JP2012085893A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信信号に対する増幅率をバランス良く設定することが可能な超音波診断装置を提供する。
【解決手段】この実施形態に係る超音波診断装置は、送受信手段と、ゲイン処理手段と、画像生成手段とを有する。送受信手段は、被検体に超音波を送信し、走査方向に超音波を走査して受信信号を受信する。ゲイン処理手段は、走査方向に対称であり受信信号ごとに設定されたゲイン条件、又は、被検体の周期的な動きの周期の時間方向に対称であり受信信号ごとに設定されたゲイン条件に従って、受信信号を増幅する。画像生成手段は、増幅された受信信号に基づいて超音波画像データを生成する。
【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は超音波の送受信によって受信信号を取得し、その受信信号を増幅して超音波画像データを生成する。受信信号を増幅する方法には、例えば、体表からの深さに応じて増幅率(ゲイン)を変えて受信信号を増幅する方法(Time Gain Compensation:TGC)や、方位方向(ラテラル方向)の増幅率を変えて受信信号を増幅する方法がある。例えば深さ方向の増幅率を変更したり、方位方向の増幅率を変更したりすることにより、超音波画像の輝度を調整することが可能となっている。このようなゲイン処理においては、操作者が手動でTGCの増幅率と方位方向の増幅率とを設定していた。
特開2010−201110号公報
以上のように操作者が手動で増幅率を設定するため、その設定に時間を要していた。例えば、深さ方向の増幅率と方位方向の増幅率とを設定する場合には増幅率の設定数が増えるため、その分、設定時間が長くなってしまう。また、増幅率の設定数が増えるほど、操作者の作業が煩雑になる。例えば3次元領域を超音波で走査する超音波診断装置においては、ゲイン調整を行う範囲が3次元空間であるため、深さ方向及び方位方向に対して増幅率を設定すると設定時間がより長くなってしまい、また、操作者の作業がより煩雑になる。
一方で、深さ方向の輝度調整を重視する場合には、方位方向の増幅率を変えずに深さ方向の増幅率を細かく設定することも考えられるが、方位方向の輝度調整が犠牲になってしまう。また、方位方向の輝度調整を重視し、深さ方向の輝度調整を犠牲にする場合には、超音波画像の画質が劣化してしまう問題がある。
この実施形態は、受信信号に対する増幅率をバランス良く設定することが可能な超音波診断装置を提供することを目的とする。
この実施形態に係る超音波診断装置は、送受信手段と、ゲイン処理手段と、画像生成手段とを有する。送受信手段は、被検体に超音波を送信し、走査方向に超音波を走査して受信信号を受信する。ゲイン処理手段は、走査方向に対称であり受信信号ごとに設定されたゲイン条件、又は、被検体の周期的な動きの周期の時間方向に対称であり受信信号ごとに設定されたゲイン条件に従って、受信信号を増幅する。画像生成手段は、増幅された受信信号に基づいて超音波画像データを生成する。
この実施形態に係る超音波診断装置を示すブロック図である。 パターン情報のアドレスマップの一例を示す図である。 ゲインカーブの一例を示す図である。 方位方向に対するゲインパターンの設定例を示す図である。 揺動方向に対するゲインパターンの設定例を示す図である。 時間方向に対するゲインパターンの設定例を示す図である。 ゲインパターンの設定例を示す図である。 ゲインパターンの設定例を示す図である。 ゲインパターンの設定例を示す図である。 ゲインパターンの設定例を示す図である。 変形例に係る超音波診断装置を示すブロック図である。 ゲインパターンを自動的に決定するため処理を説明するための図である。 この実施形態に係る超音波診断装置による効果を説明するための表である。
図1を参照して、この実施形態に係る超音波診断装置について説明する。この実施形態に係る超音波診断装置は、超音波プローブ1と、送信部2と、受信部3と、ゲイン処理部4と、信号処理部5と、画像生成部6と、表示制御部7と、表示部8と、制御部9と、入力部10とを有する。
(超音波プローブ1)
超音波プローブ1には、複数の超音波振動子が走査方向に1列に配置された1次元アレイプローブ、又は、複数の超音波振動子が2次元的に配置された2次元アレイプローブが用いられる。または、走査方向に1列に配置された複数の超音波振動子を、走査方向に直交する揺動方向に揺動させる機械式1次元アレイプローブを用いてもよい。超音波プローブ1は被検体に超音波を送信し、被検体からの反射波をエコー信号として受信する。
(送信部2)
送信部2は、超音波プローブ1に電気信号を供給して所定の焦点にビームフォームした(送信ビームフォームした)超音波を送信させる。
(受信部3)
