JP2012103891A - レビュー文書処理装置およびレビュー文書処理方法 - Google Patents

レビュー文書処理装置およびレビュー文書処理方法 Download PDF

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智也 吉村
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弥 内田
Hiroki Tajima
宏樹 田島
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Abstract

【課題】特定のユーザによって作成されるレビュー文書を他のユーザがレビューする際の作業を効率的に行えるようにし、レビュー文書を修正するときには修正漏れが生じないように支援する。
【解決手段】レビュー文書処理装置2は、レビュー文書をレビューするユーザから、レビュー文書に対するコメントであるコメント情報の入力を受け付け、レビュー文書において当該コメント情報が対応する位置を特定し、その位置に関連付けてコメント情報を記憶する。そしてレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成する際、当該レビュー文書に関連付けられたコメント情報を読み出し、レビュー文書の対応する位置に当該コメント情報を付加した表示画面を生成して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レビュー文書処理装置およびレビュー文書処理方法に関し、特に、特定のユーザによって作成されるレビュー文書を他のユーザがレビューする作業を支援するための技術に関する。
従来、ネットワークに接続された文書サーバに文書データを保存することにより、そのネットワークに接続された各ユーザのコンピュータから文書データを閲覧できるようにしたシステムが数多く提案されている。このようなシステムを利用すれば、特定のユーザによって作成されるレビュー文書を他のユーザがレビューする際、複数のユーザがひとつのレビュー文書を共有しながら同時に閲覧することができるので、レビュー効率が向上する。
従来、この種のシステムとして、公開文書に対してコメントを付加できるようにした文書共有システムにおいて、コメントへの評価を利用者から多く得られるようにする為、評価作業の負担を軽減しながら利用者の的確な評価を多く得て、コメントの情報を共有できるようにしたコメント情報共有方法が提案されている(例えば特許文献1)。この方法では、公開文書への新たなコメントの付加時に、コメント種別が選択されることによって、そのコメント種別を評価するのに最もふさわしい評価尺度での回答選択肢が定められる。そして情報画面に、コメントごとにふさわしい回答選択肢を表示することにより、評価作業が容易となり、多数の利用者から評価を得られるようになっている。
特開2004−348310号公報
ところで、複数のユーザがレビュー対象となるレビュー文書を共有して閲覧する際、各ユーザによってレビュー文書に付加されたコメントを判り易く表示することが重要である。特に、レビュー文書に付加された複数のコメントがある場合、各コメントがレビュー文書のどの部分に対するものであるかが判り難いと、各コメントに基づいてレビュー文書を修正する際の作業が煩雑になり、修正作業に時間を要すると共に、修正漏れが発生しやすいという問題がある。
また、レビュー文書に多数のコメントが付加されている状態で、さらに新たなコメントが付加された場合には、そのような新たなコメントを見落としてしまう可能性もある。
また、レビュー文書に付加されたコメントが質問などの場合、その質問などに対する回答が新たなコメントとしてレビュー文書に付加されるが、それらのコメントの対応関係が判り難いという問題もある。例えば、あるユーザがレビュー文書に対して修正を指摘するコメントを付加した後、その修正を指摘したコメントに対応して文書作成者が修正を行わない旨のコメントが付加したにもかかわらず、それらのコメントの対応関係が判り難いと、レビュー文書の作成者に何らかの意図があって修正が行われていないのか、或いは、単なる修正漏れなのかを判断することができなくなる。
さらに、従来は、レビュー文書に付加されたコメントに基づいてレビュー文書を作成する際、そのレビュー文書を作成したユーザが全て手作業で各種のコメントを参照しながら修正作業を行っていく必要があるため、効率が悪い。これを防止するためには、レビュー文書の編集権限を有する複数のユーザがレビュー文書を同時にレビューする際に、レビュー文書の修正を行えるようにすることが望ましいと考えられる。しかし、レビュー文書のような文書ファイルは、ネットワークを介して複数のユーザが同時に編集することができない場合があり、一人のユーザがレビュー文書を修正しているときには、他のユーザはレビュー文書の修正作業を行うことができずに待機状態となってしまう。そのため、編集権限を有する複数のユーザがレビュー文書を修正する場合の作業効率が悪くなるという問題がある。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、特定のユーザによって作成されるレビュー文書を他のユーザがレビューする作業を効率的に行えるように支援すると共に、レビュー文書を修正するときには修正漏れが生じないように支援するようにしたレビュー文書処理装置およびレビュー文書処理方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、レビュー文書処理装置であって、レビュー対象となるレビュー文書を記憶するレビュー文書記憶手段と、前記レビュー文書記憶手段に記憶されるレビュー文書に関連付けられ、当該レビュー文書に関係するユーザが登録されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記レビュー文書記憶手段にレビュー文書が保存されることに伴って前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報に基づき、当該レビュー文書に関係するユーザに対してレビュー依頼を送信するレビュー依頼送信手段と、前記レビュー依頼送信手段によってレビュー依頼が送信されたユーザからのレビュー文書の閲覧要求を受け付け、前記レビュー文書記憶手段からレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成して出力する表示制御手段と、前記レビュー依頼送信手段によってレビュー依頼が送信されたユーザから、レビュー文書に対するコメントであるコメント情報の入力を受け付け、当該コメント情報に含まれる文書位置指定情報に基づいてレビュー文書における当該コメント情報の対応する位置を特定するコメント情報処理手段と、前記コメント情報処理手段によって特定されたレビュー文書の位置に関連付けて当該コメント情報を記憶するコメント情報記憶手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記レビュー文書記憶手段からレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成する際、当該レビュー文書に関連付けられたコメント情報を前記コメント情報記憶手段から読み出し、レビュー文書の対応する位置に当該コメント情報を付加した表示画面を生成することを特徴とする構成である。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のレビュー文書処理装置において、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されたユーザ情報に基づいてレビュー文書の編集権限を有するユーザを特定し、当該ユーザからレビュー文書に対する修正指示の入力を受け付けてレビュー文書を修正して更新するレビュー文書更新手段と、前記レビュー文書更新手段によって更新されたレビュー文書の更新部分に、コメント情報記憶手段に記憶されたコメント情報が関連付けられているか否かを判別し、レビュー文書の更新部分にコメント情報が関連付けられている場合に、当該コメント情報の発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してレビュー文書の更新を通知する通知手段と、をさらに備えることを特徴とする構成である。
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のレビュー文書処理装置において、前記通知手段は、前記コメント情報処理手段によってコメント情報の入力が受け付けられた後、当該コメント情報の関連付けられたレビュー文書の対応部分が編集権限を有するユーザによって更新されたか否かを判断し、編集権限を有するユーザによって更新されていない場合、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに当該コメント情報が記憶されたことを通知することを特徴とする構成である。
請求項4にかかる発明は、請求項2又は3に記載のレビュー文書処理装置において、前記コメント情報処理手段は、前記コメント情報記憶手段に記憶されたコメント情報に対する更なるコメントであるサブコメント情報の入力を受け付け、当該サブコメント情報が対応するコメント情報を特定し、その特定したコメント情報に関連付けて当該サブコメント情報を前記コメント情報記憶手段に記憶させ、前記通知手段は、前記コメント情報処理手段によってサブコメント情報が一のコメント情報に関連付けられて記憶された場合に、当該一のコメント情報の発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してサブコメント情報の記憶を通知することを特徴とする構成である。
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載のレビュー文書処理装置において、前記通知手段は、前記コメント情報処理手段によってコメント情報の入力が受け付けられた後、当該コメント情報に対するサブコメント情報の入力が受け付けられたか否かを判断し、サブコメント情報の入力が受け付けられていない場合、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに当該コメント情報が記憶されたことを通知することを特徴とする構成である。
請求項6にかかる発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載のレビュー文書処理装置において、前記レビュー文書更新手段は、前記レビュー文書記憶手段に記憶されたレビュー文書に基づいて、編集権限を有するユーザごとに、レビュー文書に含まれるコンテンツをブロック化した編集用文書を作成し、編集権限を有する各ユーザからレビュー文書に対する修正指示の入力を個別に受け付けて各ユーザに対応する編集用文書をブロック単位で修正して保持しておき、編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われていないことを条件として、各ユーザに対応する編集用文書のブロックごとに修正された内容をレビュー文書に反映させることによりレビュー文書を修正して更新することを特徴とする構成である。
