JP2012085414A - 余長吸収クランプ及び余長吸収プロテクタ - Google Patents

余長吸収クランプ及び余長吸収プロテクタ Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの保持位置において余長を吸収するクランプを提供する。
【解決手段】余長吸収クランプ10は、ワイヤーハーネスWHを曲げた状態で保持することにより余長吸収可能な保持部20と、保持部を固定対象部材に対して固定可能な固定部とを備え、保持部は、第1規制部24を設けた第1部材22と、第2規制部34を設けた第2部材32で構成され、第1部材と第2部材は、相対位置関係を変化する第1位置と第2位置とで相対移動可能であり、ワイヤハーネスを第1規制部と第2規制部に引掛けて第1部材と第2部材を相対移動することにより、容易に余長を吸収することができる。
【選択図】図8

Description

ワイヤーハーネスの余長を吸収する技術に関する。
車両に設けられるワイヤーハーネスは、予め組立図板上で組み立てられてから、車両に対して配策される。このワイヤーハーネスの車両に対する配策作業においては、配策経路に電線部分が布線されつつ、端末部に設けられたコネクタが種々の電気機器に対して接続される。そして、このワイヤーハーネスは、電線部分のいくつかの位置では、車体の金属フレーム又は金属パネル等に対して一定位置に固定されるクランプ等により保持される。
なお、特許文献1には、ワイヤーハーネスをリンク又はリンクブラケットに固定する固定部材(クランプ)が開示されている。
特開2001−215339号公報
ところで、上記ワイヤーハーネスは、作業性を向上させるために、配策経路の距離に相当する基準寸法に対して余長をもって製造されることがある。このため、配策経路に配策されて上述したようなクランプ等により保持されたワイヤーハーネスは、クランプの側方位置に作業余長に伴う弛みが発生して、周辺部材に干渉してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの保持位置において余長を吸収することを目的とする。
第1の態様に係る余長吸収クランプは、ワイヤーハーネスを、曲げた状態で保持することにより余長吸収可能な保持部と、前記保持部を固定対象部材に対して固定可能な固定部とを備える。
第2の態様に係る余長吸収クランプは、第1の態様に係る余長吸収クランプであって、前記保持部は、前記ワイヤーハーネスを引掛可能な第1規制部を有する第1部材と、前記ワイヤーハーネスを引掛可能な第2規制部を有する第2部材とを有し、前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1規制部と前記第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで相対移動可能である。
第3の態様に係る余長吸収クランプは、第2の態様に係る余長吸収クランプであって、前記保持部は、前記第1規制部又は前記第2規制部の側方に前記ワイヤーハーネスを押し込み可能であると共に前記ワイヤーハーネスを押し込まれた状態で保持可能である。
第4の態様に係る余長吸収クランプは、第2又は第3の態様に係る余長吸収クランプであって、前記第1部材と前記第2部材とが第2位置に相対移動された状態で、前記第1部材と前記第2部材との相対移動を規制する係止構造部をさらに備えている。
第5の態様に係る余長吸収クランプは、第1〜第4の態様のいずれか一態様に係る余長吸収クランプであって、前記保持部から延出される前記ワイヤーハーネスを、前記保持部に対して位置決め可能な位置決め部をさらに備えている。
第6の態様に係る余長吸収プロテクタは、ワイヤーハーネスを、曲げた状態で維持することにより余長吸収可能に保護する余長吸収プロテクタであって、ワイヤーハーネスを引掛可能な第1規制部を有する第1部材と、前記ワイヤーハーネスを引掛可能な第2規制部を有する第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1規制部と前記第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで相対移動可能である。
第7の態様に係る余長吸収プロテクタは、第6の態様に係る余長吸収プロテクタであって、前記保持部は、前記第1規制部又は前記第2規制部の側方に前記ワイヤーハーネスを押し込み可能であると共に前記ワイヤーハーネスを押し込まれた状態で保持可能である。
第8の態様に係る余長吸収プロテクタは、第6又は第7の態様に係る余長吸収プロテクタであって、前記第1部材と前記第2部材とが第2位置に相対移動された状態で、前記第1部材と前記第2部材との相対移動を規制する係止構造部をさらに備えている。
第1の態様に係る余長吸収クランプによると、ワイヤーハーネスの保持位置において余長を吸収することができる。
第2の態様に係る余長吸収クランプによると、ワイヤーハーネスが引掛けられる第1規制部と第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで、第1部材と第2部材とを相対移動させるだけで、保持部におけるワイヤーハーネスの経路が変更される。すなわち、第1部材と第2部材とが相対移動されるだけで、保持部におけるワイヤーハーネスを迂回させることができる。これにより、ワイヤーハーネスの保持位置において、より容易に余長を吸収することができる。
第3の態様に係る余長吸収クランプによると、保持部が、第1規制部又は第2規制部の側方にワイヤーハーネスを押し込んだ状態で保持可能であるため、より長い余長が設定されているワイヤーハーネスについても、弛みなく保持することができる。
第4の態様に係る余長吸収クランプによると、係止構造部により、第1部材と第2部材とが第2位置に位置した状態を維持できるため、ワイヤーハーネスの余長を吸収した状態をより確実に維持することができる。
第5の態様に係る余長吸収クランプによると、保持部から延出されるワイヤーハーネスを保持部に対して位置決めすることができるため、当該ワイヤーハーネスを、より確実に一定位置に保持して余長吸収することができる。
第6の態様に係る余長吸収プロテクタによると、ワイヤーハーネスが引掛けられる第1規制部と第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで、第1部材と第2部材とを相対移動させるだけで、保持部に収容されたワイヤーハーネスの経路が変更される。すなわち、第1部材と第2部材とが相対移動されるだけで、保持部に収容されたワイヤーハーネスを迂回させることができる。これにより、ワイヤーハーネスの保持位置において、より容易に余長を吸収することができる。
第7の態様に係る余長吸収プロテクタによると、保持部が、第1規制部又は第2規制部の側方にワイヤーハーネスを押し込んだ状態で保持可能であるため、より長い余長が設定されているワイヤーハーネスについても、弛みなく保持することができる。
