JP2012142098A - 光源モジュールおよびそれを備えた面光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被照明体に対する照明をムラなく均一に行うことが可能な光源モジュールを提供する。
【解決手段】この光源モジュールは、光源基板1と、ライティングカーテン21を少なくとも有する光学部材2とを備えている。そして、光学部材2は、光源基板1の実装面1aに対して所定の間隔を隔てて対向配置される天面部21と、光源基板1の実装面1aと面するように配置される底部22と、天面部21および底部22を互いに連結する側部23とを有し、天面部21がライティングカーテン21とされているとともに、底部22が光源基板1に取り付け固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源モジュールおよびそれを備えた面光源装置に関する。
従来、面状の照明光を生成して被照明体を照明する面光源装置が知られており、液晶表示装置に設置されるバックライトユニットなどとして使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
従来では、面光源装置の光源として、水銀やキセノンを蛍光管の内部に封入したCCFL(冷陰極蛍光ランプ)などが主に使用されていた。しかし、CCFLを面光源装置の光源とした場合、発光輝度や寿命が不十分となり、さらに、低圧側の輝度が低くなることで均整のとれた発光が得られ難くなるという不都合があった。そこで、このような不都合を解消するために、CCFLに代えて、LED(発光ダイオード)パッケージを光源とした面光源装置が従来から種々提案されている。
以下に、図19を参照して、従来の提案された面光源装置の構成の一例について簡単に説明する。
従来の提案された面光源装置では、図19に示すように、光出射用の開口を持つシャーシ101の内部に光源基板102が収容されている。光源基板102は、その実装面に実装された光源としてのLEDパッケージ103を有している。
さらに、シャーシ101の内部には、光の反射を行う反射シート104も収容されている。反射シート104は、光源基板102の実装面と面するように配置され、光源基板102の実装面を覆っている。なお、反射シート104には露出穴が形成されており、反射シート104が光源基板102の実装面と面するように配置された状態においては、反射シート104の露出穴からLEDパッケージ103が露出(突出)されている。
また、シャーシ101の開口にはライティングカーテン105が取り付けられており、それによって、シャーシ101の開口がライティングカーテン105で塞がれている。そして、ライティングカーテン105の所定面(光源基板102の実装面に向けられた面とは反対側の面)上には、光の拡散を行う拡散板106が隙間なく配置されている。
ところで、ライティングカーテン105のうちのLEDパッケージ103と重畳する光源重畳部分(光の入射量が多い部分)には、光の透過量が少なくなるような処理が施されている。一方で、ライティングカーテン105のうちの光源重畳部分以外の部分(光の入射量が少ない部分)には、光の透過量が多くなるような処理が施されている。このため、LEDパッケージ103で生成された光がライティングカーテン105に入射すると、ライティングカーテン105の所定面から面状に光が出射されるが、その光に輝度ムラが発生し難くなる。そして、ライティングカーテン105の所定面から出射された光は、拡散板106によって拡散された後、照明光として被照明体を照明することになる。
特開昭64−72193号公報
面光源装置の光源としてLEDパッケージを用いた場合、光源としてのLEDパッケージはCCFLに比べて指向性が強いので、ライティングカーテンを設けることで得られる効果を最大限に引き出すためには、LEDパッケージとライティングカーテンとの間の位置合せ、すなわち、光源基板とライティングカーテンとの間の位置合わせをより厳密に行わなければならない。
しかしながら、図19に示した従来の提案された面光源装置では、シャーシ101への光源基板102の取り付けと、シャーシ101へのライティングカーテン105の取り付けとが別々に実施される。したがって、光源基板102(LEDパッケージ103)とライティングカーテン103との間で位置ずれが起こり易くなり、ライティングカーテン105を設けることで得られる効果が小さくなる恐れがある。すなわち、従来の提案された面光源装置では、ライティングカーテン105を設けているにもかかわらず、照明光に輝度ムラが生じてしまう場合がある。そして、この場合には、被照明体に対する照明をムラなく均一に行うのが困難になってしまう。
なお、光源基板102とライティングカーテン105との間の位置ずれを回避する方法として、光源基板102およびライティングカーテン105のそれぞれを精度良く取り付けるための位置決め機構をシャーシ101などに設けることが考えられる。ただし、このようにすると、光源基板102およびライティングカーテン105のそれぞれのシャーシ101への取り付けが複雑になり、かつ、位置決め機構を設ける分だけコストが上昇するという不都合が新たに発生する。さらに、光源基板102およびライティングカーテン105のそれぞれのシャーシ101に対する取り付け工程が別工程であるので、取り付け工程のコストが上昇するとともに、取り付け工程のスループットが低下する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、被照明体に対する照明をムラなく均一に行うことが可能な光源モジュールおよびそれを備えた面光源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面による光源モジュールは、光源と、実装面を有し、その実装面に光源が実装された光源基板と、光源からの光を部分的に遮るライティングカーテンを少なくとも有する光学部材とを備えている。そして、光学部材は、光源基板の実装面に対して所定の間隔を隔てて対向配置される天面部と、光源基板の実装面と面するように配置される底部と、天面部および底部を互いに連結する側部とを有し、光学部材の天面部がライティングカーテンとされているとともに、光学部材の底部が光源基板に取り付け固定されている。
第1の局面による光源モジュールでは、上記のように、光学部材(光源基板の実装面に対して所定の間隔を隔てて対向配置される天面部と、光源基板の実装面と面するように配置される底部と、天面部および底部を互いに連結する側部とを有する部材)の天面部をライティングカーテンとして機能させ、光学部材の底部を光源基板に取り付け固定することによって、光源基板にライティングカーテンが一体化された状態になる。これにより、光源基板およびライティングカーテンを何らかの筐体に取り付ける際に、光源基板およびライティングカーテンの筐体への取り付けを別々に行わなくてもよくなる。したがって、光源基板およびライティングカーテンの筐体への取り付けを別々に行うことに起因して光源基板とライティングカーテンとの間で位置ずれが起こる、という不都合の発生が抑制される。すなわち、ライティングカーテンを通して出射される光(照明光)に輝度ムラが生じ難くなる。その結果、被照明体に対する照明をムラなく均一に行うことが可能となる。
