JP2012116127A - 印刷装置、データ格納方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない2次記憶装置容量でも、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止することを目的とする。
【解決手段】リプリント機能を有する印刷装置であって、新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能か否かを判断する判断手段と、判断手段で新規の投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能でないと判断された場合、既に格納済みの印刷データの中から優先消去の条件に合致した印刷データを選択する選択手段と、データ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を示す消去順番情報のうち、選択手段に選択された印刷データに該当する消去順番を変更する変更手段と、消去順番情報に基づいて該当する印刷データを削除する削除手段と、新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納する格納手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図4
【解決手段】リプリント機能を有する印刷装置であって、新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能か否かを判断する判断手段と、判断手段で新規の投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能でないと判断された場合、既に格納済みの印刷データの中から優先消去の条件に合致した印刷データを選択する選択手段と、データ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を示す消去順番情報のうち、選択手段に選択された印刷データに該当する消去順番を変更する変更手段と、消去順番情報に基づいて該当する印刷データを削除する削除手段と、新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納する格納手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図4
Description
本発明は、印刷装置、データ格納方法及びプログラムに関する。
近年のSFP(Single Function Printer)では、2次記憶装置としてHDDに変わって半導体記憶素子で構成されるSDカードやUSBメモリを使用する傾向にあり、かつ、その記憶容量もなるべく小さくしてコストダウンを図っている。
一方、SFPの機能として、従来から使われているBOX保存機能とは別に、リプリント機能を新たに搭載する機種が出てきている。
ここで、BOX保存機能とは、PCから出力指示された印刷データを、SFP側の2次記憶装置内に格納して、SFPの操作により前記印刷データを'いつでも'出力できる機能のことである。
一方、リプリント機能とは、BOX保存機能と異なり、データ格納領域中の印刷データを保証する訳ではなく、データ格納領域に格納可能な印刷データのみ再印刷できる仕様である。つまり、BOX保存機能がユーザ要求をトリガとしてしか印刷データの消去は認められないが、リプリント機能では、2次記憶装置の残り容量に応じて、最新の印刷データが格納できなければ、ユーザのトリガ無しで古い印刷データを消去してもよい仕様である。即ち、リプリント機能では、2次記憶装置中のデータ格納領域の容量に応じて、格納できる印刷データの数に制限が付き、更に各印刷データサイズにより格納数が増減する。
従来のリプリント機能を搭載した画像形成装置では、PDL(Page Description Language)データや画像データ等の印刷データを格納する2次記憶装置の領域が少なくなった時点で、大きなサイズの印刷データが投入される。すると、画像形成装置への入力動作を中止した上で、格納された日時が古い印刷データから消去するか、印刷済みの印刷データから消去していた(例えば、特許文献1参照)。
一方、SFPの機能として、従来から使われているBOX保存機能とは別に、リプリント機能を新たに搭載する機種が出てきている。
ここで、BOX保存機能とは、PCから出力指示された印刷データを、SFP側の2次記憶装置内に格納して、SFPの操作により前記印刷データを'いつでも'出力できる機能のことである。
一方、リプリント機能とは、BOX保存機能と異なり、データ格納領域中の印刷データを保証する訳ではなく、データ格納領域に格納可能な印刷データのみ再印刷できる仕様である。つまり、BOX保存機能がユーザ要求をトリガとしてしか印刷データの消去は認められないが、リプリント機能では、2次記憶装置の残り容量に応じて、最新の印刷データが格納できなければ、ユーザのトリガ無しで古い印刷データを消去してもよい仕様である。即ち、リプリント機能では、2次記憶装置中のデータ格納領域の容量に応じて、格納できる印刷データの数に制限が付き、更に各印刷データサイズにより格納数が増減する。
従来のリプリント機能を搭載した画像形成装置では、PDL(Page Description Language)データや画像データ等の印刷データを格納する2次記憶装置の領域が少なくなった時点で、大きなサイズの印刷データが投入される。すると、画像形成装置への入力動作を中止した上で、格納された日時が古い印刷データから消去するか、印刷済みの印刷データから消去していた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、近年のオフィスで使用されるSFP環境を考えると、ネットワークを介して、少ない台数を多くのユーザで共有するケースが予想される。前記ネットワーク負荷の高いオフィス環境では、1台のSFPに、短い時間の中で多くの印刷データが投入されることは容易に考えられる。このとき、あるユーザが一つの印刷データしか投入していないにも関わらず、その後の別のユーザの印刷データ投入状況及び印刷データサイズの大小により、前記一つの印刷データをリプリント処理しようとしても、データ格納領域中の自身の印刷データが既に消去済みのため、印刷データの選択すらできないという問題がある。
