JP2012087737A - 二段過給システムの吸気冷却装置 - Google Patents

二段過給システムの吸気冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012087737A
JP2012087737A JP2010236825A JP2010236825A JP2012087737A JP 2012087737 A JP2012087737 A JP 2012087737A JP 2010236825 A JP2010236825 A JP 2010236825A JP 2010236825 A JP2010236825 A JP 2010236825A JP 2012087737 A JP2012087737 A JP 2012087737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake air
cooling water
cooling
temperature
cooled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010236825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5614235B2 (ja
Inventor
Akira Iijima
章 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2010236825A priority Critical patent/JP5614235B2/ja
Publication of JP2012087737A publication Critical patent/JP2012087737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5614235B2 publication Critical patent/JP5614235B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

【課題】二段過給システムの吸気冷却装置に関し、二段過給システムの効率低下を抑制してエンジンの燃費悪化を抑止する。
【解決手段】高圧段過給機32と低圧段過給機33とを有する二段過給システム30の吸気冷却装置1に、吸気冷却手段10と、冷却水冷却手段12と、冷却水循環回路11と、冷却水を吸気冷却手段10からバイパスさせるバイパス通路14と、吸気が冷却水との熱交換により冷却されるか否かを判定する冷却判定手段20と、吸気が前記冷却水により冷却されないと判定された場合は流路をバイパス通路14に切替え、かつ、吸気が冷却水により冷却されると判定された場合は流路を吸気冷却手段10に切替える流路切替手段15,22とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、低圧段過給機と高圧段過給機とを有する二段過給システムの吸気冷却装置に関し、特に低圧段過給機で圧縮された低圧吸気を冷却する水冷式のインタークーラを備えた二段過給システムの吸気冷却装置に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関(以下、エンジンという)では、エンジンのダウンサイジングに伴い、高出力低燃費化を図る二段過給システムが提案されている。通常、この二段過給システムは低圧段ターボチャージャと高圧段ターボチャージャとを有する二段過給システムであり、ターボチャージャの総合効率を上げるために低圧段ターボチャージャと高圧段ターボチャージャとの間に水冷式の冷却器(以下、インタークーラという)が配設されている。
例えば、特許文献1には、高圧段ターボチャージャと低圧段ターボチャージャとを有する二段過給システムにおいて、吸気通路に低圧段ターボチャージャで圧縮された吸気を冷却するインタークーラを設けた構成が開示されている。
特開2006−90205号公報
一般的に、インタークーラは水冷式であって、低圧段ターボチャージャで圧縮されてインタークーラを通過する吸気(以下、低圧段出口吸気という)は、エンジンとは別系統の冷却水回路から供給される冷却水との熱交換により冷却される。より具体的には、インタークーラにはサブラジエータで外気との熱交換により冷却された冷却水が供給されており、係る冷却水によりインタークーラを通過する低圧吸気を冷却すると共に、低圧段出口吸気との熱交換で昇温された冷却水を再びサブラジエータに戻している。
ところで、エンジンの高負荷運転時は、エンジンからの排気エネルギーにより低圧段コンプレッサが高速回転するので、低圧段出口吸気の温度は冷却水の温度よりも高くなる。そのため、エンジンの高負荷運転時は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により昇温されることはなく、狙い通りに冷却される。一方、エンジンの部分負荷運転中は、低圧段ターボチャージャによる過給が低いため、冷却水の温度が低圧段出口吸気の温度よりも高くなる場合がある。そのため、エンジンの部分負荷運転時は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により昇温されることとなり、かえって二段過給システムの総合効率が低下して、エンジンの燃費も悪化する可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、二段過給システムの吸気冷却装置において、エンジンの運転領域全域で二段過給システムの総合効率の低下を抑制するとともに、エンジンの燃費悪化も効果的に抑止することにある。
上記目的を達成するため、本発明の二段過給システムの吸気冷却装置は、内燃機関からの排気で駆動する低圧段過給機と高圧段過給機とを有する二段過給システムの吸気冷却装置であって、前記低圧段過給機と前記高圧段過給機との間の吸気通路に設けられ、該吸気通路を流れる吸気を冷却水との熱交換により冷却する吸気冷却手段と、前記冷却水を外気との熱交換により冷却する冷却水冷却手段と、前記冷却水冷却手段を通過した冷却水を前記吸気冷却手段に供給するとともに前記冷却水冷却手段へと戻す冷却水循環回路と、前記冷却水循環回路に設けられ、前記冷却水を前記吸気冷却手段からバイパスさせるバイパス通路と、前記吸気が前記冷却水との熱交換により冷却されるか否かを判定する冷却判定手段と、前記冷却判定手段の判定に応じて、前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定された場合は前記冷却水の流路を前記バイパス通路に切替え、かつ、前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定された場合は前記冷却水の流路を前記吸気冷却手段に切替える流路切替手段とを有することを特徴とする。
