JP2012100496A - リニアモータの制御判断方法および制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題手段】可動子の位置、および、移動の向きを示す位相差のある第1および第2の信号を出力する位置検出センサの読みを用いて、(1)第1の信号の2乗と第2の信号の2乗との和を算出し、(2)2乗和が所定の値以上にあるとき、リニアモータが制御可能であると判断して、リニアモータの制御を行う。
【選択図】図9
Description
本発明は特に、曲線状の部分を含む固定子に対しても可動子を移動可能とするリニアモータに関する。
特定的には、本発明は、曲線状の部分を含む固定子に対しても可動子を移動させるリニアモータの制御判断方法および制御装置に関する。
その動作は、複数の電磁コイルに、たとえば、120度づつ位相がずれた電流を印加することにより、複数の電磁コイルに発生する120度づつ位相が異なる交番磁力によって可動子が固定子に対して移動させられる。
マグネット可動型リニアモータには、固定子に対する可動子の位置を検出する位置検出センサが設けられ、位置検出センサの検出結果をもとに、固定子に対する可動子の位置を制御し、さらに、可動子が所定の固定子の可動範囲を逸脱しないように制御する。
電磁コイル可動型リニアモータにおいては、可動子として電磁コイルが移動する。電磁コイル可動型リニアモータにおいても、制御装置と位置検出センサを設けて、制御装置で位置検出センサの検出結果をもとに、可動子の位置を制御し、さらに、可動子が所定の固定子の可動範囲を逸脱しないように制御する。
このリニアモータの利点を活用して、可動子を直線状に移動させるだけでなく、曲線状にも移動させたいという要望がでている。
図2(A)は、リニアモータを搬送装置に適用した例を示す。
図2(A)に図解のリニアモータ装置100は、それぞれが直線状に構成された直線状固定子201、202、203、204を矩形状に配置し、隣接する直線状固定子をそれぞれ曲率Rの曲線状固定子205、206、207、208で結合した巡回状の固定子200を有する。固定子には電磁コイルが配設されている。
搬送装置に適用したリニアモータ装置100において、巡回状の固定子200を、それぞれが可動子によって搬送される複数の搬送体C1〜C10が巡回して移動可能に配設されている。各可動子にはマグネット(永久磁石)が固定されている。
各搬送体Cに1個の可動子が装着されており、その可動子が固定子に対して移動することにより、搬送体Cが固定子に対して移動する。搬送体C1〜C10にはそれぞれワークが搭載されており、巡回状の固定子200の所定の位置において、ワークに対して所定の処理が行われる。
図2(B)の図解のように、搬送体Cを移動させる可動子(図示なし)が移動する軌跡に沿って、曲線状固定子205およびその両側の直線状固定子201、202に、複数組の電磁コイルと各組の電磁コイルに(図示なし)隣接して配設し、可動子の位置検出のために複数の位置検出センサを配設している。
位置検出センサは可動子の位置を検出するために使用するが、90度位相が異なるA相検出値、B相検出値を出力して、可動子の進行方向を検出可能としている。たとえば、A相検出値がB相検出値より早く検出値を示す場合は、可動子は右側に移動しており、逆に、B相検出値がA相検出値より早く検出値を示す場合は、可動子は左側に移動していることを示している。
図3に図解の例は、A相の検出値(Xデータ)が、B相の検出値(Yデータ)より先に検出されている。
また、図3を参照すると、曲線状固定子の部分では、可動子が位置検出センサ上を移動している場合でも、A相検出信号とB相検出信号との振幅が一定していない。
リニアモータ装置100には、種々の搬送体C1〜C10がそれぞれ可動子によって搬送される。種々の搬送体C1〜C10は寸法および/または重量が異なる。
同じ搬送体Cでも、搭載されるワークの有無によっても重量が変化する。
可動子と固定子との離間距離が変化することがある。
搬送体Cが安定した速度で搬送されている場合と、一端停止して再始動され加速がかかる場合とがある。
上記例示した条件の相違に起因して、たとえば曲線状の固定子205、もしくは、曲線状の固定子206、207、208の部分で、位置検出センサの検出信号が正常な値を示さなくなることがある。このような状態に陥ると、制御装置は、搬送体Cを正確かつ安定に搬送することが困難となる。
