JP2012128647A - 駐車場の料金管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車料金として、予め定めた駐車料金が支払われた場合、予め定めた時間内での同一車両の複数回の入出庫に対して更なる課金をしないようにした駐車場の料金管理システム及びその装置を提供する。
【解決手段】駐車場を利用する使用者に継続的に貸与され、駐車関連情報の書き込み及び読み出し自在なカード状情報記憶媒体と、カード状情報記憶媒体処理手段と、車両入庫ゲートと、車両出庫ゲートと、から構成されている駐車場管理システムに於いて、駐車実行月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、既に支払われた駐車料金の累積金額が、所定の月内で予め定めた月極めの上限駐車料金が支払われた場合、前記駐車場管理システムは、所定の月内で、予め定めた月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車場の料金管理システムに係わり、特に、ユーザーに長期間貸与できる記憶手段を内蔵する駐車カードを使用して、長期間繰り返し所定の駐車場への入出庫を可能とする駐車場の料金管理システムに関し、更には、当該駐車場の料金管理システムに於いて、最初に入庫した時点から、所定の日迄の日毎の駐車料金の累積駐車料金の額が、予め定めた月内の所定の上限駐車料金を超えた場合には、当該月内でのその後の一回或いは複数回の入出庫に対して更なる課金をせずに、出庫を許可するようにした駐車場の料金管理装置とそのシステムに関するものである。
本願の出願人は、特許文献1に示したような駐車場の課金装置を出願した。
しかしながら、上記の出願後も、駐車スペースを更に有効に利用することが、駐車場の経営者及び利用者の双方から期待されている。
更に、本願の出願人は、特許文献2(特開2010−27027号公報)に示したような駐車場に入庫する車両の固有の車両登録番号を、遠隔検出装置を使用して読み取り、それを記憶しておき、当該駐車場へ入庫する車両を特定し、その駐車時間から当該車両の当該駐車に対する駐車料金を決定して当該車両のユーザーに報知して、当該駐車料金を支払わせる事を自動化した、駐車日内での駐車場の料金管理システムを提供した。
然しながら、係るシステムでは、遠隔操作により、当該駐車場内に入庫する車両の登録番号を正しく認識する事は難しいことから実現性に問題があり、又、個別の駐車日内での駐車料金の演算のみでは、車両の長期間に亘る継続的入出庫を効率よく且つ自動的(無人で)車両の入出庫を処理する事が難しかったのが現状である。
特開2002−157617号公報 特開2010−027027号公報
本願発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、同一月内での車両の入出庫に対する駐車料金として、当該月毎に予め定めた上限駐車料金が支払われた場合、予め定めた月内での同一車両による更なる一回或いは複数回の入出庫に対して更なる課金をせずに、出庫を許可するようにし、以て、駐車場の経営者及び利用者の双方の利益に寄与する新規な駐車場の料金管理装置或はそのシステムを提供するものである。
つまり、本願発明於いては、車両の駐車時間の上限と駐車料金の上限(最大駐車料金)とを組み合わせた無人化された入出庫自由の駐車場管理システムを提供するものである。
更に、本願発明に於いては、一日毎の駐車料金の管理システムと月毎の駐車料金管理システムとを有機的に結合させた新規な駐車場の料金管理装置或はそのシステムを提供するものである。
本発明は、上記した目的を達成するために、基本的には、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
即ち、本発明の第1の態様は、駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所望の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所望の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
所定の演算処理手段と、
当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を当該カード状情報記憶媒体とは別個に記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
から構成されている駐車場管理システムに於いて、
当該カード状情報記憶媒体は、過去に支払った駐車料金の累計額を記憶する事が可能である様に構成されており、
所定の月内で、一回若しくは複数回の駐車に関して、既に支払われた駐車料金の累積金額が、所定の月内で予め定めた第1の上限駐車料金が支払われた場合、前記出庫ゲート管理システムは、当該所定の月内で、前記予め定めた当該第1の上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理システムである。
又、本発明に係る第2の態様は、駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体であって、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、出庫時毎に支払われた駐車料金を積算記録し、保持するカード状情報記憶媒体と、
当該カード状情報記憶媒体に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
所定の演算処理手段と、
当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
から構成されている駐車場管理装置であって、
当該カード状情報記憶媒体は、過去に支払った駐車料金の累計額を記憶する事が可能である様に構成されており、
所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、個々の駐車に対する個別の駐車料金を演算して記憶する手段と、所定の月内に於ける、既に支払われた駐車料金の累積金額を演算して記憶する手段と、所定の月内における月極めの上限駐車料金を設定する手段と、既に支払われた駐車料金の累積金額と当該月極めの上限駐車料金とを比較する手段と、所定の月内に於いて、既に支払われた駐車料金の累積金額が当該月極めの上限駐車料金を超えて支払われた場合、当該月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成する判別手段と、から構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置である。
更に、本願発明の第3の態様としては、駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体であって、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、出庫時毎に支払われた駐車料金を積算記録し、保持するカード状情報記憶媒体と、
当該カード状情報記憶媒体に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
所定の演算処理手段と、
当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
から構成されている駐車場管理装置において、
当該カード状情報記憶媒体は、過去に支払った駐車料金の累計額を記憶する事が可能である様に構成されており、
所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、個々の駐車に対する個別の駐車料金を演算して記憶するステップと、所定の月内に於ける、既に支払われた駐車料金の累積金額を演算して記憶するステップと、所定の月内における月極めの上限駐車料金を設定するステップと、既に支払われた駐車料金の累積金額と当該月極めの上限駐車料金とを比較するステップと、所定の月内に於いて、既に支払われた駐車料金の累積金額が当該月極めの上限駐車料金を超えて支払われた場合、当該月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成する判別ステップと、からなる各工程をコンピュータに実行させるように構成したことを特徴とする駐車場管理プログラムである。
本発明の駐車場の料金管理装置は、上記のように構成したので、以下のような効果を奏する。
(1)駐車場を利用するユーザーに対して、データ記憶手段を有する当該カード状情報記憶媒体を、例えば会員制カードの様な形式で、有料若しくは無料で特別駐車券として発券し、所定の期間、当該カード状情報記憶媒体を有効として、当該ユーザーに、駐車場を複数回積極的に利用しようとするモチベーション喚起させることができる。
(2)即ち、個々の利用者とそれぞれ個別に定期契約書を交わさずに定期利用と同等のサービスを提供できる様になり、日極め或は月極めの駐車場を提供することも可能となるので、顧客の更なる取り込みが可能になった。
(3)駐車場内の空きスペースを少なくすることが可能になった。
(4)24時間入出庫自由な料金システムを採用するものであるから、ユーザー側の利便性も向上した。
(5)無人化による大幅なコスト削減が実現する。
(6)当該カード状情報記憶媒体と車両との対応を設定していないので、ユーザーは、異なる車種の車両を個別に入庫させることが可能であるので、ユーザーの利便性が向上する。
(7)複数箇所にある当該駐車場がチェイン店の様なシステムで相互に連携している場合には、ユーザーは、最も利便性の高い幾つかの駐車場を、任意に選択して利用することが可能であるので、より利便性が向上する。
(8)更に、当該特別駐車券に所定の期間における駐車料金の累積金額を記憶させておくことが出来るので、駐車場管理システム側のデータ保存手段に於ける記憶装置の容量を削減でき、コスト低減が可能となる。
本発明に係る駐車場管理システムの一具体例のハードウエアの構成を示すブロック図である。 本発明に係る駐車場管理システムの一具体例に於いて使用されるカード状情報記憶媒体20(特別駐車券)内のデータ構成を説明する図である。 本発明に係る駐車場管理システムに於いて月極めの駐車料金発生パターンの一例を示す図である。 本発明に係る駐車場管理システムの他の具体例におけるハードウエアの構成を示すブロック図である。 本発明に係る駐車場管理システムの入庫管理プログラムのフローチャートである。 本発明に係る駐車場管理システムの出庫管理プログラムのフローチャートである。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、月極めの駐車料金管理処理操作の一具体例をしめすフローチャートである。本発明の料金発生パターンを示す図である。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、駐車関連情報のデータの移動の例を示す図である。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、日極めの駐車料金発生パターンの一例を示す図である。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、別の具体例に於いて使用される料金演算処理操作の具体例を示すフローチャートである。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、日極めの駐車料金処理操作の一具体例における操作手順を説明するフローチャートである。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、日極めの駐車料金処理操作の一具体例における操作手順を説明するフローチャートである。 本発明に係る駐車場管理システムに於ける、日極めの駐車料金処理操作の一具体例における操作手順を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の駐車場の料金管理システムの具体的な態様についての一具体例の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1は、本発明の駐車場の料金管理ステム100の具体的な態様についての構成を実現する為に使用される駐車場の料金管理装置の一具体例を示す図であって、係る図1の構成を参照しながら本発明を詳細に説明する。
つまり、図1は、本発明に係る当該駐車場の料金管理ステム100である、駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体20と、当該カード状情報記憶媒体20と係合して、当該カード状情報記憶媒体20に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体20から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段21と、当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体20と接続され、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体20を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段21により当該カード状情報記憶媒体20に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込むと同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に侵入する事を許可する車両入庫ゲート102と、当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体20と接続され、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体20を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段21により当該カード状情報記憶媒体20に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ当該駐車料金を演算して、その結果を所定の表示手段11を介して、当該使用者に報知し、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段21により当該カード状情報記憶媒体20に所定の駐車関連情報を書き込み、当該カード状情報記憶媒体20を使用者に返還した後、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲート103と、所定の演算処理手段1と、当該演算処理手段1に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース106、107並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段108と、を含んでいるデータ保持手段4とから構成されている駐車場管理システム100に於いて、所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、既に支払われた駐車料金の累積金額が、所定の月内で予め定めた月極めの上限駐車料金を超えた場合に於いて、当該月極めの上限駐車料金が支払われた場合、前記駐車場管理システムは、当該所定の月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成した駐車場の料金管理システム100を示している。
