JP2012096751A - 船舶の推進装置 - Google Patents

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智之 山田
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Abstract

【課題】ハブ渦の影響を低減することが可能な技術を提供する。
【解決手段】船舶の推進装置は、プロペラ4と、プロペラの後方に取り付けられた舵5と、舵に取り付けられ、プロペラのボス2の方向に流体を供給する流体供給手段9とを備える。流体供給手段9は、流体を押し出す加圧装置10と、加圧装置10が押し出した流体をボス2の位置に導く配管11とを備える。ボス2の舵5に向く側の先端に窪み13が形成される。流体の供給によりハブ渦の影響が抑制される。舵側に流体供給設備を設けるため、構成が簡単である。
【選択図】図2

Description

本発明は、船舶の推進装置に関する。
図1は、船舶の後尾部に取り付けられる推進装置の一例を示す側面図である。ボス102を介して回転翼型のプロペラ104が船体101に取り付けられる。プロペラ104は回転軸103を中心として回転する。プロペラ104の船尾側において、船体101に舵105が取り付けられる。
特許文献1には、船舶用プロペラの一例が挙げられている。この文献では、キャビテーションノイズを抑制するために、プロペラ翼に設けられた吹出し口から流体を噴出させる。
特開2004−9943号公報
プロペラ104が回転すると、その後方に水流が形成される。その際、プロペラ104の後方の回転軸103の周囲にハブ渦106が発生する。このハブ渦106は、推進効率の低下の原因となる。ハブ渦の影響を低減する技術が望まれる。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の一側面において、船舶の推進装置は、プロペラ(4)と、プロペラ(4)の後方に取り付けられた舵(5、5a、5b)と、舵(5、5a、5b)に取り付けられ、プロペラ(4)のボス(2)の方向に流体を供給する流体供給手段(9、9a)とを備える。
本発明の他の側面において、ボス(2)の舵(5、5a、5b)に向く側の先端に窪み(13)が形成される。
本発明の更に他の側面において、流体供給手段(9)は、流体を押し出す加圧装置(10)と、加圧装置(10)が押し出した流体をボス(2)の位置に導く配管(11)とを備える。
本発明の更に他の側面において、流体供給手段(9、9a)は、プロペラ(4)によって発生した水流を取り込む取入口(14)と、取入口(14)が取り込んだ水流をボス(2)の方向に導く配管とを備える。
本発明の更に他の側面において、流体供給手段は更に、船舶の船体(1)内部に設置される原動機と、配管の内部の水流にボス(2)の方向への推力を与える舵内プロペラと、原動機が生成する駆動力を舵内プロペラに伝達する伝達機構とを備える。
本発明の更に他の側面において、舵(5、5b)は、船体(1)に固定される固定部(6、6b)と、固定部に対して可動的に取り付けられた可動部(7、7b)とを備える。固定部(6、6b)の下端は、ボス(2)の中心軸(3)よりも低い。配管(11)の下端部は固定部(6、6b)に固定される。
船舶の推進装置。
本発明の更に他の側面において、固定部(6b)は、船舶(1)の船底から第1深さまでの第1部分と、第1深さからボス(2)の中心軸よりも低く設定された固定部の下端の第2深さまでの第2部分とを備える。第2部分の水平面の断面積は、第1部分の水平面の断面積よりも小さい。
本発明の更に他の側面において、舵(5a)は、船体(1)に固定される固定部(6a)と、固定部に対して可動的に取り付けられた可動部(7a)とを備える。固定部の下端はボス(2)の中心軸(3)よりも高い。配管(11)は固定部(6a)よりも下側で可動部(7a)の内部に配置される。可動部(7a)は、可動部が操舵によって動いたときに配管が動かないように形成された隙間を内部に有する。
本発明の一側面における船舶は、本発明による船舶の推進装置によって推進する。
本発明により、ハブ渦の影響を低減することが可能な技術が提供される。
図1は、船舶の推進装置を示す。 図2は、船舶の推進装置を示す。 図3は、船舶の推進装置を示す。 図4は、船舶の推進装置を示す。 図5は、推進装置の作用・効果を説明するための図である。 図6は、推進装置の作用・効果を説明するための図である。 図7は、船舶の推進装置を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図2は、本発明の一実施形態における船舶の推進装置を示す。船体1に回転軸3を中心として回転するボス2が取り付けられる。周方向に並ぶ複数の羽根からなるプロペラ4がボス2に取り付けられる。ボス2のプロペラ4より後方、すなわち舵5を向く側の先端の回転軸3付近に、窪みである凹部13が形成される。ボス4は、概略的には回転軸3に向かって船尾方向に突出するが、凹部13においては逆に、回転軸3に向かってボス2の根元側に向かって窪む。
船体1のプロペラ4よりも船尾側に、舵5が取り付けられる。舵5は固定部6と可動部7とを備える。固定部6は、船体1に対して固定される。固定部6の下端は、ボス2の回転軸3よりも低い。可動部7は、船体1から概ね鉛直方向に延長する旋回軸8を中心として固定部6に対して旋回する。その旋回によって船舶の進行方向が制御される。