請求項7にかかる発明は、請求項6に記載のレビュー文書処理装置において、前記レビュー文書更新手段は、編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われている場合、各ユーザによって同一のブロックに対して行われた修正内容を特定のユーザに掲示し、該特定のユーザによって選択された修正内容をレビュー文書に反映させることによりレビュー文書を修正して更新することを特徴とする構成である。
請求項8にかかる発明は、レビュー文書処理方法であって、レビュー対象となるレビュー文書を記憶するレビュー文書記憶ステップと、前記レビュー文書記憶ステップにおいて記憶されるレビュー文書に関連付けられ、当該レビュー文書に関係するユーザが登録されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶ステップと、前記レビュー文書記憶ステップにおいてレビュー文書が保存されることに伴って前記ユーザ情報記憶ステップにより記憶されるユーザ情報に基づき、当該レビュー文書に関係するユーザに対してレビュー依頼を送信するレビュー依頼送信ステップと、前記レビュー依頼送信ステップによってレビュー依頼が送信されたユーザからのレビュー文書の閲覧要求を受け付け、前記レビュー文書記憶ステップにおいて記憶されたレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成して出力する表示制御ステップと、前記レビュー依頼送信ステップによってレビュー依頼が送信されたユーザから、レビュー文書に対するコメントであるコメント情報の入力を受け付け、当該コメント情報に含まれる文書位置指定情報に基づいてレビュー文書における当該コメント情報の対応する位置を特定するコメント情報処理ステップと、前記コメント情報処理ステップによって特定されたレビュー文書の位置に関連付けて当該コメント情報を記憶するコメント情報記憶ステップと、を有し、前記表示制御ステップは、前記レビュー文書記憶ステップにおいて記憶されたレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成する際、当該レビュー文書に関連付けられたコメント情報を読み出し、レビュー文書の対応する位置に当該コメント情報を付加した表示画面を生成することを特徴とする構成である。
本発明によれば、特定のユーザによって作成されるレビュー文書を他のユーザがレビューする際の作業を効率的に行うことができるようになると共に、レビュー文書を修正するときには修正漏れが生じないように支援することができるようになる。
レビュー文書処理システムの概略構成の一例を示す図である。 レビュー文書処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 レビュー文書登録時における制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 レビュー文書処理装置に保存されるレビュー文書の一例を示す図である。 レビュー文書と関連付けられて記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。 レビュー文書登録後にそのレビュー文書に対する閲覧要求があった場合における制御部の機能構成の一例を示すブロック図である。 表示制御部によって生成される表示画面に基づいてコンピュータなどで表示される表示画面の一例を示す図である。 レビュー文書に対するコメントであるコメント情報が含まれた電子メールの一例を示す図である。 コメント情報記憶部に記憶されるコメント情報テーブルの一例を示す図である。 レビュー文書の閲覧用画像に対してコメント情報が付加された表示態様の一例を示す図である。 特定のコメントに対する更なるコメントをサブコメント情報として送信する場合の電子メールの一例を示す図である。 特定のコメントに対するサブコメント情報が登録されたコメント情報テーブルの一例を示す図である。 更新されたコメント情報テーブルに基づいて閲覧用画像の表示態様が更新された場合の一例を示す図である。 表示制御部によって生成される表示画面において表示エリアにツリー構造のコメント表示画像が含まれる表示画面の一例を示す図である。 レビュー文書更新部によって行われるレビュー文書のブロック分割の概念を示す図である。 編集権限を有する各ユーザによる編集状況を管理するための編集管理テーブルの一例を示す図である。 特定のユーザに修正内容を選択させるための選択画像が表示された表示画面の一例を示す図である。 レビュー文書の修正に伴って書き換えられたコメント情報テーブルの一例を示す図である。 レビュー文書に付加されたコメントに対する対応措置が行われていない場合に表示される警告画面の一例を示す図である。 レビュー文書処理装置においてレビュー文書を保存するために行われる一連の処理手順を示すフローチャートである。 レビュー文書処理装置において各ユーザによるレビュー文書の閲覧を可能にする一連の処理手順を示すフローチャートである。 レビュー文書処理装置において各ユーザからのコメント情報を入力した場合の一連の処理手順を示すフローチャートである。 レビュー文書処理装置においてレビュー文書を更新する場合の一連の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態におけるレビュー文書処理システム1の概略構成の一例を示す図である。このレビュー文書処理システム1は、デジタル複合機やMFP(Multi Function Peripheral)などで構成される画像処理装置2と、複数のコンピュータ6a,6b,6c,6dとがLANなどのネットワーク5を介してデータの送受信を行うことが可能な構成である。ここで、複数のコンピュータ6a,6b,6c,6dのそれぞれは、例えばユーザA,B,C,Dのそれぞれが使用するために個別に割り当てられているコンピュータである。また画像処理装置2は、電話網などを介して外部の画像処理装置7や携帯端末8とデータ通信を行うことも可能である。
画像処理装置2は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能などの他、レビュー文書処理機能を備えている。そして画像処理装置2においてこのレビュー文書処理機能が作動することにより、画像処理装置2がレビュー文書処理装置として機能する。以下、この画像処理装置2がレビュー文書処理装置2として機能する場合を例示して説明する。
レビュー文書処理装置2は、レビュー対象となるレビュー文書を記憶し、複数のユーザがそのレビュー文書に対するレビューを行う作業を支援する装置である。このレビュー文書処理装置2は、ハードディスク装置などの不揮発性記憶手段で構成される記憶装置3を備えている。この記憶装置3には、レビュー文書記憶部3aと、ユーザ情報記憶部3bと、コメント情報記憶部3cとが設けられている。
レビュー文書記憶部3aには、複数のユーザA,B,C,Dのいずれかによって作成されるレビュー対象となるレビュー文書が記憶される。ここで、レビュー文書は、例えば、それを作成したユーザとは異なる他のユーザがレビューを行うための文書データである。複数のユーザがレビュー文書をレビューすることによってレビュー文書に対する修正箇所などが指摘され、その指摘された内容に基づいてレビュー文書が再編集されることにより、最終的な文書が作成される。
ユーザ情報記憶部3bには、レビュー文書記憶部3aに記憶されるレビュー文書に関連付けられたユーザ情報が格納される。このユーザ情報には、レビュー文書記憶部3aに記憶されたレビュー文書に関係するユーザであって、レビュー文書を作成したユーザや、レビュー文書をレビューするユーザに関する情報が記録される。尚、このユーザ情報の詳細については後述する。
コメント情報記憶部3cには、各ユーザA,B,C,Dによって入力されるレビュー文書に対するコメントであるコメント情報が記憶される。このコメント情報もまた、レビュー文書記憶部3aに記憶されるレビュー文書に関連付けられることになる。
このようなレビュー文書処理装置2は、ネットワーク5を介して複数のユーザA,B,C,Dのそれぞれが操作するコンピュータ6a,6b,6c,6dとネットワーク5を介してデータ通信を行うことが可能であるため、これらのコンピュータ6a,6b,6c,6dからレビュー文書、ユーザ情報およびコメント情報を受信し、レビュー文書記憶部3a、ユーザ情報記憶部3bおよびコメント情報記憶部3cのそれぞれに記憶する。また、このレビュー文書処理装置2は、携帯端末8ともデータ通信が可能であるため、コメント情報などを携帯端末8から受信し、そのコメント情報をコメント情報記憶部3cに記憶することができる。
図2は、レビュー文書処理装置2のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、レビュー文書処理装置2は、制御部10と、ネットワークインタフェース13と、通信インタフェース14と、外部インタフェース15と、操作パネル16と、スキャナ部17と、プリンタ部18と、記憶装置3とを備えており、これら各部がデータバスを介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。
制御部10は、CPU11とメモリ12とを備えており、各部を制御する。CPU11は、各種プログラムを実行することにより、各部の動作を制御するための処理を実行する。記憶装置3には、レビュー文書処理機能に対応するプログラム19が予めインストールされており、CPU11がこのプログラム19を読み出して実行することにより、画像処理装置2がレビュー文書処理装置2として機能し、制御部10は後述する各機能部を作動させる。メモリ12は、CPU11がプログラムを実行することに伴う、一時的なデータなどを記憶するためのものである。
ネットワークインタフェース13は、ネットワーク5を介してデータの送受信を行うためのインタフェースである。レビュー文書やユーザ情報、コメント情報などは、このネットワークインタフェース13を介して各ユーザA,B,C,Dのコンピュータ6a,6b,6c,6dから取得することができる。
通信インタフェース14は、電話網などを介して外部の画像処理装置7や携帯端末8とデータ通信を行うためのインタフェースである。この通信インタフェース14は、例えば画像処理装置7に対してFAXデータを送信したり、携帯電話機などの携帯端末8に発呼して電話を掛けたりすることができる。
