JP2012094231A - 対物レンズ素子、光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NAの異なる少なくとも2種類の光ディスク規格に対して互換性があり、NAが相対的に小さな光ディスク規格用の光の集光時に実効NAを制御して、良好なスポットを形成できる対物レンズ素子及びこれを用いた光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】対物レンズ素子143の内周部131Bと及び外周部131Fには、互いに異なる回折構造が設けられており、以下の条件が満たされる。
DO11×DO12>0 ・・・(1)
DO21×DO22<0 ・・・(2)
ただし、DO11(DO21):内周部の回折構造によって回折された波長λ1(λ2)の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数、DO12(DO22):第2領域の回折構造によって回折された波長λ1(λ2)の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光情報記録媒体の情報記録面に対して、情報の記録・再生・消去の少なくとも1つを行うために用いられる対物レンズ素子及びこれを用いた光ピックアップ装置に関する。
近年、波長400nm近傍の青色レーザー光を用いて、光ディスクの記録密度を高め、記憶容量を向上させた高密度光ディスクの研究・開発が活発に行われている。このような高密度光ディスクの規格の1つに、対物レンズの像側開口数(NA)を0.85程度、光ディスクの情報記録面上の保護基板厚を約0.1mmとしたBlu−Ray Disc(登録商標。以下、「BD」という)がある。
BDの他にも、波長680nm近傍の赤色レーザー光を用いるDVD(保護基板厚:約0.6mm)と、波長780nm近傍の赤外レーザー光を用いるCD(保護基板厚:約1.2mm)も併存しており、これらの3種類の規格を互換できる対物レンズが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、BD、DVD、CDの3種類の規格に互換性のある光学素子及び光ピックアップ装置が開示されている。特許文献1に記載の対物レンズには、階段状の段差を周期的に配置してなる階段状回折構造(バイナリ型回折構造ともいう)が設けられている。この段差1段分の高さは、最も短い設計波長の光に対して約1.25波長の光路差を与えるように設計されている。また、半径方向に連続する4つの段差(ベース面からの高さが単位段差の0〜3倍)によって、1つの周期構造が構成されている。
このような段差構造を設けることによって、BD用の波長の光の使用時には、+1次回折光の回折効率を最大とし、DVDの波長の光の使用時には、−1次回折光の回折効率を最大とすることができる。したがって、波長に対する回折角の変化を利用して、BDとDVDとの切替時に、波長及びディスク基材厚の違いに起因して発生する球面収差を補正することが可能となる。
また、特許文献2には、青紫色光半導体レーザーを用いる高密度光ディスクとDVDとを互換できる対物レンズが開示されている。特許文献2に記載の対物レンズは、レンズの光学機能面に複数の輪帯状段差を設け、高密度光ディスク用の波長の光の使用時には+3次回折光の回折効率が最大となり、DVDの波長の光の使用時には+2次回折光の回折効率が最大となるように、輪帯状段差の深さが設計されている。
特許第3993870号公報 特開2005−243151号公報
高密度光ディスクの開口数(NA)がDVDのNAより大きい場合、対物レンズの光学機能面の外周部分は、高密度光ディスクの専用領域となるため、この領域に入射するDVD用の光をスポット形成に寄与させないことが必要である。高密度光ディスクの専用領域に入射したDVD用の光が光ディスクの情報記録面上に集光されると、スポット性能の劣化に繋がる。しかしながら、特許文献2では、高密度光ディスクの専用領域に入射するDVD用の光の集光を制限するといった、光ディスク規格毎のNAの違いを考慮した設計はなされていない。したがって、実効NAを調整するためには、開口制限機能を有する別途の光学部材が必要となるが、部品点数やコスト増を招くため、好ましいとは言えない。
それ故に、本発明は、NAの異なる少なくとも2種類の光ディスク規格に対して互換性があり、NAが相対的に小さな光ディスク規格用の光の集光時に実効NAを制御して、良好なスポットを形成できる対物レンズ素子及びこれを用いた光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
本発明は、入射側及び出射側に光学機能面を備え、波長λ1の第1の入射光束を、基板厚t1を持つ基板を介して集光しスポットを形成するとともに、波長λ1より長い波長λ2の第2の入射光束を、基板厚t1より大きい基板厚t2を持つ基板を介して集光しスポットを形成する対物レンズ素子に関する。光学機能面のうち少なくとも一方は、回転対称軸を含み実質的にスポット形成に寄与する第1及び第2の入射光束のいずれもが透過する第1領域と、第1領域を囲む輪帯状領域であって実質的にスポット形成に寄与する第1の入射光束のみが透過する第2領域とに分割されている。第1領域及び第2領域には、互いに異なる回折構造が設けられる。この対物レンズ素子は、以下の条件を満足する。
DO11×DO12>0 ・・・(1)
DO21×DO22<0 ・・・(2)
ここで、
DO11:第1領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO21:第1領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO12:第2領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO22:第2領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
である。