また、前記冷却判定手段は、前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記吸気通路を流れる吸気温度を検出する第1温度検出手段と、前記吸気冷却手段よりも下流側に位置する前記吸気通路を流れる吸気温度を検出する第2温度検出手段とを有するとともに、前記第2温度検出手段の検出値が前記第1温度検出手段の検出値よりも小さい場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定し、かつ、前記第2温度検出手段の検出値が前記第1温度検出手段の検出値以上の場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定するようにしてもよい。
また、前記冷却判定手段は、前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記冷却水循環回路を流れる冷却水温度を検出する第3温度検出手段と、前記吸気冷却手段よりも下流側に位置する前記冷却水循環回路を流れる冷却水温度を検出する第4温度検出手段とを有するとともに、前記第3温度検出手段の検出値が前記第4温度検出手段の検出値よりも小さい場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定し、かつ、前記第3温度検出手段の検出値が前記第4温度検出手段の検出値以上の場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定するようにしてもよい。
また、前記冷却判定手段は、前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記冷却水循環回路を流れる冷却水温度を検出する第5温度検出手段と、前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記吸気通路を流れる吸気温度を検出する第6温度検出手段とを有するとともに、前記第5温度検出手段の検出値が前記第6温度検出手段の検出値よりも小さい場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定し、かつ、前記第5温度検出手段の検出値が前記第6温度検出手段の検出値以上の場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定するようにしてもよい。
本発明の二段過給システムの吸気冷却装置によれば、エンジンの運転領域全域で二段過給システムの総合効率の低下を抑制することができるとともに、エンジンの燃費悪化も効果的に抑止することができる。
本発明の第一実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置を示す概略図である。 本発明の第一実施形態に係る切替バルブを示す模式的な部分断面図である。 本発明の第一実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置による制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置を示す概略図である。 本発明の第二実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置による制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置を示す概略図である。 本発明の第三実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置による制御内容を示すフローチャートである。
以下、図面により、本発明に係る各実施形態について説明する。
<第一実施形態>
図1〜3は、本発明の第一実施形態に係る二段過給システムの吸気冷却装置1を説明するものである。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
まず、本実施形態に係る吸気冷却装置1が適用される二段過給システム30から説明する。図1に示すように、二段過給システム30はディーゼルエンジン等の内燃機関(以下、エンジンという)31の排気エネルギーを利用してエンジン31に吸気を圧縮供給する高圧段ターボチャージャ(高圧段過給機)32と、この高圧段ターボチャージャ32よりも大容量の低圧段ターボチャージャ(低圧段過給機)33とを備えている。
エンジン31には、図1に示すように、吸気マニホールド34と排気マニホールド35とが設けられている。また、吸気マニホールド34には、吸気弁31aの開弁により高圧段ターボチャージャ32から送出される高圧吸気を導入する高圧吸気通路36が接続され、排気マニホールド35には、排気弁31bの開弁により排気を排出する第1排気通路37が接続されている。
高圧段ターボチャージャ32は、図1に示すように、高圧吸気通路36の上流側に設けられた高圧段コンプレッサ32aと、第1排気通路37の下流側に設けられた高圧段タービン32bとを有する。また、高圧段タービン32bの下流側には第2排気通路38が設けられている。そして、高圧段ターボチャージャ32は、高圧段タービン32bがエンジン31からの排気エネルギーを利用して高圧段コンプレッサ32aを回転駆動することで、後述する低圧段コンプレッサ33aで圧縮された低圧吸気を更に圧縮してエンジン31へと供給するように構成されている。
低圧段ターボチャージャ33は、図1に示すように、高圧段コンプレッサ32aに低圧段出口吸気通路39で接続された低圧段コンプレッサ33aと、第2排気通路38の下流側に設けられた低圧段タービン33bとを有する。また、低圧段コンプレッサ33aの上流側は吸気通路40を介してエアクリーナ41と接続されている。すなわち、低圧段ターボチャージャ33は、エンジン31からの排気エネルギーで低圧段タービン33bが駆動されると共に、同軸に設けられた低圧段コンプレッサ33aによりエアクリーナ41から吸気通路40を介して導入される新気を圧縮して高圧段コンプレッサ32bへと送出するように構成されている。
次に、本実施形態に係る吸気冷却装置1を説明する。吸気冷却装置1は、図1に示すように、インタークーラ(吸気冷却手段)10と、冷却水循環回路11と、サブラジエータ(冷却水冷却手段)12と、ウォータポンプ13と、バイパス通路14と、切替バルブ15と、第1吸気温センサ(第1温度検出手段)16と、第2吸気温センサ(第2温度検出手段)17とECU20とを備える。