受信部3は、超音波プローブ1が受信したエコー信号を受信する。受信部3は超音波プローブ1が受信したエコー信号を受信し、そのエコー信号に対して遅延処理を行うことにより、アナログのエコー信号を整相された(受信ビームフォームされた)デジタルのデータに変換する。受信部3は、例えば図示しないプリアンプ回路と、A/D変換器と、受信遅延回路と、加算器とを有する。プリアンプ回路は、超音波プローブ1の各超音波振動子から出力されるエコー信号を受信チャンネルごとに増幅する。A/D変換器は、増幅されたエコー信号をデジタル信号に変換する。受信遅延回路は、デジタル信号に変換されたエコー信号に、受信指向性を決定するために必要な遅延時間を与える。加算器は、遅延時間が与えられたエコー信号を加算する。その加算によって、受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調される。受信部3から出力される受信信号は、ゲイン処理部4に出力される。
なお、超音波プローブ1と送信部2と受信部3とによって、「送受信手段」の一例を構成する。
(心電計11)
心電計11は被検体の心電波形を測定し、ECG信号を超音波診断装置に出力する。心電計11は、この実施形態に係る超音波診断装置に含まれていてもよいし、超音波診断装置の外部に設置されていてもよい。
(ゲイン処理部4)
ゲイン処理部4は、設定部41と増幅部42とを有する。ゲイン処理部4は、受信信号(受信ビーム)ごとに設定されたゲイン条件に従って増幅率(ゲイン)を変えて受信信号を増幅する。
(設定部41)
設定部41は、受信信号(受信ビーム)ごとにゲイン条件を設定する。この実施形態では、ゲイン処理のためのパターン情報を受信信号ごとに予め定義しておく。このパターン情報には、体表からの深さ方向(超音波の送受信の方向)におけるサンプル数、超音波の送受信モード、フレーム数(時間)、及び方位方向(アジマス方向とエレベーション方向)が含まれる。送受信モードとしては、例えば、通常のBモード、コントラストハーモニックモード、又はティッシュハーモニックモードなどの撮影モードが該当する。また、この実施形態では、パターン情報とゲイン条件とを対応付けたゲインテーブルを予め定義しておく。設定部41が図示しない記憶部を有してゲインテーブルを記憶していてもよいし、制御部9が図示しない記憶部を有してゲインテーブルを記憶しておき、設定部41はゲインテーブルを示す情報を制御部9から受けてもよい。体表からの深さ方向に対するゲイン(増幅率)の変化を表すカーブを、「ゲインカーブ」と称することとする。また、ゲインカーブにおいて傾き(スロープ)が一定となる箇所を、「インターバル」と称することとする。インターバルの数は、傾き(スロープ)の数に相当する。ゲイン条件には、デフォルトのゲインカーブに対するゲインの加算値又は減算値、ゲインの乗算値又は除算値、ゲインカーブのインターバル数、及び、各インターバルのスロープの値(傾きの値)が含まれる。すなわち、ゲインテーブルは、基準となるゲインカーブに対するゲインの加算値又は減算値、ゲインの乗算値又は除算値、インターバル数、及び各インターバルのスロープの値(傾きの値)を、パターン情報ごとに配列として有する。デフォルトのゲインカーブは予め決定されており、デフォルトのゲインカーブを示す情報は例えば設定部41に記憶されている。設定部41は、受信信号を受信部3から受けて、受信信号のパターン情報に対応するゲイン条件をゲインテーブルから特定し、ゲイン条件を示すゲイン情報を増幅部42に出力する。
図2に、パターン情報のアドレスマップのアルゴリズムの一例を示す。上位(U)から下位(L)の階層に向けて、送受信モード、時間方向(フレーム数)、方位方向(アジマス方向とエレベーション方向)、深さ方向の順番でそれぞれが定義されている。
図3に、ゲインカーブの一例を示す。図3のグラフにおいて、横軸が時間t(体表からの深さ)を示し、縦軸が増幅率(ゲイン)を示す。ゲインカーブ100は、デフォルトのゲインカーブである。ゲインカーブ100は、3つのインターバル(S1、S2、S3)を有する。すなわち、インターバルの数が3つである。各インターバルにおけるスロープ(傾き)はそれぞれ異なる。ゲインカーブ110は、インターバルの数とスロープ(傾き)とがデフォルトのゲインカーブ100と共通で、ゲインカーブ100を基準にして増幅率(ゲイン)が減算されたカーブである。ゲインカーブ120は、インターバルの数とスロープ(傾き)とがデフォルトのゲインカーブ100と共通で、ゲインカーブ100を基準にして増幅率(ゲイン)が除算されたカーブである。ゲイン条件によってゲインカーブが定義される。従って、設定部41は、受信信号ごとにゲインカーブを設定することとなる。なお、各ゲインカーブにおいて、インターバル数と各インターバルのスロープとを共通にし、ゲインの加算又は減算、及び、ゲインの乗算又は除算のみを変えてもよい。
