量FAによって運転していたものを、停止していた室外機1bの圧縮機6bを駆動させ、その運転容量をFA/2とし、さらに、圧縮機6aの運転容量をFA/2まで低下させることによって、圧縮機の運転効率が向上し、消費電力を抑制することができる。
以上のように、図4及び図7で示されえるようなフローを繰り返し実施することによって、常時、運転効率を最適化することができる。
なお、図6〜図8においては、室外機1aのみが運転している場合について説明したが、これに限定されるものではなく、室外機1bのみが運転している場合においても、同様の制御によって、圧縮機の運転効率を向上させることができる。
(実施の形態1の効果)
以上の構成及び動作のように、室外機1a、1bが共に運転している場合、室外機1a、1bの圧縮機6a、6bが それぞれ運転容量をFA、FBで運転していたものを、一方の室外機のみを運転させ、その運転容量をFA+FBまで上昇させることによって、圧縮機の運転効率が向上し、消費電力を抑制することができる。また、このとき、運転を継続する圧縮機の運転容量が所定値に到達してから、サーモOFF対象の室内機を備える系統の圧縮機を停止させることによって、能力低下を抑制することができる。
また、室外機の一方のみが運転している場合、その室外機の圧縮機が運転容量Fによって運転していたものを、停止していた室外機の圧縮機を駆動させ、その運転容量をF/2とし、さらに、駆動していた圧縮機の運転容量をF/2まで低下させることによって、圧縮機の運転効率が向上し、消費電力を抑制することができる。また、このとき、新規に駆動させる圧縮機の運転容量が所定値に到達してから、駆動している圧縮機の運転容量を低下させることによって、能力低下を抑制することができる。
なお、図3〜図8においては、系統が2つの場合についての空調運転動作について説明したが、これに限定されるものではなく、3以上の系統の空気調和システムにおいても、上記で説明した空調運転動作の趣旨の範囲で、同様の動作が可能である。例えば、3系統で構成される空気調和システムにおいて、そのうち、1系統のみの圧縮機が運転容量Fによって駆動している場合に、運転効率を向上させるために3系統すべての圧縮機を駆動させる場合、それぞれの圧縮機を運転容量F/3によって駆動させるものとすればよい。また、この場合、3系統すべての圧縮機を駆動させることに限定されるものではなく、2系統の圧縮機を駆動させることによっても、運転効率が向上する場合、この2系統の圧縮機を駆動させるものとしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態に係る空気調和システムについて、実施の形態1に係る空気調和システムの構成及び動作と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態に係る空気調和システムの構成は、図1で示される実施の形態1に係る空気調和システムの構成と同様である。実施の形態1に係る空気調和システムのように圧縮機の駆動又は停止することによって圧縮機の運転効率を向上させるものであったが、本実施の形態に係る空気調和システムは、さらに、温調エリアの温度制御を実施するものである。
(2系統の室外機が運転している場合における空気調和システムの動作)
図9は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図であり、図10は、同空調動作のフローを示す図であり、そして、図11は、同空気調和システムにおけるコントローラー200が記憶している各室内機に割り当てられたアドレスの例を示す図である。
図9及び図10は、室外機1a及び室外機1bが共に運転している場合に、運転効率を最適化し、温調エリア100の温度を目標温度に制御する空調運転動作を示すものである。以下、図9〜図11を参照しながら、図10で示されるフローの流れにしたがって、室外機1a及び室外機1bが共に運転している場合に、温調エリア100の温度を目標温度に制御する空調運転動作について説明する。
コントローラー200は、本実施の形態に係る空気調和システムの各室内機に割り当てられたアドレスを記憶しているものとし、例えば、図11で示されるようなアドレスを記憶しているものとする。
(S1〜S10)
本実施の形態に係る空気調和システムのステップS1〜S10の動作は、実施の形態1に係る空気調和システムにおいて図4で示されるステップS1〜S10の動作と同様である。
(S11〜S13)