インタークーラ10は、図1に示すように、低圧段出口吸気通路39に介装されている。そして、インタークーラ10は、低圧段コンプレッサ33aで圧縮されて低圧段出口吸気通路39を流れる低圧吸気を、サブラジエータ12から冷却水循環回路11を介して供給される冷却水との熱交換により冷却する。
冷却水循環回路11は、図1に示すように、サブラジエータ12の出口部12bとインタークーラ10の入口部10aとを接続するとともに、インタークーラ10の出口部10bとサブラジエータ12の入口部12aとを接続する。また、冷却水循環回路11には、冷却水循環回路11内に冷却水を循環させるウォータポンプ13が設けられている。すなわち、冷却水循環回路11は、ウォータポンプ13の稼働によりサブラジエータ12を通過した冷却水をインタークーラ10に供給するとともに、インタークーラ10を通過した冷却水をサブラジエータ12へ戻すように構成されている。また、冷却水循環回路11には、図示しないEGR通路内を流れる環流排気を冷却するEGRクーラ42が介装されている。さらに、冷却水循環回路11には、図1に示すように、冷却水の流路をインタークーラ10から迂回させるバイパス通路14が設けられている。
バイパス通路14は、図1に示すように、一端をサブラジエータ12の出口部12bとインタークーラ10の入口部10aとの間の冷却水循環回路11に接続され、他端をインタークーラ10の出口部10bとサブラジエータ12の入口部12aとの間の冷却水循環回路11に接続されている。また、バイパス通路14の上流側と冷却水循環回路11との接続部には切替バルブ15が設けられている。
切替バルブ15は、図2(a),(b)に示すように、軸方向に貫通する中空部を有するとともに側部に開口部51が設けられた本体50と、本体50の中空部に摺動可能に挿入された筒状の弁体52と、本体50の一端部との間に流通口54を形成する固定部53と、一端を固定部53に取り付けられるとともに他端を弁体52に取り付けられたスプリング55と、一端を弁体52に固定されたピストン56と、低温時に凝固して体積が縮小するとともに高温時に溶融して体積が膨張するワックスペレット57と、ワックスペレット57に取り付けられたヒータ58とを有する。また、ヒータ58の通電ON・OFFはECU20によって制御されている。
この切替バルブ15では、ECU20からの信号によりヒータ58の通電がOFFに制御されると、ワックスペレット57の体積は凝固により縮小する。そして、ワックスペレット57の体積が縮小すると、弁体52はスプリング55の付勢力により移動して開口部51を塞ぐように構成されている。すなわち、弁体52が固定部53から離間して流通口54が開放されることで切替バルブ15は開状態に維持される(図2(a)参照)。このように、切替バルブ15が開状態に維持されると、サブラジエータ12を通過した冷却水はインタークーラ10へと供給され、インタークーラ10を通過した後に再びサブラジエータ12へと戻される。
一方、ECU20からの信号によりヒータ58の通電がONに制御されると、ワックスペレット57の体積は溶融により膨張する。そして、ワックスペレット57の体積が膨張すると、弁体52はスプリング55の付勢力に抗して移動して開口部51を開放するように構成されている。すなわち、弁体52が固定部53に当接して流通口54が塞がれるとともに、開口部51が開放されることで切替バルブ15は閉状態に維持される(図2(b)参照)。このように、切替バルブ15が閉状態に維持されると、サブラジエータ12を通過した冷却水はインタークーラ10を迂回してバイパス通路14へと流され、バイパス通路14を通過した後に再びサブラジエータ12へと戻される。
第1吸気温センサ16は、図1に示すように、インタークーラ10よりも上流側に位置する低圧段出口吸気通路39に設けられている。また、第1吸気温センサ16は電気配線を介してECU20に接続されている。すなわち、第1吸気温センサ16は、低圧段コンプレッサ33aにより圧縮された低圧吸気の温度を検出してECU20に出力するように構成されている。
第2吸気温センサ17は、図1に示すように、インタークーラ10よりも下流側に位置する低圧段出口吸気通路39に設けられている。また、第2吸気温センサ17は電気配線を介してECU20に接続されている。すなわち、第2吸気温センサ17は、インタークーラ10を通過した低圧吸気の温度を検出してECU20に出力するように構成されている。
ECU20は、エンジン31の運転状態に応じて燃料噴射期間や燃料噴射量等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備え構成されている。この各種制御を行うために、ECU20には、アクセルセンサ(不図示)、エンジン回転数センサ(不図示)、第1吸気温センサ16、第2吸気温センサ17等の各種センサの出力信号がA/D変換された後に入力される。
また、ECU20は、冷却判定部21と切替バルブ制御部22とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるECU20に含まれるものとして説明するが、これらのいずれか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
冷却判定部21は、第1吸気温センサ16により検出されたインタークーラ10よりも上流側を流れる低圧吸気の温度(以下、流入吸気温度TAINという)と、第2吸気温センサ17により検出されたインタークーラ10よりも下流側を流れる低圧吸気の温度(以下、流出吸気温度TAOUTという)とに基づいて、インタークーラ10を通過する低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されるか否かを判定する。具体的には、流出吸気温度TAOUTが流入吸気温度TAINよりも小さい場合(TAOUT<TAIN)は、低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されると判定する。一方、流出吸気温度TAOUTが流入吸気温度TAIN以上の場合(TAOUT≧TAIN)は、低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されないと判定する。
切替バルブ制御部22は、冷却判定部21の判定結果に応じて切替バルブ15の開閉を制御する。具体的には、低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されると判定された場合(TAOUT<TAIN)は、冷却水循環回路11を流れる冷却水をインタークーラ10に流すべく、切替バルブ15を開状態に制御する。すなわち、切替バルブ15のヒータ58の通電をOFFにする制御信号を出力する。