(増幅部42)
増幅部42は、受信信号を受信部3から受けて、ゲイン情報が示すゲイン条件に従って受信信号を増幅する。増幅部42は、ゲイン処理後の受信信号を信号処理部5に出力する。
(信号処理部5)
信号処理部5はBモード処理部を有する。Bモード処理部は受信信号をゲイン処理部4から受けて、受信信号の振幅情報の映像化を行う。具体的には、Bモード処理部は、受信信号に対してバンドパスフィルタ処理を行い、その後、出力信号の包絡線を検波し、検波されたデータに対して対数変換による圧縮処理を施す。また、信号処理部5はCFM(Color Flow Mapping)処理部を有していてもよい。CFM処理部は血流情報の映像化を行う。血流情報には、速度、分布、又はパワーなどの情報があり、血流情報は2値化情報として得られる。また、信号処理部5はドプラ処理部を有していてもよい。ドプラ処理部は受信信号を位相検波することによりドプラ偏移周波数成分を取り出し、FFT処理を施すことにより血流速度を表すドプラ周波数分布を生成する。信号処理部5は、信号処理が施された受信信号(超音波ラスタデータ)を画像生成部6に出力する。
(画像生成部6)
画像生成部6は、信号処理部5から出力された信号処理後の受信信号(超音波ラスタデータ)に基づいて超音波画像データを生成する。画像生成部6は、例えばDSC(Digital Scan Converter:デジタルスキャンコンバータ)を有する。画像生成部6は、走査線の信号列で表される信号処理後の受信信号を、直交座標系で表される画像データに変換する(スキャンコンバージョン処理)。例えば、画像生成部6は、Bモード処理部によって信号処理が施された受信信号にスキャンコンバージョン処理を施すことにより、被検体の組織の形態を表すBモード画像データを生成する。画像生成部6は、超音波画像データを表示制御部7に出力する。
(表示制御部7)
表示制御部7は、超音波画像データを画像生成部6から受けて、超音波画像データに基づく超音波画像を表示部8に表示させる。
(表示部8)
表示部8は、CRTや液晶ディスプレイなどのモニタで構成されている。表示部8は、超音波画像を表示する。
(制御部9)
制御部9は、超音波診断装置の各部の動作を制御する。例えば、制御部9は、送信部2及び受信部3による超音波の送受信を制御する。
(ゲイン条件の設定例)
次に、ゲイン条件の設定例について説明する。この実施形態では、設定部41は、ゲイン条件が方位方向(走査方向)に対称となるゲインパターンを設定する。または、設定部41は、ゲイン条件が、被検体の周期的な動きの周期の時間方向に対称となるゲインパターンを設定する。例えば心臓の動きが、被検体の周期的な動きの一例に該当する。増幅部42は、設定部41によって設定されたゲインパターンに従って受信信号を増幅する。
(ゲイン条件の設定例1)
次に、ゲイン条件の設定例1について説明する。図4を参照して、方位方向(ラテラル方向)の輝度調整を重視する場合のゲイン条件の設定例について説明する。すなわち、方位方向の増幅率を細かく設定する場合について説明する。超音波を走査方向(方位方向)に走査することにより、2次元の断面を超音波で走査して2次元の断層像データを生成する場合について説明する。例えば表示制御部7が断層像を表示部8に表示させる。操作者は入力部10を用いて、断層像上において関心領域を指定する。関心領域の位置を示す座標情報が、入力部10から設定部41に出力される。設定部41は関心領域の座標情報を受けて、関心領域を中心にしてゲイン条件が方位方向に対称となるゲインパターン200を設定する。すなわち、指定された関心領域を中心にしてゲイン条件が方位方向に対称となるように、パターン情報とゲイン条件とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。設定部41は、そのゲインテーブルに従ったゲインパターン200を設定する。図4に示すゲインパターン200は、関心領域を中心にしてゲイン条件が方位方向に対称となっている。例えば、関心領域に含まれる受信信号にはゲイン条件Aが割り当てられており、方位方向にゲイン条件が対称となるように、各受信信号にゲイン条件B、ゲイン条件C、及びゲイン条件Dが割り当てられている。設定部41は、ゲインパターン200に従って、関心領域に含まれる受信信号にはゲイン条件Aを割り当て、方位方向にゲイン条件が対称となるように、各受信信号にゲイン条件B、ゲイン条件C、ゲイン条件Dを割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン200に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、関心領域に含まれる受信信号をゲイン条件Aに従って増幅し、方位方向に対称となるゲイン条件B、C、Dに従って各受信信号を増幅する。
