JP2012092684A - 排気浄化装置のケース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気浄化装置のケースの中に、ディーゼル酸化触媒(DOC)とディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)を収納しつつ、排気浄化装置全体(排気浄化装置の軸線方向)の大きさを縮小すると共に、排ガス流入口と排ガス流出口とを排気浄化装置の軸芯を中心に周方向へ調整可能にして、機械装置へ搭載性を向上させることを目的とする。
【解決手段】排気浄化装置1は外形が略筒状をなし、内部にDOC19を保持し、排ガス導入口が筒状外周部に設けられ、排気系上流側が閉塞された第1ケーシング11と、内部にDPF20を保持した第2ケーシング13と、第2ケーシング13の排気系下流側に第2ケーシング13と同軸的に当接または固着されると共に、筒状外周部に排ガス排出口が設けられ、内部に空間部を有し排気系下流側が閉塞された第3ケーシング14と、第1ケーシング11と第2ケーシング13との当接部には、軸芯を中心にして周方向へ回動調整可能とした回動調節部17を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排気系に配設される排気浄化装置に適用され、排ガス中に含まれるディーゼル排気微粒子(以後「PM(Particulate Matter)」と称す)を捕捉するフィルタを収納するケース構造に関する。
ディーゼルエンジン(以後「エンジン」と称す)の排気系には、エンジンから排出される排ガスに含まれるPMを捕捉するディーゼル・パティキュレート・フィルター(以後「DPF(Diesel Particulate Filter)」と称す)が配設されている。
エンジン稼働によりDPFにPMが堆積されると、排気系における排ガスの流通抵抗が大きくなりエンジンの出力に影響がでる。
従って、エンジンが一定時間稼働した後、DPFに堆積されたPMの除去再生を繰り返して使用されている。
特にディーゼルエンジンは熱効率、燃料の経済性及び高トルクが得られるため、建設機械、農業機械、発電機等の多くの機械装置の動力源として使用されている。
ところが、これらの多くの機械はそれぞれの作業目的に添った装置が搭載されるため搭載性の面から排気浄化装置の小型化を求められている。
また、搭載装置の形状により、浄化装置の搭載姿勢も様々であり、排気浄化装置の排気系上流側の排ガス流入口と、排気系下流側の排ガス流出口との方向性が種々多数になり、浄化装置の種類増加はコストが割高になる不具合を生じていた。
先行技術として、特開2007−98274号公報(特許文献1)が開示されている。
この特許文献1の技術の場合、本願添付の図7に示すように、排気浄化装置020のケーシング022の大径円筒部022a内には排気系上流側から触媒担体030(DOC;ディーゼル酸化触媒)、若干の隙間を有して、DPF040がアルミナマット24,25を介して配設されている。
ケーシング022の大径の両端部はテーパ状に縮径した小径円筒部22bが形成され、排気系上流側はエンジン010の排気マニホールド012に接続され、排気系下流側の小径円筒部22bは排ガス管028に接続されている。
従って、排気浄化装置020は排ガス流入側から排ガス排出側まで一直線に配置され、排気浄化装置020全体が大きく、建設機械、農業機械、発電機等の多くの機械装置の動力源として搭載性に不具合を生じている。
特開2007−98274号公報
そこで、本発明は前記不具合に鑑み成されたもので、排気浄化装置のケースの中に、ディーゼル酸化触媒とDPFを収納しつつ、排気浄化装置全体(排気浄化装置の軸線方向)の大きさをコンパクト化すると共に、排ガス流入口と排ガス流出口とを排気浄化装置の軸芯を中心に周方向へ調整可能にして、機械装置へ搭載性を向上させることを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、内燃機関の排気系に配設され、排ガス中に含まれる有害物質を浄化する排気浄化装置において、前記排気浄化装置は外形が略筒状をなし、排気系上流側から順次、内部に酸化触媒を保持すると共に、排ガス導入口が前記筒状外周部に設けられ、前記筒状の排気系上流側が閉塞された第1筒状部と、該第1筒状部の軸芯と同軸的に当接して、内部にDPFを保持した第2筒状部と、該第2筒状部の排気系下流側の開口部に前記第2筒状部の軸芯と同軸的に当接または固着されると共に、筒状外周部に排ガスを排出する排ガス排出口が設けられ、内部に空間部を有し前記筒状の排気系下流側が閉塞された第3筒状部と、前記第1筒状部と前記第2筒状部との当接部には、前記軸芯を中心にして筒部の周方向へ回動調整可能とし、調整後に固定する回動調整部とを備えたことを特徴とする。