また、特許文献1の手段で、データ格納領域がフルになったとき、格納された日時が古い印刷データから消去するというのは、前記データ格納領域をサイクリックに使用するものである。よって、リプリント処理実行時の前記問題を解消するには至らない。同様に、特許文献1の手段で、データ格納領域がフルになったとき、印刷済みの印刷データから消去するというのは、データ格納領域中に保存されている全ての印刷データについて、対等な条件でリプリント制御を行うものである。よって、前記同様リプリント処理実行時の前記問題を解消するには至らない。
また、特許文献1の手段で、データ格納領域がフルになったとき、格納された日時が古い印刷データから消去するというのは、前記データ格納領域をサイクリックに使用するものである。よって、リプリント処理実行時の前記問題を解消するには至らない。同様に、特許文献1の手段で、データ格納領域がフルになったとき、印刷済みの印刷データから消去するというのは、データ格納領域中に保存されている全ての印刷データについて、対等な条件でリプリント制御を行うものである。よって、前記同様リプリント処理実行時の前記問題を解消するには至らない。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、少ない2次記憶装置容量でも、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止することを目的とする。
そこで、本発明は、リプリント機能を有する印刷装置であって、新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段で前記新規の投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能でないと判断された場合、既に格納済みの印刷データの中から優先消去の条件に合致した印刷データを選択する選択手段と、データ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を示す消去順番情報のうち、前記選択手段に選択された印刷データに該当する消去順番を変更する変更手段と、前記消去順番情報に基づいて該当する印刷データを削除する削除手段と、前記新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納する格納手段と、を有する。
本発明によれば、少ない2次記憶装置容量でも、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本実施形態の画像形成装置とは、外部I/Fを通じて、外部の情報機器から入力される印刷データを受信後、画像形成を行なって、図示しないプリントエンジンに画像データを出力するものであり、一般的なSFPを想定している。なお、図示しないイメージスキャナを更に接続して、表示ユニットからの指示に応じて画像形成・画像入出力動作を行う機能が付加されたMFP(Multi Function Printer)も前記画像形成装置に含まれる。
まず、図1において、CPU101は、本画像形成装置を統括的に制御する高機能CPUであり、機能ブロック単位でまとめられたハードウェア回路を同一パッケージで構成したLSIもこれに含まれる。
ROMコントローラ102は、ROM103に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御する。
ROM103は、本画像形成装置のOSを起動するためのブートプログラムや、本画像形成装置全体を統括的に制御するためのプログラムが記憶されている、不揮発性のROMである。
2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115や消去順位格納キュー116を含み、2次記憶装置105に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御する。
2次記憶装置105は、BOX保存機能やリプリント機能のために、PDLデータや画像データ等を格納するためのデータ格納領域を含み、外部の情報機器との間でデータを送受信する際の拡張バッファとしても使用される。
本実施形態の画像形成装置とは、外部I/Fを通じて、外部の情報機器から入力される印刷データを受信後、画像形成を行なって、図示しないプリントエンジンに画像データを出力するものであり、一般的なSFPを想定している。なお、図示しないイメージスキャナを更に接続して、表示ユニットからの指示に応じて画像形成・画像入出力動作を行う機能が付加されたMFP(Multi Function Printer)も前記画像形成装置に含まれる。
まず、図1において、CPU101は、本画像形成装置を統括的に制御する高機能CPUであり、機能ブロック単位でまとめられたハードウェア回路を同一パッケージで構成したLSIもこれに含まれる。
ROMコントローラ102は、ROM103に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御する。
ROM103は、本画像形成装置のOSを起動するためのブートプログラムや、本画像形成装置全体を統括的に制御するためのプログラムが記憶されている、不揮発性のROMである。
2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115や消去順位格納キュー116を含み、2次記憶装置105に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御する。
2次記憶装置105は、BOX保存機能やリプリント機能のために、PDLデータや画像データ等を格納するためのデータ格納領域を含み、外部の情報機器との間でデータを送受信する際の拡張バッファとしても使用される。