以上のように、関心領域を中心にして方位方向に対称となるようにゲイン条件を設定することにより、超音波画像の画質をある程度のレベルに維持しつつ、すべての受信信号に異なるゲイン条件を割り当てる場合と比べて、ゲイン条件の設定数を半分以下に減らすことが可能となる。そのことにより、ゲイン条件の設定時間を削減することができる。
(ゲイン条件の設定例2)
次に、ゲイン条件の設定例2について説明する。図5を参照して、揺動方向の輝度調整を重視する場合のゲイン条件の設定例について説明する。すなわち、揺動方向の増幅率を細かく設定する場合について説明する。機械式1次元アレイプローブを用いて、走査方向に1列に配置された複数の超音波振動子を揺動方向に揺動させることにより、3次元領域を超音波で走査してボリュームデータを生成する場合について説明する。設定部41は関心領域の座標情報を入力部10から受けて、関心領域を中心にしてゲイン条件が揺動方向に対称となるゲインパターン210を設定する。すなわち、指定された関心領域を中心にしてゲイン条件が揺動方向に対称となるように、パターン情報とゲイン条件とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。設定部41は、そのゲインテーブルに従ったゲインパターン210を設定する。図5に示すゲインパターン210は、関心領域を中心にしてゲイン条件が揺動方向に対称となっている。一例として、同じフレームの受信信号には同じゲイン条件を割り当てて、フレームごとにゲイン条件を変える。例えば、関心領域に含まれるフレームの受信信号にはゲイン条件Aが割り当てられており、揺動方向にゲイン条件が対称となるように各フレームの受信信号にゲイン条件B、ゲイン条件C、及びゲイン条件Dが割り当てられている。設定部41は、ゲインパターン210に従って、関心領域に含まれるフレームの受信信号にはゲイン条件Aを割り当て、揺動方向にゲイン条件が対称となるように、各フレームの受信信号にゲイン条件B、ゲイン条件C、ゲイン条件Dを割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン210に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、関心領域に含まれるフレームの受信信号をゲイン条件Aに従って増幅し、揺動方向に対称となるゲイン条件B、C、Dに従って各フレームの受信信号を増幅する。
以上のように、関心領域を中心にして揺動方向に対称となるようにゲイン条件を設定することにより、超音波画像の画質をある程度のレベルに維持しつつ、すべてのフレームに異なるゲイン条件を割り当てる場合と比べて、ゲイン条件の設定数を半分以下に減らすことが可能となる。そのことにより、ゲイン条件の設定時間を削減することが可能となる。
(ゲイン条件の設定例3)
次に、ゲイン条件の設定例3について説明する。図6を参照して、時間方向の輝度調整を重視する場合のゲイン条件の設定例について説明する。すなわち、時間方向の増幅率を細かく設定する場合について説明する。設定部41は、心電計11からECG信号を受けて、そのECG信号に基づいてゲインパターンを設定する。心臓の収縮期では部位の移動速度が比較的速く、心臓の拡張期では部位の移動速度が比較的遅いことが知られている。この実施形態では、収縮期ではゲイン条件が時間方向に対称となるゲインパターン220を設定し、拡張期ではゲイン条件を一定のゲイン条件とする。例えば、ECG信号のR波が検出された時相から所定時間後までの期間を収縮期と定義する。一例として、設定部41がECG信号からR波を検出して収縮期を求め、収縮期の中心の時相を求める。設定部41はECG信号を心電計11から受けて、収縮期に得られる受信信号に対しては、収縮期の中心の時相を中心にしてゲイン条件が時間方向に対称となるゲインパターン221を設定する。また、設定部41は、拡張期に得られる受信信号に対しては、一定のゲイン条件Cを有するゲインパターン222を設定する。すなわち、収縮期においては収縮期の中心の時相を中心にしてゲイン条件が時間方向に対称となるように、パターン情報とゲイン条件とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。また、拡張期においては同じゲイン条件とパターン情報とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。設定部41は、そのゲインテーブルに従ったゲインパターンを設定する。図6に示すゲインパターン221は、収縮期の中心の時相を中心にしてゲイン条件が時間方向に対称となっている。一例として、同じフレームの受信信号には同じゲイン条件を割り当てて、フレームごとにゲイン条件を変える。