JP2012084404A - コネクタ - Google Patents

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薫 松村
Tomoyoshi Fukaya
知由 深谷
Kenji Kajikawa
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Abstract

【課題】構成部品の増加や、構成部品に対する必要精度の上昇を招かずに、雌型端子金具をガタ止めし、耐振動性を向上させることのできるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタハウジング21内のランス23の先端とランス23の延出方向の先方に位置するコネクタハウジング21の端部とを連結し、ランス23の撓み変位に伴って、ランス撓み空間24側に撓み変位する可撓性バンド部26と、可撓性バンド部26から雌型端子金具11の箱部41に所定の押圧力が作用するように、可撓性バンド部26又は該可撓性バンド部26に対向する箱部41の対向面の何れか一方に***形成された位置規制用突起27と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタハウジングの端子収容孔に装着された雌型端子金具が、コネクタハウジング内のランスによって抜け止めされる形式のコネクタに関する。
図12は、コネクタハウジングの端子収容孔に装着された雌型端子金具が、コネクタハウジング内のランスによって抜け止めされる形式のコネクタの従来例を示したものである。
このコネクタ101は、下記特許文献1に開示されたものである。
このコネクタ101は、雌型端子金具110と、該雌型端子金具110を収容保持するコネクタハウジング120と、を備える。
雌型端子金具110は、不図示の雄型端子金具が嵌合接続される略角筒状の箱部111と、箱部111の後部に形成されてコネクタハウジング120内のランス121が係合するランス係止部112と、電線130が接続される電線接続部113と、を備える。
コネクタハウジング120は、雌型端子金具110が挿入される端子収容孔122と、ランス121と、ランス撓み空間123とを備える。
ランス121は、前記端子収容孔122に沿って延出する弾性片121aの先端に、端子収容孔122に突出する係止突起121bを備えている。このランス121は、端子収容孔122への雌型端子金具110の挿入に伴い係止突起121bが端子収容孔122の外に逃げるように撓み変位する。また、その後に、雌型端子金具110が正規位置まで挿入されたときに、撓み変位が戻って、係止突起121bにより雌型端子金具110を抜け止め状態とする。
ランス撓み空間123は、ランスの外側に配備されていて、ランス121の撓み変位を許容する。
このようなコネクタ101が車載のワイヤハーネス等に用いられた場合、車両の振動等により雌型端子金具110にガタつきが生じると、端子金具相互間の接点の摺動により接点の摩耗を早め、接続不良等の欠陥を招く。
そこで、雌型端子金具110のガタつきを防止するため、雌型端子金具110の固定構造に工夫が要求される。
そこで、特許文献1のコネクタ101の場合、雌型端子金具110をランス121により抜け止めするだけでなく、雌型端子金具110の後部を係止する二重係止部材140、該二重係止部材140を押さえる押さえ部材150を追加することで、雌型端子金具110の固定を強化している。
二重係止部材140は、コネクタハウジング120や雌型端子金具110とは別体の部材で、コネクタハウジング120の後部側に、上下(図の矢印Y1方向)に移動可能に取り付けられる。
二重係止部材140は、図示の位置から下方に移動すると、その前端下部に形成された係止部141が、雌型端子金具110に形成された二重係止用段差115に係合して、雌型端子金具110の抜け方向の移動を規制する。
押さえ部材150は、コネクタハウジング120の後端に薄肉ヒンジ部160を介して連結されている。この押さえ部材150は、薄肉ヒンジ部160による回動により、コネクタハウジング120の後端に開閉可能に連結されていて、図示のように、閉じた状態の時には、二重係止部材140の外側を覆って、二重係止部材140を押さえる。
なお、雌型端子金具のガタつきを防止するための対応として、下記特許文献2には、端子収容孔に、雌型端子金具の挿入時に雌型端子金具の凸部が摺動する案内溝を追加する技術も提案されている。