第8の態様に係る余長吸収プロテクタによると、係止構造部により、第1部材と第2部材とが第2位置に位置した状態を維持できるため、ワイヤーハーネスの余長を吸収した状態をより確実に維持することができる。
余長吸収前の余長吸収クランプと電気機器と周辺部材とを示す図である。 余長吸収後の余長吸収クランプと電気機器と周辺部材とを示す図である。 第1部材の側面図である。 第1部材の平面図である。 第2部材の側面図である。 第2部材の裏面図である。 第1位置にある状態の余長吸収クランプを示す側面図である。 第1位置にある状態の余長吸収クランプを示す平面図である。 図8のIX−IX線断面図である。 第2位置にある状態の余長吸収クランプを示す側面図である。 第2位置にある状態の余長吸収クランプを示す平面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 ワイヤーハーネスを押し込んだ状態の余長吸収クランプを示す平面図である。 余長吸収プロテクタを示す平面図である。 第1位置にある状態の余長吸収部を示す平面図である。 第2位置にある状態の余長吸収部を示す平面図である。
実施形態に係る余長吸収クランプ及び余長吸収プロテクタについて説明する。余長吸収クランプ及び余長吸収プロテクタは、ワイヤーハーネスを保持しつつ余長を吸収するように構成された部材である。
このワイヤーハーネスは、例えば、車両に設けられるワイヤーハーネスであり、複数の電線が束ねられると共にその電線部分の端末部にコネクタ等が取付けられて構成されている。そして、ワイヤーハーネスは、予め組立図板上で組み立てられた後に、車両に対して組み付けられる。より具体的には、電線部分が配策経路に沿って布線されつつ、端末部のコネクタが対応する電気機器に対して接続される。そして、電線部分は、いくつかの位置(以下、保持位置)で、車体の金属フレーム又は金属パネル等に対して一定位置に固定されるクランプ、プロテクタ等により保持される。
また、ワイヤーハーネスは、作業性を向上させるために、配策経路の距離に相当する基準寸法に対して余長をもって製造されることがある。すなわち、電線部分を複雑な配策経路に配策する場合、電気機器に対して接続されるコネクタの接続方向とその後方の電線部分の延在方向とが大きく異なる場合等には、基準寸法で製造されたのでは配策作業時に電線部分が引っ張れて作業性が悪くなってしまう。このように余長をもって製造されたワイヤーハーネスには、電線部分の配策及びコネクタ接続後に余長分の弛みが発生することがある。そして、この弛みにより、ワイヤーハーネスは、その配策経路の周辺部材に対して接触する恐れがある。
そこで、余長吸収クランプ及び余長吸収プロテクタは、基準寸法より長く製造されることにより電線部分の配策及びコネクタ接続後に発生する弛みを抑制するため、ワイヤーハーネスを保持する位置で余長を吸収するように構成されている。
<余長吸収クランプ>
まず、余長吸収クランプについて説明する。図1、図2には、端末部のコネクタCが電気機器に接続され、保持位置で余長吸収クランプ10により保持されたワイヤーハーネスWHと、周辺部材80との関係が示されている。また、余長吸収クランプ10及びその構成部品について、図3〜図8、図10、図11、図13の右側を一端側、左側を他端側として説明することがある。
余長吸収クランプ10は、保持部20と、係止構造部と、固定部50と、位置決め部60とを備えている。
保持部20は、ワイヤーハーネスWHを、曲げた状態で保持することにより余長吸収可能に構成されている(図7、図8、図10、図11参照)。
この保持部20は、第1部材22と、第2部材32とを有している。第1部材22は、ワイヤーハーネスWHを引掛可能な第1規制部24を有し、第2部材32は、ワイヤーハーネスWHを引掛可能な第2規制部34を有している。この第1部材22と第2部材32とは、その間にワイヤーハーネスWHを介在させた状態で合体可能に構成されている。第1部材22と第2部材32とが合体される構成については、後で詳述する。
そして、第1部材22と第2部材32とは、合体された状態で、第1規制部24と第2規制部34との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで相対移動可能となっている。
本余長吸収クランプ10は、上述したように、配策及び接続作業の作業性を向上させるために作業余長が設定されているワイヤーハーネスWHを保持する場合にも用いられる。このため、ワイヤーハーネスWHを配策してコネクタCを接続する際には余長を吸収しない状態を維持し、接続後に余長を吸収した状態を維持することが好ましい。そして、このような事情に鑑みて、第1部材22と第2部材32とが、第1位置と第2位置とで相対移動されることにより余長吸収する構成が採用されている。つまり、第1位置は、ワイヤーハーネスWHの配策及びそのコネクタCの接続をするための余長吸収をしない位置であり、第2位置は、作業後に余長吸収する位置である。
保持部20は、第1規制部24及び第2規制部34に対してワイヤーハーネスWHが引掛けられた状態で第1部材22と第2部材32とを相対移動させることにより、ワイヤーハーネスWHの経路を変更可能である。より具体的には、第1規制部24と第2規制部34との相対位置関係を変化させることにより、これらに引掛けられているワイヤーハーネスWHをより大きく迂回させて、当該ワイヤーハーネスWHの余長を吸収するようになっている。つまり、ここでは、第1部材22と第2部材32とは、第1位置と、第1規制部24及び第2規制部34に引掛けられるワイヤーハーネスWHが第1位置より大きく迂回する第2位置とで相対移動される。
以下、保持部20の各構成について、より具体的に説明する。
第1部材22は、ワイヤーハーネスWHを一端側から他端側に挿通するように収容可能な凹状に形成されている(図3、図4参照)。より具体的には、第1部材22は、略長方形板状に形成されている基部22aの両側辺部に、基部22aの一主面に略直交する向きに一対の側壁部22bが立設された形状である。すなわち、第1部材22は、基部22aと一対の側壁部22bとの内側に、ワイヤーハーネスWHを挿通収容可能な略直方体空間を有している。なお、一対の側壁部22bの突出寸法は、ワイヤーハーネスWHの直径より大きく設定されている。
第1部材22の基部22aには、その一主面から柱状に突出するように形成されている上述した第1規制部24が設けられている。ここでは、第1規制部24は、略円柱状に形成されているが、ワイヤーハーネスWHを外周部に引掛可能であればよく、他にも楕円柱状、多角柱状等の形状を採用することができる。そして、第1規制部24は、一対の側壁部22bの突出寸法と同じかそれより小さい(ここでは僅かに小さい)突出寸法に設定されている。なお、この第1規制部24の突出寸法は、少なくとも一対の側壁部22bの突出寸法よりワイヤーハーネスWHの直径分小さい寸法よりは大きいことが好ましい。