また、3次元領域を走査してボリュームデータを生成する場合には、同じボリュームの受信信号には同じゲイン条件を割り当てて、ボリュームごとにゲイン条件を変えてもよい。例えば、収縮期の中心の時相に取得されるフレーム又はボリュームの受信信号にはゲイン条件Aが割り当てられており、時間方向にゲイン条件が対称となるように各フレーム又は各ボリュームの受信信号にゲイン条件Bが割り当てられている。設定部41は、ゲインパターン221に従って、収縮期の中心の時相に取得される各フレーム又は各ボリュームの受信信号にはゲイン条件Aを割り当て、時間方向にゲイン条件が対称となるように、各フレーム又は各ボリュームの受信信号にゲイン条件Bを割り当てる。また、設定部41は、ゲインパターン222に従って、拡張期に取得される受信信号にはゲイン条件Cを割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン221、222に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、収縮期においては、収縮期の中心の時相に取得される各フレーム又は各ボリュームの受信信号をゲイン条件Aに従って増幅し、時間方向に対称となるゲイン条件Bに従って各フレーム又は各ボリュームの受信信号を増幅する。また、増幅部42は、拡張期においては、一定のゲイン条件Cに従って各フレーム又は各ボリュームの受信信号を増幅する。
以上のように、収縮期の中心の時相を中心にして時間方向に対称となるようにゲイン条件を設定することにより、超音波画像の画質をある程度のレベルに維持しつつ、ゲイン条件の設定数を減らすことができる。そのことにより、ゲイン条件の設定時間を削減することが可能となる。
なお、上記の設定例1〜3を組み合わせた処理を行ってもよい。すなわち、設定部41は、ゲイン条件が方位方向と揺動方向とにそれぞれ対称となるゲインパターンを設定してもよいし、ゲイン条件が方位方向と揺動方向と時間方向とにそれぞれ対称となるゲインパターンを設定してもよい。
(ゲイン条件の設定例4〜7)
次に、ゲイン設定の総数を一定にした場合に、深さ方向の増幅率と方位方向の増幅率とをバランス良く設定する場合のゲイン条件の設定例について説明する。以下に説明する設定例4〜6では、ゲイン設定の総数をいずれも96個とし、設定例7では、ゲイン設定の総数を32個とした。また、設定例4〜7では、2次元アレイプローブを用いて3次元領域を超音波で走査してボリュームデータを生成する場合について説明する。すなわち、アジマス方向とエレベーション方向とに超音波を走査する。
(ゲイン条件の設定例4)
ゲイン条件の設定例4について説明する。図7を参照して、深さ方向の輝度調整を重視する場合のゲイン条件の設定例について説明する。図7に示すゲインパターン230は、深さ方向(時間t方向)に対するゲインカーブのインターバル数(スロープの数)が96個に設定されたゲインパターンである。一例として、すべての受信信号に対して同じゲインパターン230に従ったゲイン処理を行う。すなわち、すべての受信信号のパターン情報とゲインパターン230を示すゲイン条件とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。設定部41は、ゲインパターン230に従って、各受信信号に同じゲイン条件を割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン230に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、インターバル数(スロープの数)が96個の同じゲインカーブに従って受信信号を増幅する。なお、インターバル数は96個に限らず、任意の数であってもよい。
以上のように、ゲインカーブのインターバル数を96個とし、方位方向(アジマス方向及びエレベーション方向)にはゲイン条件を変えないことで、ゲイン設定の総数は96個となる。
(ゲイン条件の設定例5)
次に、ゲイン条件の設定例5について説明する。図8を参照して、方位方向の輝度調整を重視する場合のゲイン条件の設定例について説明する。図8に示すゲインパターン240は、方位方向の中心(アジマス方向及びエレベーション方向の中心)を基準にして、12個のゲイン条件(A〜L)が方位方向に対称となっている。すなわち、方位方向の中心を基準にして12個のゲイン条件(A〜L)が方位方向に対称となるように、パターン情報とゲイン条件(A〜L)とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。また、各ゲイン条件(A〜L)のゲインカーブのインターバル数(スロープ数)を8個とする。設定部41は、ゲインパターン240に従って、各受信信号に対してそれぞれ対応するゲイン条件を割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン240に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、方位方向に対称となる12個のゲイン条件(A〜L)に従って各受信信号を増幅する。