また、本発明は、入射側及び出射側に光学機能面を備え、波長λ1の第1の入射光束を、基板厚t1を持つ基板を介して集光しスポットを形成するとともに、波長λ1より長い波長λ2の第2の入射光束を、基板厚t1より大きい基板厚t2を持つ基板を介して集光しスポットを形成し、更に、波長λ2より長い波長λ3の第3の入射光束を、基板厚t2より大きい基板厚t3を持つ基板を介して集光しスポットを形成するする対物レンズ素子に関する。光学機能面のうち少なくとも一方は、回転対称軸を含み実質的にスポット形成に寄与する第1〜第3の入射光束のいずれもが透過する第1領域と、第1領域を囲む輪帯状領域であって実質的にスポット形成に寄与する第1及び第2の入射光束のみが透過する第2領域と、第2領域を囲む輪帯状領域であって実質的にスポット形成に寄与する第1の入射光束のみが透過する第3領域とに分割されている。第1領域〜第3領域には、互いに異なる回折構造が設けられる。この対物レンズ素子は、以下の条件を満足する。
DO12×DO13>0 ・・・(5)
DO22×DO23<0 ・・・(6)
ここで、
DO12:第2領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO22:第2領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数、
DO13:第3領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO23:第3領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
である。
また、本発明は、波長λ1の第1の入射光束を、基板厚t1を持つ基板を介して集光しスポットを形成するとともに、波長λ1より長い波長λ2の第2の入射光束を、基板厚t1より大きい基板厚t2を持つ基板を介して集光しスポットを形成する光ピックアップ装置であって、波長λ1の光束を出射する第1の光源と、波長λ2の光束を出射する第2の光源と、上記のいずれかの記載の対物レンズ素子と、光ディスクの情報記録媒体によって反射された光を検出する検出素子とを備える。
本発明によれば、小さな光ディスク規格用の光の集光時に、最も外周にある領域が開口制限機能を発揮するので、NAの異なる少なくとも2種類の光ディスク規格に対して互換性があり、かつ、良好なスポットを形成できる対物レンズ素子及びこれを用いた光ピックアップ装置を実現できる。
実施の形態1に係る対物レンズ素子の概略構成図 図1に示される対物レンズ素子の内周部に設けられる階段状回折構造の説明図 図1に示される対物レンズ素子の内周部と外周部の境界近傍に設けられた回折構造を示す図 実施の形態1に係る対物レンズ素子を備える光ピックアップ装置の概略構成図 実施の形態2係る対物レンズ素子の概略構成図 図5に示される対物レンズ素子の内周部に設けられる階段状回折構造の説明図 図5に示される対物レンズ素子の内周部と中間部の境界近傍に設けられた回折構造を示す図 実施の形態2に係る対物レンズ素子を備える光ピックアップ装置の概略構成図 数値実施例1に係る対物レンズ素子の光路図 数値実施例1に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の球面収差を示すグラフ 数値実施例1に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の正弦条件を示すグラフ 数値実施例1に係る対物レンズ素子の縦収差を示すグラフ 数値実施例2に係る対物レンズ素子の光路図 数値実施例2に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の球面収差を示すグラフ 数値実施例2に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の正弦条件を示すグラフ 数値実施例2に係る対物レンズ素子の縦収差を示すグラフ 数値実施例2に係る対物レンズ素子の縦収差を示すグラフ
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る対物レンズ素子の概略構成図である。
実施の形態1に係る対物レンズ素子143は、BD規格(NA=0.85)とDVD規格(NA=0.65)とに互換性を有しており、波長λ1(400nm近傍)の青色光を厚み0.1mmの基板を介して情報記録面上に集光してスポットを形成すると共に、波長λ2(680nm近傍)の赤色光を厚み0.6mmの基板を介して情報記録面上に集光してスポットを形成する。対物レンズ素子143の入射側の光学機能面は、回転対称軸(光軸)を含む内周部131Bと、内周部131Bを取り囲む輪帯状の外周部131Fとに分割されている。内周部131Bには、周期的な階段状段差よりなる階段状回折構造が設けられ、外周部131Fには鋸歯状回折構造が設けられている。
図2は、図1に示される対物レンズ素子の内周部に設けられる階段状回折構造の説明図である。図2(a)は、対物レンズ素子の光学機能面に設けられる階段状段差構造の理論形状を表す。図2(b)は、BD用の波長λ1の光に対して与える位相の変化量を表し、図2(c)は、DVD用の波長λ2の光に対して与える位相の変化量を表す。
図3は、図1に示される対物レンズ素子の内周部と外周部の境界近傍に設けられた回折構造を示す図である。図3(a)は、理解を容易にするために、ベース非球面を除去して平坦面上に回折構造のみを配置した図である。図3(b)は、対物レンズ素子を構成するベース非球面上に回折構造を配置した図である。
図2(a)に示す階段状回折構造は、連続する4レベルの段差で1周期を構成する周期構造である。1段分の段差高さは、BD用の青色光に対して、その波長λ1の約1.25倍の光路差を付与するように設計されている。この階段状回折構造に波長λ1の光が入射した場合、図2(b)に示すように、段差高さが1段増加する毎に約0.25波長分の位相差(約1/2π)を与える。図2(b)の1周期分の回折構造は、0.25波長分の位相差を与える段差を階段状に連続して4段並べた回折格子とみなすことができるので、回折効率が最も高い回折次数は+1次となる。
一方、図2(a)に示す階段状回折構造に波長λ2の光が入射した場合、段差1段は、波長λ2の光に対して約0.75波長分の光路差を与える。したがって、この階段状回折構造は、図2(c)に示すように、段差高さが1段増加する毎に波長λ2の光に対して約−0.25波長分の位相差(約−1/2π)を与える。図2(a)に示す階段状回折構造は、波長λ2の光の使用時には、−0.25波長分の位相差を与える段差を階段状に連続して4段並べた回折格子とみなすことができるので、回折効率が最も高い回折次数は−1次となる。
