JP2012135973A - 液体吐出装置、及び、液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び、液体吐出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な媒体のカットを実現することにある。
【解決手段】媒体搬送部を有し、搬送方向と交差する方向に移動し媒体に液体を吐出するヘッド部32と交差方向に移動し媒体をカットするカット部40とが交差方向に並ぶように設けられており、搬送部は、カット部が媒体をカットする際に搬送方向に搬送してカット位置を調整する搬送ローラーを有し、ヘッド部は、カット部を配置するための切り欠き部36を有するヘッドキャリッジ34と、ヘッドキャリッジに備えられ搬送方向及び交差方向二互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド32a及び第二ヘッド32bと、を有し、第一ヘッドは、搬送方向において第二ヘッドよりも搬送ローラーから近い位置に、かつ交差方向のうちのヘッド部からカット部へ向かう第一方向において第二ヘッドよりも上流側に位置し、切り欠き部は、第一方向において第一ヘッドよりも下流側にて第一ヘッドと並ぶ位置にある液体吐出装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体吐出装置、及び、液体吐出方法に関する。
インクジェット式プリンター等の液体吐出装置は既によく知られている。
かかる液体吐出装置の中には、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向と交差する交差方向に移動し該媒体に液体を吐出するヘッド部、及び、該交差方向に移動し該媒体をカットするカット部であって、該ヘッド部及び該カット部が前記交差方向において並ぶように設けられているヘッド部及びカット部と、を有するものがある。また、搬送部は、カット部が媒体をカットする際に媒体を搬送方向に搬送して該媒体のカット位置を調整する搬送ローラーを有している。
特開2006−281684号公報
ところで、上記液体吐出装置においては、媒体のカット位置から、媒体の搬送ローラーが接触する接触位置までの距離が長くなること等に起因して、媒体が不適切にカットされてしまう不都合が生ずる場合があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、適切な媒体のカットを実現することにある。
主たる本発明は、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向と交差する交差方向に移動し該媒体に液体を吐出するヘッド部、及び、該交差方向に移動し該媒体をカットするカット部であって、該ヘッド部及び該カット部が前記交差方向において並ぶように設けられているヘッド部及びカット部と、
を有する液体吐出装置であって、
前記搬送部は、前記カット部が前記媒体をカットする際に前記媒体を前記搬送方向に搬送して該媒体のカット位置を調整する搬送ローラーを有し、
前記ヘッド部は、前記カット部を配置させるための切り欠き部を有するヘッドキャリッジと、該ヘッドキャリッジに備えられ、前記搬送方向及び前記交差方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド及び第二ヘッドと、を有し、
前記第一ヘッドは、前記搬送方向において、前記第二ヘッドよりも前記搬送ローラーから近い位置に位置し、かつ、前記交差方向のうちの前記ヘッド部から前記カット部へ向かう第一方向において、前記第二ヘッドよりも上流側に位置し、
前記切り欠き部は、前記第一方向において、前記第一ヘッドよりも下流側にて該第一ヘッドと並ぶ位置に位置していることを特徴とする液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンター1の全体構成のブロック図である。 ヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の正面模式図である。 ヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の上面模式図である。 ヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の側面模式図である。 ヘッド32におけるノズル列の配置を示した模式図である。 比較例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の上面模式図である。 比較例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の側面模式図である。 他の本件例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の上面模式図である。 他の本件例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の側面模式図である。 ヘッドユニット30及びカッターユニット40の構成等に係る第一バリエーションを説明するための説明模式図である。 ヘッドユニット30及びカッターユニット40の構成等に係る第二バリエーションを説明するための説明模式図である。 ヘッドユニット30及びカッターユニット40の構成等に係る第三バリエーションを説明するための説明模式図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向と交差する交差方向に移動し該媒体に液体を吐出するヘッド部、及び、該交差方向に移動し該媒体をカットするカット部であって、該ヘッド部及び該カット部が前記交差方向において並ぶように設けられているヘッド部及びカット部と、
を有する液体吐出装置であって、
前記搬送部は、前記カット部が前記媒体をカットする際に前記媒体を前記搬送方向に搬送して該媒体のカット位置を調整する搬送ローラーを有し、