このように、本願発明の発明者は、上述した位置検出センサの検出値をそのまま用いると、可動子を曲線状固定子の部分を安定して移動させることが難しいという問題を見いだした。
本願発明は係る知見に基づく。
前記第1の信号の2乗と前記第2の信号の2乗との和を算出し、
前記2乗和が所定の値以上にあるとき、前記リニアモータが制御可能であると判断する
リニアモータの制御判断方法が提供される。
前記第1の信号の2乗と前記第2の信号の2乗との和を算出する手段と、
前記2乗和が所定の値以上にあるとき、前記リニアモータが制御可能であると判断する、判断手段と
を有する、リニアモータの制御装置が提供される。
本発明のリニアモータの第1の実施の形態として、マグネット可動型リニアモータを搬送装置に適用した例を例示する。
図4は、本発明の実施の形態としてマグネット可動型リニアモータを用いた搬送装置における、可動子が固定子に対して直線状に移動する部分の構造を図解した図である。
図4(A)は平面図を示し、図4(B)〜(D)は断面図を示す。
図4に図解したマグネット可動型リニアモータ1は、複数のサーボアンプ(SA)を用いて、1個または複数の可動子20の移動位置を制御して可動子20を固定子10に対して移動させる構成のリニアモータである。
このマグネット可動型リニアモータ1を制御するため、マグネット可動型リニアモータ1の他に制御装置40が設けられている。
なお、サーボアンプ群30を、マグネット可動型リニアモータ1に含めるか、制御装置40と同様、マグネット可動型リニアモータ1には含めないことにすることもできる。
固定部11には、隣接して配設された複数、この例示では、3個の電磁コイル組が配設されている。各電磁コイル組は、U相電磁コイル、V相電磁コイル、W相電磁コイルを1組として構成されている。各電磁コイル組(グループ)が、所定ピッチPずつ隔てて複数組、固定部11の長手方向に配設されている。
各組の3個のU相電磁コイル、V相電磁コイル、W相電磁コイルには、サーボアンプ群30の対応するサーボアンプから動力線31を介して、それぞれ、120度位相がずれた交流電流が印加される。
固定部11には、可動子20の位置を検出するため、各電磁コイル組に隣接して位置検出センサPSがそれぞれ配設されている。
支持部21には、固定子10の電磁コイル組に対向する側にN極を示すN極マグネットと、電磁コイル組に対向する側に固定子10に対してS極を示すS極マグネットとが隣接して配設され、これらN極、S極マグネットを1対とした、マグネットの対が複数組、図解の実施の形態では4組、隣接して配設されている。
図4に図解の例示においては、1対のマグネットとして、たとえば、N1とS1、N2とS2として、図解したが、磁極の異なる隣接するマグネットとしては、上述した対の関係に限らず、たとえば、S1とN2、N2とS3との関係のように、異なる磁極のマグネットが隣接している関係をも意味する。
このピッチPの間に、3個の電磁コイル、すなわち、U相電磁コイル、V相電磁コイル、W相電磁コイルが近接して配置されている。3個の電磁コイルの幅は、ピッチP1である。
各電磁コイル組内のW相電磁コイルに隣接して、それぞれ、位置検出センサPSが配設されている。位置検出センサPSの幅はピッチP2である。
好ましくは、2対のマグネット、すなわち、4個のマグネット、たとえば、N1:S1,N2:S2(なお、S1:N2,S2:N3でもよい)の配設幅が、3個の隣接して配設された電磁コイルの配設幅であるピッチP1に等しい(マグネット4に対して電磁コイル3の配設関係、4:3)。
また好ましくは、1対のマグネット(N:S)の配設幅が位置検出センサPSの幅であるピッチP2に等しい。
好ましくは、3対のマグネット、たとえば、N1:S1,N2:S2,N3:S3のマグネットの配設幅が、3個の電磁コイルの配設幅であるピッチP1と、位置検出センサPSの幅であるピッチP2との和、(P1+P2)にほぼ等しい。
なお、好ましくは、4対のマグネット、たとえば、N1:S1,N2:S2,N3:S3,N4:S4のマグネット対の配設幅(配設長さ)Lは、(P1+P2)より長い。