特開平6−325814号公報 特開2005−019282号公報
ところが、特許文献1のコネクタ101では、雌型端子金具110のガタつきを抑止して、耐振動性を向上させることはできるが、二重係止部材140や押さえ部材150などの追加によって構成部品が増加するという問題が生じた。
また、特許文献2のコネクタで提案されている案内溝による位置規制は、該案内溝に嵌合する雌型端子金具側の凸部や前記案内溝を高精度に形成しなければ意味がなく、構成部品に対する必要精度の上昇が、製造コストの増大や生産性の低下等の問題を招いた。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、構成部品の増加や、構成部品に対する必要精度の上昇を招かずに、雌型端子金具をガタ止めし、耐振動性を向上させることのできるコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)雌型端子金具と、該雌型端子金具を収容保持するコネクタハウジングと、を備え、
前記コネクタハウジングは、前記雌型端子金具が挿入される端子収容孔と、該端子収容孔に沿って延出する弾性片の先端に前記端子収容孔に突出する係止突起を備えて前記端子収容孔への前記端子金具の挿入に伴い前記係止突起が前記端子収容孔の外に逃げるように撓み変位した後に前記端子金具が正規位置まで挿入されたときに撓み変位が戻って前記係止突起により前記端子金具を抜け止め状態とするランスと、前記ランスの撓み変位を許容するランス撓み空間と、を備え、
前記雌型端子金具は、雄型端子金具が嵌合接続される略角筒状の箱部と、前記箱部の後部に形成されてコネクタハウジング内の前記ランスが係合するランス係止部と、を備えるコネクタであって、
前記ランスの先端と前記ランスの延出方向の先方に位置する前記コネクタハウジングの端部とを連結し、前記ランスの撓み変位に伴って、前記ランス撓み空間側に撓み変位する可撓性バンド部と、
前記雌型端子金具が前記ランスにより抜け止めされている状態で、前記可撓性バンドから前記箱部に所定の押圧力が作用するように、前記可撓性バンド部又は該可撓性バンドに対向する前記箱部の対向面の何れか一方に***形成された位置規制用突起と、
を備えたことを特徴とするコネクタ。
(2)前記位置規制突起が前記可撓性バンドに装備されている場合に、前記位置規制突起は、前記可撓性バンドの肉厚が徐々に変化する滑らかな湾曲形状に形成されていることを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ。
上記(1)の構成によれば、コネクタハウジング内の端子収容孔に装着されてランスにより抜け止めされた雌型端子金具は、更に、位置規制用突起を介して可撓性バンドから押圧力を受けて、弾性的にガタ止めされる。
そして、雌型端子金具のガタ止めのために、コネクタハウジングや雌型端子金具とは別体の部品を追加していないため、構成部品の増加を招かない。更に、雌型端子金具をガタ止めする押圧力は、可撓性バンドの弾性変形によるもので、コネクタハウジングに形成した案内溝と雌型端子金具に形成した凸部との係合によりガタ止めする場合と比較すると、構成部品に対する必要精度の上昇を招かない。
従って、構成部品の増加や、構成部品に対する必要精度の上昇を招かずに、雌型端子金具をガタ止めし、耐振動性を向上させることができる。
上記(2)の構成によれば、雌型端子金具の挿入時等にランスの撓み変位に伴って撓み変位する可撓性バンド部は、位置規制用突起の周囲で急激な肉厚変化がないため、撓み変位時に位置規制用突起の周囲に局部的な応力集中が発生せず、応力集中により破断が生じ難く、長期に渡って安定した押圧力を雌型端子金具に付与することができ、ガタ止め作用を長期に渡って維持することができる。
本発明による雌型端子金具によれば、コネクタハウジング内の端子収容孔に装着されてランスにより抜け止めされた雌型端子金具は、更に、位置規制用突起を介して可撓性バンドから押圧力を受けて、弾性的にガタ止めされる。
そして、雌型端子金具のガタ止めのために、コネクタハウジングや雌型端子金具とは別体の部品を追加していないため、構成部品の増加を招かない。更に、雌型端子金具をガタ止めする押圧力は、可撓性バンドの弾性変形によるもので、コネクタハウジングに形成した案内溝と雌型端子金具に形成した凸部との係合によりガタ止めする場合と比較すると、構成部品に対する必要精度の上昇を招かない。