以上のように、ゲインカーブのインターバル数を8個とし、方位方向(アジマス方向及びエレベーション方向)には12種類のゲイン条件(A〜L)を設定することにより、ゲイン設定の総数は96個(8×12)となる。
(ゲイン条件の設定例6)
次に、ゲイン条件の設定例6について説明する。図9を参照して、深さ方向の増幅率と方位方向の増幅率とをバランス良く設定する場合について説明する。図9に示すゲインパターン250は、方位方向の中心(アジマス方向及びエレベーション方向の中心)を基準にして、6個のゲイン条件(A〜F)が方位方向に対称となっている。すなわち、方位方向の中心を基準にして6個のゲイン条件(A〜F)が方位方向に対称となるように、パターン情報とゲイン条件(A〜F)とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。また、各ゲイン条件(A〜F)のゲインカーブのインターバル数を16個とする。設定部41は、ゲインパターン250に従って、各受信信号に対してそれぞれ対応するゲイン条件を割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン250に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、方位方向に対称となる6個のゲイン条件(A〜F)に従って各受信信号を増幅する。
以上のように、ゲインカーブのインターバル数を16個とし、方位方向(アジマス方向及びエレベーション方向)には6種類のゲイン条件(A〜F)を設定することにより、ゲイン設定の総数は96個(16×6)となる。
上述した設定例4〜6においては、ゲイン設定の総数はいずれも96個である。そして、深さ方向の輝度調整を重視する場合には、設定例4のゲインパターン230に従って受信信号を増幅すればよい。また、方位方向の輝度調整を重視する場合には、設定例5のゲインパターン240に従って受信信号を増幅すればよい。また、深さ方向の増幅率と方位方向の増幅率とのバランスを重視する場合には、設定例6のゲインパターン250に従って受信信号を増幅すればよい。例えば操作者が入力部10を用いて、撮影の状況に応じて所望のゲインパターンを指定するようにしてもよい。
(ゲイン条件の設定例7)
次に、ゲイン条件の設定例7について説明する。図10を参照して、設定時間を重視する場合の設定例について説明する。図10に示すゲインパターン260は、方位方向の中心(アジマス方向及びエレベーション方向の中心)を基準にして、4個のゲイン条件(A〜D)が方位方向に対称となっている。すなわち、方位方向の中心を基準にして4個のゲイン条件(A〜D)が方位方向に対称となるように、パターン情報とゲイン条件(A〜D)とが対応付けられたゲインテーブルを定義しておく。また、各ゲイン条件(A〜D)のゲインカーブのインターバル数を8個とする。設定部41は、ゲインパターン260に従って、各受信信号に対してそれぞれ対応するゲイン条件を割り当てる。
増幅部42は、ゲインパターン260に従って受信信号を増幅する。すなわち、増幅部42は、方位方向に対称となる4個のゲイン条件(A〜D)に従って各受信信号を増幅する。
以上のように、ゲインカーブのインターバル数を8個とし、方位方向(アジマス方向及びエレベーション方向)には4種類のゲイン条件(A〜D)を設定することにより、ゲイン設定数の総数は32個(8×4)となる。
設定例7のようにゲイン設定の総数を減らすことにより、ゲイン条件の設定時間を短縮させることが可能となる。
上述した設定例4〜7のように、撮影の状況に応じてゲイン条件を設定できるようにしておくことにより、ゲイン条件の設定の自由度を増やすことが可能となる。また、設定例5〜7のように、方位方向に対称となるようにゲイン条件を設定することにより、超音波画像の画質をある程度のレベルに維持しつつ、ゲイン条件の設定数を減らすことが可能となる。
(変形例)
図11及び図12を参照して、この実施形態に係る超音波診断装置の変形例について説明する。変形例に係る超音波診断装置は、受信信号に基づいてゲインパターンを自動的に決定する。例えば、実際の撮影を行う前段階において、被検体に超音波を送信して得られる受信信号、又は超音波を送信せずに超音波プローブ1が受信するノイズに基づいて、ゲインパターンを自動的に決定する。そして、自動的に決定されたゲインパターンを用いてゲイン処理を行う。変形例に係る超音波診断装置は、ゲイン処理部4の代わりにゲイン処理部4Aを有する。ゲイン処理部4Aは、設定部41と増幅部42と演算部43とを有する。