一方、低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されないと判定された場合(TAOUT≧TAIN)は、冷却水循環回路11を流れる冷却水をバイパス通路14に流すべく、切替バルブ15を閉状態に制御する。すなわち、切替バルブ15のヒータ58の通電をONにする制御信号を出力する。
また、切替バルブ制御部22は、第1吸気温センサ16の検出値(流入吸気温度TIN)が上限閾値TMAXよりも大きい場合は、流入吸気温度TAINと流出吸気温度TAOUTとの関係にかかわらず冷却水をインタークーラ10に流す制御信号を出力する(ヒータ58の通電をOFF)。この上限閾値TMAXは実験等でECU20に予め記憶された温度で、エンジン31の運転状態が高負荷運転の時に冷却水循環回路11を流れる冷却水が昇温される最高温度に設定されている。
本発明の第一実施形態に係る吸気冷却装置1は、以上のように構成されているので、例えば図3に示すフローに従って以下のような制御が行われる。
ステップ(以下、ステップを単にSと記載する)100では、ヒータ58の通電状態(ON・OFF)に基づいて、切替バルブ15の開閉判定が行われる。切替バルブ制御部22によりヒータ58の通電がOFFに制御されている場合は、切替バルブ15は開状態(冷却水の流路はインタークーラ10)と判定されてS110へと進む。一方、切替バルブ制御部22により、ヒータ58の通電がONに制御されている場合は、切替バルブ15は閉状態(冷却水の流路はバイパス通路14)と判定されてS140へと進む。
S110では、冷却判定部21により、インタークーラを通過する低圧吸気が冷却水で冷却されるか否かが判定される。流出吸気温度TAOUTが流入吸気温度TAINよりも小さい場合(TAOUT<TAIN)は、低圧吸気は冷却されると判定されてS120へと進む。一方、流出吸気温度TAOUTが流入吸気温度TAIN以上の場合(TAOUT≧TAIN)は、低圧吸気は冷却されないと判定されてS130へと進む。
S120では、S110で低圧吸気が冷却されると判定されたことを受けて、ヒータ58の通電をOFFにする制御信号が維持される。すなわち、切替バルブ15は開状態に維持されるとともに、冷却水の流路はインタークーラ10に維持されて本制御はリターンされる。
一方、S110で低圧吸気が冷却さないと判定された場合は、S130で、ヒータ58の通電をONにする制御信号が切替バルブ制御部22から出力される。すなわち、切替バルブ15が閉状態に制御され、冷却水の流路はバイパス通路14に切替えられて本制御はリターンされる。
S100で、切替バルブ15が閉状態(冷却水の流路はバイパス通路14)と判定された場合は、S140で流入吸気温度TAINが上限閾値TMAXを超えたか否かが確認される。流入吸気温度TAINが上限閾値TMAXを超えている場合は、冷却水温が低圧吸気温よりも低いことが予測されるので、冷却水をインタークーラ10に流すべく、S150でヒータ58の通電をOFFにする制御信号が切替バルブ制御部22から出力される。一方、流入吸気温度TAINが上限閾値TMAX以下の場合は、冷却水温が低圧吸気温よりも高い場合もあるので、切替バルブ15を閉状態に維持して本制御はリターンされる。
以上のような構成により、本発明の第一実施形態に係る吸気冷却装置1によれば以下のような作用効果を奏する。
インタークーラ10を通過した低圧段出口吸気の温度(流出吸気温度TAOUT)が、インタークーラ10に流入する低圧段出口吸気の温度(流入吸気温度TAIN)よりも小さい場合(TAOUT<TAIN)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却される。このように、低圧段出口吸気が冷却される場合、切替バルブ15は開状態に制御され、冷却水循環回路11を流れる冷却水の流路はサブラジエータ12からインタークーラ10を通過してサブラジエータ12へと戻される。
一方、インタークーラ10を通過した低圧段出口吸気の温度(流出吸気温度TAOUT)が、インタークーラ10に流入する低圧吸気の温度(流入吸気温度TAIN)以上の場合(TAOUT≧TAIN)は、低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されずに昇温される。このように、低圧段出口吸気が冷却されない場合、切替バルブ15は閉状態に制御され、冷却水循環回路11を流れる冷却水の流路はサブラジエータ12からバイパス通路14を通過(インタークーラ10を迂回)してサブラジエータ12へと戻される。
したがって、エンジン31の部分負荷運転時など冷却水の温度が高い場合に、低圧段コンプレッサ33aで圧縮された低圧段出口吸気が冷却水によって昇温されることを効果的に抑制することができるので、エンジン31の運転領域全域で二段過給システム30の効率を維持できるとともに、エンジン31の燃費悪化も効果的に抑止することができる。
<第二実施形態>
以下、図4,5に基づいて、本発明の第二実施形態について説明する。
図4に示すように、本発明の第二実施形態に係る吸気冷却装置2は、上述の第一実施形態における第1吸気温センサ16を、インタークーラ10よりも上流側の冷却水循環回路11を流れる冷却水の温度を検出する第1冷却水温センサ(第3温度検出手段)18に置き換え、かつ、第2吸気温センサ17を、インタークーラ10よりも下流側の冷却水循環回路11を流れる冷却水の温度を検出する第2冷却水温センサ(第4温度検出手段)19に置き換えたものである。したがって、その他の構成は第一実施形態の吸気冷却装置1と同様であるので、ここでは他の構成についての詳細な説明を省略する。
第1冷却水温センサ18は、図4に示すように、インタークーラ10よりも上流側に位置する冷却水循環回路11に設けられている。また、第1冷却水温センサ18は電気配線を介してECU20に接続されている。すなわち、第1冷却水温センサ18は、サブラジエータ12で外気との熱交換により冷却された冷却水の温度を検出してECU20に出力するように構成されている。
第2冷却水温センサ19は、図4に示すように、サブラジエータ12よりも下流側に位置する冷却水循環回路11に設けられている。また、第2冷却水温センサ19は電気配線を介してECU20に接続されている。すなわち、第2冷却水温センサ19は、インタークーラ10を通過した冷却水の温度を検出してECU20に出力するように構成されている。