かかる発明において、第3筒状部を第2筒状部の排気系下流側の開口外周部に固着したので、DPFに堆積したPMを高圧空気で逆流洗浄(逆洗)する際に、高圧空気の供給口を排ガス排出口に固定することにより、粒子状物質の逆洗が容易で且つ、短時間で行える。
また、第3筒状部には空間部があるため逆洗時、DPF下流側全面に高圧エアーが作用するので、DPFの洗浄効率がよくなる。
さらに、第1筒状部と第2筒状部との当接部には、筒部の軸芯を中心にして筒部の周方向へ回動可能に調整可能に固定する回動調節部を設けたので、排気浄化装置を搭載する機械側への搭載汎用性が増し、コスト低減が可能となる。
また、本願発明において好ましくは、前記回動調節部は、前記第1筒状部の排気系下流側端部から外方向へ突出し、第1取付孔を有した第1フランジと、前記第2筒状部の排気系上流側端部から外方向へ突出し、第2取付孔を有して前記第1フランジと当接する第2フランジと、前記第1及び第2取付孔を介して前記第1フランジと前記第2フランジを締結する第1締結部材とを備え、前記第1取付孔及び前記第2取付孔の少なくとも何れか一方の取付孔は筒状部の周方向に沿った円弧状の長孔にするとよい。
このような構成にすることにより、排ガス導入口と排ガス排出口との周方向への調整が長孔の範囲において、自由に微調整可能となる。
また締結部材(ボルト)で仮締めすることにより、第1筒状部と第2筒状部(含む第3筒状部)とが周方向に移動可能な状態で維持されるので、排ガス導入口と排ガス排出口との周方向への調整作業が容易となる。
また、本願発明において好ましくは、前記回動調整部材は、前記第1筒状部の排気系下流側端部から外方向へ突出した第3フランジと、前記第2筒状部の排気系上流側端部から外方向へ突出し、前記第3フランジと当接する第4フランジと、前記第3フランジの排気系上流側の前記第1筒状部に外嵌し、前記第3フランジの外周縁より外方向に位置した第3取付孔を有した第1プレートと、前記第4フランジの排気系下流側の前記第2筒状部に外嵌し、前記第4フランジの外周縁より外方向に位置した第4取付孔を有した第2プレートと、前記第1プレートと前記第2プレートにて前記第3取付孔と前記第4取付孔を介して前記第3フランジと前記第4フランジとを挟持する第2締結部材とを備えるとよい。
また、本願発明において好ましくは、前記回動調整部材は、前記第1筒状部の排気系下流側端部から外方向へ突出した第5フランジと、前記第3筒状部の排気系上流側端部から外方向へ突出した第6フランジと、前記第5フランジの排気系上流側の前記第1筒状部に外嵌し、前記第5フランジの外周縁より外方向に位置した第5取付孔を有した第3プレートと、前記第6フランジの排気系下流側の前記第2筒状部に外嵌し、前記第6フランジの外周縁より外方向に位置した第6取付孔を有した第4プレートと、前記第3プレートと前記第4プレートにて前記第5取付孔と前記第6取付孔を介して前記第5フランジと前記第6フランジとを挟持する第3締結部材とを備えるとよい。
また、本願発明において好ましくは、前記回動調整部材は、前記第1筒状部の閉塞された底部外側に当接し、前記第1筒状部の外径より大きい位置に第7取付孔を有した第5プレートと、前記第3筒状部の閉塞された底部外側に当接し、前記第3筒状部の外径より大きい位置に第8取付孔を有した第6プレートと、前記第7取付孔と前記第8取付孔を介して前記第5プレートと前記第6プレートで前記排気浄化装置を軸線方向に締結する第4締結部材を備えたことを特徴とする。
このような構成にすることにより、2枚のプレート(第1プレートと第2プレート、または第3プレートと第4プレート、または第5プレートまたは第6プレート)により、第1筒状部と第2筒状部を挟持する構造なので、筒部の軸芯を中心とした周方向への回動に規制がなく、調整範囲が自由になる効果を有する。
本発明によれば、排気浄化装置の浄化性能を維持しつつ、排気浄化装置全体(排気浄化装置の軸線方向)の大きさを縮小すると共に、排ガス流入口と排ガス流出口とを排気浄化装置の軸芯を中心に周方向へ調整可能にして、機械装置へ搭載性を向上させることが可能となる。