従って、構成部品の増加や、構成部品に対する必要精度の上昇を招かずに、雌型端子金具をガタ止めし、耐振動性を向上させることができる。
本発明に係る雌型端子金具及びコネクタハウジングの第1実施形態の分解斜視図である。 は図1に示したコネクタハウジングの縦断面図である。 図2に示したコネクタハウジングに雌型端子金具が装着されて、ガタ止めされている状態の縦断面図である。 図3のA部の拡大図である。 図4のB部の拡大図である。 本発明に係る雌型端子金具及びコネクタハウジングの第2実施形態の分解斜視図である。 図6に示した雌型端子金具を別の向きから見た拡大斜視図である。 図7に示した雌型端子金具の板取り状態を示す斜視図である。 第2実施形態のコネクタの組立状態の縦断面図である。 図9のC部の拡大図である。 図10のD部の拡大図である。 従来のコネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5は本発明に係るコネクタの第1実施形態を示したもので、図1は本発明に係る雌型端子金具及びコネクタハウジングの第1実施形態の分解斜視図、図2は図1に示したコネクタハウジングの縦断面図、図3は図2に示したコネクタハウジングに雌型端子金具が装着されてガタ止めされている状態の縦断面図、図4は図3のA部の拡大図、図5は図4のB部の拡大図である。
この第1実施形態のコネクタ1は、図1〜図3に示すように、雌型端子金具11と、該雌型端子金具11を収容保持するコネクタハウジング21とを備える。コネクタハウジング21に装着された雌型端子金具11は、コネクタハウジング21内のランス23によって抜け止めされる。
雌型端子金具11は、図1及び図4に示すように、箱部41と、ランス係止部51と、ばね支持板部54と、端子付勢板ばね61と、電線接続部71と、を備えている。
雌型端子金具11は、後述の第2実施形態で詳しく説明するが、一枚の金属板から、折り曲げ形成される。
次に、雌型端子金具11の各部位の構成について説明する。
箱部41は、内部に雄型端子金具が挿入される部位で、図4に示すように、底板部42と、該底板部42の両側縁から立ち上がる両側壁部43,44と、両側壁部43,44の上端を連絡する天井板部45と、を備える角筒状に形成される。
底板部42には、雄型端子金具との接触部42aが、***形成されている。接触部42aは、第2実施形態の図8に示すように、雄型端子金具の挿入方向に延在して形成されている。
天井板部45は、一方の側壁部43の上縁に連なる部位を、側壁部43に対して直角に折り曲げることにより形成される。
この天井板部45の後部に、ランス係止部51が形成される。
ランス係止部51は、コネクタハウジング21内のランス23が係合する部位で、上方に凸の湾曲成形51a(後述の図7参照)を付与することで、強度の向上が図られている。
ばね支持板部54は、他方の側壁部44の後端側上縁に連なる部位を、側壁部44に対して直角に折り曲げることにより形成される。
ばね支持板部54は、図4に示すように、後端部54aが天井板部45の後端部(ランス係止部51の後端部)よりも内側に寸法Cだけ引っ込んだ配置で、天井板部45の内面に積層するように成形される。
端子付勢板ばね61は、箱部41に挿入された不図示の雄型端子金具を底板部42に押圧して前記雄型端子金具を底板部42に接触した状態に保つように、箱部41を形成する板部の1つであるばね支持板部54に一体形成される。
端子付勢板ばね61は、図4に示すように、ばね支持板部54から底板部42の前端側に延出して形成され、端子付勢板ばね61の前端61aは、底板部42の接触部42aと対向する位置に配置され、雄型端子金具を接触部42aに密着させる。
端子付勢板ばね61の前端61aは、挿入された雄型端子金具が引っかからないように、且つ、雄型端子金具との摺動抵抗が小さくなるように、下方側に凸の湾曲形状に成形されている。
電線接続部71は、電線を圧着接続する部位で、箱部41の後方に延出して形成される。この電線接続部71は、図1に示すように、被覆電線5の被覆部5aに加締め付けられる被覆固定片72と、被覆電線5の導体部5bに加締め着けられる電線圧着片73と、を備えている。
次に、上記の雌型端子金具11が装着されるコネクタハウジング21の構成を、図2〜図5に基づいて説明する。
コネクタハウジング21は、雌型端子金具11が挿入される端子収容孔22と、ランス23と、ランス撓み空間24と、可撓性バンド部26と、位置規制用突起27と、を備える。
