JP2012089983A - 画像表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を表示する表示部の表示内容を視認する視認者が見飽きないように工夫した表示を実現できるようにする。
【解決手段】CPU1は、画像を表示する表示部5の表示内容を視認する視認者を、非接触IC通信部9や撮像部10による検出結果に基づいて特定すると共に、特定した視認者毎に計測された現時点までの視認状況に基づいて、表示部5に表示される画像内容を変更する。例えば、表示部5に表示されている画像を他の画像に切り替えたり、加工したり、加工具合を変更して画像内容を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像を表示する表示部を備えた画像表示装置及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラで撮影された画像を再生する装置として、デジタルフォトフレームと呼ばれる再生専用機が製品化されている。このデジタルフォトフレームは、好みの場所に設置しておくだけで、いつでも自由に画像を鑑賞(視認)することができるという利点がある。そして、従来においては、画像を表示する際に、そのフォトフレームの前に居るユーザの人数、又はユーザが誰なのかに応じて、その画像の表示態様を変化させるようにした技術が存在している(特許文献1参照)。なお、更に、従来においては、単に撮影画像(写真画像)をそのまま表示させるのではなく、写真画像を絵画調に画像変換することで、壁掛け画像としてより特徴を出せるようにした技術も存在している(特許文献2参照)。
特開2010‐16432号公報 特開2002‐298136号公報
しかしながら、上述した先行技術(特許文献1)にあっては、フォトフレームの前に居るユーザの人数や誰かに応じて、画像の表示態様を変化させるのみであるので、そのフォトフレームの前に居るユーザの人数が同じであったり、同一人物であったりすれば、同じ内容の画像が表示されることになり、その結果、そのフォトフレームの前に来る度に、同じ内容の画像しか視認できず、直ぐに見飽きられてしまうという問題があった。そこで、時間経過に応じて複数の画像を順次切り替え表示させるようにすれば良いが、複数の同じ画像がサイクリックに繰り返し表示させだけでは、結局、同じ画像を視認することになり、また、お気に入りの画像が表示されていても、時間経過に応じて他の画像に変更されてしまうという問題もあった。
本発明の課題は、画像を表示する表示部の表示内容を視認する視認者が見飽きないように工夫した画像表示を実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、
画像を表示する表示部を備えた画像表示装置であって、
前記表示部の表示内容を視認する視認者を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された視認者毎に、現時点までの視認状況を計測する計測手段と、
前記特定手段により視認者が特定された場合に、その視認者に対応して前記計測手段により計測された現時点までの視認状況に基づいて、前記表示部に表示される画像内容を変更する変更手段と、
を具備したことを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、
前記表示部に対面する方向を撮影する撮像手段を更に備え、
前記特定手段は、前記撮像手段により撮像された画像を解析することにより視認者を特定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項2記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記視認者が身に付けている通信装置からの情報を受信する受信手段を更に備え、
前記特定手段は、前記受信手段により受信した情報に基づいて視認者を特定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項3記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記視認者の生体を認証する生体認証手段を更に備え、
前記特定手段は、前記生体認証手段により認証した認証結果に基づいて視認者を特定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項4記載の発明であってもよい。
請求項1〜4のいずれかに従属する発明として、
前記特定手段は、前記表示部に画像を表示する表示開始されるに先立って視認者を特定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項5記載の発明であってもよい。
請求項1〜5のいずれかに従属する発明として、
前記計測手段は、前記特定手段により特定された視認者毎に、その特定回数、滞在時間、特定頻度、滞在頻度のうち、少なくともそのいずれかを計測する、
ようにしたことを特徴とする、請求項6記載の発明であってもよい。
請求項6に従属する発明として、
前記計測手段は、前記特定手段により特定された視認者が当該画像表示装置の前に来た回数あるいは視認者が画像表示の開始を指示した回数を前記特定回数として計測する、
ようにしたことを特徴とする、請求項7記載の発明であってもよい。
請求項6に従属する発明として、
前記計測手段は、前記特定手段により特定された視認者が当該画像表示装置の前に居る今回の滞在時間あるいは何回も視認していた場合には現時点までの累計の滞在時間を計測する、
ようにしたことを特徴とする、請求項8記載の発明であってもよい。
請求項1〜8のいずれかに従属する発明として、
前記特定手段により視認者が特定されてからその視認者が特定できなくなるまでの間、前記変更手段により画像内容が変更された画像を前記表示部に継続表示する制御を行う表示制御手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする、請求項9記載の発明であってもよい。