第2部材32は、第1部材22の一対の側壁部22bの先端部間の開口を塞ぐ蓋状に形成されている(図5、図6参照)。より具体的には、第2部材32は、基部22aの側辺の延在方向における寸法と略同じ長さ寸法で、且つ、基部22aより幅広な略長方形板状の蓋部32aを有している。そして、蓋部32aの一端部には、その断面積より大きい面積の操作面を有する操作部33が形成されている。この操作部33は、蓋部32aより肉厚に形成され、ここでは、蓋部32aの厚さ方向両側に突出するように形成されている。操作部33の操作面は、蓋部32aの一端部と他端部とを結ぶ方向に略直交する面である。この操作部33は、後述するように第2部材32を第1部材22に対して相対スライド移動させるために操作する部分である。このため、操作部33の操作面は、上記のように、蓋部32aの一端部の断面積より大きい面積に形成され、押しやすくなっている。
第2部材32の蓋部32aには、その一主面から柱状に突出するように形成されている上述した第2規制部34が設けられている。第2規制部34の形状、及び突出寸法は、第1規制部24と同様である。
なお、ここでは、第1部材22が収容空間を有する凹状に形成されると共に第2部材32が蓋状に形成されている例で説明したが、第2部材が収容空間を有する凹状に形成されると共に第1部材が蓋状に形成されるものでも、第1部材及び第2部材がそれぞれ収容空間を有する凹状に形成された構造であってもよい。
上記第1部材22と第2部材32とは、合体可能に構成されている(図7、図8、図10、図11参照)。より具体的には、第2部材32が、第1部材22bに対して一対の側壁部22bの先端部間の開口を第1部材22の一端部と他端部とを結ぶ方向に部分的或いは全体的に塞ぐように被せられた状態が、第1部材22と第2部材32との合体状態である。この合体状態では、基部22aの一主面に対して蓋部32aの一主面が対面する。そして、この合体状態を維持するために、第1部材22は被嵌合部26を有し、第2部材32は第1部材22と第2部材32との合体状態で被嵌合部26に対して嵌合する嵌合部36を有している。
被嵌合部26は、一対の側壁部22bの外側面に対して間隔をあけて対向する壁状に形成され、被嵌合面26aを有している(図3、図4、図9参照)。この被嵌合部26は、第1部材22の一端部と他端部とを結ぶ方向(以下、延在方向)に沿って延びる帯状に形成され、その幅方向における基部22a側の端面が被嵌合面26aである。ここでは、被嵌合部26は、一対の側壁部22bに対して、後述する挿入部35の厚さ寸法より大きい(ここでは僅かに大きい)間隔をあけて設けられている。また、被嵌合部26は、一対の側壁部22bの延在方向寸法より小さい延在方向寸法で、且つ、一対の側壁部22bの突出寸法より小さい幅寸法に形成されている。そして、被嵌合部26は、側面視において、隣接する2辺を、一対の側壁部22bの先端辺と延在方向他端辺とに対して、それぞれ略一致させる位置に設けられている。
この被嵌合部26は、一対の支持片27により支持されている。より具体的には、被嵌合部26は、その幅方向において側壁部22bの先端側の端部が自由端とされ、側壁部22bの基端側の端部が延在方向両端部で一対の支持片27により支持されている。すなわち、一対の支持片27間に被嵌合面26aが延在している。これにより、被嵌合部26は、側壁部22bに対向する方向において、延在方向中心部が両端部より弾性変形しやすいと共に、幅方向における側壁部22bの先端側の端部が他端部より弾性変形しやすくなっている。
嵌合部36は、被嵌合部26に対して嵌合した状態で、一対の側壁部22bの突出方向において第1部材22と第2部材32とが離間するのを規制する部分である。この嵌合部36は、一対の挿入部35にそれぞれ設けられている(図5、図6、図9参照)。
一対の挿入部35は、第1部材22と第2部材32とが合体される際に、それぞれ、各側壁部22bと各被嵌合部26との間に挿入される部分である(図7〜図9参照)。より具体的には、挿入部35は、蓋部32aの一主面の両側端部(ここでは中途部)からそれぞれ突出するように形成されている。この挿入部35は、蓋部32aの側端部同士を結ぶ方向に扁平な板状であり、その厚さ寸法は、側壁部22bと被嵌合部26との間隔より小さく(ここでは僅かに小さく)設定されている。また、挿入部35は、側壁部22bと被嵌合部26との間に挿入された状態で、被嵌合面26aを越えて側壁部22bの基端側に突出するように形成されている。
嵌合部36は、挿入部35が側壁部22bと被嵌合部26との間に挿入された状態で、被嵌合部26に対して嵌合可能に設けられている(図7、図9、図10参照)。この嵌合部36は、挿入部35の先端部から、蓋部32aの外側方に突出するように形成されている。より具体的には、嵌合部36は、挿入部35が側壁部22bと被嵌合部26との間に挿入された状態で、被嵌合面26aに対して面接触する嵌合面36aを有している。ここでは、嵌合部36は、挿入部35の先端側から基端側に向けて徐々に突出寸法が大きくなる部分とその基端側で突出寸法が略一定になる部分とを有する形状に形成されている。この構成により、挿入部35が側壁部22bと被嵌合部26との間に挿入される際には、側壁部22bと被嵌合部26との間を広げるように、嵌合部36が被嵌合部26を徐々に外側に弾性変形させていく。つまり、嵌合部36を側壁部22bと被嵌合部26との間にスムーズに挿入することができる。
そして、挿入部35が側壁部22bと被嵌合部26との間に挿入され、嵌合面36aが被嵌合面26aに面接触した状態が、嵌合部36の被嵌合部26に対する嵌合状態であり、第1部材22と第2部材32との合体状態である(図7、図10参照)。この状態で第1部材22と第2部材32とは、離間する向きに移動規制される。なお、第1部材22と第2部材32との近接する向きの移動は、一対の側壁部22bの先端部と蓋部32aの一主面とが当接することにより規制される。
また、上述したように、第1部材22と第2部材32とは、第1規制部24と第2規制部34との相対位置関係が変化するように相対移動可能になっている。ここでは、第1部材22と第2部材32とは、第1規制部24と第2規制部34とが離間した第1位置(図7、図8参照)と、第1規制部24と第2規制部34とが近接してワイヤーハーネスWHの余長を吸収する第2位置(図10、図11参照)とで相対スライド移動可能に構成されている。より具体的には、第1部材22と第2部材32とは、合体状態において、第1部材22又は第2部材32の一端部と他端部とを結ぶ方向に相対スライド移動可能である。