前記ヘッド部は、前記カット部を配置させるための切り欠き部を有するヘッドキャリッジと、該ヘッドキャリッジに備えられ、前記搬送方向及び前記交差方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド及び第二ヘッドと、を有し、
前記第一ヘッドは、前記搬送方向において、前記第二ヘッドよりも前記搬送ローラーから近い位置に位置し、かつ、前記交差方向のうちの前記ヘッド部から前記カット部へ向かう第一方向において、前記第二ヘッドよりも上流側に位置し、
前記切り欠き部は、前記第一方向において、前記第一ヘッドよりも下流側にて該第一ヘッドと並ぶ位置に位置していることを特徴とする液体吐出装置。
かかる場合には、適切な媒体のカットを実現することが可能となる。
次に、媒体に液体を吐出する液体吐出方法であって、
媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向と交差する交差方向に移動し該媒体に液体を吐出するヘッド部、及び、該交差方向に移動し該媒体をカットするカット部であって、該ヘッド部及び該カット部が前記交差方向において並ぶように設けられているヘッド部及びカット部と、を有し、前記搬送部は、前記カット部が前記媒体をカットする際に前記媒体を前記搬送方向に搬送して該媒体のカット位置を調整する搬送ローラーを有し、前記ヘッド部は、前記カット部を配置させるための切り欠き部を有するヘッドキャリッジと、該ヘッドキャリッジに備えられ、前記搬送方向及び前記交差方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド及び第二ヘッドと、を有し、前記第一ヘッドは、前記搬送方向において、前記第二ヘッドよりも前記搬送ローラーから近い位置に位置し、かつ、前記交差方向のうちの前記ヘッド部から前記カット部へ向かう第一方向において、前記第二ヘッドよりも上流側に位置し、前記切り欠き部は、前記第一方向において、前記第一ヘッドよりも下流側にて該第一ヘッドと並ぶ位置に位置している液体吐出装置を用いて媒体に液体を吐出することを特徴とする液体吐出方法。
かかる場合には、適切な媒体のカットを実現することが可能となる。
===本実施の形態に係るプリンター1の構成例について===
液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンター(以下、プリンター1と呼ぶ)は、媒体の一例としての帯状のロール紙Sに、画像(例えば、後に切り抜いて用いられる単位画像(単位画像の例としては、生鮮食品のラップフィルム上に貼付されるシール状の印刷物を挙げることができる))を、インクジェット方式により印刷するものである。ここで、ロール紙Sは、例えば、剥離紙付きの連続紙(つまり、粘着シートの糊面が剥離紙で保護されたもの)であり、このロール紙Sが連続する方向に、印刷物となる画像が連続的に印刷される。
また、本実施の形態に係るプリンター1には、自在カッター(以下、単に、カッター42と呼ぶ)が備えられており、当該プリンター1は、ロール紙Sに画像を印刷した後に、当該ロール紙Sをバックフィードして、当該ロール紙Sをカットする(本実施の形態においては、ロール紙Sの粘着シート及び剥離紙のうちの粘着シートのみをカットする(粘着シートのみに切れ目を入れる))。
以下、自在カッター付きインクジェットプリンターである本実施の形態に係るプリンター1の構成例について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、プリンター1の全体構成のブロック図である。図2は、ヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の正面模式図である。図3は、ヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の上面模式図である。図4は、ヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の側面模式図である。図5は、ヘッド32におけるノズル列の配置を示した模式図である。
なお、図を分かり易くするために、図2及び図3においては、ロール紙Sや搬送ローラー23やヘッドユニット用駆動力付与部76及びカッターユニット用駆動力付与部86等の記載を、図3においては、ヘッドユニット用ベルト74及びカッターユニット用ベルト84等の記載を、それぞれ省略している。また、図3においては、下面からしか見ることができないヘッド32及びカッター42を上部から観察可能に図示している。同様に、図5においては、下面からしか見ることができないヘッド32及びノズル列を上部から観察可能に図示している。また、図2乃至図4に示されたヘッドユニット30、カッターユニット40の周辺部材とは、例えば、ヘッドユニット駆動部70、カッターユニット駆動部80、第一ガイドレール90、第二ガイドレール92、ヘッドユニット支持部材94、カッターユニット支持部材96である。
プリンター1は、図1に示すように、搬送部の一例としての紙搬送部20、ヘッド部の一例としてのヘッドユニット30、第一駆動部の一例としてのヘッドユニット駆動部70、カット部の一例としてのカッターユニット40、第二駆動部の一例としてのカッターユニット駆動部80、クリーニングユニット52、プラテン54、検出器群50、及び、コントローラー60を有する。
外部装置であるコンピューター110から印刷データ及びカットデータを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各部(紙搬送部20、ヘッドユニット30、ヘッドユニット駆動部70、カッターユニット40、カッターユニット駆動部80、クリーニングユニット52)を制御する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各部を制御し、ロール紙Sに画像を印刷する。そして、その後、コンピューター110から受信したカットデータに基づいて、各部を制御し、ロール紙Sをカットする。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各部を制御する。