外周部131Fは、BD専用領域であるので、DVD用の波長λ2の光に対しては、実効NAを調整するための開口制限機能を有する。すなわち、外周部131Fに入射した波長λ2の光束が、内周部に入射した波長λ2の光束が形成するスポットから大きく離れた位置に集光することなく、大きなデフォーカス成分及び球面収差成分を生じるように、外周部131Fは設計されている。また、波長λ2の光の使用時の外周部131Fの回折効率が、波長λ1の光の使用時と比べて低くなるように、鋸歯深さが設計される。
具体的には、本実施の形態に係る対物レンズ素子143においては、BD用の波長λ1の光の使用時に、+3次回折光の回折効率が最大となるように段差深さが決定されている。この場合、DVD用の波長λ2の最も回折効率の高い回折次数は+2次となるが、+2次回折光の回折効率は比較的低い。また、波長λ1の光の回折次数は、内周部131Bで+1次、外周部131Fで+3次であるのに対し、波長λ2の光の回折次数は、内周部131Bで−1次、外周部131Fで+2次となる。波長λ2の光に与える回折のパワーは、負から正へと大きく変化しているため、内周部131Bを透過した光と外周部131Fを透過した光との間で大きな焦点位置ずれが生じ、球面収差の発生量も多くなる。このように、外周部131Fは、入射した波長λ2の光をスポット形成に実質的に寄与させず、開口制限機能を発揮する。
他の例として、外周部131Fによって回折される波長λ1の光のうち、+1次回折光の回折効率が最大となるように鋸歯状回折構造を設計しても良い。この場合、DVD用の波長λ2の光の使用時には、+1次回折光の回折効率が最大となるが、BD用のブレーズ波長に合わせるため、その回折効率は最大でも+60%程度となる。また、回折次数も内周部131Bの−1次から外周部の+1次へと大きく変化するため、焦点位置ずれと大きな球面収差を発生する。したがって、外周部131Fは、上記の例と同様に開口制限機能を発揮することができる。
ここで、実施の形態1に係る対物レンズ素子143は、以下の条件(1)及び(2)を満足する。
DO11×DO12>0 ・・・(1)
DO21×DO22<0 ・・・(2)
ここで、
DO11:内周部の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO21:内周部の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO12:外周部の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO22:外周部の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
である。
条件(1)及び(2)は、外周部131Fの回折次数と内周部131Bの回折次数の符号変化を規定する。条件(1)及び(2)を満たすことによって、DVD用の波長λ2の回折方向を内周部131Bと外周部131Fとで大きく変化させることができ、外周部131Fに開口制限機能を付与することができる。
実施の形態1に係る対物レンズ素子143は、以下の条件(3)を満足することが好ましい。
1.5≦(DO22/DO12)−(DO21/DO11)≦3.0 ・・・(3)
条件(3)は、外周部131Fの回折次数と、内周部131Bの回折次数との関係を規定する。条件(3)の数値範囲を外れると、外周部131Fが波長λ2の光に対して十分な開口制限機能を発揮できなくなる。
実施の形態1に係る対物レンズ素子143は、以下の条件(4)を満足することが好ましい。
−1.0≦(DO22/DO12)/(DO21/DO11)≦−0.3 ・・・(4)
条件(4)は、外周部131Fの回折次数と、内周部131Bの回折次数との関係を規定する。外周部151Fが波長λ2の光に対して十分な開口制限機能を発揮できるように、これらの条件を満たすことが好ましい。
表1に、内周部131B及び外周部131Fに設ける回折構造が取り得る回折次数の組み合わせを例示する。ただし、上記条件(1)及び(2)を満足する限り、他の回折次数の組み合わせを取るように回折構造を設計しても良い。
Figure 2012094231
図4は、実施の形態1に係る対物レンズ素子を備える光ピックアップ装置の概略構成図である。図4に示す光ピックアップ装置は、BD及びDVDの2つの光ディスク規格に対して互換性を有するものである。
レーザー光源1から出射された青色光ビーム61は、リレーレンズ2を透過し、ビームスプリッター4で反射された後、コリメートレンズ8により略平行光に変換される。コリメートレンズ8は、光軸方向に可動であり、光軸方向に移動することによって光ディスクの基材厚の誤差や情報記録面毎の基材厚の差に起因する球面収差を補正する。コリメートレンズ8を透過した青色ビーム61は、立ち上げミラー12によって反射され、対物レンズ素子143に入射し、光ディスク9の情報記録面上に集光されて良好なスポットを形成する。光ディスク9の情報記録面によって反射された青色光ビーム61は、再び対物レンズ素子143を透過し、立ち上げミラー12によって反射され、コリメートレンズ8、ビームスプリッター4を順に透過する。ビームスプリッター4から出射された青色ビーム61は、ビームスプリッター16によって反射され、検出レンズ32によって光検出器33上に集光され、光信号として検出される。
レーザー光源20から出射された赤色光ビーム62は、ビームスプリッター16、ビームスプリッター4を透過し、コリメートレンズ8に入射し、発散光に変換される。このコリメートレンズ8は光軸方向に移動することによって、赤色光ビーム62の光束の平行度を調整できる。また、光ディスク9の使用時と同様に、コリメートレンズ8が甲kじくほうこうに移動することによって、ディスク基材厚の差や温度変化、波長変化等に起因する球面収差を補正する。コリメートレンズ8を透過した赤色光ビーム62は、発散光として立ち上げミラー12によって反射され、対物レンズ素子143に入射し、光ディスク10の情報記録面上に集光され良好なスポットを形成する。光ディスク10の情報記録面によって反射された赤色光ビーム62は、再び対物レンズ素子143を透過し、立ち上げミラー12によって反射し、コリメートレンズ8、ビームスプリッター4を順に透過する。ビームスプリッター4から出射された赤色光ビーム62は、ビームスプリッター16によって反射され、検出レンズ32によって光検出器33上に集光され、光信号として検出される。