画像処理部106は、リーダーI/F107から出力されるRGBデジタル画像データにリーダー系の画像処理を施したり、画像形成装置内部で生成されたYMCKの各色成分信号にプリント系の画像処理を施したりする。
リーダーI/F107は、図示しないイメージスキャナと画像処理部106の間でRGBデジタル画像データをハンドリングする。
プリンターI/F108は、図示しないプリントエンジンと画像処理部106の間でYMCK出力ビデオデータをハンドリングする。
I/F制御部109は、LAN I/F110、USB−D I/F111、USB−H I/F112の外部I/FとRAM114の間で、印刷データや画像データの受け渡しを行う。
LAN I/F110は、ネットワークを介して外部の情報機器との間の通信制御を行ない、印刷データの受信を行う。
USB−D I/F111は、USBを介して外部の情報機器との間の通信制御を行ない、印刷データの受信を行う。
USB−H I/F112は、USBストレージユニット等の挿抜可能な記憶装置や、課金制御や部門指定制御を可能とするカードリーダや、撮像装置等を制御する。
RAMコントローラ113は、RAM114に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御する。
RAM114は、本画像形成装置の主メモリとして機能し、かつ画像形成処理に係るワーク領域、画像入出力処理の展開領域にも使用される、高速で読み書き可能な揮発性RAMである。
管理テーブル115は、2次記憶装置制御部104に含まれ、2次記憶装置105のデータ格納領域に格納されている印刷データ毎のサイズ情報、オーナー情報、認証情報、受信ポート情報、印刷日時情報等を記憶するテーブルである。なお、本実施形態における管理テーブル115の構成については、図2を参照されたい。
消去順位格納キュー116は、2次記憶装置制御部104に含まれ、2次記憶装置105のデータ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を登録し、CPU101からの変更通知により、前記消去順番を変更可能なキューである。なお、本実施形態における消去順位格納キュー116の構成及び、消去順番変更時の状態変化については、図3を参照されたい。消去順位格納キュー116内の丸数字及びその順番は、消去順番情報の一例である。
リーダーI/F107は、図示しないイメージスキャナと画像処理部106の間でRGBデジタル画像データをハンドリングする。
プリンターI/F108は、図示しないプリントエンジンと画像処理部106の間でYMCK出力ビデオデータをハンドリングする。
I/F制御部109は、LAN I/F110、USB−D I/F111、USB−H I/F112の外部I/FとRAM114の間で、印刷データや画像データの受け渡しを行う。
LAN I/F110は、ネットワークを介して外部の情報機器との間の通信制御を行ない、印刷データの受信を行う。
USB−D I/F111は、USBを介して外部の情報機器との間の通信制御を行ない、印刷データの受信を行う。
USB−H I/F112は、USBストレージユニット等の挿抜可能な記憶装置や、課金制御や部門指定制御を可能とするカードリーダや、撮像装置等を制御する。
RAMコントローラ113は、RAM114に対するデータの読み出し、及び書き込みを制御する。
RAM114は、本画像形成装置の主メモリとして機能し、かつ画像形成処理に係るワーク領域、画像入出力処理の展開領域にも使用される、高速で読み書き可能な揮発性RAMである。
管理テーブル115は、2次記憶装置制御部104に含まれ、2次記憶装置105のデータ格納領域に格納されている印刷データ毎のサイズ情報、オーナー情報、認証情報、受信ポート情報、印刷日時情報等を記憶するテーブルである。なお、本実施形態における管理テーブル115の構成については、図2を参照されたい。
消去順位格納キュー116は、2次記憶装置制御部104に含まれ、2次記憶装置105のデータ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を登録し、CPU101からの変更通知により、前記消去順番を変更可能なキューである。なお、本実施形態における消去順位格納キュー116の構成及び、消去順番変更時の状態変化については、図3を参照されたい。消去順位格納キュー116内の丸数字及びその順番は、消去順番情報の一例である。
CPU101及び/又は2次記憶装置制御部104が、プログラムに基づき処理を実行することによって、後述するフローチャートに係る処理が実現される。なお、画像形成装置は、印刷装置(コンピュータ)の一例である。
次に、図4、図5のフローチャートを用いて本実施形態の動作を説明する。
まず、リプリント機能用に2次記憶装置105のデータ格納領域に格納される印刷データとして、PDLデータの場合と画像データの場合が考えられる。それぞれにメリット・デメリットがあるため、両方のフォーマットで格納することを想定している。
PDL格納なら、印刷データの受信完了後、データ格納領域の管理制御が実行されるが(図4参照)、画像データ格納なら、印刷処理動作と並列にデータ格納領域の管理制御が実行される(図5参照)。
PDL格納と画像データ格納の違いとしては、以下が考えられる。
一つ目に、データ格納領域に格納される印刷データのサイズが、画像データよりPDLのほうが小さいため、PDL格納の場合、データ格納領域の容量を圧迫せず、格納できる印刷データの数が増えるメリットがある。
もう一つは、リプリント処理を実行する場合に、PDL格納だと再度画像処理を施して印刷処理実行するのに対して、画像データ格納の場合、再度の画像処理を必要としないため、高速にリプリント出力できるメリットがある。
まず、リプリント機能用に2次記憶装置105のデータ格納領域に格納される印刷データとして、PDLデータの場合と画像データの場合が考えられる。それぞれにメリット・デメリットがあるため、両方のフォーマットで格納することを想定している。
PDL格納なら、印刷データの受信完了後、データ格納領域の管理制御が実行されるが(図4参照)、画像データ格納なら、印刷処理動作と並列にデータ格納領域の管理制御が実行される(図5参照)。
PDL格納と画像データ格納の違いとしては、以下が考えられる。
