JP2012097493A - シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャッタカーテンを閉めた状態で、効率良く室内へと外気(風)を取り込むことができるシャッタ装置を提供する。
【解決手段】 シャッタ装置1は、壁面2に設けられた枠体と、枠体5に対して開閉可能なシャッタカーテン3と、枠体5の両端に設けられ、シャッタカーテン3の開閉を案内するシャッタ枠6と、シャッタ枠6の少なくとも一方に設けられ、外部から空気を取り入れる通気口7と、通気口7に対して回動し開閉を行う開閉板8と、開閉板8を回動させる駆動手段9とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シャッタカーテンの閉時にも室外より室内に外気(例えば、自然風)を取り込むことが可能なシャッタ装置に関するものである。
従来、特許文献1には、開口部を閉鎖するシャッタカーテン(シャッタパネル)の上下方向に並設された複数のスラットの連結部分に通気口(通風孔)が備えられているシャッタ装置が開示されている。この特許文献1に示されるシャッタ装置は、開口部を閉鎖するために引き下げられたシャッタカーテンが途中で停止すると、スラットが自重によって垂れ下がるため、連結部分に設けられた通気口が開口する構造となっている。さらに、シャッタ装置は、シャッタカーテンを引き下げていくと、スラットの連結部分が重なり合うため、スラットの自重によって開口していた通気口は閉口する構造となっている。
また、特許文献2には、開口部を開閉するシャッタカーテンをガイドするシャッタ枠(外板部)に通気口(換気孔)が設けられたシャッタ装置(開閉装置)が開示されている。この特許文献2に示されるシャッタ装置は、通気口を覆うようにして下方に開口している切り出し部が設けられている。さらに、この通気口は、上下方向に複数設けられているため、効率のよい換気が可能となっている。
特開平8−135341号公報 特開2004−84418号公報
上記した特許文献1のシャッタ装置(開閉装置)のスラットの通気口は、シャッタ装置の前方からの外気(例えば、自然風)を通気口より取り込むことが可能であるが、シャッタ装置の側面からの外気(自然風)を効率良く取り込むことが困難であり、十分な通気を行うことができない。さらに、通気時のシャッタ装置は、スラットの連結部分が露出するため、防犯性が損なわれるとともに、シャッタ装置の前方の通気口の隙間から室内側(内部)を外より見られるおそれがある。
また、特許文献2のシャッタ装置は、通気口の開閉を行うことができないため、使用者が必要に応じて外気を室内に取り込むことが困難である。
特に、住宅密集地等では、自然風が住宅の配置によって流れ方向が決まってしまうため、シャッタ装置の前方からの(壁面に対して垂直な)自然風よりも、壁面に沿った側方からの外気(自然風)を受けることなる。このため、上記したシャッタ装置では、外気を効率よく室内へと取り込むことが困難なものとなってしまう。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑みてなされたものであり、シャッタカーテンを閉めた状態でも、効率良く室内へと外気(風)を取り込むことができるシャッタ装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために講じた技術的手段は、
壁面に設けられた枠体と、枠体に対して開閉可能なシャッタカーテンと、枠体の両端に設けられ、シャッタカーテンの開閉を案内するシャッタ枠と、シャッタ枠の少なくとも一方に設けられ、外部から空気を取り入れる通気口と、通気口に対して回動し、開閉を行う開閉板と、開閉板を回動させる駆動手段とを備えた構成とした。
この場合、通気口は、シャッタ枠の側面に設けられていると良い。
また、開閉板は、シャッタ枠の長手方向に延びる第1回動軸を備えていると良い。
また、開閉板は、通気口を覆い、シャッタ枠の側面に対して重合する重合部が設けてられていると良い。
シャッタ装置は、駆動手段を駆動させる操作部を備え、操作部は、シャッタ枠の長手方向に移動する構成とすると良い。
また、駆動手段は、開閉板の回動可能に支持する前記第1回動軸と、第1回動軸と一体に回動する第1歯車と、第1回動軸と直交して回動する第2回動軸と、第1歯車と噛合し、第2回動軸に設けられた第2歯車と、第2歯車を介して、第2歯車と一体に回動する第3歯車とを備え、操作部は、第3歯車と噛合するラックとを有する構成とすると良い。
