JP2012137971A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1個の振動モータだけでタッチパネルの全体に振動を伝達可能な入力装置を提供する。
【解決手段】入力装置1は、タッチパネル2と、タッチパネル2の側面に固定される固定部材3と、固定部材3に支持される振動モータ4とを備えている。入力装置1の側面に固定部材3を取付けて、回転軸4a方向が入力操作面2aに略垂直になるように振動モータ4を固定部材3に取付けるため、振動モータ4の振動を、入力装置1の入力操作面2a方向に伝達できる。したがって、わずか1個の振動モータ4だけでも、入力装置1の入力操作面2a全体を略均一な振動量で振動させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動させることが可能な入力装置に関する。
携帯電話を初めとする種々の電子機器において、タッチパネルと振動モータを搭載する例が増えている。振動モータは主に、着信を初めとする種々の情報をユーザに報知する触覚機能として用いられる。タッチパネルは、必要に応じて、入力選択ボタンの画像を切り替えることができ、機械的なボタンを設けなくても、多種類の入力および選択を行うことができることから、部品コストの削減のためにも望ましい。また、機械的なボタンが不要となることで、機器の構造が簡易化されて保守性が向上し、かつ機械的なボタンによるデザイン上の制約がなくなり、製品デザイン上も好ましい。
ところが、タッチパネルは、キーの押圧感が得られないため、誤操作が生じやすい。また、押圧感が得られないことで、ユーザに不安感を与え、入力しづらいという印象も与えてしまう。
このような不具合を解消する一方策として、タッチパネル上でキーを操作したときに、振動モータを振動させてユーザに報知するようにすることが考えられる。
タッチパネルを振動させるには、タッチパネルに振動モータを密着配置しなければならない。ところが、最近の電子機器は、大型のタッチパネルを搭載する例が増えており、1個の振動モータだけでは、タッチパネル全体を振動させることは困難で、複数の振動モータを設けなければならない。これは、部品コストの上昇と消費電力の増大を招き、筐体サイズの薄型化も困難になる。また、複数の振動モータを設けると、各振動モータの振動が打ち消し合って、場所によっては、振動がまったく感じられなくなってしまう。
さらには、振動モータの振動が、筐体側に伝達されると、タッチパネルが振動しづらくなるおそれがある。
振動モータの設置場所に関しては、例えば、筐体内部の隅に円弧状のリブを設けて、振動モータを横に寝かせて固定する固定構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2009−11113号公報
特許文献1の場合、振動モータは、筐体内部の隅に固定されるため、筐体全体に振動を伝達させるのが困難である。また、特許文献1のように、振動モータを筐体の隅に固定してしまうと、タッチパネルの全体を振動させることはできない。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、1個の振動モータだけでタッチパネルの全体に振動を伝達可能な入力装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、情報入力を行う入力操作面を有する第1の基板と、
回転軸周りに回転することにより振動を発生する振動モータと、
前記タッチパネルに固定され、前記振動モータの回転軸が前記タッチパネルの入力操作面に略垂直になるように前記振動モータを支持し、前記振動モータの振動を前記タッチパネルの入力操作面に略平行に伝達する固定部材と、を備えることを特徴とする入力装置が提供される。
本発明によれば、1個の振動モータだけでタッチパネルの全体に安定かつ均一に振動を伝達できる。
本発明の第1の実施形態に係る入力装置1の断面図。 図1の入力装置1の上面図。 図2の変形例を示す上面図。 図1の変形例を示す入力装置1aの断面図。 図1の変形例を示す入力装置1bの断面図。 図1の変形例を示す入力装置1cの断面図。 図1の変形例を示す入力装置1dの断面図。 入力装置1dの上面図。 図8の固定部材3の内部構造を示す図。 図9の変形例を示す図。 タッチパネル2と筐体11との接合状態を示す斜視図。 タッチパネル2と筐体11との固定形態を示す断面図。 図12の変形例を示す断面図。 摺動部材12としてスペーサ12aを設けた例を示す斜視図。 摺動部材12としてボールプランジャ12bを設けた例を示す斜視図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る入力装置1の断面図、図2はこの入力装置1の上面図である。本実施形態に係る入力装置1は、タッチパネル2と、タッチパネル2の側面に固定される固定部材3と、固定部材3に支持される振動モータ4とを備えている。