請求項1〜9のいずれかに従属する発明として、
前記変更手段は、前記表示部に表示させる画像を複数の画像の中から指定して切り替え表示させることにより画像内容を変更する、
ようにしたことを特徴とする、請求項10記載の発明であってもよい。
請求項10に従属する発明として、
前記複数の画像は、前記特定手段により特定された視認者毎に対応付けて記憶されている画像であり、
前記変更手段は、前記特定手段により視認者が特定された場合に、その視認者に対応する複数の画像の中から前記表示部に表示させる画像を指定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項11記載の発明であってもよい。
請求項1〜9のいずれかに従属する発明として、
前記変更手段は、前記表示部に表示される画像を加工することによりその画像内容を変更する、
ようにしたことを特徴とする、請求項12記載の発明であってもよい。
請求項12に従属する発明として、
前記変更手段は、画像の加工の仕方が異なる複数種の加工のうち、その加工の種類を変更することによりその画像内容を変更する、
ようにしたことを特徴とする、請求項13記載の発明であってもよい。
請求項12に従属する発明として、
前記変更手段は、画像の加工度合を異ならせることによりその画像内容を変更する、
ようにしたことを特徴とする、請求項14記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項15記載の発明は、
コンピュータに対して、
画像を表示する表示部の表示内容を視認する視認者を特定する機能と、
前記特定された視認者毎に、現時点までの視認状況を計測する機能と、
前記視認者が特定された場合に、その視認者に対応して前記計測された現時点までの視認状況に基づいて、前記表示部に表示される画像内容を変更する機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
本発明によれば、画像を表示する表示部の表示内容を視認する視認者が見飽きないように工夫した画像表示を実現することができ、利用価値の高いものとなる。
画像表示装置として適用した再生専用機としてのデジタルフォトフレームの基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)は、視認者別更新テーブル記憶部M3を示し、(2)は、画像変更テーブル記憶部M4を示した図。 非接触IC通信部9や撮像部10による人物検出によって実行開始されるデジタルフォトフレームの動作概要を示したフローチャート。 図3の動作に続くフローチャート。 第2実施形態におけるデジタルフォトフレームの基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)は、第2実施形態の視認者別更新テーブル記憶部M3を示し、(2)は、第2実施形態の画像変更テーブル記憶部M4を示した図。 第2実施形態において、画像表示のスタート指示に応答して実行開始されるデジタルフォトフレームの動作概要を示したフローチャート。 図7の動作に続くフローチャート。
(実施形態1)
以下、図1〜図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、画像表示装置として適用した再生専用機としてのデジタルフォトフレームの基本的な構成要素を示したブロック図である。
デジタルフォトフレームは、その全体が略長方体の薄型筐体を成し、この長方体の筐体を横長にして立て置きするスタンドタイプである。そして、このフォトフレームは、各種の機能として、複数の画像データ(静止画、動画、一部動画)を再生表示させる再生機能と、現在日時を得る計時機能や時間を計測するタイマ機能と、表示されている画像を視認する視認者を撮影する撮像機能と、近距離通信を行う非接触型のICタグリーダー機能とを備え、CPU1を中核として動作する構成となっている。CPU1は、電源部(例えば、商用電源又は二次電池)2からの電力供給によって動作し、記憶装置3内の各種のプログラムに応じてこのデジタルフォトフレームの全体動作を制御する中央演算処理装置である。
記憶装置3は、例えば、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ又はそれらを組み合わせた構成で、プログラム記憶部M1、画像データ記憶部M2、後述する視認者別更新テーブル記憶部M3、画像変更テーブル記憶部M4などを有している。プログラム記憶部M1は、図3及び図4に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、それに必要となる各種の情報が記憶されている。画像データ記憶部M2は、再生用としての各種の画像データを記憶する領域で、視認者毎に複数のお気に入り画像を順次記憶する視認者別フォルダ、視認者を特化しない一般的な複数の画像を記憶する一般用フォルダなど、各種の画像フォルダを有している。
RAM4は、フラグ情報、画面情報など、デジタルフォトフレームが動作するために必要となる各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。表示部5は、縦横比(アスペクト比)の異なる長方形を成し、デジタルフォトフレームの前面側の略全域に配設されたもので、例えば、高精細液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、電気泳動型ディスプレイ(電子ペーパ)などを使用し、例えば、画像、日時などを高精細に表示する。CPU1は、画像データ記憶部M2に記憶されている画像を読み出して表示駆動部6に与える。表示駆動部6は、CPU1からの表示制御信号に応答して動作するもので、表示対象の画像データを表示部5に表示させたり、CPU1からの表示切り替え信号に応答して画像データを切り替え表示させたりする表示制御を行う。そして、表示部5は、その表面に指の接触を検出する接触操作部(透明なタッチパネル)を積層配設させることにより、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、圧電方式などのタッチスクリーン(タッチ画面)を構成する。