外部インタフェース15は、外部機器を接続し、その外部機器とデータの送受信を行うためのインタフェースである。この外部インタフェース15は、例えばUSBインタフェースなどで構成され、USBメモリなどの可搬性の記録媒体からデータを取得することも可能である。レビュー文書は、この外部インタフェース15を介して取得されるものであっても構わない。
操作パネル16は、ユーザがレビュー文書処理装置2を操作する際のユーザインタフェースとなるものである。この操作パネル16は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部16aと、ユーザによる操作を受け付ける操作部16bとを備えている。表示部16aは、例えばカラー液晶ディスプレイなどで構成される。操作部16bは、例えば表示部16aの表示画面上に配置されたタッチパネルキーと、表示画面の周囲に配置された押しボタンキーとで構成される。
スキャナ部17は、原稿を読み取って画像データを生成するものである。またプリンタ部18は、画像データに基づいて印刷用紙などに画像を形成して印刷出力を行うためのものである。
また記憶装置3には、上述したように、予めインストールされるプログラム19が記憶されると共に、レビュー文書記憶部3aと、ユーザ情報記憶部3bと、コメント情報記憶部3cとが設けられる。
上記のような構成において、CPU11がプログラム19を読み出して実行すると、制御部10は、主として、レビュー文書の登録時に機能する処理部と、レビュー文書登録後にそのレビュー文書に対する閲覧要求があった場合に機能する処理部との、2つの局面のそれぞれに対応した処理部としての機能を発揮する。以下、これらの処理について説明する。
図3は、レビュー文書登録時における制御部10の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、レビュー文書登録時には、制御部10は、レビュー文書保存部21、ユーザ情報保存部22およびレビュー依頼送信部23として機能する。
レビュー文書保存部21は、ネットワーク5を介してコンピュータ6a,6b,6c,6dのいずれかから入力するレビュー文書D1をレビュー文書記憶部3aに保存する処理部である。例えばユーザAが自身のコンピュータ6aを操作してレビュー文書D1を作成した場合、レビュー文書保存部21は、コンピュータ6aから送信されるレビュー文書D1を取得し、そのレビュー文書D1をレビュー文書記憶部3aに格納保存する。
図4は、レビュー文書D1の一例を示す図である。図4に示すように、このレビュー文書D1は、全4枚の文書から成り、1枚目がタイトルページとなっており、2枚目が目次ページとなっている。そして3枚目以降にレビュー文書D1の本文が1ページ目から順に含まれている。以下においては、図4に示すレビュー文書D1を例に挙げて、レビュー文書処理装置2の各処理を説明する。
図3に戻り、ユーザ情報保存部22は、ネットワーク5を介してコンピュータ6a,6b,6c,6dのいずれかから入力するユーザ情報D2をユーザ情報記憶部3bに保存する処理部である。本実施形態では、ユーザ情報D2は、レビュー文書D1の作成ユーザによって作成され、レビュー文書D1と共にレビュー文書処理装置2に送信されるようになっている。そのため、例えばユーザAが自身のコンピュータ6aを操作してレビュー文書D1を作成した場合、ユーザ情報保存部22は、コンピュータ6aからレビュー文書D1と共に送信されるユーザ情報D2を取得し、そのユーザ情報D2をユーザ情報記憶部3bに格納保存する。
図5は、ユーザ情報D2の一例を示す図である。図5に示すように、このユーザ情報D2には、レビュー文書D1のファイル名が含まれており、このファイル名によってレビュー文書記憶部3aに保存されるレビュー文書D1に関連付けられている。このような関連付けにより、レビュー文書D1が特定されれば、それに対応するユーザ情報D2を特定することができると共に、ユーザ情報D2が特定されれば、それに対応するレビュー文書D1を特定することができる。
また、このユーザ情報D2には、レビュー文書D1の作成ユーザや、レビュー文書D1をレビューするレビューユーザなど、レビュー文書D1に関係するユーザに関する情報が登録されている。図5の例では、レビュー文書D1に関係するユーザとして、ユーザA,B,C,Dの4名のユーザが登録されている。また、このユーザ情報D2には、登録された各ユーザに関連付けられる情報として、通知方法、アドレス、編集権限、作成者および責任者に関する情報が含まれる。
通知方法は、そのユーザに対して各種の通知を行う際の通知方法が設定された情報である。この通知方法には、例えば、メール、FAX、電話発信などがあるが、図5の例ではユーザA,B,C,Dのそれぞれに対して「メール」が設定されている場合を示している。したがって、この例では、レビュー文書処理装置2が各ユーザA,B,C,Dに対して何らかの通知を行う際には、電子メールによる通知が行われる。
アドレスは、上記のような通知方法により各ユーザA,B,C,Dに対して通知を行う際の宛先に関する情報である。通知方法が「メール」である場合には、このアドレスに、電子メールアドレスが格納される。また、通知方法が「FAX」である場合にはFAX番号が、「電話発信」である場合には電話番号が格納される。
編集権限は、レビュー文書記憶部3aに記憶されているレビュー文書D1の編集権限を有するか否かを示す情報である。例えば、ユーザがレビュー文書D1の編集権限を有する場合にはそのユーザの編集権限が「YES」と設定され、編集権限を有さない場合にはそのユーザの編集権限が「NO」と設定される。図例では、ユーザA,B,C,Dのうち、ユーザA,B,Cは編集権限を有し、ユーザDは編集権限を有さない設定となっている。
作成者は、レビュー文書D1の作成ユーザであることを示す情報である。レビュー文書D1の作成ユーザである場合にはこの作成者の欄が「YES」と設定され、作成ユーザでない場合には「NO」と設定される。図5の例では、ユーザAがレビュー文書D1の作成ユーザであることを示している。
責任者は、レビュー文書D1をレビューする責任者であることを示す情報である。レビュー文書D1をレビューする責任者である場合、そのユーザの責任者の欄が「YES」に設定される。これに対し、責任者でない場合はそのユーザの責任者の欄が「NO」に設定される。図例では、ユーザBが責任者であることを示している。
上記のように、レビュー文書保存部21によって取得されたレビュー文書D1がレビュー文書記憶部3aに格納されると共に、ユーザ情報保存部22によって取得されたユーザ情報D2がユーザ情報記憶部3bに格納されると、次に、レビュー依頼送信部23が機能する。
レビュー依頼送信部23は、レビュー文書D1およびユーザ情報D2が格納されることに伴い、そのユーザ情報D2に登録されている各ユーザに対してレビュー依頼D3を送信し、レビュー文書D1が保存されたことを通知する処理部である。このレビュー依頼送信部23は、ユーザ情報D2においてユーザごとに設定されている通知方法により、そのアドレスに対してレビュー依頼D3を送信する。例えば、通知方法が「メール」である場合、レビュー依頼送信部23は、レビュー文書D1が保存されたことを通知するための電子メールを作成し、その電子メールをユーザ情報D2のアドレス欄に設定されている電子メールアドレスに対して送信する。また通知方法が「FAX」の場合には、レビュー文書D1が保存されたことを通知するためのFAXデータを作成し、そのFAXデータをユーザ情報D2のアドレス欄に設定されているFAX番号に対して送信する。さらに通知方法が「電話発信」である場合には、レビュー文書D1が保存されたことを音声で通知するための音声データを作成し、ユーザ情報D2のアドレス欄に設定されている電話番号に発呼して通話状態になると音声データを再生して送信する。
このようにレビュー依頼送信部23がユーザ情報D2に登録されている各ユーザに対してレビュー依頼D3を送信することにより、各ユーザはレビュー文書処理装置2にレビュー文書D1が保存されことを把握する。そして各ユーザは、自身のコンピュータなどを操作してレビュー文書処理装置2にアクセスすることにより、そのレビュー文書D1の内容を閲覧してレビューを行うことが可能になる。
図6は、レビュー文書登録後にそのレビュー文書に対する閲覧要求があった場合における制御部10の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、各ユーザからの閲覧要求があった場合、制御部10は、ユーザ認証部24、表示制御部25、コメント情報処理部26、レビュー文書更新部27および通知部28として機能する。
ユーザ認証部24は、ネットワーク5などを介して各ユーザA,B,C,Dのコンピュータ6a,6b,6c,6dなどから閲覧要求D4を受信した場合に、その閲覧要求D4を送信したユーザの認証処理を行う。閲覧要求D4には、レビュー文書D1を特定するための情報や、ユーザIDなどのユーザを特定するための情報が含まれている。ユーザ認証部24は、閲覧要求D4に含まれるそれらの情報に基づいて閲覧要求の行われたレビュー文書D1とユーザとを特定する。そしてユーザ認証部24は、ユーザ情報記憶部3bから、閲覧要求の行われたレビュー文書D1に対応するユーザ情報D2を読み出し、そのユーザ情報D2に特定したユーザが登録されているか否かを判断する。その結果、特定したユーザがユーザ情報D2に登録されていれば、当該ユーザによるログインを許可する。これに対し、特定したユーザがユーザ情報D2に登録されていない場合、当該ユーザによるログインは許可しない。
ユーザ認証部24が閲覧要求D4に基づいてユーザのログインを許可すると、それに伴い、制御部10において表示制御部25、コメント情報処理部26、レビュー文書更新部27および通知部28が機能する。
表示制御部25は、ログインが許可されたユーザ(ログインユーザ)から送信された閲覧要求D4を受け付け、レビュー文書記憶部3aからレビュー対象となるレビュー文書D1を読み出し、レビュー文書D1に基づく閲覧用の表示画面D5を生成して出力する処理部である。この表示制御部25は、例えばWebページとして閲覧用の表示画面D5を生成し、閲覧要求D4の送信元である装置に出力する。この場合、ユーザA,B,C,Dは自身のコンピュータ6a,6b,6c,6dを操作してWebブラウザを起動することにより、Webページとして生成される表示画面D5を取得して表示することができるようになり、レビュー文書処理装置2に格納されているレビュー文書D1の内容を閲覧することができる。また、ユーザが携帯端末8を操作して閲覧要求D4を送信した場合には、その携帯端末8に対して閲覧用の表示画面D5が送信されるため、ログインユーザは、遠隔地にある場合であっても、レビュー文書D1の内容を閲覧することができるようになっている。
