JP2012096203A - 電解酸素マイクロナノバブル水生成器 - Google Patents

電解酸素マイクロナノバブル水生成器 Download PDF

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Abstract

【課題】生理活性効果を持つ電解酸素マイクロナノバブル水生成器を提供する。
【解決手段】電解酸素マイクロナノバブル水生成器は、浮上してガス溜まりとなる余分なガス気泡と、貯水の排出と、さらに貯水の液面レベルを保持するパイプ24を中央に、また、底部には陰、陽の極性を反転自在とした低電圧の直流を印加する対の電極をそれぞれに設置したブースタータンクXとメインタンクYを前後に連結し、ブースタータンクは水道水を電気分解して電解酸素マイクロナノバブル水を生成してメインタンクに給水し、メインタンクでは再度電気分解して電解酸素マイクロナノバブルを加増する。メインタンクに内蔵する活性炭およびろ過材で構成した、もしくは微粉活性炭を成形した浄水フィルター15の上面にドーナツ状の外周残部を設けて凹部27を形成、凹部と本体底円筒22を連通するパイプから浄水した電解酸素マイクロナノバブル水を外部に排出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、医療の補助手段を含めた健康、美容の分野で広範囲に応用可能であって、人間の細胞組織に対する生理活性効果を有する電解酸素マイクロナノバブル水生成器に関するものである。
現代の先進国社会の疾病は、発展途上国とは異なり、細菌、ウイルスなどの疾患よりも、栄養過多や生活の不節制から来る生活習慣病が多く、加えて社会構造から来るストレスによる神経系疾患など大きな社会問題となっている。
このような問題を解決するために、医学的、社会的努力がなされ、高度の医療機器が開発されて来ている。一方で生活習慣病を正す健康食品のほか各種の機能水が提案されているが効能の機序が明確でないものが多かった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1では、通常の気泡とは異なる性質を持ち、生理活性機能を持つ粒度分布の中心径が約150nmの酸素ナノバブルを科学的に解明し、製造方法と効果の可能性を幾つか提案している。
しかしながら、生活習慣病は緊急の社会問題となっており、生活習慣病の改善のため、日常の生活の中での治療補助手段や健康と美容に利する生理活性機能を高める機能水として前記電解酸素マイクロナノバブル水を家庭で製造、ふんだんに利用出来て、キッチンに置けるほど小型の装置が求められているが、方法、技術とコストの問題があった。
特許第4080440号
本発明は上述したような実情に鑑みなされたものであり、前記電解酸素マイクロナノバブル水であって、複数時間もしくは停止することなく、直流を印加した電気分解(以下、電解)により連続的に生成し、長時間安定的に水中に存在し、人間に対する生理活性効果がある前期電解酸素マイクロナノバブル水生成器を提供することを目的とする。
本発明の上記の目的は、直流による電解で作った酸素微小気泡であり、数十ミクロン以上のマイクロバブルと300nm以下のナノバブルとの中間の粒径である平均粒径430nmの前記電解酸素マイクロナノバブルであって、同時に生成される同粒径と判断される水素マイクロナノバブルが共存する水溶液からなることによって達成される。
また、水溶液中での前記電解酸素マイクロナノバブルと前期水素マイクロナノバブルの存在半減期の違いから、タンク内で長く貯留時間を置くほど、半減期の短い水素マイクロナノバブル数は大きく減衰し、酸素マイクロナノバブルは半減期が長いため、長時間存在し、水素マイクロナノバブルを僅かに残しながらも、前期電解酸素マイクロナノバブルリッチ水とすることで達成される。