第1部材22と第2部材32とが相対スライド移動する構成は、以下の通りである。すなわち、第1部材22と第2部材32との合体状態で、挿入部35は、側壁部22bと被嵌合部26との間で、被嵌合部26の延在方向に移動可能になっている。より具体的には、被嵌合部26は、延在方向の寸法が挿入部35の幅寸法より大きく形成されている。これにより、挿入部35は、被嵌合部26が延在する一対の支持片27間で移動可能とされる。つまり、第1部材22と第2部材32とは、被嵌合部26の延在方向において、挿入部35が移動可能な距離だけ相対スライド移動可能である。ここで、第1部材22と第2部材32との位置について、挿入部35の一対の支持片27間の位置で説明すると、挿入部35が第1部材22の他端側に位置する位置が第1位置であり、挿入部35が第1部材の一端側に位置する位置が第2位置である。第1部材22と第2部材32との相対スライド移動距離は、ワイヤーハーネスWHに設定されている作業余長の長さに基づいて、実験的或いは経験的に決定されるとよい。
そして、第1位置では、第2部材32が第1部材22の一対の側壁部22bの先端部間の開口を一端側で部分的に覆った状態となり、第2位置では、第2部材32が一対の側壁部22bの先端部間の開口を全体的に覆った状態となる。
ここで、上述した第1規制部24及び第2規制部34の位置関係について説明する。
第1規制部24及び第2規制部34は、一対の側壁部22bとの間にワイヤーハーネスWHを配設可能な間隔をあけて設けられる。ここでは、第1規制部24は、一方(図4、図8、図11、図13の上側)の側壁部22bに対して、ワイヤーハーネスWHの直径より大きい(ここでは僅かに大きい)間隔をあけて設けられている。また、第2規制部34は、第1部材22と第2部材32との合体状態で、他方(図4、図8、図11、図13の下側)の側壁部22bに対して、ワイヤーハーネスWHの直径より大きい(ここでは僅かに大きい)間隔をあけて設けられている。
そして、第1規制部24は、第1部材22に対するワイヤーハーネスWH配設の観点から、第1部材22の他端部に設けられているとよい。また、第2規制部34は、第1部材22と第2部材32との合体のさせやすさの観点から、第1部材22と第2部材32とが第1位置に位置する状態で、第1部材22の一端部に位置するように設けられているとよい。上記のように第1規制部24及び第2規制部34が設けられることにより、第1部材22と第2部材32とが第1位置にある状態では、第1規制部24及び第2規制部34に引掛けられるワイヤーハーネスWHがより直線状に近い形態で配策される。このため、第1部材22と第2部材32とが第1位置にある状態では、ワイヤーハーネスWHには作業余長分の弛みが発生しており、配策及びコネクタCの接続作業をしやすくなっている。
また、第1規制部24及び第2規制部34は、第1部材22と第2部材32とが第2位置に位置する状態で、ワイヤーハーネスWHの直径より大きい間隔をあけて位置するように設けられているとよい。
また、この実施形態では、第1規制部24と第2規制部34との間に通されるワイヤーハーネスWHが、第1規制部24と第2規制部34とに引掛けられた(接触した)状態で、第1部材22の一端部と他端部とを結ぶ方向に対して傾斜して延在することが余長吸収の条件である。換言すると、この条件は、一対の側壁部22b同士を結ぶ方向において、第1規制部24が第2規制部34と同位置又はそれより一方の側壁部22b側にあるか、第1規制部24が第2規制部34より他方の側壁部22b側にあって、第1規制部24の一方の側壁部22b側端部と第2規制部34の他方の側壁部22b側端部との間隔がワイヤーハーネスWHの直径より小さくなることである。
さらに、保持部20は、第1規制部24又は第2規制部34の側方にワイヤーハーネスWHを押し込み可能であると共にワイヤーハーネスWHを押し込まれた状態で保持可能に構成されている。より具体的には、第1規制部24が他方の側壁部22bに対して、又は、第2規制部34が一方の側壁部22bに対して、ワイヤーハーネスWHを折り返して配設可能で且つ側壁部22bとの間に当該折り返したワイヤーハーネスWHを挟んで保持可能な(ここでは、ワイヤーハーネスWHの直径の2倍より僅かに大きい)間隔をあけて設けられている。ここでは、第2規制部34が、一方の側壁部22bに対して、上記間隔をあけて設けられている。
なお、基部22a及び一対の側壁部22bは、第1規制部24及び第2規制部34を上記位置関係で設けられるような大きさ及び間隔に形成され、蓋部32aもこれに対応した大きさに形成されている。
係止構造部は、第1部材22と第2部材32とが第2位置に相対移動された状態で、第1部材22と第2部材32との相対移動を規制するように構成されている。この係止構造部は、一対の第1被係止部38と、各第1被係止部38に係止可能な一対の第1係止部28と、一対の第2被係止部39と、各第2被係止部39に係止可能な一対の第2係止部29とを有している(図7、図8、図10、図11参照)。より具体的には、係止構造部は、第1部材22と第2部材32とが第2位置に位置する状態で、第1係止部28が第1被係止部38に係止すると共に、第2係止部29が第2被係止部39に係止するように構成されている。
第1被係止部38は、挿入部35のうち、第2部材32の一端側に位置する端辺部である(図5、図6参照)。すなわち、この第1被係止部38は、側壁部22bと被嵌合部26との間で、第1部材22の一端部と他端部とを結ぶ方向に移動される。
第1係止部28は、被嵌合部26の内側面から、側壁部22bに向けて突出する部分である(図3、図4参照)。この第1係止部28は、第1被係止部38に当接可能な係止面28aを有している。より具体的には、第1係止部28は、第1部材22の一端部から他端部に向けて徐々に突出寸法が大きくなるように形成され、この他端側の端面が係止面28aである。ここでは、第1係止部28は、平面視略直角三角形に形成されている。また、第1係止部28は、第1部材22と第2部材32とが第2位置に位置する状態で、係止面28aが第1被係止部38に係止する位置に設けられている。
そして、第1部材22と第2部材32とが第1位置から第2位置に移動されることにより、挿入部35が第1係止部28を乗り越えて、第1係止部28が第1被係止部38に係止する(図7、図8、図10、図11参照)。より具体的には、挿入部35が、第1係止部28の斜面に当接した位置から第1係止部28を押動し、被嵌合部26を側壁部22bから離間するように弾性変形させつつ第1係止部28を乗り越える。これにより、挿入部35が第1係止部28を完全に乗り越えた位置で、第1係止部28の係止面28aが第1被係止部38に係止する。
第2被係止部39は、基端側部分が蓋部32aの側端部から側方に延出していると共に、先端側部分が蓋部32aの一主面が向かう向きに屈曲された略L字形状に形成されている(図5、図6、図12参照)。この第2被係止部39は、蓋部32aと略同厚の板状に延出するように形成されている。第2被係止部39の先端側部分は、第2部材32が第1部材22に合体された状態で、被嵌合部26の外側に(ここでは外面に沿って)位置するように設けられている。第2被係止部39は、先端側部分において厚さ方向に貫通するように形成された被係止孔部39hを有している。この被係止孔部39hは、略矩形孔状に形成されている。また、第2被係止部39は、蓋部32aのうち第1被係止部38より他端側(ここでは他端部)に設けられている。