は本発明の第1実施形態にかかる排気浄化装置の概略構成図を示す。 の(A)は図1のX−X矢視図、(B)は図1のY−Y矢視図、(C)は第1フランジと第2フランジを重合させたときの取付孔の位置関係図を示す。 は本発明の第2実施形態にかかる排気浄化装置の概略構成図を示す。 は第2実施形態にかかる第1プレートの平面図を示す。 は本発明の第3実施形態にかかる排気浄化装置の概略構成図を示す。 は本発明の第4実施形態にかかる排気浄化装置の概略構成図を示す。 は従来技術における、排気浄化装置の概略構成図を示す。
(第1実施形態)
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。
但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の第1実施形態にかかる排気浄化装置1の概略構成図を示す。排気浄化装置1は、エンジン(図示省略)の排気系上流側から、順次第1筒状部である第1ケーシング11、第2筒状部である第2ケーシング13及び、第3筒状部である第3ケーシング14が順次連結されている。
そして、第1ケーシング11は外観全体が有底(112)の円筒状をなし、底部112が第1ケーシング11の排気系上流側に位置し、前記円筒状外周部で底部112側近傍に排ガスを第1ケーシング11内に導入する排ガス導入口12が配設されている。
排ガス導入口12の軸線は円筒状の第1ケーシング11の軸線と略直角に配設されている。これにより、第1ケーシング11の軸線方向の大きさを小さくすることができる。
そして、第1ケーシング11の排気系下流側開口部の円筒状外周部には外方向へ円周状に突出した第1フランジ部111が一体的に形成されている。
また、第1ケーシング11内にはアルミナマット15を介してDOC19が装着されている。
DOC19は排気ガス中の酸素を利用して、排気ガス中の炭化水素(HC)を主とした未燃焼物質(可溶性有機成分:SOF)を酸化して水(H0)と二酸化炭素(CO)に変えるものである。
さらに、DOC19の排ガス導入側には空間部が設けられており、排ガス導入口12から導入された排ガスはDOC19の導入側全面に拡散する空間として設けられている。
外観が円筒状の第2ケーシング13の排気系上流側開口部には第1フランジ部111と対向した第2フランジ部131が形成されている。
また、第2ケーシング13内にはアルミナマット15を介してDPF20が装着されている。
DPF20は排気ガス中の未燃焼微細物質(PM)を捕集するDPF20が酸化触媒19と若干の隙間を有して配設されている。
円筒状の第3ケーシング14は、排気系上流側が第2ケーシング13の排気系下流側開口部の外周に溶接固定され、排気系下流側は底部141によって閉塞された空間部を有している。この空間部はDPFを通過した排ガスを膨張させて、消音する効果を有する場合もある。
底部141近傍の円筒状外周部には排ガスを排出する排ガス排出口18が配設されている。
排ガス排出口18の軸線は円筒状の第3ケーシング14の軸線と略直角に配設されている。これにより、第3ケーシング14の軸線方向の大きさを第1ケーシング11と合わせてさらに小さくすることができる。
回動調整部17の構成を説明する。第1ケーシング11の第1フランジ部111は図2(A)(図1のX−X矢視)に示すように、第1フランジ部111のラジアル方向の中心径mに沿って、第1取付孔112が配設されている。
第1取付孔112は中心径mの円周に沿って四箇所に等間隔で形成されている。nは第1ケーシング11の内径を表す。
また、第2ケーシング13の第2フランジ部131は図2(B)(図1のY−Y矢視)に示すように、第2フランジ部131のラジアル方向の中心径mに沿って、第2取付孔132が配設されている。第2取付孔132は中心径mの円周に沿って四箇所に等間隔で形成されている。nは第2ケーシング13の内径を表す。
さらに、第1取付孔112と第2取付孔132とは円周方向に位相を約45度ずらして、調整範囲を大きくしてある。
尚、図1のように、排ガス導入口12の軸線と排ガス排出口18との軸線の位相が略180度ずれている場合には、図2(C)に示すように、第1フランジ部111と第2フランジ部131とを接合させたときに、第1フランジ部111の第1取付孔112の一部と、第2フランジ部131の第2取付孔132の一部とが締結部材のボルト171が挿入できる程度重合(斜線部)するように、第1取付孔112と第2取付孔132の長さと、配置をきめると、広い範囲の回動調整が確保できる。
第1フランジ部111の第1取付孔112と第2フランジ部131の第2取付孔132には図1の回動調整部17に示すように、第1締結部材であるボルト171、平ワッシャ172、スプリングワッシャ173および、ナット174が装着されて、フランジ部を締結する。