本実施形態のコネクタハウジング21の場合、端子収容孔22は、図2に示すように、上下方向に2段に配列されている。また、コネクタハウジング21の後端(基端)に開放する端子収容孔22の後端側22aは、雌型端子金具11の挿入口となるため、前端側よりも広口に開口している。
更に、端子収容孔22の先端部には、不図示の雄型の端子金具の先端部が挿通される端子挿通口22bと、不図示の半挿入検知用治具の導通ピンが挿通される導通ピン挿通口22cと、が形成されている。
ランス23は、雌型端子金具11の挿入方向(図1の矢印X1方向)に沿ってコネクタハウジング21の基端側から延出した弾性片23bと、端子収容孔22に突出するように弾性片23bの先端側に突設された係止突起23aと、を備えた構成である。
このランス23は、端子収容孔22への雌型端子金具11の挿入に伴い係止突起23aが端子収容孔22の外に逃げるようにランス撓み空間24側に撓み変位して、雌型端子金具11の挿入を許容する。そして、雌型端子金具11が正規位置まで挿入されたときには、図3及び図4に示すように、係止突起23aがランス係止部51に係合することで撓み変位が戻って、係止突起23aにより雌型端子金具11を抜け止め状態とする。
ランス撓み空間24は、端子収容孔22の外側に並走状態に形成されていて、雌型端子金具11の挿入に伴うランス23の撓み変位を許容する。
可撓性バンド部26は、図1に示すように、ランス23(係止突起23a)の先端と、ランス23の延出方向の先方に位置するコネクタハウジング21の端部であるハウジング前端21aとを連結し、ランス23を両持ち梁状の支持構造にする。この可撓性バンド部26は、雌型端子金具11の挿入時には、ランス23の撓み変位に伴って、ランス撓み空間24側に撓み変位する。
位置規制用突起27は、図4及び図5に示すように雌型端子金具11がランス23により抜け止めされている状態で、可撓性バンド部26から箱部41に所定の押圧力が作用するように、箱部41に対向する可撓性バンド部26の対向面に***形成されている。
この位置規制用突起27は、箱部41に当接した際に、可撓性バンド部26の撓み変形によって箱部41への押圧力を発生させるように、箱部41の上面位置41aに対して、締め代(オーバーラップ量)Rを有した凸形状に一体形成される。
更に、本実施形態の場合、可撓性バンド部26に一体形成された位置規制用突起27は、可撓性バンド部26の肉厚が徐々に変化する滑らかな湾曲形状に形成されている。
以上に説明した第1実施形態のコネクタ1の場合、コネクタハウジング21内の端子収容孔22に装着されてランス23により抜け止めされた雌型端子金具11は、更に、位置規制用突起27を介して可撓性バンド部26から押圧力を受けて、弾性的にガタ止めされる。
そして、雌型端子金具11のガタ止めのために、コネクタハウジング21や雌型端子金具11とは別体の部品を追加していないため、構成部品の増加を招かない。更に、雌型端子金具11をガタ止めする押圧力は、可撓性バンド部26の弾性変形によるもので、コネクタハウジングに形成した案内溝と雌型端子金具に形成した凸部との係合によりガタ止めする従来のコネクタの場合と比較すると、構成部品に対する必要精度の上昇を招かない。
従って、構成部品の増加や、構成部品に対する必要精度の上昇を招かずに、雌型端子金具11をガタ止めし、耐振動性を向上させることができる。
更に、上記の第1実施形態のコネクタ1の場合、雌型端子金具11の挿入時等にランス23の撓み変位に伴って撓み変位する可撓性バンド部26は、位置規制用突起27の周囲で急激な肉厚変化がないため、撓み変位時に位置規制用突起27の周囲に局部的な応力集中が発生せず、応力集中により破断が生じ難く、長期に渡って安定した押圧力を雌型端子金具11に付与することができ、ガタ止め作用を長期に渡って維持することができる。
なお、本発明に係るコネクタにおいて、位置規制用突起27の装備位置は、箱部41に対向する可撓性バンド部26の対向面に限らない。可撓性バンド部26に位置規制用突起27を装備する代わりに、可撓性バンド部26に対向する箱部41の上面に位置規制用突起27を装備するようにしても良い。
図6〜図11は雌型端子金具11の箱部41の上面に位置規制用突起27を装備した第2実施形態を示したもので、図6は本発明に係る雌型端子金具及びコネクタハウジングの第2実施形態の分解斜視図、図7は図6に示した雌型端子金具を別の向きから見た拡大斜視図、図8は図7に示した雌型端子金具の板取り状態を示す斜視図、図9は第2実施形態のコネクタの組立状態の縦断面図、図10は図9のC部の拡大図、図11は図10のD部の拡大図である。