冷却判定部21は、第1冷却水温センサ18により検出されたインタークーラ10よりも上流側を流れる冷却水の温度(以下、流入冷却水温度TWINという)と、第2冷却水温センサ19により検出されたインタークーラ10よりも下流側を流れる冷却水の温度(以下、流出冷却水温度TWOUTという)とに基づいて、インタークーラ10を通過する低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されるか否かを判定する。具体的には、流入冷却水温度TWINが流出冷却水温度TWOUTよりも小さい場合(TWIN<TWOUT)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されると判定する。一方、流入冷却水温度TWINが流出冷却水温度TWOUT以上の場合(TWIN≧TWOUT)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されないと判定する。
切替バルブ制御部22は、冷却判定部21の判定結果に応じて切替バルブ15の開閉を制御する。具体的には、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されると判定された場合(TWIN<TWOUT)は、冷却水循環回路11を流れる冷却水をインタークーラ10に流すべく、切替バルブ15を開状態に制御する。すなわち、切替バルブ15のヒータ58の通電をOFFにする制御信号を出力する。
一方、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されないと判定された場合(TWIN≧TWOUT)は、冷却水循環回路11を流れる冷却水をバイパス通路14に流すべく、切替バルブ15を閉状態に制御する。すなわち、切替バルブ15のヒータ58の通電をONにする制御信号を出力する。
また、切替バルブ制御部22は、第1冷却水温センサ18の検出値(流入冷却水温度TWIN)が下限閾値TMINよりも小さい場合は、流入冷却水温度TWINと流出冷却水温度TWOUTとの関係にかかわらず冷却水をインタークーラ10に流す制御信号を出力する(ヒータ58の通電をOFF)。この下限閾値TMINは実験等でECU20に予め記憶された温度で、エンジン31の運転状態に応じて低圧段コンプレッサ33aで圧縮される低圧段出口吸気の最低温度に設定されている。
本発明の第二実施形態に係る吸気冷却装置2は、以上のように構成されているので、例えば図5に示すフローに従って以下のような制御が行われる。
S200では、ヒータ58の通電状態(ON・OFF)に基づいて、切替バルブ15の開閉判定が行われる。切替バルブ制御部22によりヒータ58の通電がOFFに制御されている場合は、切替バルブ15は開状態(冷却水の流路はインタークーラ10)と判定されてS210へと進む。一方、切替バルブ制御部22により、ヒータ58の通電がONに制御されている場合は、切替バルブ15は閉状態(冷却水の流路はバイパス通路14)と判定されてS240へと進む。
S210では、冷却判定部21により、インタークーラを通過する低圧段出口吸気が冷却水で冷却されるか否かが判定される。流入冷却水温度TWINが流出冷却水温度TWOUTよりも小さい場合(TWIN<TWOUT)は、低圧段出口吸気は冷却されると判定されてS220へと進む。一方、流入冷却水温度TWINが流出冷却水温度TWOUT以上の場合(TWIN≧TWOUT)は、低圧段出口吸気は冷却されないと判定されてS230へと進む。
S220では、S210で低圧段出口吸気が冷却されると判定されたことを受けて、ヒータ58の通電をOFFにする制御信号が維持される。すなわち、切替バルブ15は開状態に維持されるとともに、冷却水の流路はインタークーラ10に維持されて本制御はリターンされる。
一方、S210で低圧段出口吸気が冷却さないと判定された場合は、S230で、ヒータ58の通電をONにする制御信号が切替バルブ制御部22から出力される。すなわち、切替バルブ15が閉状態に制御され、冷却水の流路はバイパス通路14に切替えられて本制御はリターンされる。
S200で、切替バルブ15が閉状態(冷却水の流路はバイパス通路14)と判定された場合は、S240で流入冷却水温度TWINが下限閾値TMINより小さいか否かが確認される。流入冷却水温度TWINが下限閾値TMINより小さい場合は、冷却水温が低圧段出口吸気温よりも十分に低いことが予測されるので、冷却水をインタークーラ10に流すべく、S250でヒータ58の通電をOFFにする制御信号が切替バルブ制御部22から出力される。一方、流入冷却水温度TWINが下限閾値TMIN以上の場合は、冷却水温が低圧段出口吸気温よりも高い場合もあるので、切替バルブ15を閉状態に維持して本制御はリターンされる。
以上のような構成により、本発明の第二実施形態に係る吸気冷却装置2によれば以下のような作用効果を奏する。
インタークーラ10よりも上流側を流れる冷却水の温度(流入吸気温度TWIN)が、インタークーラ10よりも下流側を流れる冷却水の温度(流出吸気温度TWOUT)よりも小さい場合(TWIN<TWOUT)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却される。このように、低圧段出口吸気が冷却される場合、切替バルブ15は開状態に制御され、冷却水循環回路11を流れる冷却水の流路はサブラジエータ12からインタークーラ10を通過してサブラジエータ12へと戻される。
一方、インタークーラ10よりも上流側を流れる冷却水の温度(流入吸気温度TWIN)が、インタークーラ10よりも下流側を流れる冷却水の温度(流出吸気温度TWOUT)以上の場合(TWIN≧TWOUT)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されずに昇温される。このように、低圧段出口吸気が冷却されない場合、切替バルブ15は閉状態に制御され、冷却水循環回路11を流れる冷却水の流路はサブラジエータ12からバイパス通路14を通過(インタークーラ10を迂回)してサブラジエータ12へと戻される。
したがって、エンジン31の部分負荷運転時など冷却水の温度が高い場合に、低圧段コンプレッサ33aで圧縮された低圧段出口吸気が冷却水によって昇温されることを効果的に抑制することができるので、エンジン31の運転領域全域で二段過給システム30の効率を維持できるとともに、エンジン31の燃費悪化も効果的に抑止することができる。
<第三実施形態>
以下、図6,7に基づいて、本発明の第三実施形態について説明する。