また、第1の局面による光源モジュールでは、何らかの筐体に光源モジュールを取り付ける際に、光源基板およびライティングカーテンを精度良く取り付けるための位置決め機構を筐体に別途設ける必要がないので、光源基板およびライティングカーテンの筐体に対する取り付けが簡単になり、かつ、部品コストの削減が図られる。さらに、光源基板にライティングカーテンが一体化されるので、光源基板およびライティングカーテンの筐体に対する取り付け工程が同一工程となる。したがって、取り付け工程のコストが削減されるとともに、取り付け工程のスループットが向上する。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光学部材の底部に露出穴が形成されており、光学部材の底部の露出穴から光源が露出された状態で、光学部材の底部が光源基板に取り付け固定されていることが好ましい。このように構成すれば、光学部材の底部を光源基板に取り付け固定するようにしたとしても、光源の発光が光学部材の底部で阻害されるのを抑制することができる。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光学部材の底部が光を反射する反射部となっていることが好ましい。このように構成すれば、光源基板の実装面上において光の反射が行われるので、光源基板の実装面に向かう光の吸収が抑制されることで損失光が減少し、光の利用効率が向上する。さらに、光源基板の実装面上において光の反射が行われるようになっていると、光源基板の実装面に向かう光を光学部材の天面部(ライティングカーテン)に向かって反射することができるので、ライティングカーテンを通して出射される光(照明光)が増大し、輝度が高まる。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光学部材の底部および側部が一体的に成形されていてもよく、さらには、光学部材の天面部が光学部材の底部および側部と一体的に成形されていてもよい。このように構成すれば、容易に、天面部(ライティングカーテン)、底部および側部を一体的に有する光学部材を得ることができる。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光学部材の側部が光を反射する反射部となっていてもよいし、光学部材の側部が50%以上の全光透過率を有する透光部となっていてもよい。
光学部材の側部が光を反射する反射部となっていれば、光学部材の側部に向かう光の吸収が抑制されることで損失光が減少し、光の利用効率が向上する。さらに、光学部材の側部に向かう光を光学部材の天面部(ライティングカーテン)に向かって反射することができるので、ライティングカーテンを通して出射される光(照明光)が増大し、輝度が高まる。
また、光学部材の側部が50%以上の全光透過率を有する透光部となっていれば、たとえば、2つの光学部材を互いに隣接させて使用する場合、一方の光学部材でカバーされた光源および他方の光学部材でカバーされた光源のそれぞれからの光の一部が光学部材の天面部(ライティングカーテン)に入射するまでの間に互いに混ざり合う。したがって、一方の光学部材でカバーされた光源と他方の光学部材でカバーされた光源との間で輝度や色度にバラツキがあったとしても、輝度や色度のバラツキがある程度緩和され、輝度や色度のバラツキが目立たなくなる。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光学部材の底部および光源基板が粘着材を介して互いに接着されることによって、光学部材の底部が光源基板に取り付け固定された状態になっていてもよい。このように構成すれば、容易に、光学部材の底部を光源基板に取り付け固定することができる。また、光源基板および光学部材に何らかの取り付け部を設ける必要がないので、光源基板および光学部材の構造が簡素化される。
また、上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光学部材の底部および光源基板のそれぞれに嵌合部が設けられており、光学部材の底部および光源基板のそれぞれの嵌合部が互いに嵌合されることによって、光学部材の底部が光源基板に取り付け固定された状態になっていてもよい。このように構成すれば、容易に、光学部材の底部を光源基板に取り付け固定することができる。また、光学部材の底部を光源基板に取り付け固定するための何らかの部材を別途準備する必要がないので、部品点数が増加することはない。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光源基板の実装面と対向する領域側から平面的に見て、光学部材の所定部分が光源基板の外縁よりも外側に張り出していてもよい。このように、光源基板の実装面と対向する領域側から平面的に見て、光学部材の所定部分が光源基板の外縁よりも外側に張り出していてもよいのであれば、光源基板のサイズを可能な限り小さくすることができる。したがって、光源基板にかかるコストが削減される。
この場合、光学部材の所定部分に製品情報が表示されていることが好ましい。このように構成すれば、以下のような効果が得られる。
すなわち、通常のように光源基板の実装面に製品情報を表示すると、その製品情報が光学部材の陰に隠れてしまうので、光源基板から光学部材を取り外さなければ製品情報を識別できないが、光学部材の所定部分に製品情報を表示するようにすると、容易に、製品情報を識別できるようになる。さらに、製品情報を表示するためのスペースを光源基板に設ける必要がないので、その分、光源基板のサイズを小さくすることができ、光源基板にかかるコストの削減が図られる。
上記第1の局面による光源モジュールにおいて、光源が発光ダイオードであることが好ましい。
本発明の第2の局面による面光源装置は、上記第1の局面による光源モジュールを備えている。このように構成された面光源装置では、被照明体に対する照明をムラなく均一に行うことが可能となり、さらに、生産性も向上する。
上記第2の局面による面光源装置において、光源モジュールが複数の光源モジュールを含み、光源基板の実装面と対向する領域側から平面的に見た場合に、複数の光源モジュールからなる発光体を取り囲むように、光の反射を行う反射シートが配置されていることが好ましい。このように構成すれば、平面的に見ると、発光体(複数の光源モジュールからなる集合体)の外周付近において光の反射が行われるので、発光体の外周付近であってもある程度の輝度が確保される。したがって、平面的に見て、被照明体の外周部分が発光体に対して食み出していたとしても、被照明体の外周部分を照明する照明光が暗くなるのを抑制することができる。