図7は、表示制御部25によって生成される表示画面D5に基づいてコンピュータ6a,6b,6c,6dなどで表示される表示画面Gの一例を示す図である。例えば、この表示画面Gの中央には、レビュー文書D1の内容などを表示する表示エリアR1が表示され、この表示エリアR1に、レビュー文書D1に基づいて生成される閲覧用画像31が表示される。また表示エリアR1の左右両側には、表示エリアR1に表示される閲覧用画像31のページを切り替えるためのボタンB1,B2が表示される。したがって、ユーザは、これらのボタンB1,B2をクリック操作することで、表示エリアR1に所望するページの画像を表示させることができ、レビュー文書D1における各ページの内容を閲覧することができる。
また表示エリアR1の下方には、表示切替ボタンB3と、編集ボタンB4とが表示される。表示切替ボタンB3は、表示エリアR1に表示される内容を切り替えるためのボタンである。この表示切替ボタンB3が操作されると、表示エリアR1の表示内容は、例えば、レビュー文書D1に基づいて生成された閲覧用画像31に対してコメント情報が付加された表示に切り替わったり、或いは、レビュー文書D1に付加されたコメント情報の一覧表示に切り替わったりする。また、編集ボタンB4は、レビュー文書D1に対する編集操作を行うための編集画面に切り替えるためのボタンである。この編集ボタンB4は、ユーザ情報D2において編集権限を有するユーザに対して表示される表示画面Gにのみ表示される。そして編集権限を有するユーザがこの編集ボタンB4をクリック操作すると、表示画面Gは、レビュー文書D1に対する編集操作を受け付けるための画面に切り替わる。
そして各ユーザは、図7に示すような表示画面Gに表示されるレビュー文書D1の閲覧用画像31を閲覧しながら、レビュー文書D1の内容をレビューする。そして、レビュー文書D1に対する質問を行ったり、修正箇所などを指摘したりする際には、各ユーザA,B,C,Dは自身のコンピュータ6a,6b,6c,6dを操作することにより、それらの情報をコメント情報D6として生成し、レビュー文書処理装置2に送信する。
制御部10においては、図6に示すように、各ユーザから発行されるコメント情報D6を入力すると、コメント情報処理部26がそのコメント情報を処理するようになっている。すなわち、コメント情報処理部26は、各ユーザから、レビュー文書D1に対するコメントであるコメント情報D6の入力を受け付け、そのコメント情報D6に含まれる文書位置指定情報に基づいてレビュー文書D1における当該コメント情報D6の対応する位置を特定し、その特定したレビュー文書D1の位置に関連付けて当該コメント情報D6をコメント情報記憶部3cに格納保存する処理部である。
本実施形態では、各ユーザにより発行されるコメント情報D6は、電子メールとしてレビュー文書処理装置2に送信される。図8は、コメント情報D6が含まれる電子メールの一例を示す図である。例えば、上述したように、各ユーザには、レビュー依頼D3が電子メールで送信されるため、その受信したレビュー依頼D3の電子メールに対する返信を行うことで、コメント情報D6を送信できるようになっている。図8の例では、ユーザBがコメント情報D6の送信を行う場合を例示している。レビュー文書処理装置2に対してコメント情報D6を送信する際には、返信メールの本文に対し、所定の書式に基づいてコメント情報D6を入力する。図8の例では、電子メールの本文に、位置情報D61と、コメントD62とが所定の書式で入力されるようになっている。位置情報D61は、レビュー文書D1のどの部分に対するコメントであるかを示す位置情報である。またコメントD62は、位置情報D61で示される部分に対するユーザのコメントが記入された情報である。各ユーザは、レビュー文書D1に対するコメントを送信する際、図8に示すような電子メールを作成してレビュー文書処理装置2に送信する。
コメント情報処理部26は、図8に示すような電子メールをコメント情報D6として取得すると、その電子メールのヘッダ情報からコメントの発信元であるユーザを特定し、更に電子メールの本文を解析することにより、位置情報D61とコメントD62とを抽出する。そしてコメント情報処理部26は、上記のようにして抽出した各種情報を、コメント情報記憶部3cに保存する。
図9は、コメント情報記憶部3cに記憶されるコメント情報テーブルTBの一例を示す図である。コメント情報テーブルTBは、例えばファイル名などによってレビュー文書D1に関連付けられたテーブルデータであり、特定のレビュー文書D1に対して各ユーザから送信されるコメント情報D6をリスト形式に登録した情報である。コメント情報処理部26は、コメント情報テーブルTBに対してコメント情報D6を登録する際、そのコメント情報D6に対して固有のコメントIDを付与し、コメントIDと共に各ユーザによって入力されたコメント情報D6を登録する。図9のコメント情報テーブルTBでは、図8に示したコメント情報D6に対応する情報が第1項目C1に格納されている場合を示している。
このようなコメント情報テーブルTBには、図9に示すように、各ユーザによって入力されたコメント情報D6ごとに、コメントIDと、位置情報と、親コメントIDと、コメントユーザと、対応状況と、コメント内容とが登録される。コメントIDは、上述したようにコメント情報D6ごとに固有に付与される識別情報である。位置情報は、レビュー文書D1のどの部分に対応するコメントであるかを示す情報である。すなわち、この位置情報には、コメント情報処理部26がコメント情報D6から抽出する位置情報D61(図8参照)が格納される。親コメントIDは、そのコメントが先のコメントに対する回答などである場合に先のコメントのコメントIDを指し示す情報である。コメントユーザには、当該コメントを発行したユーザを特定するための情報が格納される。対応状況は、そのコメントが入力された後、そのコメントに対する対応措置がレビュー文書D1の作成ユーザなどによって行われたか否かを示す情報である。またコメント内容には、そのコメント情報D6に含まれるコメントD62(図8参照)の内容が格納される。
ここで、コメント情報テーブルTBに含まれる対応状況に関して更に詳しく説明すると、コメント情報テーブルTBに対して新たなコメント情報D6に基づく情報が追加登録されたときには、その対応状況は「未」となっている。そして、そのコメントに対する対応措置が行われた場合(例えば質問に対して回答のコメントが記録された場合や、修正の指摘に対応してレビュー文書D1の修正が行われた場合)、対応状況は「済」に書き換えられる。
コメント情報処理部26は、上記のように、各ユーザによって入力されたコメント情報D6を取得すると、そのコメント情報D6をコメント情報テーブルTBに登録する。これにより、コメント情報記憶部3cには、レビュー文書処理装置2によって取得されたコメント情報D6が保存されるようになる。
コメント情報記憶部3cに記憶されるコメント情報テーブルTBは、表示制御部25によって読み出される。そして表示制御部25は、レビュー文書D1の閲覧用の表示画面D5を生成する際、そのコメント情報テーブルTBに登録されているコメント情報D6を、レビュー文書D1の対応する位置に付加した表示画面を生成することができるようになっている。
図10は、上述した表示画面Gの表示エリアR1に表示される閲覧用画像31に対し、コメント情報D6が付加された表示態様の一例を示す図である。図例では、表示エリアR1に、図4に示したレビュー文書D1の3枚目(本文の1ページ目)の閲覧用画像31が表示されている状態で、図9に示したコメント情報テーブルTBに基づいてコメント画像32,33が付加された表示態様を示している。図9に示したように、コメント情報テーブルTBには、レビュー文書D1の3枚目(本文の1ページ目)に対して関連付けられたコメント情報D6として、コメントIDが「0001」と「0002」の2つの情報が登録されている。表示制御部25は、コメント情報テーブルTBからこれら2つの情報を抽出してコメント画像32,33を生成し、閲覧用画像31の対応する位置にそれらのコメント画像32,33を合成した表示画面D5を生成して出力する。
尚、図10のようなコメント画像32,33を合成した表示画面D5を生成する際、レビュー文書D1の閲覧用画像31において各コメント画像32,33が対応する位置を他の部分とは異なる色などで装飾するようにしても良い。この場合、各コメントが付加された対応部分を、より判り易く表示することができる。
したがって、レビュー文書D1に対するコメント情報D6が登録されると、各ユーザは、他のユーザが発行したコメントをレビュー文書D1の閲覧用画像31と共に閲覧することができるようになる。そして、図10に示すような表示態様でコメント画像32,33が表示されると、各ユーザは、レビュー文書D1のどの部分に対してどのようなコメントが投稿されているのかを明確に把握することができる。
また図10に示すように、各コメント画像32,33には、コメントIDとコメント内容とが含まれている。そのため、例えばコメント画像32に示すように、コメント内容が質問である場合、その質問に対する回答を新たなコメント情報D6としてレビュー文書処理装置2に対して送信することができる。
図11は、特定のコメントに対する更なるコメントをコメント情報D6として送信する場合の電子メールの一例を示す図である。例えば質問に対する回答などのように、特定のコメントに対応する新たなコメントをコメント情報D6として送信する場合、図11に示すように、電子メールの本文の位置情報D61に、そのコメントが先に登録されているコメントのうちの何れに対応するものであるかを特定するためのコメントIDが記入される。そしてコメントD62には、先のコメントに対する回答などの文書が記入される。尚、このような電子メールは、ユーザ情報D2に登録された任意のユーザによってレビュー文書処理装置2に送信される。
図11に示すような電子メールがコメント情報D6としてレビュー文書処理装置2に送信されると、コメント情報処理部26は、位置情報D61に含まれるコメントIDに基づいて親コメントIDを特定し、コメント情報テーブルTBに追加登録する。図12は、特定のコメントに対するコメント情報D6が登録されたコメント情報テーブルTBの一例を示す図である。図12に示すコメント情報テーブルTBでは、第5項目C2に登録されたコメントが、第1項目C1に登録されたコメントに対する更なるコメントであること示している。すなわち、この第5項目C2の位置情報の欄には、レビュー文書D1に対して既に付加されている先のコメントに対するコメントであることを示すために、「コメント」が格納される。またその先のコメントを特定するために、親コメントIDの欄に先のコメントのコメントID(図例では「0001」)が格納される。このような登録形態により、第5項目C2に登録されたコメント情報D6が、第1項目C1に登録されているコメント情報に対応するコメントであることを特定することができるようになっている。