図4に示した光ピックアップ装置は、実施の形態1に係る対物レンズ素子143を備えるので、波長λ2の光の使用時に、BD専用領域である外周部131Fが実効NAを調整するための開口制限機能を発揮する。したがって、本実施の形態に係る光ピックアップ装置によれば、いずれの規格の光ディスクに対しても良好なスポット形成が可能となる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2係る対物レンズ素子の概略構成図である。
実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、BD、DVD、CDの光ディスク規格に互換性を有しており、波長λ1(400nm近傍)の青色光を厚み0.1mmの基板を介して情報記録面上に集光してスポットを形成し、波長λ2(680nm近傍)の赤色光を厚み0.6mmの基板を介して情報記録面上に集光してスポットを形成し、波長λ3(780nm近傍)の赤外光を厚み1.2mmの基板を介して情報記録面上に集光してスポットを形成する。
対物レンズ素子163の入射側の光学機能面は、対称軸(光軸)を中心とする3つの領域、すなわち、対称軸を含む内周部151Bと、内周部151Bを取り囲む輪帯状の中間部151Mと、中間部151Mを取り囲む輪帯状の外周部151Fとに分割されている。内周部151Bには、階段状回折構造が設けられ、中間部151Mには、内周部151Bに設けられているものとは異なる階段状回折構造が設けられ、外周部151Fには、鋸歯状回折構造が設けられている。
図6は、図5に示される対物レンズ素子の内周部に設けられる階段状回折構造の説明図である。図6(a)は、対物レンズ素子の光学機能面に設けられる階段状段差構造の理論形状を表す。図6(b)は、BD用の波長λ1の光に対して与える位相の変化量を表し、図6(c)は、DVD用の波長λ2の光に対して与える位相の変化量を表し、図6(d)は、CD用の波長λ3の光に対して与える位相の変化量を表す。
図7は、図5に示される対物レンズ素子の内周部と中間部の境界近傍に設けられた回折構造を示す図である。図7(a)は、理解を容易にするために、ベース非球面を除去して平坦面上に回折構造のみを配置した図である。図7(b)は、対物レンズ素子を構成するベース非球面上に回折構造を配置した図である。
内周部151Bは、BD、DVD、CD用の3波長の光で共用される領域である。内周部151Bに設けられる階段状回折構造は、高さが1段分ずつ単調に増加する8レベルの段差で1周期を構成する周期構造である。1段分の段差高さは、BD用の青色光に対して、その波長λ1の約1.25倍の光路差を付与するように設計されている。この階段状回折構造に波長λ1の光が入射した場合、段差高さが1段増加する毎に波長λ1の光に対して約0.25波長分の位相差(約1/2π)を与える。図6(a)に示す階段状回折構造は、図6(b)に示すように、波長λ2の光の使用時には、0.25波長分の位相差を与える段差を階段状に連続して4段並べた回折格子とみなすことができるので、回折効率が最も高い回折次数は+2次となる。
また、図6(a)に示す階段状回折構造に波長λ2の光が入射した場合、段差1段は、波長λ2の光に対して約0.75波長分の光路差を与える。したがって、この階段状回折構造は、図6(b)に示すように、段差高さが1段増加する毎に波長λ2の光に対して約−0.25波長分の位相差(約−1/2π)を与える。図6(a)に示す階段状回折構造は、波長λ2の光の使用時には、−0.25波長分の位相差を与える段差を階段状に連続して4段並べた回折格子とみなすことができるので、回折効率が最も高い回折次数は−2次となる。
また、図6(a)に示す階段状回折構造に波長λ3の光が入射した場合、段差1段は、波長λ3の光に対して約0.625波長分の光路差を与える。したがって、この階段状回折構造は、図6(c)に示すように、段差高さが1段増加する毎に波長λ3の光に対して約−0.375波長分の位相差を与える。図6(a)に示す階段状回折構造は、波長λ3の光の使用時には、−0.375波長分の位相差を与える段差のほぼ3段を1つの回折格子とみなすことができるので、回折効率が最も高い回折次数は−3次となる。
尚、内周部151Bに設ける階段状回折構造の1周期は、必ずしも8レベルの段差から構成されている必要はなく、5、6、7、9レベルのいずれかの段差で構成されていても良い。
中間部151Mは、BD及びDVD用の2波長の光で共用される領域である。中間部151Mに設けられる階段状回折構造は、1段ずつ単調に高さが増加する4レベルの段差で1周期を構成する周期構造である。1段分の段差高さは、BD用の波長λ1の光に対して、その約1.25倍の光路差を付与するように設計されている。したがって、波長λ1の青色光の使用時には+1次回折光の回折効率が最大となり、波長λ2の赤色光の使用時には−1次回折光の回折効率が最大となる。中間部151Mに入射したCD用の赤外光ビームは、スポットに寄与せず、かつ、迷光として光検出器に入ることなく、散乱する。すなわち、CD用の波長λ3の光に対して、中間部151Mは、開口制限機能を発揮する。中間部151Mに設ける階段状回折構造の1周期は、必ずしも4レベルの段差で構成されている必要はなく、4以外のレベル数の段差で構成されていても良い。
外周部151Fは、BD専用領域であるので、DVD用の波長λ2の光及びCD用の波長λ3の光に対しては、実効NAを調整するための開口制限機能を有する。すなわち、外周部151Fに入射した波長λ2またはλ3の光束が、内周部に入射した同じ波長の光束が形成するスポットから大きく離れた位置に集光することなく、大きなデフォーカス成分及び球面収差成分を生じるように、外周部151Fは設計されている。また、波長λ2またはλ3の光の使用時の外周部151Fの回折効率が、波長λ1の光の使用時と比べて低くなるように、鋸歯深さが設計される。
具体的には、本実施の形態に係る対物レンズ素子163においては、BD用の波長λ1の光の使用時に、+3次回折光の回折効率が最大となるように段差深さが決定されている。この場合、DVD用の波長λ2の回折光のうち最も回折効率が高い次数、CD用の波長λ3の回折光のうち最も回折効率が高い次数は、いずれも+2次となる。また、波長λ2の+2次回折光の回折効率、波長λ3の+2次回折光の回折効率は、それぞれ、84%、40%程度となり、BD用の波長λ1の光の回折効率より低くなる。