タッチパネル2の下方には、筐体が配置されるが、図1および図2では筐体を省略している。後述するように、筐体は固定部材3よりも下方に配置されている。
タッチパネル2は、硬質プラスチック板である。タッチパネル2の下方に配置される筐体側から、種々の情報入力画像(例えば、キー入力のための文字画像)をタッチパネル2に投射するようになっている。
ユーザが、タッチパネル2に投影された情報入力画像のいずれかを指で操作すると、その操作情報が筐体側の回路基板に伝達されるようになっている。図1のタッチパネル2の上面をユーザが指で操作する入力操作面2aである。
固定部材3の断面形状は、逆L字形状であり、略直交する2つの面のうち一方(第1面3a)はタッチパネル2の上面に接合され、他方(第2面3b)はタッチパネル2の側面に接合されている。
振動モータ4は、回転軸4aの周りをロータ(不図示)が回転する構造であるが、回転軸4aとはずれた位置に重心がある重り4bを備えており、ロータは偏芯を起こした状態で回転し、これにより振動が発生する。振動の向きは、図1の矢印の方向であり、上面から見ると図2の矢印のように360度の水平全方向である。
図1の振動モータ4は、固定部材3の第2面3bとは反対側の面(第3面3c)に取付けられている。より具体的には、振動モータ4の回転軸4aがタッチパネルの入力操作面2aに略垂直になるように、第3面3cに取付けられている。すなわち、振動モータ4の回転軸4aは、タッチパネル2の上下方向に略平行に配置されている。
上述したように、振動モータ4は固定部材3の第3面3cに接合されているため、振動モータ4の振動は、この第3面3cを介して固定部材3に伝達され、固定部材3は、やはり図1の矢印の向きに振動する。固定部材3の第2面3bはタッチパネル2の側面に接合されているため、固定部材3が矢印の向きに振動すると、タッチパネル2も同じ向きに振動する。
これにより、図2に示すように、タッチパネル2の入力操作面2aに略平行に振動が発生する。入力操作面2a方向の振動は、伝達されやすいため、固定部材3の取付位置から入力操作面2aの全方向に略均等に振動が伝達され、固定部材3の取付位置に対向する反対側の側面にまで振動を伝達させることができる。
図1のタッチパネル2には、一つの固定部材3のみが固定されており、この固定部材3は1個の振動モータ4のみを支持するため、タッチパネル2は1個の振動モータ4だけで振動させることになるが、わずか1個の振動モータ4であっても、タッチパネル2の全面にわたって、略均一に振動させることができる。これは、タッチパネル2を重力の掛からない水平方向に振動させるためである。
タッチパネル2上の各場所での振動量をより均一化させたい場合は、タッチパネル2上の重心線(図2の破線2b)上に振動モータ4を配置するのが望ましい。したがって、固定部材3は、タッチパネル2上の重心線2bを跨るように配置されて、その重心線2bの延長線上に振動モータ4が取付けられる。
図1では、タッチパネル2の短辺側の側面に固定部材3を取付ける例を説明したが、長辺側の側面に固定部材3を取付けてもよい。長辺側の側面に固定部材3を取付ける場合も、長辺側の重心線の延長線上に振動モータ4を配置するのが望ましい。
また、固定部材3の上面は、図2に示すように、タッチパネル2の側面の一部のみに取付けられてもよいし、図3に示すように、側面全体を覆うように取付けてもよい。固定部材3の材料として、振動を伝達しやすい材料を用いた場合は、図3の構造を採用した方が、タッチパネル2の側面全体に振動を伝達できるため、より望ましい。
図1では、固定部材3の第2面3bにタッチパネルの側面を接合して、この第2面3bとは反対側の第3面3cに振動モータ4を取付けたが、図4の入力装置1aのように、固定部材3の第2面3bに、タッチパネルの側面と振動モータ4を共に取付けてもよい。図4は逆L字状の固定部材3の第1面3aをタッチパネル2の上面に接合し、固定部材3の第2面3bの上側にタッチパネル2の側面を接合し、同じ第2面3bの下側に振動モータ4を接合している。振動モータ4の回転軸4aが入力操作面2aの略垂直になるように振動モータ4が固定部材3の第2面3bに接合されることは、図1と同様である。
図4の場合、振動モータ4の接合箇所に対向する位置にはタッチパネル2の側面は存在しない。この点では、図1と異なる。図4の場合、振動モータ4の振動により、固定部材3が図4の矢印の方向に振動し、その振動が上方に伝達されて、タッチパネルの側面を矢印の向きに振動させる。これにより、図2と同様に、入力装置1の入力操作面2a方向に振動が伝達される。
図4の振動モータ4も、図2と同様に、短辺方向または長辺方向の重心線2bの延長線上に取付けられ、また、固定部材3は、タッチパネル2の短辺または長辺の重心線2bを挟む一部領域だけに取付けてもよいし、短辺または長辺の全体を覆うように取付けてもよい。