設定部41は、上述した実施形態のように、関心領域を中心にしてゲイン条件が方位方向に対称となるゲインパターンを設定する。一例として図12に示すように、設定部41は、上述した設定例1のように、関心領域を中心にしてゲイン条件が方位方向に対称となるゲインパターン200を設定する。増幅部42は、設定部41によって設定されたゲインパターン200に従って各受信信号を増幅し、ゲイン処理後の受信信号を信号処理部5に出力する。信号処理部5は、信号処理が施された受信信号を演算部43に出力する。
(演算部43)
演算部43は、受信信号を信号処理部5から受けて、対称中心のゲイン条件Aでゲイン処理された受信信号Aについて、深さ方向に互いに隣り合うサンプリング点のデータの差分を求め、その差分の自乗の和を求める。すなわち、演算部43は、第1の自乗誤差和Σ(A−Ai+1(「第1の自乗誤差和A」と称する場合がある)を求める。i=1、2、3、・・・である。または、演算部43は、第1の差分絶対値和Σ(abs(A−Ai+1))(「第1の差分誤差和A」と称する場合がある)を求めてもよい。また、演算部43は、対称中心の受信信号Aと方位方向に離れた受信信号(B、C、D、・・・)との差分を求め、その差分の自乗誤差和又は差分絶対値和を求める。例えば、演算部43は、対称中心Aの受信信号Aと方位方向に隣の受信信号Bとの間で、サンプリング点のデータの差分を求める。具体的には、演算部43は、データA1とデータB1との差分、データA3とデータB3との差分、データA5とデータB5との差分、・・・を求め、それら差分の第2の自乗誤差和B又は第2の差分絶対値和Bを求める。同様に、演算部43は、対称中心Aの受信信号Aと方位方向に離れた受信信号Cとの間で、サンプリング点のデータの差分を求める。具体的には、演算部43は、データA1とデータC1との差分、データA3とデータC3との差分、データA5とデータC5との差分、・・・を求め、それら差分の第2の自乗誤差和C又は第2の差分絶対値和Cを求める。同様に、演算部43は、対称中心Aの受信信号Aと方位方向に離れた受信信号Dとの間で、サンプリング点のデータの差分を求める。具体的には、演算部43は、データA1とデータD1との差分、データA3とデータD3との差分、データA5とデータD5との差分、・・・を求め、それら差分の第2の自乗誤差和D又は第2の差分絶対値和Dを求める。演算部43は、第1の自乗誤差和A及び第2の自乗誤差和(B、C、D、・・・)を設定部41に出力する。または、演算部43は、第1の差分絶対値和A及び第2の差分絶対値和(B、C、D、・・・)を設定部41に出力してもよい。
設定部41は、演算部43によって求められた差分に応じてゲインパターンを設定する。設定部41は、差分が大きくなる方向(深さ方向及び方位方向)ほど、ゲイン条件を細かく設定する。例えば、設定部41は、第1の自乗誤差和A又は第1の差分絶対値和Aが大きくなるほど、深さ方向の増幅率を示すゲインカーブのインターバル数(スロープ数)を多くする。また、設定部41は、第2の自乗誤差和(B、C、D、・・・)又は第2の差分絶対値和(B、C、D、・・・)が大きくなるほど、その方位方向におけるゲイン条件を細かく設定する。このように、設定部41は、演算部43によって求められた自乗誤差和又は差分絶対値和の大きさに応じて、ゲインパターンにおけるゲイン条件の数を変える。また、設定部41は、演算部43により求められた方位方向の各ゲインパターンの類似性から、一部方位方向の設定を同じ設定に集約し、設定数をさらに減らすことも可能である。
また、設定部41は、演算部43によって求められた差分が予め設定された閾値以上となる方向(深さ方向及び方位方向)のゲイン条件をより細かく設定するようにしてもよい。例えば、設定部41は、第1の自乗誤差和A又は第1の差分絶対値和Aが予め設定された閾値以上となる場合には、深さ方向のゲインカーブのインターバル数(スロープ数)を予め設定された第1の設定数に設定する。一方、設定部41は、第1の自乗誤差和A又は第1の差分絶対値和Aが閾値未満となる場合には、深さ方向のゲインカーブのインターバル数(スロープ数)を第1の設定数よりも少ない第2の設定数に設定する。このように、設定部41は、第1の自乗誤差和A又は第1の差分絶対値和Aが閾値以上となる場合には、インターバル数(スロープ数)をより多く設定する。また、設定部41は、第2の自乗誤差和(B、C、D、・・・)又は第2の差分絶対値和(B、C、D、・・・)が予め設定された閾値以上となる場合には、閾値以上となる方位方向のゲイン条件をより細かく設定する。すなわち、設定部41は、第2の自乗誤差和(B、C、D、・・・)又は第2の差分絶対値和(B、C、D、・・・)が閾値以上となる場合には、閾値以上となる方位方向のゲイン条件を予め設定された第3の設定数に設定する。また、設定部41は、第2の自乗誤差和(B、C、D、・・・)又は第2の差分絶対値和(B、C、D、・・・)が閾値未満となる場合には、閾値未満となる方位方向のゲイン条件を第3の設定数よりも少ない第4の設定数に設定する。また、設定部41は、演算部43により求められた方位方向の各ゲインパターンの類似性から、一部方位方向の設定を同じ設定に集約し、設定数をさらに減らすことも可能である。