またコメント情報処理部26は、上記のようにしてコメント情報テーブルTBの第5項目C2にコメント情報D6を登録すると、第1項目C1のコメント情報における対応状況を「済」に書き換える。これにより、レビュー文書D1に付加されたコメントへの対応措置が行われたことが管理されるようになっている。
これに対し、コメント情報処理部26は、コメント情報テーブルTBの第5項目C2にコメント情報D6を登録すると、その第5項目C2のコメント情報における対応状況には「未」又は「済」は書き込まず、未入力状態のままとする。これは、質問に対する回答などが入力された後、その回答に対するコメントは入力されない可能性があるため、これについて対応状況が「未」として管理することは好ましくないからである。
上記のようにしてコメントに対する更なるコメントがコメント情報テーブルTBに追加登録されると、表示制御部25がその更新されたコメント情報テーブルTBに基づいて表示画面D5を更新する。
図13は、更新されたコメント情報テーブルTBに基づいて閲覧用画像31の表示態様が更新された場合の一例を示す図である。図13では、図10に示した表示状態のコメント画像32に対して更なるコメント画像34が重畳的に表示された例を示しており、図12のコメント情報テーブルTBに基づく表示態様となっている。すなわち、コメント画像34は、図12における第5項目C2に追加登録されたコメントに対応するコメント画像である。このように表示制御部25は、レビュー文書D1に既に付加されている1次的なコメントに対し、更に2次的なコメントであるサブコメントが付加された場合、その2次的なサブコメントに対応するコメント画像34を、1次的なコメントのコメント画像32に重ね合わせた表示画面を生成し、各ユーザのコンピュータ6a,6b,6c,6dなどに出力する。
したがって、各ユーザは、レビュー文書処理装置2にログインしてレビュー文書D1の内容を閲覧すると、レビュー文書D1に付加されたコメントの内容を把握することができ、ひとつのコメントに対して更なるコメントが付加されていれば、その更なるコメントを容易に確認することが可能である。また、図13では、コメント画像34がコメント画像32の前面側に配置されているが、ユーザがマウス操作などを行うことにより、コメント画像32をクリックすると、コメント画像32がコメント画像34の前面側に表示され、元の質問などの内容を確認することができる表示態様となっている。
このように本実施形態では、表示制御部25がレビュー文書記憶部3aからレビュー文書D1を読み出して閲覧用の表示画面D5を生成する際、そのレビュー文書D1に関連付けられたコメント情報D6をコメント情報記憶部3cから読み出し、レビュー文書D1の対応する位置にそのコメント情報D6の内容を付加した表示画面D5を生成して出力するように構成されている。そのため、各ユーザA,B,C,Dがレビュー対象となるレビュー文書D1を共有して閲覧する際、それぞれのユーザによってレビュー文書D1に付加されたコメントを判り易く表示することが可能である。特に、レビュー文書D1に付加された複数のコメントがある場合、各コメントがレビュー文書D1のどの部分に対するものであるかを容易に判別することができるため、各コメントに基づいてレビュー文書D1を修正する際の作業が簡単になると共に、修正漏れの発生を抑制することができるという利点がある。
また、レビュー文書D1に多数のコメントが付加されている状態において1次的なコメントに対する2次的なコメントのコメント情報(サブコメント情報)が受け付けられた場合、その2次的なコメントのコメント情報を1次的なコメントのコメント情報に関連付けてコメント情報記憶部3cのコメント情報テーブルTBに登録される。そして、表示制御部25がこの2次的なコメントを含む表示画面D5を生成する際には、2次的なコメントのコメント画像34を1次的なコメントのコメント画像32とほぼ同じ位置で重畳的に表示させる表示画面を生成するため、レビュー文書D1に多くのコメント情報が付加されている場合でも、それらコメント情報の対応関係が判り易い表示画面が表示される。このような表示態様により、本実施形態では、レビュー文書D1に多数のコメントが付加されている状態でも、各コメント同士の対応関係が判り易く、レビュー文書D1に付加されたコメントが見落とされてしまう可能性を低くすることができるという利点もある。
また、表示制御部25は、ユーザによって表示切替ボタンB3が操作されると、表示エリアR1における表示内容を、レビュー文書D1に基づいて生成された閲覧用画像31から、レビュー文書D1に付加されたコメントをツリー状に表示するコメント表示画像に切り替える。図14は、表示制御部25によって生成される表示画面D5において表示エリアR1にコメント表示画像が含まれる表示画面Gの一例を示す図である。図14の例では、表示画面Gの表示エリアR1において、レビュー文書D1に付加されたコメントがツリー状に表示されている。このツリー状の表示においては、レビュー文書D1に対して直接付加される1次的なコメントがレビュー文書D1の下位層に表示され、1次的なコメントに対して付加される2次的なサブコメントがその1次的なコメントの更に下位層に表示される。尚、図示を省略しているが、3次的なサブコメント以降についてもこれと同様であり、2次的なコメントの更に下位層に表示されていくことになる。
このようにレビュー文書D1に付加されたコメントがツリー状に表示されることにより、レビュー文書D1に付加されている各コメントの階層構造がより一層判り易くなり、各コメント同士の対応関係が一見して判別できる表示態様となっている。そのため、各ユーザは、表示切替ボタンB3を操作して表示エリアR1における表示態様を切り替えることにより、レビュー文書D1に付加されたコメントを見落としてしまうことを良好に防止できるようになる。
またレビュー文書D1の編集権限を有するユーザは、レビュー文書D1を閲覧しているときに編集ボタンB4を操作すると、レビュー文書D1に対する直接的な編集操作を行うことができる。このとき、レビュー文書処理装置2の制御部10は、レビュー文書更新部27として機能する。
レビュー文書更新部27は、ユーザ情報記憶部3bに記憶されたユーザ情報D2に基づいてレビュー文書D1の編集権限を有するユーザを特定し、編集権限を有するユーザによって入力される修正指示D7を受け付け、その修正指示D7に基づいてレビュー文書D1を更新する処理部である。
ここで、レビュー文書記憶部3aに記憶されたレビュー文書D1のファイルが複数のユーザによって同時に編集することができないファイルである場合、レビュー文書更新部27は、編集権限を有するユーザごとに、レビュー文書D1に含まれるコンテンツをブロック化した編集用文書を作成する。そして編集権限を有する各ユーザからレビュー文書D1に対する修正指示D7の入力を個別に受け付けて、各ユーザに対応する編集用文書をブロック単位で修正して保持しておく。その後、編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われていないことを条件として、各ユーザに対応する編集用文書のブロックごとに修正された内容をレビュー文書D1に反映させることにより、レビュー文書D1を修正して更新する。以下、これについて詳しく説明する。
図15は、レビュー文書更新部27によって行われるレビュー文書D1のブロック分割の概念を示す図である。図15に示すように、レビュー文書更新部27は、編集用文書作成部27aを備えており、この編集用文書作成部27aが、レビュー文書D1に含まれるコンテンツをブロック化した編集用文書を、編集権限のあるユーザごとに作成する。すなわち、編集用文書作成部27aは、レビュー文書D1を読み出し、そのレビュー文書D1の各ページに含まれるコンテンツK1,K2,K3を抽出する。そして、これらのコンテンツK1,K2,K3を組み合わせた編集用文書を作成し、各ユーザのコンピュータ6a,6b,6c,6dなどに出力する。そして編集権限を有する各ユーザは、ブロック分割されたコンテンツK1,K2,K3ごとに編集操作を行って修正指示D7をレビュー文書処理装置2に送信する。つまり、編集権限を有するユーザによって送信される修正指示D7は、ブロック分割されたコンテンツごとに、その修正内容を指定した情報となっている。
レビュー文書更新部27は、上記のようにして編集用文書を作成し、編集権限を有するユーザに対して出力すると、その後、各ユーザによる編集状況を管理する。図16は、編集権限を有する各ユーザによる編集状況を管理するための編集管理テーブル27bの一例を示す図である。この編集管理テーブル27bは、例えばレビュー文書更新部27によって作成され、管理されるテーブルデータである。図16に示すように、編集管理テーブル27bには、レビュー文書D1から抽出されたブロックごとに、編集権限を有するユーザが対応付けられ、各ユーザの編集状況が管理されるようになっている。本実施形態では、編集権限を有するユーザは、ユーザA,B,Cの3名だけであるので、編集管理テーブル27bにはそれらの3名だけが登録されている。
図16に示す例では、ブロック1が、ユーザAとユーザBによって現在編集が行われている状態であることを示す「編集中」となっている。また、ブロック3についてはユーザBによる「編集中」となっている。さらに、ブロック4についてはユーザCによる「編集中」となっている。尚、「編集中」となっていないブロックは、現在そのユーザによって編集操作が行われていないことを示している。
そして図例の場合、ブロック1についてはユーザAとユーザBとが同時に「編集中」となっている。この場合、レビュー文書更新部27は、ユーザAおよびBのそれぞれによって入力される修正指示D7を個別に受け付けて、ユーザAおよびBのそれぞれに対応する編集用文書をブロック単位で修正して保持しておく。つまり、この段階では、修正指示D7に基づく修正をレビュー文書D1には反映しない。
そしてユーザAおよびBの双方が編集操作を終了させたとき、ユーザAおよびBのそれぞれからブロック1に対する異なる修正を重複して受け付けている場合、レビュー文書更新部27は、それら個別に受け付けた修正指示D7に基づく修正内容を、特定のユーザに掲示し、その特定のユーザによって選択された修正内容をレビュー文書D1に反映させる。ここで、特定のユーザは、ブロック1に対する編集操作を行ったユーザAおよびBのいずれか一方であっても良いし、双方であっても良い。また、レビュー文書D1の作成ユーザであるユーザAであっても良いし、またレビュー文書D1をレビューする責任者であるユーザBであっても良い。またレビュー文書更新部27は、特定のユーザに修正内容を掲示する際、表示制御部25を制御することにより、特定のユーザが閲覧している表示画面Gに、選択画像を表示させる。
