JP2012084757A - 熱処理方法および熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光後ベーク処理時における酸の拡散長を短く抑制することができる熱処理方法および熱処理装置を提供する。
【解決手段】パターン露光処理が行われた基板WがフラッシュベークユニットFLBに搬送される。冷却プレート81の上面に保持された基板Wの表面にフラッシュランプFLからフラッシュ光を照射して瞬間的に加熱し、パターン露光時の光化学反応によってレジスト膜中に生じた活性種を酸触媒としてレジスト樹脂の架橋・重合等を進行させ、レジスト膜の現像液に対する溶解度を露光部分のみ局所的に変化させる露光後ベーク処理を行う。フラッシュ光照射によるフラッシュ加熱処理は処理時間が1秒以下の極めて短時間の処理であるため、露光後ベーク処理時における酸の拡散長を短く抑制することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体ウェハーや液晶表示装置用ガラス基板等の薄板状の精密電子基板(以下、単に「基板」と称する)に対して露光後ベーク処理を行う熱処理方法および熱処理装置に関する。
半導体デバイスや液晶ディスプレイなどの製品は、上記基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理、ダイシングなどの一連の諸処理を施すことにより製造されている。これらの諸処理のうち、基板にレジスト塗布処理を行ってその基板を露光ユニットに渡すとともに、該露光ユニットから露光後の基板を受け取って現像処理を行う基板処理装置がいわゆるコータ&デベロッパとして広く使用されている。特許文献1には、このような基板処理装置の一例が開示されている。
ArFやKrFなどのエキシマレーザを用いる露光ユニットに対応したコータ&デベロッパでは、基板上に化学増幅型レジストの膜を形成して露光ユニットに渡すとともに、露光後の基板に対しては露光後ベーク処理(Post Exposure Bake)を行うことが必須である。特許文献1には、露光時の光化学反応によって生じた生成物を酸触媒としてレジストの樹脂の架橋・重合等の反応を進行させ、現像液に対する溶解度を露光部分のみ局所的に変化させるための露光後ベーク処理を行うことが記載されている。また、特許文献2には、レーザを基板上でスキャンさせて露光後ベーク処理を行うことが記載されている。
特開2008−235535号公報 特開2004−134674号公報
従来より、露光後ベーク処理は、特許文献1にも記載されているように、所定の加熱温度に管理されたホットプレート上に露光後の基板を所定時間載置することによって行われてきた。一般的な露光後ベーク処理におけるホットプレートの加熱温度は130℃程度である。
一方、近年のパターン寸法の微細化にともない、パターン露光時にレジスト膜中に発生した酸が露光後ベーク処理のときに拡散する拡散長をなるべく短く制御することが検討されている。このための一般的な手法としては、露光後ベーク処理の処理温度の低温化や処理時間の短縮が考えられる。しかし、処理温度を低温化した場合には、露光後ベーク処理自体が環境の影響を受けやすくなり、基板の温度均一性の悪化が懸念される。
このため、露光後ベーク処理の処理時間の短縮が望まれているが、ホットプレートに載置して基板を加熱する場合には、その基板の温度が目標の加熱温度にまで到達するのに少なくとも30秒以上を要していた。従って、処理時間の短縮にも限界があり、無理に短縮を試みると、レジスト感度をも低下させるという問題があった。
また、特許文献2に開示されるような、レーザを用いた露光後ベーク処理では、レーザの照射領域が限定されるため、基板全面を一括処理することは困難であり、レーザを基板上でスキャンさせる必要があった。このため、露光後ベーク処理の開始位置と終了位置とで時間差が発生し、パターン寸法が不均一となる問題があった。また、スキャンが必要なために、処理時間が増大してスループットが低下するおそれもあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、露光後ベーク処理時における酸の拡散長を短く抑制することができる熱処理方法および熱処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、露光後の基板に対して露光後ベーク処理を行う熱処理方法において、基板の表面に形成された化学増幅型レジスト膜を露光処理した後に当該基板をチャンバー内に収容する収容工程と、前記チャンバー内に収容された前記基板の表面にフラッシュ光を照射して露光後ベーク処理を行うフラッシュ照射工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る熱処理方法において、前記チャンバーから排気を行う排気工程と、前記チャンバー内に加湿空気を供給する加湿空気供給工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る熱処理方法において、前記基板を前記チャンバー内の冷却プレート上に保持しつつフラッシュ光の照射を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る熱処理方法において、前記フラッシュ照射工程でのフラッシュ光照射による加熱処理時間は1秒以下であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る熱処理方法において、前記基板の表面に照射されるフラッシュ光より波長300nm未満の光を除去することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、露光後の基板に対して露光後ベーク処理を行う熱処理装置において、表面に形成された化学増幅型レジスト膜に露光処理が施された基板を収容するチャンバーと、前記チャンバー内にて前記基板を載置して保持する冷却プレートと、前記チャンバーから排気を行う排気手段と、前記チャンバー内に加湿空気を供給する加湿空気供給手段と、前記冷却プレートに保持されている前記基板にフラッシュ光を照射するフラッシュランプと、前記フラッシュランプから前記基板に照射されるフラッシュ光から波長300nm未満の光を除去するフィルターと、を備えることを特徴とする。
請求項1から請求項5の発明によれば、基板の表面にフラッシュ光を照射して露光後ベーク処理を行うため、露光後ベーク処理に要する時間を著しく短時間化することができ、露光後ベーク処理時における酸の拡散長を短く抑制することができる。
特に、請求項5の発明によれば、基板の表面に照射されるフラッシュ光より波長300nm未満の光を除去するため、露光後ベーク処理時にフラッシュ光によって化学増幅型レジスト膜が感光されるのを防止することができる。
また、請求項6の発明によれば、冷却プレートに保持されている基板にフラッシュ光を照射するフラッシュランプを備えており、短時間のフラッシュ光照射によって露光後ベーク処理が実行されるため、露光後ベーク処理時における酸の拡散長を短く抑制することができる。また、フラッシュ光から波長300nm未満の光を除去するフィルターを備えるため、露光後ベーク処理時にフラッシュ光によって化学増幅型レジスト膜が感光されるのを防止することができる。
本発明に係る熱処理装置を組み込んだ基板処理装置の平面図である。 図1の基板処理装置の液処理部の正面図である。 図1の基板処理装置の熱処理部の正面図である。 図1の基板処理装置の搬送ロボットおよび基板載置部の配置構成を示す図である。 図1の基板処理装置のインターフェイスブロックの側面図である。 フラッシュベークユニットの要部構成を示す図である。 フラッシュベークユニットにおける基板の処理手順を示すフローチャートである。 基板の表面温度の変化を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明に係る熱処理装置を組み込んだ基板処理装置の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る熱処理装置を組み込んだ基板処理装置1の平面図である。また、図2は基板処理装置1の液処理部の正面図であり、図3は熱処理部の正面図であり、図4は搬送ロボットおよび基板載置部の配置構成を示す図である。なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするためZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を適宜付している。また、図1および以降の各図においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数を誇張または簡略化して描いている。