即ち、本発明に於いては、従来一般的に使用されている磁気カード形式の駐車券で単に駐車情報、例えば、入庫年月日、カードのシリアル番号、車両登録番号、駐車料金、或いは出庫年月日等が記録されるのみで、一回の駐車後に回収される駐車券とは異なり、当該駐車関連情報を自由に書き込み或いは読み出しが可能な記憶手段を内蔵したカード状情報記憶媒体1を主体として構成された駐車券を使用するものであり、本発明に係る当該駐車券を特別駐車券とも称し、当該駐車場を使用するユーザーに対し、所定の期間継続的に貸与されるものであって、ユーザーは、使用する車両の種類如何に係わらず、あたかも定期券の様な間隔で、所定の期間中は、自由にかつ経済的コスト感覚で長期間所定の駐車場を利用する事が可能である様に構成されている。
この事は、逆に言うならば、駐車場の経営者の立場から見るならば、当該駐車場のユーザーが増加するほか、リピーターの数も増加するので、効率的経営が可能となる。
又、本発明に於いて使用される当該カード状情報記憶媒体20は、従来の駐車カード発券装置から発券されるのではなく、例えば、予めそれ用に設計された特別駐車券発行手段28により発券される様に構成されていても良く、或いは本発明に於けるカード状情報記憶媒体処理手段21に、当該特別駐車券20を発行し、又それを回収する様な機能を付与するものであっても良い。
即ち、本発明に使用される当該特別駐車券として使用される当該カード状情報記憶媒体20は、従来の駐車券発券機とは別に用意された当該特別駐車券手段28から発行するものである。
従って、ユーザーは、当該特別駐車券として使用される当該カード状情報記憶媒体20を利用したい場合には、自動販売機能を有する特別駐車券手段28から無料或いは有料にて入手することができる。
係るカード状情報記憶媒体20は、当該ユーザーに所定の期間貸与されるものであり、予め設定された有効期限が経過したのちは、自動的に回収されるものである。
当該カード状情報記憶媒体20の有効期間は特に限定されるものではないが、例えば、当該カード状情報記憶媒体20の発券日から1年間と設定することが出来る。
より具体的には、当該カード状情報記憶媒体20の有効期限は、例えば、当該カード状情報記憶媒体20がユーザーに発行された年月日から、1年後の同月の末日とすることも可能である。
当該カード状情報記憶媒体20の購入者は、所定の駐車場に入庫する際には、当該カード状情報記憶媒体20を受け入れる入口ゲート手段102の当該カード状情報記憶媒体20挿入部に挿入して、ゲートを開放させ、当該カード状情報記憶媒体20を当該入口ゲート手段102から受け取って入庫を完了させる。
その後、当該ユーザーが当該駐車場から出庫する際には、出口ゲート手段103の当該カード状情報記憶媒体20挿入部に挿入して、当該駐車に対する所定の駐車料金を支払ったのち、当該出口ゲート手段103から当該カード状情報記憶媒体20を受け取り、ゲートを開放させ、出庫を完了する。
当該入口ゲート手段102及び当該出口ゲート手段103は、当該カード状情報記憶媒体20の処理のために特別に構成されたものであっても良いが、従来の入出庫ゲートに、後述する機能を付加した装置を使用することも可能である。
当該特別駐車券として使用される当該カード状情報記憶媒体20は、車両が駐車場に入庫する際に、当該車両の使用者に供給され、当該使用者が必要とする間、当該使用者に会員制カードの様な形式で貸与されるものであって、適宜の大きさの薄厚のカード状をした記録媒体であり、当該カード状情報記憶媒体20の所定の部位に、電気的、磁気的、或いは光学的に当該駐車場内での当該車両の駐車に関する必要な駐車関連情報を記憶し、且つそれを読み出しが出来る領域を含んでいるものである。
当該カード状情報記憶媒体20には、例えば、磁気カードあるいはICチップを内蔵させたものであって良い。
当該カード状情報記憶媒体20に格納される基本的な駐車関連情報としては、例えば、少なくとも、図2(A)に示す様に,当該カード状情報記憶媒体20のシリアル番号或いはID番号、発券日(即ち契約日)、有効期限(契約終了日)、入出庫管理情報としての入出庫状態並びに入出庫時刻、及び清算状況としての、前回清算年月日並びに月内累積駐車料金等がある。
本発明に於いて使用される当該カード状情報記憶媒体20は、上記した通り、駐車する車両の種類、車両の登録番号等との1対1での対応は取らないので、複数車両の同時駐車を一枚のカード状情報記憶媒体20で処理することが可能となるが、そのような不正駐車を防止するために、例えば、当該入出庫状態に関する情報としては、例えば、同一のカード状情報記憶媒体による入庫記録が存在しているのに対し、出庫記録が存在しないにも係わらず、同一のカード状情報記憶媒体による再度の入庫記録が発生した場合には、最後の入庫記録に係る車両の出庫は認めると同時にそれ以前の入庫記録に係る当該車両の出庫は認めない様に構成してもよく、或いは、出庫記録が無いにも係わらず入庫しようとする行為を禁止するなどの方法が考えられる。
係る不正駐車を防止する方法として、当該カード状情報記憶媒体20の記憶領域に、入出庫管理情報としての入出庫状態並びに入出庫時刻を記録しておくものであるが、より具体的には、入出庫状態に関する情報として、不正使用防止(二重入庫防止等)のためのカード使用状態を記録するものであり、例えば、「0」は、未使用状態を表し、「1」は、入庫済み状態を表し、「2」は、出庫済み状態を表す様に設定した各コードを記憶させておくものである。
又、当該入出庫時刻情報としては、上記入出庫状態により、次の様に入出庫時刻を表す様にしても良い。
更に、「入庫済み状態」に対しては、入庫時刻を記憶させておき、「出庫済み状態」に対しては、出庫時刻を記憶させる様にするものであっても良い。
一方、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該カード状情報記憶媒体20からなる特別駐車券と直接的若しくは間接的に電気的、磁気的あるいは光的に係合、結合して、当該特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20の当該情報記憶領域に、当該車両の入庫日時、出庫日時、或いは支払うべき駐車料金、或いは既に支払った累積の駐車料金等を、書き込みかつ記憶させる事が可能であり、又当該カード状情報記憶媒体20の当該情報記憶領域から、必要な都度、当該車両の当該駐車に関する駐車関連情報を読み出し、CPU等で構成されている制御装置1に通知する機能を有するものである。
本発明に於いて使用される当該カード状情報記憶媒体処理手段21の構成は、特に限定されるものではないが、公知のカードリーダライターを使用する事が可能である。
当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該駐車場の入口ゲート手段102内及び当該駐車場の出口ゲート手段103内に配置されるものである事が好ましく、或るユーザーが車両を最初に当該駐車場に入庫させた場合に、当該車両のユーザーが当該カード状情報記憶媒体20を当該カード状情報記憶媒体処理手段21に挿入すると、制御装置1からの制御信号に基づいて、当該カード状情報記憶媒体処理手段21が、当該カード状情報記憶媒体20について所定のシリアルナンバー及び/又はID番号を読み出し、場合によっては、更に当該ユーザーに自己のID番号を入力させ、当該カード状情報記憶媒体20の有効期限を確認し、更に、入庫年月日及び入庫時刻を当該カード状情報記憶媒体20の所定の記憶領域に書き込むと同時に、同一の駐車関連情報を後述する本発明の駐車料金演算手段1に設けられている所定のデータ保持手段4の所定のファイルに送信し、そこでも当該駐車関連情報を記憶させるものである。
更に、本発明に於いて使用される当該特別駐車券20が当該駐車場に入庫する車両の使用者に供与、貸与され、当該特別駐車券20が有効である間、又は、当該車両のユーザーが、必要とする間、当該ユーザーによって所有され、当該車両のユーザーが、当該駐車場を出庫する場合、又再度当該駐車場に入庫する場合に、当該特別駐車券20である当該カード状情報記憶媒体を、当該カード状情報記憶媒体処理手段21に挿入して、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20に新たな駐車関連情報を書き込む様に構成されていると同時に、別の時間帯では、当該カード状情報記憶媒体20に記憶された当該駐車関連情報を必要な時期に読み出して、当該制御装置1に通知する様に構成されているものである。
本発明に使用される当該特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20は、直接的に当該駐車場に入庫し、そこから出庫する車両の例えば登録番号等を識別する事は出来ないので、便宜的に、当該カード状情報記憶媒体20が発行される毎にそれぞれのカード状情報記憶媒体20に固有の識別子として機能するシリアルナンバー及び/又はID番号を当該車両の駐車場での管理を行うものである。
尚、係るカード状情報記憶媒体20の様なカードを利用した駐車場の管理システムは公知の方法を使用することが出来る。
尚、図1に於けるデータ保持手段4は、当該駐車場に入出庫する車両に対応する当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号、入出庫日時、駐車毎のそれぞれの駐車料金、複数回の駐車の合計である累積駐車料金等の、各車両毎の駐車状況を管理するための管理データを格納するデータ保持装置であって、上記したカード状情報記憶媒体処理手段21を含めて、それぞれ個別に当該制御装置1と接続されている。
尚、当該データ保持装置4は、更に、本発明に係る当該駐車場管理システムを実行するために必要なソフトウェア或いはそのプログラムを格納している記憶手段108、後述する在車ファイル106、特別駐車券出庫ファイル107等が設けられている事が望ましく、当該それぞれの記憶手段は、例えば、半導体メモリやハードディスクで構成されているものであってもよい。
一方、図1に於ける、当該出庫ゲート管理装置13に於いて、例えば、3は車両の入出庫日時を当該制御装置1に与える時計装置であり、又、5は当該制御装置1に接続されている駐車料金演算装置であり、28は、特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20を発行する駐車券発行手段であり、8は、車両が入庫する際及び当該車両が出庫する場合に当該特別駐車券として機能する当該カード状情報記憶媒体20を受け入れる駐車券受領装置8、予め定められている駐車料金表を記憶している駐車料金記憶装置であり、当該駐車料金記憶装置9が具備する当該料金表とデータ保持装置4が保持する当該車両の今回の駐車時間に関するデータとに基づいて、当該車両の今回の駐車料金を演算する駐車料金演算装置10、当該駐車料金演算装置10によって算出された当該車両の駐車料金を適宜の表示手段に表示する精算料金表示装置11及び当該精算すべき駐車料金が入金されたか否かを識別する精算料金入金有無識別装置12とから構成されている。
更に、当該出庫ゲート管理装置13には、同一月内での各駐車料金を積算して累積駐車料金を演算する同一月内駐車料金積算手段16及び月極め上限駐車料金設定手段15が設けられている。
又、後述する打ち切り時間を設定する打ち切り時間設定手段200が設けられている事も望ましい。
更に、当該制御装置1には、ゲート開閉装置6が接続されており、当該表示された当該駐車料金の精算が完了した事が認識されると、当該料金精算装置5からの駐車料金の精算済みを知らせる信号が当該制御装置1を経由して当該ゲート開閉装置6に伝達され、当該出庫ゲートを開放する様に構成されていると共に、当該カード状情報記憶媒体20を当該ユーザーに返却する。
次に、車両の駐車時間に対する本発明の駐車料金課金方法について、図3及び図4を参照して具体的に説明する。
なお、本発明に於いては、基本的には、月極め方式の駐車場管理システムであり、ユーザーは、該当月の初日から同一月の末日までの各駐車に対する個別の駐車料金を、駐車毎に個別に支払ながら、同一月の末日で締める様に構成されており、一方、月極め料金の上限駐車料金を予め設定しておき、同一月内の累積駐車料金の総額が、当該月極めの上限駐車料金を超えた場合には、同一月内におけるそれ以降の駐車に対しては、駐車料金を無料とする様に管理するものである。
又、本発明に於ける上記駐車料金の月極め駐車料金管理システムに於いては、同一月内の個々の日毎の駐車料金の管理を個別に実行する必要があり、従って、本発明に於いては、日極め駐車料金管理と月極め駐車料金管理とが併行して実行される処に特徴がある。
本発明に於ける当該日極め駐車料金管理に於いては、暦通りの日付管理を行うことも可能であるが、特に当該日別の駐車管理を実行するに際し、当該駐車管理の基本単位日は、当該車両が駐車場に入庫した時刻から当該入庫時刻に24時間を加算した打ち切り時刻までとすることが望ましい。