図17は、特定のユーザに修正内容を選択させるための選択画像が表示された表示画面Gの一例を示す図である。編集権限を有する複数のユーザによって同一ブロックに対する編集操作が同時に行われた場合、特定のユーザが閲覧する表示画面Gは、図17に示すような画面に切り替わる。図17の例では、表示エリアR1に、ユーザAおよびBのそれぞれから個別に受け付けた修正指示D7に基づく修正内容が提示された選択画像が表示されている。特定のユーザは、このような選択画像が表示されることにより、ユーザAとBによって同一のブロックに重複した修正が行われたことを把握することができ、いずれか一方の修正を選択することができる。そしてレビュー文書更新部27は、特定のユーザによって選択された修正内容に基づき、レビュー文書記憶部3aに記憶されているレビュー文書D1を更新する。すなわち、このとき、一時的に保持しておいたユーザAおよびBのそれぞれによるブロック単位での修正内容がレビュー文書D1に反映される。
一方、編集権限を有するユーザによって修正されたブロックが他のユーザと重複しない場合、レビュー文書更新部27は、そのブロックに対する修正内容をそのままレビュー文書D1に反映する。例えば、図16においてユーザBがブロック3に対して行った修正や、ユーザCがブロック4に対して行った修正は、他のユーザとの重複がないため、それらの修正がそのままレビュー文書D1に反映される。
上記のようにしてレビュー文書D1に対する修正が反映されると、コメント情報処理部26は、コメント情報記憶部3cに記憶されているコメント情報D6の中に、修正が施された位置に対応するコメント情報D6が存在するか否かを判断する。そして修正が施された位置に対応するコメント情報D6が存在する場合、コメント情報処理部26は、コメント情報テーブルTBにおけるそのコメントの対応状況の欄を「未」から「済」に書き換える。
図18は、レビュー文書D1の修正に伴って書き換えられたコメント情報テーブルTBの一例を示す図である。このコメント情報テーブルTBでは、第2項目C3に、ユーザCからの修正依頼に関するコメントが登録されており、第3項目C4にユーザDからの修正依頼に関するコメントが登録されている。これらの修正依頼に基づいてレビュー文書D1が修正されると、コメント情報処理部26は、その修正位置から第2項目C3のコメントと、第3項目C4のコメントとを特定し、それらの対応状況を「済」に書き換える。これにより、レビュー文書D1に付加されたコメントに対する対応措置が既に行われたことを管理する。
次に図6における通知部28について説明する。通知部28は、ユーザ情報D2に登録された各ユーザに対して各種の通知を行う処理部である。
通知部28は、第1に、レビュー文書更新部27によって更新されたレビュー文書D1の更新部分に、コメント情報記憶部3cに記憶されたコメント情報D6が関連付けられているか否かを判別し、レビュー文書D1の更新部分にコメント情報D6が関連付けられている場合、そのコメント情報D6の発行元であるユーザ(コメントユーザ)を特定し、その特定したユーザに対してレビュー文書D1の更新を通知する。これにより、レビュー文書D1に対する修正依頼などを行ったユーザは、自身のコメントに基づいてレビュー文書D1が更新されたことを把握することができ、修正された後のレビュー文書D1の内容を確認することができる。尚、このような通知は、例えば電子メールを送信することにより行われる。
また通知部28は、第2に、コメント情報処理部26によってコメント情報D6が受け付けられた後、当該コメント情報D6の関連付けられたレビュー文書D1の対応部分が編集権限を有するユーザによって更新されたか否かを判断し、編集権限を有するユーザによって更新されていない場合、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに対し、当該コメント情報D6が記憶されており、しかも当該コメント情報D6に対する対応措置が行われていないことを通知する。ここで、編集権限を有するユーザに対してコメントへの対応措置が採られていないことを通知するタイミングが種々設定可能であるが、例えば、編集権限を有するユーザがログインした後、コメントに対する措置を何ら行うことなくログアウトしようとしたタイミングで通知を行うようにしても良い。この場合、通知部28は、表示制御部25を制御することにより、表示画面Gの表示エリアR1に警告画面を表示させて通知を行うようにしても良い。図19は、この場合において表示画面Gの表示エリアR1に表示される警告画面の一例を示す図である。図19に示す表示画面Gでは、表示エリアR1において図18に示したコメント情報テーブルTBに基づく警告画面が表示されている。すなわち、図18のコメント情報テーブルTBでは、コメントIDが「0004」であるコメントの対応状況が「未」となっている。そのため、図19に示す表示画面Gは、このコメントIDが「0004」のコメントに対して何ら対応措置が行われていないことを通知する画面となっている。このような警告画面が表示されることにより、編集権限を有するユーザは、レビュー文書D1に対する修正などを速やかに行うことができるようになり、修正漏れなどが生じることを防止することができる。但し、このような通知は、必ずしも表示画面Gで行わなければならないものではなく、編集権限を有するユーザに対して電子メールを送信することにより行っても良い。
また通知部28は、第3に、レビュー文書D1に付加された1次的なコメントに対する2次的なサブコメントのコメント情報(サブコメント情報)がコメント情報記憶部3cに記憶された場合に、そのサブコメントが関連付けられた1次的なコメントの発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してサブコメント情報が記憶されたことを通知する。これにより、レビュー文書D1に対する質問などを行ったユーザは、質問に対する回答などが新たなサブコメントとして付加されたことを把握することができ、そのサブコメントの内容を速やかに確認することができるようになる。尚、このような通知も、例えば電子メールを送信することにより行われる。
さらに通知部28は、質問などの1次的なコメントのコメント情報が受け付けられた後、その1次的なコメントに対する2次的なコメントであるサブコメント情報が受け付けられたか否かを判断し、サブコメント情報の入力が受け付けられていない場合、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに、1次的なコメント情報が記憶されており、しかもその1次的なコメント情報に対する対応措置が行われていないことを通知する。この場合の通知は、図19に示したような警告画面で行っても良いし、また電子メールを送信することにより行っても良い。
次に、上記のように構成されるレビュー文書処理装置2の動作について説明する。図20は、レビュー文書処理装置2においてレビュー文書D1を保存するために行われる一連の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、制御部10のCPU11がプログラム19を実行することにより、制御部10において一定周期で繰り返し行われる処理である。図20に示すように、この処理を開始すると、制御部10は、レビュー文書D1を入力したか否かを判断する(ステップS100)。レビュー文書D1を入力していない場合(ステップS100でNO)、この処理は終了する。一方、レビュー文書D1を入力した場合(ステップS100でYES)、制御部10は、入力したレビュー文書D1をレビュー文書記憶部3aに保存する(ステップS101)。そしてレビュー文書D1と共に入力するユーザ情報D2を取得し(ステップS102)、そのユーザ情報D2をユーザ情報記憶部3bに保存する(ステップS103)。このとき、ユーザ情報記憶部3bに記憶されるユーザ情報D2は、レビュー文書記憶部3aに記憶されたレビュー文書D1と1対1で関連付けられる。そして制御部10は、取得したユーザ情報D2に登録されているユーザに対してレビュー依頼D3を送信する(ステップS104)。以上で、レビュー文書D1を保存する際に行われる処理が終了する。
次に、図21は、レビュー文書処理装置2において各ユーザによるレビュー文書D1の閲覧を可能にする一連の処理手順を示すフローチャートである。この処理もまた、制御部10のCPU11がプログラム19を実行することにより、制御部10において一定周期で繰り返し行われる処理である。図21に示すように、この処理を開始すると、制御部10は、閲覧要求D4を入力したか否かを判断する(ステップS200)。閲覧要求D4を入力していない場合(ステップS200でNO)、この処理は終了する。一方、閲覧要求D4を入力した場合(ステップS200でYES)、制御部10は、入力した閲覧要求D4に基づいて閲覧対象となるレビュー文書D1を特定し(ステップS201)、その特定したレビュー文書D1に関連付けられたユーザ情報D2を読み出す(ステップS202)。そして閲覧要求D4の送信元であるユーザが、そのユーザ情報D2に登録されているか否かを判断し(ステップS203)、登録されていない場合にはこの処理が終了する。これに対し、ユーザ情報D2に登録された登録ユーザである場合(ステップS203でYES)、制御部10は、その登録ユーザの編集権限を判別し(ステップS204)、その判別結果に基づいて登録ユーザをログインさせる。
そして制御部10は、レビュー文書D1を読み出し(ステップS205)、更にそのレビュー文書D1に関連付けられて記憶されているコメント情報D6を読み出す(ステップS206)。そして制御部10は、閲覧用の表示画面D5を生成し(ステップS207)、その表示画面D5を閲覧要求D4の送信元に対して出力する(ステップS208)。これにより、閲覧要求D4を送信したユーザは、レビュー文書D1の内容を閲覧することができるようになる。
そして制御部10は、コメント情報記憶部3cに記憶されているコメント情報が更新されたか否かを判断し(ステップS209)、コメント情報が更新された場合には(ステップS209でYES)、ステップS206に戻ってそのコメント情報を読み出し、閲覧用の表示画面D5を更新する。一方、コメント情報の更新がなかった場合には(ステップS209でNO)、レビュー文書D1が更新されたか否かを判断し(ステップS210)、レビュー文書D1が更新されていれば(ステップS210でYES)、ステップS205に戻ってその更新されたレビュー文書D1を読み出し、閲覧用の表示画面D5を更新する。
またレビュー文書D1の更新が行われていない場合(ステップS210でNO)、制御部10は、閲覧終了であるか否かを判断する(ステップS211)。そして閲覧終了でない場合(ステップS211でNO)、ステップS205に戻って上述した処理を繰り返す。この場合、ユーザによるレビュー文書D1の閲覧が継続される。一方、閲覧終了である場合(ステップS211でYES)、制御部10は、コメント情報テーブルTBの対応状況の欄を参照し、未対応のコメントが存在するか否かを判断する(ステップS212)。そして未対応のコメントが存在する場合(ステップS212でYES)、図19に示したような警告画面を表示して処理を終了する(ステップS213)。尚、未対応のコメントがなかった場合(ステップS212でNO)、そのまま処理を終了する。尚、ステップS213の処理は、ユーザがレビュー文書D1の編集権限を有している場合に行うようにしても良い。以上で、閲覧要求D4があった場合の処理が終了する。