紙搬送部20は、ロール紙Sを搬送方向に搬送するためのものである。この紙搬送部20は、不図示の搬送モーターと、搬送ローラー23と、従動ローラー26と、を有している。
搬送ローラー23は、ロール紙Sを搬送するローラーである。この搬送ローラー23は、搬送モーターによって駆動される。図4に示すように、搬送ローラー23がロール紙Sを搬送するとき、ロール紙Sは搬送ローラー23と従動ローラー26との間に挟まれている(すなわち、従動ローラー26は、搬送ローラー23に対してロール紙Sを挟んで対向するように配置されている)。
当該搬送ローラー23は、ロール紙Sに画像が印刷される際には、ロール紙Sを搬送方向のうちの順方向(図3、図4参照)に間欠搬送する。そして、画像の印刷が終了した後には、ロール紙Sを搬送方向のうちの逆方向(図3、図4参照)に連続搬送、すなわち、バックフィードし、その後、ロール紙Sがカットされる際には、ロール紙Sを順方向や逆方向に連続搬送する。つまり、搬送ローラー23は、カッターユニット40(カッター42)がロール紙Sをカットする際に当該ロール紙Sを搬送方向(順方向又は逆方向)に搬送して当該ロール紙Sのカット位置を調整する。
ヘッドユニット30は、前記搬送方向と交差する交差方向(以下、移動方向とも呼ぶ)に移動し、ロール紙Sに液体の一例としてのインクを吐出する。このヘッドユニット30は、図3及び図5に示すように、二つのヘッド32(すなわち、第一ヘッド32a及び第二ヘッド32b)と、ヘッドキャリッジ34と、を有している。
第一ヘッド32a及び第二ヘッド32bは、ヘッドキャリッジ34(の下方)に備えられており、第一ヘッド32a及び第二ヘッド32bの下面には、図5に示すように、前記搬送方向にノズルが並んだノズル列が設けられている。本実施の形態においては、いずれのヘッド32おいても、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の色毎に10個のノズル列が備えられており、10個のノズル列の各々は、前記移動方向において相互に間隔をあけて並んでいる。
また、第一ヘッド32aと第二ヘッド32bは、図3及び図5に示すように、前記搬送方向及び前記移動方向の双方において互いに異なる位置に設けられている。すなわち、第一ヘッド32aは、前記搬送方向に座標を取った場合に、第二ヘッド32bからずれた位置に位置し、また、前記移動方向に座標を取った場合にも、第二ヘッド32bからずれた位置に位置している。そして、第一ヘッド32aと第二ヘッド32bをこのような配置とすることにより、第一ヘッド32aのノズル列の一部(具体的には、前記順方向における下流側の一部)と第二ヘッド32bのノズル列の一部(具体的には、前記順方向における上流側の一部)とを前記搬送方向においてオーバーラップさせることを可能としている(当該オーバーラップ部分においては第一ヘッド32aと第二ヘッド32bのどちらからでも選択してインク吐出することができることとなり、繋ぎ目において画像の質が大きく変わることを抑止できる)。なお、図4に示すように、第一ヘッド32aは、前記搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23(及び従動ローラー26)から近い位置に位置している。
また、各ノズルには、インクを吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各ノズルから吐出される。
なお、ヘッド32には、不図示のバルブユニットがインク供給チューブを介して接続されている。バルブユニットは、インクを一次貯留するためのものである。
ヘッドキャリッジ34は、ヘッド32を支持し、ヘッドユニット駆動部70から駆動力を受けてヘッド32と一体的に第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92に沿って移動方向へ往復移動する。なお、説明の都合上、移動方向のうちのヘッドユニット30からカッターユニット40へ向かう方向を第一方向と呼ぶ(図3等参照)。
このヘッドキャリッジ34は、図3及び図5に示すように、上面視で、矩形から角が切り欠かれた形状(切り欠き部36の形状も矩形である)を有している。そして、この切り欠き部36には、図3に示すように、カッターユニット40が位置できるようになっている。すなわち、ヘッドユニット30(具体的には、ヘッドキャリッジ34)は、カッターユニット40を配置させるための切り欠き部36を有している。
また、前述したように、第一ヘッド32aと第二ヘッド32bは、前記搬送方向及び前記移動方向の双方において互いに異なる位置に設けられている(本実施の形態においては、前記順方向において第一ヘッド32aが第二ヘッド32bよりも上流側に位置し、前記第一方向において第一ヘッド32aが第二ヘッド32bよりも上流側に位置する)ため、図3に示すように、ヘッドキャリッジ34には、二箇所の空き部35(ヘッド32が位置することなく空いた部分)が存在することとなる。そして、切り欠き部36は、二箇所の当該空き部35のうちの一つが利用されることにより形成されている。より具体的には、切り欠き部36は、図3に示すように、前記順方向において、第二ヘッド32bよりも上流側にて当該第二ヘッド32bと並ぶ位置に位置し、かつ、前記第一方向において、第一ヘッド32aよりも下流側にて当該第一ヘッド32aと並ぶ位置に位置している。