また、3対のマグネットの配設幅と上記ピッチP1ピッチP2の和にほぼ等しければ、U相電磁コイル、V相電磁コイル、W相電磁コイルを1組とする近接する電磁コイル組は上記の如く離間させるだけでなく、近接させてもよい。
(a)図4(B)に図解したように、4個、2対のマグネットが電磁コイル組Aの3個の電磁コイルの電磁力の影響を受けるか、
(b)図4(D)に図解のごとく、4個、2対のマグネットが電磁コイル組Bの3個の電磁コイルの電磁力の影響を受けるように、
マグネットの個数を設ける。
たとえば、同じ電磁コイル組内の3個の電磁コイル、または、隣接する2つの電磁コイル組の隣接する3個の電磁コイル、たとえば、電磁コイル組AのW相電磁コイルと電磁コイル組BのU相電磁コイルとV相電磁コイルとの3個の電磁コイルの電磁力の作用を、4個のマグネットが受ける、または、電磁コイル組AのV相電磁コイルとW相電磁コイルと、電磁コイル組BのU相電磁コイルとの3個の電磁コイルの電磁力の作用を、4個のマグネットが受けるように構成されていることが望ましい。
この場合、可動子20の支持部21には、たとえば、10個のマグネット、すなわち、5対のマグネットを設ける。
図5は、概念的に、可動子20が移動していく場合に、それぞれ、ある1つの位置検出センサPSがその位置を検出する状態を示している。
各位置検出センサPSは、A相検出信号を生成する第1のセンサAと、B相検出信号を生成する第2のセンサBとを有する。第1のセンサAと第2のセンサBとは、90度位相差のある位置検出信号を生成するように、隣接するマグネットとのピッチを考慮して、たとえば、離間して配置されている。
第1のセンサAと第2のセンサBは、たとえば、ホール(Hole)効果に基づくセンサであり、マグネットの磁界に応じた検出信号を出力する。
位置検出センサPS内の第1のセンサAと第2のセンサBは、それぞれ、マグネットの磁界に応じた振幅(電圧)の信号を出力する。たとえば、マグネットが位置検出センサPSに接近すれば、大きな振幅の信号、マグネットが位置検出センサPSから離れると小さな振幅の信号を出力する。
ワークを搭載可能な搬送体Cを構成する可動子20は所定のスピードで固定子10の上を移動するので、第1のセンサAおよび第2のセンサBの検出信号、すなわち、A相検出信号およびB相検出信号は、正弦波状(または余弦波状)となる。
可動子20の位置をXとすると、下記の関係が得られる。
ただし、AはA相検出信号であり、
BはB相検出信号である。
たとえば、制御装置40は、位置検出センサPSからの位置検出値、すなわち、A相検出信号およびB相検出信号に基づいて、搬送体Cを構成する可動子20の移動量、および/または、可動子20を移動させる速度に応じて、サーボアンプSAを介して対応する各電磁コイルに印加する電流の値を決定する。
対応するサーボアンプSAは、駆動電流を対応する電磁コイルに印加する。
この固定子200にも、固定子10と同様、電磁コイル組と位置検出センサPSとが所定ピッチPで配設されている。
制御装置40の制御のもとで、図4に図解した搬送体Cを構成する可動子20が、この固定子200の上を移動していく。したがって、各搬送体Cを構成する各可動子20は固定子200の上を巡回することも可能である。
他方、可動子20が曲線状固定子205、206、207、208の上を移動するときは、図4(B)を参照して上述したように、位置検出センサPSとマグネットとの接近と離間関係に応じた振幅の低下、A相検出信号とB相検出信号と位相差の変化、さらに、A相検出信号とB相検出信号の不安定が起こる場合がある。
図7において、横軸は時間経過、すなわち、可動子20の移動を示し、縦軸は(A2 +B2 )を示す。
2乗和(A2 +B2 )は、サーボアンプ群30において演算した。
このような結果が得られた場合には、リニアモータ装置100の設計変更が必要なことが判る。換言すれば、2乗和(A2 +B2 )によって、可動子20の移動の安定さを自動的に判断することができる。
したがって、たとえば、同じ搬送体Cでも、ワークが搭載されているか否か、移動速度が速いか遅いかなどにより、安定な移動が可能であったり、不安定な移動になることが起こる。
図8において、横軸は時間経過、すなわち、可動子20の移動を示し、縦軸は(A2 +B2 )を示す。
本実施の形態においては、2乗和(A2 +B2 )は、サーボアンプ群30において演算した。