次に、図22は、レビュー文書処理装置2において各ユーザからのコメント情報D6を入力した場合の一連の処理手順を示すフローチャートである。この処理もまた、制御部10のCPU11がプログラム19を実行することにより、制御部10において一定周期で繰り返し行われる処理である。制御部10は、この処理を開始すると、コメント情報D6を入力したか否かを判断する(ステップS300)。コメント情報D6を入力していない場合(ステップS300でNO)、この処理は終了する。
一方、コメント情報D6を入力した場合(ステップS300でYES)、制御部10は、入力したコメント情報D6に基づいてコメントの付加対象となるレビュー文書D1を特定し(ステップS301)、更に入力したコメント情報D6の発行元であるユーザ(コメントユーザ)を特定する(ステップS302)。次に制御部10は、入力したコメント情報D6から、レビュー文書D1のどの部分に対応するコメントであるかを特定するための位置情報D61を抽出し(ステップS303)、更にそのコメント情報D6からコメント内容であるコメントD62を抽出する(ステップS304)。そしてそれらの抽出した情報に基づいて、入力したコメント情報D6をコメント情報記憶部3cのコメント情報テーブルTBに追加登録して保存する(ステップS305)。
そして制御部10は、コメント情報D6から抽出した位置情報D61に基づいて、当該コメント情報D6がサブコメントのコメント情報であるか否かを判断し(ステップS306)、サブコメントのコメント情報であれば(ステップS306でYES)、親コメントのコメントユーザを特定し(ステップS307)、その親コメントのコメントユーザに関する情報をユーザ情報D2から読み出す(ステップS308)。そして親コメントのコメントユーザに対し、サブコメントのコメント情報が登録されたことを通知する(ステップS309)。これにより、質問などを行ったユーザは、その質問などに対する回答などが行われたことを把握する。
一方、当該コメント情報D6がサブコメントのコメント情報でなかった場合(ステップS306でNO)、制御部10は、ユーザ情報D2を読み出し(ステップS310)、当該コメント情報D6のコメントユーザを除いた他のユーザに対し、新たなコメント情報D6が登録されたことを通知する(ステップS311)。これにより、他のユーザは、新たなコメントがレビュー文書D1に付加されたことを把握する。以上で、コメント情報D6を入力した場合の処理が終了する。
次に、図23は、レビュー文書処理装置2においてレビュー文書D1を更新する場合の一連の処理手順を示すフローチャートである。この処理もまた、制御部10のCPU11がプログラム19を実行することにより、制御部10において一定周期で繰り返し行われる処理である。制御部10は、この処理を開始すると、編集権限を有するユーザがログインしているか否かを判断する(ステップS400)。そして編集権限を有するユーザがログインしていない場合(ステップS400でNO)、この処理は終了する。
一方、編集権限を有するユーザがログインしている状態である場合(ステップS400でYES)、制御部10は、レビュー文書D1を読み出し(ステップS401)、そのレビュー文書D1に含まれるコンテンツを抽出してコンテンツごとのブロック化を行う(ステップS402)。これにより、編集権限を有するログインユーザに対応する編集用文書が作成される。
そして制御部10は、ログインユーザから修正指示D7を入力したか否かを判断し(ステップS403)、修正指示D7を入力した場合には、その修正指示D7によって修正の指示されたブロックを特定する(ステップS404)。そして特定したブロックに含まれるコンテンツを修正指示D7に基づいて修正して保持する(ステップS405)。これに対し、修正指示D7を入力していない場合(ステップS403でNO)、ステップS404及びS405の処理はスキップする。その後、制御部10は、編集権限を有するユーザがログアウト操作を行ったか否かを判断し(ステップS406)、ログアウト操作が行われていない場合にはステップS403に戻ってステップS403〜S405の処理を繰り返す。
また編集権限を有するログインユーザがログアウト操作を行った場合(ステップS406でYES)、制御部10は、そのログインユーザによって行われた各ブロックに対する修正内容をチェックする(ステップS407)。そして他のユーザと重複して修正されたブロックがあるか否かを判断し(ステップS408)、そのようなブロックがある場合(ステップS408でYES)、制御部10は、その重複した修正を行っている他のユーザが現在編集中であるか否かを判断する(ステップS409)。その結果、他のユーザが現在も編集中である場合(ステップS409でYES)、制御部10は、当該ブロックに対して行われた修正内容を保持して処理を終了する(ステップS410)。これに対し、他のユーザが現時点において編集中でない場合、制御部10は、特定のユーザに対して修正内容選択画面を表示し、同一のブロックに対して複数のユーザによって修正された修正内容の選択操作を受け付ける(ステップS411)。そして制御部10は、特定のユーザによって選択された修正内容をレビュー文書D1に反映してレビュー文書D1を更新する(ステップS412)。尚、ステップS408において他のユーザと重複して修正されたブロックがなかった場合には、その修正内容をレビュー文書D1に反映してレビュー文書D1を更新する(ステップS412)。以上で、レビュー文書D1を更新する場合の処理が終了する。
レビュー文書処理装置2において上記のような処理が行われることにより、特定のユーザによって作成されるレビュー文書D1を他のユーザがレビューする際に、効率的にレビュー作業を行うことができるようになると共に、レビュー文書D1を修正するときには修正漏れが生じる可能性が低減されるようになる。
以上のように、本実施形態のレビュー文書処理装置2は、レビュー対象となるレビュー文書D1を記憶するレビュー文書記憶部3aと、レビュー文書記憶部3aに記憶されるレビュー文書D1に関連付けられ、当該レビュー文書D1に関係するユーザが登録されたユーザ情報D2を記憶するユーザ情報記憶部3bと、レビュー文書記憶部3aにレビュー文書D1が保存されることに伴ってユーザ情報記憶部3bに記憶されるユーザ情報D2に基づき、当該レビュー文書D1に関係するユーザに対してレビュー依頼D3を送信するレビュー依頼送信部23と、レビュー依頼送信部23によってレビュー依頼D3が送信されたユーザからのレビュー文書D1の閲覧要求を受け付け、レビュー文書記憶部3aからレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面D5を生成して出力する表示制御部25と、レビュー依頼送信部23によってレビュー依頼D3が送信されたユーザから、レビュー文書D1に対するコメントであるコメント情報D6の入力を受け付け、当該コメント情報D6に含まれる位置情報に基づいてレビュー文書D1における当該コメント情報D6の対応する位置を特定するコメント情報処理部26と、コメント情報処理部26によって特定されたレビュー文書D1の位置に関連付けて当該コメント情報D6を記憶するコメント情報記憶部3cと、を備えている。そして、このレビュー文書処理装置2は、表示制御部25が、レビュー文書記憶部3aからレビュー文書D1を読み出して閲覧用の表示画面D5を生成する際、当該レビュー文書D1に関連付けられたコメント情報D6をコメント情報記憶部3cから読み出し、レビュー文書D1の対応する位置に当該コメント情報D6の内容を付加した表示画面D5を生成するように構成される。
そのため、本実施形態のレビュー文書処理装置2は、レビュー文書D1に付加されるコメントがレビュー文書D1のどの部分に対応するコメントであるかを明確に表示することができ、各コメントに基づいてレビュー文書D1を修正する際の作業が簡単になり、効率的に修正作業を行えると共に、修正漏れが生じにくくなる。
また、本実施形態のレビュー文書処理装置2は、ユーザ情報D2に登録されたレビュー文書D1の編集権限を有するユーザからレビュー文書D1に対する修正指示D7の入力を受け付け、その修正指示D7に基づいてレビュー文書D1を修正して更新するように構成される。そしてレビュー文書D1の更新部分に関連付けられたコメント情報D6が記憶されている場合に、当該コメント情報D6の発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してレビュー文書D1の更新を通知する構成である。このような通知が行われることにより、レビュー文書D1に対する修正指示D7を行ったユーザは、その修正指示D7に基づく修正が行われたことを把握することができ、レビュー文書D1に対する修正内容を速やかに確認することができる。それ故、レビュー文書D1のレビューを効率的に行えるようになる。
また、本実施形態のレビュー文書処理装置2は、レビュー文書D1に対するコメント情報D6の入力を受け付けた後、当該コメント情報D6の関連付けられたレビュー文書D1の対応部分が編集権限を有するユーザによって更新されたか否かを判断し、編集権限を有するユーザによって更新されていない場合には、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに当該コメント情報D6が記憶されていることを通知する構成である。そのため、編集権限を有するユーザは、レビュー文書D1にコメントが付加されていることを漏れなく把握することができるようになり、コメントに対する修正漏れなどが生じることを良好に防止できるようになる。
また、本実施形態のレビュー文書処理装置2は、レビュー文書D1に対する1次的なコメントに対して2次的なコメントであるサブコメント情報が関連付けられて記憶された場合、その1次的なコメント情報の発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してサブコメント情報が記憶されたことを通知する構成である。このような通知が行われることにより、レビュー文書D1に対する1次的なコメントとして質問などを行ったユーザは、2次的なコメントとして質問に対する回答などが付加されたことを把握することができ、レビュー文書D1に対する疑問点などを速やかに解消することができる。それ故、この点においても、レビュー文書D1のレビューを効率的に行えるようになる。
