JP2012108132A - 時計のための時間に関連した大きさを表示するインジケータ用迅速修正器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インジケータ20用修正器であって、レットダウン位置または巻回位置32を占める第1の制御手段30と、レットダウン位置41または開放制御位置42を占め、リターン手段によって前記レットダウン位置41に復帰せしめられる第2の制御手段40と、インジケータ20を含み、前記第1の制御手段30よって駆動される第1の可動部分は、前記第1の制御手段30が前記レットダウン位置/巻回位置32を占めると、レットダウン位置/巻回位置52を占め、前記インジケータ20を作動する第2の可動部分60は、前記第1の可動部分が巻回位置52にあるときに、制御位置42に変更する前記第2の制御手段40によって駆動され、かつ、リツーン手段70のアクションの下で、レットダウン位置にある前記第1の可動部分の面と協働する支持面63を含むことを特徴とする。
【選択図】図6
Description
− 少なくとも第1の機能のための第1の制御手段であって、第1の表示手段に接続され、レットダウン位置または少なくとも1つの巻回制御位置を占めることができる第1の制御手段と、
− 前記第1の機能とは異なる第2の機能のための第2の制御手段であって、第2の表示手段に接続され、ユーザのアクション(操作)の下で、レットダウン休止位置から前記第2の機能の瞬間的な解放(リリース)のための巻回制御位置に切り替えることができ、前記瞬間的な解放終了後、前記第2の制御手段は、リターン手段により前記レットダウン休止位置に復帰される第2の制御手段と、
− 前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段とは別個のものであり、
− 前記第1および第2の機能と異なる第3の機能のための表示手段であって、前記インジケータによって形成され、自身を駆動するための駆動手段を有する表示手段。
1つは、筒車(アワーホイール)上で駆動されるトップ・ホイールであり、もう1つは、筒車上に摩擦マウントされるボトム・ホイールである。各ホイールは、あるリング、即ち、ボトムリングに上に置かれるトップリングを駆動する。そして、歯付きホイールとリングからなる各ペアのギヤ比は異なり、その結果、この筒車(アワーホイール)との摩擦接続を切り離すことによって、このボトムリングがこのトップリングよりゆっくり回転する。このトップリング上の開口と、ギヤ比の適切な組合せとにより、このトップリングによって区切られたこのボトムリングのあるセクターに月齢を表示することができるのである。このトップリングは常に短針(アワーハンド)にフォローし、この筒車(アワーホイール)が負の方向に回転しているとき、このボトムリングはクリックによって係止され、単独でこのトップリングを回転させることによって月齢を修正することが可能である。
この制御ステムがプルアウト(外への引き出し)されると、この旋回レバーは中間の位置を占めることもでき、この星型ホイールは、クラウンから開放され、そして、このホイールは、モーションワークから開放されが、時計回りの方向へのステムの旋回移動に対応する第1の選択位置において、及び反時計回りの方向へのステムの旋回移動に対応する第2の選択位置において、この旋回セレクタのこの突出部と協働する。
時間−設定とカレンダ修正と巻回機能とを組み合わせてなる好ましい実施例は、プレートに旋回可能に搭載される中間レバーを伴い、このプレートは、この丸穴車(クラウンホイール)を担持し、そして、丸穴車内に構成されるアームの端部で、前記プルアウトピースおよび/または前記可動セレクタと協働する。この可動セレクタは、前記ホイールと星型ホイールとを担持する前記旋回レバーに当接されることができるあるピンを有する。