コントローラー200は、圧縮機6bを停止させ、圧縮機6aのみを駆動させている場合、温調エリア100において設定温度(目標温度)となるように、室外機1aの系統のサーモOFF状態の室内機のうち、温調エリア100に最も近い室内機をサーモON状態にする。具体的には、まず、コントローラー200は、温調エリア100の空調を実施しているサーモON状態の室内機3aと同系統で、かつ隣接している室内機のアドレスを、図11で示されるような、記憶装置に記憶させている各室内機のアドレスに基づいて確認する(ステップS11)。ここでは、アドレスが小さい室内機を優先的にサーモON状態にさせるものとする。次に、コントローラー200は、室内機3aに近接するサーモOFF状態の室内機として、室内機2a及び室内機4aを検出し、室内機2aのアドレスと室内機4aのアドレスのどちらが小さいか判定する(ステップS12)。例えば、図11で示されるように室内機のアドレスが割り当てられている場合、コントローラー200は、アドレスの小さい室内機2aをサーモON状態にする(ステップS13)。
なお、上記のようにアドレスが小さい室内機を優先的にサーモON状態にさせるものとしているが、これに限定されるものではなく、アドレスが大きい室内機を優先的にサーモON状態にさせるものとしてもよく、あるいは、アドレスについて所定の条件を満たすものを優先的にサーモON状態とさせるものとしてもよい。例えば、アドレスが大きい室内機を優先的にサーモON状態にさせるものとした場合、室内機2aではなく、室内機4aがサーモON状態にされることになる。
(S14)
ここで、図9で示されるように、例えば、室内機2aは、吹出し口として吹出し口2aa、2abを備えるものとし、吹出し口2aaから吹き出される吹出し風によって空調可能なエリアを温調可能エリア101aとし、吹出し口2abから吹き出される吹出し風によって空調可能なエリアを温調可能エリア101bとする。コントローラー200は、この温調可能エリア101a、101bのうち、いずれが温調エリア100と重なるか、あるいは、近いかを判定する。この判定の結果、温調可能エリア101aが温調エリア100と重なり、あるいは、近い場合、ステップS15へ進む。一方、温調可能エリア101bが温調エリア100と重なり、あるいは、近い場合、ステップS16へ進む。
なお、コントローラー200は、温調可能エリア101a、101bのうち、いずれが温調エリア100と重なるか、あるいは、近いかを判定するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、サーモON状態にした室内機2aの吹出し口2aa、2abのうち、いずれが室内機3aに近いかを判定するものとしてもよい。この場合、吹出し口2aaが室内機3aに近い場合、ステップS15へ進み、吹出し口2abが室内機3aに近い場合、ステップS16へ進むものとすればよい。
(S15)
コントローラー200は、室内機2aの吹出し口2aaをルーバーによって開口し、吹出し口2abをルーバーによって閉口し、吹出し口2aaのみから吹出し風が出るようにして、温調エリア100にその吹出し風が向かうように風向制御する。
(S16)
コントローラー200は、室内機2aの吹出し口2abをルーバーによって開口し、吹出し口2aaをルーバーによって閉口し、吹出し口2abのみから吹出し風が出るようにして、温調エリア100にその吹出し風が向かうように風向制御する。
なお、ステップS15及びステップS16において、各吹き出し口にルーバーを備えない場合は、風向のみ制御をするものとする。
(S17、S18)
図9で示されるように、温調エリア100に対して、直近の室内機3aの吹出し風13aと比較して、室内機2aの吹出し風12aについても同等の到達距離を確保するためには、(室内機2aの吹出し風12aによる風量)>(室内機3aの吹出し風13aによる風量)とする必要がある。そこで、コントローラー200は、室内機3aの吹出し風13aの風量設定の確認をし(ステップS17)、吹出し口2aaから温調エリア100までの距離を加味して、吹出し風12aの風量を設定する(ステップS18)。このとき、吹出し風13aの設定風量が室内機3aの最大風量の場合、又は、吹出し口2aaから温調エリア100までの距離を加味した吹出し風12aの風量が室内機2aの最大風量を超える場合は、吹出し風12aを室内機2aの最大風量に設定する。
(S19)
コントローラー200は、この段階で、所定時間Ts経過後に、温調エリア100が設定温度(目標温度)になっているか否か判定する。温調エリア100が設定温度になっている場合、引き続き、設定温度に維持しているか否かの判定をする。一方、温調エリア100が設定温度になっていない場合、ステップS20へ進む。
(S20)