第2係止部29は、一対の側壁部22bの外側面からそれぞれ外方に突出するように形成されている(図3、図4、図12参照)。この第2係止部29は、第1部材22の他端側に向かう係止面29aを有している。より具体的には、第2係止部29は、第1部材22の一端側から他端側に向けて徐々に突出寸法が大きくなる部分と、その他端側で突出寸法が略一定となる部分とを有しており、その他端側を向く端面が係止面29aである。このように、第2係止部29は、第1部材22の一端側に傾斜面を有すると共に、他端側に側壁部22bに対して略直交する係止面29aを有する平面視台形に形成されている。
第2係止部29は、第2被係止部39の被係止孔部39hに対して係止するように形成されている。より具体的には、第2係止部29は、先端部が被係止孔部39h内に配設された状態で、係止面29aが、被係止孔部39hのうち蓋部32aの他端側の端縁部に係止するようになっている。すなわち、第2係止部29は、先端側部分が、第1部材22と第2部材32との合体状態における第2被係止部39の突出部分の内側面より外側に位置するように、基端側部分の延出寸法が設定されている。ここでは、第2係止部29は、係止状態で、先端部が被係止孔部39hを通じて第2被係止部39より外側に突出するように形成されている。
また、第2係止部29は、第1部材22と第2部材32とが第2位置に位置する状態で、係止面29aが被係止孔部39hの他端側の端縁部に係止する位置に設けられている。ここでは、第2係止部29は、第1部材22のうち被嵌合部26より他端側(ここでは他端部)に設けられている。
そして、第1部材22と第2部材32とが第1位置から第2位置に相対スライド移動されることにより、第2被係止部39の被係止孔部39hより他端側の部分が第2係止部29を乗り越えて、第2係止部29が第2被係止部39に係止する(図7、図8、図10、図11参照)。より具体的には、第2被係止部39は、他端側の側端部が第2係止部29の斜面に当接した位置から第2係止部29に押動され、外側に広がるように弾性変形しつつ第2係止部29を乗り越える。これにより、第2係止部29の先端部が第2被係止部39の被係止孔部39h内に配設され、第2係止部29の係止面29aが、被係止孔部39hの他端側の端縁部に係止する。
もっとも、係止構造部は、上記構造に限られるものではない。例えば、係止構造部は、第1部材22と第2部材32との相対スライド移動を、複数位置で選択的に規制するように係止可能に構成されていてもよい。このような構成としては、例えば、挿入部35の外面に第1係止部28が係止可能な凸状或いは凹状の第1被係止部が、スライド方向に並ぶように複数形成され、第1係止部28が当該複数の第1被係止部に選択的に係止する構成を採用することができる。他にも、第2係止部が複数の第2被係止部に対して選択的に係止する構成等、種々の構成を採用することができる。
位置決め部60は、保持部20(ここでは、余長が設定されていないワイヤーハーネスWHが延出される第1部材22の一端側)から延出されるワイヤーハーネスWHを、保持部20(ここでは、第1部材22)に対して位置決め可能に構成されている。この位置決め部60は、第1部材22の一端部から延出し、より具体的には、基部22a及び他方の側壁部22bのうち境界に隣接する一部から略L字形状に延出するように形成されている(図3、図4参照)。なお、略L字形状の各辺は、それぞれ、ワイヤーハーネスWHの半径より大きい寸法に設定されている。そして、位置決め部60は、保持部20から延出されるワイヤーハーネスWHと接触した状態で、当該ワイヤーハーネスWHと一緒に粘着テープT等で巻き付けされることにより、当該ワイヤーハーネスWHを第1部材22に対して一定位置に保持することができる。もっとも、位置決め部60にワイヤーハーネスWHを固定するのは、粘着テープTに限られず、ゴムバンド、結束バンド(係止部が複数の被係止部に対して選択的に係止することにより環状体の周方向寸法を可変な構成)、その他の構成が採用されてもよい。
なお、ワイヤーハーネスWHは、位置決め部60で固定されていない状態でも、少なくとも第1部材22と第2部材32とが第2位置にある状態で、第1規制部24、第2規制部34の一方或いは両方に引っ掛かった状態、又は、一対の側壁部22bの一方或いは両方に押し付けられた状態となって、保持部20に対して移動が抑制されて保持される。
上記第1部材22(被嵌合部26を含む)、第1係止部28及び第2係止部29は、射出成型のように樹脂材料を金型に流し込んで一体成型されている。また、第2部材32(挿入部35及び嵌合部36を含む)及び第2被係止部39も、射出成形等により樹脂材料を金型に流し込んで一体成型されている。もっとも、これらの部分は、一体成型される場合に限られず、それぞれ別個に成形された後に接着されてもよい。また、第1被係止部38についても、挿入部35とは別個に設けられてもよく、その場合、別個に成形された後に接着されてもよい。
固定部50は、固定対象部材90に対して保持部20を固定可能な部分である。以下、固定部50の一例について説明する(図3、図7、図10参照)。なお、図7、図10では、固定部50が、固定対象部材90としての車体の金属フレーム、金属パネル等の板状部分に対して保持部20を固定する様子を示している。ここでは、板状の固定対象部材90には取付孔92が形成されているものとする。
固定部50は、係合部52と連結部54と押え部56とを有している。係合部52は、取付孔92に挿入され、取付孔92の周縁部に対して挿入方向前方側から係合する部分である。また、押え部56は、係合部52との間に取付孔92の周縁部を挟んで当該周縁部に挿入方向後方側から係合する部分である。連結部54は、係合部52と押え部56とを連結する部分である。
より具体的には、押え部56は、取付孔92より大きい外形状を有する円形、矩形等の板状に形成されている。ここでは、押え部56は、保持部20の第1部材22のうち、基部22aの他主面上に設けられている。また、連結部54は、押え部56から挿入方向前方に突出するように形成されている。そして、係合部52は、連結部54の先端部から挿入方向後方に向けて連結部54と間隔をあけるように延出する一対の係合片を有している。係合部52の一対の係合片は、連結部54に対して近接するように弾性変形可能である。
係合部52が取付孔92に挿入されていくと、一対の係合片は、外側部分が取付孔92の周縁部に当接して連結部54に対して近接するように弾性変形される。そして、係合片の先端部が取付孔92の周縁部を乗り越えた位置で、係合片が弾性復帰して、その先端部が取付孔92の周縁部に対して挿入方向前方側から当接する。この状態で、押え部56が挿入方向後方側から取付孔92の周縁部に対して当接し、係合部52と押え部56とが取付孔92の周縁部を挟んだ係合状態となる。このようにして、固定部50により、保持部20が固定対象部材90に対して固定される。
また、固定部50についても、射出成型のように樹脂材料を金型に流し込んで第1部材22と一体成型されてもよいし、第1部材22と別個に成形され、ネジ止め、接着剤による接着等されてもよい。