本発明に於ける当該日極め駐車料金管理に於いても、当該月極め駐車料金管理に於けると同様に、上記所定の月内に於ける、個別の日に於いては、当該個別の日内での、一回若しくは複数回の駐車に関して、当該日内で、既に支払われた駐車料金の累積金額が、所定の日内で予め定めた日極めの上限駐車料金を超える場合、前記管理システムは、当該所定の日内で、前記予め定めた当該日極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成するものである。
従って、本発明においては、その両駐車場管理システムを有機的に結合して、自動的に駐車料金の支払をスムースに実行するために、特に日跨及び月跨が発生した場合の処理方法に特徴を持たせたものである。
例えば、本発明においては、当該入庫時刻から当該打ち切り時刻までの期間からなる24時間の打ち切り期間に於ける当該入庫日を、月極めの駐車場管理システムにおける当該月の該当日とするものである。
又、発明において、当該日極め処理を実行するに際し、当該打ち切り期間の当該入庫日と当該出庫日とが相違する場合、つまり日跨ぎが発生した場合には、当該打ち切り期間中の当該駐車料金は、当該入庫日の駐車料金と決定する様に処理することが望ましい。
更に、当該打ち切り期間の当該入庫日と当該出庫日とが相違する場合には、当該打ち切り時刻を、当該打ち切り期間に接続する次の駐車に関する入庫時刻と設定し、当該入庫時刻から24時間経過した時間を、次の駐車に関する打ち切り時間と設定するものである。
別の具体的な態様例としては、例えば、当該打ち切り期間の当該入庫日と当該出庫日とが相違する場合に於いて、当該入庫時刻から当該打ち切り時刻までの駐車料金と当該打ち切り時刻から最初の出庫時刻迄の駐車料金との合計が、当該予め設定されている当該日極め上限駐車料金よりも多い場合には、当該合計が当該日極め上限駐車料金となる様に当該打ち切り時刻から最初の出庫時刻迄の駐車料金が調整される様に処理する事も望ましい。
図3の例を使用して、本発明に於ける当該月極め駐車料金管理システムの管理処理方法に関して具体的に説明する。
尚、図3の例では、当該月極め駐車料金管理システムに於いて、1時間当たりの駐車料金が100円、駐車料金の計算単位を入庫時刻と当該入庫時刻に24時間を加算した打ち切り時刻との間の時間とし、24時間の駐車料金の日極め駐車料金の上限金額を800円と設定し、当該日極め駐車料金の上限金額もしくはそれ以上の駐車料金が支払われた場合には、その後の当該同一日内での更なる駐車料金は打ち切りになるように設定したものである。
又、同一月内に於ける当該月極め駐車料金の上限額を9000円で打ち切りとなる様に設定したものである。
即ち、本発明に於ける月極め駐車料金管理システムの一具体例としては、上記した図1に示す様な構成を有する入出庫ゲート管理装置13を使用するものであって、当該入出庫ゲート管理装置13に、予め月毎の最大駐車料金、本具体例では9000円を設定しておき、当該入出庫ゲート管理装置13は、当該同一ユーザーによる同一月内で支払われた個々の駐車料金を積算し、当該積算された当該同一ユーザーによる同一月内での駐車料金の総額が、当該月毎の最大駐車料金を超過した場合には、当該同一ユーザーによる当該月毎の最大駐車料金を超過した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理システム或いは当該駐車場の料金管理装置100である。
図1において、1は、本発明の料金管理装置13の主要部を構成する出庫ゲート管理装置13を制御するCPUを含む制御装置である。この制御装置1には、車両の入庫を管理する入庫管理プログラム、車両の出庫を管理する出庫管理プログラムが含まれ、適宜の演算手段(CPU)に基づいて、当該車両の入出庫を管理するようになっている。尚、上記した通り、本具体例では、当該駐車場に入出庫する車両のユーザーが使用する当該特別駐車券を構成しているカード状情報記憶媒体20のシリアルナンバー、及び/又はID番号、入出庫日時、駐車毎のそれぞれの駐車料金、複数回の駐車の合計駐車料金等の各車両の駐車状況を管理するための駐車関連情報を格納するデータ保持装置4が設けられており、それぞれ当該制御装置21と接続されている。
尚、当該データ保持装置24は、半導体メモリやハードディスクで構成されている。
尚、上記具体例に於いては、当該駐車料金記憶装置9及び又は当該月極め上限駐車料金記憶装置15は、当該データ保持装置4内に設けることも可能である。
つまり、本具体例に於いては、当該月極め上限駐車料金記憶装置15に、予め月毎の最大駐車料金を設定しておき、当該駐車場の駐車料金演算手段5は、当該同一月内の各駐車による個別の駐車料金を、同一月内でこれまでに支払われた全ての駐車料金を積算する駐車料金積算手段16を介して演算し、当該積算された当該同一月内での駐車料金の総額が、当該月極め上限駐車料金である最大駐車料金を超過したか否かを当該出庫ゲート管理装置13で判断し、同一月内に於ける当該同一車両による当該駐車料金の総額が、当該月極め最大駐車料金を超過した場合には、当該同一車両による当該月毎の最大駐車料金を超過した料金が支払われた時点以降から当該同一月の末日までの当該同一車両の入出庫に対して、課金をしないように構成された駐車場の料金管理装置34が示されている。
出庫ゲート管理装置13は、当該入庫ゲート部102及び当該出庫ゲート部103の何れか一方の内部に配置されたものであってもよく、或いは、当該いずれかのゲート部の近傍に配置されているものであっても良い。
即ち、本発明に於ける別の態様としての当該駐車場の料金管理装置100では、基本的には、上記した具体例で示されている日極めによる固定された単位時間毎の特定の駐車料金の課金システムに基づき、同一日内に於ける同一車両による駐車料金の総額が、予め設定されている日極め上限駐車料金を超えた場合に、当該同一車両が当該駐車料金の総額が当該日極め上限駐車料金を超えた駐車料金を支払った時点以降の当該車両の同一日内での入出庫に対しては、駐車料金を無料にするという基本的技術思想を活用して、月極めによる上限駐車場の料金管理システムに発展させたものである。
つまり、換言するならば、本発明に於ける当該別の態様に係る駐車場の料金管理装置100にあっては、同一月内に於いて同一の車両が複数回入出庫した場合に、当該車両の個々の入出庫に対する個別の駐車料金は、個別に演算して、当該同一車両の所有者若しくは運転者に請求して当該駐車料金を支払わせると同時に、当該同一車両の当該個々の入出庫に対する入庫月、入庫日、入庫時間、及び出庫月、出庫日、出庫時間並びに個別の入出庫に対するそれぞれの駐車料金を車両識別番号と共に所定の記憶手段24に記憶させておき、当該同一車両が、同一月内で入出庫する毎に、当該最新の入出庫に対する最新の駐車料金を演算により算出すると共に、同一月内で過去に当該同一車両に課金された個々の駐車料金を積算して支払い済み積算駐車料金を当該駐車料金積算装置5で演算し、今回新たに算出した当該最新の駐車料金を当該支払い済み積算駐車料金とを合算して当該同一車両が同一月内で支払うべき駐車料金の総額を求める。尚、個々の出庫時には、その駐車に対する駐車料金はその都度、精算されるものとする。
そして、当該同一車両が同一月内で支払うべき駐車料金の総額が、上記した月極め上限駐車料を越えているか否かを判断し、当該駐車料金の総額が、当該月極め上限駐車料を超えている場合には、当該同一車両が同一月内で、当該月極め上限駐車料を超える駐車料金を支払った時点(この場合には月極め上限駐車料金を支払うことになる)以降から同一月内の最終日の最終時刻までの間の当該同一車両による1乃至複数回の入出庫に対しては、当該駐車料金を無料とするものである。
本発明に於ける更に別の具体例としては、駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体20であって、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、出庫時毎に支払われた駐車料金を積算記録し、保持するカード状情報記憶媒体20と、
当該カード状情報記憶媒体20に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段21と、
当該駐車場の入口部に設けられ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体20を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段21により当該カード状情報記憶媒体20に記録された所定の駐車関連情報を読み出し、且つ当該カード状情報記憶媒体20に、所定の駐車関連情報を書き込むと同時にゲートを開放する車両入庫ゲート102と、
当該駐車場の出口部に設けられ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体20を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段21により当該カード状情報記憶媒体20に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ当該駐車料金を演算して、その結果を所定の表示手段11を介して、当該使用者に報知し、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段21により当該カード状情報記憶媒体20に所定の駐車関連情報を書き込み、当該カード状情報記憶媒体20を使用者に返還した後、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲート103と、
所定の演算処理手段1と、
当該演算処理手段1に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段4と
から構成されている駐車場管理装置において、
所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、個々の駐車に対する個別の駐車料金を演算して記憶するステップと、所定の月内に於ける、既に支払われた駐車料金の累積金額を演算して記憶するステップと、所定の月内における月極めの上限駐車料金を設定するステップと、既に支払われた駐車料金の累積金額と当該月極めの上限駐車料金とを比較するステップと、所定の月内に於いて、既に支払われた駐車料金の累積金額が当該月極めの上限駐車料金を超えて支払われた場合、当該月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成する判別ステップと、からなる駐車場管理システムである。
上記した本発明に於ける当該各態様の更に詳細な構成例を、図4を参照しながら以下に説明する。
即ち、当該構成例としては、駐車場に入庫或は当該駐車場から出庫する車両のユーザーが所有する、シリアルナンバー及び/又はID番号を付加した当該カード状情報記憶媒体20であって、少なくとも、入出庫管理情報と前回清算日及び累積駐車料金とを格納しうる記憶手段を有するカード状情報記憶媒体20、当該カード状情報記憶媒体20を特別駐車券として発券する当該カード状情報記憶媒体発券手段28、適宜の制御手段(CPU)101に接続されており、当該カード状情報記憶媒体20と係合して当該カード状情報記憶媒体20の保有する所定の駐車関連情報を読み出すと共に、当該カード状情報記憶媒体20に対して必要な駐車関連情報を書き込む事が出来るカード状情報記憶媒体処理手段21、当該シリアルナンバー及び/又はID番号と対応して、少なくとも当該車両の当該駐車場への入庫年月日、入庫時刻、出庫年月日、出庫時刻並びに当該車両が所定の月内で既に支払済みである駐車料金を累積して記憶しておく駐車情報記憶手段としてのデータ保持手段24、単位時間毎の駐車時間に対する料金で構成された料金体系を記憶する料金システム記憶手段41、月極めの上限駐車料金を設定している月極めの上限駐車料金設定手段35、年情報、月情報、日情報及び時間を演算する時間演算手段23、当該データ保持手段24に於ける記憶された駐車関連情報から当該車両の最新の入庫月日に於ける最新の入庫時刻から最新の出庫月日に於ける最新の出庫時刻までの期間を演算して、当該期間における当該車両の今回の最新駐車料金を演算する駐車料金演算手段30、当該車両が当該同一月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を積算して、精算月累積駐車料金を演算する精算月累積駐車料金演算手段42、当該最新の出庫月日において当該演算された最新の駐車料金と当該精算月累積駐車料金とを加算して当月分累積駐車料金を演算する当月分累積駐車料金演算手段43、当該同一月内に於ける、当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より低いか否かを判断する第1判断手段44、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月極めの上限駐車料金より低い場合には、当該最新の駐車料金を新たな駐車料金として演算する第1演算手段45と、当該同一月内に於ける当該当月分累積駐車料金が当該月極め上限駐車料金より高い場合には、当該月極め上限駐車料金と当該精算月累積駐車料金との差額料金を当該最新の駐車料金として演算する第2演算手段46、当該第1もしくは第2演算手段が演算した駐車料金を今回の駐車料金として請求する駐車料金請求手段47と、当該車両が当該請求された駐車料金を支払った場合には、出庫ゲートを開くように構成した出庫ゲート開閉制御手段48を含み、更に、当該第2演算手段46により決定された当該新たな駐車料金が精算された後は、当該同一ユーザーが同じ月内にその後再度入庫した場合には、当該再入庫時刻から同月末日の最終時刻までの間の当該車両に対する入出庫に対する駐車料金は無料と判断する駐車料金無料化判定手段36、当該駐車料金無料化判定手段36の判断に基づいて、当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の車両の出庫に対しては駐車料金の請求無しに当該ゲートを開放する様に構成された出庫ゲート開閉制御手段48とから構成されている無人化入出庫自在の駐車場管理システムである。
尚、上記駐車場管理システムに於いては、更に所定の駐車に対する駐車料金を当該ユーザーに報知するための駐車料金表示手段31とユーザーが当該駐車料金を支払ったか否かを判断する為の、駐車料金入金有無識別手段32とが設けられていることも好ましい具体例である。