本実施形態の基板処理装置1は、半導体ウェハー等の基板Wにフォトレジスト膜を塗布形成するとともに、パターン露光後の基板Wに現像処理を行う装置(いわゆるコータ&デベロッパ)である。なお、本発明に係る基板処理装置1の処理対象となる基板Wは半導体ウェハに限定されるものではなく、液晶表示装置用ガラス基板やフォトマスク用ガラス基板等であっても良い。
本実施形態の基板処理装置1は、インデクサブロック10、バークブロック20、レジスト塗布ブロック30、現像処理ブロック40およびインターフェイスブロック50の5つの処理ブロックを一方向(X方向)に連設して構成されている。インターフェイスブロック50には基板処理装置1とは別体の外部装置である露光ユニット(ステッパ)EXPが接続配置されている。
インデクサブロック10は、装置外から受け取った未処理基板を装置内に搬入するとともに、現像処理の終了した処理済み基板を装置外に搬出するための処理ブロックである。インデクサブロック10は、複数のキャリアC(本実施形態では4個)を並べて載置する載置台11と、各キャリアCから未処理の基板Wを取り出すとともに、各キャリアCに処理済みの基板Wを収納するインデクサロボットIRと、を備えている。
インデクサロボットIRは、載置台11に沿って(Y軸方向に沿って)水平移動可能であるとともに昇降(Z軸方向)移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である可動台12を備えている。可動台12には、基板Wを水平姿勢で保持する2つの保持アーム13a,13bが搭載されている。保持アーム13a,13bは相互に独立して前後にスライド移動可能とされている。よって、保持アーム13a,13bのそれぞれは、Y軸方向に沿った水平移動、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、インデクサロボットIRは、保持アーム13a,13bを個別に各キャリアCにアクセスさせて未処理の基板Wの取り出しおよび処理済みの基板Wの収納を行うことができる。なお、キャリアCの形態としては、基板Wを密閉空間に収納するFOUP(front opening unified pod)の他に、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納基板Wを外気に曝すOC(open cassette)であっても良い。
インデクサブロック10に隣接してバークブロック20が設けられている。インデクサブロック10とバークブロック20との間には、雰囲気遮断用の隔壁15が設けられている。この隔壁15にインデクサブロック10とバークブロック20との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS1,PASS2が上下に積層して設けられている。
上側の基板載置部PASS1は、インデクサブロック10からバークブロック20へ基板Wを搬送するために使用される。基板載置部PASS1は3本の支持ピンを備えており、インデクサブロック10のインデクサロボットIRはキャリアCから取り出した未処理の基板Wを基板載置部PASS1の3本の支持ピン上に載置する。そして、基板載置部PASS1に載置された基板Wを後述するバークブロック20の搬送ロボットTR1が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS2は、バークブロック20からインデクサブロック10へ基板Wを搬送するために使用される。基板載置部PASS2も3本の支持ピンを備えており、バークブロック20の搬送ロボットTR1は処理済みの基板Wを基板載置部PASS2の3本の支持ピン上に載置する。そして、基板載置部PASS2に載置された基板WをインデクサロボットIRが受け取ってキャリアCに収納する。なお、後述する基板載置部PASS3〜PASS10の構成も基板載置部PASS1,PASS2と同じである。
基板載置部PASS1,PASS2は、隔壁15の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS1,PASS2には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて、インデクサロボットIRや搬送ロボットTR1が基板載置部PASS1,PASS2に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かが判断される。
次に、バークブロック20について説明する。バークブロック20は、露光時に発生する定在波やハレーションを減少させるために、フォトレジスト膜の下地に反射防止膜を塗布形成するための処理ブロックである。バークブロック20は、基板Wの表面に反射防止膜を塗布形成するための下地塗布処理部21と、反射防止膜の塗布形成に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー22,23と、下地塗布処理部21および熱処理タワー22,23に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR1とを備える。
バークブロック20においては、搬送ロボットTR1を挟んで下地塗布処理部21と熱処理タワー22,23とが対向して配置されている。具体的には、下地塗布処理部21が装置正面側((−Y)側)に、2つの熱処理タワー22,23が装置背面側((+Y)側)に、それぞれ位置している。また、熱処理タワー22,23の正面側には図示しない熱隔壁を設けている。下地塗布処理部21と熱処理タワー22,23とを隔てて配置するとともに熱隔壁を設けることにより、熱処理タワー22,23から下地塗布処理部21に熱的影響を与えることを回避しているのである。
図2に示すように、下地塗布処理部21は同様の構成を備えた4つの塗布処理ユニットBRCを上下に積層配置して構成されている。それぞれの塗布処理ユニットBRCは、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック26、このスピンチャック26上に保持された基板W上に反射防止膜用の塗布液を吐出する塗布ノズル27、スピンチャック26を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック26上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、熱処理タワー22には、基板Wを所定の温度にまで加熱する2個の加熱ユニットHP、加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持する2個の冷却ユニットCPおよびレジスト膜と基板Wとの密着性を向上させるためにHMDS(ヘキサメチルジシラザン)の蒸気雰囲気中で基板Wを熱処理する3個の密着強化処理ユニットAHLが上下に積層配置されている。一方、熱処理タワー23にも2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置されている。加熱ユニットHPおよび密着強化処理AHLは基板Wを載置して加熱するホットプレートを備え、冷却ユニットCPは基板Wを載置して冷却するクーリングプレートを備えている。なお、図3において「×」印で示した箇所には配管配線部や、予備の空きスペースが割り当てられている(後述する他の熱処理タワーについても同じ)。