BD用の波長λ1の光の回折次数は、内周部151Bで+2次、中間部で+1次、外周部151Fで+3次であるので、位相は緩やかに増減する。したがって、BDの使用時には、内周部151B、中間部151M、外周部151Fに入射した光が良好なスポットを形成できる。
DVD用の波長λ2の光の回折次数は、内周部151Bで−2次、中間部で−1次であり、位相は緩やかに変化する。したがって、DVDの使用時には、内周部151B及び中間部151Mに入射した光が良好なスポットを形成できる。ここで、外周部151Fによって回折された波長λ2の光の回折次数は+2次である。内周部151Mから外周部151Fにかけて、回折によるパワーが負から正に大きく切り替わることによって、中間部151Mの集光スポットに対して、外周部151Fの集光スポットは、0.17mm程度の焦点位置ずれを生じる。また、回折次数が−1次から+2次へと急激に変化しているため球面収差も大きく発生する。DVDの使用時において、外周部151Fは、入射した波長λ2の光をスポット形成に実質的に寄与させず、開口制限機能を発揮する。
CDの波長λ3の光の回折次数は、内周部151Bで−3次、中間部151Mで−1次となるが、これらの回折次数の変化率がBD用の波長λ1の光とは異なる。このため、中間部151Mに入射した光は、良好なスポット形成に寄与しない。また、4段で1周期を構成する階段状回折構造の場合、波長λ3の光の回折効率は35%程度であり、回折光の強度自体も弱い。このように、CDの使用時において、中間部151Mは、入射した波長λ3の光に対して十分に開口制限機能を有する。更に、外周部151Fによって回折された波長λ3の光の回折次数は+2次である。中間部151Mから外周部151Fにかけて回折によるパワーが負から正に切り替わるため、中間部151Mの集光スポットに対して、外周部151Fの集光スポットの焦点位置ずれが生じる。また、回折次数が−1次から+2次へと急激に変化しているため球面収差も大きく発生する。よって、CDの使用時には、外周部151Fもまた入射した波長λ3の光をスポット形成に実質的に寄与させず、開口制限機能を発揮する。
他の例として、外周部151Fによって回折される波長λ1の光のうち、+1次回折光の回折効率が最大となるように鋸歯状回折構造を設計しても良い。この場合、DVD用の波長λ2及CD用の波長λ3の光の使用時には、+1次回折光の回折効率が最大となる。ただし、BD用のブレーズ波長に合わせるため、波長λ2の光の回折効率は最大でも+60%程度であり、波長λ3の光の回折効率は最大でも+42%程度となる。また、DVD及びCDのいずれの場合でも、回折次数も内周部151Bの−1次から外周部の+1次へと大きく変化するため、焦点位置ずれと大きな球面収差を発生する。したがって、外周部151Fは、上記の例と同様に開口制限機能を発揮することができる。
ここで、実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、以下の条件(5)及び(6)を満足する。
DO12×DO13>0 ・・・(5)
DO22×DO23<0 ・・・(6)
ここで、
DO12:中間部の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO22:中間部の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数、
DO13:外周部の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO23:外周部の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
である。
条件(5)及び(6)は、外周部151Fの回折次数と中間部151Mの回折次数の符号変化を規定する。条件(5)及び(6)を満たすことによって、DVD用の波長λ2の回折方向を内周部151Bと外周部151Fとで大きく変化させることができ、外周部151Fに開口制限機能を付与することができる。
実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、条件(5)及び(6)に加えて、以下の条件(7)を満足する。
DO32×DO33<0 ・・・(7)
ここで、
DO32:中間部の回折構造によって回折された波長λ3の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
DO33:外周部の回折構造によって回折された波長λ3の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
である。
条件(7)は、更に、外周部151Fの回折次数と中間部151Mの回折次数の符号変化を規定する。条件(7)を満たすことによって、CD用の波長λ3の回折方向を内周部151Bと外周部151Fとで大きく変化させることができ、外周部151Fに開口制限機能を付与することができる。
実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、以下の条件(8)を満足することが好ましい。
1.5≦(DO23/DO13)―(DO22/DO12)≦3.0 ・・・(8)
実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、以下の条件(9)を満足することが好ましい。
−1.0≦(DO23/DO13)/(DO22/DO12)≦−0.3 ・・・(9)
実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、以下の条件(10)を満足することが好ましい。
1.5≦(DO33/DO13)−(DO32/DO12)≦3.0 ・・・(10)
また、実施の形態2に係る対物レンズ素子163は、以下の条件(11)を満足することが好ましい。
−3.0≦(DO33/DO13)/(DO32/DO12)≦−1.0 ・・・(11)
条件(8)〜(11)は、外周部151Fの回折次数と、中間部151Mの回折次数との関係を規定する。外周部151Fが波長λ2及びλ3の光に対して十分な開口制限機能を発揮できるように、これらの条件を満たすことが好ましい。
表2に、内周部151B、中間部151M及び外周部151Fに設ける回折構造が取り得る回折次数の組み合わせを例示する。ただし、上記条件(2)を満足する限り、他の回折次数の組み合わせを取るように回折構造を設計しても良い。
Figure 2012094231