一つ目に、データ格納領域に格納される印刷データのサイズが、画像データよりPDLのほうが小さいため、PDL格納の場合、データ格納領域の容量を圧迫せず、格納できる印刷データの数が増えるメリットがある。
もう一つは、リプリント処理を実行する場合に、PDL格納だと再度画像処理を施して印刷処理実行するのに対して、画像データ格納の場合、再度の画像処理を必要としないため、高速にリプリント出力できるメリットがある。
次に、実際の動作説明に入る。
図4で、データ格納領域に格納される印刷データがPDLデータの場合を説明する。まず、LAN I/F110、USB−D I/F111の外部I/Fを通じて、外部の情報機器から印刷ジョブが投入され、RAM114に対してPDLデータの受信が完了する(S101)。すると、即座にCPU101は、管理テーブル115に、前記最新の印刷ジョブに相当するPDLサイズ情報、ジョブオーナー情報、リプリント実施時の認証情報等を記憶させる(S102)。もちろん、2次記憶装置105にその時点で格納済みの印刷データ全てについても、管理テーブル115にサイズ情報・オーナー情報・認証情報等が既に記憶されている。
次に、2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115内の、前記最新の印刷ジョブのPDLサイズ情報と、2次記憶装置105に既に格納済みの印刷データのサイズ情報の総和を取り込む。これにより、2次記憶装置制御部104は、データ格納領域中の空き領域を算出し、前記印刷ジョブのPDLデータが格納可能か否かを判断する(S103)。
2次記憶装置制御部104は、格納可能であれば、そのままRAM114に格納されている前記最新の印刷ジョブに相当するPDLデータを前記空き領域に格納して(S115)、消去順位格納キュー116の最下位に前記印刷ジョブを登録する(S117)。
図4で、データ格納領域に格納される印刷データがPDLデータの場合を説明する。まず、LAN I/F110、USB−D I/F111の外部I/Fを通じて、外部の情報機器から印刷ジョブが投入され、RAM114に対してPDLデータの受信が完了する(S101)。すると、即座にCPU101は、管理テーブル115に、前記最新の印刷ジョブに相当するPDLサイズ情報、ジョブオーナー情報、リプリント実施時の認証情報等を記憶させる(S102)。もちろん、2次記憶装置105にその時点で格納済みの印刷データ全てについても、管理テーブル115にサイズ情報・オーナー情報・認証情報等が既に記憶されている。
次に、2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115内の、前記最新の印刷ジョブのPDLサイズ情報と、2次記憶装置105に既に格納済みの印刷データのサイズ情報の総和を取り込む。これにより、2次記憶装置制御部104は、データ格納領域中の空き領域を算出し、前記印刷ジョブのPDLデータが格納可能か否かを判断する(S103)。
2次記憶装置制御部104は、格納可能であれば、そのままRAM114に格納されている前記最新の印刷ジョブに相当するPDLデータを前記空き領域に格納して(S115)、消去順位格納キュー116の最下位に前記印刷ジョブを登録する(S117)。
2次記憶装置制御部104は、格納不可であれば、管理テーブル115内の、2次記憶装置105に既に格納済みの印刷データ全て、及び前記最新の印刷ジョブについての、ジョブオーナー情報、リプリント実施時の認証情報を収集する(S104)。
次に、2次記憶装置制御部104は、消去順位格納キュー116の最上位から、以下記載の、優先消去を可能とする条件に合致する印刷データが存在するか否かをチェックしていく(S105)。
最初に、2次記憶装置制御部104は、前記最新の印刷ジョブが、ローカル環境で投入されたジョブか否かを判断する(S106)。
ここで言う、「ローカル環境」とは、外部の情報機器と本画像形成装置を直結して印刷する環境のことで、本画像形成装置に印刷ジョブを投入できるのは1ユーザに限られることを想定している。本実施形態では、外部の情報機器(例えば、PC等の情報処理装置)と本画像形成装置がUSB−D I/F111を通してスタンドアロンで接続した場合に相当する。
一方、「ネットワーク環境」とは、複数ある外部の情報機器と本画像形成装置の間をハブ・スイッチ・ブリッジ・ルーター等を介して接続する環境のことである。例えば、本画像形成装置に複数のユーザが印刷ジョブを投入できる、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の環境を想定している。本実施形態では、外部の情報機器と本画像形成装置がLAN I/F110を通してローカルネットワーク環境に接続した場合に相当する。
次に、2次記憶装置制御部104は、消去順位格納キュー116の最上位から、以下記載の、優先消去を可能とする条件に合致する印刷データが存在するか否かをチェックしていく(S105)。
最初に、2次記憶装置制御部104は、前記最新の印刷ジョブが、ローカル環境で投入されたジョブか否かを判断する(S106)。
ここで言う、「ローカル環境」とは、外部の情報機器と本画像形成装置を直結して印刷する環境のことで、本画像形成装置に印刷ジョブを投入できるのは1ユーザに限られることを想定している。本実施形態では、外部の情報機器(例えば、PC等の情報処理装置)と本画像形成装置がUSB−D I/F111を通してスタンドアロンで接続した場合に相当する。
一方、「ネットワーク環境」とは、複数ある外部の情報機器と本画像形成装置の間をハブ・スイッチ・ブリッジ・ルーター等を介して接続する環境のことである。例えば、本画像形成装置に複数のユーザが印刷ジョブを投入できる、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の環境を想定している。本実施形態では、外部の情報機器と本画像形成装置がLAN I/F110を通してローカルネットワーク環境に接続した場合に相当する。