この他の変形例として、逆L字状ではなく、図5の入力装置1bのようにT字状の固定部材3を設けてもよい。この場合、図1の固定部材3と比べて、振動モータ4の取付位置が第3面3cの少し下側にずれて取付けられることと、振動モータ4の上方に固定部材3の脚部が配置されることとが異なるが、その他の構造的な特徴は同じであり、得られる効果も同じである。
この他の変形として、図6の入力装置1cのようにコの字状の固定部材3を設けてもよい。図6の固定部材3は、タッチパネル基板2の上面、側面および下面を覆うように固定部材3が取付けられる。図1の固定部材3と比べて、タッチパネル2の下面側にも固定部材3の脚部が伸びていることが異なるが、その他の構造的な特徴は同じであり、得られる効果も同じである。
次に、本実施形態に係る入力装置1、1a、1b、1c(以下、単に入力装置1と呼ぶ)の使用方法について説明する。本実施形態に係る入力装置1は、例えば情報入力用のキーボードの代用として用いられるものであり、入力装置1の本体基板は、各キー情報の画像を生成して、バックライトで投射する。これにより、タッチパネル2には、各キー位置に、対応するキー画像が表示される。ユーザは、タッチパネル2に表示されたキー画像に従って、入力したいキーを指で触れる。筐体側のタッチパネル2面(2aの裏面)に設けられたタッチセンサは、例えば静電容量式のセンサであり、ユーザの指が触れたことを検知して、筐体側に設置された回路基板に信号を送る。
筐体側に設置された回路基板は、センサ出力により、ユーザの指が任意のキー位置に触れたことを検知すると、振動モータ4に対して、振動の発生を指示する。これを受けて振動モータ4は振動を発生させ、その振動は固定部材3を介して入力装置1の入力操作面2aに伝達される。そして、ユーザが指で触れている間に、ユーザの指に振動を伝えることができる。
タッチパネル2は、硬質のプラスチック板であり、弾力性はなく、ユーザが指で軽く触れても、強く押圧しても、入力操作面2aからの跳ね返りはなく、キー入力が正しく行われたのかどうかユーザにはわからない。これは、使い勝手上大きな問題となる。これに対して、本実施形態では、ユーザの指が入力操作面2aを触れたことをタッチセンサが認識すると、瞬時にその指に振動を与えるため、ユーザはキー入力が受け付けられたことを把握でき、タッチパネル基板2からの機械的な跳ね返りがなくても、それほど違和感を感じることなく、情報入力を行うことができる。
このように、第1の実施形態では、入力装置1の側面に固定部材3を取付けて、回転軸4a方向が入力操作面2aに略垂直になるように振動モータ4を固定部材3に取付けるため、振動モータ4の振動を、入力装置1の入力操作面2a方向に伝達できる。したがって、わずか1個の振動モータ4だけでも、入力装置1の入力操作面2a全体を略均一な振動量で振動させることができる。
第1の実施形態によれば、タッチパネル2が比較的大サイズであっても、1個の振動モータ4だけでタッチパネル2の全面を振動させることができるため、振動モータ4の数を必要最小限に留めることができ、部品コストを削減できるとともに、振動モータ4の設置スペースも最小限で済み、入力装置1の小型化および薄型化を実現できる。
さらに、複数の振動モータ4を用いてタッチパネル2を振動させると、各振動モータ4の振動が干渉しあって、場所によっては過剰に振動が発生したり、あるいは振動がまったく発生しないなど、振動量の変動が大きかったが、本実施形態では、1個の振動モータしか用いないため、異なる振動の干渉が起きる可能性は皆無であり、きわめて安定かつ均一に、タッチパネル2の全域を振動させることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、タッチパネル2の側面に固定部材3を取付けたが、以下に説明する第2の実施形態は、タッチパネル2の裏面に固定部材3を取付けるものである。
図7は本発明の第2の実施形態に係る入力装置1dの断面図、図8はこの入力装置1dの上面図である。図7および図8では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図7の入力装置1dは、タッチパネル2の重心位置2cに合わせて、入力装置1dの裏面に固定部材3を接合している。固定部材3は、図9のように、振動モータ4を収納する収納部3dを有する。振動モータ4は、収納部3dの壁面に接触するように収納されて固定される。振動モータ4が振動すると、その振動は、固定部材3に伝達され、固定部材3の上面はその面方向に振動する。これにより、入力装置1dは、第1の実施形態と同様に入力操作面2a方向に振動する。固定部材3は、タッチパネル2の重心位置2cに取付けられているため、固定部材3の振動は、入力装置1dの全面に均等に伝達される。したがって、わずか1個の振動モータ4だけで、入力装置1dを振動させることができる。