図8は、実施の形態2に係る対物レンズ素子を備える光ピックアップ装置の概略構成図である。図8に示す光ピックアップ装置は、BD、DVD、CDの3つの光ディスク規格に対して互換性を有するものである。
レーザー光源1から出射された青色光ビーム61は、リレーレンズ2を透過し、ビームスプリッター4で反射された後、コリメートレンズ8により略平行光に変換される。コリメートレンズ8は、光軸方向に可動であり、光軸方向に移動することによって光ディスクの基材厚の誤差や情報記録面毎の基材厚の差に起因する球面収差を補正する。コリメートレンズ8を透過した青色ビーム61は、立ち上げミラー12によって反射され、対物レンズ素子163に入射し、光ディスク9の情報記録面上に集光されて良好なスポットを形成する。光ディスク9の情報記録面によって反射された青色光ビーム61は、再び対物レンズ素子163を透過し、立ち上げミラー12によって反射され、コリメートレンズ8、ビームスプリッター4を順に透過する。ビームスプリッター4から出射された青色ビーム61は、ビームスプリッター16によって反射され、検出レンズ32によって光検出器33上に集光され、光信号として検出される。
本実施の形態に係るレーザー光源は、赤色光と赤外光を選択的に出射する2波長レーザー光源である。レーザー光源20から出射された赤色光ビーム62は、ビームスプリッター16、ビームスプリッター4を透過し、コリメートレンズ8に入射し、発散光に変換される。このコリメートレンズ8は光軸方向に移動することによって、赤色光ビーム62の光束の平行度を調整できる。また、光ディスク9の使用時と同様に、コリメートレンズ8が光軸方向に移動することによって、ディスク基材厚の差や温度変化、波長変化等に起因する球面収差を補正する。コリメートレンズ8を透過した赤色光ビーム62は、発散光として立ち上げミラー12によって反射され、対物レンズ素子163に入射し、光ディスク10の情報記録面上に集光され良好なスポットを形成する。光ディスク10の情報記録面によって反射された赤色光ビーム62は、再び対物レンズ素子163を透過し、立ち上げミラー12によって反射し、コリメートレンズ8、ビームスプリッター4を順に透過する。ビームスプリッター4から出射された赤色光ビーム62は、ビームスプリッター16によって反射され、検出レンズ32によって光検出器33上に集光され、光信号として検出される。
レーザー光源20から出射された赤外光ビーム63は、ビームスプリッター16、ビームスプリッター4を透過し、コリメートレンズ8に入射し、発散光に変換される。コリメートレンズ8から出射された赤外光ビーム63は、立ち上げミラー12によって反射され対物レンズ163素子に入射し、光ディスク11の情報記録面上に集光されて良好なスポットを形成する。光ディスク11の情報記録面上で反射された赤外光ビーム63は、再び対物レンズ素子163を透過し、立ち上げミラー12によって反射され、コリメートレンズ8、ビームスプリッター4を順に透過しビームスプリッター16で反射された後、検出レンズ32によって集光され、光検出器33で光信号として検出される。
図8に示した光ピックアップ装置は、実施の形態2に係る対物レンズ素子163を備えるので、波長λ2及びλ3の光の使用時に、BD専用領域である外周部151Fが実効NAを調整するための開口制限機能を発揮する。したがって、本実施の形態に係る光ピックアップ装置によれば、いずれの規格の光ディスクに対しても良好なスポット形成が可能となる。
以下、本発明の数値実施例を、コンストラクションデータ、収差図等を挙げてさらに具体的に説明する。尚、各数値実施例において、非球面係数が与えられた面は、非球面形状の屈折光学面又は非球面と透過な屈折作用を有する面(例えば回折面等)であることを示す。非球面の面形状は、以下の数1で定義される。
Figure 2012094231
ここで、
X:光軸からの高さがhである非球面状の点の非球面頂点の接平面からの距離、
h:光軸からの高さ、
j:レンズ第j面の非球面頂点の曲率(Cj=1/Rj)、
j:レンズ第j面の円錐定数、
j,n:レンズ第j面のn次の非球面定数
である。
また、光学面に付加された回折構造によって生じる位相差は、以下の数2で与えられる。
Figure 2012094231
ここで、
φ(h):位相関数
h:光軸からの高さ
j,m:レンズ第j面の2m次の位相関数係数
(数値実施例1)
数値実施例1は、実施の形態1に対応する。数値実施例1に係る対物レンズ素子の第1面は、対称軸を含む内周部と、内周部を取り囲む外周部とに分割されている。第1面の内周部には、階段状回折構造が設けられ、外周部には、鋸歯状回折構造が設けられている。第2面も、内周部と外周部に分割されており、それぞれ異なる非球面よりなる。数値実施例1に係る対物レンズ素子は、BD/DVD互換レンズである。BDに関する設計値は、波長408nm、焦点距離2.24mm、開口数(NA)0.86、情報記録媒体の保護層厚0.1mmである。DVDに関する設計値は、波長658nm、焦点距離1.74mm、NA0.6、情報記録媒体の保護層厚0.6mmである。
表3及び4に数値実施例1に係る対物レンズ素子のコンストラクションデータを示す。
Figure 2012094231
Figure 2012094231
図9は、数値実施例1に係る対物レンズ素子の光路図である。図10は、数値実施例1に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の球面収差を示すグラフである。図11は、数値実施例1に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の正弦条件を示すグラフである。図10及び11より、収差が良好に補正されていることが把握される。
表5に、第1面の内周部に設けた階段状段差構造の輪帯周期と、各輪帯に配置される段差の周期を示す。
Figure 2012094231
数値実施例1の内周部では、連続する4レベルの階段状段差により1つの輪帯周期が構成されている。表5における輪帯周期とは、図3(a)の矢印で示すように、半径方向(光軸と直交する方向)の輪帯の幅を指す。内周部には、対物レンズ素子の光軸から外周側へと順に、第1輪帯、第2輪帯、第3輪帯、・・・、第29輪帯が設けられている。また、段差周期とは、図3(a)の矢印で示すように、各輪帯に設けられる段差の半径方向(光軸と直交する方向)の幅を指す。各輪帯内において、光軸側から外方側に向へと順に、第1段差、第2段差、第3段差、第4段差とする。
