JP2012143519A - 中央輪車椅子 - Google Patents

中央輪車椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2012143519A
JP2012143519A JP2011013457A JP2011013457A JP2012143519A JP 2012143519 A JP2012143519 A JP 2012143519A JP 2011013457 A JP2011013457 A JP 2011013457A JP 2011013457 A JP2011013457 A JP 2011013457A JP 2012143519 A JP2012143519 A JP 2012143519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
body frame
wheel
wheelchair
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011013457A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Higano
真一 日向野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011013457A priority Critical patent/JP2012143519A/ja
Publication of JP2012143519A publication Critical patent/JP2012143519A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】手動操作時の衛生が確保できて少し位の段差であれば乗り越えることができ、かつ安定性が大で転回操作が極めて容易な中央輪車椅子を提供することを目的とする。
【解決手段】座シート2が設けられた本体フレーム1と、この本体フレーム1の前記座シート2の略中央重心方向下部に配設された一対の主輪4と、前記本体フレーム1の側部に配設された前記一対の主輪4を駆動する操作部材6と、前記本体フレーム1の前部に設けた複数輪キャスター11とを具備し、前記一対の主輪4の各々を前記操作部材6で前後独立して回転駆動できるように構成したものである。また、本体フレーム1の後部に補助輪12を前記一対の主輪4の接地面よりも上方に配設した構成としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、歩行障害者や足腰の弱い高齢者が移動に際して着座したまま活用することができる中央輪車椅子に関するものである。
近年、歩行障害者や足腰の弱い高齢者のための歩行補助器具として車椅子、一輪歩行車等の歩行車、歩行補助杖、松葉杖等が多く使用されている。特に車椅子や一輪歩行車等の歩行車は、シートに座して介助者が操作したり自身の手足で走行操作するため容易に走行移動することが可能となる。このようなことから本発明者は先に一輪車を用いた一輪歩行車を提案した。この技術は、上部に背板と係止片が配設された支柱と、この支柱下部に配設され一輪車が回転可能に保持されたタイヤ保持フレームと、前記支柱に上下摺動可能に、かつ前記一輪車の軸心と重心がほぼ一致する位置に配設されたシートと、前記タイヤ保持フレームの一端が固定され前後にキャスターが取り付けられた平面U字形状のフットフレームと、このフットフレームの一端で回転可能に支持され、他端が前記支柱上部に配設された係止片と係脱するU字形状のサイドフレームと、中間部を前記サイドフレームに回転可能に支承すると共に下端を前記フットフレームに着脱可能に固定するようにした上端に把手が設けられた把手フレームを配設してなる把手支持フレームとより構成されている。したがって、車椅子のごとく走行移動と一輪車を中心とした回転機能で走行操作性を良好にしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−50613号 公報
しかしながら上記従来の構成では、歩行補助装置としての構成であるため当然ながら足を使っての移動をすることに重点がおかれて、足が使えない場合は車椅子を使用することになる。一般的に車椅子の構成としては座シートの両側部に手操作による駆動輪が配置され、前方に補助輪が設けられている。そのため、駆動輪の駆動に際しては駆動輪のタイヤによって手や袖が汚れて不衛生となり、転回時には座シートの両側部に駆動輪が配置されているのでよほどの習熟能力がなければ回転半径が広くなる場合が多く、通路やスペースの確保が大きな課題となっていた。その点、前者の歩行補助装置では一輪車が用いられているため転回が容易となるが、安定性を確保するため補助輪も一平面にて接地している必要がある。そのため少しの段差でも乗り越えることができないといった課題がある。また、車椅子として一輪車が座シートの略中央下部に用いられている構成の開示はない。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、手動操作時の衛生が確保できて少し位の段差であれば乗り越えることができ、かつ安定性が大で転回操作が極めて容易な中央輪車椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の中央輪車椅子は、座シートが設けられた本体フレームと、この本体フレームの前記座シートの略中央重心方向下部に配設された一対の主輪と、前記本体フレームの側部に配設された前記一対の主輪を駆動する操作部材と、前記本体フレームの前部に設けた複数輪キャスターとを具備し、前記一対の主輪の各々を前記操作部材で前後独立して回転駆動できるようにした構成としたものである。したがって、車椅子のごとく安定した走行移動と中央輪を中心とした転回機能で走行操作が極めて良好となり、かつ、一対の主輪に駆動する力が集中する大きな駆動力を得られる作用を有する。