ここで、ステップS13においてサーモON状態になった室内機2aが、温調エリア100外のエリアに対する温度制御に影響していないか、すなわち、温調エリア100に適切に風量をガイドできているか否かを判断する必要がある。そこで、コントローラー200は、温調エリア100外のエリア(以下、外エリアという)において、所定時間Ts経過後に、|外エリア温度T1(Ts経過前)−外エリア温度T2(Ts経過後)|>所定温度差(例えば、1℃)となるか否かを判定する。この判定の結果、上式を満たす場合、ステップS21へ進み、満たさない場合、ステップS22へ進む。ここで、「外エリア温度」とは、外エリアの温度を検出するために設置された温度センサー(図示せず)によって検出された温度をいう。
なお、ここでいう温度センサーは、本発明の「温度検出手段」及び「外エリア温度検出手段」に相当する。
(S21)
コントローラー200は、室内機2aからの吹出し風12aが温調エリア100に到達しておらず、外エリアの温度制御に影響しているものと判断し、室外機が停止している系統の温調エリア100に最も近いサーモOFF状態の室内機(図9においては、室内機3b)を選択し、この室内機3bに温調エリア100に対する送風運転を実施させる。この室内機3bから吹き出される送風23bによって、温調エリア100及びその近傍エリアの気流を変化させて、吹出し風12aが温調エリア100に適切に到達するように制御することができる。その後、ステップS19へ戻る。
(S22)
コントローラー200は、室内機2aからの吹出し風12aが温調エリア100に適切に到達していると判断する。このとき、温調エリア100の設定温度をToとし、現在の温調エリア100の温度をTaとするし、コントローラー200は、所定時間Ts経過後に、設定温度To>温度Taであるか否かを判定する。この判定の結果、設定温度To>温度Taである場合、ステップS23へ進み、設定温度To≦温度Taである場合、ステップS24へ進む。
(S23)
コントローラー200は、冷房運転時は能力過多と判断して、室内機2aの吹出し風12aの風量を減少させ、暖房運転時は能力不足と判断して、同風量を増加させる。その後、ステップS19へ戻る。
(S24)
コントローラー200は、冷房運転時は能力不足と判断して、室内機2aの吹出し風12aの風量を増加させ、暖房運転時は能力過多と判断して、同風量を減少させる。その後、ステップS19へ戻る。
この後、ステップS19〜ステップS24を繰り返すことによって、温調エリア100の温度を設定温度(目標温度)に維持することができる。
(1系統の室外機が運転している場合における空気調和システムの動作)
図12は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムにおける室外機及び室内機の空調動作を示す図であり、図13は、同空調動作のフローを示す図である。
図12及び図13は、室外機1aのみが運転している場合に、運転効率を最適化し、温調エリア100の温度を目標温度に制御する空調運転動作を示すものである。以下、図12及び図13を参照しながら、図13で示されるフローの流れにしたがって、室外機1aのみが運転している場合に、温調エリア100の温度を目標温度に制御する空調運転動作について説明する。
(S31〜S37)
本実施の形態に係る空気調和システムのステップS31〜S37の動作は、実施の形態1に係る空気調和システムにおいて図7で示されるステップS31〜S37の動作と同様である。
(S38)
ここで、図12で示されるように、例えば、室内機3bは、吹出し口として吹出し口3ba、3bbを備えるものとし、吹出し口3baから吹き出される吹出し風によって空調可能なエリアを温調可能エリア102aとし、吹出し口3bbから吹き出される吹出し風によって空調可能なエリアを温調可能エリア102bとする。コントローラー200は、圧縮機6aを駆動し、室内機3bをサーモON状態にさせた後、温調可能エリア102a、102bのうち、いずれが温調エリア100と重なるか、あるいは、近いかを判定する。この判定の結果、温調可能エリア102aが温調エリア100と重なり、あるいは、近い場合、ステップS39へ進む。一方、温調可能エリア102bが温調エリア100と重なり、あるいは、近い場合、ステップS40へ進む。
なお、コントローラー200は、温調可能エリア102a、102bのうち、いずれが温調エリア100と重なるか、あるいは、近いかを判定するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、サーモON状態にした室内機3bの吹出し口3ba、3bbのうち、いずれが室内機3aに近いかを判定するものとしてもよい。この場合、吹出し口3baが室内機3aに近い場合、ステップS39へ進み、吹出し口3bbが室内機3aに近い場合、ステップS40へ進むものとすればよい。
(S39)
コントローラー200は、室内機3bの吹出し口3baをルーバーによって開口し、吹出し口3bbをルーバーによって閉口し、吹出し口3baのみから吹出し風が出るようにして、温調エリア100にその吹出し風が向かうように風向制御する。