本発明によれば、このシャッタ装置は、シャッタカーテンを閉じた状態であっても、通気口に対して開閉を行う開閉板を回動して通気口を開閉することにより、シャッタ装置に向かって吹いてくる外気(例えば、自然風)を室内へと取り込むことが可能である。このとき、開閉板は回動することでシャッタ枠の少なくとも一方に設けられる通気口の開口に対して角度調整を行うことができ、例えば、シャッタ枠の側方からも開閉板の面に外気を衝突させて、外気の流れる角度を変えて室内に取り込むことができる。
この場合、上記構成において、通気口がシャッタ枠の側面に設けられていることで、シャッタカーテンを閉じた状態でもシャッタ装置の側方からの外気を効率よく取り込むことができる。
また、上記構成において、開閉板がシャッタ枠の長手方向に延びる第1回動軸を備えていれば、シャッタ装置に向かって前方及び側方からの外気に対して開閉板を垂直な面で衝突することができる。これにより、シャッタ装置は、前方及び側方からの外気を室内側へと導くよう開閉板の角度調整が可能となり、室内への外気の取り込みについても開閉板を任意の位置に調整することも可能である。
また、このシャッタ装置は、シャッタ枠と重合する重合部を開閉板に設けることにより、シャッタカーテンを閉状態とし、通気口を開閉板により閉状態としたときでも、開閉板と通気口の隙間から射し込む光を遮蔽することが可能となる。
また、このシャッタ装置は、シャッタ枠の長手方向に摺動する操作部を設ければ、別途操作部を取り付ける取付け部材(ブラケット等)を設けなくても、シャッタ枠という限られたスペースで操作部による操作が行える。これは、シャッタ枠が幅方向に比べて長手方向に操作部の移動に利用できる空間を確保することができるためである。これにより、操作部は、開閉板の回動量を微調整するために、操作部の移動量を多くしてもシャッタ枠に収まることが可能である。
さらに、駆動手段が上記した構成によれば、駆動手段は、第1〜第3歯車による簡単な構成によって、開閉板の通気口に対する回動量を微調整するもことができ、外気の向きや強さに応じて開閉板の角度をラックを有する操作部をシャッタ枠に対して上下方向にスライド動作させることによって、第1〜第3歯車を回動操作することにより微調整することも可能である。また、このシャッタ装置は、開閉板の回動軸と直交する回動軸に設けられた歯車を、操作部がラックによって操作することが可能であるため、シャッタ枠の長手方向に摺動することができる。
本発明の一実施形態におけるシャッタ装置の壁面への取付状態を示す取付図である。 図1に示すシャッタ装置の開閉板と開閉板を操作する操作部の設けられる部位を室内側から見た部分拡大図である。 シャッタ装置の通気口に対して開閉板が全閉状態となった時の状態図である。 図3に示す開閉板のA−A断面図である。 本発明に一実施形態におけるシャッタ装置の開閉板を駆動する駆動手段の説明図である。 本発明に係わるシャッタ装置の駆動手段の構成図である。 本発明に係わるシャッタ装置の前方からの風向きに応じた使用時の状態説明図であり、(a)通気口の閉状態、(b)通気口の片側開状態、(c)通気口の両側開状態を示す説明図である。 本発明に係わるシャッタ装置の側方からの風向きに応じた使用時の説明図であり、(a)通気口の閉状態、(b)通気口の片側開状態(壁面に対して水平方向)、(c)通気口の片側開状態((b)に対して傾きがある)を示す説明図である。
本発明の一実施形態におけるシャッタ装置1の壁面2への取付について、図1を用いて説明する。
図1に示すように本発明のシャッタ装置1は、複数のスラット3aが高さ方向(図1では上下方向)に並設され、構造物(壁面)2に設けられた開口を開閉するシャッタカーテン3と、シャッタカーテン3を巻き取る巻取体4と、巻取体4を回動させる回動機構4aと、巻取体4を回動可能にシャッタカーテン3の上方にて支持するフレーム4bと、シャッタカーテン3の両側の側方で構造物2の開口を形成する枠体5に設けられた左右一対のシャッタ枠6と、シャッタ枠6の側面6cの少なくとも一方に設けられた通気口7と、通気口7に対して開閉自在な開閉板8と、開閉板8を開閉自在に回動させる駆動手段9とを主として備えている。上記構成において、並設されたシャッタカーテン3を上下動させる回動機構4aが自動である場合は、モータ4aをスイッチ(図示せず)等によってスイッチ操作を検知しモータ制御される。一方、回動操作が手動である場合は、操作部を手動操作して上下動を調整する。このシャッタ装置1は、シャッタカーテン3をガイドするシャッタ枠6内のガイドレールと壁面2に設けられた枠体5との間のシャッタ枠6の一部(本実施形態では上方に長方形状に設けているが、これに限定されず、中央部または下方に長方形状以外の丸型、正方形であっても良い)に所望形状にくり貫かれた通気口7が設けられている。このため、通気口7はシャッタカーテン3の開閉動作とは干渉しない側方の部位に設けられるので、シャッタカーテン3の開閉動作の障害とならない。