さらに、本発明の上記目的は対となった電解の電極の一方である陽極からの酸性水と酸素ガス、もう一方の陰極からのアルカリ水と水素ガスを区分けする仕切り膜を設けず、両極の生成物が混合されて、中性の水(以下整水)中に前記電解酸素マイクロナノバブル、前記水素マイクロナノバブルを混在させることによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は主に水道水を電解するため、溶解物、固形の夾雑物を除去する活性炭と微細孔のろ過材または両方の機能を併せ持つ微粉活性炭と樹脂のバインダーを成形した圧縮活性炭フィルターを前期電解酸素マイクロナノバブル水生成器内部に設置することによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は主に水道水を直流で電解する陰、陽の極性を反転自在とした対の電極とを前記電解酸素マイクロナノバブル水生成器を構成する耐圧密閉容器の生成器底部に設置し、前記対の電極との間に9〜24Vを印加し、複数時間もしくは休止することなく連続電解を行うことによって達成される。
本発明の上記目的は電解によって生成される前記電解酸素マイクロナノバブルと前記水素マイクロバブルをコールター法の電気抵抗を利用した粒子測定原理によるMultisizerで計測したところ、図1に示すように、生成5分後から雑菌繁殖が抑制出来、飲用適と判断される半日、実際には8時間経過した時点でも平均粒径430nm、最多頻度径400nmの前記電解酸素マイクロナノバブルを含むものであることによって効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は過飽和を示す溶存酸素計での測定では、採水初期水温20℃で、10.50mg/l付近から24時間経過後でも、水温26℃に上昇しても、過飽和のまま、9.80mg/l近辺と減衰率で約6%であって、安定的な溶存酸素の供給源となる前記電解酸素マイクロナノバブルを含むことによって効果的に達成される。
本発明に係わる電解酸素マイクロナノバブル水生成器によれば、図1に示す通り、電解酸素マイクロナノバブルは最多頻度400nm、平均430nm直径のマイクロナノバブルであって、連続電解6時間を経過した試料水の分析体積0.1ml中に、採水5分後において400nm以下のガス粒数48600、400〜500nmのガス粒数182500をカウントし、10分後には、400nm以下が、34900個、400〜500nmが114000個と減衰するものの、15分後には、400nm以下39400個、400〜500nmは177000個になり、その後8時間後では、400nm以下が89400、400〜500nmで411900と増加し、電解酸素マイクロナノバブルの存在を継続させることが出来るようになった。これにより、医療補助手段を含む人の健康管理の場において、電解酸素マイクロナノバブル水による安定的な生理活性効果を得る目的で摂取させることが可能となった。
血中酸素飽和度が通常98%であった二人の健常人が、400mlを摂取して30分後に、ヘモグロビンの結合酸素飽和度を計るパルオキシメーターを使って、指先で計測したところ99%に上昇し、安静を保った状態では、6時間以上数値が継続した。最大の目的とする血漿への溶解についての計算値は、ヘモグロビンの結合酸素飽和度が98%の場合、溶解型酸素は0.312ml/100mlであるに対し、99%の飽和度では0.396ml/100mlであるので、約27%もの溶解性酸素が増えたことなり、家庭で日常的に摂取すれば、治療の補助を含めた健康増進が可能となった。民間の酸素カプセルでは、1.3気圧の元で、0.45mg/100mlに増加するだけであるので、日常飲用するだけで同等以上の活性効果を得ることが可能になった。
本発明に係わる電解酸素マイクロナノバブル水生成器によれば、摂取して体内に取り組むことにより、血液中の酸素飽和度を高め、特に血漿に酸素を供給出来ることにより、動脈硬化による狭窄部位があってヘモグロビンが通過出来なくとも、血漿は通過出来るので、毛細血管末端にまで酸素を到達させることも可能になった。