また、レビュー文書処理装置2は、レビュー文書D1に対する1次的なコメントであるコメント情報の入力が受け付けられた後、そのコメント情報に対する2次的なコメントであるサブコメント情報の入力が受け付けられたか否かを判断し、サブコメント情報の入力が受け付けられていない場合には、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに1次的なコメントであるコメント情報が記憶されていることを通知するようにも構成されている。そのため、編集権限を有するユーザは、レビュー文書D1にコメントが付加されていることを漏れなく把握することができるようになり、質問に対する回答などの入力が漏れてしまうことを良好に防止することができるようになる。
さらに本実施形態のレビュー文書処理装置2は、レビュー文書記憶部3aに記憶されたレビュー文書D1に基づいて、編集権限を有するユーザごとに、レビュー文書D1に含まれるコンテンツをブロック化した編集用文書を作成し、編集権限を有する各ユーザからレビュー文書D1に対する修正指示D7の入力を個別に受け付けて各ユーザに対応する編集用文書をブロック単位で修正して保持しておき、編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われていないことを条件として、各ユーザに対応する編集用文書のブロックごとに修正された内容をレビュー文書D1に反映させることによりレビュー文書D1を更新する構成である。このような構成によれば、レビュー文書D1のファイルが複数のユーザによって同時に編集することができないファイルである場合でも、複数のユーザが同時に編集を行うことができるようになる。そのため、レビュー文書D1の修正などを効率良く行えるという利点がある。
そして編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われている場合、各ユーザによって同一のブロックに対して行われた修正内容を特定のユーザに掲示し、その特定のユーザによって選択された修正内容をレビュー文書D1に反映させることによりレビュー文書D1を更新するように構成される。これにより、複数のユーザが同時に同一のブロックに対する修正を行った場合でも、それらの複数の修正内容の中からより適切な修正内容のものを選択してレビュー文書D1に反映させることができるようになっている。
以上、本発明に関する一実施形態について説明したが、本発明は上述した内容に限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。例えば、上述した実施形態では、デジタル複合機やMFPなどで構成される画像処理装置がレビュー文書処理装置2として機能する場合を例示したが、これに限られるものではない。例えば、レビュー文書処理装置2は、一般的なコンピュータによって実現されるものであっても構わない。
1 レビュー文書処理システム
2 レビュー文書処理装置
3 記憶装置
3a レビュー文書記憶部(レビュー文書記憶手段)
3b ユーザ情報記憶部(ユーザ情報記憶手段)
3c コメント情報記憶部(コメント情報手段)
10 制御部
23 レビュー依頼送信部(レビュー依頼送信手段)
25 表示制御部(表示制御手段)
26 コメント情報処理部(コメント情報処理手段)
27 レビュー文書更新部(レビュー文書更新手段)
28 通知部(通知手段)
D1 レビュー文書
D2 ユーザ情報
D3 レビュー依頼
D4 閲覧要求
D5 表示画面
D6 コメント情報
D7 修正指示
D8 通知情報

Claims (8)

  1. レビュー対象となるレビュー文書を記憶するレビュー文書記憶手段と、
    前記レビュー文書記憶手段に記憶されるレビュー文書に関連付けられ、当該レビュー文書に関係するユーザが登録されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記レビュー文書記憶手段にレビュー文書が保存されることに伴って前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ情報に基づき、当該レビュー文書に関係するユーザに対してレビュー依頼を送信するレビュー依頼送信手段と、
    前記レビュー依頼送信手段によってレビュー依頼が送信されたユーザからのレビュー文書の閲覧要求を受け付け、前記レビュー文書記憶手段からレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成して出力する表示制御手段と、
    前記レビュー依頼送信手段によってレビュー依頼が送信されたユーザから、レビュー文書に対するコメントであるコメント情報の入力を受け付け、当該コメント情報に含まれる文書位置指定情報に基づいてレビュー文書における当該コメント情報の対応する位置を特定するコメント情報処理手段と、
    前記コメント情報処理手段によって特定されたレビュー文書の位置に関連付けて当該コメント情報を記憶するコメント情報記憶手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記レビュー文書記憶手段からレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成する際、当該レビュー文書に関連付けられたコメント情報を前記コメント情報記憶手段から読み出し、レビュー文書の対応する位置に当該コメント情報を付加した表示画面を生成することを特徴とするレビュー文書処理装置。
  2. 前記ユーザ情報記憶手段に記憶されたユーザ情報に基づいてレビュー文書の編集権限を有するユーザを特定し、当該ユーザからレビュー文書に対する修正指示の入力を受け付けてレビュー文書を修正して更新するレビュー文書更新手段と、
    前記レビュー文書更新手段によって更新されたレビュー文書の更新部分に、コメント情報記憶手段に記憶されたコメント情報が関連付けられているか否かを判別し、レビュー文書の更新部分にコメント情報が関連付けられている場合に、当該コメント情報の発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してレビュー文書の更新を通知する通知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレビュー文書処理装置。
  3. 前記通知手段は、前記コメント情報処理手段によってコメント情報の入力が受け付けられた後、当該コメント情報の関連付けられたレビュー文書の対応部分が編集権限を有するユーザによって更新されたか否かを判断し、編集権限を有するユーザによって更新されていない場合、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに当該コメント情報が記憶されたことを通知することを特徴とする請求項2に記載のレビュー文書処理装置。
  4. 前記コメント情報処理手段は、前記コメント情報記憶手段に記憶されたコメント情報に対する更なるコメントであるサブコメント情報の入力を受け付け、当該サブコメント情報が対応するコメント情報を特定し、その特定したコメント情報に関連付けて当該サブコメント情報を前記コメント情報記憶手段に記憶させ、
    前記通知手段は、前記コメント情報処理手段によってサブコメント情報が一のコメント情報に関連付けられて記憶された場合に、当該一のコメント情報の発行元であるユーザを特定し、その特定したユーザに対してサブコメント情報の記憶を通知することを特徴とする請求項2又は3に記載のレビュー文書処理装置。
  5. 前記通知手段は、前記コメント情報処理手段によってコメント情報の入力が受け付けられた後、当該コメント情報に対するサブコメント情報の入力が受け付けられたか否かを判断し、サブコメント情報の入力が受け付けられていない場合、所定のタイミングで編集権限を有するユーザに当該コメント情報が記憶されたことを通知することを特徴とする請求項4に記載のレビュー文書処理装置。
  6. 前記レビュー文書更新手段は、前記レビュー文書記憶手段に記憶されたレビュー文書に基づいて、編集権限を有するユーザごとに、レビュー文書に含まれるコンテンツをブロック化した編集用文書を作成し、編集権限を有する各ユーザからレビュー文書に対する修正指示の入力を個別に受け付けて各ユーザに対応する編集用文書をブロック単位で修正して保持しておき、編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われていないことを条件として、各ユーザに対応する編集用文書のブロックごとに修正された内容をレビュー文書に反映させることによりレビュー文書を修正して更新することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のレビュー文書処理装置。
  7. 前記レビュー文書更新手段は、編集権限を有する複数のユーザによって同一のブロックに対する重複した修正が行われている場合、各ユーザによって同一のブロックに対して行われた修正内容を特定のユーザに掲示し、該特定のユーザによって選択された修正内容をレビュー文書に反映させることによりレビュー文書を修正して更新することを特徴とする請求項6に記載のレビュー文書処理装置。
  8. レビュー対象となるレビュー文書を記憶するレビュー文書記憶ステップと、
    前記レビュー文書記憶ステップにおいて記憶されるレビュー文書に関連付けられ、当該レビュー文書に関係するユーザが登録されたユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶ステップと、
    前記レビュー文書記憶ステップにおいてレビュー文書が保存されることに伴って前記ユーザ情報記憶ステップにより記憶されるユーザ情報に基づき、当該レビュー文書に関係するユーザに対してレビュー依頼を送信するレビュー依頼送信ステップと、
    前記レビュー依頼送信ステップによってレビュー依頼が送信されたユーザからのレビュー文書の閲覧要求を受け付け、前記レビュー文書記憶ステップにおいて記憶されたレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成して出力する表示制御ステップと、
    前記レビュー依頼送信ステップによってレビュー依頼が送信されたユーザから、レビュー文書に対するコメントであるコメント情報の入力を受け付け、当該コメント情報に含まれる文書位置指定情報に基づいてレビュー文書における当該コメント情報の対応する位置を特定するコメント情報処理ステップと、
    前記コメント情報処理ステップによって特定されたレビュー文書の位置に関連付けて当該コメント情報を記憶するコメント情報記憶ステップと、
    を有し、
    前記表示制御ステップは、前記レビュー文書記憶ステップにおいて記憶されたレビュー文書を読み出して閲覧用の表示画面を生成する際、当該レビュー文書に関連付けられたコメント情報を読み出し、レビュー文書の対応する位置に当該コメント情報を付加した表示画面を生成することを特徴とするレビュー文書処理方法。
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