さらに、この構成では、被照明体のサイズに多少の変更があったとしても、反射シートのサイズ変更を行ったり、光源モジュールの配置数や配置位置の調整を行ったりすることだけで、被照明体のサイズ変更に対応することができる。したがって、光源モジュールの再設計を行う必要がなくなり、被照明体のサイズ変更に要する手間が大幅に低減される。
以上のように、本発明によれば、被照明体に対する照明をムラなく均一に行うことが可能な光源モジュールおよびそれを備えた面光源装置を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態による光源モジュールの斜視図である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールの平面図である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールの断面図である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールに含まれる光源基板の平面図である。 図4に示した光源基板の断面図である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールに含まれる光学部材を底部側から見た場合の平面図である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールの一部を拡大した断面図(光源基板に対する光学部材の取り付け方法の第1の例を説明するための図)である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールの一部を拡大した断面図(光源基板に対する光学部材の取り付け方法の第2の例を説明するための図)である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールの一部を拡大した断面図(光源基板に対する光学部材の取り付け方法の第3の例を説明するための図)である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールを側部側から見た場合の平面図(製品情報の表示箇所の一例を説明するための図)である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールを側部側から見た場合の平面図(製品情報の表示箇所の他の例を説明するための図)である。 図1に示した第1実施形態による光源モジュールに含まれる光学部材の製造方法を説明するための図である。 図12に示した製造方法を用いて製造された光学部材を底部側から見た場合の平面図である。 本発明の第2実施形態による光源モジュールの平面図である。 図14に示した第2実施形態による光源モジュールの断面図である。 本発明の第3実施形態による面光源装置の断面図である。 図16に示した第3実施形態による面光源装置に含まれる発光体(複数の光源モジュールからなる集合体)の斜視図である。 図16に示した第3実施形態による面光源装置の内部の平面図である。 従来の提案された面光源装置の構成の一例を示した断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による光源モジュールMJ1の構成について、図1〜図11を参照して説明する。
第1実施形態による光源モジュールMJ1は、図1〜図3に示すように、光源基板(プリント配線板)1と、光学部材2とを備えている。
光源基板1は、図4および図5に示すように、実装面1aを有し、その実装面1aにLEDパッケージ11が実装された構造とされている。なお、LEDパッケージ11は、本発明の「光源」の一例である。
LEDパッケージ11の光源基板1への実装数は複数個(たとえば、4個)とされており、それら複数個のLEDパッケージ11は同一の光源基板1に実装されることでモジュール化されている。なお、LEDパッケージ11の光源基板1への実装数は特に限定されるものではなく、用途に応じて変更可能である。
このような光源基板1は、たとえば、硬質性の絶縁樹脂板が基材として用いられる。なお、光源基板1の配線構造としては、基材の片面にのみ配線層が設けられたものであってもよいし、基材の両面に配線層が設けられたものであってもよい。もちろん、3層以上の配線層が積層されたものであってもよい。
また、光源基板1は、その実装面1aと対向する領域側から平面的に見た場合(以下、単に平面視と言う)において、外形形状が細長の四角形状(短冊形状)となるように形成されている。そして、光源基板1に実装された複数個のLEDパッケージ11は、光源基板1の長手方向に沿って互いに所定の間隔(等間隔)を隔てて列状に配置されている。なお、以下の説明では、光源基板1の長手方向(実装面1aの長辺に沿った方向)をX方向と言うとともに、光源基板1の短手方向(実装面1aの短辺に沿った方向)をY方向と言う。
LEDパッケージ11は、トップビュータイプである。このタイプのLEDパッケージは発光に直上方向の指向性を有するものが多く、LEDパッケージ11の配光特性もこれに準ずるものとして説明する。すなわち、LEDパッケージ11が光源基板1に実装された状態においては、LEDパッケージ11の発光面の中心部が光源基板1の実装面1aの向く方向(光源基板1の実装面1aの法線方向)と同じ方向に向けられる。したがって、後述のライティングカーテン21が無い状態で平面視すると、LEDパッケージ11と重畳する領域における光量が最も多くなり、LEDパッケージ11と重畳する領域から放射状に離れるにしたがって徐々に光量が少なくなる。なお、光源基板1の実装面1aは、被照明体側に向けられる。したがって、その光源基板1の実装面1aに実装されるLEDパッケージ11の発光面の中心部も、被照明体側に向けられることになる。
また、LEDパッケージ11は、その発光面から白色の光が発せられる構造になっている。LEDパッケージ11の構造としては、特に限定されるものではないが、たとえば、青色光を黄色に変換する蛍光体と青色LED素子とを組み合わせたものとされている。あるいは、青色光を緑色および赤色にそれぞれ変換する蛍光体と青色LED素子とを組み合わせてもよいし、赤色LED素子、緑色LED素子および青色LED素子の3種類のLED素子を組み合わせてもよい。
光源基板1には、LEDパッケージ11に加えて、コネクタ12が実装されている。コネクタ12は、LEDパッケージ11を外部機器に電気的に接続するためのものであり、光源基板1のX方向の一方端部に配置されている。
図1〜図3に戻って、光源基板1と共に光源モジュールMJ1を成す光学部材2は、LEDパッケージ11からの光を部分的に遮るライティングカーテン21を少なくとも有している。
ライティングカーテン21は、板状の反射材からなっており、光源基板1の実装面1aおよび裏面(実装面1aとは反対側の面)のうちの実装面1a側に配置され、かつ、光源基板1の実装面1aに対して所定の間隔を隔てて対向している。なお、光源基板1の実装面1aは被照明体側に向けられる面であるので、ライティングカーテン21が光源基板1の実装面1aに対して対向配置されると、ライティングカーテン21の所定面(光源基板1の実装面1aと対向する面の反対面)が被照明側に向けられる。