上記具体例に於いて、当該所定の車両と対応している当該カード状情報記憶媒体20のシリアルナンバー及び/又はID番号と対比して構成されている当該データ保持手段に記憶された各駐車関連情報は、当該ユーザーが請求された駐車料金の全てを支払った後で、月替わり時点或は当該予め定められた所定の駐車時間経過後に消去される様に構成されている事が望ましい。
又、本発明に於ける当該具体例の態様では、月跨ぎの駐車があった場合にも対応する事が可能である。
以下に、本発明に於ける当該第3の態様で月跨ぎの駐車があった場合の具体的な構成例を説明する。
即ち、図4に示す様に、所定の月に於ける所定の日に当該車両が入庫してから、当該車両が出庫した月日との間で月跨ぎが発生した場合には、当該車両が駐車した複数駐車月の内、当該駐車場に入庫した最先月の月日の入庫時刻と当該車両が入庫した最先月に於ける最終日の最終時刻までの当該車両の駐車時間とから、最先の駐車月に於ける最終の駐車料金を演算する最先月駐車料金演算手段49、当該最先入庫月日における当該演算された最終の駐車料金と、当該精算月累積駐車料金演算手段42によって演算された、当該車両が入庫した当該最先月内で、過去に支払済みの全ての駐車料金を加算した精算済み最先月累積駐車料金と、を加算して当該最先入庫月に於ける累積駐車料金を演算する最先入庫月累積駐車料金演算手段50、当該演算された当該最先入庫月累積駐車料金額が当該月ぎめ上限駐車料金より低いか否かを判断する第2判断手段51、当該最先入庫月累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該最先入庫月累積駐車料金を当該最先入庫月の最終駐車料金(第1の駐車料金)として決定する第3の演算手段52(尚、実際にこの段階で支払う必要のある駐車料金は、過去に既に支払い済みの駐車料金は除外されるので、今回の最終駐車料金である)、当該最先入庫月累積駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より高い場合には、当該月極め上限駐車料金と当該最先入庫月に於ける過去に支払済みの全ての駐車料金を加算した支払い済み最先月累積駐車料金との差額料金を演算し、それを当該最先入庫月の最終駐車料金(第1の駐車料金)として決定する第4の演算手段53、及び当該車両が当該駐車場に駐車した複数駐車月の内、当該駐車場から出庫した最終月の月の最先の日の0時00分から当該車両が出庫する時刻までの同一月日に於ける駐車時間から第2の駐車料金を演算する第5の演算手段54、当該第2の駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低いか否かを判断する第3判断手段55、当該第2の駐車料金が当該月ぎめ上限駐車料金より低い場合には、当該第2の駐車料金を当該最終駐車月に於ける新たな駐車料金として決定する第6の演算手段56、当該第2の駐車料金が当該上限駐車料金より高い場合には、当該上限駐車料金を当該最終駐車月に於ける新たな駐車料金として決定する第7の演算手段57、当該最先の駐車月と当該最終の駐車月との間に1つ或は複数の中間駐車月が存在している場合には、当該各中間駐車月に対する駐車料金として、当該打切り金額を当該中間駐車月の駐車料金(第3の駐車料金)として決定する第8の演算手段58、当該第1の駐車料金と当該第2の駐車料金と単一若しくは複数の当該第3の駐車料金と、を加算して、それを当該車両の月跨ぎ駐車に対する合計駐車料金として請求する駐車料金請求手段47と、当該車両が当該合計駐車料金を支払った場合には、当該車両番号に対応するデータ保持手段24に於ける、当該最終駐車月以外の月の駐車関情報を消去する駐車関情報消去手段59、及び当該駐車料金の支払い情報に基づいて、ゲートを開放する出庫ゲート開閉手段26とから構成されている上記装置を利用した無人化入出庫自在駐車場管理システムであり、又、上記した制御処理を実行する機能をコンピュータに実現させる様に構成した事を特徴とする駐車場管理システムである。
尚、本具体例に於いて、最先月に於ける当該車両の最後の入庫以前に駐車した実績が無い場合には、当該最先月に於ける最先月累積駐車料金は、0円となる。
又、本具体例に於いては、当該最先月に於ける当該車両の最後の入庫以前に当該車両が既に駐車した実績があり、当該最先月累積駐車料金が既に当該月極め上限駐車料金に到達している場合には、当該車両の当該最先月に於ける今回の最終駐車に対する駐車料金は無料となることは言うまでも無い。
本発明に係る上記の具体例を、更に詳細に図3、図5乃至図7を参照しながら説明する。
即ち、図3に示す具体例では、同一月内で複数回の入出庫が行われた場合の例を示すものであって、図3に示す様に、9月15日に所定の車両が本発明の駐車料金管理システムを使用する駐車場(単位駐車料金を1時間当たり100円とし、日極め上限駐車料金を800円、月極め上限駐車料を9000円に設定しているものとする)に入庫後、同日に複数回入出庫した結果、同日の合計駐車料金として当該車両に対して800円が請求され、この日の累積駐車料金額は800円となる。次いで、翌日の9月16日には、同日の合計駐車料金として当該車両に対して800円が請求され、この日を含めた今月の累積駐車料金額は1600円となる。
この様な駐車行為が繰り返され、9月20日には、11回目の駐車が行われ、同日の駐車料金として800円が請求され、この日迄の累積駐車料金額は8800円となったとする。
そして、翌日の9月21日には、12回目の駐車が行われ、同日の駐車料金として600円が算出されたが、同日の駐車料金として600円を前記累積駐車料金額8800円に加算すると日極め上限駐車料金である9000円を超過することになるので、9月21日分の駐車料金として当該日極め上限駐車料金と前記累積駐車料金額8800円との差額である200円が請求されることになる。
この結果、9月21日のいずれかの時刻に上記した駐車料金とし手200円が支払われた時刻以降の時刻から同月末日、つまり9月30日までの入出庫に対しては駐車料金は無料となる。
次に、月を跨いで駐車が行われた場合の当該駐車料金の処理方法の一例について説明するならば、図3に於いて、9月30日の13:00に車両の入庫が行われ、翌日の10月1日の16:00に出庫した場合を考える。
この際、本発明に於いては、各日に於ける当該駐車料金の管理に於いて、1日の期間を暦通りではなく、車両が駐車場に入庫した時刻から当該時刻に24時間を付加した打ち切り時刻との間の期間を1日と定義する事にしている。
従って、或る日の23:00に入庫がなされた場合でも、当該打ち切り時刻までは、その日の駐車と見なすことにしている。
そのため、9月30日の13:00から10月1日の13:00迄の間の駐車は、9月30日分の駐車と見なされ、且つ前記した様に、9月末日の駐車料金は無料化されているので、9月30日の13:00から10月1日の13:00迄の間の駐車に対する駐車料金は無料となる。
そして、10月1日の13:00から同日の16:00迄の駐車は、10月1日分の駐車とみなされるので、当該駐車料金は、3時間として300円となる。
更に、10月1日に、別途駐車が行われ、800円の駐車料金が請求されたので、10月1日中の累積駐車料金額は1100円となる。
そして、10月2日に、別途駐車料金として800円が請求されたとすると、10月2日迄の累積駐車料金額は1900円となる。
次に、本発明に於いて、上記した月極め駐車料金管理システムに於いて併用される日極め駐車料金管理システムの具体例を、図4及び図9を参照しながら説明する。
即ち、本発明に使用される当該日極め駐車料金管理システムでは、図4に示す当該料金精算装置25に、更に、1車両について、24時間の駐車料金の上限を予め設定する、日極め上限駐車料金設定装置135を設け、更に、当該料金精算手段25に当該同一車両が同一日内で、支払った駐車料金を積算する駐車料金積算装置136を設け、当該同一車両が同一日内で、支払った駐車料金、若しくは複数回入出庫を繰り返した結果、当該駐車料金の積算値が、当該日極め上限駐車料金を超えた場合には、それ以降の同一車両による同一日内での入出庫に対しては、駐車料金を課金せず、無料扱いとするものである。
本具体例に於ける当該日極め上限駐車料金設定装置135は、上記したデータ保持装置24に設ける事も可能である。
そして、本発明に於ける当該日極め駐車料金管理システムに於いては、上記した通り、一日の管理を暦通りに設定するのではなく、所定日にユーザーが車両を入庫させた時刻をスタート時刻とし、当該入庫時刻に24時間を付加した時刻までを単一日と設定するもので、係る期間を日極めの打ち切り期間と称し、当該入庫時刻に24時間を付加した時刻を打ち切り時刻と称するものである。
又、当該駐車時間に日跨ぎが存在する場合には、当該打ち切り時刻までの駐車料金は、当日の駐車料金として計上し、当該打ち切り時刻以降についての駐車料金は、翌日の第1回目の駐車に対する駐車料金として計算することにしており、新たに翌日の料金を、当日の駐車料金とは別に計算するように構成している。
本発明に係る日極め駐車料金管理システムでの駐車状と駐車料金との関連を示す幾つかのパターンを、図9を参照して以下に説明する。
図9の以下のパターンにおける設定条件は、基本駐車料金は1時間当たり100円とし、入庫時刻より24時間後を打ち切り時刻と設定し、当該日極め上限駐車料金を1200円とし、各パターンとも初回入庫時刻を10月1日の午前4:00であるとして説明されている。
第1のパターンは、初回駐車時間は、10月1日の午前04:00〜08:00までの4時間で、駐車料金は400円であった。
初回駐車の駐車料金は400円、当日の累積金額は400円、打切り終了時刻は、10月2日の午前04:00となる。
その後、第2回目の駐車が10月1日の12:00〜16:00まで行われ、駐車時間は4時間で、駐車料金は400円であった。
従って、第2回駐車の駐車料金は400円、当日の累積金額は400円を加算し800円となる。
そして、累積駐車料金額は打切り上限駐車料金(1200円)に達していないので、今回の駐車料金としての請求額は400円となり、打切り終了時刻は、時間内なので変化無し。
その後、第3回目の駐車が10月1日の20:00から翌日の10月2日の午前04:00まで行われ、駐車時間は8時間で、駐車料金は800円となる。
然しながら、今回の駐車による駐車料金800円を当該累積駐車料金額800円に加算すると1600円となり、当該打切り上限駐車料金1200円に達したので、今回の駐車による駐車料金は400円となる。打切り終了時刻は時間内なので変化無し。
更に、第4回目の駐車が10月2日の08:00から12:00まで行われ、駐車時間は4時間で、駐車料金は400円となる。尚、今回の駐車は、前回の駐車に対して、打切り時間外なので累積金額をリセットされ、駐車料金の請求金額は400円、累積金額は400円を0円に加算し400円となる。
打切り終了時刻は、10月3日の08:00となる。
次いで、第5回目の駐車が10月2日の016:00〜翌10月3日の08:00まで行われ、駐車時間は16時間で、駐車料金は1600円となる。
然しながら、今回の駐車では、駐車料金1600円を当該累積駐車料金額400円に加算すると2000円となり、当該打切り上限駐車料金1200円に達するので、今回の駐車による駐車料金はその差額である800円となる。累積金額は、これまでの累積駐車料金額400円に今回の駐車料金である800円を加算し1200円となる。打切り終了時刻は時間内なので変化無し。
第2のパターンは、初回駐車時間は、10月1日の午前04:00〜08:00までの4時間で、駐車料金は400円であった。
初回駐車の駐車料金は400円、当日の累積金額は400円、打切り終了時刻は、10月2日の午前04:00となる。
その後、第2回目の駐車が10月1日の12:00〜20:00まで行われ、駐車時間は8時間で、駐車料金は800円であった。
従って、第2回駐車の駐車料金は800円、当日の前回までの累積金額400円に800円を加算し1200円となる。
そして、累積駐車料金額は打切り上限駐車料金(1200円)に達したので、当日の売り切り終了時刻までの今後の駐車に対しては、駐車料金は無料となる。
尚、打切り終了時刻は、時間内なので変化無し。
その後、第3回目の駐車が10月2日の0:00から10月2日の午前08:00まで行われ、駐車時間は8時間で、駐車料金は800円となる。
然しながら、今回の駐車による10月2日の0:00から打切り終了時刻の10月2日の午前04:00迄の駐車は上記した関係で無料となる。
一方、当該打切り終了時刻である10月2日の午前04:00以降の駐車に対する駐車料金は、翌日である10月2日の最初の駐車と見なされるので、前回までの累積駐車料金額はリセットされ、10月2日の午前04:00から10月2日の午前08:00までの駐車時間は4時間で、請求される駐車料金は400円となり、今回の駐車に対する累積駐車料金額は400円となる。
尚、打切り終了時刻は10月3日の04:00と設定されることになる。
その後、第4回目の駐車が10月2日の016:00〜翌10月3日の04:00まで行われ、駐車時間は12時間で、駐車料金は1200円となる。
然しながら、今回の駐車では、駐車料金1200円を同日内の当該累積駐車料金額400円に加算すると1600円となり、当該打切り上限駐車料金1200円に達するので、今回の駐車による駐車料金はその差額である800円となる。累積金額は、これまでの累積駐車料金額400円に今回の駐車料金である800円を加算し1200円となる。打切り終了時刻は時間内なので変化無し。
次に、第3のパターンは、初回駐車時間は、10月1日の午前04:00から翌日の10月2日12:00までの32時間で、駐車料金は3200円であった。
このパターンでは、入庫時刻の10月1日の午前04:00に対する打ち切り時刻が10月2日の午前04:00となるので、その間の駐車料金は、打切り上限駐車料金である1200円となり、これが10月1日の駐車料金となる。
一方、10月2日の午前04:00の打ち切り時刻以降の駐車に対する駐車料金は、8時間の駐車時間で800円となり、これが10月2日の第1回目の駐車に対する駐車料金となる。
従って、10月2日に於ける累積駐車料金額は800円(前日の累積駐車料金額はリセットされている)となり、打切り終了時刻は10月3日の04:00と設定されることになり、打切り終了時刻は時間内なので変化無し。
その後、第2回目の駐車が10月2日の016:00〜翌10月3日の04:00まで行われ、駐車時間は12時間で、駐車料金は1200円となる。