図4に示すように、搬送ロボットTR1は、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム24a,24bを上下2段に近接させて備えている。搬送アーム24a,24bのそれぞれは、先端部が平面視で「C」字形状になっており、この「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持するようになっている。搬送アーム24a,24bは搬送ヘッド28に搭載されている。搬送ヘッド28は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド28は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム24a,24bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。よって、搬送アーム24a,24bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、搬送ロボットTR1は、2個の搬送アーム24a,24bをそれぞれ個別に基板載置部PASS1,PASS2、熱処理タワー22,23に設けられた熱処理ユニット(加熱ユニットHP、冷却ユニットCPおよび密着強化処理ユニットAHL)、下地塗布処理部21に設けられた4つの塗布処理ユニットBRCおよび後述する基板載置部PASS3,PASS4に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、レジスト塗布ブロック30について説明する。バークブロック20と現像処理ブロック40との間に挟み込まれるようにしてレジスト塗布ブロック30が設けられている。このレジスト塗布ブロック30とバークブロック20との間にも、雰囲気遮断用の隔壁25が設けられている。この隔壁25にバークブロック20とレジスト塗布ブロック30との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS3,PASS4が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS3,PASS4は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS3は、バークブロック20からレジスト塗布ブロック30へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、バークブロック20の搬送ロボットTR1が基板載置部PASS3に載置した基板Wをレジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS4は、レジスト塗布ブロック30からバークブロック20へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が基板載置部PASS4に載置した基板Wをバークブロック20の搬送ロボットTR1が受け取る。
基板載置部PASS3,PASS4は、隔壁25の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS3,PASS4には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて、搬送ロボットTR1,TR2が基板載置部PASS3,PASS4に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かが判断される。
レジスト塗布ブロック30は、反射防止膜が塗布形成された基板W上にレジストを塗布してレジスト膜を形成するための処理ブロックである。なお、本実施形態では、フォトレジストとして化学増幅型レジストを用いている。レジスト塗布ブロック30は、下地塗布された反射防止膜の上にレジストを塗布するレジスト塗布処理部31と、レジスト塗布処理に付随する熱処理を行う2つの熱処理タワー32,33と、レジスト塗布処理部31および熱処理タワー32,33に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR2とを備える。
レジスト塗布ブロック30においては、搬送ロボットTR2を挟んでレジスト塗布処理部31と熱処理タワー32,33とが対向して配置されている。具体的には、レジスト塗布処理部31が装置正面側に、2つの熱処理タワー32,33が装置背面側に、それぞれ位置している。また、熱処理タワー32,33の正面側には図示しない熱隔壁を設けている。レジスト塗布処理部31と熱処理タワー32,33とを隔てて配置するとともに熱隔壁を設けることにより、熱処理タワー32,33からレジスト塗布処理部31に熱的影響を与えることを回避しているのである。
図2に示すように、レジスト塗布処理部31は同様の構成を備えた4つの塗布処理ユニットSCを上下に積層配置して構成されている。それぞれの塗布処理ユニットSCは、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック36、このスピンチャック36上に保持された基板W上にフォトレジストの塗布液を吐出する塗布ノズル37、スピンチャック36を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック36上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、熱処理タワー32には、基板Wを所定の温度にまで加熱するホットプレートを備えた2個の加熱ユニットHPおよび加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持するクーリングプレートを備えた2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置されている。一方、熱処理タワー33にも2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置されている。
図4に示すように、搬送ロボットTR2は、搬送ロボットTR1と同様の構成を備えており、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム34a,34bを上下2段に近接させて備えている。搬送アーム34a,34bは、「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持する。搬送アーム34a,34bは搬送ヘッド38に搭載されている。搬送ヘッド38は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド38は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム34a,34bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。よって、搬送アーム34a,34bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、搬送ロボットTR2は、2個の搬送アーム34a,34bをそれぞれ個別に基板載置部PASS3,PASS4、熱処理タワー32,33に設けられた熱処理ユニット、レジスト塗布処理部31に設けられた4つの塗布処理ユニットSCおよび後述する基板載置部PASS5,PASS6に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、現像処理ブロック40について説明する。レジスト塗布ブロック30とインターフェイスブロック50との間に挟み込まれるようにして現像処理ブロック40が設けられている。この現像処理ブロック40とレジスト塗布ブロック30との間にも、雰囲気遮断用の隔壁35が設けられている。この隔壁35にレジスト塗布ブロック30と現像処理ブロック40との間で基板Wの受け渡しを行うために基板Wを載置する2つの基板載置部PASS5,PASS6が上下に積層して設けられている。基板載置部PASS5,PASS6は、上述した基板載置部PASS1,PASS2と同様の構成を備えている。
上側の基板載置部PASS5は、レジスト塗布ブロック30から現像処理ブロック40へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が基板載置部PASS5に載置した基板Wを現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS6は、現像処理ブロック40からレジスト塗布ブロック30へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が基板載置部PASS6に載置した基板Wをレジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2が受け取る。
基板載置部PASS5,PASS6は、隔壁35の一部に部分的に貫通して設けられている。また、基板載置部PASS5,PASS6には、基板Wの有無を検出する光学式のセンサ(図示省略)が設けられており、各センサの検出信号に基づいて、搬送ロボットTR2,TR3が基板載置部PASS5,PASS6に対して基板Wを受け渡しできる状態にあるか否かが判断される。