ヘッドキャリッジ34は、第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92に沿って移動方向へ往復移動可能に、該双方のガイドレールによりヘッドユニット支持部材94を介して支持されている。第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92は、ヘッドキャリッジ34(ヘッドユニット30)と、ヘッドユニット支持部材94を介して係合し、当該ヘッドキャリッジ34(ヘッドユニット30)の移動方向への移動をガイドする。第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92は、移動方向に延びた長尺の棒状部材であり、第二ガイドレール92が、第一ガイドレール90と平行になるように設けられている。また、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92の双方は、鉛直方向において並ぶように設けられている(本実施の形態においては、第二ガイドレール92が、第一ガイドレール90よりも鉛直方向下方に位置している)。なお、ガイドレールの一端部は、図2に示すように、プリンター1の筐体の移動方向一端部1aに、ガイドレールの他端部は、プリンター1の筐体の移動方向他端部1bに、それぞれ固定されている。
ヘッドユニット駆動部70は、ヘッドユニット30を駆動して、当該ヘッドユニット30を前記移動方向に移動させるためのものである。このヘッドユニット駆動部70は、図2及び図4に示すように、不図示のヘッドユニット用モーターと、二つのヘッドユニット用プーリー72と、ヘッドユニット用ベルト74と、ヘッドユニット用駆動力付与部76と、を有している。
ヘッドユニット用モーターは、二つのヘッドユニット用プーリー72のうちの一つに不図示のベルトを介して接続されており、また、図2に示すように、二つのヘッドユニット用プーリー72には、ヘッドユニット用ベルト74が掛け渡されている。また、図4に示すように、ヘッドユニット用ベルト74には、ヘッドユニット用モーターの駆動力をヘッドユニット30に付与するためのヘッドユニット用駆動力付与部76が固定されており、さらに、当該ヘッドユニット用駆動力付与部76はヘッドユニット30(具体的には、ヘッドキャリッジ34)に接続されている。
ヘッドユニット用モーターが作動すると、ヘッドユニット用プーリー72が回転し、当該ヘッドユニット用プーリー72の回転により、ヘッドユニット用ベルト74も回転する。そして、当該ヘッドユニット用ベルト74の回転により、当該ヘッドユニット用ベルト74に固定されているヘッドユニット用駆動力付与部76が移動方向に移動する。そして、当該ヘッドユニット用駆動力付与部76が移動方向に移動することにより、当該ヘッドユニット用駆動力付与部76に接続されているヘッドユニット30も移動方向に移動する。
このように、ヘッドユニット用モーターの駆動力は、ヘッドユニット用プーリー72、ヘッドユニット用ベルト74を介して、ヘッドユニット用駆動力付与部76に伝達され、当該ヘッドユニット用駆動力付与部76が駆動力をヘッドユニット30に付与する。そして、当該駆動力をヘッドユニット用駆動力付与部76から受けたヘッドユニット30は、第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92に沿って移動方向に移動する。
なお、図2及び図4に示すように、ヘッドユニット用プーリー72、ヘッドユニット用ベルト74、及び、ヘッドユニット用駆動力付与部76は、第一ガイドレール90から第二ガイドレール92へ向かう所定方向(本実施の形態においては、鉛直方向)において、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92との間に位置している。そのため、図4に示すように、ヘッドユニット30(具体的には、ヘッドキャリッジ34)の、ヘッドユニット駆動部70(具体的には、ヘッドユニット用駆動力付与部76)から駆動力を受ける部分(便宜上、ヘッドユニット駆動力受け部34aと呼ぶ)も、前記所定方向(前記鉛直方向)において、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92との間に位置することとなる。
カッターユニット40は、前記移動方向に移動し、ロール紙Sをカットするためのものである。このカッターユニット40と前記ヘッドユニット30は、図3に示すように、当該移動方向において並ぶように設けられている。換言すれば、カッターユニット40は、ヘッドユニット30を越えて当該ヘッドユニット30の前記移動方向反対側には、移動できないようになっており、また、ヘッドユニット30も、カッターユニット40を越えて当該カッターユニット40の前記移動方向反対側には、移動できないようになっている。また、カッターユニット40は、図2乃至図4に示すように、カッター42と、カッターキャリッジ44と、を有している。
カッター42は、カッターキャリッジ44(の下方)に備えられている。また、カッター42は、カッターキャリッジ44に対して鉛直方向に移動可能に設けられている。そして、かかる機能により、カッター42は、ロール紙Sをカットすることなくロール紙S上のカット位置を変えるときには、ロール紙Sと接触しない上方位置に位置し、ロール紙Sをカットするときには、ロール紙Sと接触する下方位置に位置することとなる。なお、カッター42は、カッターキャリッジ44に対して回転することも可能である。これは、カッター42の刃先の方向を変えることができるようにするためである。
カッターキャリッジ44は、カッター42を支持し、カッターユニット駆動部80から駆動力を受けてカッター42と一体的に第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92に沿って移動方向へ往復移動する。
このカッターキャリッジ44は、図3に示すように、上面視で矩形であり、前記移動方向における中央部において、カッター42を支持している。そして、当該カッターキャリッジ44は、前述した切り欠き部36に位置できるようになっている。なお、本実施の形態においては、図3に示すように、カッターキャリッジ44の全体が切り欠き部36に位置できるようになっており、したがって、カッターキャリッジ44が切り欠き部36に位置する際には、カッター42も切り欠き部36に位置することとなる。すなわち、切り欠き部36は、カッター42を配置させるための部分でもある。