キー操作部7は、図示省略したが、押しボタン形式の各種のキーを備えている。例えば、電源をオン/オフさせるキー、画像表示の開始/終了を指示するキーなどを備え、CPU1は、このキー操作部7からの入力操作信号に応じた処理を行う。カードIF(インターフェース)8は、カードスロット(図1では図示省略)に挿入接続されたメモリカード(図示省略)との間で画像データの送受信を行うもので、CPU1は、メモリカード(例えば、SDカード)から画像データを読み出し取得して、画像データ記憶部M2に格納することにより画像データを登録するようにしている。なお、図示しないが、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを設け、USBメモリから取り込んだ画像データを画像データ記憶部M2に格納するようにしてもよい。
非接触IC通信部9は、電波を利用した非接触型のICタグリーダー部を構成するもので、デジタルフォトフレームの前面側において表示部5の近傍に配設され、人物認識用として使用される。すなわち、非接触IC通信部9は、近傍に居る人物(表示部5を視認する視認者)に装着されているアンテナ付ICタグ(図示省略)、つまり、RFID(Radio Frequency Identification)タグに対して電波を発信し、それに応答してICタグ側から電波でICタグ(タグ識別情報)が送信されると、それを受信してICタグ情報を取得する。ここで、CPU1は、画像表示に先立って、非接触IC通信部9の検出結果に基づいてICタグ情報を取得したか、つまり、近傍に人物(視認者)が居るか否かを監視し、視認者が居ることを検出すると、非接触IC通信部9から取得したICタグ情報に基づいて視認者は誰であるかを特定する人物認識処理(人物特定処理)を行うようにしている。
撮像部10は、デジタルフォトフレームの前面側において表示部5の近傍に配設され、表示部5に対面する方向を撮影するデジタルカメラで、撮影レンズ、絞り機構、撮像素子(C−MOS、CCD)、光学系駆動部のほか、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路、オートフォーカス機能(AF機能)、露出調整機能(AE機能)などを備えている。CPU1は、画像表示に先立って、撮像部10で撮像された画像を解析しながら近傍に人物(視認者)が居るかを監視し、視認者が居ることを検出すると、撮像部10により撮像された人物の顔を中心とした画像部分を取得して、この画像部分を解析することにより近傍に居る人物(表示部5を視認する視認者)は誰であるかを特定する人物認識処理(人物特定処理)を行うようにしている。
図2は、視認者別更新テーブル記憶部M3、画像変更テーブル記憶部M4を説明するための図で、図2(1)は、視認者別更新テーブル記憶部M3を示し、(2)は、画像変更テーブル記憶部M4を示した図である。
視認者別更新テーブル記憶部M3は、表示部5を視認する視認者として予め任意に登録された視認者に関する人物情報を記憶すると共に、この登録視聴者毎に、上述の人物認識処理(人物特定処理)により特定された現時点までの特定回数(視認状況)を記憶するもので、図2(1)に示すように、「視認者識別情報」、「視認者画像情報」、「特定回数」の項目を有する構成となっている。
「視認者識別情報」は、人物認識時に使用される比較基準用の情報で、家族などの名前やIDを示した登録情報である。「視認者画像情報」は、人物認識時に使用される比較基準用の情報で、家族などの顔を中心に撮影した登録画像である。「特定回数」は、上述の人物認識処理(人物特定処理)により特定された視認者の現時点までの特定回数(累計値)を視認状況として記憶する項目で、その値は、画像表示に先立って、その視認者が特定される毎に更新される。なお、「視認者識別情報」、「視認者画像情報」は、任意に登録可能なもので、例えば、製品購入に伴う初期設定時などにおいて事前登録された人物に限らず、それ以外に任意の人物も追加登録することが可能となっている。なお、事前登録された視認者とは、その視認者に対応して専用の画像変更テーブル(後述する)が設定されている人物を意味し、追加登録された視認者とは、その視認者対応の専用テーブルが設定されていない視認者(事前登録者以外の人物)を意味している。また、視認者別更新テーブル記憶部M3の内容を任意に登録した際に、「特定回数」の値として“0”が設定される。
画像変更テーブル記憶部M4は、上述した視認者別の特定回数に応じて、表示部5に表示させる画像の内容をどのように変更するかを示す変更情報を記憶するもので、図2(2)に示すように、「回数」、「切替画像番号」、「加工種」、「加工レベル」、「変更種有効フラグ」の項目を有している。そして、画像変更テーブル記憶部M4は、事前登録毎に設けられた専用の画像変更テーブルM4−1、M4−2、M4−3、…、を有し、更に登録視認者以外を対象とした一般用の画像変更テーブルM4−nを有している。なお、これらの画像変更テーブル(登録視認者別の画像変更テーブルと一般用の画像変更テーブル)も「回数」、「切替画像番号」、「加工種」、「加工レベル」、「変更種有効フラグ」を有する同様の構成となっている。
「回数」は、視認者別の特定回数を複数の回数範囲に区分するもので、図示の例では、“1回〜3回”、“4回〜6回”、“7回〜9回”、“10回〜12回”、“13回(MAX)”の回数範囲に区分されている。なお、“13回(MAX)”は、特定回数の最大値を示している。「切替画像番号」は、「回数」に応じてどのような内容の画像を表示部5に切り替え表示させるかを指定する画像識別情報(画像番号)で、図示の例では、“1回〜3回”、“4回〜6回”、“7回〜9回”、“10回〜12回”に対応する画像番号として、“1”、“2”、“3”、“4”が記憶されている。CPU1は、複数の画像の中から「回数」に対応する「切替画像番号」が示す画像を表示部5に切り替え表示させることにより画像内容を変更させるようにしている。