現像処理ブロック40は、露光処理後の基板Wに対して現像処理を行うための処理ブロックである。現像処理ブロック40は、パターンが露光された基板Wに対して現像液を供給して現像処理を行う現像処理部41と、現像処理後の熱処理を行う熱処理タワー42、43と、現像処理部41および熱処理タワー42,43に対して基板Wの受け渡しを行う搬送ロボットTR3とを備える。
図2に示すように、現像処理部41は、同様の構成を備えた5つの現像処理ユニットSDを上下に積層配置して構成されている。各現像処理ユニットSDは、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック46、このスピンチャック46上に保持された基板W上に現像液を供給するノズル47、スピンチャック46を回転駆動させるスピンモータ(図示省略)およびスピンチャック46上に保持された基板Wの周囲を囲繞するカップ(図示省略)等を備えている。
図3に示すように、熱処理タワー42には、基板Wを所定の温度にまで加熱するホットプレートを備えた2個の加熱ユニットHPおよび加熱された基板Wを冷却して所定の温度にまで降温するとともに基板Wを当該所定の温度に維持するクーリングプレートを備えた2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置されている。一方、熱処理タワー43にも2個の加熱ユニットHPおよび2個の冷却ユニットCPが上下に積層配置されている。
また、熱処理タワー43には、現像処理ブロック40とインターフェイスブロック50との間で基板Wの受け渡しを行うための2つの基板載置部PASS7,PASS8が上下に近接して組み込まれている。上側の基板載置部PASS7は、現像処理ブロック40からインターフェイスブロック50へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が基板載置部PASS7に載置した基板Wをインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4が受け取る。一方、下側の基板載置部PASS8は、インターフェイスブロック50から現像処理ブロック40へ基板Wを搬送するために使用される。すなわち、インターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4が基板載置部PASS8に載置した基板Wを現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3が受け取る。なお、基板載置部PASS7,PASS8は、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3およびインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4の両側に対して開口している。
搬送ロボットTR3は、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム44a,44bを上下に近接させて備えている。搬送アーム44a,44bは、「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持する。搬送アーム44a,44bは搬送ヘッド48に搭載されている。搬送ヘッド48は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド48は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム44a,44bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。よって、搬送アーム44a,44bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。これにより、搬送ロボットTR3は、2個の搬送アーム44a,44bをそれぞれ個別に基板載置部PASS5,PASS6、熱処理タワー42,43に設けられた熱処理ユニット、現像処理部41に設けられた5つの現像処理ユニットSDおよび熱処理タワー43の基板載置部PASS7,PASS8に対してアクセスさせて、それらとの間で基板Wの授受を行うことができる。
次に、インターフェイスブロック50について説明する。インターフェイスブロック50は、現像処理ブロック40に隣接して配置され、レジスト膜が塗布形成された未露光の基板Wを基板処理装置1とは別体の外部装置である露光ユニットEXPに渡すとともに、露光済みの基板Wを露光ユニットEXPから受け取って現像処理ブロック40に渡す処理ブロックである。
図5は、インターフェイスブロック50の側面図である。インターフェイスブロック50は、露光ユニットEXPとの間で基板Wの受け渡しを行うための搬送機構IFRと、現像処理ブロック40の熱処理タワー43との間で基板Wの受け渡しを行うための搬送ロボットTR4と、を備える。また、インターフェイスブロック50は、レジスト膜が形成された基板Wの周縁部を露光するエッジ露光ユニットEEWと、フラッシュ光を照射して基板Wの表面を瞬間的に加熱する1個のフラッシュベークユニットFLBと、を備える。
エッジ露光ユニットEEWは、図2に示すように、基板Wを略水平姿勢で吸着保持して略水平面内にて回転させるスピンチャック56およびスピンチャック56に保持された基板Wの周縁に光を照射して露光する光照射器57などを備えている。エッジ露光ユニットEEWは、インターフェイスブロック50の最上部に配置されており、この処理ユニットに対しては搬送ロボットTR4が基板Wの受け渡しを行う。
エッジ露光ユニットEEWの下方スペースであって、搬送機構IFRのアクセス範囲にフラッシュベークユニットFLBが配置されている。このフラッシュベークユニットFLBの詳細な構成についてはさらに後述する。フラッシュベークユニットFLBに対しては搬送機構IFRが基板Wの受け渡しを行う。
また、エッジ露光ユニットEEWの下方スペースであって、搬送ロボットTR4と搬送機構IFRとの間には、基板送り用のセンドバッファSBF、基板戻し用のリターンバッファRBF、および、2つの基板載置部PASS9,PASS10、が上下に積層配置されている。上側の基板載置部PASS9は搬送ロボットTR4から搬送機構IFRに基板Wを渡すために使用するものであり、下側の基板載置部PASS10は搬送機構IFRから搬送ロボットTR4に基板Wを渡すために使用するものである。
リターンバッファRBFは、何らかの障害によって現像処理ブロック40が露光済みの基板Wの現像処理を行うことができない場合に、フラッシュベークユニットFLBにて露光後ベーク処理を行った後に、その基板Wを一時的に収納保管しておくものである。一方、センドバッファSBFは、露光ユニットEXPが未露光の基板Wの受け入れをできないときに、露光処理前の基板Wを一時的に収納保管するものである。リターンバッファRBFおよびセンドバッファSBFはいずれも複数枚の基板Wを多段に収納できる収納棚によって構成されている。なお、リターンバッファRBFに対しては搬送ロボットTR4がアクセスを行い、センドバッファSBFに対しては搬送機構IFRがアクセスを行う。
現像処理ブロック40の熱処理タワー43に隣接して配置されている搬送ロボットTR4は、搬送ロボットTR1〜TR3と同様の構成を備えており、基板Wを略水平姿勢で保持する搬送アーム54a,54bを上下に近接させて備えている。搬送アーム54a,54bは、「C」字形状のアームの内側から内方に突き出た複数本のピンで基板Wの周縁を下方から支持する。搬送アーム54a,54bは搬送ヘッド58に搭載されている。搬送ヘッド58は、図示省略の駆動機構によって鉛直方向(Z軸方向)に沿った昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能である。また、搬送ヘッド58は、図示省略のスライド機構によって搬送アーム54a,54bを互いに独立して水平方向に進退移動させることができる。
また、搬送機構IFRは、昇降移動および鉛直方向に沿った軸心周りの回転動作が可能な可動台52を備え、その可動台52に基板Wを水平姿勢で保持する2つの保持アーム53a,53bを搭載している。保持アーム53a,53bは相互に独立して前後にスライド移動可能とされている。よって、保持アーム53a,53bのそれぞれは、昇降移動、水平面内の旋回動作および旋回半径方向に沿った進退移動を行う。