このステムが押し込まれた位置にあって、時計回りの方向に旋回すると、この丸穴車(クラウンホイール)はある位置においてこの可動セレクタと協働してこの追加的のレバーを駆動する。この場合、このセレクタはこの旋回レバーに作用せず、中間の位置にあり、この丸穴車(クラウンホイール)はバレル・ラチェットと嵌合し、このラチェットを巻回する。このステムがこの反時計回りの方向に旋回すると、この丸穴車(クラウンホイール)はこのバレル・ラチェットから嵌合を解かれ(脱嵌合され)、このセレクタはある選択位置にある。このステムが巻回位置からプルアウトされると、中間レバーおよびこの可動セレクタは、ある位置を占める。この場合、このセレクタ・ピンは、この旋回レバーをその第1のストップ位置の方へ押し、この旋回レバーのホイールがこのモーションワークと嵌合し、時間をセットすることができるようになる。このステムがこの選択位置からプルアウトされると、この中間レバーとこの可動セレクタはある位置を占め、この旋回レバーは、このリターンスプリングのアクションの下で旋回レバーの第2のストップ位置の方へ旋回することができ、この星型ホイールがこの日付クラウンと嵌合することができる。
しかしながら、この効率的なデバイスは、多数のレバーを必要として、すでに非常に過密である領域において、空間を占める。
− 少なくとも第1の機能のための第1の制御手段であって、第1の表示手段に接続していて、レットダウン位置または少なくとも1つの巻回制御位置を占めることができる、上記第1の制御手段と、
− 第2の機能のための第2の制御手段であって、第2の機能は前記第1の機能から異なっており、第2の表示手段に接続していて、ユーザによるアクションの下で、レットダウン休止位置から前記第2の機能の瞬間的な解放のための巻回制御位置へ切り替えることができ、前記瞬間的な解放終了後、前記第2の制御手段は、リターン手段によって前記レットダウン休止位置に復帰される、上記第2の制御手段と、
− 前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段とは異なっており、
− 第3の機能のための表示手段であって、第3の機能は前記第1および第2の機能と異なっており、前記インジケータによって形成されそして、駆動するための駆動手段を含む、上記表示手段。
1)前記デバイスは、第1の可動部を含み、この第1の可動部は、前記第1の制御手段によって駆動されるように配列され、第1の制御手段が前記レットダウン位置を占めるとき、レットダウン位置を占め、第1の制御手段が前記巻回位置を占めるとき、巻回位置を占める。
2)前記デバイスは、第2の可動部を含み、この第2の可動部は、前記第2の制御手段によって、前記第1の可動部が前記巻回位置にあり、かつ同時に、前記第2の制御手段が、前記レットダウン位置から前記インジケータの位置を変更するための前記制御位置に変わるとき、作動位置の方へ駆動されるように配列され、更に、前記第2の可動部は、前記第1の可動部が前記レットダウン位置にあるか、または前記レットダウン位置にあるとき、休止位置に保持されるように配列される。なお、この休止位置では、前記インジケータから切り離されていて、インジケータに対して何らのアクションも行われない。
3)前記第2の可動部は、第2の支持面を含み、この第2の支持面は、前記第1の可動部が前記レットダウン位置にあるとき、前記デバイスに構成され、前記第2の可動部に構成されているリターン支持面と永久に当接している弾力的なリターン手段のアクションの下で、前記第1の可動部に構成されている第1の支持面と当接して協働する。
4)前記弾力的なリターン手段は、前記第2の可動部を前記第1の可動部の方に押し付け、前記第2の可動部が、旋回トルクを受けるように配列されている。このトルクは前記第2の可動部を前記インジケータから離れるように移動させる。
− 少なくとも第1の機能のための第1の制御手段であって、第1の表示手段に接続し、レットダウン位置または少なくとも一つの制御位置を占めることができる第1の制御手段と、
− 前記第1の機能とは異なる第2の機能のための第2の制御手段であって、第2の表示手段に接続し、ユーザのアクション(操作)の下で、レットダウン休止位置から前記第2の機能の瞬間的な解放(リリース)のための制御位置に切り替えることができ、前記瞬間的な解放終了後、前記第2の制御手段は、リターン手段により前記レットダウン休止位置に復帰される第2の制御手段と、
− 前記第2の制御手段は、前記第1の制御手段とは別個のものであり、
− 前記第1および第2の機能と異なる第3の機能のための表示手段であって、前記インジケータによって形成され、インジケータを駆動するための駆動手段を有する表示手段。
1)前記第1の制御手段は、少なくとも時間−設定機能のための制御ステムを含み、前記第1の可動部を形成しているプルアウトピースを、直接、または、間接的に前記プレートに固定されたピボットの周りに旋回可能に駆動し、