しかしながら、(A2 +B2 )が大きく変動したり、(A2 +B2 )の値が大きすぎたり、低すぎると、式(1)が成立せず、サーボアンプSAにおいて、可動子20の位置を特定することが困難となる。
(A2 +B2 )の値が下限値LLを越え、制御開始点レベルCLを越えた時点t1からサーボアンプSAまたは制御装置40が、可動子20の移動制御を開始する。
サーボアンプSAまたは制御装置40は、位置検出センサPSのA相検出信号AまたはB相検出信号Bが制御開始点レベルCLを超えた時間を計数しており、線CTRはその計数値(カウント値)、すなわち、可動子20の位置を示す。
サーボアンプSAまたは制御装置40は、カウント値CTRが所定の値に到達した時点t2で可動子20の移動制御を停止する。
時点t1〜t2の期間T、すなわち、(A2 +B2 )の値が所定の範囲内にある期間Tにおいて、制御装置40は、位置検出センサPSの読みを参照して可動子20の移動制御を行う。
サーボアンプSAは、位置検出センサPSからのA相検出信号およびB相検出信号について(A2 +B2 )の値を演算して、下記の判断を行う。
(A2 +B2 )の値が下限値LL未満か、制御開始レベルCL未満で所定の範囲内にない場合、サーボアンプSAはステップ02へと移行する。
また、(A2 +B2 )の値が下限値LL以上で、かつ、制御開始レベルCL以上の場合、サーボアンプSAは、制御可能であると判断して、位置検出センサPSからのA相検出信号およびB相検出信号を参照して、可動子20の制御を開始するとともに、ステップ04の処理に移行する。
(A2 +B2 )の値が下限値LL未満の場合、サーボアンプSAは、この状態は制御対象外として、たとえば、制御装置40を介してそのメッセージを出力するか、および/または、警告表示をして(第1アラーム)、可動子20の制御を行わない。
また、(A2 +B2 )の値が下限値LL以上の場合、サーボアンプSAはステップ03の処理に移行する。
(A2 +B2 )の値が制御開始レベルCL未満の場合、サーボアンプSAは、この状態は制御対象外として、たとえば、制御装置40を介してそのメッセージを出力するか、および/または、警告表示をして(第2アラーム)、可動子20の制御を行わない。
また、(A2 +B2 )の値が制御開始レベルCL以上の場合、サーボアンプSAは、制御可能であると判断して、位置検出センサPSからのA相検出信号およびB相検出信号を参照して、可動子20の制御を開始する。
(A2 +B2 )の値が下限値LL以上の場合、サーボアンプSAは、制御可能と判断して、可動子20の制御を継続する。
また、(A2 +B2 )の値が下限値LL未満の場合、サーボアンプSAは制御対象外と判断して、可動子20の制御を停止する。
第1実施の形態は、リニアモータ装置100に適用するリニアモータとして、マグネット可動型リニアモータを例示して述べた。しかしながら、上述した本願発明は、マグネット可動型リニアモータに限らず、電磁コイル可動型リニアモータについても適用することができる。
リニアモータとして電磁コイル可動型リニアモータを用いる場合、可動子に複数組の電磁コイルと位置検出センサPSとを配設し、固定子に複数組の永久磁石を長手方向に配設する。電磁コイル可動型リニアモータにおいては可動子として電磁コイルが移動する。
電磁コイル可動型リニアモータにおいても、制御装置で位置検出センサの検出結果をもとに、可動子の位置を制御し、さらに、可動子が所定の可動範囲を逸脱しないように制御する。
なお、上述した電磁コイル組の数、可動子20に搭載されたマグネットの数などは例示であり、本発明は、これらの数に限定されない。
基本的には、1個の可動子20のマグネットに磁気的影響を与えるのは、1個のサーボアンプSAで制御している電機コイルである。なお、可動子20の位置によっては、3個の電磁コイルのうち、2つの電磁コイルだけで可動子20を駆動することがある。
固定子200としては、図2に例示した構成に限らず、たとえば、図10に図解した競技場のトラックのように、直線状固定子201A、203A、半径Rの半円状固定子202A、204Aとで構成したものでもよい。半円状固定子202A、204Aを可動子20が移動するとき、上述した判断を行うことができる。