固定部材3の形状は、必ずしも図9のような、振動モータ4を内部に収納可能な箱状のものである必要はない。例えば、図10に示すように、T字状の固定部材3でもよく、この場合も固定部材3の上面を入力装置1dの裏面側の重心位置に接合し、固定部材3の上面から下方に伸びる脚部に振動モータ4を接合すればよい。あるいは、図1や図4のような逆L字状の固定部材3を設けてもよい。いずれの形状の固定部材3であっても、固定部材3の上面の中央部をタッチパネル基板2の重心位置2cに合わせて、固定部材3と入力装置1dを接合するのが望ましい。
このように、第2の実施形態では、入力装置1dの裏面側の重心位置に固定部材3の上面を接合し、固定部材3に取付けた振動モータ4を振動させたときに、その振動が入力装置1dの入力操作面2a方向に伝達されるようにするため、わずか1個の振動モータ4を使用する場合であっても、入力装置1dの全面にその振動を伝達できる。
(入力装置1の内部構造例)
以下では、上述した第1および第2の実施形態に共通して適用可能なタッチパネル2と筐体との接合形態について説明する。
図11はタッチパネル2と筐体11との接合状態を示す斜視図である。この図では、固定部材3は省略している。図11に示すように、タッチパネル2と筐体11は、摺動部材12を挟んで対向配置されている。上述した固定部材3は、タッチパネル2の側面または裏面に接合されるが、いずれの場合も筐体11よりも上方に配置される。すなわち、固定部材3は、筐体11に接触していないため、固定部材3の振動が筐体11に伝達されるおそれはない。
固定部材3を筐体11に接触させない理由は、固定部材3の振動が筐体11に伝達されると、筐体11の重量も一緒に振動させるため、振動物全体の重量が増してタッチパネル2が振動しにくくなるからである。また、筐体11はゴム足で接地(机など)しているため、振動しづらくなっており、筐体に振動を伝えるとタッチパネル2への振動が小さくなる。
摺動部材12は、タッチパネル2を筐体11上で、入力操作面2aに略平行な方向に振動できるようにしている。摺動部材12は、振動させることが可能な弾性部材からなり、例えば、ポリウレタン、シリコン、ゴムなどの材料で形成されている。
タッチパネル2と筐体11とは、例えば図12(a)のようなネジ13で固定されている。ネジ13で固定しても、摺動部材12により、タッチパネル2が筐体11上で入力操作面2a方向に振動できるようにするために、ネジ穴14とネジ13の間には隙間15が設けられている。図12(b)の例では、タッチパネル2に、ネジ径13aよりも径が大きくて、ネジ頭13bよりも径が小さいネジ穴14を形成し、このネジ穴14にネジ13を挿入して、ネジ13の先端側が筐体11内に食い込むようにして、ネジ頭13bの下面でタッチパネル基板2上面を押し付けて、タッチパネル2と筐体11とを固定する。この状態であっても、ネジ13径とネジ穴14の間には隙間15があるため、この隙間15がタッチパネル2を横方向に移動させる遊び(余裕度)となり、タッチパネル2を入力操作面2a方向に振動させることができる。
タッチパネル2と筐体11との固定は、必ずしもネジ13を用いて行う必要はない。例えば、図13は、タッチパネル2の側面を筐体11側まで伸ばして、その先端部に爪2dを設けて、この爪2dで筐体11の裏面を押さえつけて固定する。
図13のようにすれば、タッチパネル2にネジ穴14を空ける必要もなくなり、タッチパネル2の作製が容易になり、かつ組立作業性もよくなる。図13の場合、タッチパネル2が筐体11を覆うような構造になるため、タッチパネル2の側面の内側と、対向する筐体11の側面とが密着している場合は、タッチパネル2が振動する余裕度がなくなり、また、筐体11に振動が伝わりやすくなる。したがって、タッチパネル2の側面の内側と、対向する筐体11の側面との間には隙間を設けるのが望ましい。
図11で示した摺動部材12にも種々の変形例が考えられる。例えば、図14は摺動部材12としてスペーサ12aを設けた例を示す斜視図、図15は摺動部材12としてボールプランジャ12bを設けた例を示す斜視図である。図14と図15のいずれの場合も、タッチパネル2と筐体11とは、例えば図12または図13の手法により、固定される。
図14のスペーサ12aは、その上面および下面の少なくとも一方の摩擦係数を所定値以下まで低くして、滑りやすくしている。したがって、振動モータ4の振動がタッチパネル2に伝達されると、タッチパネル2はその入力操作面2a方向に沿って、スペーサ12a上で振動するか、あるいは筐体11上でスペーサ12aおよびタッチパネルが一体となって振動する。
図14のスペーサ12aの具体的な材料としては、金属やテフロンなどが考えられ、金属を用いる場合は、その上面または下面の少なくとも一方について研磨処理を行って、滑りやすくするのが望ましい。
図15の摺動部材12として用いられるボールプランジャ12bは、例えば筐体11の四隅に形成されたネジ穴にねじ込まれる。ボールプランジャ12bは、図15(b)に示すように、回転自在のボール12cと、このボール12cに接触するコイルバネ12dとを有し、ボール12cの上にタッチパネル2を置くと、振動モータ4の振動によりタッチパネル2が入力操作面2a方向に力を受けると、ボール12cが回転して、タッチパネル2はその入力操作面2a方向に振動することになる。