「加工種」は、「回数」に応じてどのような種類の加工を、表示部5に表示される画像(対応する「切替画像番号」で指定される画像)に対して施すかを示す情報(加工の種類を示す情報)で、図示の例では、“1回〜3回”、“4回〜6回”、“7回〜9回”、“10回〜12回”に対応する「加工種」として、“油絵調”、“水彩画調”、“パステル調”、“アニメ調”が記憶されている。なお、“油絵調”、“水彩画調”、“パステル調”、“アニメ調”は、「画像番号」で示される画像(原画)に対して施す特殊な画像加工(絵画調変換)の種類を示したもので、CPU1は、「回数」に対応する「加工種」に応じた種類の加工を原画に対して施すことにより表示部5に表示させる画像の内容を変更させるようにしている。
「加工レベル」は、対応する「加工種」で指定される種類の画像加工を、表示部5に表示される画像(対応する「切替画像番号」で指定される画像)に対して施す場合に、「回数」に応じて加工の度合をどの位にするかを示す情報で、図示の例では、“1回〜3回”、“4回〜6回”、“7回〜9回”、“10回〜12回”に対応する「加工レベル」として、“レベル1”、“レベル2”、“レベル3”、“レベル4”が記憶されている。なお、加工度合は、”レベル4“が最も大きく、“レベル1”<“レベル2”<“レベル3”<“レベル4の関係となっている。CPU1は、「回数」に対応する「加工レベル」に応じで原画に加工を施すことにより表示部5に表示させる画像の内容を変更させるようにしている。「変更種有効フラグ」は、「切替画像番号」、「加工種」、「加工レベル」のいずれを使用して(有効にして)、画像内容を変更するかを示すフラグで、“フラグ1”は「切替画像番号」が有効、“フラグ2”は「加工種」が有効、“フラグ3”は「加工レベル」が有効であることを示している。
次に、第1実施形態におけるデジタルフォトフレームの動作概念を図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードに従った動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図3及び図4は、デジタルフォトフレームの動作概要を示したフローチャートで、非接触IC通信部9や撮像部10による人物検出によって実行開始される。
先ず、CPU1は、非接触IC通信部9や撮像部10の検出結果に基づいて近傍に人物(視認者)が居ることを検出すると、非接触IC通信部9の検出結果に基づいて人物を検出したかを調べ(図3のステップA1)、非接触IC通信部9による人物検出であれば(ステップA1でYES)、非接触IC通信部9から取得したICタグ情報に基づいて視認者別更新テーブル記憶部M3内の「視認者識別情報」を検索し、該当する登録人物を視認者として特定する(ステップA2)。この場合、該当する人物が登録されていなければ、登録人物以外の人物を視認者として特定する。
また、非接触IC通信部9による人物検出でなければ(ステップA1でNO)、撮像部10による人物検出であると判断して、ステップA3に移り、撮像部10から取得した顔画像に基づいて視認者別更新テーブル記憶部M3内の「画像情報」を検索することにより、該当する登録人物を視認者として特定する。この場合、該当する人物が登録されていなければ、登録人物以外の人物を視認者として特定する。なお、非接触IC通信部9や撮像部10を一定時間毎に駆動(例えば、2秒間隔で駆動)するようにしてもよい。
このようにして特定した視認者が視認者別更新テーブル記憶部M3に登録されているかを調べる(ステップA4)。ここで、特定視認者に対応する「視認者識別情報」、「視認者画像情報」が記憶されていなければ(ステップA4でNO)、今回の特定視認者を追加登録するために視認者別更新テーブル記憶部M3の空き領域に新たな「視認者識別情報」、「視認者画像情報」、「特定回数」を確保し、非接触IC通信部9又は撮像部10の検出結果をその「視認者識別情報」、「視認者画像情報」に追加登録させると共に(ステップA5)、この追加登録の視認者に対応してその「特定回数」に初期値“1”を記憶させる(ステップA6)。
また、今回特定した視認者に対応してその「視認者識別情報」、「視認者画像情報」が登録されていれば(ステップA4でYES)、視認者別更新テーブル記憶部M3内からその特定視認者(特定者)に対応する「特定回数」を読み出す(ステップA7)。そして、この「特定回数」の値は“13回(MAX)”以上であるかを調べ(ステップA8)、それがMAX値以上であれば(ステップA8でYES)、その「特定回数」に初期値“1”を記憶させてその値を初期値に戻すが(ステップA6)、MAX値未満であれば(ステップA8でNO)、「特定回数」に“1”を加算してその値を更新する処理を行う(ステップA9)。
今回特定した視認者(特定者)は、視認者別更新テーブル記憶部M3に事前登録されている視認者であるかを調べ(ステップA10)、視認者別更新テーブルに事前登録されている視認者であれば(ステップA10でYES)、画像変更テーブル記憶部M4内の各種の画像変更テーブル中から特定視認者に対応する画像変更テーブルを指定する(ステップA11)。そして、この画像変更テーブルから「変更種有効フラグ」を読み出すと共に(ステップA12)、画像データ記憶部M2から特定視認者に対応する視認者別フォルダを表示対象として選択する(ステップA13)。
一方、今回特定した視認者が事前登録されている視認者でなければ(ステップA10でNO)、上述のように追加登録された視認者であるから、ステップA14に移り、画像変更テーブル記憶部M4内の各種の画像変更テーブルの中から一般用の画像変更テーブルを指定して、その一般用の画像変更テーブルから「変更種有効フラグ」を読み出すと共に(ステップA15)、画像データ記憶部M2から登録視認者を特化しない一般用フォルダを表示対象として選択する(ステップA16)。