図6に示すように、本発明の第三実施形態に係る吸気冷却装置3は、上述の第一実施形態における第2吸気温センサ17を、第二実施形態の第1冷却水温センサ18に置き換えたものである。したがって、その他の構成は第一実施形態の吸気冷却装置1と同様であるので、ここでは他の構成についての詳細な説明を省略する。
冷却判定部21は、第1吸気温センサ16により検出されたインタークーラ10よりも上流側を流れる低圧段出口吸気の温度(流入吸気温度TAIN)と、第1冷却水温センサ18により検出されたインタークーラ10よりも上流側を流れる冷却水の温度(流入冷却水温度TWIN)とに基づいて、インタークーラ10を通過する低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されるか否かを判定する。具体的には、流入冷却水温度TWINが流入吸気温度TAINよりも小さい場合(TWIN<TAIN)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されると判定する。一方、流入冷却水温度TWINが流入吸気温度TAIN以上の場合(TWIN≧TAIN)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されないと判定する。
切替バルブ制御部22は、冷却判定部21の判定結果に応じて切替バルブ15の開閉を制御する。具体的には、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されると判定された場合(TWIN<TAIN)は、冷却水循環回路11を流れる冷却水をインタークーラ10に流すべく、切替バルブ15を開状態に制御する。すなわち、切替バルブ15のヒータ58の通電をOFFにする制御信号を出力する。
一方、低圧吸気が冷却水との熱交換により冷却されないと判定された場合(TWIN≧TAIN)は、冷却水循環回路11を流れる冷却水をバイパス通路14に流すべく、切替バルブ15を閉状態に制御する。すなわち、切替バルブ15のヒータ58の通電をONにする制御信号を出力する。
本発明の第三実施形態に係る吸気冷却装置3は、以上のように構成されているので、例えば図7に示すフローに従って以下のような制御が行われる。
S300では、冷却判定部21により、インタークーラ10を通過する低圧段出口吸気が冷却水で冷却されるか否かが判定される。流入冷却水温度TWINが流入吸気温度TAINよりも小さい場合(TWIN<TAIN)は、低圧段出口吸気は冷却されると判定されてS310へと進む。一方、流入冷却水温度TWINが流入吸気温度TAIN以上の場合(TWIN≧TAIN)は、低圧段出口吸気は冷却されないと判定されてS320へと進む。
S310では、S300で低圧段出口吸気が冷却されると判定されたことを受けて、切替バルブ制御部22からヒータ58の通電をOFFにする制御信号が出力される。すなわち、切替バルブ15は開状態に制御されるとともに、冷却水の流路はインタークーラ10に切替えられて本制御はリターンされる。
一方、S300で低圧段出口吸気が冷却さないと判定された場合は、S320で、切替バルブ制御部22からヒータ58の通電をONにする制御信号が出力される。すなわち、切替バルブ15が閉状態に制御され、冷却水の流路はバイパス通路14に切替えられて本制御はリターンされる。
以上のような構成により、本発明の第三実施形態に係る吸気冷却装置3によれば以下のような作用効果を奏する。
インタークーラ10よりも上流側を流れる冷却水の温度(流入冷却水温度TWIN)が、インタークーラ10よりも上流側を流れる低圧段出口吸気の温度(流入吸気温度TAIN)よりも小さい場合(TWIN<TAIN)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却される。このように、低圧段出口吸気が冷却される場合、切替バルブ15は開状態に制御され、冷却水循環回路11を流れる冷却水の流路はサブラジエータ12からインタークーラ10を通過してサブラジエータ12へと戻される。
一方、インタークーラ10よりも上流側を流れる冷却水の温度(流入冷却水温度TWIN)が、インタークーラ10よりも上流側を流れる低圧段出口吸気の温度(流入吸気温度TAIN)以上の場合(TWIN≧TAIN)は、低圧段出口吸気が冷却水との熱交換により冷却されずに昇温される。このように、低圧段出口吸気が冷却されない場合、切替バルブ15は閉状態に制御され、冷却水循環回路11を流れる冷却水の流路はサブラジエータ12からバイパス通路14を通過(インタークーラ10を迂回)してサブラジエータ12へと戻される。
したがって、エンジン31の部分負荷運転時など冷却水の温度が高い場合に、低圧段コンプレッサ33aで圧縮された低圧段出口吸気が冷却水によって昇温されることを効果的に抑制することができるので、エンジン31の運転領域全域で二段過給システム30の総合効率低下を抑制できるとともに、エンジン31の燃費悪化も効果的に抑止することができる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態において、切替バルブ15はワックスペレット57により開閉されるものとして説明したが、電磁ソレノイドや油圧により作動するアクチュエータ等により開閉されるようにしてもよい。この場合も上述の各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、インタークーラ10に供給される冷却水はサブラジエータ12で外気との熱交換により冷却されるものとして説明したが、例えば、エンジン31のメインラジエータ(不図示)で冷却された冷却水を供給する構成としてもよい。この場合も上述の各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
1 吸気冷却装置
10 インタークーラ(吸気冷却手段)
11 冷却水循環回路
12 サブラジエータ(冷却水冷却手段)
14 バイパス通路
15 切替バルブ(流路切替手段)
16 吸気温センサ(第1温度検出手段)
17 第2吸気温センサ(第2温度検出手段)
20 ECU
30 二段過給システム
31 エンジン
32 高圧段ターボチャージャ(高圧段過給機)
33 低圧段ターボチャージャ(低圧段過給機)
39 低圧段出口吸気通路

Claims (4)

  1. 内燃機関からの排気で駆動する高圧段過給機と低圧段過給機とを有する二段過給システムの吸気冷却装置であって、
    前記低圧段過給機と前記高圧段過給機との間の吸気通路に設けられ、該吸気通路を流れる吸気を冷却水との熱交換により冷却する吸気冷却手段と、
    前記冷却水を外気との熱交換により冷却する冷却水冷却手段と、