露光ユニットEXPは、基板処理装置1にてレジスト塗布された露光前の基板Wを搬送機構IFRから受け取って露光処理を行う。露光ユニットEXPにて露光処理の行われた基板Wは搬送機構IFRによって受け取られる。本実施形態の露光ユニットEXPは、化学増幅型レジスト膜が形成された基板Wに対してエキシマレーザを用いて露光処理を行う。なお、露光ユニットEXPは、投影光学系と基板Wとの間に屈折率の大きな液体(例えば、屈折率n=1.44の純水)を満たした状態で露光処理を行う、いわゆる「液浸露光処理」に対応したものであっても良い。また、露光ユニットEXPは、電子線露光やEUV(Extreme Ultra Violet)露光など真空中で露光処理を行うものであっても良い。
次に、インターフェイスブロック50に設けられているフラッシュベークユニットFLBについて説明する。図6は、フラッシュベークユニットFLBの要部構成を示す図である。フラッシュベークユニットFLBは、露光後の基板Wに対してフラッシュ光照射による露光後ベーク処理を行う熱処理ユニットである。
フラッシュベークユニットFLBは、基板Wを収容するチャンバー70と、チャンバー70内にて基板Wを載置して保持する冷却プレート(クーリングプレート)81と、チャンバー70から排気を行う排気部77と、チャンバー70内に加湿空気を供給する加湿空気供給部74と、基板Wにフラッシュ光を照射するフラッシュ照射部60と、を備えている。また、フラッシュベークユニットFLBは、これらの各部を制御して露光後ベーク処理を実行させるユニットコントローラ90を備える。
チャンバー70は、フラッシュ照射部60の下方に設けられており、基板Wを収容可能な筐体である。チャンバー70の上部開口にはチャンバー窓69が装着されて閉塞されている。チャンバー70の側壁および底壁とチャンバー窓69とによって囲まれる空間が熱処理空間65として規定される。チャンバー70の天井部を構成するチャンバー窓69は、石英により形成された板状部材であり、フラッシュ照射部60から出射されたフラッシュ光を熱処理空間65に透過する石英窓として機能する。石英の透過スペクトルは、波長300nm未満において急激に低下する。よって、石英のチャンバー窓69は、フラッシュランプFLから熱処理空間65の基板Wに照射されるフラッシュ光から波長300nm未満の光を除去するフィルターとしても機能する。
チャンバー70の側壁には、基板Wの搬入および搬出を行うための搬送開口部68が設けられている。搬送開口部68は、図示を省略するシャッターによって開閉可能とされている。搬送開口部68が開放されると、搬送ロボットTR1によってチャンバー70に対する基板Wの搬入および搬出が可能となる。また、搬送開口部68が閉鎖されると、熱処理空間65が外部との通気が遮断された密閉空間となる。
冷却プレート81は、冷却機構82を内蔵した金属製(例えば、アルミニウム)の略円板形状の部材であり、チャンバー70内にて基板Wを載置して水平姿勢(主面の法線方向が鉛直方向に沿う姿勢)に保持する。冷却機構82としては、水冷管やペルチェ素子などを用いることができる。冷却機構82は、少なくとも冷却プレート81のうちの載置する基板Wに対向する領域には均一な配設密度にて設けられている。このため冷却機構82は、当該領域を均一に冷却することができる。冷却機構82による冷却温度はユニットコントローラ90によって制御されており、本実施形態では半導体製造技術分野における常温である23℃を維持するように制御されている。
また、冷却プレート81の内部には熱電対を用いて構成された温度センサ83が配設されている。温度センサ83は冷却プレート81の上面近傍の温度を測定する。温度センサ83による測定結果はユニットコントローラ90に伝達される。温度センサ83によって測定される冷却プレート81の温度が予め設定された所定温度(本実施形態では23℃)となるように、冷却機構82がユニットコントローラ90によって制御される。すなわち、ユニットコントローラ90は、温度センサ83の測定結果に基づいて、冷却プレート81の温度をフィードバック制御する。なお、温度センサ83は、冷却プレート81が載置する基板Wが対向する領域に複数設けるようにしても良い。
冷却プレート81の上面には、図示を省略する複数個(3個以上)のプロキシミティボールが配設されている。プロキシミティボールは、例えばアルミナ(Al23)等の部材によって構成され、その上端が冷却プレート81の上面から微少量だけ突出する状態で配設される。このため、複数個のプロキシミティボールによって基板Wを支持したときには、基板Wの裏面と冷却プレート81の上面との間にいわゆるプロキシミティギャップと称される微小間隔が形成される。なお、冷却プレート81の上面にサセプタを設置し、そのサセプタを介して基板Wを支持するようにしても良い。
複数個のプロキシミティボールを介して冷却プレート81に載置された基板Wは、冷却プレート81によって常温(23℃)に温調される。すなわち、基板Wの温度が常温よりも高温であれば、常温にまで冷却される。また、常温近傍の基板Wについては、そのまま基板Wを安定して常温に維持する。
冷却プレート81には、その上面に出没する複数本(本実施の形態では3本)のリフトピン84が設けられている。3本のリフトピン84の上端高さ位置は同一水平面内に含まれる。3本のリフトピン84はエアシリンダ85によって一括して鉛直方向に沿って昇降される。各リフトピン84は、冷却プレート81に上下に貫通して設けられた挿通孔の内側に沿って昇降する。エアシリンダ85が3本のリフトピン84を上昇させると、各リフトピン84の先端が冷却プレート81の上面から突出する。また、エアシリンダ85が3本のリフトピン84を下降させると、各リフトピン84の先端が冷却プレート81の挿通孔の内部に埋入する。
加湿空気供給部74は、チャンバー70内に加湿された空気を供給する。加湿空気供給部74は、加湿空気供給源75とバルブ76とを備えており、バルブ76を開放することによってチャンバー70内の熱処理空間65に加湿された空気を供給する。なお、加湿空気供給源75は、冷凍器、加熱器、加湿器、ケミカルフィルター等を内部に備え、温度と湿度とが調節され、かつ、アンモニア成分が除去された加湿空気を供給できる構造となっている。
排気部77は、排気装置78およびバルブ79を備えており、バルブ79を開放することによってチャンバー70内の雰囲気を排気する。排気装置78としては、基板処理装置1が設置される工場の排気ユーティリティを用いることができる。
フラッシュ照射部60は、チャンバー70の上方に設けられている。フラッシュ照射部60は、複数本のフラッシュランプFLからなる光源と、その光源の上方を覆うように設けられたリフレクタ62と、を備えて構成される。フラッシュ照射部60は、チャンバー70内にて冷却プレート81に保持される基板Wに石英のチャンバー窓69を介してフラッシュランプFLからフラッシュ光を照射する。
複数のフラッシュランプFLは、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向が冷却プレート81に保持される基板Wの主面に沿って(つまり水平方向に沿って)互いに平行となるように平面状に配列されている。よって、フラッシュランプFLの配列によって形成される平面も水平面である。
フラッシュ照射部60には電源ユニット63が接続されており、この電源ユニット63から複数のフラッシュランプFLのそれぞれに電力供給がなされる。電源ユニット63は、フラッシュ発光のための電荷を蓄積するコンデンサー、フラッシュランプFLに流れる電流波形を調整するコイルなどを備えている。
本実施形態では、フラッシュランプFLとしてキセノンフラッシュランプを用いている。キセノンフラッシュランプFLは、その内部にキセノンガスが封入されその両端部に電源ユニット63のコンデンサーに接続された陽極および陰極が配設された棒状のガラス管(放電管)と、該ガラス管の外周面上に付設されたトリガー電極とを備える。キセノンガスは電気的には絶縁体であることから、コンデンサーに電荷が蓄積されていたとしても通常の状態ではガラス管内に電気は流れない。しかしながら、トリガー電極に高電圧を印加して絶縁を破壊した場合には、コンデンサーに蓄えられた電気が両端電極間の放電によってガラス管内に瞬時に流れ、そのときのキセノンの原子あるいは分子の励起によって光が放出される。このようなキセノンフラッシュランプFLにおいては、予めコンデンサーに蓄えられていた静電エネルギーが0.1ミリセカンドないし100ミリセカンドという極めて短い光パルスに変換されることから、連続点灯の光源に比べて極めて強い光を照射し得るという特徴を有する。