また本発明の第2の中央輪車椅子は、本体フレームの後部に補助輪を一対の主輪の接地面よりも上方に配設した構成としたものである。したがって、段差を乗り越える際に前方が上になって車椅子が後方に傾斜しても、後部に配設された補助輪が接地するため一定以上の傾斜が防止できて安全性が確保できる。また、このため主輪は段差を乗り越え易くなるという作用を有する。
また本発明の第3の中央輪車椅子は、本体フレームの前部に設けた複数輪キャスターを、4輪キャスターとした構成としたものである。したがって、段差に突き当たると手動操作による少しの推力で4輪キャスターが回転するため段差を乗り越えることができるという作用を有する。そして、左右の4輪キャスターが段差を乗り越えた後は、本体フレームの座シートの略中央重心方向下部に設置した位置幅の狭い一対の主輪が段差を乗り越えることができる作用を有する。
また本発明の第4の中央輪車椅子は、座シートの略中央重心方向下部に配設された一対の主輪に対して、この一対の主輪を駆動する操作部材を本体フレームの側部に配設することにより、前記一対の主輪から前記操作部材を離隔した構成としたものである。したがって、手動操作時に手が一対の主輪と接触することによる不衛生を防止もしくは解消することができるという作用を有する。
本発明の中央輪車椅子は上記構成を備えたことにより、座シートの略中央重心方向下部に配設した一対の主輪の各々を手動の操作部材で前後独立して回転駆動できるようにしているため、車椅子のごとく安定した走行移動ができると共に、中央輪を中心とした転回構成であるため転回操作が極めて容易となり、転回のためのスペース確保が不要となるという作用効果が得られる。また、一対の主輪の位置幅が狭いために転回操作は一方の手動の操作部材のみを操作するだけで転回できることになるし、片手のみの操作でも転回が可能となるという作用効果が得られる。また、本体フレームの後部に補助輪を一対の主輪の接地面よりも上方に配設しているため、段差を乗り越える際に前方が上になって車椅子が後方に傾斜した場合には、補助輪が接地するため一定以上の傾斜が防止できて安全性が確保でき、さらに、一対の主輪が段差に乗り上げるためさらに段差を乗り越え易くなるといったような作用効果が得られる。また、本体フレームの前部に4輪キャスターを設けているため、手動操作によって一対の主輪に駆動力が集中して少しの推力で4輪キャスターが回転するため少しの段差であれば乗り越えることができる。また、本体フレーム側部に操作部材を配置し、一対の主輪を座シート中央部に配置することで一対の主輪から操作部材を離隔することで手動操作時に手が一対の主輪と接触することによる不衛生を防止もしくは解消することができるといったような多くの作用効果が得られる。
以下本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の中央輪車椅子の斜視図を、図2は正面図を、図3は側面図を示す。なお、同一構成要素には同一符号が付してある。図において、1は金属製のパイプよりなり椅子の形状に形成されている本体フレームで中央部に着座できる座シート2とその後方部に背もたれ用の背板3が設けられている。そして座シート2の略中央重心方向下部に一対の主輪4が配設されている。したがって、一対の主輪4の略中心上部に着座者の重心が位置するため、非常に安定した走行構成が得られることになる。この一対の主輪4の回転軸は、図2にても解るように、本体フレーム1に設けられた支持板5で各独立に支持されている。6は本体フレーム1の両側部に設けられた手動の操作輪で、操作軸7が上記した支持板5の上部に回転可能に支持されている。この操作軸7の回転力は上記主輪4との回転軸間で操作軸ギヤ8と回転軸ギヤ9間のチェーン10(図3参照)にて伝達されているが、これに限らずベルト駆動或いはギヤ駆動にて伝達されるように構成すればよい。また、手動の操作輪6もこれに限ることなくラッチギヤ等で駆動するバー状の操作部材を用いることも可能である。上記した本願発明の中央輪車椅子は、上記した説明からも理解できるように座シート2の略中央重心方向下部に配設された一対の主輪4に対して、この一対の主輪4を駆動する操作輪6を本体フレーム1の両側部に配設することにより、一対の主輪4から操作輪6を離隔した構成としている。したがって、操作輪6を操作するときには一対の主輪4から遠く離れているため、操作輪6の手動操作時に手や袖が一対の主輪と接触することによって汚れる不衛生を防止もしくは解消することができる構成となっている。