さらに、本発明に係わる電解酸素マイクロナノバブル水生成器によれば、飲用摂取することにより、医療用高圧酸素タンク(アメリカでの名称、Hyperbaric Oxygen Therapy)によって、様々な疾患治療に効果を上げている血漿への酸素溶解治療と類似の影響を享受することが可能となった。
さらに、本発明に係わる電解酸素マイクロナノバブル水生成器の酸素マイクロナノバブルについて定義をする。水中で生成される気泡は、極短時間に浮上して消滅する一般的に称される大きな泡の他、特許第4080440号に説明されているマイクロバブルは10〜50ミクロンであって、ナノバルブは100〜500nmとされる。但し、この特許出願人がWEB上で公開しているレポートでは、マイクロバブルから縮小して行く途上で、安定化する粒直径が数百nm~数μmの中間分布領域のマイクロナノバブルの存在を解析している。但し、これからの研究に待たなければならないが、溶存酸素への補給の現象の違い、未だ臨床、知見の数が少ないが、医学的効能の発現のし方も異なっているため、ナノバブルは100〜500nm範囲とするのでなく、先願の事例での150nmから推して、250〜300nmを上限と考えるべきで、本発明の平均430nmはマイクロナノバブルの下限と位置付ける方が妥当と思われる。即ち、電解酸素マイクロナノバブルの場合には図1の粒径分布が示すように平均粒径が430nmの大きさを持っており、時間経過しても、粒度分布は変えることなく、分析体積0.1ml中での頻度が変わる特徴を持っている。採水後5分と比較して10分の時には頻度が低下しているが、同じ粒径と判断される共存の水素マイクロナノバブルが消滅して行く状態と判断される。
溶存水素の分析実績が多い県立広島大学生命環境学部三羽教授が主宰するNPO法人日本老化防御医科学センターのホームペイジの「健康長寿、美肌と電解水素水」の連載第5回には、 溶存水素の減衰データが掲載されている。電解水素水を口腔内に静置した場合であるが、減衰率は大きく、口に含んだ直後に、1.1ppmの過飽和から0.45ppmと下落し、3分経過時点では、0.25ppmに落ち、その先は計測されていないが、下落の傾向を示していた。測定困難な水素マイクロナノバブルが長期に存在していれば、溶存水素が減衰する都度補給されると推測され、溶存ガス、マイクロナノバブルとも水素系のものはいずれも一緒に減衰して行くとしてよいと判断される。その後15分時に、出現頻度を増やしているのは、同時に存在する半減期の長い電解酸素マイクロバブルが縮小して、電解酸素マイクロナノバブルとして増加しているものと判断される。また、8時間経過時のものでは、更なる研究に待たねばならないが、極端に頻度を増やしており、同じ現象によるものと思われる。
本発明に係わる酸素マイクロナノバブル水生成器の酸素が電解酸素マイクロナノバブルとして安定的に存在する機序については機械的に製造した前記酸素ナノバブルと共通と判断、前掲の特許文献1から以下引用する。いわく、「酸素微小気泡の場合には、小さな気泡ほど酸素の溶解効率が高く、存在が不安定となり瞬時に消滅する。酸素ナノバブルの場合、気液界面に極めて高濃度の電荷が濃縮しているため、球の反対がわ同士の電荷間に働く静電気的な反発力により気泡の球体が縮小することを妨げている。また、高電場の作用により、水溶液中に含まれる鉄等の電解質イオンを主体とした無機質の殻を気泡周囲に形成し、これが内部の酸素の散逸を防止している。この殻は界面活性剤や有機物の殻とは異なるため、細菌等の他の物質と酸素ナノバブルが接触した時に生じる気泡範囲の電荷の逸脱により、殻自体が簡単に崩壊する。殻が崩壊したときには、内部に含まれる酸素は簡単に水溶液中に放出される。」
また、特許文献1には、酸素ナノバブルの製造法においては、鉄、マンガン、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどの電解質イオンを混合していると記載されている。本発明に係わる電解酸素マイクロナノバブル生成時には、主に水道水に本来含まれている電解質イオンだけに期待していることが異なっている。また、生成されたバブルにおいては、特許文献1では、中心径が150nmであるに対し、出願人の場合には、400〜500nmである大きさの違いはあるが、存在の機序に違いはないものと判断される。