そして、平面視においては、光源基板1のX方向の一方端部以外の部分がライティングカーテン21によって覆われている。したがって、LEDパッケージ11がライティングカーテン21によって覆われた状態となっている。これにより、LEDパッケージ11から光が発せられると、その光がライティングカーテン21に入射されることになる。
なお、光源基板1のX方向の一方端部以外の部分がライティングカーテン21によって覆われているということは、光源基板1のX方向の一方端部についてはライティングカーテン21によって覆われていないということである。このため、光源基板1のX方向の一方端部に位置するコネクタ12は、ライティングカーテン21に覆われずに露出されている。
また、このライティングカーテン21は、平面視における外形形状がX方向に長い四角形状(長方形状)とされている。そして、1つのライティングカーテン21によって、光源基板1に実装された複数個のLEDパッケージ11がまとめて覆われている。
さらに、ライティングカーテン21には、光を透過させるための開口部21aが形成されている。このため、LEDパッケージ11から発せられた光のうち、ライティングカーテン21の開口部21a以外の部分に入射した光は、ライティングカーテン21で反射され、光源基板1に向かって進行する。一方、ライティングカーテン21の開口部21aに入射した光は、ライティングカーテン21をそのまま透過し、ライティングカーテン21の所定面(光源基板1の実装面1aと対向する面の反対面)から被照明体側に向けて出射される。すなわち、この光源モジュールMJ1においては、ライティングカーテン21の所定面が光出射面となる。
なお、ライティングカーテン21の開口部21aの開口形状としては、特に限定されるものではなく、円形状であってもよいし、円形状とは異なる形状(たとえば、楕円形状や多角形状)であってもよい。
ライティングカーテン21への開口部21aの形成数は複数とされ、それらは互いに連結しないように分散配置されている。さらに、ライティングカーテン21の複数の開口部21aの各大きさ(開口面積)は、均一にはなっておらず、配置位置によって異なっている。
具体的には、ライティングカーテン21のうちの平面視においてLEDパッケージ11と重畳する部分(図2中の破線で囲まれた部分)を重畳部分21bとすると、その重畳部分21bから放射状に離れるにしたがって開口率が徐々に高くなるように、複数の開口部21aの各大きさが設定されている。言い換えると、ライティングカーテン21の複数の開口部21aの各大きさは、重畳部分21bから放射状に離れるにしたがって徐々に大きくなっている。なお、変形例として、ライティングカーテン21の複数の開口部21aの各大きさが互いに同じにされ、重畳部分21bから放射状に離れるにしたがって、隣接する開口部21a同士の間隔が徐々に狭くされたものも考えられる。
これにより、LEDパッケージ11から光が発せられると、ライティングカーテン21の重畳部分21bにおいては、多くの光が入射されるが、ライティングカーテン21を透過せずに光源基板1に向かって反射される光も多くなる。一方、ライティングカーテン21の重畳部分21b以外の部分においては、重畳部分21bから放射状に離れるにしたがって入射する光は少なくなるが、ライティングカーテン21を透過する光(開口部21aを抜ける光)が重畳部分21bから放射状に離れるにしたがって徐々に多くなる。すなわち、ライティングカーテン21の重畳部分21b(および重畳部分21bの近傍部分)から出射される光量と、ライティングカーテン21の重畳部分21bに対して離間された部分から出射される光量との差が小さくなる。このため、ライティングカーテン21の所定面(光出射面)からの出射光に輝度ムラが発生し難くなり、被照明体に対する照明を良好に行うことができる、という効果が得られる。
なお、言うまでもないが、ライティングカーテン21の開口部21a以外の部分(重畳部分21bを含む部分)における光反射が少ない(光吸収が多い)と、輝度ムラの発生が抑制されたとしても、輝度そのものが低くなる。したがって、光反射率の高い材料をライティングカーテン21の構成材料として使用し、それによって、輝度の低下を可能な限り抑制することが好ましい。このような材料としては、微発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂などがあり、たとえば、古河電工株式会社から「MCPET」の商品名で発売されている。なお、古河電工株式会社製の「MCPET」は、99%という非常に高い光反射率を有しており、ライティングカーテン21の構成材料に適している。
ここで、ライティングカーテン21を用いて輝度ムラの抑制を図る場合、平面視においてライティングカーテン21の重畳部分(開口率が低い部分)21bがLEDパッケージ11からずれてしまうと、ライティングカーテン21を設けることで得られる効果が小さくなる。このため、LEDパッケージ11とライティングカーテン21の重畳部分21bとを平面視において一致させることは非常に重要である。
したがって、第1実施形態では、筐体などの別部材に光学部材(ライティングカーテン21を少なくとも有する部材)2を取り付け固定するのではなく、光源基板1に光学部材2の一部を直接的に取り付け固定し、それにより、LEDパッケージ11に対するライティングカーテン21の重畳部分21bの平面視における位置ずれを抑制するようにしている。すなわち、光学部材2は、光源基板1に対して取り付け可能な構造となっている。
この光学部材2の構造としては、天面部21、底部22および側部23を一体的に有するものが光学部材2とされている。天面部21は、光源基板1の実装面1aに対して所定の間隔を隔てて対向配置される板状の部分であり、平面視における外形形状がX方向に長い細長の四角形状(長方形状)に形成されている。底部22は、光源基板1の実装面1aと面するように配置される(天面部21に対して所定の間隔を隔てて対向配置される)板状の部分であり、平面視における外形形状がX方向に長い細長の四角形状(天面部21の外形形状と同じ形状)に形成されている。側部23は、天面部21(底部22)の外周に立設された板状の部分であって、天面部21および底部22のそれぞれの外周を互いに連結している。このことから、光学部材2は、内部(天面部21、底部22および側部23で囲まれた部分)に空洞を持つ箱状に形成されたものであると言える。
そして、これら光学部材2の各部分(天面部21、底部22および側部23)のうち、天面部21がライティングカーテン21とされており、底部22が光源基板1に取り付けられる部分とされている。すなわち、光学部材2の底部22が光源基板1に取り付けられることによって、ライティングカーテン21(光学部材2の天面部21)が光源基板1に対して固定された状態となっている。