最新の印刷ジョブがローカル環境から投入されている場合、2次記憶装置制御部104は、先に収集した管理テーブル115の情報から、格納された印刷データのうち受信ポートがローカルポートのものを検索する(S107)。以前に格納されたローカルポート印刷データは、最新の印刷ジョブのオーナーと同じなので、複数ファイルの格納時は消去の優先順位を上げる理由からである。
そして、前記検索に合致すれば、2次記憶装置制御部104は、相当する印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する。もし複数の印刷データがあれば、2次記憶装置制御部104は、その中で最も古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S108)。
そして、前記検索に合致すれば、2次記憶装置制御部104は、相当する印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する。もし複数の印刷データがあれば、2次記憶装置制御部104は、その中で最も古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S108)。
最新の印刷ジョブがネットワーク環境から投入されている場合は、2次記憶装置制御部104は、そのまま次ステップに進む。
次に、2次記憶装置制御部104は、前記最新の印刷ジョブのオーナー情報が、管理テーブル115に記憶されている印刷データ毎のオーナー情報に含まれるか否かを判断する(S109)。同一オーナーが複数ファイルを投入したときに、消去の優先順位を上げる理由からである。
管理テーブル115に格納されている印刷データ毎のオーナー情報に、最新の印刷ジョブのオーナー情報と一致するものがあれば、2次記憶装置制御部104は、相当する印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する。もし複数の印刷データがあれば、2次記憶装置制御部104は、その中で最も古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S112)。
最新の印刷ジョブのオーナー情報と一致するものがない場合は、2次記憶装置制御部104は、そのまま次ステップに進む。
次に、2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115に記憶されている印刷データ毎のオーナー情報で、同一オーナーの印刷データが複数あるか否かを判断する(S110)。S109と同様に、同一オーナーが複数ファイルを投入したときに、消去の優先順位を上げる理由からである。
管理テーブル内に同一オーナーで複数の印刷データがある場合、2次記憶装置制御部104は、古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S112)。
次に、2次記憶装置制御部104は、前記最新の印刷ジョブのオーナー情報が、管理テーブル115に記憶されている印刷データ毎のオーナー情報に含まれるか否かを判断する(S109)。同一オーナーが複数ファイルを投入したときに、消去の優先順位を上げる理由からである。
管理テーブル115に格納されている印刷データ毎のオーナー情報に、最新の印刷ジョブのオーナー情報と一致するものがあれば、2次記憶装置制御部104は、相当する印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する。もし複数の印刷データがあれば、2次記憶装置制御部104は、その中で最も古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S112)。
最新の印刷ジョブのオーナー情報と一致するものがない場合は、2次記憶装置制御部104は、そのまま次ステップに進む。
次に、2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115に記憶されている印刷データ毎のオーナー情報で、同一オーナーの印刷データが複数あるか否かを判断する(S110)。S109と同様に、同一オーナーが複数ファイルを投入したときに、消去の優先順位を上げる理由からである。
管理テーブル内に同一オーナーで複数の印刷データがある場合、2次記憶装置制御部104は、古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S112)。
次に、2次記憶装置制御部104は、管理テーブル115に記憶されている印刷データ毎のオーナー情報に付随するリプリント処理履歴を確認する。例えば、2次記憶装置制御部104は、図2記載のリプリント実績値のように、オーナー情報毎の、トータルの印刷データ数に対してリプリント処理を行った印刷データの割合を数値化して、ある閾値以下か否かを判断する(S111)。前記閾値以下のオーナーは、他のオーナーに比較して、リプリント機能を使用しないと判断して、消去の優先順位を上げる理由からである。
管理テーブル115内に格納されている印刷データの中で、前記閾値以下のオーナーの印刷データがある場合、2次記憶装置制御部104は、相当する印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する。もし複数の印刷データがあれば、2次記憶装置制御部104は、その中で最も古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S112)。
S108若しくは、S112で変更した消去順位格納キュー116に基づき、2次記憶装置制御部104は、2次記憶装置105内の該当する印刷データを消去して、最新の印刷ジョブのPDLデータを格納するための空き領域を作成する(S113)。
2次記憶装置制御部104は、2次記憶装置105内の印刷データを消去した後に、管理テーブル115及び消去順位格納キュー116の前記消去した印刷データに該当する情報を削除して更新する(S114)。
2次記憶装置制御部104は、S113で作成した2次記憶装置105の空き領域に、RAM114に格納されている前記最新の印刷ジョブに相当するPDLデータを格納する(S115)。そして、2次記憶装置制御部104は、消去順位格納キュー116の最下位に前記印刷ジョブを登録する(S117)。