上記した一対の主輪4の回転軸と操作輪6の操作軸7は、各々独立して正転および逆転可能に支持板5に支持されている。したがって前進及び後進する場合は、本体フレーム1の両側部に設けられた手動の操作輪6を同時に回転させればよく、左側の操作輪6を多く正回転させれば左側の主輪4が多く正回転するため右方向に回転することになる。左方向にはこの逆の操作をすればよい。また、右の主輪4を停止したまま左側の操作輪6を正回転すれば、右の主輪4を定点としてその場で右方向に正転回する。逆であれば左方向に転回することになる。一対の主輪4の間隔は極めて狭いため、ほぼその場にての転回となるため転回あるいは旋回のためのスペース確保が不要となるし、片手のみの操作でも転回が可能となる。この操作は逆転の場合でも同様のこととなる。このような作用は一輪車ではなし得ないものであり、本願発明特有の作用である。
つぎに、上記した本体フレーム1の前方には一対の4輪キャスター11が一対の主輪4と水平接地するように設けられている。したがって一対の主輪4と4輪キャスター11とで水平が保たれて車椅子走行ができるようになっている。本体フレーム1の前方に設けた一対の4輪キャスター11は、少しの段差であれば乗り越えられるように設けたものであり、一般的には3輪キャスターがよく知られているが多輪キャスターも開示されている。本発明では上記した中央輪車椅子の構成に加えて4輪キャスターとしたものであり、主輪の直径が50cm程度で、直径が約11cmのキャスター車輪を4個使用し、一辺の高さを28cm程度とした場合に手動の操作輪6の両手による回転推力が8kg程度であれば10cm程度の段差であれば乗り越えられることが実証されている。
また本発明の中央輪車椅子は、本体フレーム1の後部に一対の補助輪12が主輪4の接地面よりも上方になるよう設けられている。平地における通常走行の場合は使用しないが段差を乗り越える際に前方が上になって車椅子が後方に傾斜したときに、この補助輪12が接地して一定以上の傾斜を防止し、転倒することが防止できて安全性を確保でき、さらに、−対の主輪4が段差に乗り上げるように構成してある。図示では一対の補助輪12が設けてあるが、本体フレーム1の後部の略中央部に一つの補助輪を配設しても上記とほぼ同様の作用が得られる。
なお、上記した本発明の中央輪車椅子において、通常の車椅子において配設されている足を乗せる折り畳み式のステップは省略してある。本来であれば4輪キャスター11の両内側に折り畳み式のステップが設けられ、また、本体フレーム1の背板3部の上端左右部に車椅子を押す把手が設けられる。また、本体フレーム1に肘置きを設けることも可能である。
本発明の中央輪車椅子は、歩行障害者や足腰の弱い高齢者が移動に際して着座したまま活用することができる車椅子として有用である。
本発明の中央輪車椅子の斜視図 本発明の中央輪車椅子の正面図 本発明の中央輪車椅子の側面図
1 本体フレーム
2 座シート
3 背板
4 主輪
5 支持板
6 操作輪
7 操作軸
8 操作軸ギヤ
9 回転軸ギヤ
10 チェーン
11 4輪キャスター
12 補助輪

Claims (4)

  1. 座シートが設けられた本体フレームと、この本体フレームの前記座シートの略中央重心方向下部に配設された一対の主輪と、前記本体フレームの側部に配設された前記一対の主輪を駆動する操作部材と、前記本体フレームの前部に設けた複数輪キャスターとを具備し、前記一対の主輪の各々を前記操作部材で前後独立して回転駆動できるようにしたことを特徴とする中央輪車椅子。
  2. 上記本体フレームの後部に補助輪を前記一対の主輪の接地面よりも上方に配設したことを特徴とする請求項1記載の中央輪車椅子。
  3. 上記本体フレームの前部に設けた複数輪キャスターを、4輪キャスターとしたことを特徴とする請求項1記載の中央輪車椅子。
  4. 上記座シートの略中央重心方向下部に配設された一対の主輪に対して、上記一対の主輪を駆動する操作部材を本体フレームの側部に配設することにより、前記一対の主輪から前記操作部材を離隔したことを特徴とする請求項1記載の中央輪車椅子。
JP2011013457A 2011-01-06 2011-01-06 中央輪車椅子 Pending JP2012143519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011013457A JP2012143519A (ja) 2011-01-06 2011-01-06 中央輪車椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011013457A JP2012143519A (ja) 2011-01-06 2011-01-06 中央輪車椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012143519A true JP2012143519A (ja) 2012-08-02

Family

ID=46787718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011013457A Pending JP2012143519A (ja) 2011-01-06 2011-01-06 中央輪車椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012143519A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014159128A1 (en) * 2013-03-14 2014-10-02 Department of Veterans Affairs, Technology Transfer Program Manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US9795522B2 (en) 2013-03-14 2017-10-24 The Department Of Veterans Affairs Collapsible manual wheelchair system for improved propulsion and transfers