また、光学部材2の底部22には、開口形状が四角形状とされた露出穴22aがLEDパッケージ11の実装数と同数だけ形成されている。そして、光学部材2の底部22の露出穴22aのそれぞれから、LEDパッケージ11が1つずつ露出(突出)されている。この光学部材2の底部22の露出穴22aの開口形状は特に限定されるものではなく、LEDパッケージ11を露出(突出)させることが可能な形状であればよい。なお、光学部材2を底部22側から平面的に見ると、図6に示すようになる。
光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定は、たとえば、図7に示すように、光源基板1と光学部材2の底部22との間に粘着材24を配置し、その粘着材24を介して光源基板1および光学部材2の底部22を互いに接着することによってなされている。なお、粘着材24としては、液状の接着剤を硬化したものであってもよいし、両面テープのようなものであってもよい。
また、図8に示すように、光源基板1に嵌合穴1bを設けるとともに光学部材2の底部22に嵌合突起22bを設け、光源基板1の嵌合穴1bに光学部材2の底部22の嵌合突起22bを嵌合させることによって、光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定を行うようにしてもよい。なお、嵌合穴1bおよび嵌合突起22bは、本発明の「嵌合部」の一例である。
あるいは、図9に示すように、光源基板1に嵌合突起1cを設けるとともに光学部材2の底部22に嵌合穴22cを設け、光源基板1の嵌合突起1cを光学部材2の底部22の嵌合穴22cに嵌合させることによって、光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定を行うようにしてもよい。なお、嵌合突起1cおよび嵌合穴22cは、本発明の「嵌合部」の一例である。
もちろん、図7〜図9に示した方法とは異なる方法を用いて、光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定を行うようにしてもよい。いずれにしても、図1〜図3に示したように、光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21が光源基板1の実装面1aに対して所定の間隔を隔てて対向配置された状態で、光源基板1に対して光学部材2の底部22の取り付け固定が確実になされていればよい。
また、光源基板1に光学部材2の底部22が取り付け固定された状態で平面視すると、光学部材2の所定部分が光源基板1の外縁よりも外側に張り出している。すなわち、光源基板1の平面視におけるY方向の幅としては、光学部材2の平面視におけるY方向の幅(天面部21および底部22の平面視におけるY方向の幅)よりも小さくなっている。
そして、この実施形態では、光源基板1の実装面1aではなく、光学部材2の所定部分(平面視において光源基板1の外縁よりも外側に張り出している部分)に、流通管理や品質保持などのための製品情報を表す識別ラベル25(図10および図11参照)が貼付されている。なお、識別ラベル25というのは、シリアル番号またはシリアル番号を符号化したバーコードが印刷されたラベルである。
識別ラベル25の具体的な貼付箇所としては、図10に示すように、光学部材2の側部23であってもよいし、図11に示すように、光学部材2の底部22であってもよい。なお、光学部材2の所定部分に識別ラベル25を貼付するのではなく、レーザ印刷法などの方法を用いて光学部材2の所定部分に製品情報を直接印刷してもよいし、光学部材2の所定部分に製品情報を刻印してもよい。
ところで、図1〜図3に示した光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23は、同一の材料で一体的に成形されている。すなわち、光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21が反射材(微発泡PET樹脂)からなっていることは既に述べたが、光学部材2の底部22および側部23も反射材(微発泡PET樹脂)からなっていることになる。したがって、光学部材2の底部22および側部23のそれぞれは、光の反射を行う反射部になっていると言える。
このような光学部材2は、たとえば、以下の方法で作製される。
光学部材2の作製手順としては、まず、微発泡PET樹脂からなるシートを準備し、そのシートに対してプレス加工(打ち抜き加工)を行うことにより、図12に示すようなシート20を作製する。
このシート20は、図1〜図3に示した光学部材2を展開したものに相当する。すなわち、シート20の部分201が光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21に相当し、シート20の部分201に形成された開口部201aが光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21の開口部21aに相当する。また、シート20の部分202が光学部材2の底部22に相当し、シート20の部分202に形成された切り欠き202aが光学部材2の底部22の露出穴22aに相当する。また、シート20の部分203が光学部材2の側部23に相当する。なお、図12中の破線は、ミシン目加工などを施すことで得られる折り曲げ線であり、たとえば、プレス加工(打ち抜き加工)と同時に加工することができる。
そして、プレス加工(打ち抜き加工)を行った後、図7に示した固定方法を採用する場合には、シート20の部分202に粘着材24を印刷塗布する。
続いて、折り曲げ線(図12中の破線)に沿って、シート20の部分201に対して部分203を直角に折り曲げ、さらに、シート部材20の部分203に対して部分202を直角に折り曲げる。これにより、図1〜図3に示したような光学部材2、すなわち、天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23が互いに一体化された光学部材2が得られる。
なお、この作製方法では、図13に示すように、光学部材2の底部22に継ぎ目(図13中の太線)が入る。また、シート20の部分202に形成された切り欠き202a(図12参照)を組み合わせたものが光学部材2の底部22の露出穴22aとなる。
第1実施形態では、上記のように、光学部材(光源基板1の実装面1aに対して所定の間隔を隔てて対向配置される天面部21と、光源基板1の実装面1aと面するように配置される底部22と、天面部21および底部22を互いに連結する側部23とを有する部材)の天面部21をライティングカーテン21として機能させ、光学部材2の底部22を光源基板1に取り付け固定することによって、光源基板1にライティングカーテン21が一体化された状態になる。これにより、光源基板1およびライティングカーテン21を何らかの筐体に取り付ける際に、光源基板1およびライティングカーテン21の筐体への取り付けを別々に行わなくてもよくなる。したがって、光源基板1およびライティングカーテン21の筐体への取り付けを別々に行うことに起因して光源基板1とライティングカーテン21との間で位置ずれが起こる、という不都合の発生が抑制される。すなわち、ライティングカーテン21を通して出射される光(照明光)に輝度ムラが生じ難くなる。その結果、被照明体に対する照明をムラなく均一に行うことが可能となる。