(S40)
コントローラー200は、室内機3bの吹出し口3bbをルーバーによって開口し、吹出し口3baをルーバーによって閉口し、吹出し口3bbのみから吹出し風が出るようにして、温調エリア100にその吹出し風が向かうように風向制御する。
なお、ステップS39及びステップS40において、各吹き出し口にルーバーを備えない場合は、風向のみ制御をするものとする。
(S41)
コントローラー200は、温調エリア100と室内機3bとの距離に基づいて、室内機3bからの吹出し風13bの風量を設定する。
(S42)
コントローラー200は、この段階で、所定時間Ts経過後に、温調エリア100が設定温度(目標温度)になっているか否か判定する。温調エリア100が設定温度になっている場合、引き続き、設定温度に維持しているか否かの判定をする。一方、温調エリア100が設定温度になっていない場合、ステップS43へ進む。
(S43)
ここで、ステップS36においてサーモON状態になった室内機3bが、温調エリア100外のエリアに対する温度制御に影響していないか、すなわち、温調エリア100に適切に風量をガイドできているか否かを判断する必要がある。そこで、コントローラー200は、温調エリア100外のエリアである外エリアにおいて、所定時間Ts経過後に、|外エリア温度T1(Ts経過前)−外エリア温度T2(Ts経過後)|>所定温度差(例えば、1℃)となるか否かを判定する。この判定の結果、上式を満たす場合、ステップS44へ進み、満たさない場合、ステップS45へ進む。
(S44)
コントローラー200は、室内機3bからの吹出し風13bが温調エリア100に到達しておらず、外エリアの温度制御に影響しているものと判断し、アドレスが小さく、温調エリア100に最も近く、停止している室内機(図12においては、室内機2a)を選択し、この室内機2aに温調エリア100に対する送風運転を実施させる。この室内機2aから吹き出される送風22aによって、温調エリア100及びその近傍エリアの気流を変化させて、吹出し風13bが温調エリア100に適切に到達するように制御することができる。その後、ステップS42へ戻る。
なお、送風運転をさせる室内機として、アドレスが小さいものとしたが、これに限定されるものではなく、アドレスが大きい室内機に送風運転させるものとしてもよく、あるいは、アドレスについて所定の条件を満たすものに送風運転させるものとしてもよい。
(S45)
コントローラー200は、室内機3bからの吹出し風13bが温調エリア100に適切に到達していると判断する。このとき、温調エリア100の設定温度をToとし、現在の温調エリア100の温度をTaとするし、コントローラー200は、所定時間Ts経過後に、設定温度To>温度Taであるか否かを判定する。この判定の結果、設定温度To>温度Taである場合、ステップS46へ進み、設定温度To≦温度Taである場合、ステップS47へ進む。
(S46)
コントローラー200は、冷房運転時は能力過多と判断して、室内機3bの吹出し風13bの風量を減少させ、暖房運転時は能力不足と判断して、同風量を増加させる。その後、ステップS42へ戻る。
(S47)
コントローラー200は、冷房運転時は能力不足と判断して、室内機3bの吹出し風13bの風量を増加させ、暖房運転時は能力過多と判断して、同風量を減少させる。その後、ステップS42へ戻る。
この後、ステップS42〜ステップS47を繰り返すことによって、温調エリア100の温度を設定温度(目標温度)に維持することができる。
(実施の形態2の効果)
以上の構成及び動作によって、実施の形態1に係る空気調和システムのように、圧縮機の運転効率が向上し、消費電力を抑制することができると共に、図9及び図12で示されるような、風向・風量制御、及び、送風運転の実施等によって、温調エリア100の温度を設定温度(目標温度)に維持することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2における図3、図9等に示すように、運転効率の改善のため、少なくとも1系統の室外機を停止させる場合、その室外機に接続された室内機については、送風運転によるドラフト感等を抑制し、快適性を維持するために送風運転を停止する。ただし、図9における室内機3bのように、送風運転によって温調エリア100の快適性を維持する場合は、この限りではない。
1a〜1c 室外機、2a〜2c、3a〜3c、4a〜4c 室内機、2aa、2ab、3ba、3bb 吹出し口、5 通信線、6a〜6c 圧縮機、7a〜7c 冷媒配管、12a、13a、13b 吹出し風、22a、23b 送風、100 温調エリア、101a、101b、102a、102b 温調可能エリア、200 コントローラー。