船体1に、流体供給手段9が設置される。流体供給手段9は、コンプレッサ10と配管11を備える。舵5が取り付けられる部位の付近の船体1内に、流体(水や空気など)を押し出す加圧装置であるコンプレッサ10が設置される。コンプレッサ10から舵5の固定部6の内部を通ってボス2に流体を導くための配管11が設置される。配管11はその全体が固定部6に固定される。配管11の一端に形成される供給口12は、舵5の後方側で開口する。コンプレッサ10が供給した流体は、供給口12から回転軸3に平行にボス2の中心に向かって吹き出す。
次に、このような船舶推進装置の作用・効果について説明する。図5は、一般的なスクリュープロペラの例を示す。ボス102に取り付けられたプロペラ104が回転軸を中心に回転する。回転の中心軸に近い中心部107では流速が遅い。そのため、中心部107の外周付近でせん断が生じ、ハブ渦が発生して推進効率が低下する。またプロペラ104が生成する水流が中心部107の方に向く。その結果、水流の断面積A1は小さくなり、長さL1は長くなる傾向となる。
それに対して本実施形態においては、図6に示されるように、供給口12からプロペラ4の中心軸に向けて流体16が吹き付けられる。この流体16の流れによって、せん断流の発生が抑制される。また流体16が回転軸3付近に供給されることにより、プロペラ4が生成する水流は中心軸の方向に引き寄せられず、より平行に近い流れとなる。その結果、水流の断面積A2が大きくなり、長さL2が小さくなる。このような流れはエネルギーロスが少なく、推進効率に有利である。
流体を供給する機構を舵5の側に設けることにより、プロペラ4側に設備を追加しなくても上記の効果を得ることができる。プロペラ4の付近の船体は複雑な機構を有することが多いため、舵5の側に設備を追加する本実施形態は、構造の簡単さの点で有利である。
ボス2に凹部13が形成されなくとも、上記の効果を得ることができる。凹部13を形成すると、供給口12からボス2の中心に向かって吹き出した水流が、凹部13において反転して、プロペラ4と同じ向きの水流が形成される。この反転水流によって、上記の効果が更に向上する。
図3は、本発明の第2実施形態を示す。本実施形態においては、舵5aの固定部6aのみならず、可動部7aの内部にも、配管11が通される。配管11の上部は固定部6aの内部に配置されるが、供給口12が形成される下部は可動部7aの内部に位置する。配管11の位置が固定部6aに対して固定されていても操舵によって可動部7aが旋回軸8を中心として旋回できるように、可動部7aの内部に配管11が相対的に移動できる隙間が形成される。
このような構成により、固定部6aの下端をプロペラ4の回転軸3よりも高い位置とすることができる。その結果、可動部7aの面積が増大し、舵の効率が向上する。
図4は、本発明の第3実施形態を示す。本実施形態においては、固定部6bは船底から第1深さまでの第1部分と、第1深さからプロペラ4の回転軸3より低い位置に設定された第2深さまでの第2部分を有する。第1部分に比べて第2部分は水平面内の断面積が小さい。配管11は船底から供給口12の深さまで固定部6bの内部に収まる。
このような構成においては、配管11がすべて固定部6bの内部に配置されるため、構成が単純である。更に、固定部6bは第2部分において断面積が小さいため、可動部7bの面積を大きく取ることができ、舵の効率が向上する。
図7は、本発明の第4実施形態を示す。本実施形態においては、第1実施形態と比べて、コンプレッサ10が必要とされない。本実施形態における流体供給手段9aは、取入口14と供給口12とを結ぶ配管と、その配管に設けられるポンプ15とを備える。供給口12の位置は、第1実施形態と同じである。取入口14は、供給口12よりもプロペラ4の回転軸3から半径方向に離れた位置に形成される。例えば取入口14は、プロペラ4の翼端の後方に配置されると、プロペラ4によって発生した水流を効率的に取り込むことができる。
舵5の内部にポンプ15を駆動するための原動機を設置する場所を用意することが難しい場合がある。そのような場合には、原動機は船体1の内部に設置される。原動機が生成する駆動力は、伝達機構によって固定部6の内部を介して、配管の内部の水流にボス2の方向への推力を与えるための舵内プロペラ(ポンプ15として機能する)に伝達される。
以上のような構成において、取入口14から取り入れられた水がポンプ15によって供給口12に送られ、ボス2の凹部13に供給される。その結果、実施の第1形態と同様の効果をコンプレッサ10無しでも得ることができる。
本実施形態において、供給口12はプロペラ4の回転軸の後方に位置し、負圧となる。取入口14の付近は、水流の動圧がより高い。この圧力差が十分に大きい場合は、ポンプ15を省略しても自然の圧力差によって取入口14から取り入れた水を供給口12からボス2に向かって吹き出すことができる。
1 船体
2 ボス
3 回転軸
4 プロペラ
5、5a 舵
6、6a 固定部
7、7a 可動部
8 旋回軸
9、9a 流体供給手段
10 コンプレッサ
11 配管
12 供給口
13 凹部
14 取入口
15 ポンプ
16 流体
101 船体
102 ボス
103 回転軸
104 プロペラ
105 舵
106 ハブ渦
107 中心部