なお、カッターキャリッジ44が切り欠き部36に位置する際には、カッターキャリッジ44は、図3に示すように、前記順方向において、第二ヘッド32bよりも上流側にて当該第二ヘッド32bと並ぶ位置に位置し、かつ、前記第一方向において、第一ヘッド32aよりも下流側にて当該第一ヘッド32aと並ぶ位置に位置する。
カッターキャリッジ44は、前述した第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92に沿って移動方向へ往復移動可能に、該双方のガイドレールによりカッターユニット支持部材96を介して支持されている。第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92は、カッターキャリッジ44(カッターユニット40)と、カッターユニット支持部材96を介して係合し、当該カッターキャリッジ44(カッターユニット40)の移動方向への移動をガイドする。すなわち、カッターユニット40とヘッドユニット30は、共通のガイドレール(つまり、第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92)によりガイドされるようになっている。
カッターユニット駆動部80は、カッターユニット40を駆動して、当該カッターユニット40を移動方向に移動させるためのものである。このカッターユニット駆動部80は、図2及び図4に示すように、不図示のカッターユニット用モーターと、二つのカッターユニット用プーリー82と、カッターユニット用ベルト84と、カッターユニット用駆動力付与部86と、を有している。
カッターユニット用モーターは、二つのカッターユニット用プーリー82のうちの一つに不図示のベルトを介して接続されており、また、図2に示すように、二つのカッターユニット用プーリー82には、カッターユニット用ベルト84が掛け渡されている。また、図4に示すように、カッターユニット用ベルト84には、カッターユニット用モーターの駆動力をカッターユニット40に付与するためのカッターユニット用駆動力付与部86が固定されており、さらに、当該カッターユニット用駆動力付与部86はカッターユニット40(具体的には、カッターキャリッジ44)に接続されている。
カッターユニット用モーターが作動すると、カッターユニット用プーリー82が回転し、当該カッターユニット用プーリー82の回転により、カッターユニット用ベルト84も回転する。そして、当該カッターユニット用ベルト84の回転により、当該カッターユニット用ベルト84に固定されているカッターユニット用駆動力付与部86が移動方向に移動する。そして、当該カッターユニット用駆動力付与部86が移動方向に移動することにより、当該カッターユニット用駆動力付与部86に接続されているカッターユニット40も移動方向に移動する。
このように、カッターユニット用モーターの駆動力は、カッターユニット用プーリー82、カッターユニット用ベルト84を介して、カッターユニット用駆動力付与部86に伝達され、当該カッターユニット用駆動力付与部86が駆動力をカッターユニット40に付与する。そして、当該駆動力をカッターユニット用駆動力付与部86から受けたカッターユニット40は、第一ガイドレール90及び第二ガイドレール92に沿って移動方向に移動する。
なお、図2及び図4に示すように、カッターユニット用プーリー82、カッターユニット用ベルト84、及び、カッターユニット用駆動力付与部86は、前記所定方向(本実施の形態においては、鉛直方向)において、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92の外側(すなわち、第一ガイドレール90から見て第二ガイドレール92とは反対側又は第二ガイドレール92から見て第二ガイドレール92とは反対側)に位置している。そのため、図4に示すように、カッターユニット40(具体的には、カッターキャリッジ44)の、カッターユニット駆動部80(具体的には、カッターユニット用駆動力付与部86)から駆動力を受ける部分(便宜上、カッターユニット駆動力受け部44aと呼ぶ)も、前記所定方向(前記鉛直方向)において、第一ガイドレール90から見て第二ガイドレール92とは反対側又は第二ガイドレール92から見て第一ガイドレール90とは反対側(本実施の形態においては、前者の側。すなわち、第一ガイドレール90よりも上側)に位置することとなる。
このように構成されたヘッドユニット30及びカッターユニット40は、ロール紙Sに画像が印刷される際には、以下のように動作する。すなわち、ヘッドユニット30は、移動方向に移動しながらノズルからインクを吐出し、移動方向に沿ったラスタラインを形成する動作を実行する。そして、かかる動作と、ロール紙Sを順方向に間欠搬送する前述した搬送ローラー23による動作とが繰り返されることにより画像が印刷される。なお、かかる(ロール紙Sに画像が印刷される)際には、カッターユニット40は、移動方向一端部に設けられたカッターユニットホームポジション(カッターユニットHP、図2参照)に、静止した状態で位置している。
また、ヘッドユニット30及びカッターユニット40は、ロール紙Sがカットされる際には、以下のように動作する。すなわち、カッターユニット40は、移動方向に移動しながら又は移動方向において静止した状態で、ロール紙Sをカットする動作を実行する(カッターユニット40が移動方向において静止した状態でロール紙Sをカットする場合には、該ロール紙Sは搬送方向に搬送される必要がある)。なお、かかる(ロール紙Sがカットされる)際には、ヘッドユニット30は、移動方向他端部に設けられたヘッドユニットホームポジション(ヘッドユニットHP、図2参照)に、静止した状態で位置している。