さらに、第2取付孔132は第1取付孔112に対して、周方向に位相を約45度(排ガス導入口12の軸線と排ガス排出口18の軸線が180℃ずれている状態を基準とする。図1の状態)ずらしてある。これは排ガス導入口12の軸線と、排ガス排出口18の軸線が、排気浄化装置1を搭載する機械により異なることが生じるのに対応して、周方向への調整範囲を大きくするためである。
調整方法は既述の第1締結部材を仮締め(第1ケーシング11と第2ケーシング13とが排気浄化装置1軸線に沿って周方向に回動可能な程度に仮締め)する。次に、排ガス導入口12の軸線および、排ガス排出口18の軸線夫々が搭載する機械側の排気装置の排気管軸線に一致するように調整する。次に締結部材を増し締めして、第1ケーシング11と第2ケーシング13とを締結する。
本実施形態によると、排ガス導入口12および、排ガス排出口18を円筒状筒部外周面に配設したので、排気浄化装置1の軸線方向が小さくなり汎用機械への搭載性が向上する。
さらに、排ガス導入口12および、排ガス排出口18を排気浄化装置1の軸線を中心に円周方向に調整可能としたので、種々の搭載機械に対し、排気浄化装置1の共用化が可能となり、コスト低減効果を得ることができる。
また、DPFに堆積したPMを除去する必要があるが、第2ケーシング13と第3ケーシング14は溶接で固着され、第1ケーシング11と第2ケーシング13はボルト171による締結なので、第2ケーシング13から第1ケーシング11を分離して、第3ケーシング14の排ガス排出口18から高圧エアーを導入することにより、DPFの排気系下流側からDPFにエアー圧をかけて、DPFに堆積したPMを洗浄(PMの除去)する通称逆洗作業が効率よく実施できる。これは第3ケーシング14の空間部があるので、DPFの後面全体へ均等に高圧エアーが作用するためである。
(第2実施形態)
第1実施形態と同じものは同じ符号を付して内容の説明を省略する。
図3は第2実施形態に係る排気浄化装置2の概略構成図を示す。排気浄化装置2は、外周部に排ガス導入口を有し、排気系下流側開口部に、円筒状外周面から外方向に小さく突出した円周状の第3フランジ211を有し、内部にDOC19を収納した円筒状の第1筒状部である第1ケーシング21と、排気系上流側開口部に、第3フランジ211と対向した形状の第4フランジ221が形成され内部にDPF20を収納した円筒状の第2筒状部である第2ケーシング22と、第2ケーシング22の排気系後端縁に溶着された第3筒状部である第3ケーシング14と、回動調整部23とで構成されている。
回動調整部23は、第1ケーシング21の筒状部に外嵌して、第3フランジ211の背面側(排気系上流側位置)に配設された第1プレート24と、第2ケーシング22の筒状部に外嵌して、第4フランジ221の背面側(排気系下流側位置)に配設された第2プレート25(本実施形態では第1、第プレートは同一形状とした)とで、第3フランジ211と第4フランジ221とを挟持して、第2締結部材を構成するボルト231、平ワッシャ232、スプリングワッシャ233およびナット234にて第1および第2プレート24,25を締結し、第1ケーシング21と第2ケーシング22とを固定する。
尚、第1プレート24(第2プレート25)は図4に示すように、環状でラジアル方向に幅を有した板状部材である。幅方向の中間部には円周(径P)に沿って第3取付孔241(第4取付孔251)が複数配設されている。
第3、第4取付孔241,251の第1、第2プレート24,25の中心側は第3フランジ211および、第4フランジ221の外周縁より外方に位置しており、中心部の中空径Lは排ガス導入口12の取付基部から第1ケーシング21の下方を通すことのできる(図3の2点鎖線参照)大きさの径Lを有している。(組付けに必要な径)
本実施形態によると、第3フランジ211および、第4フランジ221と、第1、第2プレート24,25および締結部材とには周方向の位相に規制がないため、回動調整範囲が360度と広くなり、種々の搭載機械に対し、排気浄化装置1の共用化の範囲がさらに大きくなり、コスト低減効果も大きくなる。
(第3実施形態)
第1実施形態と同じものは同じ符号を付して内容の説明を省略する。