また、リフレクタ62は、複数のフラッシュランプFLの上方にそれら全体を覆うように設けられている。リフレクタ62の基本的な機能は、複数のフラッシュランプFLから出射されたフラッシュ光を熱処理空間65の側に反射するというものである。リフレクタ62はアルミニウム合金板にて形成されており、その表面(フラッシュランプFLに臨む側の面)はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。
ユニットコントローラ90は、フラッシュベークユニットFLBに設けられた上記の種々の動作機構を制御する。ユニットコントローラ90のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、ユニットコントローラ90は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用アプリケーションやデータなどを記憶しておく磁気ディスク等を備えて構成される。ユニットコントローラ90のCPUが所定の処理プログラムを実行することによってフラッシュベークユニットFLBにおける処理が進行する。なお、ユニットコントローラ90は、基板処理装置1の全体を管理するメインコントローラの下位コントローラとして設けられていても良い。
次に、上記の構成を有する基板処理装置1における基板処理の手順について説明する。ここでは、まず、基板処理装置1における全体の処理手順を簡単に説明した後、フラッシュベークユニットFLBでの処理について説明する。
装置外部から未処理の基板WがキャリアCに収納された状態でAGV等によってインデクサブロック10に搬入される。続いて、インデクサブロック10から未処理の基板Wの払い出しが行われる。具体的には、インデクサロボットIRが所定のキャリアCから未処理の基板Wを取り出し、上側の基板載置部PASS1に載置する。基板載置部PASS1に未処理の基板Wが載置されると、バークブロック20の搬送ロボットTR1がその基板Wを受け取って熱処理タワー22のいずれかの密着強化処理ユニットAHLに搬送する。密着強化処理ユニットAHLでは、HMDSの蒸気雰囲気で基板Wを熱処理して基板Wの密着性を向上させる。密着強化処理の終了した基板Wは搬送ロボットTR1によって取り出され、熱処理タワー22,23のいずれかの冷却ユニットCPに搬送されて冷却される。
冷却された基板Wは搬送ロボットTR1によって冷却ユニットCPから下地塗布処理部21のいずれかの塗布処理ユニットBRCに搬送される。塗布処理ユニットBRCでは、基板Wの表面に反射防止膜の塗布液が供給されて回転塗布される。
塗布処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR1によって熱処理タワー22,23のいずれかの加熱ユニットHPに搬送される。加熱ユニットHPにて基板Wが加熱されることによって、塗布液が乾燥されて基板W上に下地の反射防止膜が焼成される。その後、搬送ロボットTR1によって加熱ユニットHPから取り出された基板Wは熱処理タワー22,23のいずれかの冷却ユニットCPに搬送されて冷却される。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR1によって基板載置部PASS3に載置される。
次に、反射防止膜が形成された基板Wが基板載置部PASS3に載置されると、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2がその基板Wを受け取って熱処理タワー32,33のいずれかの冷却ユニットCPに搬送して所定温度に温調する。続いて、搬送ロボットTR2が温調済みの基板Wをレジスト塗布処理部31のいずれかの塗布処理ユニットSCに搬送する。塗布処理ユニットSCでは、基板Wにレジスト膜の塗布液が回転塗布される。本実施形態においては、レジストとして化学増幅型レジストが使用される。
レジスト塗布処理が終了した後、塗布処理ユニットSCから搬出された基板Wは搬送ロボットTR2によって熱処理タワー32,33のいずれかの加熱ユニットHPに搬送される。加熱ユニットHPにて基板Wが加熱(Post Applied Bake)されることによって、塗布液が乾燥されて基板W上にレジスト膜が形成される。その後、搬送ロボットTR2によって加熱ユニットHPから取り出された基板Wは熱処理タワー32,33のいずれかの冷却ユニットCPに搬送されて冷却される。冷却後の基板Wは搬送ロボットTR2によって基板載置部PASS5に載置される。
レジスト膜が形成された基板Wが基板載置部PASS5に載置されると、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3がその基板Wを受け取ってそのまま基板載置部PASS7に載置する。そして、基板載置部PASS7に載置された基板Wはインターフェイスブロック50の搬送ロボットTR4によって受け取られ、エッジ露光ユニットEEWに搬入される。エッジ露光ユニットEEWにおいては、基板Wの端縁部の露光処理(エッジ露光処理)が行われる。エッジ露光処理が終了した基板Wは搬送ロボットTR4によって基板載置部PASS9に載置される。そして、基板載置部PASS9に載置された基板Wは搬送機構IFRによって受け取られ、露光ユニットEXPに搬入され、パターン露光処理に供される。本実施形態では化学増幅型レジストを使用しているため、基板W上に形成されたレジスト膜のうち露光された部分では光化学反応によって酸が生成する。
パターン露光処理が終了した露光済みの基板Wは露光ユニットEXPから再びインターフェイスブロック50に戻され、搬送機構IFRによってフラッシュベークユニットFLBに搬送される。詳細は後述するが、フラッシュベークユニットFLBでは、露光時の光化学反応によって生じた生成物を酸触媒としてレジストの樹脂の架橋・重合等の反応を進行させ、現像液に対する溶解度を露光部分のみ局所的に変化させるための露光後ベーク処理(Post Exposure Bake)が行われる。
露光後ベーク処理が終了した基板Wは、フラッシュベークユニットFLBの冷却プレート81によって冷却されることにより上記化学反応が停止する。続いて基板Wは、搬送機構IFRによってフラッシュベークユニットFLBから取り出され、基板載置部PASS10に載置される。露光後ベーク処理後の基板Wが基板載置部PASS10に載置されると、搬送ロボットTR4がその基板Wを受け取って熱処理タワー43の基板載置部PASS8に載置する。
基板載置部PASS8に基板Wが載置されると、現像処理ブロック40の搬送ロボットTR3がその基板Wを受け取って熱処理タワー42,43のいずれかの冷却ユニットCPに搬送する。冷却ユニットCPにおいては、露光後ベーク処理が終了した基板Wがさらに冷却され、所定温度に正確に温調される。その後、搬送ロボットTR3は、冷却ユニットCPから基板Wを取り出して現像処理部41のいずれかの現像処理ユニットSDに搬送する。現像処理ユニットSDでは、基板Wに現像液を供給して現像処理を進行させる。やがて現像処理が終了した後、基板Wは搬送ロボットTR3によって熱処理タワー42,43のいずれかの加熱ユニットHPに搬送され、さらにその後いずれかの冷却ユニットCPに搬送される。
その後、基板Wは搬送ロボットTR3によって基板載置部PASS6に載置される。基板載置部PASS6に載置された基板Wは、レジスト塗布ブロック30の搬送ロボットTR2によってそのまま基板載置部PASS4に載置される。さらに、基板載置部PASS4に載置された基板Wは、バークブロック20の搬送ロボットTR1によってそのまま基板載置部PASS2に載置されることにより、インデクサブロック10に格納される。基板載置部PASS2に載置された処理済みの基板WはインデクサロボットIRによって所定のキャリアCに収納される。その後、所定枚数の処理済み基板Wが収納されたキャリアCが装置外部に搬出されて一連のフォトリソグラフィー処理が完了する。
フラッシュベークユニットFLBでの処理についてさらに説明を続ける。図7は、フラッシュベークユニットFLBにおける基板Wの処理手順を示すフローチャートである。また、図8は、基板Wの表面温度の変化を示す図である。以下に説明するフラッシュベークユニットFLBの処理手順は、ユニットコントローラ90がフラッシュベークユニットFLBの各動作機構を制御することにより進行する。
まず、熱処理空間65が密閉空間とされてチャンバー70内が加湿空気雰囲気に置換される(ステップS1)。すなわち、加湿空気供給部74からチャンバー70内に加湿された空気を供給するとともに、排気部77によるチャンバー70からの排気を行う。これにより、チャンバー70内の空気が所定の温度と湿度に調節された空気に置き換わり、熱処理空間65が加湿空気雰囲気となる。