然しながら、今回の駐車では、駐車料金1200円を同日内の当該累積駐車料金額800円に加算すると2000円となり、当該打切り上限駐車料金1200円に達するので、今回の駐車による駐車料金はその差額である400円となる。累積金額は、これまでの累積駐車料金額800円に今回の駐車料金である400円を加算し1200円となる。打切り終了時刻は時間内なので変化無し。
又、第4のパターンは、初回駐車時間は、10月1日の午前04:00〜08:00までの4時間で、駐車料金は400円であった。
初回駐車の駐車料金は400円、当日の累積金額は400円、打切り終了時刻は、10月2日の午前04:00となる。
その後、第2回目の駐車が10月2日の0:00〜14:00まで行われ、駐車時間は14時間で、駐車料金は1400円となる。
処で、第2回駐車の駐車料金の内、10月2日の0:00から打切り終了時刻の10月2日の午前04:00迄の駐車に対する駐車料金は400円となり、当日10月1日の請求に含まれるが、10月2日の0:00から10月2日の14:00までの駐車に対する駐車料金は10時間で1000円となり、10月2日の第1回目の駐車に対する駐車料金として計上される。
そして新たな打切り終了時刻は10月3日の04:00と設定されることになる。
処で、ユーザーからみると今回の駐車で、合計1400円を支払うことになり、日極め上限駐車料金の1200円を超過してしまう事になる。
そのため、本発明では、10月2日の0:00から打切り終了時刻の10月2日の午前04:00迄の駐車に対する駐車料金と10月2日の0:00から14:00までの駐車に対する駐車料金との合計が当該日極め上限駐車料金の1200円となる様に、10月2日の0:00から14:00までの駐車に対する駐車料金を800円に抑えることにしたものである。従って、第4のパターンでは、第2回目の駐車の内、10月2日の第1回目の駐車に対する駐車料金が800円、当該累積駐車料金額が800円となる。
次に、上記した駐車料金の計算を行うための操作手順について図5乃至図7を参照しながら説明する。
図5は、入庫を管理する入庫管理プログラムのフローチャートである。
本発明における当該駐車場管理システムに於ける操作の手順の概要は、
(1)先ず、本発明に係る当該駐車場管理システムの料金体系を利用したい希望を有するユーザーは、予め駐車場内に設置された当該カード状情報記憶媒体20を発券する自動販売機にて、当該特別駐車券としてのカード状情報記憶媒体20を購入する。尚、この時発売された特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20には有効期間として例えば、当該カード状情報記憶媒体20の発行日から1年後の同月の末日と設定することができる。
(2)その後、当該カード状情報記憶媒体20を所有するユーザーは、車両を入庫ゲートに停車する。(発券機より駐車券が自動発行されない。)
当該ユーザーは、当該駐車券の発券ボタンを押さず、上記で購入した特別駐車券としての当該カード状情報記憶媒体20を入庫ゲートに設けられた当該カード状情報記憶媒体20の挿入を促すカード挿入部に挿入する。
当該入庫ゲート内に挿入された当該カード状情報記憶媒体20から、当該入庫ゲート内に設けられているカード状情報記憶媒体処理手段21或いは当該入庫ゲートの近傍に配置され、適宜の電気的、磁気的或いは光学的に結合手段を介して当該カード状情報記憶媒体20と接続されるカード状情報記憶媒体処理手段21によって、当該カード状情報記憶媒体20に記憶されている少なくとも駐車関連情報である(a)特別駐車券ID及び(b)前回精算年月日及び月内累積駐車料金を読み取る。
係る状況は、図8(A)に示されている。
即ち、当該特別駐車券が読み込まれ、特別駐車券IDを読み出すとともに、特別駐車券出庫ファイルから、当該特別駐車券の精算状況データが読み出され、特別駐車券に記憶される。
又、在車ファイルに入庫時刻と精算状況が格納される。
その後、当該カード状情報記憶媒体20の入出庫状態の欄に「入庫済み状態」であるという情報を読み込み、又、入出庫時刻欄に、実際の入庫時刻情報を書き込み、当該カード状情報記憶媒体20をユーザーに自動返却し入庫ゲートをオープンする。
その後、該当車両が入庫ゲートを通過後、前記データ保持手段4又は24に設けられた在車ファイルに下記情報を添付し該当駐車関連情報を追加する。
(1)入庫時刻
(2)特別駐車券ID
(3)打切り最終時刻/24H累積金額及び
(4)前回精算年月日/月内累積駐車料金
尚、当該在車ファイルの構成例は、図2(B)に示されている。
一方、当該駐車料金支払い時に於いては、当該ユーザーは、当該カード状情報記憶媒体20を出庫ゲート内に設けられている当該カード状情報記憶媒体の挿入部に挿入する。
当該出庫ゲート内には、前記したカード状情報記憶媒体処理手段21が配置されているものであっても良く、或いは、当該カード状情報記憶媒体処理手段21は、当該出庫ゲートの近傍に配置され、適宜の電気的、磁気的或いは光学的に結合手段を介して当該カード状情報記憶媒体20と接続される様に構成されているものであっても良い。
上記料金演算時のデータの移動は、図8(B)に示されている。
即ち、当該特別駐車券が読み込まれ、特別駐車券IDを読み出すとともに、特別駐車券出庫ファイルに、当該特別駐車券の精算状況データを格納すると共に、在車ファイルから、当該特別駐車券の精算状況データが読み出され、料金演算終了時に、当該特別駐車券の精算状況データが在車ファイル格納され、当該データが更新される。
次いで、当該駐車場管理システムに於ける当該駐車料金演算手段5又は25は、特別駐車券である当該カード状情報記憶媒体20に記録されている入庫時刻から現在時刻までの料金演算を行う。
当該駐車料金の演算が完了後、当該駐車料金演算手段5又は25は今回の請求金額を表示し支払い処理へ移行する。
最後に、当該駐車料金の支払が完了すると、当該カード状情報記憶媒体20の入出庫状態の欄に「出庫済み状態」であるという情報を読み込み、又、入出庫時刻欄に、実際の出庫時刻情報を書き込み、更には、精算状況の欄の当該前回精算年月日の項には、実際の精算年月日を入力し、又、月内累積駐車料金の項には、当該月の月内累積駐車料金額が記録され、その後当該カード状情報記憶媒体20は、ユーザーに自動返却し入庫ゲートがオープンされる。
上記出庫時のデータの移動は、図8(C)に示されている。
即ち、当該特別駐車券が読み込まれ、特別駐車券IDを読み出すとともに、在車ファイルから、当該特別駐車券の精算状況データが読み出され、特別駐車券に格納される。
一方、当該在車ファイルに格納されている当該特別駐車券の精算状況データを当該特別駐車券出庫ファイルに送信して、そこで格納すると共に、当該在車ファイルから当該データを削除する。
尚、カード状情報記憶媒体20を新規に発行する際には、当該カード状情報記憶媒体20の有効期間、つまり、当該カード状情報記憶媒体20の貸与期間に関する契約期間を下記の通りとし特別駐車券に記録する。
開始年月日:入庫日
終了年月日:入庫日より1年後の月末に設定し記録する。(有効期限は1年)
例えば、年1月15日入庫の場合、下記の通り記録する。
開始年月日:2009年1月15日
終了年月日:2010年1月31日
上記した操作例に於いて、当該駐車料金の支払が完了して出庫する際に、当該ユーザーに返却された当該カード状情報記憶媒体20のカード内、駐車関連情報は、図2(A)に示す様になっている。
上記した本具体例に於いて上記した出庫ゲート管理装置13に設けられたデータ保持手段4又は24に記憶される当該駐車関連情報に関するデータファイルの構成例を図2(B)及び図2(C)に示す。
即ち、図2(B)は、本具体例で使用される在車ファイル106の構成の一具体例を示すものであり、車両が入庫する時点で作成されるものである。
一方、図2(C)は、本具体例で使用される特別駐車券出庫ファイル107の構成の一具体例を示すものであり、特別駐車券車両出庫時に作成され、毎日、午前0時若しくは、打ち切り時刻に打切り最終時刻を越えた車両データは自動的に削除される。
次に、上記した本発明に於ける駐車場管理システムに関する具体的操作手順に付いて、図5乃至図7のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
即ち、図5は、ユーザーが適宜の車両を駐車場に入庫させる入庫時の処理操作を説明するものであり、基本的には、該当車両の各駐車関連情報を編集し、在車ファイル106に登録する。
即ち、スタート後、ステップS−1で、特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20に記録されている下記情報を当該カード状情報記憶媒体処理手段21により読み取る。
(1)特別駐車券ID
(2)前回精算年月日
(3)月内累積駐車料金
その後、ステップS−2に進み、特別駐車券IDを基に特別駐車券出庫ファイルを検索する。
次に、ステップS−3に進み、該当特別駐車券IDが存在するか否かが判断され、NOであればステップS−4に進んで、打切り最終時刻として今回入庫した入庫時間+24Hを今回の打切り最終時刻に設定すると同時に、同日内の24時間以内に於ける累積駐車料金額を演算する。
ただし、この具体的では、最初の入庫であるので、累積駐車料金額はなく、従って、24時間以内に於ける累積駐車料金額は0円である。
一方、ステップS−3でYESであればステップS−5に進んで、下記情報を取得する。
(1)打切り最終時刻及び
(2)24H累積駐車料金の合計
その後、ステップS−6に進み、在車ファイル登録を行い、下記の駐車関連情報を更新する。
(1)特別駐車券ID
(2)打切り最終時刻及び24H累積駐車料金の合計
(3)前回精算年月日及び月内累積駐車料金
次いで、ステップS−7に進み、特別駐車券の下記情報を更新してENDとなる。
(1)特別駐車券ID
(2)入出庫状態を“1”と設定し、入庫済み状態であることを確認できるようにする。
(3)入出庫時刻を入庫時刻に設定する。
一方、図6は、ユーザーが適宜の車両を駐車場から出庫させる出庫時の処理操作を説明するものであり、基本的には、該当車両の各駐車関連情報を編集し、在車ファイル106に登録する。
即ち、スタート後、ステップS−8で、特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20に記録されている下記情報を当該カード状情報記憶媒体処理手段21により磁気更新する。
(1)特別駐車券ID
(2)入出庫状態を“2”と設定し、当該車両が出庫済み状態であることを記録する。
(3)入出庫時刻として出庫時刻を設定する。
(4)前回精算年月日及び月内累積駐車料金
その後、ステップS−9に進み、特別駐車券IDを基に特別駐車券の出庫ファイルの内下記情報を更新する。
(1)特別駐車券ID
(2)打切り最終時刻及び24H累積駐車料金合計
次に、ステップS−10に進み、該当特別駐車券IDデータを削除してENDとなる。
係る状況は、図8(C)に示されている。
次に、図7を参照しながら、本具体例に於ける当該車両の出庫処理の操作手順の具体例を説明する。
先ず、同一月内での同一車両による入出庫に対する出庫処理の操作手順の一例を説明する。
即ち、図7は、本発明に於ける駐車場管理システムに於いて、特別駐車券のIDを基に、駐車関連情報を在庫ファイルより読み込み、駐車料金を演算する工程を示すものであり、スタート後、ステップS90に於いて、精算月累積駐車料金(A)(当該車両が入庫した同一月内で、今回の入庫駐車以前に既に支払いを済ませた駐車料金の合計額で、後述する月跨ぎが発生している場合には、精算月は前月と読み替えるものとする。)を在車ファイル或いは当該カード状情報記憶媒体20から読み出す(図8(B)参照)と共に、前月の累積駐車料金(A)(つまり、今回同一車両が入庫した月より以前の月に於ける既払いの駐車料金で、このデータは、後述する月跨ぎ処理の場合に使用する)を0円と設定し、且つ当該車両の入庫時間を今回入庫した年月日の入庫時刻に設定する。
次いで、ステップS91に進み、当該車両の入庫年月と出庫年月とが同一であるか否が判断される。
当該ステップS−91の判断は、当該車両の入出庫が同一月内で実行されたものかどうか、或いは月跨ぎがあったか否かを判断するものである。
本具体例では、同一月内での入出庫であるので、当該車両の入庫年月と出庫年月とが同一であるから、当該ステップS−91ではYESとなり、ステップS−92に進んで、入庫月内(当月分つまり精算月)での、今回の駐車に対する駐車料金(B)を演算する。
即ち、今回の今月分の駐車料金(出庫月分)を算出するものである。
当該ステップS−92では、当該当月分の今回の駐車料金(B)は、当該車両の今回の入庫時間から今回出庫する手続きに入った時刻までの間の駐車時間を求め、それに対応した駐車料金を計算することになる。
又、当該車両が同一月内に於いて既に支払っている駐車料金の合計額、つまり当月分累積駐車料金額(A)は、既にステップS−90に於いて当該記憶手段24を構成する在車ファイルから読み出されている。
その後、ステップS−93に進み、当月分(精算月)の累積駐車料金額(A)(同一車両が同一月内で、これまでに支払った当該駐車料金の総額)と、今回の駐車料金(B)と加算して演算し、当該当月分累積駐車料金額(C)を求めるものである。
これは、本具体例に於ける当該フローチャートが繰り返し使用される場合の当該当月分累積駐車料金額(C)の更新の為の演算式である。
当該精算月累積駐車料金(A)は、月内利用車両ファイルから読み出して使用するものであるが、当該精算月の最初の駐車に対しては、当該精算月累積駐車料金(A)は0円である。
従って、今回の駐車で、当該駐車が当該月で最初の駐車であれば、当該当月分累積駐車料金額(C)は、今回の駐車料金(B)と同一となり、これが、当該在車ファイル106と当該月内利用出庫ファイル107に、その後記憶されて(図8(B)参照)、次回の出庫処理に利用される事になる。
次いで、ステップS−94に進み、当該当月分累積駐車料金額(C)が、予め定められている月極め上限駐車料金、つまり打切り金額(D)より、大きいか否かが判断される。
係るステップS−94では、当該打切り金額(D)のデータは、上記したメモリ手段4、24に設けられた適宜の記憶手段15に格納されている当該打切り金額を読み出す事によって実行される。(図8(B)参照)
当該ステップS−94でYESであれば、ステップS−95に進み当該精算月(当月)に於ける今回の駐車料金(H1)として打切り金額(D)−精算月累積駐車料金(A)が演算されて求められる。