表6に、第1面の外周部に設けた鋸歯状回折構造の輪帯周期を示す。
Figure 2012094231
表6における輪帯周期は、図3(b)の矢印で示すように、半径方向(光軸と直交する方向の)の輪帯の幅を指す。より詳細には、輪帯周期とは、図3(b)に示す断面上において、レンズ有効面の輪郭線(光軸と平行な段差の壁面を除く)と、曲面MG2を表す一点鎖線との交点間(隣接する交点間)の距離を表す。外周部には、対物レンズ素子の光軸から外周側へと順に、第1輪帯、第2輪帯、第3輪帯、・・・、第9輪帯が設けられている。
表7に、第1面の内周部に設けた階段状回折構造の段差高さを示す。また、階段状回折構造の1周期を構成する第1段差〜第3段差の高さは、BDの設計波長の光に対して1.25波長分の位相差を付与するように設計され、第4段差の高さは、逆方向に3.75波長分の位相差を付与するように設計されている。
Figure 2012094231
表8に、第1面の外周部に設けた鋸歯状回折構造の段差高さを示す。また、鋸歯状回折構造の段差高さは、BDの設計波長の光に対して3波長分の位相差を付与するように設計されており、+3次回折光を使用する。
Figure 2012094231
図12は、直径をBDの有効径と等しくしたDVD用の波長658nmの光束を、数値実施例1に係る対物レンズ素子の入射面に入射させた場合の縦収差を示すグラフである。
対物レンズ素子の外周部を透過した光の焦点位置が、光軸方向に約0.13mmずれており、かつ大きなオーバーの球面収差を持っていることがわかる。外周部は、入射したDVD用の光が集光することなく、かつ、迷光とならないように、良好に開口制限機能を発揮している。
(数値実施例2)
数値実施例2は、実施の形態2に対応する。数値実施例2に係る対物レンズ素子の第1面は、対称軸を含む内周部と、内周部を取り囲む中間部と、中間部を取り囲む外周部とに分割されている。第1面の内周部には、階段状回折構造が設けられている。中間部には、内周部とは異なる階段状回折構造が設けられている。外周部には、鋸歯状回折構造が設けられている。第2面は非球面からなる。数値実施例2に係る対物レンズ素子は、BD/DVD/CD互換レンズである。BDに関する設計値は、波長408nm、焦点距離1.8mm、開口数(NA)0.86、情報記録媒体の保護層厚87.5μmである。DVDに関する設計値は、波長658nm、焦点距離2.0mm、NA0.6、情報記録媒体の保護層厚0.6mmである。CDに関する設計値は、波長785nm、焦点距離2.1mm、NA0.47、情報記録媒体の保護層厚1.2mmである。
表9及び10に数値実施例1に係る対物レンズ素子のコンストラクションデータを示す。
Figure 2012094231
Figure 2012094231
図13は、数値実施例2に係る対物レンズ素子の光路図である。図14は、数値実施例2に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の球面収差を示すグラフである。図15は、数値実施例2に係る対物レンズ素子に平行光が入射した場合の正弦条件を示すグラフである。図14及び15より、収差が良好に補正されていることが把握される。
表11に、第1面の内周部に設けた階段状段差構造の輪帯周期と、各輪帯に配置される段差の周期を示す。
Figure 2012094231
数値実施例2の内周部では、連続する8レベルの階段状段差により1つの輪帯周期が構成されている。表12の輪帯周期とは、図7(b)の矢印で示すように、半径方向(光軸と直交する方向)における輪帯の幅を指す。内周部には、対物レンズ素子の光軸から外周側へと順に、第1輪帯、第2輪帯、第3輪帯、・・・、第16輪帯が設けられている。また、段差周期とは、図7(b)の矢印で示すように、各輪帯に設けられる段差の半径方向(光軸と直交する方向)の幅を指す。各輪帯内において、光軸側から外方側に向へと順に、第1段差、第2段差、第3段差、・・・、第8段差とする。
表12に、第1面の中間部に設けた階段状回折構造の輪帯周期と、各輪帯に配置される段差の周期を示す。
Figure 2012094231
数値実施例2の中間部では、連続する4レベルの階段状段差により1つの輪帯周期が構成されている。表12の輪帯周期とは、図7(b)の矢印で示すように、半径方向(光軸と直交する方向)における輪帯の幅を指す。内周部には、対物レンズ素子の光軸から外周側へと順に、第1輪帯、第2輪帯、第3輪帯、・・・、第11輪帯が設けられている。また、段差周期とは、図7(b)の矢印で示すように、各輪帯に設けられる段差の半径方向(光軸と直交する方向)の幅を指す。各輪帯内において、光軸側から外方側に向へと順に、第1段差、第2段差、第3段差、第4段差とする。
表13に、第1面の外周部に設けた鋸歯状回折構造の輪帯周期を示す。
Figure 2012094231
表14における輪帯周期は、数値実施例1と同様に定義され、図3(b)の矢印で示した、半径方向(光軸と直交する方向)における輪帯の幅を指す。外周部には、対物レンズ素子の光軸から外周側へと順に、第1輪帯、第2輪帯、第3輪帯、・・・、第16輪帯が設けられている。また、鋸歯状回折構造の段差高さは、BDの設計波長の光に対して3波長分の位相差を付与するように設計されており、+3次回折光を使用する。
表14に、第1面の内周部に設けた階段状回折構造の段差高さを示す。
Figure 2012094231
表15に、第1面の中間部に設けた鋸歯状回折構造の段差高さを示す。
Figure 2012094231
表16に、第1面の外周部に設けた鋸歯状回折構造の段差高さを示す。
Figure 2012094231
図16は、直径をBDの有効径と等しくしたDVD用の波長658nmの光束を、数値実施例2に係る対物レンズ素子の入射面に入射させた場合の縦収差を示すグラフである。
対物レンズ素子の外周部を透過した光の焦点位置が、光軸方向に約0.18mmずれており、かつ、大きなオーバーの球面収差を持っていることがわかる。したがって、外周部は、入射したDVD用の光が集光することなく、かつ、迷光とならないように、良好に開口制限機能を発揮している。
図17は、直径をBDの有効径と等しくしたCD用の波長785nmの光束を、数値実施例2に係る対物レンズ素子の入射面に入射させた場合の縦収差を示すグラフである。