管理テーブル115内に格納されている印刷データの中で、前記閾値以下のオーナーの印刷データがある場合、2次記憶装置制御部104は、相当する印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する。もし複数の印刷データがあれば、2次記憶装置制御部104は、その中で最も古い日時の印刷データの消去優先順位を上げるよう消去順位格納キュー116を変更する(S112)。
S108若しくは、S112で変更した消去順位格納キュー116に基づき、2次記憶装置制御部104は、2次記憶装置105内の該当する印刷データを消去して、最新の印刷ジョブのPDLデータを格納するための空き領域を作成する(S113)。
2次記憶装置制御部104は、2次記憶装置105内の印刷データを消去した後に、管理テーブル115及び消去順位格納キュー116の前記消去した印刷データに該当する情報を削除して更新する(S114)。
2次記憶装置制御部104は、S113で作成した2次記憶装置105の空き領域に、RAM114に格納されている前記最新の印刷ジョブに相当するPDLデータを格納する(S115)。そして、2次記憶装置制御部104は、消去順位格納キュー116の最下位に前記印刷ジョブを登録する(S117)。
S106、S107、S109、S110、S111の分岐に全て該当しない場合は、2次記憶装置制御部104は、2次記憶装置105に最新の印刷ジョブ用の空き領域を新たに作成できない。このために、2次記憶装置制御部104は、新規投入された印刷ジョブのFAT(File Allocation Table)情報(FAT情報)のみを管理テーブル115に記憶しておき、他の印刷データと区別可能となるよう管理する。また、2次記憶装置制御部104は、本来、2次記憶装置105に格納されるべきPDLデータの実態は、ホストコンピュータ等の外部の情報機器側に残しておくよう通知する(S116)。
PDL格納時には、印刷データの受信完了後に本実施形態記載の2次記憶装置105の管理制御が実行される。このため、外部の情報機器が前記通知を受けた時点では、プリントスプーラ内のPDLデータは残しておき、前記外部の情報機器側への通知が規定時間来なければ、前記プリントスプーラ内のPDLデータを消去するよう、プリンタドライバで制御されている。
S116の実行後にも、2次記憶装置制御部104は、消去順位格納キュー116の最下位に前記印刷ジョブを登録する(S117)。
以上説明したように、本実施形態によれば、2次記憶装置105のデータ格納領域にPDLデータを格納する場合に、前記データ格納領域の管理制御を最適に行うよう、消去順位格納キュー116の消去順番を変更する。よって、最新の印刷データ格納用の領域が常に最適に生成できるので、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
PDL格納時には、印刷データの受信完了後に本実施形態記載の2次記憶装置105の管理制御が実行される。このため、外部の情報機器が前記通知を受けた時点では、プリントスプーラ内のPDLデータは残しておき、前記外部の情報機器側への通知が規定時間来なければ、前記プリントスプーラ内のPDLデータを消去するよう、プリンタドライバで制御されている。
S116の実行後にも、2次記憶装置制御部104は、消去順位格納キュー116の最下位に前記印刷ジョブを登録する(S117)。
以上説明したように、本実施形態によれば、2次記憶装置105のデータ格納領域にPDLデータを格納する場合に、前記データ格納領域の管理制御を最適に行うよう、消去順位格納キュー116の消去順番を変更する。よって、最新の印刷データ格納用の領域が常に最適に生成できるので、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
本実施形態では、複数のローカルポート印刷データについての消去優先順位を上げているが、2次記憶装置105への格納時に制約を与えるようにしてもよい。即ち、ローカルポートから複数の印刷データが投入された時点で、2次記憶装置105に空き領域があっても、古いローカルポート印刷データは削除して、新しいローカルポート印刷データを格納するよう、消去順位格納キュー116を変更してもよい。
同様に本実施形態では、最新の印刷ジョブのオーナー情報が、管理テーブル115内のオーナー情報と一致した場合にも消去優先順位を上げているが、2次記憶装置105への格納時に制約を与えるようにしてもよい。即ち、最新の印刷ジョブのオーナー情報が、管理テーブル115内のオーナー情報と一致した場合には、2次記憶装置105に空き領域があっても、当該オーナーの管理テーブル115内の古い印刷データは削除する。そして、当該オーナーの新しい印刷データを格納するよう、消去順位格納キュー116を変更するようにしてもよい。
これより、消去優先順位を変更することに加え、2次記憶装置105への格納時に制約を与えることで、少ない2次記憶装置容量で、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
同様に本実施形態では、最新の印刷ジョブのオーナー情報が、管理テーブル115内のオーナー情報と一致した場合にも消去優先順位を上げているが、2次記憶装置105への格納時に制約を与えるようにしてもよい。即ち、最新の印刷ジョブのオーナー情報が、管理テーブル115内のオーナー情報と一致した場合には、2次記憶装置105に空き領域があっても、当該オーナーの管理テーブル115内の古い印刷データは削除する。そして、当該オーナーの新しい印刷データを格納するよう、消去順位格納キュー116を変更するようにしてもよい。
これより、消去優先順位を変更することに加え、2次記憶装置105への格納時に制約を与えることで、少ない2次記憶装置容量で、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
<実施形態2>