スイッチによりモータ4aが一方向に駆動して巻取体4が一方向に回転すると、シャッタカーテン3が下方へと繰り出され左右一対のシャッタ枠6との間の開口を閉じる閉方向へと移動する(閉操作)。また、モータ4aが他方向に回転すると、シャッタカーテン3が図示しないドラムに上方へと開方向に巻かれて開口する(開操作)。
通気口7に対して開閉自在となる開閉板8は、シャッタ枠6の室内側からの開閉操作が可能となっている。
次に、本発明に係わる開閉板8と駆動手段10の構成について、図2を参照して説明する。図2に示すように、シャッタ装置1は、シャッタ枠6の側面6cに取り付けられる取付部材10に設けられた通気口7と、長方形状の通気口7に対して開閉する開閉板8と、開閉板8を操作する駆動手段9とを備える。通気口7は、シャッタ枠6の内側から取り付けられた取付部材10に設けられ、シャッタ枠6の側面6cに対して開口する。開閉板8は、駆動手段9の大きさ及び取付けスペース等によって幅方向の中央に第1回動軸8aを有し、第1回動軸8aが回動中心となり開閉板8が図2に示す時計方向または反時計方向に回動する構成となっている。開閉板8の第1回動軸8aの一方(図2の下方)は駆動手段9に連携し、駆動手段9の構成部品の一部を担っており、他方(図2の上方)は、シャッタ枠6に軸受が設けられ、図示しない軸受によって回動自在に支持されている。更に、開閉板8は、開閉板8の開閉軌跡側に通気口7が設けられた取付部材10又はシャッタ枠6と重合する重合部8bが設けられる。開閉板8は、重合部8bが取付部材10と閉状態時には重なるため回動範囲に規制が掛かり、シャッタ枠6に対して開閉板8の片側の開閉軌跡が略180度に規制される。駆動手段9は、開閉板8の下方に設けられているケース11内に収容されており、室内側にシャッタ枠6の長手方向に摺動可能な操作部9aを有している。本発明のシャッタ装置1は、通気口7及び開閉板8を有する取付部材10と、駆動手段9を有するケース11とが一体となった通気ユニットを形成し、シャッタ枠6に取り付ける構造となっている。このため、シャッタ枠6には、この通気ユニットを取り付けるための開口となる空間(図示せず)が設けられている。
次に本発明に係わるシャッタ装置1の開閉板8の構成について、図3、図4を用いて説明する。図3は、本発明に係わるシャッタ装置1の通気口7に対して開閉板8が全閉状態の時の状態説明図を示し、図4は、図3に示す開閉板8の閉状態時でのA−A断面に関する断面図を示している。
図3に示すように、シャッタ装置1の開閉板8は、取付部材10に設けられた通気口7を閉状態とする際に、取付部材10(又はシャッタ枠6)の通気口7の周辺部分と重なるように重合部8bが設けられている。さらに通気口7は、回動する第1回動軸8aの収容する凹部7aを除く通気口7の上部に段差部7bが設けられている。この通気口7の段差部7bは、室内側と室外側とで第1回動軸8aに対して対象でない開閉板8の形状に合わせて、光を遮断する重合部8bを確実に設けるための構造となっている。
図4に示すように、開閉板8は、閉状態時にシャッタ枠6に設けられた取付部材10を取り付ける開口部6aと、取付部材10の通気口7とを塞ぐように設けられている。また、この開閉板8は、第1回動軸8aの周囲が肉厚となり、図4に示す左右の端部にいくに従い肉薄とる徐変部と、徐変部から連続して延在し肉厚が一定の薄肉部を有し、第1回動軸8aの両側に室外側を開閉する板状の室外側開閉部8cと、室内側を開閉する板状の室内側開閉部8dとを備えている。室内側開閉部8dと室外側開閉部8cは、断面が平行な段差形状に成形されている。これは、シャッタ枠6及び取付部材10の厚さを考慮し、重合部8bが通気口7の周辺部である取付部材10と重合する形状となっている。また、このシャッタ装置1は、第1回動軸8aが駆動手段9の構造(歯車構造の大きさ等)等から室外側に設けられているが、これに限定されるものではない。
次に本発明に係わるシャッタ装置1の駆動手段9について、図5、図6を用いて説明する。図5は、本発明に係わるシャッタ装置1の駆動手段9の説明図を示し、図6は、図5の駆動手段9の実施状態を示した斜視図を示している。