クリーニングユニット52は、ヘッド32をクリーニングするためのものである。このクリーニングユニットは、前記ヘッドユニットHPに設けられており、不図示のキャップと吸引ポンプ等を有している。ヘッド32(ヘッドキャリッジ34)が移動方向に移動してヘッドユニットHPに位置すると、ヘッド32の下面(ノズル面)にキャップが密着するようになっている。このようにキャップが密着した状態で吸引ポンプが作動すると、ヘッド32内のインクが、増粘したインクや紙粉と共に吸引される。このようにして、目詰まりしたノズルが不吐出状態から回復することによってヘッドのクリーニングが完了する。
プラテン54は、ロール紙Sを支持するためのものである。このプラテン54は、図4に示すように、ヘッドユニット30及びカッターユニット40と対向する位置に位置している。また、プラテン54は、ロール紙Sがカットされる際には、カッター台としての役割も果たす。
コントローラー60は、プリンター1の制御を行なうための制御ユニットである。このコントローラー60は、図1に示すように、インターフェース部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、を有している。インターフェース部61は、外部装置であるホストコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行なうためのものである。CPU62は、プリンター1全体の制御を行なうための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路64により各ユニットを制御する。
検出器群50は、プリンター1内の状況を監視するものであり、例えば、ロール紙Sの搬送などの制御に利用されるロータリー式エンコーダー、搬送されるロール紙Sの有無を検出する用紙検出センサー、ヘッドキャリッジ34やカッターキャリッジ44の移動方向の位置を検出するためのリニア式エンコーダーなどがある。
===本実施の形態に係るプリンター1の有効性について===
上述したとおり、本実施の形態に係るプリンター1は、ロール紙Sを搬送方向に搬送する紙搬送部20と、前記搬送方向と交差する移動方向に移動しロール紙Sにインクを吐出するヘッドユニット30、及び、該移動方向に移動しロール紙Sをカットするカッターユニット40であって、該ヘッドユニット30及び該カッターユニット40が前記移動方向において並ぶように設けられているヘッドユニット30及びカッターユニット40と、を有している。そして、紙搬送部20は、カッターユニット40がロール紙Sをカットする際にロール紙Sを前記搬送方向に搬送してロール紙Sのカット位置を調整する搬送ローラー23を有し、ヘッドユニット30は、カッターユニット40を配置させるための切り欠き部36を有するヘッドキャリッジ34と、該ヘッドキャリッジ34に備えられ、搬送方向及び移動方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド32a及び第二ヘッド32bと、を有し、第一ヘッド32aは、搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23から近い位置に位置し、かつ、移動方向のうちのヘッドユニット30からカッターユニット40へ向かう第一方向において、第二ヘッド32bよりも上流側に位置し、切り欠き部36は、前記第一方向において、第一ヘッド32aよりも下流側にて該第一ヘッド32aと並ぶ位置に位置している。このことにより、適切なロール紙Sのカットを実現することが可能となる。
ヘッドユニット30及びカッターユニット40が前記移動方向において並ぶように設けられている自在カッター付きインクジェットプリンターにおいては、自在カッターが付いていない通常のプリンターと比較して、カッターユニット40が存在する分だけヘッドユニット30の移動方向における可動範囲が狭くなる。したがって、当該通常のプリンターと同じ可動範囲を得るためには、自在カッター付きインクジェットプリンターの横幅(移動方向における幅)をカッターユニット40の分だけ大きくする必要があり、プリンターが大型化してしまう。
そこで、本実施の形態に係るプリンター1では、ヘッドユニット30(ヘッドキャリッジ34)が、カッターユニット40を配置させるための切り欠き部36を備えることにより、上記問題点を解消している。すなわち、かかる構成により、前記可動範囲を得るために、プリンター1の移動方向における幅をそれほど大きくする必要がなくなる(または、全く大きくする必要がない)ので、プリンター1のコンパクト化を実現することが可能となる。
また、本実施の形態に係るプリンター1では、ヘッドユニット30は、ヘッドキャリッジ34に備えられ、前記搬送方向及び前記移動方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド32aと第二ヘッド32bを有し、第一ヘッド32aは、前記移動方向のうちのヘッドユニット30からカッターユニット40へ向かう第一方向において、第二ヘッド32bよりも上流側に位置し、切り欠き部36は、第一方向において、第一ヘッド32aよりも下流側にて当該第一ヘッド32aと並ぶ位置に位置している。すなわち、図3に示したように、複数のヘッド(第一ヘッド32aと第二ヘッド32b)が設けられており、複数のヘッドのうち前記第一方向においてより上流側に位置するヘッド(すなわち、第一ヘッド32a)よりも下流側にて該ヘッドと並ぶ位置に切り欠き部36が位置している。そして、かかる構成により、第一ヘッド32aと第二ヘッド32bが設けられることにより生ずる空き部35を利用して切り欠き部36が形成されることとなるため、空きスペースの有効活用が可能となる。