発明者等が鋭意研究した結果、本発明に係わる酸素マイクロナノバブル水でピュアビタミンC(アスコルビン酸)を溶解して、人の顔の角質層に塗布、その後、乾燥を防ぐため、随時噴霧しながら、10分/日を2週間継続することで、非特許文献2に記載の通り、明白な保湿、美白の効果を見出した。水素リッチながら、酸素、水素共存のマイクロナノバブルの美容効果について、機序が解明出来ていなかったため、出願人が記述した特許文献2では、電解水素水単独の効果としたが、その後、水素ガス自体、活性効果は大きくはないと判断したため、角質層に浸透した酸素マイクロナノバブル水の酸素、ビタミンC(アスコルビン酸)の生理活性効果であったと修正するべきと判断している。
CI協会発刊 2009年10月号 ビタミンC物語 28〜33頁
本発明に係わる酸素マイクロナノバブル水の飲用摂取により、良好な結果を得ながらクリニックで臨床が進められている神経系疾患の関連について、発明者がアメリカのインターネットホームページを鋭意調査したところ、図2に見る通り、FDAが認可してはいないものの、多くの疾患について、血中溶解型酸素を増やして行う治療法が地歩を占めて来ていることが判明して来た。通常、体内の組織細胞に酸素を運ぶのはヘモグロビンであるが、健常人は、97〜98%の飽和度になっている。そこで、血漿中には僅かしか溶解しない酸素を酸素分圧、すなわち、酸素の含有量と圧力を上げた高圧室での高圧酸素治療(Hyperbaric Oxygen Therapy) があり、本来の使い方である、潜水病、一酸化炭素中毒などの基本的には酸素欠乏による疾病治療の他に、Off Label とされるFDAが認可はしていない血管系の脳卒中、心臓病のほかに、うつ病、末梢神経症、アルツハイマー症、自閉症、PTSD、痴呆にも相当な効果が出ていることが極めて多く報告され、実際の治療も行われている。この内、戦争からの帰還兵のPTSDについては、この治療法が立法化されることになったと別に情報公開されているのは、血管系での酸素欠乏に係わる疾患ばかりでない神経内科系疾病患者にとっては朗報となる。
また、本発明の電解酸素マイクロナノバブル水類似の水素マイクロナノバブルリッチながら酸素マイクロナノバブルを多く含む整水を、狭心症の冠動脈狭窄を持っていた日本の大物政治家が補助的治療に使用した効果について、夕刊紙に掲載されたことがあった。高圧酸素治療(Hyperbaric Oxygen Therapy)の実証効果には、動脈狭窄に関連する心臓疾患、脳梗塞もあり、本発明の酸素マイクロナノバブルが血漿に溶解し、酸素が血管の狭窄部を通過する機能を示したと判断される。
日刊ゲンダイ2009年9月15日発刊
さらに、本発明に係わる酸素マイクロナノバブル水を400ml、経口摂取して、30分〜1時間経過後に、血中のヘモグロビンに結合した酸素飽和度をパルオキシメーターで測定すると平常97〜98%が最大値の99%を示す。但し、本来Hyperbaric Oxygen Therapyと共通の目的とする酸素マイクロナノバブルの血漿への溶解濃度量は、次の式で計算される。
0.003(血漿への溶解度) × PaO2(酸素分圧) =血漿中の酸素溶解量(mg/dl)
PaO2はSpO2(パルオキシメーターでの測定の酸素飽和度、%)から換算表により求められる。400ml摂取後、SpO2は99%になったので、血漿中の酸素溶解量は、0.395ml/dlとなり, 98%飽和時の0.315ml/dlの数値の127%で、ヘモグロビンの結合酸素量約20.5mg/lからすると、決して多くはないが、狭心症などでヘモグロビンが通過出来ない狭窄部がある場合、連続して送られるので、透過効果は少なくない。
次に、発明に係わる酸素マイクロナノバブル水生成器について詳細に説明する。