2)前記レットダウン位置は、前記ステムのためのストップ位置に対応し、少なくとも1つの他の長手方向の制御位置を占めるように配列される。
− 少なくとも第1の機能のための第1の制御手段30であって、第1の表示手段に接続され、レットダウン位置31または少なくとも1つの巻回制御位置32を占めることができ、この第1の機能は、特に、時計の時間をセットする、即ち、クラウンを介して時計を巻回する機能であり、これらの図で例示される実施例において、この第1の制御手段30は少なくともこの時間設定機能を制御するためのあるステム33を含み、そして、このレットダウン位置31はステム33のストップ位置T1に対応し、好ましくは制御ステムの長手方向のムーブメントによって制御32の少なくとも1つの他の巻回位置T2やT2を占めるように配列され、一般に位置T1に対して牽引状態にあり、図7に示すように、できる限り時計のケースに近いところにフィットしたクラウンによって、ステム33の位置に押し込まれる、前記第1の制御手段30と、
− 前記第1の機能とは異なる第2の機能のための第2の制御手段40であって、第2の表示手段に接続され、ユーザのアクション(操作)の下で、前記第2の機能の瞬間的な解放(リリース)のために、レットダウン休止位置41から巻回制御位置42に切り替えることができ、前記瞬間的な解放終了後、前記第2の制御手段40は、リターン手段により前記レットダウン休止位置41に復帰され、この第2の制御手段40は、ある一時的な作動位置に過ぎない巻回制御位置42に留まるようには配列されていない、前記第2の制御手段。
これらの図で例示される本発明の好適な、しかし本発明を限定するものではない実施例において、時計ムーブメント100は、クロノグラフ・ムーブメントを含み、この第2の機能は、このクロノグラフのストップ/スタート、またはこのクロノグラフのリセット機能から成ることができる。いずれの場合においても、この第2の制御手段40は、このストップ/スタート機構またはこのリセット機構を制御するための押しボタン43を含む。ユーザによる押し操作によって作動されると、この押しボタン43はダイレクトレバー44を駆動するように概して配列され、弾力的なリターン手段によって、押しボタン43のレットダウン休止位置41に復帰される。ムーブメント100がこのダイレクトレバーを持たないならば、本発明によるこの迅速修正機構1は、ダイレクトレバー44を含み、関連の弾力的なリターン手段によって、このクロノグラフ押しボタン43のレットダウン休止位置41に復帰する。
好ましくは、後述するように、月齢や日付の表示である。この第3の機能は、また、潮、日、月またはタイムゾーンまたは警報、著明な仕事、秒読み機構、日付の変更の設定のための、またはあるスポーツ競技におけるポイントの計数や測時学または他の機能におけるあらゆる通常の複雑化のための時間表示に関することができる
このばねアーム67の柔軟性は、例えば、衝撃やそういったものに因り、歯位置上にある歯が、相補型駆動手段66と駆動手段22間の、または、後者とこのインジケータ20の正規の駆動のためのムーブメント100に構成されるモータ駆動手段との間のどちらかに到達するならば、有用である。この柔軟性に因り、あらゆる当接している力の方向は、インジケータ20のピボットピンを、または、瞬間的なピボットの中心を通過しない。そして、この力の方向のわずかな変化により、インジケータ20は開放(リリース)されるのである。
− 図4に示すように、第1の制御手段30がレットダウン位置31においてあるとき、レバー54はレットダウン位置51にある。レバー54のピン55は、すると、レバー68の第2の支持面63を係止(ロック)して、その行程を制限する。このリターン手段70は、特にあるスプリング72によって形成され、レバー68のこのリターン支持面71によってサポートされる。ピン81は、プルアウトピース54側の孔82の一端で、ストップ部材84に対して当接する。レバー68は、それから、この休止位置および68がインジケータ20の駆動手段22から少し離れてそうであるレバーの相補型駆動手段66において完全に保持され、それに干渉することができない。この修正器機構1は、従って、レットダウンされ、非活動状態にある。
