JP2012118933A - 画面設計評価装置、画面設計評価方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画面設計評価装置1は、各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部16と、前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部17と、前記画面上に配置された部品が、評価ルール定義部17に記憶されるルールに合致するか否かを判定する画面情報評価処理部12とを備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1に記載された発明では、GUIビルダを用いてレイアウト設計を行なうにあたり、各GUI部品が、所定の制約(使いやすさや表示形式といったガイドライン)に沿っているか否かを判定するとともに、GUIビルダを起動する度に更新された制約が無いかチェックする。また、引用文献2に記載された発明では、GUI画面の編集をおこなうにあたり、各GUI部品と、部品に対応付けるイベントが所定の制約条件を満たしているかをチェックし、満たしていないと判断されたときは、そのイベントに対応するユーザ入力を拒否する。
すなわち、単に一画面の部品として評価するのではなく、その表示・入力にかかる部品としての意味を踏まえたうえで、使いやすさを判断し、妥当な画面のデザインを決定することが求められる。
図1は、本実施形態による画面設計評価システムの構成を示すブロック図である。
画面設計評価システムは、画面設計評価装置1と、画面設計用端末2と、評価用端末3とを含んで構成される。画面設計用端末2は、GUIの画面を生成するための端末装置である。画面設計評価装置1は、生成された画面の評価を行うサーバ装置である。評価用端末3は、画面設計評価装置1による画面の評価結果を表示するための端末装置である。なお、画面設計用端末2及び評価用端末3は同一の端末装置であってもよい。
画面情報編集処理部11は、画面を編集するための編集画面を画面設計用端末2の表示部22に表示する。そして、画面情報編集処理部11は、編集画面において画面設計用端末2の入力部21から入力された内容に基づき、画面を編集し、その編集結果を画面遷移情報記憶部15及び画面内情報記憶部16に書き込む。
結果表示処理部13は、画面情報評価処理部12による評価結果を評価用端末3の表示部32に表示する。
図2は、本実施形態によるテンプレート記憶部14が記憶するテンプレート管理テーブルのデータ構造及びデータ例を示す概略図である。図示するように、テンプレート管理テーブルは、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、テンプレート名と、テンプレートを識別するテンプレートID(Identifier)と、利用者特性と、システム特性の各項目の列を有している。このテーブルの各行はテンプレートID毎に存在する。利用者特性は、例えば、子供、お年寄り、専門家、一般ユーザ、オペレータ等、画面の利用者の特性である。なお、この利用者特性は、利用者のコンピュータに対する熟練度や、視力等の身体的ハンディキャップ等に基づく区分等を用いてもよい。システム特性は、画面を用いる業務(システム)の特性であり、例えば、処理効率や入力の正確性等である。
図示する例では、テンプレートID「T001」に対応するテンプレート名は「tmp01」であり、利用者特性は「一般ユーザ」であり、システム特性は「入力の正確性」である。
まず、ステップS1において、画面情報編集処理部11が、画面を生成する画面編集処理を行う。画面編集処理の詳細については後述する。
次に、ステップS2において、画面情報評価処理部12が、画面編集処理により生成された画面を評価する画面情報評価処理を行う。画面情報評価処理の詳細については後述する。
最後に、ステップS3において、結果表示処理部13が、画面情報評価処理の結果を出力する結果出力処理を行う。結果出力処理の詳細については後述する。
まず、ステップS101において、画面情報編集処理部11は、ページ(画面)の設置を行う。具体的には、画面情報編集処理部11は、画面を編集するための編集画面100(図11参照)を画面設計用端末2の表示部22に表示させる。画面設計用端末2の入力部21は、画面の編集を行う画面設計担当者から画面の新規作成を行う指示が入力されると、その指示を画面情報編集処理部11に送信する。画面情報編集処理部11は、画面の新規作成を行う指示を受信すると、画面遷移情報記憶部15が記憶する画面遷移情報テーブルに新たなレコードを追加する。
なお、ステップS101においてテンプレートが選択された場合には、画面情報編集処理部11は、テンプレートの画面種別を予め画面遷移情報テーブルに書き込み、その画面種別を予め編集画面100に表示する(図11の符号102参照)。
図11は、本実施形態によるページの設置及びページの意味づけを説明するためのイメージ図である。