図5は第3実施形態に係る排気浄化装置3の回動調整部35の概略構成図を示す。排気浄化装置3は、外周部に排ガス導入口12を有し、排気系下流側開口部に、第2ケーシング32の排気系上流側端縁を内嵌する段差を有したガイド部G、該ガイド部Gの端縁から外方向に小さく突出した円周状の第5フランジ311を備え、内部にDOC19を収納した第1筒状部である円筒状の第1ケーシング31と、内部にDPF20を収納した第2筒状部である円筒状の第2ケーシング32と、該第2ケーシング32の排気系下流側端縁を内嵌する段差部を有したガイド部H、該ガイド部Hの端縁から外方向に小さく突出した円周状の第6フランジ331を備え、外周部に排ガス排出口18を有した第3筒状部である第3ケーシング33と、回動調整部35と、で構成されている。
尚、図5からも容易に判別できるように、第1ケーシング31と第3ケーシング33は本実施形態では同形状となっている。
回動調整部35は、第5フランジ311の背面側(排気系上流側位置)に配設された第3プレート34と、第6フランジ331の背面側(排気系下流側位置)に配設された第4プレート36とで、第5フランジ311と第6フランジ331とを挟持して、第3締結部材を構成するボルト351、平ワッシャ352、スプリングワッシャ353およびナット354にて第3および第4プレート34,36を締結し、第1ケーシング31と第3ケーシング33とで第2ケーシング32を挟持して固定する。
尚、第2プレート34は第2実施形態の第1プレート24に対し、ガイド部Gおよび、ガイド部Hが設けられているので、その分LおよびPが大きくなる以外は同様形状なので説明は省略する。
また、本実施形態において、第3プレート34と第4プレート36は同一形状のプレートである。
本実施形態によると、第5フランジ311および、第6フランジ331と、第3、第4プレート34,36および締結部材とには周方向の位相に規制がないため、回動調整範囲が360度と広くなり、種々の搭載機械に対し、排気浄化装置1の共用化の範囲がさらに大きくなり、コスト低減効果も大きくなる。
また、第1ケーシング31と第3ケーシング33とは同形状(図5参照)としたので、部品の共通化ができ、コスト低減が可能となる。
(第4実施形態)
第1実施形態と同じものは同じ符号を付して内容の説明を省略する。
図6(A)は第4実施形態に係る排気浄化装置4の回動調整部42の概略構成図を示す。排気浄化装置4は、外周部に排ガス導入口12を有し、排気系下流側開口部に、第2ケーシング32の排気系上流側端縁を内嵌する段差を有したガイド部Jを備え、内部にDOC19を収納した第1筒状部である円筒状の第1ケーシング41と、内部にDPF20を収納した第2筒状部である円筒状の第2ケーシング32と、該第2ケーシング32の排気系下流側端縁を内嵌する段差部を有したガイド部Kを備え、外周部に排ガス排出口18を有した第2筒状部である第3ケーシング43と、回動調整部42と、で構成されている。
尚、図6(A)からも容易に判別できるように、第1ケーシング41と第3ケーシング43は本実施形態では同形状となっている。
回動調整部42は、第1ケーシング41の底部外側面411に当接させた第5プレート421と、第3ケーシング43の底部外側面431に当接させた第6プレート427とで、排気系上流側から順次、第1ケーシング41、該第2ケーシング32および、第3ケーシング43を夫々の軸線方向に組付けたものを挟持して、第4締結部材であるボルト422、平ワッシャ423、スプリングワッシャ424およびナット425にて締付ける。
第5プレート421を図6(A)のF−F断面を図6(B)に示すように、第5プレート421は横断面がコ字状をなし、長手方向端部にボルト422を挿通する第5取付孔426が穿設されている。
尚、本実施形態において第5プレート421と、第6プレート427は同一形状のプレートを使用している。
本実施形態によると、第1ケーシング41の底部外側面411と、第3ケーシング43の底部外側面431に第3プレート421,421を当接させて、締結部材で締結するので、回動調整範囲が360度と広くなり、種々の搭載機械に対し、排気浄化装置1の共用化の範囲がさらに大きくなり、コスト低減効果も大きくなる。
また、第1ケーシング41と第3ケーシング43とは同形状(図6参照)としたので、部品の共通化が図れ、コスト低減が可能となる。
ディーゼルエンジンを搭載する機械の排気系に配設され、ディーゼルエンジンから排出される排気ガス浄化を図る汎用機械、車両等に適用できる。
1,2,3,4 排気浄化装置
11、21,31、41 第1ケーシング(第1筒状部)
12、 排ガス導入口
13、22,32 第2ケーシング(第2筒状部)
14、33,43 第3ケーシング(第3筒状部)
17、23,35,42 回動調整部
18 排ガス排出口