− 制御ステム33上のアクションに続いて、特に、クラウンが押し込み位置31、T1から時間をセットするための、あるいは、時計を巻くための引き出し位置32、T2またはT3へ変更する引き出しアクションのとき、この第1の制御手段30は巻回位置32にあり、そして、レバー54は巻回位置52に旋回される。図5に示すように、レバー54のピン55は、レバー68のこの第2の支持面63をもはや妨げなくて、レバー68は、リターン支持面71のスプリング72のリターンアクションの下で、移動することができる。ピン81は、スプリング72側の、孔82の他端で、ストップ部材83によってサポートされる。レバー68は、制御支持面69が、レットダウン位置にあるダイレクトレバー44の接触面45でサポートされるまで、スプリング72によって時計回りに旋回される。機構1は、すると、作動する用意ができている。レバー68の相補型駆動手段66は、インジケータ20の駆動手段22のより近くに移動される。修正器機構1は、すると巻回され、非活動状態になる。
− 図6に示すように、第2の制御手段40の押しボタン43への圧力の印加は、好ましくはこの接触面45を介して、レバー68のこの制御支持面69を駆動する。すると、ピン81の周りに反時計回りに旋回し、ばねアーム67に対して、リターン力よりも大きく、かつスプリング72によってレバー68に与えられるリターントルクよりも大きな強度でレバー68の相補型駆動手段66に衝動(インパルス)を与え、次に、インジケータ22の駆動手段22の行程に干渉し、駆動手段22をワンステップ駆動する。一旦、前記歯が、旋回を反対方向に引き起こさずに、噛み合って旋回すると、ばねアーム67により、歯660はこのインジケータ20の噛み合いから開放(リリース)される。機構1は、すると巻回され、活動状態になる。
−第2の制御手段40、または、機構1のいずれかに構成されたリターン手段は、ダイレクトレバー44を押しボタン43の方に復帰(リターン)し、レバー68は、自由に時計回りの方向に戻り旋回することとなり、そして、ばねアーム67は、インジケータ20の駆動手段22に対して、相補型駆動手段66の退出を容易にする。一方、レバー68の面71を押すスプリング72が、面71に、ピン81の周りを時計回りに旋回するための旋回リターントルクを与え、制御支持面69がダイレクトレバー44に構成される接触面45に当接するまで、リターンレットダウン位置41にあるレバー68を巻回位置に復帰させる。この段階で、押しボタン43上のあらゆる新しい衝動(インパルス)は、インジケータ20をワンステップ駆動する。
100 ムーブメント
1000 時計
20 インジケータ
30 第1の制御手段
40 第2の制御手段
50 第1の可動部
60 第2の可動部
64 第2のガイド手段
65 第1のガイド手段
Claims (16)
- ムーブメント(100)または時計(1000)のための機能ディスプレイ・インジケータ(20)用迅速修正器機構(クイックコレクタメカニズム)(1)であって、前記ムーブメント(100)または時計(1000)は、直接または間接的に、プレートにマウントされる下記の手段:
− 少なくとも第1の機能のための第1の制御手段(30)であって、第1の表示手段に接続され、レットダウン位置(31)または少なくとも1つの巻回制御位置(32)を占めることができる第1の制御手段と、
− 前記第1の機能とは異なる第2の機能のための第2の制御手段(40)であって、第2の表示手段に接続され、ユーザのアクション(操作)の下で、レットダウン休止位置(41)から前記第2の機能の瞬間的な解放(リリース)のための巻回制御位置(42)に切り替えることができ、前記瞬間的な解放終了後、前記第2の制御手段(40)は、リターン手段によって前記レットダウン休止位置(41)に復帰される第2の制御手段と、
− 前記第2の制御手段(40)は、前記第1の制御手段(30)とは別個のものであり、
− 前記第1および第2の機能と異なる第3の機能のための表示手段であって、前記インジケータ(20)によって形成され、自身を駆動するための駆動手段(22)を有する表示手段と、
を含み、
前記迅速修正器機構(1)は、第1の可動部(50)を含み、この第1の可動部は、前記第1の制御手段(30)によって駆動されるように配列され、第1の制御手段(30)が前記レットダウン位置(31)を占めるとき、レットダウン位置(51)を占め、第1の制御手段(30)が前記巻回位置(32)を占めるとき、巻回位置(52)を占め、