そして、図4のフローに移り、視認者別更新テーブル記憶部M3から特定視認者対応の「特定回数」を読み出した後(ステップA17)、画像変更テーブルから読み出した「変更種有効フラグ」は“1(切替画像番号)”であるかを調べたり(ステップA18)、“2(加工種)”であるかを調べたり(ステップA22)、“3(加工レベル)”であるかを調べたりする(ステップA26)。ここで、「変更種有効フラグ」が“1(切替画像番号)”であれば(ステップA18でYES)、特定視認者対応の画像変更テーブルを参照し、特定視認者の「特定回数」に対応する「切替画像番号」を読み出す(ステップA19)。そして、この「切替画像番号」で指定される画像を、特定視認者対応の画像フォルダから選択し(ステップA20)、その選択画像を表示部5に表示させる(ステップA21)。
また、「変更種有効フラグ」が“2(加工種)”であれば(ステップA22でYES)、特定視認者対応の画像変更テーブルを参照して、特定視認者の「特定回数」に対応する「切替画像番号」及び「加工種」をそれぞれ読み出す(ステップA23)。そして、この「切替画像番号」で指定される画像に対して、その「加工種」で指定される種類の加工を施した後(ステップA24)、その加工画像を表示部5に表示させる(ステップA25)。また、「変更種有効フラグ」が“3(加工レベル)”であれば(ステップA26でYES)、特定視認者対応の画像変更テーブルを参照し、特定視認者の「特定回数」に対応する「切替画像番号」、「加工種」、「加工レベル」をそれぞれ読み出す(ステップA27)。そして、この「切替画像番号」で指定される画像に対して、その「加工種」で指定される加工を施すが、その際、その「加工レベル」で指定される加工具合の加工を施した後(ステップA28)、その加工画像を表示部5に表示させる(ステップA29)。
その後、ステップA30に移り、非接触IC通信部9や撮像部10の検出結果に基づいて近傍に特定視認者が居なくなったか(特定人物検出終了か)を調べ、この特定視認者が居なくなるまで画像を継続表示させる。ここで、特定視認者が近傍に居なくなったことを検出したときには(ステップA30でYES)、表示部5に表示されている画像を消去した後(ステップA31)、図3及び図4のフローの終了となる。
以上のように、第1実施形態においてCPU1は、画像を表示する表示部5の表示内容を視認する視認者を、非接触IC通信部9や撮像部10による検出結果に基づいて特定すると共に、特定した視認者毎に計測された現時点までの視認状況に基づいて、表示部5に表示される画像内容を変更するようにしたので、変化に富んだ新鮮な画像の表示が可能となり、視認者の視認状況に応じて見飽きないように工夫した表示を実現することができ、利用価値の高いものとなる。
CPU1は、撮像部10により撮像された画像を解析することにより視認者を特定するようにしたので、特別な操作を行うことなく、デジタルフォトフレームを見るためにその近傍に来た人物を視認者として容易に特定することができる。
人物が身に付けているICタグからの情報を受信する非接触IC通信部9を備え、この非接触IC通信部9からの情報に基づいて視認者を特定するようにしたので、特別な操作を行うことなく、デジタルフォトフレームを見るためにその近傍に来た人物を視認者として容易に特定することができる。
表示部5に画像を表示する表示開始されるに先立って、視認者を特定するようにしたので、表示を開始する前に画像内容を変更させることが可能となる。
CPU1は、画像表示に先立って、非接触IC通信部9や撮像部10の検出結果に基づいて近傍に居る人物を視認者として特定した回数(累計値)をその人物の視認状況として計測するようにしたので、視認者毎にデジタルフォトフレームの前に来た回数を現時点までの視認状況とすることができ、その回数に応じた画像内容の変更が可能となる。
視認者が特定されてからその視認者が特定できなくなるまでの間、画像内容が変更された画像を表示部5に継続して表示させるようにしたので、視認者が近傍に居る間は同じ画像を表示させることができ、視認者はその変更画像をゆっくり鑑賞することが可能となる。
複数の画像の中から指定した画像を切り替え表示させることにより画像内容を変更するようにしたので、視認者はその視認状況に応じて新たな画像を鑑賞することができる。
視認者毎に対応付けて記憶されている複数の画像の中から指定した画像を切り替え表示させることにより画像内容を変更するようにしたので、その視認者のお好みの画像を鑑賞することができる。
画像を加工することによりその画像内容を変更するようにしたので、同じ画像が表示されても絵画風などに加工された画像を鑑賞することができる。
画像の加工の仕方が異なる複数種の加工のうち、その加工の種類を変更することによりその画像内容を変更するようにしたので、視認者はその視認状況に応じて異なる種類の加工画像を鑑賞することができる。
画像の加工レベルを異ならせることによりその画像内容を変更するようにしたので、視認者は同じ画像及び同じ種類の加工であってもその視認状況に応じて加工具合の異なる加工画像を鑑賞することができる。
なお、上述した第1実施形態においては、特定した視認者毎に現時点までの視認状況として特定回数を計測するようにしたが、特定回数に限らず、一定期間当たりに何回来たか(視認したか)の特定頻度を計測し、この特定頻度に応じて画像内容を変更するようにしてもよい。このように特定頻度を計測するようにすれば、例えば、1日などの短期間内に何回も来たとしても見飽きないような画像表示を実現することができる。
また、上述した第1実施形態においては、特定視認者が来た特定回数を計測するようにしたが、視認者が画像表示の開始を指示した指示回数を特定回数として計測するようにしてもよい。このように特定回数を画像表示の開始指示回数とすれば、特定回数がそのまま視認回数となる。
(実施形態2)