本発明に係わる酸素マイクロナノバブル水は共に密閉耐圧容器であるブースタータンクとメインタンクとを直列2連で接続し、それぞれの底部に設置された陰、陽の極性を反転自在とした対となる電極間に低電圧の直流を印加して複数時間もしくは途切れることなく連続して行う。電気伝導度が低い時には、伝導度を上げるため、水道水に含まれると類似の電解質イオンとなるカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどを添加してもよい。電解して得られる水には、図1に見られるように、平均粒径が430nmの酸素、水素両方のマイクロナノバブルが生成される。一般的に水中の水素ガス、マイクロナノバブルの半減期は、十数分と言われているので、数時間以上連続運転して貯水されている水には、せいぜい十数分の電気分解した水素量の半分程度が残っているに過ぎない。測定は困難ながら、水素マイクロナノバブルが存在していれば、溶解して供給されるので、溶存水素を水素マイクロナノバブルの存在を推量する概略の指標としても誤りでない。因みに、水の雰囲気を測定する酸化還元電位計で本発明の電解酸素マイクロナノバブル水を測定してみるとー50〜−60mVであって、水素系が多い場合にはー500mVほどを呈することからすると、相当酸素リッチの雰囲気となっていることを窺わせるものである。
水道水を電解した時には、水道水に含まれる溶解した有機物と塩素、臭素イオンなどが反応してトリハロメタン類が生成される可能性、また、水道水中の塩素イオンとナトリウムイオンが反応して次亜塩素酸ナトリウムが生成される可能性があることから、電気分解された水の流れ後方に、吸着活性炭と固形の夾雑物捕捉のフィルターを設置する。粉末活性炭とポリエチレンで圧縮成形された両方の機能を持つ、圧縮活性炭フィルターを設置してもよい。
図3は、圧力容器と浄水フィルターおよび対の電極により構成した電気分解による酸素マイクロナノバブル生成器の断面図である。
円筒形の本体容器1内に、浄水フィルター15を設置し、水密蓋3および蓋2により密閉されている。水道水は水道水入口12から入り、水道水中の電解質が電気的に固着することを防止するため、陰、陽の極性を反転自在とした、対の電極8に、低電圧の直流を印加して、水道水を電気分解するが、水道水中のカルシウムやマグネシウムは陰極時の電極に固着するため、固着物を陽極に転じた時に酸で溶かすこととした。浄水フィルター15は電気分解生成物を含む水の中に含まれる吸着、化学分解する対象物、例えば、次亜塩素酸ナトリュウム、トリハロメタン類などの有機塩素化合物、さび、微粒の鉱物などの固形夾雑物を除去するための活性炭と中空糸膜フィルターあるいは、吸着とろ過機能を併せ持つ圧縮活性炭フィルターで構成される。本体容器1と浄水フィルター15の間には、電解での生成物を含む水を出来るだけ多く貯めるドーナツ状の空間を確保するため、吸着、ろ過能力の余剰分は出来るだけ抑制し直径が小さく、且つ高さが小さなフィルターとすることが望ましい。浄水フィルター15上面に形成された凹部27はフィルター蓋18によって区画され、リング状に形成される厚みは、電気分解によって生成された酸素、水素気泡が浮き上がって集積し、圧力が上昇した際、気泡を効率よく排出するため圧損を減じる効果がある。パイプ24の上部は、凹部27の底面と同じレベルに設置し、浄水フィルター外のドーナツ状の貯水上部に圧力が生じた場合でも、貯水が浄水フィルター15の全周囲から整水出口14に排出されないよう、貯水量を保持するため、液面レベル保つ目的で設置される。本発明にあっては、対の電極8の間に15V、200mAを印加、連続6時間電気分解を行っている間、浮力で上昇する視認出来る大きさの酸素と水素気泡は凹部27、パイプ24を経由して排出される。浮力が殆どない酸素マイクロナノバブルは、浄水フィルター15の容積を除した本体容器1内部の水に保持される。さらに、水素はマイクロナノバブルの大きさで生成されても、半減期が短く、数十分の内には消滅してしまうため、6時間の電気分解を停止する前の、数十分の電解分の水素マイクロナノバブルが残るだけの酸素リッチな水となる。有機塩素化合物などの吸着対象物と固形の夾雑物をろ過して、中央孔17内周面全域から透過し、凹部27に集まり、パイプ24を経由して本体容器1の整水出口14から排出された時には、主に酸素マイクロナノバブルを含有する整水となる。