更に、前記迅速修正器機構(1)は、第2の可動部(60)を含み、この第2の可動部は、前記第2の制御手段(40)によって、前記第1の可動部(50)が前記巻回位置(52)にあり、かつ同時に、前記第2の制御手段(40)が、前記レットダウン位置(41)から前記インジケータ(20)の位置を変更するための前記制御位置(42)に変わるとき、作動位置の方へ駆動されるように配列され、そして、前記第2の可動部(60)は、前記第1の可動部(50)が前記レットダウン位置(40)にあるか、または前記第2の制御手段(40)が前記レットダウン位置にあるとき、休止位置に保持されるように配列され、この休止位置では、前記インジケータ(20)から切り離されていて、インジケータに対して何らのアクションも行わず、
更にまた、前記第2の可動部(60)は、第2の支持面(63)を含み、この第2の支持面は、前記第1の可動部(50)が前記レットダウン位置(51)にあるとき、前記迅速修正器機構(1)に構成され、前記第2の可動部(60)に構成されているリターン支持面(71)と永久に当接している弾力的なリターン手段(70)のアクションの下で、前記第1の可動部(50)に構成されている第1の支持面(50)と当接して協働し、
更にまた、前記弾力的なリターン手段(70)は、前記第2の可動部(60)を前記第1の可動部(50)の方に押し付け、前記第2の可動部(60)が、旋回トルクを受けるように配列され、このトルクは前記第2の可動部を前記インジケータ(20)から離れるように移動させる、ことを特徴とする前記迅速修正器機構。 - 前記弾力的なリターン手段(70)は、前記第2の可動部(60)を前記第2の制御手段(40)のアクチュエータにより近づけるように動かす旋回トルクを第2の可動部が受けるように配列されることを特徴とする請求項1に記載の迅速修正器機構。
- 前記第2の可動部(60)は第2のガイド手段(64)を含み、この第2のガイド手段は、前記第2のガイド手段(64)に対して相補的で、かつ前記プレート(10)に直接、または、間接的に固定された第1のガイド手段(65)と協働するように配列されることを特徴とする請求項1または2に記載の迅速修正器機構。
- 前記第2のガイド手段(64)と前記第1の相補型ガイド手段(65)は、それぞれ孔(82)の形状に作られて、ピン(81)と協働するように配列され、それぞれ第1の相補型ガイド手段(65)または第2のガイド手段(64)を形成し、前記ピン(81)は、前記第2の可動部(60)のための瞬間的なピボットピンを形成することを特徴とする請求項3に記載の迅速修正器機構。
- 第2のガイド手段(64)または第1のガイド手段(65)は、ストップ手段(83、84)を含み、これらのストップ手段は、第2のガイド手段(64)と第1のガイド手段(65)間の相対的な行程を、インジケータ(20)の位置を変更する第2の可動部(60)によって、前記休止位置と前記作動位置間で完了される行程に制限することを特徴とする請求項3に記載の迅速修正器機構。
- 前記第2の可動部(60)は相補型駆動手段(66)を含み、この相補型駆動手段は、インジケータ(20)の位置を変えるために、インジケータの前記駆動手段(22)と協働するように配列され、この相補型駆動手段(66)は、実質的に半径方向の力を駆動手段(22)に印加するばねアーム(67)によって担持されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の迅速修正器機構。
- 前記第1の可動部(50)は、前記第2の可動部(60)と協働するように配列された第1の支持面(53)を形成するピン(55)を具備するプルアウトピース(54)であり、このプルアウトピースは、この第1の制御手段(30)によって、プレート(10)に直接、または、間接的に固定されるように配列されたピボット(56)の周りに旋回可能に駆動されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の迅速修正器機構。
- 前記第2の可動部(60)はレバー(68)であり、このレバーは、第2の制御手段(40)の当接によって駆動されるように配列される制御支持面(69)を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の迅速修正器機構。
- 時計ムーブメント(100)であって、この時計ムーブメント(100)は、直接または間接的に、プレートにマウントされる下記の手段:
− 少なくとも第1の機能のための第1の制御手段(30)であって、第1の表示手段に接続され、レットダウン位置(31)または少なくとも1つの制御位置(32)を占めることができる第1の制御手段と、