次に、図示省略のシャッターが開いて搬送開口部68が開放され、搬送機構IFRにより搬送開口部68を介してパターン露光直後の基板Wがチャンバー70内に搬入される(ステップS2)。具体的には、パターン露光が終了した基板Wを露光ユニットEXPから受け取った搬送機構IFRの保持アーム53a(または53b)が搬送開口部68からチャンバー70内に進入し、冷却プレート81の直上にて停止する。続いて、3本のリフトピン84が上昇して保持アーム53aから基板Wを受け取る。その後、搬送機構IFRの保持アーム53aがチャンバー70から退出するとともに、搬送開口部68が閉鎖される。
搬送機構IFRの保持アーム53aが退出した後、露光後の基板Wを支持する3本のリフトピン84が下降して冷却プレート81の挿通孔の内部に埋入する。リフトピン84が下降する過程において、時刻t1にて基板Wはリフトピン84から冷却プレート81の上面に渡され、その上面に水平姿勢にて載置・保持される。冷却プレート81に受け渡された時刻t1の時点での基板Wの温度は基板処理装置1が設置されている雰囲気の温度と同じであり、概ね常温である。
また、冷却プレート81は冷却機構82によって予め常温(23℃)に温調されている。ユニットコントローラ90は、温度センサ83の測定結果に基づいて、冷却プレート81の温度が23℃となるように冷却機構82を制御している。リフトピン84が下降して基板Wが常温に温調された冷却プレート81に載置されることにより、時刻t1から基板Wに対する冷却プレート81による温調が開始される。これにより、基板Wは正確に23℃に温調されることとなり、その結果ロットに含まれる複数の基板W間での温度履歴均一性を向上させることができる。
チャンバー70内の熱処理空間65が加湿空気雰囲気とされ、基板Wが冷却プレート81に保持されて23℃に温調された後、時刻t2にてユニットコントローラ90の制御によりフラッシュ照射部60のフラッシュランプFLから冷却プレート81に保持された基板Wの表面に向けてフラッシュ光が照射される(ステップS3)。フラッシュランプFLから放射されるフラッシュ光の一部は直接にチャンバー70内の熱処理空間65へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ62により反射されてから熱処理空間65へと向かう。このようなフラッシュ光の照射によって、基板Wの表面がフラッシュ加熱される。
フラッシュランプFLから照射されるフラッシュ光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリセカンド以上100ミリセカンド以下程度の極めて短く強い閃光である。フラッシュランプFLからフラッシュ光が照射された基板Wの表面温度は、瞬間的に処理温度T1にまで上昇し、その後急速に常温にまで下降する。このようなフラッシュ加熱によって、パターン露光時の光化学反応によって化学増幅型レジストの膜中に生じた活性種を酸触媒としてレジスト樹脂の架橋・重合等の連鎖反応を進行させる。これにより、レジスト膜の現像液に対する溶解度を露光部分のみ局所的に変化させる露光後ベーク処理が行われる。すなわち、本実施形態においては、フラッシュ光照射によって基板Wの表面温度を瞬間的に昇温して露光後ベーク処理を行っている。
フラッシュ光が照射されて基板Wの表面温度が昇温を開始した時刻t2から常温にまで降温した時刻t3までの時間は1秒以下である。このような1秒以下の短時間であっても、フラッシュランプFLから強度の大きなフラッシュ光を照射することによって、触媒反応を利用した化学反応を確実に実行させることができる。
フラッシュ光照射による露光後ベーク処理が終了した後においても、基板Wは冷却プレート81に保持され続けることによって冷却され、常温に維持される(ステップS4)。また、フラッシュ光照射の前後にわたって、加湿空気供給部74からチャンバー70内に加湿空気を供給するとともに、排気部77によるチャンバー70からの排気を継続して行っている。これにより、フラッシュ加熱時およびその前後の基板Wを常温に維持しているときは、チャンバー70内が継続して加湿空気雰囲気とされている。
やがて、所定時間が経過して時刻t4に到達した時点にて、3本のリフトピン84が上昇し、冷却プレート81に載置されていた基板Wを突き上げて冷却プレート81から離間させる。その後、搬送開口部68が再び開放され、搬送機構IFRの保持アーム53a(または53b)が搬送開口部68からチャンバー70内に進入して基板Wの直下で停止する。続いて、リフトピン84が下降することによって、基板Wがリフトピン84から保持アーム53aに渡される。そして、基板Wを受け取った搬送機構IFRの保持アーム53aがチャンバー70から退出することにより、基板Wがチャンバー70から搬出され、フラッシュベークユニットFLBにおける露光後ベーク処理が完了する(ステップS5)。
本実施形態においては、フラッシュランプFLからのフラッシュ光照射によってパターン露光後の基板Wに対する露光後ベーク処理を行っている。フラッシュ光照射によるフラッシュ加熱処理は処理時間が1秒以下の極めて短時間の処理である。ここで、露光後ベーク処理時における酸触媒の拡散長は2(D・t)1/2で表される。tは露光後ベーク処理時間である。Dはレジスト膜中における酸触媒の拡散係数であり、化学増幅型レジストの種類によって決まる定数である。従って、同一種の化学増幅型レジストであれば、酸触媒の拡散長は露光後ベーク処理の時間tに依存し、露光後ベーク処理時間tが長くなるほど酸触媒の拡散長も長くなる。
ホットプレートに載置して加熱する従来の露光後ベーク処理では、基板Wが目標温度に到達するまでに少なくとも30秒以上を要していた。これと比較して、フラッシュ光照射による露光後ベーク処理に要する時間は1秒以下と極めて短時間であり、露光後ベーク処理時における酸の拡散長を従来よりも顕著に短く抑制することができる。酸の拡散長を短く抑制することができれば、パターン露光の寸法精度が向上し、またパターンラフネスの低減化を図ることができ、近年の急速なパターン寸法の微細化にも対応することができる。
また、フラッシュ光照射による露光後ベーク処理に要する時間は極めて短くて足りるため、フラッシュベークユニットFLBでの処理時間を著しく短時間とすることができ、その結果として基板処理装置1におけるスループットを向上させることができる。
さらに、露光後ベーク処理に要する時間が短時間であれば、基板処理装置1に1つのフラッシュベークユニットFLBを搭載するだけでも、露光後ベーク処理が基板処理装置1全体を律速することはない。従って、従来と同等のスループットを得るために、基板処理装置1に搭載するユニット数は著しく少なくなり、装置サイズをコンパクトにできるとともに、消費電力の増加を抑制することもできる。
ところで、化学増幅型レジストの種類によっては露光後ベーク処理の温度が異なることもある。よって、異なる種類のレジスト膜を形成した基板Wを続けて処理する場合、従来のホットプレートを用いた露光後ベーク処理では、プレート温度を所望の温度に変更するのに相応の時間を必要とし、その時間待機しなければならないためにスループット低下を招いていた。本実施形態のフラッシュベークユニットFLBであれば、フラッシュランプFLからのフラッシュ光照射の強度を変化させることによって容易に基板Wの加熱温度も変更することができるため、異なる種類のレジスト膜を形成した基板Wであっても温度変更のための待機時間無しに連続して露光後ベーク処理を行うことができる。その結果、異なる種類のレジスト膜を形成した基板Wを連続して処理する場合であっても、基板処理装置1のスループット低下を防止することができる。なお、フラッシュランプFLからのフラッシュ光照射の強度は、例えば電源ユニット63のコンデンサーへの充電電圧を変化させることによって変えることができる。
また、本実施形態のフラッシュベークユニットFLBは冷却プレート81を備えており、この冷却プレート81によってフラッシュ光照射前の基板Wを正確に常温に温調している。このため、連続して処理する複数の基板W間での温度履歴を均一にすることができ、露光後ベーク処理後のパターン寸法精度の向上、および、パターンラフネスの低減化を図ることができる。