図5に示すように、駆動手段9は、開閉板8を回動させる第1回動軸8aを回動可能に支持する軸受を設けられている。第1回動軸8aには、第1回動軸8aと一体となって回転する第1歯車9bが取り付けられている。第1歯車9bは、第1回動軸8aの回動中心と直交した垂直方向に回動中心を持つ第2歯車9cと噛合している。この第2歯車9cは、一体に回転する第2回動軸9dが取り付けられている。この第2回動軸9dには、第2歯車9cと一体となって回転する第3歯車9eが第2歯車9bと反対側に設けられており、第2歯車9cと第3歯車9eが同軸上に並設されている。この第3歯車9eは、操作部9aに設けられたラック9fと噛合し、操作部9aを図5に示す上下方向に操作させることによりラック9fが上下方向に動作し、第3歯車9eがラック9fと摺動して回転する。このとき、操作部9aは、シャッタ枠6の長手方向に移動可能となるため、ガイドレール6b(図1に示す)が配設されたシャッタ枠6の限られた空間でも操作することができる。また、操作部9aには、摺動方向と同方向に延びるガイド溝9gが設けられている。このガイド溝9gは、駆動手段9が収容されているケース11に設けられたレール部(図示せず)と摺動するとともに、ケース11によって支持される構造となっている。
図6に示すように、実施形態のシャッタ装置1の駆動手段9は、自動車に使用される部品によって構成されていても良く、駆動手段9は、開閉板8を回動させる第1回動軸8aに設けられた第1歯車9bにヘリカルギアを用い、第2歯車9cは、ヘリカルギアと噛合し、回転方向を変化させるウォームギアが用いられている。さらに、このウォームギアには、第1回動軸8aの回転中心に対して垂直な回転中心となる第2回動軸9dが設けられている。この第2回動軸9dには、一体に回転する第3歯車9eとなる平歯車が設けられ、この平歯車が、操作部9aのラック9fと噛合する。実施形態は、ウォームギアを使用することで、開閉板に回動方向と反対側に力が加わった時等に、第1回動軸8aが逆回転するのを防止する効果がある。
次に、本発明に係わるシャッタ装置1の外気(例えば、自然風)の状態変化に応じた動作説明ついて、図7、図8を用いて説明する。図7は、本発明に係わる前方からの自然風に対するシャッタ装置1の使用時の説明図を示し、(a)通気口7の閉状態、(b)通気口7の片側開状態、(c)通気口7の両側開状態を示している。図8は、本発明に係わる側方からの自然風に対するシャッタ装置1の使用時の説明図を示し、(a)通気口7の閉状態、(b)通気口7の片側開状態(壁面2に対して水平方向)、(c)通気口7の片側開状態を示している。
図7及び図8に示すように、シャッタ装置1は、室内の壁面2に設けられた枠体5に対して取り付けられている。この枠体5には、例えば、図示されているようにスライドすることによって開閉可能な窓12が設けられている。
図7(a)に示すように、シャッタ装置1は、シャッタカーテン3を全閉状態にし、シャッタ枠6の側面6cに設けられた通気口7を開閉板8が全閉状態とすることで前方からの自然風が室内へ侵入することはない。図7(b)に示すように、シャッタ装置1の左右に設けられた通気口7のどちらか少なくとも一方が、開閉板8によって開閉する片側開状態となることで、シャッタ装置1は、シャッタ装置1の前方から吹く自然風を室内側へ導くことができる。このとき、シャッタ装置1は、開閉板8の回動量を調整することによって、前方から吹く自然風に対して室内へ取り込む自然風の角度を調整し、開閉する側の通気口7に対して近い窓12若しくは遠い窓12へと自然風を送り込むことを調整する。図7(c)に示すように、シャッタ装置1の両側の通気口7が開状態となることでシャッタ装置1は、より多くの自然風を取り込むことが可能である。その際、両側の開閉板8が、前方からの自然風に対して、角度調整を行うことで、開状態である窓12へ自然風を導き、室内へ自然風を送り込む。このように、シャッタ装置1は、シャッタカーテン3が全閉状態時に防犯性を確保しつつ、自然風を取り込むことが可能となる。
図8(a)に示すように、シャッタ装置1は、シャッタカーテン3を全閉状態にし、シャッタ枠6の側面6cに設けられた通気口7を開閉板8が全閉状態とすることで側方からの自然風が室内へ侵入することはない。図8(b)に示すように、シャッタ装置1は、シャッタ装置1の左右に設けられた通気口7の自然風が吹いている側が開閉板8によって開閉する片側開状態となることで、シャッタ装置1の側方から吹く自然風を室内側へ導くことができる。このとき、シャッタ装置1の開閉板8が、壁面2に対して水平方向の位置に回動することで、側方からの自然風を取り込み、反対の通気口7が閉じているため、自然風が開閉板8に衝突して室内へと導かれる。図8(c)に示すように、シャッタ装置1の開閉板8が、壁面2に対して水平方向の位置に対して角度を設けるように回動する場合は、自然風の風向きが室内側若しくはシャッタカーテン3側へと変更させられるため、室内の開状態の窓12の位置に応じて開閉板8を回動させて自然風を導くことが可能である。