− 前記第1の機能とは異なる第2の機能のための第2の制御手段(40)であって、第2の表示手段に接続され、ユーザのアクション(操作)の下で、レットダウン休止位置(41)から前記第2の機能の瞬間的な解放(リリース)のための制御位置(42)に切り替えることができ、前記瞬間的な解放終了後、前記第2の制御手段(40)は、リターン手段によって前記レットダウン休止位置(41)に復帰される第2の制御手段と、
− 前記第2の制御手段(40)は、前記第1の制御手段(30)とは別個のものであり、
− 前記第1および第2の機能とは異なる第3の機能のための表示手段であって、前記インジケータ(20)によって形成され、自身を駆動するための駆動手段(22)を有する表示手段と、
を含み、更に、
前記請求項1ないし8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの迅速修正器機構を含み、
前記第1の制御手段(30)は、少なくとも時間−設定機能のための制御ステムを含み、前記第1の可動部(50)を形成しているプルアウトピースを、直接、または、間接的に前記プレート(10)に固定されたピボット(56)の周りに旋回可能に駆動し、
更に、前記レットダウン位置(31)は、前記ステムのためのストップ位置に対応し、少なくとも1つの他の長手方向の制御位置(32)を占めるように配列される、ことを特徴とする前記時計ムーブメント。 - 時計ムーブメント(100)は、クロノグラフ・ムーブメントを含み、前記第2の制御手段(40)は、前記クロノグラフのストップ/スタート機構、またはこのクロノグラフのリセット機構を制御するための押しボタン(43)を含み、この押しボタン(43)は、ユーザの押し操作によって作動されると、弾力的なリターン手段によって、ダイレクトレバー(44)を押しボタン(43)のレットダウン休止位置(41)に復帰させるように駆動すべく配列され、前記ダイレクトレバー(44)は、前記押し操作中、前記ダイレクトレバーのムーブメントが第2の可動部(60)に構成された制御支持面(45)を介して前記第2の可動部(60)を駆動するように配列され、前記レットダウン休止位置(41)において、前記第2の可動部(60)の行程を制限するためのストップ部材を形成するように配列されることを特徴とする請求項9に記載の時計ムーブメント。
- 前記第2の制御手段(40)は、前記クロノグラフのリセット機構を制御するための押しボタン(43)を含み、前記クロノグラフ・ムーブメントは、更に、このクロノグラフが作動中に、前記インジケータ(20)を修正しようとした場合、このクロノグラフがリセットされないように防止するリミット手段を含み、このリミット手段はスプリングに当接ことによって協働する可動爪(フィンガ)を含み、このクロノグラフがリセットされないように防止されている間に、前記インジケータを修正することができることを特徴とする請求項9または10に記載の時計ムーブメント。
- 前記ステムは、幾つかの長手方向の制御位置(32)を占めるように配列され、そして、それらの各位置において、請求項1に記載の迅速修正器機構(1)は、ある特有の前記インジケータ(20)の修正を制御することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか一項に記載の時計ムーブメント。
- 前記インジケータ(20)は、月齢インジケータ(21)であって、歯付きムーンディスク(22)を含み、前記迅速修正器機構(1)は、これと協働し、前記歯付きムーンディスク(22)を旋回可能に駆動することを特徴とする請求項9ないし12のいずれか一項に記載の時計ムーブメント。
- 前記インジケータ(20)は、ある日付インジケータ23であり、前記迅速修正器機構(1)は、歯付きの日付リング(24)と協働し、これを旋回可能に駆動することを特徴とする請求項9ないし13のいずれか一項に記載の時計ムーブメント。
- 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の少なくとも1つの迅速修正器機構(1)を含むことを特徴とする時計(1000)。
- クロノグラフである、またはクロノグラフを含むことを特徴とする請求項15に記載の時計(1000)。
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