冷却プレート81は、フラッシュ光照射直後の基板Wを冷却することによって酸触媒を利用した化学反応を確実に停止させる役割も担っている。フラッシュ光照射直後の基板Wを冷却プレート81によって冷却することにより、基板Wの表面温度がフラッシュ光照射により昇温を開始する時刻t2から常温にまで降温する時刻t3までの時間を一定にすることができ、温度履歴を一定にして露光後ベーク処理後のパターン寸法精度を向上させることができる。また、フラッシュベークユニットFLBに冷却プレート81を備えることによって、基板Wを保持する部材への蓄熱を防止して、複数の基板W間における温度履歴を均一にすることができる。
また、本実施形態においては、フラッシュ光照射によって基板Wの露光後ベーク処理を行っているため、基板Wの全面を同時に一括処理することが可能である。このため、処理時間差に起因したパターン寸法の均一性低下を防止することができる。
また、化学増幅型レジストは波長300nm未満の光によって感光するものが多い。本実施形態のフラッシュベークユニットFLBは石英のチャンバー窓69を備えており、それによってフラッシュランプFLから熱処理空間65の基板Wに照射されるフラッシュ光から波長300nm未満の光を除去している。キセノンのフラッシュランプFLから放射されるフラッシュ光には波長300nm未満の光はあまり含まれていないのであるが、石英のチャンバー窓69によって波長300nm未満の光をフラッシュ光から除去することにより、露光後ベーク処理時にフラッシュ光によってレジスト膜が感光されるのを確実に防止している。
また、本実施形態においては、インターフェイスブロック50に露光後ベーク処理を行うフラッシュベークユニットFLBを配置し、そのフラッシュベークユニットFLBに対して搬送機構IFRによって基板Wの受け渡しを行うようにしている。このため、パターン露光処理が終了した露光済みの基板Wは露光ユニットEXPから搬送機構IFRによって受け取られた後、直ちにフラッシュベークユニットFLBに搬送されて露光後ベーク処理が行われることとなる。その結果、パターン露光処理が完了してから露光後ベーク処理を行うまで時間(PED:Post Exposure Delay)はなるべく短くして露光後ベーク処理後のパターン寸法精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、基板処理装置1のインターフェイスブロック50に1個のフラッシュベークユニットFLBを搭載していたが、これに限定されるものではなく、複数のフラッシュベークユニットFLBを搭載するようにしても良い。この場合、一部のフラッシュベークユニットFLBを予備としても良い。
もっとも、フラッシュ光照射による露光後ベーク処理を行うフラッシュベークユニットFLBでの処理時間は著しく短時間であるため、1個のフラッシュベークユニットFLBであっても、露光後ベーク処理が基板処理装置1全体を律速することはない。搭載数が1個で足りれば、インターフェイスブロック50の空きスペースが少ない場合であっても、フラッシュベークユニットFLBをインターフェイスブロック50に設置することができる。これにより、露光ユニットEXPから受け取った露光済みの基板Wを搬送機構IFRが直ちにフラッシュベークユニットFLBに搬送してPEDを短縮することができる。
また、露光後ベーク処理を行うフラッシュベークユニットFLBは、インターフェイスブロック50に配置するのに代えて、現像処理ブロック40の熱処理タワー43に配置するようにしても良い。この場合、露光ユニットEXPから搬送機構IFRが受け取った露光済みの基板Wは搬送ロボットTR4によってフラッシュベークユニットFLBに搬送される。すなわち、基板処理装置1の構成は図1から図5に示したような形態に限定されるものではなく、露光後の基板Wに対して露光後ベーク処理を行うフラッシュベークユニットFLBをいずれかの位置に組み込んだ基板処理装置であれば、種々の配置構成を採用することが可能である。
また、上記実施形態においては、フラッシュベークユニットFLBでの露光後ベーク処理が終了した基板Wを熱処理タワー42,43のいずれかの冷却ユニットCPに搬送して所定温度に正確に温調するようにしていたが、フラッシュベークユニットFLBの冷却プレート81によってもフラッシュ光照射後に温調しているため、冷却プレートCPでの温調処理を省略するようにしても良い。
また、電源ユニット63に絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などのスイッチング素子を設け、そのスイッチング素子によってフラッシュランプFLに流れる電流を制御することにより、フラッシュ光照射の強度を変えてフラッシュ加熱時の処理温度T1を変更するようにしても良い。また、電源ユニット63に容量の異なる2種類のコンデンサーを設け、これらを切り替えることによってフラッシュ光照射の強度を変えるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、フラッシュ光照射によって露光後ベーク処理を行うようにしていたが、これに限定されるものではなく、基板処理装置1において行われる他の加熱処理をフラッシュ光照射によって実行するようにしても良い。例えば、反射防止膜或いはレジスト膜の塗布液が塗布された基板Wを加熱して膜を焼成する加熱処理(Post Applied Bake)をフラッシュベークユニットFLBにてフラッシュ光照射により行うようにしても良い。また、現像処理が終了した基板Wにフラッシュ光を照射して乾燥のための加熱処理を行うようにしても良い。
また、本発明に係る熱処理技術によって処理対象となる基板Wは半導体ウェハーに限定されるものではなく、液晶表示装置などに用いるガラス基板や太陽電池用の基板であっても良い。
1 基板処理装置
10 インデクサブロック
20 バークブロック
30 レジスト塗布ブロック
40 現像処理ブロック
50 インターフェイスブロック
60 フラッシュ照射部
65 熱処理空間
69 チャンバー窓
70 チャンバー
74 加湿空気供給部
77 排気部
81 冷却プレート
84 リフトピン
90 ユニットコントローラ
BRC,SC 塗布処理ユニット
CP 冷却ユニット
FL フラッシュランプ
FLB フラッシュベークユニット
HP 加熱ユニット
IFR 搬送機構
PASS1〜PASS10 基板載置部
SD 現像処理ユニット
TR1,TR2,TR3,TR4 搬送ロボット
W 基板

Claims (6)

  1. 露光後の基板に対して露光後ベーク処理を行う熱処理方法であって、
    基板の表面に形成された化学増幅型レジスト膜を露光処理した後に当該基板をチャンバー内に収容する収容工程と、
    前記チャンバー内に収容された前記基板の表面にフラッシュ光を照射して露光後ベーク処理を行うフラッシュ照射工程と、
    を備えることを特徴とする熱処理方法。
  2. 請求項1記載の熱処理方法において、
    前記チャンバーから排気を行う排気工程と、
    前記チャンバー内に加湿空気を供給する加湿空気供給工程と、
    を備えることを特徴とする熱処理方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の熱処理方法において、
    前記基板を前記チャンバー内の冷却プレート上に保持しつつフラッシュ光の照射を行うことを特徴とする熱処理方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱処理方法において、
    前記フラッシュ照射工程でのフラッシュ光照射による加熱処理時間は1秒以下であることを特徴とする熱処理方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の熱処理方法において、
    前記基板の表面に照射されるフラッシュ光より波長300nm未満の光を除去することを特徴とする熱処理方法。
  6. 露光後の基板に対して露光後ベーク処理を行う熱処理装置であって、
    表面に形成された化学増幅型レジスト膜に露光処理が施された基板を収容するチャンバーと、
    前記チャンバー内にて前記基板を載置して保持する冷却プレートと、
    前記チャンバーから排気を行う排気手段と、
    前記チャンバー内に加湿空気を供給する加湿空気供給手段と、
    前記冷却プレートに保持されている前記基板にフラッシュ光を照射するフラッシュランプと、
    前記フラッシュランプから前記基板に照射されるフラッシュ光から波長300nm未満の光を除去するフィルターと、
    を備えることを特徴とする熱処理装置。
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