図4では、破線のA-Aより上は断面を図示し、破線のB-Bより下は外観を図示しているが、図3の構成から図示していない対の電極8と図中の液面レベルを保持するパイプ24を本体底円筒22に挿入して残し、図示していない図3中の浄水フィルター15を外したブースタータンクである。図3で確保出来る整水の量は浄水フィルター15の体積を除した分に限定されるため、家庭用としてキッチンに置く場合の妥当な大きさからすると、1リットルを超えない。そのため、酸素マイクロナノバブル水を治療の補助を含む健康目的や美容のケア目的、調理目的など全部に活用するには、整水量として不足する。本発明においては、連続6時間の電解を行い、6時間内に吐水されなければ、通電を停止し、新たな酸素マイクロナノバブルは供給されないが、停止時間中において、一旦吐水すると、電解を再開するプログラムとしているが、整水全部を使い切った場合、24V以下の低印加電圧では、酸素マイクロナノバブルを追加で供給するには間に合わない。
そこで、図5のように、図4のブースタンクXを水道水の流入側である手前に、図3のメインタンクYを後部に直列に連結することによって、約3倍の整水を確保することを目指して、整水量の不足の問題を解消することが出来る。
二つのタンクを連結する時には水の経路は符号と名称を付した図6のようにして連結一体としてもよいが、場所をとらないよう、距離を離して設置することも出来る。また、ブースタータンクXを後部に、メインタンクYを前部にと逆に組み合わせることも可能である。
また、地下水、伏流水でなく、表層流を利用する水道水においては電解質イオンが少ないため、電気伝導度が低く、電分で生成される酸素マイクロナノバブルが少ないことがあるため、アルカリイオン水生成器などに用いられている乳酸カルシウムなどカルシウム剤の添加の機構を取り入れるか、電圧を上げてもよい。
本発明に係わる酸素マイクロナノバブル水を図3の実施例を使って、6時間連続の電解で生成したものをBeckman Coulter社のCoulter法によるMultisizerで経過時間を設定して測定したところ、経過時間に関係なく、平均430nmの粒度分布を持っていた。10.50mg/lと過飽和を示す酸素マイクロナノバブル水を常温、大気開放のまま、大型の三角フラスコに入れ、溶存酸素計で濃度の変化を観察すると、12時間の間では殆ど変化なく、24時間経過時に、9.87mg/lと低下するものの約6%の減衰を示すのみであった。このことは、過飽和の溶存酸素が安定的であるのではなく、次々酸素マイクロナノバブルが酸素を放出、溶解するものとすることが出来た。
また、本発明の酸素マイクロナノバブル水には、電解で同時に生成したマイクロナノバブルと推測される水素が共存しているが、粒度分布を経過時間で追って観察すると、測定開始の5分後から10分後までは頻度が低下し、半減期の短い水素マイクロナノバブルが消滅して行くものと判断出来た。
粒度分布測定において、15分を経過すると酸素マイクロナノバブルと推定される頻度が上昇し、8時間を経過すると、粒度分布の変化はないまま、0.1ml中に5分時の〜400nmと400〜500nmの合計頻度231,100個が約2.1倍の501,300個に増加する現象を確認出来た。
酸素マイクロナノバブル水でピュアビタミンC(アスコルビン酸)を溶解してフェイスマスクに滲み込ませて人の顔に当て、乾燥しないよう適宜噴霧しながら10分/日を2週間繰り返すことで、キメが整い、保湿と美白の臨床効果を得ることが出来た。
血中酸素飽和度が通常98%である健常人が、400mlを摂取して30分後に、パルオキシメーターを使い、指先で計測したところ99%を確認し、6時間、そのまま数値が保持された。一番重要な血漿への溶解を計算すると、0.396ml/100mlとなり、摂取前に比較し、約27%もの溶解性酸素が増えた。家庭で日常摂取すれば、治療の補助、健康増進が出来ることになった。