また、第1実施形態では、何らかの筐体に光源モジュールMJ1を取り付ける際に、光源基板1およびライティングカーテン21を精度良く取り付けるための位置決め機構を筐体に別途設ける必要がないので、光源基板1およびライティングカーテン21の筐体に対する取り付けが簡単になり、かつ、部品コストの削減が図られる。さらに、光源基板1にライティングカーテン21が一体化されるので、光源基板1およびライティングカーテン21の筐体に対する取り付け工程が同一工程となる。したがって、取り付け工程のコストが削減されるとともに、取り付け工程のスループットが向上する。
また、第1実施形態では、LEDパッケージ11を露出(突出)させるための露出穴22aを光学部材2の底部22に形成しているので、光学部材2の底部22を光源基板1に取り付け固定するようにしたとしても、LEDパッケージ11の発光が光学部材2の底部22で阻害されるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、光学部材2の底部22が反射部(光を反射する部分)となっているので、光源基板1の実装面1a上において光の反射が行われる。このため、光源基板1の実装面1aに向かう光の吸収が抑制されることによって損失光が減少し、光の利用効率が向上する。さらに、光源基板1の実装面1a上において光の反射が行われるようになっていると、光源基板1の実装面1aに向かう光を光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21に向かって反射することができるので、ライティングカーテン21を通して出射される光(照明光)が増大し、輝度が高まる。
また、第1実施形態では、光学部材2の側部23が反射部(光を反射する部分)となっているので、光学部材2の側部23に向かう光の吸収が抑制されることによって損失光が減少し、光の利用効率がより向上する。さらに、光学部材2の側部23に向かう光を光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21に向かって反射することができるので、より一層、ライティングカーテン21を通して出射される光(照明光)が増大して輝度が高まる。
また、第1実施形態では、光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23が一体的に成形されているので、容易に、天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23を一体的に有する光学部材2を得ることができる。
また、第1実施形態の構成において、図7に示した方法を用いて光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定を行うようにすれば、容易に、光学部材2の底部22を光源基板1に取り付け固定することができる。さらに、光源基板1および光学部材2に何らかの取り付け部を設ける必要がないので、光源基板1および光学部材2の構造が簡素化される。
その一方、図8および図9に示した方法を用いて光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定を行うようにすれば、光学部材2の底部22を光源基板1に取り付け固定するための何らかの部材を別途準備する必要がないので、部品点数が増加することはない。なお、この方法を用いた場合でも、光源基板1に対する光学部材2の底部22の取り付け固定は容易になる。
また、第1実施形態では、平面視において光学部材2の所定部分が光源基板1の外縁よりも外側に張り出していてもよいので、光源基板1のサイズを可能な限り小さくすることができる。したがって、光源基板1にかかるコストが削減される。
また、第1実施形態では、光学部材2の所定部分(平面視において光源基板1の外縁よりも外側に張り出している部分)に製品情報を表示しているので、製品情報が隠れてしまうことがない。このため、容易に、製品情報を識別できる。さらに、光学部材2の所定部分に製品情報を表示するようにすると、製品情報を表示するためのスペースを光源基板1に設ける必要がないので、その分、光源基板1のサイズを小さくすることができ、光源基板1にかかるコストのさらなる削減が図られる。
また、第1実施形態では、光源モジュールMJ1をX方向に沿って切断した断面(図3参照)で見ると、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11の間に仕切りが存在しないので、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11からの光の一部が光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21に入射するまでに混ざり合う。したがって、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11の間で輝度や色度にバラツキがあったとしても、輝度や色度のバラツキが目立ち難くなる。
また、第1実施形態では、1つの光学部材2で複数個のLEDパッケージ11をカバーできるので、複数個のLEDパッケージ11のそれぞれに対して光学部材2を1つずつ割り当てる必要はない。これにより、部品点数の増大が抑制される。
なお、第1実施形態の光学部材2において、天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23を同一の材料で一体的に成形したものを光学部材2とするのではなく、底部22および側部23のみを一体的に成形し、互いに一体化された底部22および側部23に天面部(ライティングカーテン)21を後付け固定(嵌合による固定や粘着材による固定)するようにしてもよい。そして、この場合には、天面部(ライティングカーテン)21と底部22および側部23とが異なる材料からなっていてもよい。
さらに、天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23をそれぞれ別個に形成し、それらを互いに組み合わせたものを光学部材2としてもよい。そして、この場合には、天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23が互いに異なる材料からなっていてもよく、たとえば、微発泡PET樹脂シートを天面部(ライティングカーテン)21とするとともに、比較的厚みのある樹脂シートに光反射シートを貼付したものを底部22とし、白色ポリカーボネート樹脂シートを側部23とすることが考えられる。もちろん、これら以外の材料を用いてもよい。ただし、天面部(ライティングカーテン)21、底部22および側部23のそれぞれの構成材料については、光学的特性(光反射率など)、機械的特性(強度など)、生産性およびコストを勘案した上で選定するのが好ましい。