この第2実施形態のコネクタ1Aは、雌型端子金具11Aと、コネクタハウジング21Aとを備える。
雌型端子金具11Aは、第1実施形態に示した雌型端子金具11の箱部41の上面に、可撓性バンド部26に当接して、可撓性バンド部26に撓み変位を生じさせる位置規制用突起27を追加形成したもので、それ以外は、第1実施形態の雌型端子金具11と同様の構成で良い。第1実施形態と同様に構成については、第1実施形態と同番号を付して説明を省略する。
但し、この第2実施形態の場合、雌型端子金具11Aに装備する位置規制用突起27は、切り起こしにより、滑らかな湾曲形状を持つ板ばね状に形成されていて、この位置規制用突起27自体も弾性変形可能で、押圧力を位置規制用突起27及び可撓性バンド部26の双方の弾性変形により得ることが可能である。
なお、この第2実施形態における雌型端子金具11Aの場合も、第1実施形態の雌型端子金具11と同様に、一枚の金属板から、折り曲げ形成される。図8において、符号11Aαはプレス成形前の雌型端子金具11Aの展開形状、符号3は展開形状11Aαを一定の間隔で連結した連結部である。連結部3は、プレス成形時の送りに利用され、プレス成形後に雌型端子金具11から切り離される。図8に示した展開形状11Aαには、折り曲げ成形後の部位となる符号を付して、折り曲げ成形後の形状との整合を示している。
以上に説明した第2実施形態のコネクタ1Aの場合も、第1実施形態のコネクタ1の場合と同様に、構成部品の増加や、構成部品に対する必要精度の上昇を招かずに、雌型端子金具11をガタ止めし、耐振動性を向上させることができる。
また、可撓性バンド部26は、位置規制用突起27を装備しておらず、可撓性バンド部26は一様の肉厚で形成することができ、可撓性バンド部26の撓み変形時の応力分布をより均等にして、可撓性バンド部26への負担を第1実施形態の場合よりも更に軽減することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明の目的を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11 雌型端子金具
21 コネクタハウジング
22 端子収容孔
23 ランス
24 ランス撓み空間
26 可撓性バンド部
27 位置規制用突起
41 箱部
51 ランス係止部
61 端子付勢板ばね

Claims (2)

  1. 雌型端子金具と、該雌型端子金具を収容保持するコネクタハウジングと、を備え、
    前記コネクタハウジングは、前記雌型端子金具が挿入される端子収容孔と、該端子収容孔に沿って延出する弾性片の先端に前記端子収容孔に突出する係止突起を備えて前記端子収容孔への前記端子金具の挿入に伴い前記係止突起が前記端子収容孔の外に逃げるように撓み変位した後に前記端子金具が正規位置まで挿入されたときに撓み変位が戻って前記係止突起により前記端子金具を抜け止め状態とするランスと、前記ランスの撓み変位を許容するランス撓み空間と、を備え、
    前記雌型端子金具は、雄型端子金具が嵌合接続される略角筒状の箱部と、前記箱部の後部に形成されてコネクタハウジング内の前記ランスが係合するランス係止部と、を備えるコネクタであって、
    前記ランスの先端と前記ランスの延出方向の先方に位置する前記コネクタハウジングの端部とを連結し、前記ランスの撓み変位に伴って、前記ランス撓み空間側に撓み変位する可撓性バンド部と、
    前記雌型端子金具が前記ランスにより抜け止めされている状態で、前記可撓性バンドから前記箱部に所定の押圧力が作用するように、前記可撓性バンド部又は該可撓性バンドに対向する前記箱部の対向面の何れか一方に***形成された位置規制用突起と、
    を備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記位置規制突起が前記可撓性バンドに装備されている場合に、前記位置規制突起は、前記可撓性バンドの肉厚が徐々に変化する滑らかな湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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