本発明に係る電解酸素マイクロナノバブル水の粒径頻度分布図である。 本発明に係わる電解酸素マイクロナノバブル水による血漿中の溶解型酸素による治療の可能性をみるため、アメリカでの高圧酸素療法の実績をネット情報からまとめたものである。 本発明に係る電解酸素マイクロナノバブル生成器の断面図であって、圧縮活性炭による浄水フィルターを内蔵するタイプである。 本発明に係る電解酸素マイクロナノバブル生成器の浄水フィルターを有しないタイプで、破線のA-Aの上は断面図であり、破線のB-Bの下は外観図である。 本発明に係る電解酸素マイクロナノバブル水の水量が加増出来る直列2連タイプの生成器であって、破線上のA-A、C-Cは断面図であり、破線下のB-B,D-Dは外観図である。 本発明に係る電解酸素マイクロナノバブル水生成器であって、2連タイプでの水の流れを説明する平面図である。
1 本体容器
15 浄水フィルター
3 水密蓋
2 蓋
12 水道水入口
8 対の電極
27 凹部
18 フィルター蓋
24 パイプ
17 中央孔
14 整水出口
22 本体底円筒
X ブースタータンク
Y メインタンク








Claims (3)

  1. 共に耐圧密閉容器であるブースタータンクと次にメインタンクを直列2連に接続し、ブースタータンクは、密閉蓋との間に数ミリの間隙を設けて、浮力によって上昇してガス溜まりとなる大きな気泡と水道水が供給された時にブースタータンク内の貯水を排出する、さらに液面レベルを保持するパイプを本体底円筒に挿入して設置し、またブースタータンクの底部には電流値1A以下となるよう電極間距離を設定した対の電極を設置し、電解質が電気的に固着するのを防止するため、対の電極の陰、陽の極性を反転自在として直流電圧9〜24Vを印加して、水道水を複数時間もしくは連続電気分解してブースタータンクの貯水に400nm以下と400〜500nmの粒径に多頻度の分布を持ち、平均粒径が約430nmの電解酸素マイクロナノバブルを生成させ、後方に連結したメインタンクはブースタータンクと同一構成として、対の電極間には電解質が固着するのを防止するため、ブースタータンクと同一電源から陰、陽の極性を反転自在とした直流電圧9〜24Vを印加し、複数時間もしくは連続電気分解して、貯水中に400nm以下と400〜500nm粒径に多頻度の分布を持ち、平均粒径が約430nmの電解酸素マイクロナノバブルを生成させ、メインタンク内に水道水中のカルキと有機塩素化合物などの溶解物および固形の夾雑物を除去する活性炭と中空糸膜などのろ過材とで構成するか、微粉活性炭とポリエチレンなどのバインダーで成形した吸着とろ過機能を持つ圧縮活性炭フィルターを設け、浄水フィルター上面に円筒状の中央孔の内面全周から透過してくる浄水を集めるドーナツリング状の残部を設けて凹部を形成、電解で発生した余分なガスを抜き、貯水を落水させずに液面レベルを保持し、また貯水をメインタンク外部に排出する本体底円筒に挿入した樹脂または金属のパイプを浄水フィルター上面の凹部の底面と同じ高さで設置して、ブースタータンクから電解酸素マイクロナノバブル水を導入して、再度、二重に電気分解して、電解酸素マイクロナノバブル数を増加させることが出来、且つブースタータンクの容量を加増して電解酸素マイクロナノバブル水を確保出来、飲用すると血液中の結合型酸素と血漿中の溶解型酸素を増加させることが出来ることを特徴とする電解酸素マイクロナノバブル水生成器。
  2. 請求項1記載のメインタンク単体で対の電極により電気分解して、電解酸素マイクロナノバブル水を生成させ、浄水フィルターで浄水した電解酸素マイクロナノバブル水を供給することが出来ることを特徴とする電解酸素マイクロナノバブル水生成器。
  3. 請求項1記載のブースタータンクに、ミネラルウォーターを供給して対の電極で電気分解し、電解酸素マイクロナノバブル水を生成出来ることを特徴とする電解酸素マイクロナノバブル水生成器。
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