以下、この発明の第2実施形態について図5〜図8を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、画像表示に先立って、非接触IC通信部9や撮像部10の検出結果に基づいて近傍に居る人物を視認者として特定すると共に、その特定回数(累計値)をその人物の視認状況として計測するようにしたが、この第2実施形態においては、指紋認証や音声認識の結果に基づいて視認者を特定すると共に、その視認者がデジタルフォトフレームの前に居る滞在時間(視認者が特定される毎に累計された現時点までの累計滞在時間)をその人物の視認状況として計測するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図5は、第2実施形態におけるデジタルフォトフレームの基本的な構成要素を示したブロック図である。
デジタルフォトフレームは、上述した第1実施形態と同様に、各種の機能として、複数の画像データ(静止画、動画、一部動画)を再生表示させる再生機能と、現在日時を得る計時機能と、時間を計測するタイマ機能とを備えているほか、この第2実施形態においては、視認者の生体(指紋など)を認証する生体認証機能を備えている。また、デジタルフォトフレームの基本的な構成要素として第1実施形態と同様に、CPU1、電源部2、記憶装置3、RAM4、表示部5、キー操作部7、カードIF8を有しているほか、第2実施形態においては、上述の生体認証機能を構成する指紋センサ11、音声入力部12を有している。
指紋センサ11は、半導体方式によって指紋情報を読み取るもので、指紋の凹凸に応じた電荷量を電圧値に変換したのち、この電圧値をデジタル画像(指紋画像)に変換するもので、CPU1は、指紋センサ部14から得られた指紋画像を解析することにより指紋情報(指紋中心点、分岐点、端点、三角州など)を得た後、この指紋情報と視認者別更新テーブル記憶部M3に登録されている指紋情報とを比較し、両者は特徴的に一致するか否かに基づいて視認者を特定するようにしている。音声入力部12は、視認者の音声を入力するもので、入力された音声波形をデジタルデータに変換するもので、CPU1は、入力音声と視認者別更新テーブル記憶部M3に登録されている音声情報とを比較し、両者は特徴的に一致するか否かに基づいて視認者を特定するようにしている。
図6は、第2実施形態における視認者別更新テーブル記憶部M3、画像変更テーブル記憶部M4を説明するための図で、図6(1)は、視認者別更新テーブル記憶部M3を示し、(2)は、画像変更テーブル記憶部M4を示した図である。
視認者別更新テーブル記憶部M3は、表示部5を視認する視認者として予め任意に登録された視認者に関する人物情報を記憶すると共に、この登録視聴者毎に、特定された視認者がデジタルフォトフレームの前に居た滞在時間(視認状況)を記憶するもので、図6(1)に示すように、「視認者指紋情報」、「視認者音声情報」、「累計滞在時間」の項目を有している。
すなわち、第1実施形態の視認者別更新テーブル記憶部M3は、図2(1)に示したように、「視認者識別情報」、「視認者画像情報」、「特定回数」の項目を有する構成であるが、第2実施形態の視認者別更新テーブル記憶部M3は、「視認者指紋情報」、「視認者音声情報」、「累計滞在時間」の項目を有する構成となっている。「視認者指紋情報」は、人物認識時に使用される比較基準用の情報で、家族などの登録指紋情報である。「視認者音声情報」は、人物認識時に使用される比較基準用の情報で、家族などの登録音声情報である。「累計滞在時間」は、その視認者がデジタルフォトフレームの前に居た現時点までの累計の滞在時間、つまり、デジタルフォトフレームの前に来る度に(視認者が特定される毎に)計測された滞在時間を累計した現時点までの累計滞在時間を示し、何回も視認していた場合に視認毎に累計された滞在時間の累計値(視認状況)である。なお、第2実施形態においても視認者別更新テーブル記憶部M3の内容を任意に登録可能であるが、この登録時には「累計滞在時間」として“0”が設定される。
画像変更テーブル記憶部M4は、上述した視認者別の滞在時間に応じて、表示部5に表示させる画像の内容をどのように変更するかを示す変更情報を記憶するもので、図6(2)に示すように、「滞在時間」、「切替画像番号」、「加工種」、「加工レベル」、「変更種有効フラグ」の項目を有している。「滞在時間」は、視認者別の滞在時間を複数の時間範囲(時間枠)に区分するもので、図示の例では、“0分〜20分”、“21分〜40分”、“41分〜60分”、…、“141分(MAX)”の時間枠に区分されている。「切替画像番号」は、「滞在時間」に応じて切り替え表示させる画像を指定する情報で、図示の例では、“0分〜20分”、“21分〜40分”、“41分〜60分”、…に対応する画像番号として、“1”、“2”、“3”が記憶されている。CPU1は、複数の画像の中から「滞在時間」に対応する「切替画像番号」が示す画像を表示部5に切り替え表示させることにより画像内容を変更させるようにしている。
「加工種」は、対応する「切替画像番号」で指定される画像に対して施す加工の種類を示し、図示の例では、“0分〜40分”、“41分〜80分”、…に対応する「加工種」として、“油絵調”、“水彩画調”、…が記憶されている。CPU1は、この「加工種」が指定する種類の加工を、「切替画像番号」が指定する画像(原画)に対して施すことにより表示部5に表示させる画像の内容を変更させるようにしている。「加工レベル」は、対応する「切替画像番号」で指定される画像に対して「加工種」が指定する種類の加工を施す場合に、「滞在時間」に応じて加工の度合をどの位にするかを示す情報で、図示の例では、“0分〜20分”、“21分〜40分”、“41分〜60分”、“61分〜80分”、…に対応する「加工レベル」として、“レベル1”、“レベル2”
“レベル1”、“レベル2”、…が記憶されている。
図7及び図8は、第2実施形態においてデジタルフォトフレームの動作概要を示したフローチャートで、ユーザ操作による画像表示のスタート指示に応答して実行開始される。
先ず、CPU1は、音声入力部12からの音声入力により視認者特定が指示されたかを調べ(図7のステップB1)、音声入力による視認者特定が指示されたときには(ステップB1でYES)、その入力音声に基づいて視認者別更新テーブル記憶部M3内の「視認者音声情報」と照合する音声認識を行って該当する登録人物を視認者として特定する(ステップB2)。また、音声入力による視認者特定が指示されなければ(ステップB1でNO)、指紋センサ11による視認者特定が指示されたものと判断して、ステップB3に移り、指紋センサ11から取得した指紋情報に基づいて視認者別更新テーブル記憶部M3内の「視認者指紋情報」と照合する指紋認識を行って該当する登録人物を視認者として特定する。