10、100…固定子、11…固定部
20…可動子、21…支持部
30…サーボアンプ群、31…動力線、32…センサ線
40…制御装置
200…固定子、201、202、203、204…直線状固定子、205、206、207、208…曲線状固定子
Claims (8)
- 固定子と、当該固定子に対向して配設され、前記固定子に対して移動可能な可動子と、当該可動子の位置、および、移動の向きを示す位相差のある第1および第2の信号を出力する、位置検出センサとを有するリニアモータの制御判断方法であって、
前記第1の信号の2乗と、前記第2の信号の2乗との和を算出し、
前記2乗和が所定の値以上にあるとき、前記リニアモータが制御可能であると判断する、
リニアモータの制御判断方法。 - 前記固定子は、直線状固定子と、曲線状固定子とを有することを特徴とする請求項1に記載のリニアモータの制御判断方法。
- 前記固定子には、複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組が、所定の幅を隔てて複数配設されており、
前記可動子には、前記電磁コイルに対向して、磁極の異なるマグネットが交互に複数配設されており、
前記可動子に配設されたマグネットの配設幅は、前記複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組の配設幅より長いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリニアモータの制御判断方法。 - 前記固定子には、磁極の異なるマグネットが交互に複数配設されており、
前記可動子には、前記複数のマグネットに対向して、複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組が、所定の幅を隔てて複数配設されており、
前記固定子に配設されたマグネットの配設幅は、前記複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組の配設幅より長いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリニアモータの制御判断方法。 - 固定子と、当該固定子に対向して配設され、前記固定子に対して移動可能な可動子と、当該可動子の位置、および、移動の向きを示す位相差のある第1および第2の信号を出力する、位置検出センサとを有するリニアモータを制御する制御装置であって、
前記第1の信号の2乗と、前記第2の信号の2乗との和を算出する手段と、
前記2乗和が所定の値以上にあるとき、前記リニアモータが制御可能であると判断する判断手段と、
を有するリニアモータの制御装置。 - 前記固定子は、直線状固定子と、曲線状固定子とを有することを特徴とする請求項5に記載のリニアモータの制御装置。
- 前記固定子には、複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組が、所定の幅を隔てて複数配設されており、
前記可動子には、前記電磁コイルに対向して、磁極の異なるマグネットが交互に複数配設されており、
前記可動子に配設されたマグネットの配設幅は、前記複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組の配設幅より長い
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のリニアモータの制御装置。 - 前記固定子には、磁極の異なるマグネットが交互に複数配設されており、
前記可動子には、前記複数のマグネットに対向して、複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組が、所定の幅を隔てて複数配設されており、
前記固定子に配設されたマグネットの配設幅は、前記複数の電磁コイルが近接して配設された電磁コイル組と当該電磁コイル組に併設して配設された位置検出センサとの組の配設幅より長いことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のリニアモータの制御装置。
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