そして、増幅部42は、設定部41によって設定されたゲインパターンに従って各受信信号を増幅する。
自乗誤差和又は差分絶対値和が大きいということは、各位置のデータの差(輝度値の差)が大きいことを意味する。そのため、自乗誤差和又は差分絶対値和が大きくなる深さ方向又は方位方向においては、ゲイン条件をより細かく設定することにより、各位置の受信信号に適した輝度調整を行うことが可能となる。
(定性的な評価)
次に、図13の表を参照して、深さ方向の輝度調整、方位方向の輝度調整、時間方向の輝度調整、及び設定時間の定性的な関係について説明する。例えば従来1のように、深さ方向の輝度調整を重視してゲイン条件を細かく設定し、方位方向のゲイン条件と時間方向のゲイン条件とを粗く設定した場合には、ゲインの設定時間は短くなる。しかしながら、深さ方向の輝度調整だけを重視しているため、方位方向における画質が劣化する。また、従来2のように、深さ方向の輝度調整と方位方向の輝度調整とを重視する場合には、深さ方向のゲイン条件と方位方向のゲイン条件とをそれぞれ細かく設定することになるため、設定時間が最も長くなってしまう。また、従来3のように、方位方向の輝度調整を最も重視し、深さ方向の輝度調整も重視する場合には、方位方向のゲイン条件と深さ方向のゲイン条件とをそれぞれ細かく設定することになるため、設定時間が長くなってしまう。これに対して実施例1のように、深さ方向のゲイン条件と方位方向のゲイン条件とをバランス良く設定すると、設定時間が短くなる。すなわち、超音波画像の画質を一定以上に保ちつつ、ゲインの設定時間を短縮することが可能となる。また、実施例2のように、深さ方向のゲイン条件、方位方向のゲイン条件、及び時間方向のゲイン条件のバランスを良く設定すると、設定時間も比較的短くなる。すなわち、超音波画像の画質を一定以上に保ちつつ、ゲインの設定時間を短縮することが可能となる。
この発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 超音波プローブ
2 送信部
3 受信部
4 ゲイン処理部
5 信号処理部
6 画像生成部
7 表示制御部
8 表示部
9 制御部
10 入力部
11 心電計
41 設定部
42 増幅部
43 演算部

Claims (5)

  1. 被検体に超音波を送信し、走査方向に超音波を走査して受信信号を受信する送受信手段と、
    前記走査方向に対称であり前記受信信号ごとに設定されたゲイン条件、又は、前記被検体の周期的な動きの周期の時間方向に対称であり前記受信信号ごとに設定されたゲイン条件に従って、前記受信信号を増幅するゲイン処理手段と、
    前記増幅された前記受信信号に基づいて超音波画像データを生成する画像生成手段と、
    を有する超音波診断装置。
  2. 前記ゲイン処理手段は、関心領域の指定を受けて、前記関心領域を中心にして前記走査方向に対称に設定された前記ゲイン条件に従って前記受信信号を増幅する、
    請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記送受信手段は、所定方向に1列に配置された複数の超音波振動子を前記所定方向に直交する揺動方向に揺動させながら前記超音波を送信し、
    前記ゲイン処理手段は、関心領域の指定を受けて、前記揺動方向を前記走査方向として前記関心領域を中心にして前記揺動方向に対称に設定された前記ゲイン条件に従って前記受信信号を増幅する、
    請求項1に記載の超音波診断装置。
  4. 前記ゲイン処理手段は、前記被検体のECG信号を受けて前記ECG信号に基づいて心臓の収縮期を求め、前記収縮期の中心の時相を中心にして前記時間方向に対称に設定された前記ゲイン条件に従って前記受信信号を増幅する、
    請求項1に記載の超音波診断装置。
  5. 前記ゲイン処理手段は、前記超音波を送受信する深さ方向における前記受信信号間の差分、及び前記走査方向に離れた前記受信信号間の差分を求め、前記差分に基づいて前記受信信号ごとのゲイン条件を新たに求めて、前記新たなゲイン条件に従って前記受信信号を増幅する、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音波診断装置。
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