このような、空きスペースの有効活用がされつつコンパクト化が実現されたプリンター1の例としては、図3及び図4に示した本件例の他に、図6及び図7に示した比較例が考えられる(図6は、比較例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の上面模式図である。図7は、比較例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の側面模式図である)。当該比較例の本件例との違いは、本件例においては、第一ヘッド32aが、搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23から近い位置に位置している一方で、比較例においては、第一ヘッド32aが、搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23から遠い位置に位置している点である。換言すれば、第一ヘッド32aよりも前記第一方向における下流側にて該第一ヘッド32aと並ぶ位置に切り欠き部36が位置しているので、本件例においては、カッターユニット40を配置させるための切り欠き部36が、搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23から近い位置に位置している一方で、比較例においては、カッターユニット40を配置させるための切り欠き部36aが、搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23から遠い位置に位置していることとなる。
そして、当該比較例においては、以下の不都合が生じ得る。すなわち、カッターユニット40(カッター42)の搬送方向における位置が搬送ローラー23から遠くなるため(図7参照)、ロール紙Sのカット位置から、ロール紙Sの、搬送ローラー23が接触する接触位置までの距離(図7において、d1で示す)が長くなる。そして、かかる距離の長さに起因して、カット位置と接触位置の間のロール紙Sの部位が、ロール紙Sがカットされてロール紙Sに力がかかった際に、上方へ撓む虞がある。そして、このような撓みが発生すると、ロール紙Sが不適切にカットされてしまう。
これに対し、本実施の形態においては、カッターユニット40(カッター42)の搬送方向における位置が搬送ローラー23から近くなるため(図4参照)、ロール紙Sのカット位置から、ロール紙Sの、搬送ローラー23が接触する接触位置までの距離(図4において、d2で示す)が短くなる。したがって、ロール紙Sがカットされる際の前述した撓みの発生が抑制され、適切なロール紙Sのカットが実現されることとなる。
なお、上記においては、第一ヘッド32a(カッターユニット40を配置させるための切り欠き部36)が、搬送方向において、第二ヘッド32bよりも搬送ローラー23から近い位置に位置している本件例として、図3及び図4の例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図8及び図9の例(図8は、他の本件例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の上面模式図である。図9は、他の本件例に係るヘッドユニット30、カッターユニット40、及び、これらの周辺部材の側面模式図である)であってもよい。
搬送ローラー23がヘッドユニット30やカットユニット40よりも前記順方向における上流側に設けられている図3及び図4の例とは異なり、図8及び図9の例においては、搬送ローラー23がヘッドユニット30やカットユニット40よりも前記順方向における下流側に設けられている。また、切り欠き部36が前記順方向において第二ヘッド32bよりも上流側にて当該第二ヘッド32bと並ぶ位置に位置する図3及び図4の例とは異なり、図8及び図9の例においては、切り欠き部36が、前記順方向において、第二ヘッド32bよりも下流側にて当該第二ヘッド32bと並ぶ位置に位置している。
そして、かかる他の本件例においても、ロール紙Sのカット位置から、ロール紙Sの、搬送ローラー23が接触する接触位置までの距離(図9において、d3で示す)が短くなるので、ロール紙Sがカットされる際の前述した撓みの発生が抑制され、適切なロール紙Sのカットが実現されることとなる。
===ヘッドユニット30及びカッターユニット40の構成等に係るバリエーションについて===
上記実施の形態においては、切り欠き部36は、カッターユニット40(カッターキャリッジ44)の全体を配置させるための部分であることとした。すなわち、図3に示したように、カッターユニット40(カッターキャリッジ44)の全体が切り欠き部36に位置できるようになっていたが、これに限定されるものではない。
例えば、図10に示すように、カッターユニット40の支持を強化する等のために、切り欠き部36をカッターユニット40(カッターキャリッジ44)の一部を配置させるための部分とするような構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、カッターユニット40には、一つのカッター42のみが備えられていたが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、複数のカッター42がカッターユニット40に備えられていることとしてもよい。
また、複数のヘッドのうち第一方向においてより上流側に位置するヘッドよりも下流側にて該ヘッドと並ぶ位置に切り欠き部36が位置している他の例としては、図12の例を挙げることができる。すなわち、図12に示すように、図3の例、すなわち、カッターユニット40が移動方向一端側にヘッドユニット30が移動方向他端側に位置する例、とは異なり、ヘッドユニット30が移動方向一端側にカッターユニット40が移動方向他端側に位置することとしてもよい。
===その他の実施の形態===