このようにして特定した視認者に対応する「累計滞在時間」を読み出し(ステップB4)、その値は“141分(MAX)”以上であるかを調べ(ステップB5)、MAX値以上であれば(ステップB5でYES)、「累計滞在時間」に初期値“0”を記憶させる(ステップB6)。次に、ステップB7に移り、特定視認者対応の「累計滞在時間」を滞在時間カウンタにセットしてその計測動作を開始させる。そして、画像変更テーブル記憶部M4の「滞在時間」を参照して、滞在時間カウンタの計測値に応じた時間枠を指定した後(ステップ8)、画像変更テーブル記憶部M4から「変更種有効フラグ」を読み出す(ステップB9)。
そして、図8のフローに移り、「変更種有効フラグ」は“1(切替画像番号)”であるかを調べたり(ステップB10)、“2(加工種)”であるかを調べたり(ステップB14)、“3(加工レベル)”であるかを調べたりする(ステップB18)。ここで、「変更種有効フラグ」が“1(切替画像番号)”であれば(ステップB10でYES)、上述の指定時間枠に対応する「切替画像番号」を画像変更テーブル記憶部M4から読み出し(ステップB11)、この「切替画像番号」で指定される画像を、所定の画像フォルダから選択し(ステップB12)、その選択画像を表示部5に表示させる(ステップB13)。
また、「変更種有効フラグ」が“2(加工種)”であれば(ステップB14でYES)、上述の指定時間枠に対応する「切替画像番号」及び「加工種」を画像変更テーブル記憶部M4からそれぞれ読み出し(ステップB15)、この「切替画像番号」で指定される画像に対して、その「加工種」で指定される種類の加工を施した後(ステップB16)、その加工画像を表示部5に表示させる(ステップB17)。また、「変更種有効フラグ」が“3(加工レベル)”であれば(ステップB18でYES)、上述の指定時間枠に対応する「切替画像番号」、「加工種」、「加工レベル」を画像変更テーブル記憶部M4からそれぞれ読み出し(ステップB19)、この「切替画像番号」で指定される画像に対して、その「加工種」で指定される加工を施すが、その際に、その「加工レベル」で指定される加工具合の加工を施した後(ステップB20)、その加工画像を表示部5に表示させる(ステップB21)。
そして、画像変更テーブル記憶部M4の「滞在時間」を参照して、滞在時間カウンタの値に応じた時間枠が次の時間枠に移ったかを調べたり(ステップB22)、ユーザ操作により画像表示の終了が指示されたかを調べたりする(ステップB23)。ここで、表示終了が指示されたときには(ステップB23でYES)、滞在時間カウンタの計測値(今回の滞在時間)を特定視認者に対応する「累計滞在時間」に加算すると共に、滞在時間カウンタの計測動作を停止した後(ステップB27)、図7及び図8のフローの終了となる。また、次の時間枠に移ったときには(ステップ22でYES)、滞在時間カウンタの値は“141分(MAX)”以上であるかを調べ(ステップB24)、MAX値以上であれば(ステップB24でYES)、滞在時間カウンタに“0”をセットしてその計測動作を再開させる(ステップB25)。そして、滞在時間カウンタの値に応じた時間枠を指定した後(ステップB26)、上述のステップB10に移り、以下、上述と同様の表示制御が繰り返す。
以上のように、第2実施形態においてCPU1は、特定した視認者の滞在時間に基づいて、表示部5に表示される画像内容を変更するようにしたので、変化に富んだ新鮮な画像の表示が可能となり、視認者の滞在時間に応じて見飽きないように工夫した表示を実現することができ、利用価値の高いものとなる。
画像を表示する表示部5の表示内容を視認する視認者を、指紋センサ11や音声入力部12から入力された情報に基づいて特定するようにしたので、生体情報からの確実な特定が可能となる。
その他、第2実施形態においても上述した第1実施形態と同様の効果を有する。
なお、上述した第2実施形態においては、視認者が特定される毎に累計された現時点までの累計滞在時間に基づいて画像内容を変更するようにしたが、今回の滞在時間に基づいて画像内容を変更するようにしてもよい。すなわち、上述した第2実施形態においては、画像表示のスタート指示時に、特定視認者に対応する「累計滞在時間」を滞在時間カウンタにセットしてからその計測動作を開始するようにしたが、滞在時間カウンタに“0”をセットしてからその計測動作を開始するようにすればよい。
上述した第2実施形態においては、累計滞在時間を計測するようにしたが、累計滞在時間に限らず、一定期間当たりの累計滞在時間(滞在頻度)を計測して画像内容を変更するようにしてもよい。このように滞在頻度を計測するようにすれば、例えば、1日などの短期間内に何回も来て長時間見たとしても見飽きないような画像表示を実現することができる。
上述した第2実施形態においては、単一の画像変更テーブル記憶部M4を設けた構成としたが、第1実施形態と同様に、事前登録毎に設けられた専用の画像変更テーブルと、登録者以外を対象とした一般用の画像変更テーブルを有する構成としてもよい。
また、上述した第1実施形態においては、特定回数を視認状況とし、第2実施形態においては、累計滞在時間を視認状況としたが、特定回数、特定頻度、累計滞在時間、滞在頻度の個々に限らず、それら2以上を組み合わせたものを視認状況としてもよい。また、特殊な画像加工としては、絵画調変換に限らず、例えば、単なるぼかし加工や色白加工、着色などであてもよく、その加工の種類は問わない。また表示部5に表示される画像は、静止画に限らず、動画であってもよく、一部動画であってもよい。
上述した各実施形態においては、全体が略長方体の薄型筐体を横長にして立て置きするスタンドタイプのデジタルフォトフレームを示したが、これに限らず、壁掛けタイプのデジタルフォトフレームであってもよく、どのようなタイプのデジタルフォトフレームであっても同様に適用可能である。