次に、図5で、データ格納領域に格納される印刷データが画像データの場合を説明する。まず、LAN I/F110、USB−D I/F111の外部I/Fを通じて、外部の情報機器から印刷ジョブが投入され、RAM114に対してPDLデータを受信完了する。すると、図示しない描画制御部でラスターパターンへの変換を行い、プリントエンジンへの出力のために、画像処理部106、プリンターI/F108を通して、ビデオ信号が生成される。ここで、本実施形態では、前記ラスターパターンに変換した時点の画像データをRAM114からリプリント制御用に2次記憶装置105に格納するものである。なお、格納する画像データの形式は、RGBデータフォーマットでもYMCKデータフォーマットでも同様の効果がある。
RAM114に格納すべき画像データが生成できたところで(S201)、CPU101は、管理テーブル115に、前記最新の印刷ジョブに相当する画像データサイズ情報、ジョブオーナー情報、リプリント実施時の認証情報等を記憶させる(S202)。もちろん、2次記憶装置105には、その時点で格納済みの印刷データ全てについて、管理テーブル115内に前記情報が既に記憶されている。
S203以降の動作については、PDL格納時とほぼ一緒である。違いは、S206、S207、S209、S210、S211の分岐に全て該当しない場合に、画像データ格納用に、消去順位格納キュー116の上位から強制消去して、2次記憶装置105に空き領域を作成する(S216)。
これは、PDLデータ格納時と同様、外部の情報機器側のメモリに画像データを記憶させるように、プリントスプーラの構造を変更すると、外部の情報機器側のメモリ使用量を圧迫し、プリントスプーラを解放する時間が伸びる。よって、画像データ格納時には、本画像形成装置は外部の情報機器に対して画像データを記憶するような通知は行わないものとする。
次に、図5で、データ格納領域に格納される印刷データが画像データの場合を説明する。まず、LAN I/F110、USB−D I/F111の外部I/Fを通じて、外部の情報機器から印刷ジョブが投入され、RAM114に対してPDLデータを受信完了する。すると、図示しない描画制御部でラスターパターンへの変換を行い、プリントエンジンへの出力のために、画像処理部106、プリンターI/F108を通して、ビデオ信号が生成される。ここで、本実施形態では、前記ラスターパターンに変換した時点の画像データをRAM114からリプリント制御用に2次記憶装置105に格納するものである。なお、格納する画像データの形式は、RGBデータフォーマットでもYMCKデータフォーマットでも同様の効果がある。
RAM114に格納すべき画像データが生成できたところで(S201)、CPU101は、管理テーブル115に、前記最新の印刷ジョブに相当する画像データサイズ情報、ジョブオーナー情報、リプリント実施時の認証情報等を記憶させる(S202)。もちろん、2次記憶装置105には、その時点で格納済みの印刷データ全てについて、管理テーブル115内に前記情報が既に記憶されている。
S203以降の動作については、PDL格納時とほぼ一緒である。違いは、S206、S207、S209、S210、S211の分岐に全て該当しない場合に、画像データ格納用に、消去順位格納キュー116の上位から強制消去して、2次記憶装置105に空き領域を作成する(S216)。
これは、PDLデータ格納時と同様、外部の情報機器側のメモリに画像データを記憶させるように、プリントスプーラの構造を変更すると、外部の情報機器側のメモリ使用量を圧迫し、プリントスプーラを解放する時間が伸びる。よって、画像データ格納時には、本画像形成装置は外部の情報機器に対して画像データを記憶するような通知は行わないものとする。
以上説明したように、本実施形態によれば、2次記憶装置105のデータ格納領域に画像データを格納する場合に、前記データ格納領域の管理制御を最適に行うよう、消去順位格納キュー116の消去順番を変更する。よって、最新の印刷データ格納用の領域が常に最適に生成できるので、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
また、実施形態1と同様に、消去順位格納キュー116の消去優先順位を変更することに加え、2次記憶装置105への格納時に制約を与える。このことで、少ない2次記憶装置容量で、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
また、実施形態1と同様に、消去順位格納キュー116の消去優先順位を変更することに加え、2次記憶装置105への格納時に制約を与える。このことで、少ない2次記憶装置容量で、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
<実施形態3>
実施形態1、2は、画像形成装置主導で、リプリント機能用に2次記憶装置105のデータ格納領域に格納される印刷データの形式をPDLデータ形式、若しくは画像データ形式に固定した仕様である。これに対して、本実施形態は、画像形成装置主導で印刷データ形式を固定せず、外部の情報機器主導で印刷データの形式を指定するものである。
これより、本実施形態では、本画像形成装置の2次記憶装置105のデータ格納領域に、PDLデータと画像データとが混在して格納されることになる。
動作フローチャートは、図4、図5で説明した通りである。外部の情報機器から印刷ジョブが投入された時点で、CPU101は、2次記憶装置105に格納される印刷データ形式を判別可能となる。これより、PDLデータ格納の場合は図4のフローチャート通りに動作して、画像データ格納の場合は図5のフローチャート通りに動作する。
以上説明したように、本実施形態によれば、2次記憶装置105のデータ格納領域に格納される印刷データ形式を外部の情報機器主導で指定する。これより、前記印刷データ形式がPDLデータの場合と、画像データの場合と、のそれぞれで、前記データ格納領域の管理制御を最適に行うよう、消去順位格納キュー116の消去順番を変更する。よって、実施形態1、2と同様に、最新の印刷データ格納用の領域が常に最適に生成できるので、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