なお、光学部材2の側部23に入射した光を積極的に透過させたい場合には、50%以上の全光透過率を有する板状部材(たとえば、透明ポリカーボネート樹脂シートや薄手の白色ポリカーボネート樹脂シートなど)で光学部材2の側部23を形成するようにしてもよい。この場合には、光学部材2の側部23が透光部になっていると言える。
(第2実施形態)
次に、図14および図15を参照して、本発明の第2実施形態による光源モジュールMJ2の構成について説明する。なお、第1実施形態の光源モジュールMJ1に使用された部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付しており、その詳細な説明は省略している。
第2実施形態による光源モジュールMJ2では、図14および図15に示すような光学部材3が用いられており、その光学部材3の一部が光源基板1に対して取り付け固定されている。
ただし、第2実施形態では、第1実施形態と異なり、光学部材3の使用数がLEDパッケージ11の実装数と同数とされており、複数個のLEDパッケージ11のそれぞれに対して光学部材3が1つずつ割り当てられている。すなわち、LEDパッケージ11の実装数が4個であれば、光学部材3の使用数が4つとなる。
第2実施形態の光学部材3の構造としては、第1実施形態の光学部材2の構造と略同じである。すなわち、光学部材3は、光源基板1の実装面1aに対して所定の間隔を隔てて対向配置される天面部31と、光源基板1の実装面1aと面するように配置される(天面部31に対して所定の間隔を隔てて対向配置される)底部32と、天面部31および底部32を互いに連結する側部33とを一体的に有している。
さらに、光学部材3の天面部31はライティングカーテン31とされているとともに、そこには光を透過させるための開口部31aが複数形成されている。また、光学部材3の底部32には、LEDパッケージ11を露出(突出)させるための露出穴32aが形成されている。なお、第2実施形態では、複数個のLEDパッケージ11のそれぞれに対して光学部材3が1つずつ割り当てられているので、各光学部材3の底部32への露出穴32aの形成数は1つである。
そして、第2実施形態では、複数(LEDパッケージ11の実装数と同数)の光学部材3がX方向に沿って隙間なく並べられ、各光学部材3の底部32が光源基板1に取り付け固定されている。これにより、各ライティングカーテン31(各光学部材3の天面部31)が光源基板1に対して固定された状態となっており、それぞれの重畳部分(平面視においてLEDパッケージ11と重畳させるべき部分)31bとLEDパッケージ11との間の平面視における位置ずれが抑制されている。
第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
第2実施形態では、上記のように、複数個のLEDパッケージ11のそれぞれに対して光学部材3を1つずつ割り当てることによって、複数のライティングカーテン31の平面視における合計のサイズは第1実施形態のライティングカーテン21の平面視におけるサイズと同じとなるが、複数のライティングカーテン31を個々で見ると、それら各ライティングカーテン31の平面視におけるサイズは第1実施形態のライティングカーテン21の平面視におけるサイズよりも小さくなる。したがって、ライティングカーテン31が撓み難くなり、輝度ムラの発生をより抑制することができる。
ところで、第2実施形態では、光源モジュールMJ2をX方向に沿って切断した断面(図15参照)で見ると、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11の間が光学部材3の側部33で仕切られたようになる。このため、光学部材3の側部33の構成材料を反射材にした場合、すなわち、光学部材3の側部33を反射部とした場合には、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11からの光は、各光学部材3の側部33で反射される。
一方で、光学部材3の側部33の構成材料を透光性の材料(たとえば、50%以上の全光透過率を有する材料)にした場合、すなわち、光学部材3の側部33を透光部とした場合には、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11からの光の一部は、各光学部材3の側部33を透過するので、各光学部材3の天面部(ライティングカーテン)31に入射するまでに混ざり合う。したがって、この場合には、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11の間で輝度や色度にバラツキがあったとしても、X方向に隣り合う各LEDパッケージ11からの光が部分的に混ざり合うので、輝度や色度のバラツキをある程度緩和することができ、輝度や色度のバラツキが目立たなくなる。
第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態の効果と同様である。
(第3実施形態)
次に、図16〜図18を参照して、第3実施形態による面光源装置の構成について説明する。なお、第3実施形態による面光源装置は、たとえば、液晶表示パネルを照明するバックライトユニットとして用いられる。
第3実施形態による面光源装置では、図16に示すように、光出射用の開口を持つ箱状のシャーシ(筐体)41の内部に複数の光源モジュールMJ1が収容され、それら複数の光源モジュールMJ1の光出射面がシャーシ41の開口側に向けられている。なお、複数の光源モジュールMJ1のそれぞれは第1実施形態の光源モジュールMJ1と同じものであるので、その詳細な説明については省略する。
複数の光源モジュールMJ1は、図17に示すように、X方向およびY方向に隙間なく敷き詰められている。言い換えると、X方向およびY方向のそれぞれにおいて、隣接する光源モジュールMJ1の光学部材2同士が当接されている。
このようになっていれば、複数の光源モジュールMJ1にそれぞれ含まれる光学部材2を精度良く形成しておくことによって、複数の光源モジュールMJ1をX方向およびY方向に隙間なく並べるだけで、複数の光源モジュールMJ1の位置決めがなされる。すなわち、複数の光源モジュールMJ1にそれぞれ含まれる光源基板1を精度良く所望の位置に配置することができる。
また、図16に示すように、シャーシ41の開口は、光の拡散を行う拡散板42によって塞がれている。これにより、複数の光源モジュールMJ1から光が出射されると、その光は、拡散板42で拡散されることになる。