上記の実施の形態は、主として液体吐出装置について記載されているが、液体吐出方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記実施の形態においては、液体吐出装置(液体噴射装置)をインクジェット式プリンターに具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよく、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうち何れか一種の噴射装置に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態においては、媒体としてロール紙Sを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、カット紙であってもよい。
また、ロール紙Sとして、剥離紙付きの連続紙を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、剥離紙のない普通紙であってもよい(この際には、ロール紙Sの粘着シート及び剥離紙のうちの粘着シートのみがカットされる上記実施の形態とは異なり、普通紙が切断される)。
また、媒体は、必ずしも紙である必要は無く、例えば、フィルム、布であってもよい。
また、上記実施の形態においては、前記所定方向が鉛直方向であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、水平方向であることとしてもよい。すなわち、上記実施の形態においては、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92の双方は、鉛直方向において並ぶように設けられており、ヘッドユニット30やカッターユニット40を側方から支持ようになっていたが、例えば、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92の双方が、水平方向において並ぶように設けられており、第一ガイドレール90と第二ガイドレール92が、ヘッドユニット30やカッターユニット40を上方又は下方から支持するようになっていてもよい。
1 プリンター、1a 移動方向一端部、1b 移動方向他端部、20 紙搬送部、23 搬送ローラー、26 従動ローラー、30 ヘッドユニット、32 ヘッド、32a 第一ヘッド、32b 第二ヘッド、32c 第三ヘッド、34 ヘッドキャリッジ、34a ヘッドユニット駆動力受け部、35 空き部、36 切り欠き部、40 カッターユニット、42 カッター、44 カッターキャリッジ、44a カッターユニット駆動力受け部、50 検出器群、52 クリーニングユニット、54 プラテン、60 コントローラー、61 インターフェース部、62 CPU、63 メモリー、64 ユニット制御回路、70 ヘッドユニット駆動部、72 ヘッドユニット用プーリー、74 ヘッドユニット用ベルト、76 ヘッドユニット用駆動力付与部、80 カッターユニット駆動部、82 カッターユニット用プーリー、84 カッターユニット用ベルト、86 カッターユニット用駆動力付与部、90 第一ガイドレール、92 第二ガイドレール、94 ヘッドユニット支持部材、96 カッターユニット支持部材、110 コンピューター、S ロール紙

Claims (2)

  1. 媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送方向と交差する交差方向に移動し該媒体に液体を吐出するヘッド部、及び、該交差方向に移動し該媒体をカットするカット部であって、該ヘッド部及び該カット部が前記交差方向において並ぶように設けられているヘッド部及びカット部と、
    を有する液体吐出装置であって、
    前記搬送部は、前記カット部が前記媒体をカットする際に前記媒体を前記搬送方向に搬送して該媒体のカット位置を調整する搬送ローラーを有し、
    前記ヘッド部は、前記カット部を配置させるための切り欠き部を有するヘッドキャリッジと、該ヘッドキャリッジに備えられ、前記搬送方向及び前記交差方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド及び第二ヘッドと、を有し、
    前記第一ヘッドは、前記搬送方向において、前記第二ヘッドよりも前記搬送ローラーから近い位置に位置し、かつ、前記交差方向のうちの前記ヘッド部から前記カット部へ向かう第一方向において、前記第二ヘッドよりも上流側に位置し、
    前記切り欠き部は、前記第一方向において、前記第一ヘッドよりも下流側にて該第一ヘッドと並ぶ位置に位置していることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 媒体に液体を吐出する液体吐出方法であって、
    媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向と交差する交差方向に移動し該媒体に液体を吐出するヘッド部、及び、該交差方向に移動し該媒体をカットするカット部であって、該ヘッド部及び該カット部が前記交差方向において並ぶように設けられているヘッド部及びカット部と、を有し、前記搬送部は、前記カット部が前記媒体をカットする際に前記媒体を前記搬送方向に搬送して該媒体のカット位置を調整する搬送ローラーを有し、前記ヘッド部は、前記カット部を配置させるための切り欠き部を有するヘッドキャリッジと、該ヘッドキャリッジに備えられ、前記搬送方向及び前記交差方向の双方において互いに異なる位置に設けられている第一ヘッド及び第二ヘッドと、を有し、前記第一ヘッドは、前記搬送方向において、前記第二ヘッドよりも前記搬送ローラーから近い位置に位置し、かつ、前記交差方向のうちの前記ヘッド部から前記カット部へ向かう第一方向において、前記第二ヘッドよりも上流側に位置し、前記切り欠き部は、前記第一方向において、前記第一ヘッドよりも下流側にて該第一ヘッドと並ぶ位置に位置している液体吐出装置を用いて媒体に液体を吐出することを特徴とする液体吐出方法。
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