JP2012087745A - オイルセパレータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガス出口通路60の、衝突板61が設けられる部位S1よりガス流れ方向下流側に、部位S1におけるガス流路断面積よりもガス流路断面積が大の流路拡大部62が設けられている。そのため、ガス出口通路60の衝突板61が設けられる部位S1から流路拡大部62を通ってガス排出部70に流れるガスの流速を、流路拡大部62で低減させることができる。そのため、流路拡大部が設けられていない場合(従来)に比べて、衝突板に付着したオイルがガス排出部に持ち去られてしまうことを抑制できる。
【選択図】 図4
Description
ところで、ブローバイガス中にはエンジンオイル等の潤滑油が微粒化されたオイルミストが含まれている。そのため、ブローバイガス中のオイルミストを分離回収する手段として、シリンダヘッドカバーの内側やクランクケースと吸気管路とを連結する連結流路の途中等にオイルミスト捕集装置(オイルセパレータ)が設けられている。そのようなオイルセパレータとしては、いわゆるサイクロン式と呼ばれる方式の装置が普及している。
該公報開示の装置は、サイクロン部でオイルが分離されたガスがサイクロン部から流入するガス出口通路を有し、このガス出口通路に、サイクロン部からガス出口通路に流入してくるガスの流れ方向に面して配設され該流入してくるガスが衝突する衝突板が設けられている、オイルセパレータを開示している。
ガス出口通路の、衝突板が設けられている部位の流路断面積は、ガス流速を高めて衝突板によるオイル捕集効果を高めるために比較的狭くされていることが望ましい。
ガス出口通路の、衝突板が設けられている部位における流路断面積と、衝突板が設けられる部位よりガス流れ方向下流側部位における流路断面積とが、同じかまたは略同じである。そのため、ガス出口通路全域にわたってガス流速が高いままであり、衝突板に付着したオイルがガス出口通路からガス排出部(ガス排出口)に持ち去られてしまうおそれがある。
(1) オイル混合ガスをセパレータ内部に導入するガス導入部と、
前記ガス導入部から導入された前記オイル混合ガスからオイルを分離するサイクロン部と、
前記サイクロン部でオイルが分離されたガスが前記サイクロン部から流入するガス出口通路と、
前記ガス出口通路内のガスをセパレータ外部に排出するガス排出部と、
を有し、前記ガス出口通路に、前記サイクロン部から前記ガス出口通路に流入してくるガスの流れ方向に面して配設され該流入してくるガスが衝突する衝突板が設けられている、オイルセパレータであって、
前記ガス出口通路の、前記衝突板が設けられる部位よりガス流れ方向下流側に、前記ガス出口通路の前記衝突板が設けられる部位におけるガス流路断面積よりもガス流路断面積が大の流路拡大部が設けられている、オイルセパレータ。
流路拡大部が設けられていない場合(従来)と異なり、ガス出口通路の衝突板が設けられる部位から流路拡大部を通ってガス排出部に流れるガスの流速を、流路拡大部で低減させることができる。そのため、流路拡大部が設けられていない場合(従来)に比べて、衝突板に付着したオイルがガス排出部に持ち去られてしまうことを抑制できる。
本発明実施例のオイルセパレータ10は、いわゆるサイクロン式のオイルセパレータであり、たとえば、図示略の自動車エンジンのクランクケース内に発生するオイル混合ガス(オイルミスト混合ガス、ブローバイガス)からオイル(オイルミスト)を分離させて、分離させたオイルをクランクケースに戻すものである。ただし、オイルセパレータ10は、自動車エンジン以外の内燃機関の内部で発生するオイル混合ガス中のオイルを分離するものであってもよい。
オイル出口部31は、サイクロン部30の下端部に設けられており、サイクロン部30でオイル混合ガスから分離したオイルをサイクロン部30の外に(オイル出口通路40に)流出する部分である。
ガス出口部32は、上下方向に延びる管状であり、サイクロン部30の上壁部の中央部またはその近傍に該上壁部を上下方向に貫通して設けられる。ガス出口部32は、サイクロン部30でオイル混合ガスからオイルが分離されたガスをサイクロン部30の外に(ガス出口通路60に)流出する部分である。
ガス排出部70には、ガス排出部70の内周面に形成される雌ネジ部71に図示略のPCVバルブの外周面に形成される雄ネジ部を螺合させることで、図示略のPCVバルブが装着される。なお、オイルセパレータ10が互いにバイブレーション溶着(振動溶着)される複数部品で構成される場合であってバイブレーション溶着部がガス排出部70の外周面に設けられている場合には、ガス排出部70の外周面に設けられる溶着部72とPCVバルブ装着用の雌ネジ部71とは、ガス排出部70の管軸方向で異なる部位に設けられていることが望ましい。溶着部72と雌ネジ部71とがガス排出部70の管軸方向で同位置に設けられる場合に比べて、ガス排出部70の厚みを薄くすることができ、スペース上有利であるとともに成形上も有利になるからである。
本発明実施例では、ガス出口通路60の、衝突板61が設けられる部位S1よりガス流れ方向下流側に、ガス出口通路60の衝突板61が設けられる部位S1におけるガス流路断面積よりもガス流路断面積が大の流路拡大部62が設けられているため、つぎの作用を得ることができる。
流路拡大部62が設けられていない場合(従来)と異なり、ガス出口通路60の衝突板61が設けられる部位S1から流路拡大部62を通ってガス排出部70に流れるガスの流速を、流路拡大部62で低減させることができる。そのため、流路拡大部62が設けられていない場合(従来)に比べて、衝突板61に付着したオイルがガス排出部70に持ち去られてしまうことを抑制できる。
20 ガス導入部
30 サイクロン部
31 オイル出口部
32 ガス出口部
40 オイル出口通路
50 ドレイン部
60 ガス出口通路
61 衝突板
62 流路拡大部
70 ガス排出部
S1 ガス出口通路の衝突板が設けられる部位
Claims (1)
- オイル混合ガスをセパレータ内部に導入するガス導入部と、
前記ガス導入部から導入された前記オイル混合ガスからオイルを分離するサイクロン部と、
前記サイクロン部でオイルが分離されたガスが前記サイクロン部から流入するガス出口通路と、
前記ガス出口通路内のガスをセパレータ外部に排出するガス排出部と、
を有し、前記ガス出口通路に、前記サイクロン部から前記ガス出口通路に流入してくるガスの流れ方向に面して配設され該流入してくるガスが衝突する衝突板が設けられている、オイルセパレータであって、
前記ガス出口通路の、前記衝突板が設けられる部位よりガス流れ方向下流側に、前記ガス出口通路の前記衝突板が設けられる部位におけるガス流路断面積よりもガス流路断面積が大の流路拡大部が設けられている、オイルセパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010237096A JP2012087745A (ja) | 2010-10-22 | 2010-10-22 | オイルセパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010237096A JP2012087745A (ja) | 2010-10-22 | 2010-10-22 | オイルセパレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012087745A true JP2012087745A (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=46259615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010237096A Pending JP2012087745A (ja) | 2010-10-22 | 2010-10-22 | オイルセパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012087745A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001246216A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-11 | Denso Corp | 気液分離装置 |
JP2009539014A (ja) * | 2006-05-29 | 2009-11-12 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 気液混合物を分離するための装置 |
-
2010
- 2010-10-22 JP JP2010237096A patent/JP2012087745A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001246216A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-11 | Denso Corp | 気液分離装置 |
JP2009539014A (ja) * | 2006-05-29 | 2009-11-12 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 気液混合物を分離するための装置 |
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