次に、上記余長吸収クランプ10について、ワイヤーハーネスWHのセットから余長吸収までの取り扱いについて説明する。保持部20の第1部材22と第2部材32とは、合体されていない状態にあるものとする。
まず、第1部材22内にワイヤーハーネスWHを配設する。より具体的には、ワイヤーハーネスWHを、第1規制部24と一方の側壁部22bとの間に通すように配設する(図3、図4参照)。
上記のようにワイヤーハーネスWHが第1部材22内に配設された状態で、第1部材22を、当該ワイヤーハーネスWHの保持位置に対してその延在方向に相対移動不能に固定する。すなわち、ワイヤーハーネスWHを位置決め部60ごと粘着テープTで巻いて固定する。ここで、位置決め部60に対して固定されたワイヤーハーネスWHは、第1部材22内において、その一端側で他方の側壁部22b側に寄って配設されると共に、他端側で一方の側壁部22b側によって配設されている。
この後、第1部材22と第2部材32とを、第1位置に位置させるように合体させる(図7、図8参照)。より具体的には、挿入部35を側壁部22bと被嵌合部26との間に挿入して、嵌合部36を被嵌合部26に対して嵌合させる。このとき、第1部材22内に配設されているワイヤーハーネスWHが第1部材22の一端側で他方の側壁部22b側に寄っているため、第2規制部34が当該ワイヤーハーネスWHに干渉して第1部材22と第2部材32とを合体させ難くなるという事態を避けることができる。
上記のようにして、ワイヤーハーネスWHは、第1位置にある第1部材22と第2部材32との間(保持部20内)に収容される。
保持部20内にワイヤーハーネスWHを収容した状態で、保持部20の一端側に延出しているワイヤーハーネスWHを配策経路に配策しつつ、保持部20を固定対象部材90に対して固定する(図7参照)。すなわち、固定部50の係合部52を、固定対象部材90の取付孔92に挿入する。これにより、保持部20が、固定対象部材90の一定位置に固定される。
そして、第1部材22と第2部材32とが第1位置にある状態で、ワイヤーハーネスWHのうち余長吸収クランプ10の他端側に延在する部分を布線し、その端末部のコネクタCを電気機器70に対して接続する。すなわち、当該他端側に延在する部分は、余長吸収の対象となる作業余長が設定された部分であり、作業余長分弛んだ状態になっているため、配策及び接続作業を行いやすい。
次に、ワイヤーハーネスWHの余長を吸収する動作について説明する。すなわち、第1部材22と第2部材32とを、第1位置から第2位置に相対スライド移動させる(図7、図8の状態から図10、図11の状態を参照)。ここでは、第2部材32の操作部33の操作面を押して、第2部材32を第1部材22に対して相対スライド移動させる。
第2部材32が第1部材22に対して相対スライド移動されると、第2規制部34が第1規制部24に対して徐々に近接する。これにより、保持部20内のワイヤーハーネスWHは、保持部20の一端部から他端部に亘って他方の側壁部22b側から一方の側壁部22b側に傾斜して略直線状に延びていた状態から、第1規制部24と第2規制部34との間に延在する部分が第2規制部34に押されて徐々に他方の側壁部22b側に寄せられる。すなわち、ワイヤーハーネスWHは、第1規制部24と第2規制部34との2箇所で徐々に大きく屈曲されて、迂回されていく。すると、ワイヤーハーネスWHのうち余長吸収クランプ10の他端側に延在する部分は、徐々に保持部20内に引き込まれていく。なお、ワイヤーハーネスWHのうち、余長吸収クランプ10の一端側に延在する部分は、位置決め部60に対してテープ止めされていることにより、保持部20内に引き込まれることが防止されている。また、位置決め部60が第2部材32と別個の第1部材22に対して一体に設けられているため、固定対象部材90に対しても位置決めされている。このようにして、ワイヤーハーネスWHの余長が吸収されていく。
そして、第1部材22と第2部材32とが第2位置まで移動されると、第1係止部28が第1被係止部38に対して係止すると共に、第2係止部29が第2被係止部39に対して係止する(図10、図11参照)。これにより、第1部材22と第2部材32とは、第2位置から第1位置に相対スライド移動されるのを規制される。また、第2位置では、第2係止部29の先端部が第2被係止部39の被係止孔部39h内に配設されており、第2係止部29の傾斜面が被係止孔部39hの端縁部に当接することによって第2部材32が第2位置からさらに他端側に移動することが規制されている。なお、第2位置において、挿入部35のうち第1被係止部38に対する反対側の側端部又は嵌合部36の側端部が、一対の支持片27のうち第1部材22の他端側の支持片27に当接するように構成されていてもよい。さらに、第2部材32が第2位置からさらに他端側に押されても、操作部33のうち、蓋部32aの一主面側から突出する部分の操作面とは反対側の面が一対の側壁部22bの先端部の一端側端部に当接するため、これによっても移動が規制される。
この状態で、ワイヤーハーネスWHは、第1規制部24及び第2規制部34に引掛かっていると共に、他方の側壁部22bに接触した(押し付けられた)状態となって、保持部20内において移動が抑制されて保持されている。
なお、余長が大きい場合には、保持部20内にその他端側からワイヤーハーネスWHを押し込んでもよい(図13参照)。すなわち、上述したように、第2規制部34が一方の側壁部22bに対してワイヤーハーネスWHを折り返して配設可能で且つ一方の側壁部22bとの間に当該折り返したワイヤーハーネスWHを挟んで保持可能な間隔をあけて設けられているため、第2規制部34と一方の側壁部22bとの間に、さらにワイヤーハーネスWHを保持することができる。
以上のようにして、ワイヤーハーネスWHを保持しつつ、余長を吸収することができる(図2参照)。そして、ワイヤーハーネスWHは、保持部20内において、第1規制部24、第2規制部34の一方或いは両方に引っ掛かった状態、又は、一対の側壁部22bの一方或いは両方に押し付けられた状態で保持される。
もっとも、上記余長吸収クランプ10において、保持部20は、ワイヤーハーネスWHを保持しつつ余長吸収可能な構成であればよく、上記のように第1部材22と第2部材32とで収容空間を形成する構成に限られない。例えば、保持部20は、第1規制部を有する角筒状の第1部材に、第2規制部が第1規制部に対して相対移動可能に設けられた構成でもよい。
また、第1規制部と第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで、第1部材と第2部材とを相対移動させてワイヤーハーネスWHの余長を吸収する余長吸収クランプとしては、他にも、以下の構成を採用することができる。