特に、室外側の開閉板8が水平方向よりもシャッタカーテン3側に傾いている場合は、側方から吹く自然風が開閉板8に衝突して開状態の通気口7から近い窓12へと風向きが変わり易く、室内へ自然風を導くことができる。さらに、室外側の開閉板8が水平方向又は、水平方向よりも壁面2側へ傾いている場合は、側方からの自然風が開閉板8に衝突してシャッタカーテン3側へと風向きが変わることや開閉板8に衝突することなく自然風が通り抜けることで開状態の通気口7から遠い窓12へと自然風が取り込まれ易く、室内へ自然風を導くことができる。このとき、シャッタ装置1は、開状態の開閉板8と反対側の開閉板8が閉じているため、側方からシャッタ装置1内に入り込んだ自然風が、シャッタ装置1内から通り抜けるのを防止し、効率よく室内へ自然風を送り込む。
ただし、上記した使用方法に限定されることなく、シャッタ装置1は、開閉板8が回動自在であるため、自然風の風向きや風速又は窓12の構造等に応じて角度調整することにより、状況に応じて自然風を取り込みたい窓12のほうへ自然風を導くことが可能である。
以上、実施形態の構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示す態様に変更してもよい。
・駆動手段9は、本実施形態に限定されることなく、モータを駆動源として構成されていてもよい。その際、モータを駆動する起動方法は、スイッチ等で行うようにしてもよい。
・本発明のシャッタ装置1のように取付部材10とケース11のような通気ユニットではなく、シャッタ枠6に通気口7を直接設けているような構成でもよい。
・本発明のシャッタ装置1の開閉板8は、幅方向の略中央に第1回動軸8aを有していることに限定されることなく、開閉板8の両端のどちらか一方に設けられていてもよい。
・本発明のシャッタ装置1の通気口7は、複数設けられていてもよい。
・本発明のシャッタ装置1は、自然風を取り込む際に、シャッタカーテン3に設けられた複数のスラット3aを回転させて開口部を設けて自然風を取り込むこと(ブラインドのような状態)やシャッタカーテン3を巻取体4によって開状態とすることで、更に自然風を取り込むことができる。
1 シャッタ装置
2 壁面(構造物)
3 シャッタカーテン
5 枠体
6 シャッタ枠
6c 側面(枠体に垂直な面)
7 通気口
8 開閉板
8a 第1回動軸
8b 重合部
9 駆動手段
9a 操作部
9b 第1歯車
9c 第2歯車
9d 第2回動軸
9e 第3歯車
9f ラック

Claims (6)

  1. 壁面に設けられた枠体と、
    前記枠体に対して開閉可能なシャッタカーテンと、
    前記枠体の両端に設けられ、前記シャッタカーテンの開閉を案内するシャッタ枠と、
    前記シャッタ枠の少なくとも一方に設けられ、外部から空気を取り入れる通気口と、
    前記通気口に対して回動し、開閉を行う開閉板と、
    前記開閉板を回動させる駆動手段とを備えたシャッタ装置。
  2. 前記通気口は、前記シャッタ枠の側面に設けられている請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記開閉板は、前記シャッタ枠の長手方向に延びる第1回動軸を備えた請求項1又は請求項2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記開閉板は、前記通気口を覆い、前記シャッタ枠の側面に対して重合する重合部が設けられている請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシャッタ装置。
  5. 前記シャッタ装置は、前記駆動手段を駆動させる操作部を備え、
    前記操作部は、シャッタ枠の長手方向に移動する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のシャッタ装置。
  6. 前記駆動手段は、
    前記開閉板を回動可能に支持する前記第1回動軸と、
    前記第1回動軸と一体に回動する第1歯車と、
    前記第1回動軸と直交して回動する第2回動軸と、
    前記第1歯車と噛合し、前記第2回動軸に設けられた第2歯車と、
    前記第2回動軸を介して、前記第2歯車と一体に回動する第3歯車とを備え、
    前記操作部は、前記第3歯車と噛合するラックとを有する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のシャッタ装置。
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