このように、タッチパネル2と筐体11との間に摺動部材12を介挿させた状態でタッチパネル2と筐体11を固定し、しかもタッチパネル2が入力操作面2a方向に移動できる程度の余裕を持たせて固定するため、振動モータ4の振動がタッチパネル2に伝達されたときに、タッチパネル2を入力操作面2a方向に振動させることができる。
タッチパネル2と筐体11との固定手段や、タッチパネル2と筐体11との間に介挿される摺動部材12は、必ずしも上述した例に限定されず、その他の変形例を採用してもよい。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1、1a、1b、1c、1d 入力装置
2 タッチパネル
2a 入力操作面
3 固定部材
4 振動モータ
4a 回転軸
4b 重り
11 筐体
12 摺動部材

Claims (11)

  1. 情報入力を行う入力操作面を有するタッチパネルと、
    回転軸周りに不規則に回転することにより振動を発生する振動モータと、
    前記タッチパネルに固定され、前記振動モータの回転軸が前記タッチパネルの入力操作面に略垂直になるように前記振動モータを支持し、前記振動モータの振動を前記タッチパネルの入力操作面に略平行に伝達する固定部材と、を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記固定部材は、前記タッチパネルの入力操作面に連なる側面に接合され、該側面を介して前記振動モータの振動を前記タッチパネルの入力操作面に伝達することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記固定部材は、前記タッチパネルの入力操作面に接合される第1面と、前記タッチパネルの入力操作面に連なる側面に接合される第2面と、前記第2面の反対側に配置され前記振動モータが接合される第3面と、を有することを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記固定部材は、前記タッチパネルの入力操作面に接合される第1面と、前記タッチパネルの入力操作面に連なる側面に接合される第2面と、を有し、
    前記振動モータは、前記タッチパネルの側面よりも下方で、前記第2面に接合されることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  5. 前記固定部材の断面形状は、逆L型、T型、またはコの字型であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の入力装置。
  6. 前記固定部材は、前記タッチパネルの重心線の延長線上に前記振動モータが配置されるように、前記タッチパネルに固定されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記固定部材の上面は、前記タッチパネルの入力操作面の反対側に配置される裏面に接合され、
    前記固定部材は、その上面が面方向に振動するように前記振動モータを支持することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  8. 前記固定部材は、前記タッチパネルの重心位置の直下に前記振動モータが配置されるように、前記タッチパネルに固定されることを特徴とする請求項7に記載の入力装置。
  9. 前記タッチパネルおよび前記固定部材の下方に配置され、前記タッチパネルを支える筐体と、
    前記タッチパネルと前記筐体との間に介挿され、前記タッチパネルをその入力操作面方向に前記筐体に対して相対的に移動自在とする摺動部材と、
    前記タッチパネルと前記筐体との間に前記摺動部材を介挿した状態で、前記タッチパネルをその入力操作面方向に前記筐体に対して相対的に移動自在としつつ、前記タッチパネルおよび筐体を固定する固定部材と、を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の入力装置。
  10. 前記摺動部材は、弾性部材であるか、あるいは、前記タッチパネルおよび前記筐体の少なくとも一方との接触面の摩擦係数が所定値以下の柱状部材であるか、あるいは、ボールプランジャであることを特徴とする請求項9に記載の入力装置。
  11. 前記固定部材は、前記タッチパネルの所定箇所に設けられた貫通穴に貫通させて前記タッチパネルおよび筐体を固定する固定具を備え、
    前記固定具は、前記筐体に対する前記タッチパネルの入力操作面方向への移動が許容されるように、前記貫通穴の外径よりも小さい外径を有することを特徴とする請求項9または10に記載の入力装置。
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