一方、ステップS−94でNOであれば、ステップS−96に進み、当該精算月(当月)に於ける今回の駐車料金(H2)として、上記した今回の駐車料金(B)が決定される。
当該ステップS−95若しくはS−96で求められた、当該今回の駐車料金(H1)若しくは(H2)は、適宜の記憶手段に記憶させておく。
その後、ステップS−97に進み、当該精算当月分累積駐車料金額(A’)(当月分)を、前記した今回の駐車以前に於いて同一月内で同一車両が既に支払っている精算月累積駐車料金(A)(前記したファイルから読み出す)と当該今回の駐車料金(H1)、又は(H2)とを加算して演算の上求め、その結果を当該在車ファイルおよび当該月内利用車両ファイルに記憶する事になる。
当該精算当月分累積駐車料金額(A’)のデータがメモリ上の精算当月分累積駐車料金額(A)に置き換えられ、次回の駐車料金の演算に使用される。
上記した通り、本具体例では、当該精算月(当月)の最初の入庫に有っては、当該既に支払っている精算月累積駐車料金(A)は、0円である事は言うまでもない。
従って、その場合には、当該ステップS−97では、当該今回の駐車料金は、H1又はH2となる。
尚、当該ステップS−97では、後述する様に、当該車両が月跨ぎ駐車を行ってきた事に対する駐車料金を含めた総合駐車料金(E)を当該車両に対して請求する為に、別途、同一車両に対する今回の出庫に関する、今回請求の駐車料金として、最終的には、前月迄の未払いと見なされる駐車料金(F)と今回の駐車料金H1又はH2とを加算して求める様になっている。
その後、ステップS−98に進んで、上記した情報を当該月内利用車両ファイルに格納すると共に、当該車両に対応した当該特別駐車券のシリアルナンバー及び/又はID番号をキーとして、当該カード状情報記憶媒体20若しくは在車ファイルに、前回精算年月(出庫年月)及び精算月累積駐車料金(A’)を(A)と置き換えて格納する。
付いで、ステップS−99に進み、当該車両の出庫に対する今回の駐車料金を所定の表示手段に表示し、ステップS−100に於いて、当該駐車料金を当該カード状情報記憶媒体20の所有者に請求する処理が実行され、ステップS−101に於いて、当該請求した駐車料金が入金されたか否かが判断され、NOであれば、当該ステップS−100に戻って上記工程が繰り返され、YESであれば、ステップS−102に進んで、当該特別駐車券であるカード状情報記憶媒体20をユーザーに返却し、ゲートを開放してENDとなる。
次に、所定の車両の駐車が月跨ぎである場合の操作手順の一例を以下に説明する。
以下の具体例では、例えば、当該車両が9月30日の午後1時00分に入庫して、同年の10月1日の午後4時00分に出庫した場合を想定して説明する。
即ち、スタート後、ステップS90に於いて、精算月累積駐車料金を在車ファイルから読み出すと共に、前月(つまり9月)の駐車料金を0円と設定し、且つ当該車両の入庫時間を、今回入庫した年月日の入庫時刻(つまり、9月30日午後1時00分)に設定する。
次いで、ステップS91に進み、当該車両の入庫年月と出庫年月とが同一であるか否が判断される。
本具体例では、月跨ぎの入出庫であるので、当該車両の入庫年月と出庫年月とが異なっているから、当該ステップS−91ではNOとなり、ステップS−200に進んで、最先の入庫月内(つまり9月分)に於ける今回の駐車に対する駐車料金(I)を演算する。
具体的には、当該車両の駐車料金(I)は、ステップS−90で入力した当該車両の入庫月日時刻及び当該当日(9月30日)の23:59又は翌日(10月1日)の0:00の時刻のデータから、当該予め定められた単位時間による基本駐車料金から前月分(つまり9月分)の最終駐車料金(I)を算出する。
その後、ステップS−201に進み、入庫月(つまり9月分)の一ヶ月に於ける支払いとして要求される総合駐車料金(J)(本発明で言う前月分の累積駐車料金)を算出する事になる。
これは、後述する様に、月極め上限駐車料金(D)との比較を行う為のデータを得るのに必要な演算であって、当該月(9月)中に既に支払っている駐車料金、即ち、当該精算月累積駐車料金(A)と今回の入庫による最新の駐車料金(I)(後述する前月の未払い駐車料金(F)に相当する)との合計として演算される。
換言するならば、当該精算月(9月)の既に支払済みの累積駐車料金(A)と、当該車両が入庫した9月30日午後1時00分から同年9月30日午後11時59分迄(或は翌月の1日の午前00時00分と設定しても良い。)の当該車両の駐車料金(I)と、を算出して合算するものである。
つまり、当該同一車両が、前月中(9月)に支払うことになる前月分(9月分)累積駐車料金駐車料金(J)の合計額を、前月中(9月)に当該同一車両が今回入庫するまでに既に支払っている精算月累積駐車料金(A)と、今回算出された当該同一車両に対する駐車料金(I)と、を加算して求める事になる。
本発明に於いては、当該精算月累積駐車料金(A)である、同一車両が同一月内で(つまり9月中)今回入庫するまでに既に支払っている累積駐車料金は、当該カード状情報記憶媒体20又は、在車ファイル或は当該月内利用車両ファイルから読み出す事が出来る。(図8(B)参照)
勿論、当該車両が当該前月中、つまり9月に於いて、初めての入庫である場合には、当該前月分累積駐車料金は0円であることは言うまでもない。
当該ステップS−201で算出された当該前月分(9月分)累積駐車料金額(J)は、当該カード状情報記憶媒体20又は、当該在車ファイルと当該月内利用車両ファイルに、その後記憶されて、当該前月分(9月分)累積駐車料金(A)と当該打切り金額(D)との関係を判断するのに利用される事になる。
此処までの処理操作によって、当該車両の9月中(出庫処理月から見て先月中)に支払いを必要とする合計駐車料金(J)が決定されることになる。
その後、ステップS−202に進み、当該車両の当該前月(9月中)中に支払う必要がある前月分累積駐車料金額(J)が、予め定められている月極め上限駐車料金額、つまり打切り金額(D)より、大きいか否かが判断される。
当該ステップS−202でYESであれば、即ち、前月分累積駐車料金額(J)が、当該打切り金額(D)より大きい場合には、ステップS−203に進み、当該前月分(9月分)に於ける、新たに支払いの必要な駐車料金(G1)として、当該前月迄の駐車料金(J)+(打切り金額(D)−精算月累積駐車料金(A))が演算されて求められる。
当該ステップS−203での当該演算処理は、上記した様に、当該フローチャートが繰り返し使用される場合に、当該前月迄の駐車料金G1は、前月迄の駐車料金(G)と当月の最後の駐車に対して求められた駐車料金(I)とで更新される事を意味している。
つまり、当該前月迄の駐車料金(G)は、後述する様に、10月中に支払うべき駐車料金を演算する場合に、9月分に支払うべき駐車料金を演算するのに使用される。
一方、ステップS−202でNOであれば、即ち、前月分累積駐車料金額(J)が、当該打切り金額(D)より小さい場合には、ステップS−204に進み、当該前月分(9月分)に於ける支払いの必要な駐車料金G2として、つまり9月分の累積駐車料金G2として、(当該前月迄の駐車料金(A))+(今回算出された駐車料金(I))が演算されて求められる。
係る9月分の累積駐車料金G1及びG2は、適宜の方法でユーザーに請求が行われる。
尚、上記した様に、頭初のループでは、当該前月迄の駐車料金Gは0である。
当該ステップS−203とステップS−204で求められた、当該今回の駐車料金G1若しくは今回の駐車料金G2は、ステップS−205に於いて、前月迄の駐車料金(A)と置き換えて適宜の記憶手段に記憶させておく。
その後、ステップS−206に進み、10月1日の0:00に入庫があり、同日の16:00に出庫した駐車に対する駐車料金の演算を実行する為に、10月分の駐車料金を求める操作が行われる。
当該ステップS−206では、当該車両の入庫日時及び時刻を次の月、つまり10月1日の午前00時00分に設定し、出庫日時及び時刻を同年10月1日の午後16時00分に設定し、ステップS−91に戻る事になる。
当該ステップS−206では、更に、精算月の累積駐車料金を0円に設定すると共に、入庫時間=入庫時間+24H,打ち切り終了時間=打ち切り終了時間+24Hに設定する事も望ましい。
当該ステップS−91では、当該車両の入庫年月(10月)と出庫年月(10月)とが同じであるから、当該ステップS−91ではYESとなり、前記したステップS−92に進んで、出庫月内(つまり10月分)に於ける今回の駐車に対する駐車料金を演算する。
ステップS−92では、当該駐車料金(B1)は、当該車両の当月分(10月)に於ける今回の駐車の為に入庫した入庫時間から今回出庫する手続に入った時刻までの間の駐車時間を求め、それに対応した駐車料金を計算することになる。
その後のステップS−93乃至ステップS−102までの操作は、既に説明した通りのものとなる。
尚、上記具体例に於いて、何れのステップにあっても、当該精算月累積駐車料金が、既に当該打ち切り金額(D)に到達している場合には、当該月の最終日の最終時刻までの全ての入出庫に対しては、課金は行わない様に構成されている。
上記の操作手順では、月跨ぎとなる駐車があった場合に、月跨ぎ前の月の駐車料金と月跨ぎ後の月の駐車料金とを個別に演算し、前月分と後月分の当該駐車料金とを別々に請求する事を前提とするものであるが、別の操作手順としては、月跨ぎ前の月の駐車料金と月跨ぎ後の月の駐車料金とを個別に演算はするが、請求は月跨ぎ後の駐車料金と合体して請求する事も可能である。
以下に、月跨ぎ前の月の駐車料金と月跨ぎ後の月の駐車料金とを合体して請求する場合の一具体例の操作手順について図10を参照しながら説明する。
即ち、スタート後、ステップS−11で、当該月跨ぎの発生している前日の入庫時刻から決定されている打ち切り終了時刻と当該車両の当該駐車場への出庫時刻とが検出され、当該車両の出庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも早いか遅いかが判断され、当該車両の出庫時刻が当該打ち切り終了時刻よりも早い(つまり当該車両の当該出庫時刻は、既に設定されている当該打ち切り終了時刻よりも以前である場合)場合には、ステップS−12に進み、前日の入庫時刻と出庫時刻の情報から駐車時間を算出し、それに対応する駐車料金(a)を決定する。
前日の駐車料金(a)=今回の入庫時間から出庫時刻迄の料金
次いで、ステップS−13に進み、前日の駐車に対する累積駐車料金(b)を記憶データから読み出し、今回の駐車料金(a)と合算して前日の累積駐車料金(c)を算出する。
前日の累積駐車料金(c)=前日での累積駐車料金(b)+今回の駐車料金(a)
その後、ステップS−14に進んで、ステップS−13で得られた当該今回の累積駐車料金(c)が、既に設定されている当該打ち切り料金(例えば1200円)よりも高いか安いかが判断され、今回の累積駐車料金(c)が当該打切り料金よりも高い場合には、ステップS−15に進んで、打切り料金−前日の累積駐車料金(b)の演算を実行して、今回請求すべき駐車料金の額(d)を算出する。
一方、ステップS−14で、当該今回の累積駐車料金(c)が、既に設定されている当該打ち切り料金(例えば1200円)よりも安い場合には、ステップS−16に進んで、当該今回の駐車料金(a)を今回請求すべき駐車料金の額(d’)として算出する。
一方、ステップS−11で当該車両の出庫時刻が打ち切り終了時刻よりも遅い場合には、ステップS−17に進み、今回の入庫時刻から出庫時刻の情報から駐車時間を算出し、それに対応する通常の駐車料金(a)を決定する。
その後、ステップS−18に進み、今回の入庫時間から打切り終了時刻迄の駐車時間を求め、当該駐車に対応する通常の駐車料金(e)を算出する。
駐車料金(e)=今回の入庫時間から打切り終了時刻迄の料金
次いで、ステップS−19に進んで、前回までの駐車に対する累積駐車料金(b)を記憶データから読み出し、今回の駐車料金(e)と合算して今回の累積駐車料金(g)(即ち、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する累積駐車料金)を算出する。
今回の累積金額(g)=前回までの累積金額(b)+今回の駐車料金(e)
その後、ステップS−20に進み、今回の累積金額(g)(即ち、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する累積駐車料金)が当該打ち切り料金より高いか安いかが判断され、今回の累積金額(g)が当該打ち切り料金よりも高い場合には、ステップS−21に進み、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する駐車料金請求金額(h)は、
駐車料金請求金額(h)=打切り料金−今回の累積金額(g)
として算出され、一方、今回の累積金額(g)が当該打ち切り料金よりも安い場合には、ステップS−22に進み、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する駐車料金請求金額(h’)は、今回の累積金額(g)(即ち、今回の入庫時刻から打切り終了時刻迄の駐車に対する累積駐車料金)として算出される。
その後、ステップS−23に進んで、当該打ち切り終了時刻から出庫時刻までの期間の駐車時間を算出し、当該駐車時間に対応する通常の駐車料金(i)が演算される。
駐車料金請求金額(i)=打切り最終時刻から出庫時刻迄の料金
次いで、ステップS−24に進み、上記した駐車料金請求金額(i)と上記した駐車料金請求金額(h)又は(h’)を合算して、最終的な駐車料金請求金額(j)を決定する。
駐車料金請求金額(j)=駐車料金請求金額(i)+駐車料金請求金額(h)又は(h’)
その後、ステップS−25に進み、当該駐車料金請求金額(j)と打ち切り料金とが判断され、当該ステップS−25で、当該駐車料金請求金額(j)が当該打ち切り料金よりも安いと判断された場合には、当該駐車料金請求金額(j)を今回の請求金額と判断してENDとなるが、当該ステップS−25で、当該駐車料金請求金額(j)が当該打ち切り料金よりも高いと判断された場合には、ステップS−26に進んで、当該打ち切り料金を当該駐車料金請求金額(j)として決定し、ENDとなる。
次に、上記した本発明に係る月極め駐車料金管理システムを実行するについて、各日毎の日極め駐車料金の演算方法の一具体例の操作手順について図4及び図11乃至図13を参照しながら説明する。