すなわち、第1部材と第2部材とを、第1位置と、第1位置より第1規制部と第2規制部とが離間した位置となる第2位置とで相対移動させる構成を採用できる。より具体的には、上記余長吸収クランプ10において、第1規制部を第1部材の一端部に設けると共に第2規制部を第2部材の他端部に設ける。そして、ワイヤーハーネスWHを、保持部の他端側から一方の側壁部と第1規制部との間に通すと共に、第1規制部と第2規制部との間を通して、他方の側壁部と第2規制部との間を通して保持部の一端側に延出させる。この状態で、第1部材と第2部材とを第1位置から第2位置に相対移動させることにより、ワイヤーハーネスの余長を吸収することができる。
また、ワイヤーハーネスWHを、保持部の一端側から挿入して一端側から延出させる経路で保持する構成を採用することもできる。より具体的には、上記余長吸収クランプ10において、第1規制部と第2規制部とを、一対の側壁部を結ぶ方向に離間させると共に第2位置で当該方向に並ぶ位置に設ける。そして、ワイヤーハーネスWHを、保持部の一端側から一方の側壁部と第1規制部との間に通すと共に、第1規制部と第2規制部との間を通さずに、他方の側壁部と第2規制部との間を通して保持部の一端側に延出させる。この状態で、第1部材と第2部材とを第1位置から第2位置に相対移動させることにより、ワイヤーハーネスWHの余長を吸収することができる。
また、余長吸収クランプ自体、第1部材と第2部材とを相対移動させて余長吸収する構成に限定されるものではない。例えば、余長吸収クランプは、板状の基部に対して1つ又は複数の柱状の巻き付け部が立設され、この巻き付け部に対してワイヤーハーネスWHを巻き付けることにより、ワイヤーハーネスWHを余長吸収しつつ保持する構成を採用することができる。
上記余長吸収クランプ10によると、ワイヤーハーネスWHの保持位置において余長を吸収することができる。これにより、ワイヤーハーネスWHの弛みを抑制でき、周辺部材に干渉することを抑制することができる。このため、周辺部材との接触を防止するために、ワイヤーハーネスWHに対してコルゲートチューブの装着、PVCテープの巻き付け等をすることを省略できる。
また、ワイヤーハーネスWHが引掛けられる第1規制部24と第2規制部34との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで、第1部材22と第2部材32とを相対移動させるだけで、保持部20におけるワイヤーハーネスWHの経路が変更される。すなわち、第1部材22と第2部材32とが相対移動されるだけで、保持部20におけるワイヤーハーネスWHを迂回させることができる。これにより、ワイヤーハーネスWHの保持位置において、より容易に余長を吸収することができる。
また、保持部20が、一方の側壁部22bと第2規制部34との間に、ワイヤーハーネスWHを押し込んだ状態で保持可能であるため、より長い余長が設定されているワイヤーハーネスWHについても、弛みなく保持することができる。
また、第1係止部28の第1被係止部38に対する係止、及び、第2係止部29の第2被係止部39に対する係止により、第1部材22と第2部材32とが第2位置に位置した状態を維持できるため、ワイヤーハーネスWHの余長を吸収した状態をより確実に維持することができる。
また、保持部20の一端側から延出されるワイヤーハーネスWHを保持部20に対して位置決めすることができるため、当該ワイヤーハーネスWHを、より確実に一定位置に保持して余長吸収することができる。すなわち、ワイヤーハーネスWHのうち、保持部20に対して、余長吸収したい側に延在している部分だけを対象として、余長吸収を行うことができる。
<余長吸収プロテクタ>
次に、余長吸収プロテクタ100について説明する(図14〜図16参照)。余長吸収プロテクタ100は、ワイヤーハーネスWHを周辺部材から保護する部材である。そして、この余長吸収プロテクタ100は、ワイヤーハーネスWHを曲げた状態で維持することにより余長吸収可能に構成されている。ここでは、図14に示すように、ワイヤーハーネスWHのうち幹線部WHaとその2箇所から分岐して延びる2つの枝線部WHbとを保護し、2つの枝線部WHbの余長を吸収するように構成されている余長吸収プロテクタ100を例に挙げて説明する。この余長吸収プロテクタ100は、本体部100aと余長吸収部100bとを有している。
本体部100aは、幹線部WHaを保護する部分であり、当該幹線部WHaを収容可能且つ一端部から他端部に向けて案内可能に構成されている。この本体部100aは、例えば、嵌合可能な収容体と蓋体との2部材で構成され、収容体内に幹線部WHaが配設された状態で蓋体を収容体に被せて嵌合させ、幹線部WHaを保護する構成を採用することができる。なお、この収容体は、枝線部WHbを外部に延出可能に形成され、より具体的には、その内外方向に貫通するように形成された穴部を有しているものとする。
余長吸収部100bは、枝線部WHbを保護する部分である。余長吸収部100bは、基本的には上述した余長吸収クランプ10と同様の構成であり、余長吸収クランプ10と同様の構成部分については、同一符号を付して説明を省略する。この余長吸収部100bは、本体部100aのうち枝線部WHbが延出される箇所の外側に設けられている。このため、第1部材122は、他端部が本体部100aの収容体の外面に連設されている。より具体的には、第1部材122は、ワイヤーハーネスWHのうち穴部に挿通されて収容体から延出される枝線部WHbを、内側に配設可能な位置に設けられている。なお、第1部材122の構成要素については、余長吸収クランプ10の第1部材22の構成要素と同様であるため同一符号を付している。
第1部材122と第2部材32とは、内側に枝線部WHbを収容可能に合体される。より具体的には、第1部材122と第2部材32とは、収容体から穴部を通じて延出される枝線部WHbを第1規制部24と第2規制部34との間に通した状態で合体される(図15参照)。
また、この余長吸収部100bは、その一端側(第1規制部24に対する第2規制部34側)のワイヤーハーネスWH(枝線部WHb)の余長を吸収する点で、余長吸収クランプ10と異なっている。より具体的には、この余長吸収プロテクタ100では、その他端側で、枝線部WHbが幹線部WHaから分岐する位置で第1部材122に対して位置決めされており、枝線部WHbのうち延在方向に移動可能な第1部材122の一端側から延出する部分で余長吸収される。なお、余長吸収プロテクタ100では、余長吸収クランプ10の位置決め部60のような構成は省略されている。
そして、第1部材122に対して第2部材32を第1位置から第2位置に相対スライド移動させると、第2規制部34が第1規制部24に対して近接する。これにより、第1部材122と第2部材32との間に収容されている枝線部WHbは、第1部材122の一端部から他端部に亘って他方の側壁部22bから一方の側壁部22bに向けて略直線状に延びていた状態から、第1規制部24と第2規制部34との間に延在する部分が第2規制部34に押されて徐々に他方の側壁部22b側に寄せられる。すなわち、枝線部WHbは、第1規制部24と第2規制部34との位置で大きく屈曲されて、第1部材122内の配策距離が長くなっていく。すると、枝線部WHbのうち余長吸収プロテクタ100の一端側に延在する部分は、第1部材122と第2部材32との内側に引き込まれていく。なお、図14では、一方(図の左下側)の余長吸収部100bは第1位置にある形態を、他方(図の右上側)の余長吸収部100bは第2位置にある形態を示している。