また、上述した各実施形態においては、画像表示装置としてデジタルフォトフレームに適用した場合を示したが、画像表示部を備えた携帯電話機・卓上電子計算機・パーソナルコンピュータ(ノートパソコンなど)・PDA・デジタルカメラ・音楽プレイヤーなどであってもよい。
その他、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 CPU
3 記憶装置
5 表示部
7 キー操作部
9 非接触IC通信部
10 撮像部
11 指紋センサ
12 音声入力部
M1 プログラム記憶部
M2 画像データ記憶部
M3 視認者別更新テーブル記憶部
M4 画像変更テーブル記憶部

Claims (15)

  1. 画像を表示する表示部を備えた画像表示装置であって、
    前記表示部の表示内容を視認する視認者を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された視認者毎に、現時点までの視認状況を計測する計測手段と、
    前記特定手段により視認者が特定された場合に、その視認者に対応して前記計測手段により計測された現時点までの視認状況に基づいて、前記表示部に表示される画像内容を変更する変更手段と、
    を具備したことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示部に対面する方向を撮影する撮像手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記撮像手段により撮像された画像を解析することにより視認者を特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記視認者が身に付けている通信装置からの情報を受信する受信手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記受信手段により受信した情報に基づいて視認者を特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. 前記視認者の生体を認証する生体認証手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記生体認証手段により認証した認証結果に基づいて視認者を特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  5. 前記特定手段は、前記表示部に画像を表示する表示開始されるに先立って視認者を特定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記計測手段は、前記特定手段により特定された視認者毎に、その特定回数、滞在時間、特定頻度、滞在頻度のうち、少なくともそのいずれかを計測する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記計測手段は、前記特定手段により特定された視認者が当該画像表示装置の前に来た回数あるいは視認者が画像表示の開始を指示した回数を前記特定回数として計測する、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  8. 前記計測手段は、前記特定手段により特定された視認者が当該画像表示装置の前に居る今回の滞在時間あるいは何回も視認していた場合には現時点までの累計の滞在時間を計測する、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  9. 前記特定手段により視認者が特定されてからその視認者が特定できなくなるまでの間、前記変更手段により画像内容が変更された画像を前記表示部に継続表示する制御を行う表示制御手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像表示装置。
  10. 前記変更手段は、前記表示部に表示させる画像を複数の画像の中から指定して切り替え表示させることにより画像内容を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像表示装置。
  11. 前記複数の画像は、前記特定手段により特定された視認者毎に対応付けて記憶されている画像であり、
    前記変更手段は、前記特定手段により視認者が特定された場合に、その視認者に対応する複数の画像の中から前記表示部に表示させる画像を指定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項10記載の画像表示装置。
  12. 前記変更手段は、前記表示部に表示される画像を加工することによりその画像内容を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像表示装置。
  13. 前記変更手段は、画像の加工の仕方が異なる複数種の加工のうち、その加工の種類を変更することによりその画像内容を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  14. 前記変更手段は、画像の加工度合を異ならせることによりその画像内容を変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  15. コンピュータに対して、
    画像を表示する表示部の表示内容を視認する視認者を特定する機能と、
    前記特定された視認者毎に、現時点までの視認状況を計測する機能と、
    前記視認者が特定された場合に、その視認者に対応して前記計測された現時点までの視認状況に基づいて、前記表示部に表示される画像内容を変更する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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