以下の日毎の駐車に対する駐車料金の算出に関しては、上記で説明されている通り、各日に対応するものは、当日に車両が駐車場に入庫した時刻と当該入庫時刻に24時間を加算した打ち切り時刻で規定される打ち切り期間であり、実際の暦に従った日の単位とずれているものである。
即ち、本具体例に於いては、出庫時の処理操作手順の一例を示すものであり、図中、スタート後、ステップS−1で、特別駐車券を入庫ゲートの所定の挿入部に挿入し、ステップS−2で当該車両の入庫日に於ける最初の入庫時間から今回の出庫時間までの駐車時間を演算し、ステップS−3に於いて、当該駐車時間の合計は、当該打ち切り時間(即ち、入庫時刻に24時間加算された時刻までの間の期間)以内かが判断され、YESであれば、ステップS−4に進み、当日中(つまり当該打ち切り時間内)で既に支払った駐車料金が記録されているか否かが判断され、当該ステップS−4でNOであれば、ステップS−5に進んで入庫から出庫までの駐車時間を算出した後、ステップS−6に進む。
ステップS−6では、当該駐車時間に対応する駐車料金(a)を算出した後、ステップS−7に進み、当該駐車時間に対応する駐車料金(a)が当該駐車料金の上限値(日極り上限駐車料金(u))であるか否かが判断され、YESであれば、ステップS−7に於いて、当該駐車料金(a)は当該上限駐車料金(u)と同じか或いは当該上限駐車料金(u)を超えているかが判断され、YESであればステップS−8に進み、上限駐車料金(u)を今回の打ち切り時間内の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−9で当該駐車料金が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−9が繰り返され、YESであればステップS−10に進み、上限駐車料金(u)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、当日内(つまり当該打ち切り時間内)で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立てた後、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、ステップS−7でNOであれば、ステップS−12に進み、上記駐車料金(a)を駐車料金として請求する。
そして、ステップS−13で当該駐車料金(a)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−13が繰り返され、YESであればステップS−14に進み、当該駐車料金(a)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
又、ステップS−4で、YESであればステップS−15に於いて、今回(今回の打ち切り時間内)の入庫時から出庫までの時間を演算し、ステップS−16に於いて、当該駐車時間(同一切り時間内)に対応する駐車料金(b)を算出した後、ステップS−17に於いて、当該車両が同一日に於いて既に支払済みの駐車料金の総額(c)を当該記憶手段から読み出し、ステップS−18に進み、当該駐車料金(b)と当該既に支払済みの駐車料金の総額(c)とを加算して駐車料金の総額(l)=(b)+(c)を演算する。
次いで、ステップS−19に於いて、当該駐車料金の総額(l)が、当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(u))と同じか或いは当該上限駐車料金(u)を超えているかが判断され、YESであれば、ステップS−20に於いて、当該上限駐車料金(u)から当該駐車料金の総額(l)を減算した差額(p)=(u)−(l)を今回の駐車料金として請求する。
その後、ステップS−21に進んで、当該駐車料金(p)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−21が繰り返され、YESであればステップS−22に進み当該駐車料金(p)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
又、ステップS−19でNOであれば、ステップS−23に進んで、入庫、出庫がフリーである事を求めるか否かが判断され、YESであればステップS−24に進み、当該上限駐車料金(u)から当該駐車料金の総額(l)を減算した差額(d)=(u)−(l)を今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−25に於いて、当該駐車料金(d)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−25が繰り返され、YESであればステップS−26に進み当該駐車料金(d)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、当日内(つまり当該打ち切り時間内)で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、ステップS−23でNOであれば、ステップS−27に進み、駐車料金(b)を今回の駐車料金として請求し、ステップS−28に於いて、当該駐車料金(b)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−28が繰り返され、YESであればステップS−29に進み当該駐車料金(b)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
又、前記したステップS−3に於いてNOであれば、ステップS−30に進み、日跨ぎがあったこと(つまり当該打ち切り時刻を過ぎてから出庫があった)を確認し、ステップS−31に進み、当日(当該)に於ける最後の入庫時刻から当該打ち切り時刻までの駐車時間を算出し、ステップS−32に於いて、当該駐車時間に対応する駐車料金(e)を算出する。
その後、ステップS−33に於いて、当該車両に関して当日中(当該打ち切り時間内)に既に支払った駐車料金があるか否かが判断され、YESであれば、ステップS−34に進んで、今回の駐車料金(e)と、当該既に支払った駐車料金の合計金額(f)とを加算した加算値として(g)=(e)+(f)を算出する。
当該加算値(g)は、当該打ち切り時間内の累積駐車料金となる。
一方、ステップS−33に於いて、NOであれば、後述する様に、ステップS−35に進む事になる。
次いで、ステップS−35に於いて、当該加算値(g)或いは今回の駐車料金(e)が当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(u))と同じか或いは当該上限駐車料金(u)を超えているかが判断され、YESであれば、ステップS−37に於いて、当該上限駐車料金(u)若しくは、当該上限駐車料金(u)と既に支払った駐車料金の合計金額(f)との差額=((u)−(f))が演算され、その結果(h)を今回の駐車料金として定め、駐車料金がステップS−38で当該記憶手段に格納される。
一方、ステップS−35でNOであれば、ステップS−36に於いて当該駐車料金(e)を今回の駐車料金として定め、当該駐車料金がステップS−38で当該記憶手段に格納される。
その後、ステップS−39に於いて、更なる日跨ぎが存在するか否かが判断され、NOであればステップS−40に進み、当該日跨ぎ日(つまり当該打ち切り時刻)から当該車両の出庫時刻までの駐車時間を算出し、ステップS−41で、当該駐車時間に対応する当該打ち切り時刻から出庫時刻までの分の駐車料金(i)を算出する。
次いで、ステップS−42に進み、前日(最後の入庫時刻から当該打ち切り時刻まで)の駐車の駐車料金(h)と当該翌日分(つまり、当該打ち切り時刻から出庫時刻までの分)の駐車料金(i)との合計額が当該駐車料金の上限値(上限駐車料金(u))と同じか或いは当該上限駐車料金(u)を超えているかが判断され、NOであればステップS−43に進み、入庫、出庫がフリーである事を求めるか否かが判断される。
当該ステップS−43でNOであれば、ステップS−44に進んで、翌日分(つまり、当該打ち切り時刻から出庫時刻までの分)の駐車料金(i)と前日(最後の入庫時刻から当該打ち切り時刻まで)の駐車の駐車料金(h)の合計を今回の駐車料金として請求し、ステップS−45に於いて当該駐車料金(i)+(h)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−45が繰り返され、YESであればステップS−46に進み当該駐車料金(i)+(h)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、当該ステップS−43でYESであればステップS−47に進み、当該上限駐車料金(u)を今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−48に於いて、当該駐車料金(u)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−48が繰り返され、YESであればステップS−49に進み当該上限駐車料金(u)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、ステップS−42で、YESであればステップS−50に進み、今回の駐車料金として、当該上限駐車料金(u)を請求し、ステップS−51に於いて当該駐車料金(u)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−51が繰り返され、YESであればステップS−52に進み当該上限駐車料金(u)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、その後ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−71に進み、打ち切り時間が経過したか否かが判断され、ステップS−71でNOであれば、ステップS−4に戻り、上記した各ステップが繰り返され、ステップS−71で、YESであれば図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、ステップS−39でYESであれば(つまり更なる日跨ぎが存在している場合)ステップS−53に於いて、当該上限駐車料金(u)に当該更なる日跨ぎの回数mを乗算した金額{(j)=(u)×m}が演算され、続いてステップS−54で、当該日跨ぎが最後の日跨ぎであるか否かが判断され、NOであればステップS−56に進み、日跨ぎの回数mを1だけインクリメントしてステップS−53に戻り、上記操作を繰り返えすが、当該ステップS−54でYESであれば、ステップS−55に進み、当該更なる日跨ぎの回数mに基づく駐車料金{(j)=(u)×m}を請求額として決定し、当該記憶手段に格納しておく。
係る駐車料金は、後工程で駐車料金を請求する際に加算される。
その後、ステップS−57に於いて、最後の日跨ぎ日の当日の0時から(最後の打ち切り時刻)当該車両の出庫時刻までの駐車時間を算出し、ステップS−58に進んで当該駐車時間に対応する駐車料金として算出する。
更に、ステップS−59に於いて、当該駐車料金(k)が当該駐車料金の上限値(u)と同じか或いは当該上限駐車料金(u)を超えているかが判断され、YESであれば、ステップS−60に於いて、当該上限駐車料金(u)を今回の駐車料金として請求する。
その際に、既に駐車料金として計算されている前記した駐車料金と繰り返しの日跨ぎ駐車料金(u)×mも同時に請求することになる。
つまり当該駐車料金の総額(p)としては、例えば、(p)=(u)+(h)+(j)+(k)となる。
その後、ステップS−61に於いて、当該駐車料金(u)及び上記の加算駐車料金が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−61が繰り返され、YESであればステップS−62に進み当該上限駐車料金(u)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−73に進み、日跨ぎ回数mに相当する日数を当該入庫日に加算した日の打ち切り時間経過した後に再入庫があったものと判断し、ステップS−74で、月極め処理を行う為に図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、ステップS−59でNOであれば、ステップS−63に進んで、入庫、出庫がフリーである事を求めるか否かが判断される。
当該ステップS−63でNOであれば、ステップS−68に進み、当該最後の更なる日跨ぎ日当日の駐車料金(k)と当該更なる日跨ぎの回数mに基づく駐車料金(j)及び当該日跨ぎ日以前の日における駐車料金である上記(h)とが合算された額(p’)=(k)+(j)+(h)}を算出して今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−69に於いて、当該駐車料金(p’)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−69が繰り返され、YESであればステップS−70に進み、当該駐車料金(p)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消去してステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−73に進み、日跨ぎ回数mに相当する日数を当該入庫日に加算した日の打ち切り時間経過した後に再入庫があったものと判断し、ステップS−74で、月極め処理を行う為に図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
一方、当該ステップS−63でYESであればステップS−64に進み、当該上限駐車料金(u)を今回の駐車料金として請求し記憶する。
次いで、ステップS−65に於いて、当該上限駐車料金(u)に((k)+(j)+(h))を加算して合算された額、即ち(p”)=(u)+(j)+(k)+(h)を算出して今回の駐車料金として請求する。
次いで、ステップS−66に於いて、当該駐車料金(p”)が精算されたか否かが判断され、NOであればステップS−66が繰り返され、YESであればステップS−67に進み、当該駐車料金(N)の支払い事実を当該カード状情報記憶媒体20の記憶手段に格納すると共に、前日の全てのデータを当該記憶手段から消し、且つ当日内で以後の入庫、出庫をフリーとするフラグを立て、ステップS−11に進み、駐車場のゲートを開放し、次いで、ステップS−73に進み、日跨ぎ回数mに相当する日数を当該入庫日に加算した日の打ち切り時間経過した後に再入庫があったものと判断し、ステップS−74で、月極め処理を行う為に図7のフローチャートに於けるステップS−91に戻り図7のフローチャートの各ステップが実行される。