ところで、図16では、複数の光源モジュールMJ1と拡散板42との間に空間が設けられた状態を図示しているが、複数の光源モジュールMJ1と拡散板42との間に空間を設けなくてもよい。ただし、複数の光源モジュールMJ1と拡散板42との間に空間を設けておくと、複数の光源モジュールMJ1から出射された光が拡散板42に入射する手前で拡散されるので、輝度ムラの少ない比較的良好な面状光が得られ易い。したがって、可能であれば、複数の光源モジュールMJ1と拡散板42との間に空間を設けておくのが好ましい。
なお、複数の光源モジュールMJ1と拡散板42との間の間隔の調整は、光学部材2の側部23の高さを変更することだけで行えるので、非常に容易である。もちろん、光学部材2の天面部(ライティングカーテン)21とLEDパッケージ11との間の間隔の調整についても、光学部材2の側部23の高さを変更することだけで行える。
ここで、第3実施形態では、図16および図18に示すように、シャーシ41内に、複数の光源モジュールMJ1に加えて、光の反射を行う反射シート43が収容されている。具体的には、複数の光源モジュールMJ1からなる集合体を単に発光体と称すると、平面視において、発光体を取り囲むように反射シート43が配置され、それによって、発光体とシャーシ41との間の領域Aが反射シート43で埋められた状態となっている。
これにより、平面視において発光体とシャーシ41との間に隙間(領域A)が存在していたとしても、その領域Aに配置された反射シート43で光の反射が行われることによって、拡散板42のうちの平面視において領域Aと重畳する端部42aにも十分に光が入射される。したがって、拡散板42の端部42aにおいて輝度が不足するのを抑制することができる。
さらに、この場合には、被照明体(たとえば、液晶表示パネル)のサイズが変更されることで拡散板42のサイズ(シャーシ41の光出射用の開口のサイズ)も変更され、それに伴って領域Aの大きさに多少の変動があったとしても、反射シート43のサイズ変更を行ったり、シャーシ41の内部における光源モジュールMJ1の収容数や配置位置の調整を行ったりすることだけで、被照明体のサイズ変更に対応することができる。このため、光源モジュールMJ1の再設計を行う必要がなくなる。すなわち、従前の光源モジュールMJ1に設計変更を加えることなく、様々なサイズの被照明体に対して輝度ムラなく照明を行えるようになり、被照明体のサイズ変更に要する手間が大幅に低減される。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、複数個のLEDパッケージをまとめてカバーする光学部材と、1個のLEDパッケージのみをカバーする光学部材とを同一の光源基板に取り付け固定するようにしてもよい。すなわち、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成とを組み合わせるようにしてもよい。
1 光源基板
1a 実装面
1b、22c 嵌合穴(嵌合部)
1c、22b 嵌合突起(嵌合部)
2、3 光学部材
11 LEDパッケージ(光源)
21、31 天面部(ライティングカーテン)
22、32 底部
22a、32a 露出穴
23、33 側部
24 粘着材
25 識別ラベル(製品情報)
43 反射シート
MJ1、MJ2 光源モジュール

Claims (14)

  1. 光源と、
    実装面を有し、前記実装面に前記光源が実装された光源基板と、
    前記光源からの光を部分的に遮るライティングカーテンを少なくとも有する光学部材とを備え、
    前記光学部材は、前記光源基板の実装面に対して所定の間隔を隔てて対向配置される天面部と、前記光源基板の実装面と面するように配置される底部と、前記天面部および前記底部を互いに連結する側部とを有し、
    前記光学部材の天面部が前記ライティングカーテンとされているとともに、前記光学部材の底部が前記光源基板に取り付け固定されていることを特徴とする光源モジュール。
  2. 前記光学部材の底部に露出穴が形成されており、
    前記光学部材の底部の露出穴から前記光源が露出された状態で、前記光学部材の底部が前記光源基板に取り付け固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光源モジュール。
  3. 前記光学部材の底部が光を反射する反射部となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源モジュール。
  4. 前記光学部材の底部および側部が一体的に成形されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光源モジュール。
  5. 前記光学部材の天面部が前記光学部材の底部および側部と一体的に成形されていることを特徴とする請求項4に記載の光源モジュール。
  6. 前記光学部材の側部が光を反射する反射部となっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光源モジュール。
  7. 前記光学部材の側部が50%以上の全光透過率を有する透光部となっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光源モジュール。
  8. 前記光学部材の底部および前記光源基板が粘着材を介して互いに接着されることによって、前記光学部材の底部が前記光源基板に取り付け固定された状態になっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光源モジュール。
  9. 前記光学部材の底部および前記光源基板のそれぞれに嵌合部が設けられており、
    前記光学部材の底部および前記光源基板のそれぞれの嵌合部が互いに嵌合されることによって、前記光学部材の底部が前記光源基板に取り付け固定された状態になっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光源モジュール。
  10. 前記光源基板の実装面と対向する領域側から平面的に見て、前記光学部材の所定部分が前記光源基板の外縁よりも外側に張り出していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の光源モジュール。
  11. 前記光学部材の所定部分に製品情報が表示されていることを特徴とする請求項10に記載の光源モジュール。
  12. 前記光源が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の光源モジュール。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の光源モジュールを備えていることを特徴とする面光源装置。
  14. 前記光源モジュールが複数の光源モジュールを含み、
    前記光源基板の実装面と対向する領域側から平面的に見た場合に、前記複数の光源モジュールからなる発光体を取り囲むように、光の反射を行う反射シートが配置されていることを特徴とする請求項13に記載の面光源装置。
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