対物レンズ素子の中間部を透過した光の焦点距離が光軸方向に約0.1mmずれ、外周部を透過した光の焦点位置が、光軸方向に約0.13mmずれている。また、大きなオーバーの球面収差を持っていることがわかる。したがって、中間部及び外周部は、入射したCD用の光が集光することなく、かつ、迷光とならないように、良好に開口制限機能を発揮している。
本発明は、波長の異なる光を用いる複数の規格の光ディスクに対して、情報の記録・再生・消去の少なくとも1つを行うために用いられる対物レンズ素子及びこれを用いた光ピックアップ装置に利用できる。
1 レーザー光源
7 光検出器
9 光ディスク
10 光ディスク
11 光ディスク
20 レーザー光源
33 光検出器
143 対物レンズ素子
163 対物レンズ素子

Claims (10)

  1. 入射側及び出射側に光学機能面を備え、波長λ1の第1の入射光束を、基板厚t1を持つ基板を介して集光しスポットを形成するとともに、前記波長λ1より長い波長λ2の第2の入射光束を、前記基板厚t1より大きい基板厚t2を持つ基板を介して集光しスポットを形成する対物レンズ素子であって、
    前記光学機能面のうち少なくとも一方は、回転対称軸を含み実質的にスポット形成に寄与する前記第1及び第2の入射光束のいずれもが透過する第1領域と、前記第1領域を囲む輪帯状領域であって実質的にスポット形成に寄与する前記第1の入射光束のみが透過する第2領域とに分割されており、
    前記第1領域及び前記第2領域には、互いに異なる回折構造が設けられ、
    以下の条件を満足する、対物レンズ素子。
    DO11×DO12>0 ・・・(1)
    DO21×DO22<0 ・・・(2)
    ここで、
    DO11:前記第1領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    DO21:前記第1領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    DO12:前記第2領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    DO22:前記第2領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    である。
  2. 以下の条件を満足する、請求項1に記載の回折レンズ素子。
    1.5≦(DO22/DO12)−(DO21/DO11)≦3.0 ・・・(3)
  3. 以下の条件を満足する、請求項1に記載の回折レンズ素子。
    −1.0≦(DO22/DO12)/(DO21/DO11)≦−0.3 ・・・(4)
  4. 入射側及び出射側に光学機能面を備え、波長λ1の第1の入射光束を、基板厚t1を持つ基板を介して集光しスポットを形成するとともに、前記波長λ1より長い波長λ2の第2の入射光束を、前記基板厚t1より大きい基板厚t2を持つ基板を介して集光しスポットを形成し、更に、前記波長λ2より長い波長λ3の第3の入射光束を、前記基板厚t2より大きい基板厚t3を持つ基板を介して集光しスポットを形成するする対物レンズ素子であって、
    前記光学機能面のうち少なくとも一方は、回転対称軸を含み実質的にスポット形成に寄与する前記第1〜第3の入射光束のいずれもが透過する第1領域と、前記第1領域を囲む輪帯状領域であって実質的にスポット形成に寄与する前記第1及び第2の入射光束のみが透過する第2領域と、前記第2領域を囲む輪帯状領域であって実質的にスポット形成に寄与する前記第1の入射光束のみが透過する第3領域とに分割されており、
    前記第1領域〜前記第3領域には、互いに異なる回折構造が設けられ、
    以下の条件を満足する、対物レンズ素子。
    DO12×DO13>0 ・・・(5)
    DO22×DO23<0 ・・・(6)
    ここで、
    DO12:前記第2領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    DO22:前記第2領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数、
    DO13:前記第3領域の回折構造によって回折された波長λ1の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    DO23:前記第3領域の回折構造によって回折された波長λ2の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    である。
  5. 以下の条件を満足する、請求項4記載の対物レンズ素子。
    DO32×DO33<0 ・・・(7)
    ここで、
    DO32:前記第2領域の回折構造によって回折された波長λ3の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    DO33:前記第3領域の回折構造によって回折された波長λ3の光のうち、最も回折効率の高い回折光の回折次数
    である。
  6. 以下の条件を満足する、請求項4記載の対物レンズ素子。
    1.5≦(DO23/DO13)―(DO22/DO12)≦3.0 ・・・(8)
  7. 以下の条件を満足する、請求項4に記載の回折レンズ素子。
    −1.0≦(DO23/DO13)/(DO22/DO12)≦−0.3 ・・・(9)
  8. 以下の条件を満足する、請求項5に記載の回折レンズ素子。
    1.5≦(DO33/DO13)−(DO32/DO12)≦3.0 ・・・(10)
  9. 以下の条件を満足する、請求項5に記載の回折レンズ素子。
    −3.0≦(DO33/DO13)/(DO32/DO12)≦−1.0 ・・・(11)
  10. 波長λ1の第1の入射光束を、基板厚t1を持つ基板を介して集光しスポットを形成するとともに、前記波長λ1より長い波長λ2の第2の入射光束を、前記基板厚t1より大きい基板厚t2を持つ基板を介して集光しスポットを形成する光ピックアップ装置であって、
    前記波長λ1の光束を出射する第1の光源と、
    前記波長λ2の光束を出射する第2の光源と、
    請求項1〜9のいずれかに記載の対物レンズ素子と、
    光ディスクの情報記録媒体によって反射された光を検出する検出素子とを備える、光ピックアップ装置。
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