本発明は、無人化された駐車場の管理運営装置及びそのシステムとして有効に使用する事が可能である。
1、101 制御装置
3、23 時計装置
4、24 データ保持装置、記憶装置
5、25 料金精算装置
6、26 ゲート開閉装置
8 駐車券受領装置
9 駐車料金記憶装置
10、30 駐車料金演算装置
11、31 精算料金表示装置
12、32 精算料金入金有無識別装置
13、33 出庫ゲート管理装置
15 月極め上限駐車料金設定装置
16 同一月内での駐車料金積算装置
20 カード状情報記憶媒体
21 カード状情報記憶媒体処理手段
28 カード状情報記憶媒体(特別駐車券)発券手段
36 無料化判定手段
41 料金システム記憶手段
42 精算月累積駐車料金演算手段
43 当月分累積駐車料金演算手段
44 第1判断手段
45 第1演算手段
46 第2演算手段
47 駐車料金請求手段
48 出庫ゲート開閉制御手段
49 最先入庫月駐車料金演算手段
50 最先入庫月累積駐車料金演算手段
51 第2判断手段
52 第3の演算手段
53 第4の演算手段
54 第5の演算手段
55 第3判断手段
56 第6の演算手段
57 第7の演算手段
58 第8の演算手段
59 駐車関情報消去手段
100 駐車場の料金管理装置
102 入庫ゲート手段
103 出庫ゲート手段
106 在車ファイル
107 出庫ファイル
108 プログラムファイル
135 日極め上限駐車料金設定手段
136 日極めの駐車料金積算装置
200 打ち切り時刻設定手段

Claims (15)

  1. 駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
    当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カ
    ード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
    所定の演算処理手段と、
    当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
    から構成されている駐車場管理システムに於いて、
    所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、既に支払われた駐車料金の累積金額が、所定の月内で予め定めた月極めの上限駐車料金が支払われた場合、前記駐車場管理システムは、当該所定の月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする駐車場の料金管理システム。
  2. 上記所定の月内に於ける、個別の日に於いては、当該個別の日内での、一回若しくは複数回の駐車に関して、当該日内で、既に支払われた駐車料金の累積金額が、所定の日内で予め定めた日極めの上限駐車料金を超える場合、前記管理システムは、当該所定の日内で、前記予め定めた当該日極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成したことを特徴とする請求項1に記載の駐車場の料金管理システム。
  3. 当該日別の駐車管理を実行するに際し、当該駐車管理の基本単位日は、当該車両が駐車場に入庫した時刻から当該入庫時刻に24時間を加算した打ち切り時刻までとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車場の料金管理システム。
  4. 当該入庫時刻から当該打ち切り時刻までの期間からなる24時間の打ち切り期間に於ける当該入庫日を、月極めの駐車場管理システムにおける当該月の該当日とする事を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の駐車場の料金管理システム。
  5. 当該日極め処理を実行するに際し、当該打ち切り期間の当該入庫日と当該出庫日とが相違する場合には、当該打ち切り期間中の当該駐車料金は、当該入庫日の駐車料金と決定する事を特徴とする請求項4に記載の駐車場の料金管理システム。
  6. 当該打ち切り期間の当該入庫日と当該出庫日とが相違する場合には、当該打ち切り時刻を入庫時刻と設定し、当該入庫時刻から24時間経過した時間を次の打ち切り時間と設定する事を特徴とする請求項4又は5に記載の駐車場の料金管理システム。
  7. 当該月極め処理を実行するに際し、該当月の最終日の所定時刻に入庫が行われ、翌月の初日に出庫が行われた場合には、該当月の最終日の入庫時刻から24時間後の打ち切り時刻までの駐車料金は、当月の最終日に於ける駐車料金として処理され、当該打ち切り時刻から出庫時刻までの駐車料金は、翌月の初日の第1回目の駐車料金として処理する事を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の駐車場の料金管理システム。
  8. 当該打ち切り期間の当該入庫日と当該出庫日とが相違する場合に於いて、当該入庫時刻から当該打ち切り時刻までの駐車料金と当該打ち切り時刻から最初の出庫時刻迄の駐車料金との合計が、当該予め設定されている当該日極め上限駐車料金よりも多い場合には、当該合計が当該日極め上限駐車料金となる様に、当該打ち切り時刻から最初の出庫時刻迄の駐車料金が調整される様に構成されている事を特徴とする請求項7に記載の駐車場の料金管理システム。
  9. 当該カード状情報記憶媒体の有効期間は、当該カード状情報記憶媒体がユーザーに発行された年月日から、1年後の同月の末日とすることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の駐車場の料金管理システム。
  10. 同一のカード状情報記憶媒体による入庫記録が存在しているのに対し、出庫記録が存在しないにも係わらず、同一のカード状情報記憶媒体による再度の入庫記録が発生した場合には、最後の入庫記録に係る車両の出庫は認めると同時にそれ以前の入庫記録に係る当該車両の出庫は認めない様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の駐車場の料金管理システム。
  11. 駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体と係合して、当該カード状情報記憶媒体に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
    当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
    所定の演算処理手段と、
    当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
    から構成されている駐車場管理システムに於いて、
    当該システムは、更に、
    駐車実行日毎に、当該駐車実行日内の少なくとも1回の駐車場への当該車両の入出庫に対して当該駐車に対応する駐車料金を、当該駐車時間と当該駐車時間当たりの駐車料金とから算出する第1の駐車料金演算手段と、
    当該駐車実行日に対して、日極め上限駐車料金を設定する日極め上限駐車料金設定手段と、
    当該第1の駐車料金演算手段により演算された当該駐車実行日内の一つ或いは複数回の当該駐車に対応するそれぞれの駐車料金を積算する第1の累積駐車料金演算手段と、
    当該第1の累積駐車料金演算手段により演算された当該駐車実行日内の積算駐車料金と当該日極め上限駐車料金とを比較して、当該駐車実行日の駐車料金を決定する第1の駐車料金決定手段と、
    から構成された駐車実行日毎の駐車料金設定システムと、
    当該第1の駐車料金決定手段が決定する当該駐車実行日の駐車料金を同一月内で積算する第2の累積駐車料金演算手段と、
    月別に、当該駐車実行月に対して月極め上限駐車料金を設定する月極めの上限駐車料金設定手段と、
    当該第2の累積駐車料金演算手段により、当該第1の駐車料金演算手段により演算された当該駐車実行日内の各駐車料金を積算した積算駐車料金と当該駐車実行月の月極めの上限駐車料金とを比較して、当該駐車実行月の駐車料金を決定する第2の駐車料金決定手段と、
    から構成された駐車実行月毎の駐車料金設定システムと
    から構成しており、且つ当該駐車実行日毎の駐車料金設定システムと当該駐車実行月毎の駐車料金設定システムとが同時並行的に遂行される事を特徴とする駐車場の料金管理システム。
  12. 当該駐車実行日毎の駐車料金設定システムに於いては、当該駐車実行日内に於ける一つ或いは複数の入出庫に対する駐車料金の累積駐車料金が、当該日極め上限駐車料金を超える場合には、当該駐車実行日内で、前記予め定めた当該日極め上限駐車料金を超える累積駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成されている事を特徴とする請求項11に記載の駐車場の料金管理システム。
  13. 当該駐車実行月毎の駐車料金設定システムに於いては、当該駐車実行月内に於ける一つ或いは複数の入出庫に対する駐車料金の累積駐車料金が、当該月極め上限駐車料金を超える場合には、当該駐車実行月内で、前記予め定めた当該月極め上限駐車料金を超える累積駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成されている事を特徴とする請求項11に記載の駐車場の料金管理システム。
  14. 駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体であって、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、出庫時毎に支払われた駐車料金を積算記録し、保持するカード状情報記憶媒体と、
    当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
    当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
    所定の演算処理手段と、
    当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
    から構成されている駐車場管理装置であって、
    所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、個々の駐車に対する個別の駐車料金を演算して記憶する手段と、所定の月内に於ける、既に支払われた駐車料金の累積金額を演算して記憶する手段と、所定の月内における月極めの上限駐車料金を設定する手段と、既に支払われた駐車料金の累積金額と当該月極めの上限駐車料金とを比較する手段と、所定の月内に於いて、既に支払われた駐車料金の累積金額が当該月極めの上限駐車料金を超えて支払われた場合、当該月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成する判別手段と、から構成したことを特徴とする駐車場の料金管理装置。
  15. 駐車場に入出庫する車両の使用者に継続的に貸与され、当該車両の当該駐車場への駐車に関連する駐車関連情報の書き込み及び読み出しが可能なカード状情報記憶媒体であって、車両の入出庫日時を検出して入出庫日時を記録すると共に、出庫時毎に支払われた駐車料金を積算記録し、保持するカード状情報記憶媒体と、
    当該カード状情報記憶媒体に所定の駐車関連情報を書込み或は当該カード状情報記憶媒体から当該所定の駐車関連情報を読み出すカード状情報記憶媒体処理手段と、
    当該駐車場の入口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の駐車に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報を読み出し且つ所定の駐車関連情報を書き込む操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時にゲートを開放して、当該車両が当該駐車場内に進入する事を許可する車両入庫ゲートと、
    当該駐車場の出口部に設けられ、当該カード状情報記憶媒体を受け入れ、当該車両の使用者が、当該車両の出庫に際して、当該カード状情報記憶媒体を投入した場合に、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体に記録された所定の駐車関連情報の読み出し、別途、当該駐車料金が演算され、その結果が所定の表示手段を介して、当該使用者に報知され、当該使用者が当該駐車料金の支払いを完了した後、当該カード状情報記憶媒体処理手段による、当該カード状情報記憶媒体への所定の駐車関連情報の書き込み操作の完了に応答して、当該カード状情報記憶媒体を当該使用者に返却すると同時に、ゲートを開放して、当該車両が当該駐車場から出立する事を許可する車両出庫ゲートと、
    所定の演算処理手段と、
    当該演算処理手段に接続されている、当該駐車関連情報を記憶するデータベース並びに、それぞれの演算処理を実行するためのプログラムを内蔵する記憶手段と
    から構成されている駐車場管理装置において、
    所定の月内に於ける、一回若しくは複数回の駐車に関して、個々の駐車に対する個別の駐車料金を演算して記憶するステップと、所定の月内に於ける、既に支払われた駐車料金の累積金額を演算して記憶するステップと、所定の月内における月極めの上限駐車料金を設定するステップと、既に支払われた駐車料金の累積金額と当該月極めの上限駐車料金とを比較するステップと、所定の月内に於いて、既に支払われた駐車料金の累積金額が当該月極めの上限駐車料金を超えて支払われた場合、当該月内で、前記予め定めた当該月極めの上限駐車料金が支払われた時点以降の当該車両の入出庫に対して、課金をしないように構成する判別ステップと、からなる各工程をコンピュータに実行させるように構成したことを特徴とする駐車場管理プログラム。
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