    前記冷却水冷却手段を通過した冷却水を前記吸気冷却手段に供給するとともに前記冷却水冷却手段へと戻す冷却水循環回路と、
    前記冷却水循環回路に設けられ、前記冷却水を前記吸気冷却手段からバイパスさせるバイパス通路と、
    前記吸気が前記冷却水との熱交換により冷却されるか否かを判定する冷却判定手段と、 前記冷却判定手段の判定に応じて、前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定された場合は前記冷却水の流路を前記バイパス通路に切替え、かつ、前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定された場合は前記冷却水の流路を前記吸気冷却手段に切替える流路切替手段とを有する
    ことを特徴とする二段過給システムの吸気冷却装置。
  2. 前記冷却判定手段は、
    前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記吸気通路を流れる吸気温度を検出する第1温度検出手段と、前記吸気冷却手段よりも下流側に位置する前記吸気通路を流れる吸気温度を検出する第2温度検出手段とを有するとともに、
    前記第2温度検出手段の検出値が前記第1温度検出手段の検出値よりも小さい場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定し、かつ、前記第2温度検出手段の検出値が前記第1温度検出手段の検出値以上の場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の二段過給システムの吸気冷却装置。
  3. 前記冷却判定手段は、
    前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記冷却水循環回路を流れる冷却水温度を検出する第3温度検出手段と、前記吸気冷却手段よりも下流側に位置する前記冷却水循環回路を流れる冷却水温度を検出する第4温度検出手段とを有するとともに、
    前記第3温度検出手段の検出値が前記第4温度検出手段の検出値よりも小さい場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定し、かつ、前記第3温度検出手段の検出値が前記第4温度検出手段の検出値以上の場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の二段過給システムの吸気冷却装置。
  4. 前記冷却判定手段は、
    前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記冷却水循環回路を流れる冷却水温度を検出する第5温度検出手段と、前記吸気冷却手段よりも上流側に位置する前記吸気通路を流れる吸気温度を検出する第6温度検出手段とを有するとともに、
    前記第5温度検出手段の検出値が前記第6温度検出手段の検出値よりも小さい場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されると判定し、かつ、前記第5温度検出手段の検出値が前記第6温度検出手段の検出値以上の場合は前記吸気が前記冷却水により冷却されないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の二段過給システムの吸気冷却装置。
JP2010236825A 2010-10-21 2010-10-21 二段過給システムの吸気冷却装置 Expired - Fee Related JP5614235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236825A JP5614235B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 二段過給システムの吸気冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236825A JP5614235B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 二段過給システムの吸気冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012087737A true JP2012087737A (ja) 2012-05-10
JP5614235B2 JP5614235B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=46259607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010236825A Expired - Fee Related JP5614235B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 二段過給システムの吸気冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5614235B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014119154A1 (ja) 2013-01-29 2014-08-07 三菱重工業株式会社 多段式過給システム及びその制御装置並びにその制御方法
EP3017161A1 (fr) * 2013-07-04 2016-05-11 Valeo Systèmes Thermiques Dispositif de regulation de la circulation d'un liquide de refroidissement pour un echangeur de chaleur, en particulier refroidisseur d'air de suralimentation de moteur de vehicule automobile
WO2019102930A1 (ja) * 2017-11-27 2019-05-31 株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 舶用ディーゼルエンジン
KR20210143865A (ko) * 2019-03-28 2021-11-29 에이비비 스위츠랜드 엘티디. 배를 위한 공기 공급 장치, 이를 포함하는 배, 및 공기를 공기 윤활 디바이스에 공급하기 위한 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479934U (ja) * 1990-11-22 1992-07-13