実施形態1、2は、画像形成装置主導で、リプリント機能用に2次記憶装置105のデータ格納領域に格納される印刷データの形式をPDLデータ形式、若しくは画像データ形式に固定した仕様である。これに対して、本実施形態は、画像形成装置主導で印刷データ形式を固定せず、外部の情報機器主導で印刷データの形式を指定するものである。
これより、本実施形態では、本画像形成装置の2次記憶装置105のデータ格納領域に、PDLデータと画像データとが混在して格納されることになる。
動作フローチャートは、図4、図5で説明した通りである。外部の情報機器から印刷ジョブが投入された時点で、CPU101は、2次記憶装置105に格納される印刷データ形式を判別可能となる。これより、PDLデータ格納の場合は図4のフローチャート通りに動作して、画像データ格納の場合は図5のフローチャート通りに動作する。
以上説明したように、本実施形態によれば、2次記憶装置105のデータ格納領域に格納される印刷データ形式を外部の情報機器主導で指定する。これより、前記印刷データ形式がPDLデータの場合と、画像データの場合と、のそれぞれで、前記データ格納領域の管理制御を最適に行うよう、消去順位格納キュー116の消去順番を変更する。よって、実施形態1、2と同様に、最新の印刷データ格納用の領域が常に最適に生成できるので、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止できる、という効果がある。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、少ない2次記憶装置容量でも、リプリント処理実行時に自身の印刷データが選択不可となるケースをできるだけ防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
Claims (8)
- リプリント機能を有する印刷装置であって、
新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段で前記新規の投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能でないと判断された場合、既に格納済みの印刷データの中から優先消去の条件に合致した印刷データを選択する選択手段と、
データ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を示す消去順番情報のうち、前記選択手段に選択された印刷データに該当する消去順番を変更する変更手段と、
前記消去順番情報に基づいて該当する印刷データを削除する削除手段と、
前記新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納する格納手段と、
を有する印刷装置。 - 前記選択手段は、前記新規に投入された印刷データが、ローカル環境から投入された印刷データか、又はネットワーク環境から投入された印刷データか、によって、前記優先消去の条件を切り替える請求項1記載の印刷装置。
- 前記選択手段は、前記データ格納領域に格納されている複数の印刷データのオーナー情報の中に、前記新規に投入された印刷データのオーナー情報がある場合、前記優先消去の条件を切り替える請求項1記載の印刷装置。
- 前記選択手段は、前記データ格納領域に格納されている複数の印刷データのオーナー情報の中に、前記新規に投入された印刷データのオーナー情報が複数ある場合、前記優先消去の条件を切り替える請求項3記載の印刷装置。
- 前記選択手段は、印刷データのオーナー情報毎に管理されているリプリント処理を行ったか否かの情報に基づいて、前記優先消去の条件を切り替える請求項1記載の印刷装置。
- 前記選択手段において前記優先消去の条件に合致した印刷データを選択することができなかった場合、前記印刷データのFAT情報のみを記憶し、前記データ格納領域に格納すべき前記印刷データの実態を情報処理装置に残すように通知する通知手段を更に有する請求項1乃至5何れか1項に記載の印刷装置。
- リプリント機能を有する印刷装置が実行するデータ格納方法であって、
新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能か否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップで前記新規の投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能でないと判断された場合、既に格納済みの印刷データの中から優先消去の条件に合致した印刷データを選択する選択ステップと、
データ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を示す消去順番情報のうち、前記選択ステップに選択された印刷データに該当する消去順番を変更する変更ステップと、
前記消去順番情報に基づいて該当する印刷データを削除する削除ステップと、
前記新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納する格納ステップと、
を含むデータ格納方法。 - コンピュータに、
新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能か否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップで前記新規の投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納可能でないと判断された場合、既に格納済みの印刷データの中から優先消去の条件に合致した印刷データを選択する選択ステップと、
データ格納領域に格納されている印刷データの消去順番を示す消去順番情報のうち、前記選択ステップに選択された印刷データに該当する消去順番を変更する変更ステップと、
前記消去順番情報に基づいて該当する印刷データを削除する削除ステップと、
前記新規に投入された印刷データをデータ格納領域の空き領域に格納する格納ステップと、
を実行させるプログラム。
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