第1部材122と第2部材32とが第2位置に移動されると、余長吸収クランプ10と同様に、係止構造部により第1部材122と第2部材32とのスライド方向の相対移動が規制される(図16参照)。この状態で、第2部材32の他端部は、本体部100aの外面に当接しているとよい。
固定部150は、余長吸収クランプ10の固定部50と同様の構成であってもよいが、ここでは、他の構成について説明する。固定部150としては、固定対象部材に対してネジ止めにより固定可能な構成を採用することができる。より具体的には、固定部150は、本体部100aの収容体又は余長吸収部100bの第1部材122から突出し、取り付け方向に対して略直交する貫通孔を有する板状(ブラケット形状)に形成されている。そして、ボルトを、固定部150の貫通孔に挿通し、固定対象部材に形成されたねじ穴に対して螺合、或いは、固定対象部材に形成された貫通孔に挿通してナットに対して螺合することにより、本体部100a及び余長吸収部100bを固定対象部材に対して固定する。この固定部150は、本体部100aの収容体又は余長吸収部100bの第1部材122に複数設けられている。
もっとも、余長吸収プロテクタ100は、上述した形態に限られない。すなわち、余長吸収プロテクタ100は、少なくとも1つの余長吸収部100bを有していればよく、その構成は、幹線部WHaとそこから延びる1又は3以上の枝線部WHbとを保護する構成でもよい。また、余長吸収プロテクタ100は、本体部100aに対して余長吸収部100bが直列に連結された形態、又は、余長吸収部100b単体である形態で、幹線部WHaを保護して、その余長を吸収するように構成されていてもよい。すなわち、幹線部WHaが、第1規制部24と第2規制部34との間に通されて第1部材122と第2部材132との内側に収容される。なお、本体部100aに対して余長吸収部100bが直列に連結される場合、本体部100aの側方には、幹線部WHaから分岐する枝線部WHbを収容可能な枝線収容部が設けられるとよい。
上記余長吸収プロテクタ100によると、ワイヤーハーネスWHが引掛けられる第1規制部24と第2規制部34との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで、第1部材22と第2部材32とを相対移動させるだけで、保持部20に収容されたワイヤーハーネスWHの経路が変更される。すなわち、第1部材22と第2部材32とが相対移動されるだけで、保持部20に収容されたワイヤーハーネスWHを迂回させることができる。このため、ワイヤーハーネスWHの収容保持位置において、より容易に余長を吸収することができる。これにより、ワイヤーハーネスWHの弛みを抑制でき、周辺部材に干渉することを抑制することができる。このため、周辺部材との接触を防止するために、ワイヤーハーネスWHに対してコルゲートチューブの装着、PVCテープの巻き付け等することを省略できる。
また、保持部20が、第1規制部24又は第2規制部34の側方にワイヤーハーネスWHを押し込んだ状態で保持可能であるため、より長い余長が設定されているワイヤーハーネスWHについても、弛みなく保持することができる。
係止構造部により、第1部材122と第2部材32とが第2位置に位置した状態を維持できるため、ワイヤーハーネスWHの余長を吸収した状態をより確実に維持することができる。
10 余長吸収クランプ
20 保持部
22、122 第1部材
28 第1係止部
29 第2係止部
32 第2部材
38 第1被係止部
39 第2被係止部
50 固定部
60 位置決め部
90 固定対象部材
100 余長吸収プロテクタ
WH ワイヤーハーネス

Claims (8)

  1. ワイヤーハーネスを、曲げた状態で保持することにより余長吸収可能な保持部と、
    前記保持部を固定対象部材に対して固定可能な固定部と、
    を備える、余長吸収クランプ。
  2. 請求項1に記載の余長吸収クランプであって、
    前記保持部は、前記ワイヤーハーネスを引掛可能な第1規制部を有する第1部材と、前記ワイヤーハーネスを引掛可能な第2規制部を有する第2部材とを有し、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1規制部と前記第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで相対移動可能である、余長吸収クランプ。
  3. 請求項2に記載の余長吸収クランプであって、
    前記保持部は、前記第1規制部又は前記第2規制部の側方に前記ワイヤーハーネスを押し込み可能であると共に前記ワイヤーハーネスを押し込まれた状態で保持可能である、余長吸収クランプ。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の余長吸収クランプであって、
    前記第1部材と前記第2部材とが第2位置に相対移動された状態で、前記第1部材と前記第2部材との相対移動を規制する係止構造部をさらに備えている、余長吸収クランプ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の余長吸収クランプであって、
    前記保持部から延出される前記ワイヤーハーネスを、前記保持部に対して位置決め可能な位置決め部をさらに備えている、余長吸収クランプ。
  6. ワイヤーハーネスを、曲げた状態で維持することにより余長吸収可能に保護する余長吸収プロテクタであって、
    ワイヤーハーネスを引掛可能な第1規制部を有する第1部材と、
    前記ワイヤーハーネスを引掛可能な第2規制部を有する第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記第1規制部と前記第2規制部との相対位置関係が変化する第1位置と第2位置とで相対移動可能である、余長吸収プロテクタ。
  7. 請求項6に記載の余長吸収プロテクタであって、
    前記保持部は、前記第1規制部又は前記第2規制部の側方に前記ワイヤーハーネスを押し込み可能であると共に前記ワイヤーハーネスを押し込まれた状態で保持可能である、余長吸収プロテクタ。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の余長吸収プロテクタであって、
    前記第1部材と前記第2部材とが第2位置に相対移動された状態で、前記第1部材と前記第2部材との相対移動を規制する係止構造部をさらに備えている、余長吸収プロテクタ。
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