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014159128A1 (en) * 2013-03-14 2014-10-02 Department of Veterans Affairs, Technology Transfer Program Manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US8905421B2 (en) 2013-03-14 2014-12-09 Department of Veterans Affairs, Technology Transfer Program Manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US9445958B2 (en) 2013-03-14 2016-09-20 Department of Veterans Affairs, Technology Transfer Program Manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US9795522B2 (en) 2013-03-14 2017-10-24 The Department Of Veterans Affairs Collapsible manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US9980863B2 (en) 2013-03-14 2018-05-29 The United States Of America As Represented By The Department Of Veterans Affairs Collapsible manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US10588795B2 (en) 2013-03-14 2020-03-17 United States Government as Represented by the Department of Veteran Affairs Manual wheelchair system for improved propulsion and transfers
US10695239B2 (en) 2013-03-14 2020-06-30 United States Government As Represented By The Department Of Veterans Affairs Collapsible manual wheelchair system for improved propulsion and transfers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0740542B1 (fr) Siege roulant pour le transport ou l'assistance au deplacement d'au moins un utilisateur, notamment d'une personne handicapee
TWI403432B (zh) 輪型載具
US9585801B2 (en) Powered mobility device
KR101215285B1 (ko) 턱이 있는 보도에서도 주행이 가능한 전동 휠체어
JP7406308B2 (ja) 屋内用及び屋外用移動システム
JP7320192B2 (ja) 電動車両
AU2016222273A1 (en) Step-climbing attachment for a wheeled chair
US11866121B2 (en) Electric mobility vehicle
US7815004B1 (en) Off road capable electric wheelchair attachment
JP7211219B2 (ja) 移動体
KR20120131594A (ko) 육륜 접지 개인용 자동차
JP2012143519A (ja) 中央輪車椅子
US8132637B1 (en) Off-road capable electric wheelchair attachment
WO2011074057A1 (ja) 不整地用車椅子
JP6349616B1 (ja) 手動式走行車
JP3182010U (ja) 移動補助車
KR102304939B1 (ko) 가변형 휠체어
JP4617718B2 (ja) 電動車椅子
JP4147569B2 (ja) 車椅子
JP3209200U (ja) 前輪駆動の三輪車
JP6664794B2 (ja) 介助用車いす
JP6562397B2 (ja) 段差昇降機能付き車椅子
JP3076628U (ja) 台車型車椅子
JPH11313853A (ja) 身障者の狭いトイレでの自力排便の方法
JP2015033432A (ja) 車椅子