19 DOC
20 DPF
24 第1プレート
25 第2プレート
111 第1フランジ
112 第1取付孔
131 第2フランジ
132 第2取付孔
211 第3フランジ
221 第4フランジ
311 第5フランジ
331 第6フランジ

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気系に配設され、排ガス中に含まれる有害物質を浄化する排気浄化装置において、
    前記排気浄化装置は外形が略筒状をなし、排気系上流側から順次、内部に酸化触媒を保持すると共に、排ガス導入口が前記筒状外周部に設けられ、前記筒状の排気系上流側が閉塞された第1筒状部と、該第1筒状部の軸芯と同軸的に当接して、内部にディーゼル・パティキュレート・フィルターを保持した第2筒状部と、該第2筒状部の排気系下流側の開口部に前記第2筒状部の軸芯と同軸的に当接または固着されると共に、筒状外周部に排ガスを排出する排ガス排出口が設けられ、内部に空間部を有し前記筒状の排気系下流側が閉塞された第3筒状部と、前記第1筒状部と前記第2筒状部との当接部には、前記軸芯を中心にして筒部の周方向へ回動調整可能とし、調整後に固定する回動調整部とを備えたことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記回動調節部は、前記第1筒状部の排気系下流側端部から外方向へ突出し、第1取付孔を有した第1フランジと、前記第2筒状部の排気系上流側端部から外方向へ突出した円周状の突出部に第2取付孔を有して前記第1フランジと当接する第2フランジと、前記第1及び第2取付孔を介して前記第1フランジと前記第2フランジを締結する第1締結部材とを備え、前記第1取付孔及び前記第2取付孔の少なくとも何れか一方の取付孔は筒状部の周方向に沿った円弧状の長孔であることを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記回動調整部材は、前記第1筒状部の排気系下流側端部から外方向へ突出した第3フランジと、前記第2筒状部の排気系上流側端部から外方向へ突出し、前記第3フランジと当接する第4フランジと、前記第3フランジの排気系上流側の前記第1筒状部に外嵌し、前記第3フランジの外周縁より外方向に位置した第3取付孔を有した第1プレートと、前記第4フランジの排気系下流側の前記第2筒状部に外嵌し、前記第4フランジの外周縁より外方向に位置した第4取付孔を有した第2プレートと、前記第1プレートと前記第2プレートにて前記第3取付孔と前記第4取付孔を介して前記第3フランジと前記第4フランジとを挟持する第2締結部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  4. 前記回動調整部材は、前記第1筒状部の排気系下流側端部から外方向へ突出した第5フランジと、前記第3筒状部の排気系上流側端部から外方向へ突出した第6フランジと、前記第5フランジの排気系上流側の前記第1筒状部に外嵌し、前記第5フランジの外周縁より外方向に位置した第5取付孔を有した第3プレートと、前記第6フランジの排気系下流側の前記第2筒状部に外嵌し、前記第6フランジの外周縁より外方向に位置した第6取付孔を有した第4プレートと、前記第3プレートと前記第4プレートにて前記第5取付孔と前記第6取付孔を介して前記第5フランジと前記第6フランジとを挟持する第3締結部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  5. 前記回動調整部材は、前記第1筒状部の閉塞された底部外側に当接し、前記第1筒状部の外径より大きい位置に第7取付孔を有した第5プレートと、前記第3筒状部の閉塞された底部外側に当接し、前記第3筒状部の外径より大きい位置に第8取付孔を有した第6プレートと、前記第7取付孔と前記第8取付孔を介して前記第5プレートと前記第6プレートで前記排気浄化装置を軸線方向に締結する第4締結部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
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JP2013024107A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Kubota Corp 排気処理装置の製造方法

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