画面情報編集処理部11は、図に示す編集画面100を画面設計用端末の表示部22に表示する。これにより、設計担当者は画面を編集することができる。この編集画面100には、テンプレート記憶部14が記憶するテンプレートの一覧101が選択可能に表示される。これにより、設計担当者は、テンプレートを流用することができるため、より効率良く画面を編集することができる。また、画面情報編集処理部11は、各画面の画面種別を入力するための入力欄102を編集画面100に表示する。
画面情報編集処理部11は、部品の一覧103を編集画面100に表示する。ここで、画面情報編集処理部11は、上述したステップS101においてテンプレートが選択された場合には、そのテンプレートの部品を部品テンプレートテーブルから読み出し、読み出した部品を部品の一覧103に含めて表示する。設計担当者は、部品の一覧103から部品を選択し、選択した部品を符号104の位置へドラッグ&ドロップすることにより、部品を設置する。また、画面情報編集処理部11は、各部品の意味情報を入力するための入力欄105を編集画面100に表示する。
図13(a)は、利用者情報入力画面200の一例を示すイメージ図である。この利用者情報入力画面200には、氏名テキストボックス201と、住所テキストボックス202と、電話番号テキストボックス203と、職業プルダウンメニュー204と、戻る遷移205と、次へ遷移206とが配置される。
図13(b)は、画面内情報テーブルに記憶される利用者入力画面200の部品情報である。図に示す部品ID「001」のレコードは、氏名テキストボックス201の部品情報である。また、部品ID「002」のレコードは。住所テキストボックス202の部品情報である。また、部品ID「003」のレコードは、電話番号テキストボックス203の部品情報である。また、部品ID「004」のレコードは、職業プルダウンメニュー204の部品情報である。また、部品ID「005」のレコードは、次へ遷移206の部品情報である。また、部品ID「006」のレコードは、戻る遷移205の部品情報である。
まず、ステップS201において、画面情報評価処理部12は、適用条件の入力を受け付ける。入力される適用条件には、利用者特性やシステム特性が指定される。これは、画面の利用者や業務によって、使いやすさの観点が異なるためである。
また、上述した例の他に、部品の評価として、例えば、部品を操作したときに所定の動作を行うよう、定義されているか、或いは、部品のラベル(ボタンの名称)等が、システム(業務)内の他の画面の同じ機能を持つ(意味情報が同じ)部品と同じラベルとなっているか等の評価を行うことが考えられる。
図15は、本実施形態による画面間評価の一例を説明するためのイメージ図である。
図15(a)は、利用者情報入力画面200と、入力情報確認画面300と、結果画面の表示例である。また、図15(b)は、利用者情報入力画面200の部品情報である。利用者情報入力画面200の部品である次へ遷移206の部品情報は、部品ID「005」に示すレコードである。また、図15(c)は、入力情報確認画面300の部品情報である。入力情報確認画面300の部品である次へ遷移306の部品情報は、部品ID「005」に示すレコードである。
図示する例では、図7に示す評価ルールテーブルのルールID「rule003」について評価する。まず、画面情報評価処理部12は、画面遷移情報テーブルにおいて、遷移関係にある画面を特定する。遷移関係にある画面とは、遷移先の画面と遷移元の画面との関係にある複数の画面である。この図に示す例では、画面遷移情報テーブルにおいて、画面ID「0002」の次画面情報に画面ID「0003」設定されているため、画面情報評価処理部12は、画面ID「0002」(利用者情報入力画面200)と画面ID「0003」(入力情報確認画面300)とを遷移関係にある画面として特定する。次に、画面情報評価処理部12は、画面内情報テーブルにおいて、特定された画面に設置された部品であって、部品種別が遷移である部品を特定する。そして、画面情報評価処理部12は、各画面で特定した部品のうち、意味情報が同一である部品の位置を比較し、その差が10px以内である場合に、ルールID「rule003」に合致すると判定する。図示する例では、画面情報評価処理部12は、利用者情報入力画面200の次へ遷移206の位置(xa5,ya5)と入力情報確認画面300の次へ遷移306の位置(xb5,yb5)とを比較する。ここで、利用者情報入力画面200の次へ遷移206と入力情報確認画面300の次へ遷移306との意味情報は、「次へ」であり、同一である。
図16及び図17は、図7に示す評価ルールテーブルのルールID「rule004」の評価属性情報に定義される画面遷移に関する条件である。このルールは、画面種別の遷移を規定する。画面情報評価処理部12は、画面遷移情報テーブルにおいて、各業務種別の画面遷移が評価属性情報に定義された遷移と合致する場合に、その業務がルールID「rule004」と合致すると判定する。
図17(a)に示すように、画面種別「入力」である画面を親画面と子画面とに分割した場合、親画面と子画面とは相互に遷移する。また、図17(b)に示すように、画面種別「入力」である画面を、分割画面1と分割画面2と分割画面3とに分割した場合、分割画面1からは分割画面2に遷移し、分割画面2からは分割画面1又は分割画面3に遷移し、分割画面3からは分割画面2に遷移する。
まず、ステップS301において、結果表示処理部13は、画面情報評価処理の結果の集計処理を行う。具体的には、結果表示処理部13は、総合得点、各業務の得点、各画面の得点、及び各ルールの得点を算出する。まず、結果表示処理部13は、結果テーブルから各ルールの評価点及び配点を読み出し、ルールの得点=(評価点/配点)とする。次に、結果表示処理部13は、画面ID毎にルールの総得点=(評価点の和/配点の和)を算出し、画面の得点=(画面において該当したルールの総得点×100)とする。そして、結果表示処理部13は、業務毎にルールの総得点=(評価点の和/配点の和)を算出し、業務の得点=(業務において該当したルールの総得点×100)とする。また、結果表示処理部13は、総合得点を各業務の得点の平均値とする。
次に、ステップS302において、結果表示処理部13は、ステップS301において集計した結果を評価用端末3の表示部32に表示する。
本図に示す通り、結果表示画面には、総合得点401と、各業務の得点402と、各画面の得点403と、各該当ルールの得点と、各該当ルールのルール該当状況と、各該当ルールの対応方法とが表示される。ルールの該当状況及び対応方法は、該当ルールのメッセージ情報である。得点と併せて、ルールの該当状況及び対応方法を表示することにより、設計担当者は、結果表示画面を参考にして画面をより使いやすく再編集することができる。また、画面評価における評価ポイントが明確となり、顧客等との議論の中で画面デザインの参考とすることができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
例えば、結果記憶部18は、評価結果に基づく編集を行った後の画面と、編集を行う前の画面とを比較できるように、評価結果の履歴を管理してもよい。この場合、編集が行われた部品情報及び画面遷移情報とともにその履歴を記憶する。
Claims (6)
- 各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、
前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、
前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定する画面情報評価処理部と、
を備えることを特徴とする画面設計評価装置。 - 前記各画面の画面遷移を記憶する画面遷移情報記憶部を備え、
前記評価ルール定義部は、遷移元と遷移先との関係にある複数の画面に対する部品のルールを記憶し、
前記画面情報評価処理部は、前記画面遷移情報記憶部から遷移元と遷移先との関係にある複数の画面を特定し、当該特定した複数の画面に対して部品が前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画面設計評価装置。 - 前記評価ルール定義部は、画面の用途を示す画面種別の遷移を規定するルールを記憶し、
前記画面遷移情報記憶部は、前記各画面の画面種別を記憶し、
前記画面情報評価処理部は、前記画面遷移情報記憶部に記憶される画面遷移が、前記評価ルール定義部に記憶される画面種別の遷移に合致するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の画面設計評価装置。 - 前記画面の利用者又は前記画面を利用する業務の特性を特定する適用条件を入力する入力部を備え、
前記評価ルール定義部は、各ルールに対応する適用条件を記憶し、
前記画面情報評価処理部は、前記入力部に入力された適用条件に対応するルールに基づき判定する
ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の画面設計評価装置。 - 各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、
前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、
を備える画面評価装置の画面情報評価処理部が、前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定するステップ
を有することを特徴とする画面設計評価方法。 - 各画面に設置される各部品の用途を示す意味情報を記憶する画面内情報記憶部と、
前記意味情報に応じた各部品のルールを記憶する評価ルール定義部と、
を備えるコンピュータに、
前記画面上に配置された部品が、前記評価ルール定義部に記憶されるルールに合致するか否かを判定するステップ
を実行させるためのプログラム。
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