Claims (19)

  1. 圧縮機及び室外熱交換器を備えた複数の室外機と、
    利用側熱交換器及び膨張装置を備え、前記各室外機ごとに1台以上が冷媒配管によって接続される室内機と、
    前記各室外機及び前記各室内機の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記各室外機、前記各室内機、及び前記制御装置は、通信線によって接続され、互いに情報通信が可能なように構成され、
    前記室外機と1台以上の前記室内機とが接続されて構成される1つの冷凍サイクルによって1つの空調系統が構成され、該空調系統は複数設けられており、
    前記制御装置は、複数の前記空調系統において、前記圧縮機の運転効率が高くなるように、駆動させる前記圧縮機の台数を変更し、かつ、駆動している前記圧縮機の運転容量を増加又は減少させることによって、前記各室内機が設置された居住空間の所定区画である温調エリアの空調を実施する
    ことを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記制御装置は、複数の前記空調系統に属するそれぞれの前記圧縮機が駆動している状態において、駆動しているいずれか1つの前記圧縮機を、駆動している全ての前記圧縮機の運転容量の合計である合計運転容量によって駆動させた場合の運転効率が、前記各圧縮機の運転効率よりも高い場合、駆動している前記圧縮機のいずれか1つを前記合計運転容量によって駆動させ、駆動しているその他の前記圧縮機を停止させる
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記合計運転容量によって駆動させる前記圧縮機の運転容量が、前記合計運転容量に到達した後、
    駆動しているその他の前記圧縮機を停止させる
    ことを特徴とする請求項2記載の空気調和システム。
  4. 前記制御装置は、前記合計運転容量が、前記圧縮機の最大運転容量よりも大きい場合、複数の前記空調系統に属するそれぞれの前記圧縮機が駆動している状態を継続させる
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の空気調和システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記室内機に割り当てられたアドレス情報を記憶し、
    前記温調エリアの位置、及び、前記アドレス情報に基づいて、サーモOFF状態にさせる前記室内機を選択し、
    該室内機をサーモOFF状態にするために該室内機が属する前記空調系統の前記圧縮機を停止させる
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  6. 前記制御装置は、複数の前記空調系統に属するそれぞれの前記圧縮機のうちいずれか1つが駆動している状態において、該駆動している前記圧縮機である初期駆動圧縮機の運転容量を、複数の前記空調系統のうちいずれか複数の前記空調系統である選択空調系統の個数で除した運転容量である低減運転容量によって駆動させた場合の運転効率が、前記初期駆動圧縮機の運転効率よりも高い場合、前記選択空調系統における前記圧縮機を前記低減運転容量によって駆動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
  7. 前記制御装置は、
    前記選択空調系統に属し、停止状態から駆動させる前記圧縮機を、前記低減運転容量によって駆動させた後、
    前記初期駆動圧縮機の運転容量を前記低減運転容量に減少させる
    ことを特徴とする請求項6記載の空気調和システム。
  8. 前記制御装置は、前記低減運転容量が、前記圧縮機の最低運転容量よりも小さい場合、複数の前記空調系統に属するそれぞれの前記圧縮機のうちいずれか1つが駆動している状態を継続させる
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7記載の空気調和システム。
  9. 前記制御装置は、
    前記室内機に割り当てられたアドレス情報を記憶し、
    前記温調エリアの位置、及び、前記アドレス情報に基づいて、サーモON状態にさせる前記室内機を選択し、
    該室内機をサーモON状態にするために該室内機が属する前記空調系統の前記圧縮機を駆動させる
    ことを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  10. 前記制御装置は、前記合計運転容量によって駆動した前記圧縮機の前記空調系統に属し、前記温調エリアを空調しているサーモON状態の前記室内機と近接する同一空調系統の前記室内機である近接室内機をサーモON状態にする
    ことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  11. 前記近接室内機は、複数の吹出し口を備え、
    前記制御装置は、複数の前記吹出し口のうち、前記温調エリアに最も近い前記吹出し口のみ開口させ、かつ、該吹出し口の風向を前記温調エリアに向ける
    ことを特徴とする請求項10記載の空気調和システム。
  12. 前記制御装置は、前記近接室内機の吹出し風量を、前記合計運転容量によって駆動した前記圧縮機の前記空調系統に属し、前記温調エリアを空調していたサーモON状態の前記室内機の吹出し風量よりも大きくする
    ことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の空気調和システム。
  13. 前記温調エリアの温度を検出する温調エリア温度検出手段と、
    前記温調エリアと近接する他のエリアである外エリアの温度を検出する外エリア温度検出手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記温調エリア温度検出手段によって検出された前記温調エリアの温度が、前記温調エリアの設定温度となっていない場合において、
    前記外エリア検出手段によって検出された前記外エリアの温度である検出外エリア温度と、その所定時間後の前記検出外エリア温度との温度差が所定量より大きい場合、前記温調エリアに近接するサーモOFF状態の前記室内機に送風運転を実施させ、
    前記温度差が所定量より小さい場合、前記近接室内機の吹出し風量を、前記温調エリアの温度と設定温度との差に基づいて調節する
    ことを特徴とする請求項10〜請求項12のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  14. 前記選択空調系統における前記圧縮機を前記低減運転容量によって駆動させることによって、停止状態からサーモON状態になった前記室内機である新規起動室内機は、複数の吹出し口を備え、
    前記制御装置は、複数の前記吹出し口のうち、前記温調エリアに最も近い前記吹出し口のみ開口させ、かつ、該吹出し口の風向を前記温調エリアに向ける
    ことを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  15. 前記制御装置は、前記新規起動室内機の吹出し風量を、該新規起動室内機と前記温調エリアとの距離に基づいて調節する
    ことを特徴とする請求項14記載の空気調和システム。
  16. 前記温調エリアの温度を検出する温調エリア温度検出手段と、
    前記温調エリアと近接する他のエリアである外エリアの温度を検出する外エリア温度検出手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記温調エリア温度検出手段によって検出された前記温調エリアの温度が、前記温調エリアの設定温度となっていない場合において、
    前記外エリア検出手段によって検出された前記外エリアの温度である検出外エリア温度と、その所定時間後の前記検出外エリア温度との温度差が所定量より大きい場合、前記温調エリアに近接する停止状態の前記室内機に送風運転を実施させ、
    前記温度差が所定量より小さい場合、前記新規起動室内機の吹出し風量を、前記温調エリアの温度と設定温度との差に基づいて調節する
    ことを特徴とする請求項14又は請求項15記載の空気調和システム。
  17. 前記居住空間の所定の位置に設置、又は、前記各室内機に設置され、その周囲の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記温度検出手段が設置された位置情報を記憶し、
    該位置情報に基づいて、前記温度検出手段から、前記温調エリア温度検出及び前記外エリア温度検出手段を選択する
    ことを特徴とする請求項13又は請求項16記載の空気調和システム。
  18. 前記各室内機は、同一居住空間に設置された
    ことを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  19. 前記制御装置は、前記圧縮機が停止している前記空調系統に属する前記室内機において、前記温調エリアの温度を設定温度になるように制御するために送風運転している前記室内機以外の前記室内機の送風運転を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれか一項に記載の空気調和システム。
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