Claims (9)

  1. プロペラと、
    前記プロペラの後方に取り付けられた舵と、
    前記舵に取り付けられ、前記プロペラのボスの方向に流体を供給する流体供給手段
    とを具備する船舶の推進装置。
  2. 請求項1に記載された船舶の推進装置であって、
    前記ボスの前記舵に向く側の先端に窪みが形成された
    船舶の推進装置。
  3. 請求項1又は2に記載された船舶の推進装置であって、
    前記流体供給手段は、
    前記流体を押し出す加圧装置と、
    前記加圧装置が押し出した前記流体を前記ボスの位置に導く配管
    とを具備する船舶の推進装置。
  4. 請求項1又は2に記載された船舶の推進装置であって、
    前記流体供給手段は、
    前記プロペラによって発生した水流を取り込む取入口と、
    前記取入口が取り込んだ水流を前記ボスの方向に導く配管
    とを具備する船舶の推進装置。
  5. 請求項4に記載された船舶の推進装置であって、
    前記流体供給手段は更に、
    前記船舶の船体内部に設置される原動機と、
    前記配管の内部の水流に前記ボスの方向への推力を与えるプロペラと、
    前記原動機が生成する駆動力を前記プロペラに伝達する伝達機構
    とを具備する船舶の推進装置。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載された船舶の推進装置であって、
    前記舵は、船体に固定される固定部と、前記固定部に対して可動的に取り付けられた可動部とを具備し、
    前記固定部の下端は、前記ボスの中心軸よりも低く、
    前記配管の下端部は前記固定部に固定される
    船舶の推進装置。
  7. 請求項6に記載された船舶の推進装置であって、
    前記固定部は、前記船舶の船底から第1深さまでの第1部分と、
    前記第1深さから前記ボスの中心軸よりも低く設定された前記固定部の下端の第2深さまでの第2部分とを備え、
    前記第2部分の水平面の断面積は、前記第1部分の水平面の断面積よりも小さい
    船舶の推進装置。
  8. 請求項3から5のいずれか1項に記載された船舶の推進装置であって、
    前記舵は、船体に固定される固定部と、前記固定部に対して可動的に取り付けられた可動部とを具備し、
    前記固定部の下端は前記ボスの中心軸よりも高く、
    前記配管は前記固定部よりも下側で前記可動部の内部に配置され、
    前記可動部は、前記可動部が操舵によって動いたときに前記配管が動かないように形成された隙間を内部に有する
    船舶の推進装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載された船舶の推進装置によって推進する船舶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101403243B1 (ko) 2012-10-23 2014-06-02 박인규 선박의 추력 증가장치
CN110053752A (zh) * 2019-05-13 2019-07-26 哈尔滨工程大学 一种舵面空化效应抑制装置

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