US20080066697A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-20 Man Nutzfahrzeuge Oesterreich Ag Cooling system of an internal combustion engine having charge air feed
JP2011503436A (ja) * 2007-11-16 2011-01-27 スカニア シーブイ アクチボラグ 過給燃焼機関の構成

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0479934U (ja) * 1990-11-22 1992-07-13
US20080066697A1 (en) * 2006-09-20 2008-03-20 Man Nutzfahrzeuge Oesterreich Ag Cooling system of an internal combustion engine having charge air feed
JP2011503436A (ja) * 2007-11-16 2011-01-27 スカニア シーブイ アクチボラグ 過給燃焼機関の構成

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014119154A1 (ja) 2013-01-29 2014-08-07 三菱重工業株式会社 多段式過給システム及びその制御装置並びにその制御方法
US10557405B2 (en) 2013-01-29 2020-02-11 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Multi-stage supercharging system and device and method for controlling the same
EP3017161A1 (fr) * 2013-07-04 2016-05-11 Valeo Systèmes Thermiques Dispositif de regulation de la circulation d'un liquide de refroidissement pour un echangeur de chaleur, en particulier refroidisseur d'air de suralimentation de moteur de vehicule automobile
WO2019102930A1 (ja) * 2017-11-27 2019-05-31 株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 舶用ディーゼルエンジン
JP2019094874A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 舶用ディーゼルエンジン
KR20210143865A (ko) * 2019-03-28 2021-11-29 에이비비 스위츠랜드 엘티디. 배를 위한 공기 공급 장치, 이를 포함하는 배, 및 공기를 공기 윤활 디바이스에 공급하기 위한 방법
KR102660673B1 (ko) * 2019-03-28 2024-04-26 터보 시스템즈 스위츠랜드 엘티디. 배를 위한 공기 공급 장치, 이를 포함하는 배, 및 공기를 공기 윤활 디바이스에 공급하기 위한 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5614235B2 (ja) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9188050B2 (en) Engine cooling system
US9816432B2 (en) Engine cooling system
JP4802992B2 (ja) 内燃機関の排気還流装置
US10458369B2 (en) Supercharged internal combustion engine with cooled exhaust-gas recirculation arrangement
JP5614235B2 (ja) 二段過給システムの吸気冷却装置
JP5899835B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP6414194B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010090773A (ja) エンジンの制御装置
US10024230B2 (en) Engine system and controller, control system and control method for engine system
JP2010185374A (ja) 過給機付内燃機関の制御装置
JP2014001703A (ja) 内燃機関の冷却システム
JP2005264821A (ja) 内燃機関の排気還流システム
JP4882688B2 (ja) 内燃機関の排気還流装置
JP5617721B2 (ja) Egr装置付き過給エンジンの制御装置
WO2013011768A1 (ja) エンジンの冷却回路
JP2015222029A (ja) 内燃機関の凝縮水処理装置
JP2020180574A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP6357902B2 (ja) エンジンの排気再循環方法及び排気再循環装置
JP2021080888A (ja) Egr装置
KR20120062095A (ko) 인터쿨러가 설치된 디젤엔진의 과급공기냉각장치 및 그를 이용한 냉각 방법
JP4775196B2 (ja) エンジンの過給装置
JP2008240630A (ja) ディーゼルエンジンの排気浄化装置
JP7135402B2 (ja) 冷却システム
JP5589953B2 (ja) Egr装置
JP5983453B2 (ja) 吸気冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140812

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5614235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees