JP2012081875A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機の出力トルクの低下が検出又は予測された場合でも、電動機の出力トルクが足りなくなる事態を回避し内燃機関を始動可能な車両用駆動装置の制御装置を提供する。
【解決手段】EV走行中に前記電動モータ7の動力でエンジン6を始動する際、電動モータ7の出力トルクの低下が検出又は予測され、電動モータ7の出力トルクが第1クラッチ41又は第2クラッチ42を締結する際に発生するクラッチトルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、エンジン6を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正する。
【選択図】図4

Description

本発明は、EV走行中に内燃機関を始動可能な車両用駆動装置の制御装置に関する。
従来、内燃機関と、電動機と、を備え、電動機の動力でEV走行中に内燃機関を始動可能な車両用駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の車両用駆動装置は、アクセルの踏み込み量と踏み込み時間との関係からエンジン始動の要否を判断することが開示されている。
特許第3901235号公報
しかしながら、電動機は、その特性から車速が早くなるにつれて出力トルクが低下するという特徴を有する。また、電動機の発熱状況等により、出力トルクに制限をかける場合もある。特許文献1に記載の車両用駆動装置では、電動機の出力トルクの低下が生じることが想定されていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動機の出力トルクの低下が検出又は予測された場合でも、電動機の出力トルクが足りなくなる事態を回避し内燃機関を始動可能な車両用駆動装置の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
内燃機関(例えば、後述の実施形態におけるエンジン6)と、
電動機(例えば、後述の実施形態における電動モータ7)と、
前記内燃機関と前記電動機との動力伝達を断接可能な断接手段(例えば、後述の実施形態の第1クラッチ41、第2クラッチ42)と、を備え、
前記電動機の動力でEV走行中に前記断接手段を締結することで前記内燃機関を始動可能な車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の車両用駆動装置1)の制御装置(例えば、後述の実施形態の電気制御ユニット5)であって、
EV走行中に前記電動機の動力で前記内燃機関を始動する際、前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測され、前記電動機の上限出力トルクが前記断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記内燃機関の始動可能回転数に至る前に前記断接手段を締結することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記電動機の出力トルクの低下が、前記電動機の発熱状態に応じて前記電動機の出力トルクを制限することにより生じることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
高負荷運転を継続することにより前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測された場合に、前記断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクが前記電動機の上限出力トルクにかからないように前記内燃機関を始動することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記電動機の出力トルクの低下が、要求駆動トルクが所定値より大きいことにより生じることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6に係る発明は、
内燃機関(例えば、後述の実施形態におけるエンジン6)と、
電動機(例えば、後述の実施形態における電動モータ7)と、
第1断接手段(例えば、後述の実施形態の第1クラッチ41)を介して前記内燃機関に接続され、第1切替手段(例えば、後述の実施形態のロック機構61、第1奇数段変速用シフター51A、第2奇数段変速用シフター51B)により複数のギヤ(例えば、後述の実施形態の遊星歯車機構30、第3速用駆動ギヤ23a、第5速用駆動ギヤ25a、第7速用駆動ギヤ97a)を選択可能な第1変速部(例えば、後述の実施形態の奇数段変速部)と、
第2断接手段(例えば、後述の実施形態の第2クラッチ42)を介して前記内燃機関に接続され、第2切替手段(例えば、後述の実施形態の第1偶数段変速用シフター52A、第2偶数段変速用シフター52B)により複数のギヤ(例えば、後述の実施形態の遊星歯車機構30、第3速用駆動ギヤ23a、第5速用駆動ギヤ25a、第7速用駆動ギヤ97a)を選択可能な第2変速部(例えば、後述の実施形態の偶数段変速部)と、を備え、
前記第1変速部には、前記内燃機関と前記電動機の少なくとも一方の動力が入力され、
前記第2変速部には、前記内燃機関の動力が入力され、
前記電動機の動力で前記第1変速部を介してEV走行中に前記第1又は第2断接手段を締結することで前記内燃機関を始動可能な車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態の車両用駆動装置1)の制御装置(例えば、後述の実施形態の電気制御ユニット5)であって、
EV走行中に前記電動機の動力で前記内燃機関を始動する際、前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測され、前記電動機の上限出力トルクが前記第1又は第2断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正するか、又は、前記内燃機関の始動が可能な変速ギヤ段に変速することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6の構成に加えて、
前記電動機の動力で前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正する場合に、前記内燃機関の始動可能回転数に至る前でも前記第1又は第2断接手段を締結することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6の構成に加えて、
前記電動機の動力で前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正する場合に、前記第1変速部における走行中の変速ギヤ段を変更せずに、前記内燃機関の回転数が始動可能回転数以上となるように前記第2切替手段をプレシフトさせた後、前記第2断接手段を締結させて前記内燃機関を始動することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項6〜8のいずれか1項の構成に加えて、
前記電動機の出力トルクの低下が、前記電動機の発熱状態に応じて前記電動機の上限出力トルクを制限することにより生じることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項6〜8のいずれか1項の構成に加えて、
高負荷運転を継続することにより前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測された場合に、前記第1又は第2断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクが前記電動機の上限出力トルクにかからないように前記内燃機関を始動することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項6〜8のいずれか1項の構成に加えて、
前記電動機の出力トルクの低下が、要求駆動トルクが所定値より大きいことにより生じることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電動機の出力トルクの低下により、EV走行中に電動機の動力で前記内燃機関を始動する際、電動機の上限出力トルクが断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正することにより、電動機の最大トルクが必要な断接手段の完全締結時に電動機の出力トルクが足りなくなる事態を回避することができる。
請求項2の発明によれば、断接手段の完全締結時に内燃機関の始動可能回転数に至っていれば内燃機関を始動することができるので、内燃機関の始動可能回転数に至る前であっても断接手段を締結し始め、断接手段の完全締結時に始動可能回転数を上回るように制御することにより、電動機の出力トルクが足りなくなる事態を回避することができる。
請求項3の発明によれば、電動機の発熱による出力制限を考慮して内燃機関の始動制御を行なうことで、電動機を保護しつつ内燃機関を始動する際の電動機の出力トルクを確保できる。
請求項4の発明によれば、高負荷運転を継続する場合、電動機の上限出力の低下を考慮して内燃機関の始動を行なうことで、内燃機関を始動する際の電動機の出力トルクを確保できる。
請求項5の発明によれば、要求駆動トルクが所定値より大きい場合、例えば登坂走行時や高車速時を考慮して内燃機関の始動を行なうことで、内燃機関を始動する際の電動機の出力トルクを確保できる。
請求項6の発明によれば、電動機の出力トルクの低下により、EV走行中に電動機の動力で内燃機関を始動する際、電動機の上限出力トルクが第1又は第2断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正するか、又は、内燃機関の始動が可能な変速ギヤ段に変速することにより、最大トルクが必要な断接手段の完全締結時に電動機の出力トルクが足りなくなる事態を回避することができる。
請求項7の発明によれば、断接手段の完全締結時に内燃機関の始動可能回転数に至っていれば内燃機関を始動することができるので、内燃機関の始動可能回転数に至る前であっても断接手段を締結し始め、断接手段の完全締結時に始動可能回転数を上回るように制御することにより、電動機の出力トルクが足りなくなる事態を回避することができる。
請求項8の発明によれば、いわゆるツインクラッチ式の変速機を備えた車両用駆動装置では、モータが取り付けられていない変速ギヤ段を介して内燃機関を始動することでエンジン始動回転数を上回るように制御することができる。
請求項9の発明によれば、電動機の発熱による出力制限を考慮して内燃機関の始動制御を行なうことで、電動機を保護しつつ内燃機関を始動する際の電動機の出力トルクを確保できる。
請求項10の発明によれば、高負荷運転を継続する場合、電動機の上限出力の低下を考慮して内燃機関の始動を行なうことで、内燃機関を始動する際の電動機の出力トルクを確保できる。
請求項11の発明によれば、要求駆動トルクが所定値より大きい場合、例えば登坂走行時や高車速時を考慮して内燃機関の始動を行なうことで、内燃機関を始動する際の電動機の出力トルクを確保できる。
本発明の車両用駆動装置を示す概略図である。 電動モータの各変速ギヤ段における車速と駆動力との関係を示すグラフである。 エンジン始動時のクラッチトルクとモータトルクとの関係を示すグラフである。 図2の特性点Aからエンジンを始動する場合の制御を説明する模式図である。 図2の特性点Bからエンジンを始動する場合の制御を説明する模式図である。 第3速EV走行時の車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第3速EV走行中に第1クラッチを締結してエンジン始動する際の車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第3速EV走行中に第2クラッチを締結してエンジン始動する際の車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第1速EV走行時の車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。 第5速エンジン走行時における車両用駆動装置のトルクの伝達状況を示す図である。
以下、本発明の制御装置が適用可能な車両用駆動装置の一実施形態ついて図面を参照しながら説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
車両用駆動装置1は、図1に示すように、車両(図示せず)の駆動軸9,9を介して駆動輪DW,DWを駆動するためのものであり、駆動源である内燃機関(以下「エンジン」という)6と、電動モータ7と、動力を駆動輪DW,DWに伝達するための変速機20と、を備えている。
エンジン6は、例えばガソリンエンジン又はディーゼルエンジンであり、このエンジン6のクランク軸6aには、変速機20の第1クラッチ41と第2クラッチ42が設けられている。
電動モータ7は、3相ブラシレスDCモータでありステータ71と、このステータ71に対向するように配置されたロータ72とを有し、後述する遊星歯車機構30のリングギヤ35の外周側に配置されている。ロータ72は、遊星歯車機構30のサンギヤ32に連結されて、遊星歯車機構30のサンギヤ32と一体に回転するように構成されている。
遊星歯車機構30は、サンギヤ32と、このサンギヤ32と同軸上に配置され、かつ、このサンギヤ32の周囲を取り囲むように配置されたリングギヤ35と、サンギヤ32とリングギヤ35に噛合されたプラネタリギヤ34と、このプラネタリギヤ34を自転可能、かつ、公転可能に支持するキャリア36とを有し、サンギヤ32とリングギヤ35とキャリア36が、相互に差動回転自在に構成されている。
リングギヤ35には、同期機構を有しリングギヤ35の回転を停止(ロック)可能に構成されたロック機構61が設けられている。なお、ロック機構61としてブレーキ機構等を用いてもよい。
変速機20は、前述した第1クラッチ41と第2クラッチ42と、遊星歯車機構30と、後述する複数の変速ギヤ段を備えた、いわゆるツインクラッチ式変速機である。
より具体的に、変速機20は、エンジン6のクランク軸6aと同軸(回転軸線A1)上に配置された第1主軸11、第2主軸12、連結軸13と、回転軸線A1と平行な回転軸線B1を中心として回転自在なカウンタ軸14と、回転軸線A1と平行な回転軸線C1を中心として回転自在な第1中間軸15と、回転軸線A1と平行な回転軸線D1を中心として回転自在な第2中間軸16と、回転軸線A1と平行に配置された回転軸線E1を中心として回転自在なリバース軸17と、を備えている。
第1主軸11には、エンジン6側に第1クラッチ41が設けられ、エンジン6側とは反対側に遊星歯車機構30のサンギヤ32と電動モータ7のロータ72が第1主軸11と一体で回転するように設けられている。従って、第1主軸11は、第1クラッチ41によって選択的にエンジン6のクランク軸6aと連結されるとともに電動モータ7と直結され、エンジン6及び/又は電動モータ7の動力が入力されるように構成されている。
第2主軸12は、第1主軸11より短く中空に構成されており、第1主軸11のエンジン6側の周囲を覆うように相対回転自在に配置されている。また、第2主軸12には、エンジン6側に第2クラッチ42が設けられ、エンジン6側とは反対側にアイドル駆動ギヤ27aが第2主軸12と一体で回転するように設けられている。従って、第2主軸12は、第2クラッチ42によって選択的にエンジン6のクランク軸6aと連結され、エンジン6の動力がアイドル駆動ギヤ27aへ入力されるように構成されている。
連結軸13は、第1主軸11より短く中空に構成されており、第1主軸11のエンジン6側とは反対側の周囲を覆うように第1主軸11と相対回転自在に配置されている。また、連結軸13には、エンジン6側に第3速用駆動ギヤ23aが連結軸13と一体で回転するように設けられ、エンジン6側とは反対側に遊星歯車機構30のキャリア36が連結軸13と一体で回転するように設けられている。従って、プラネタリギヤ34の公転により連結軸13に設けられたキャリア36と第3速用駆動ギヤ23aが一体に回転するように構成されている。
さらに、第1主軸11には、連結軸13に設けられた第3速用駆動ギヤ23aと第2主軸12に設けられたアイドル駆動ギヤ27aとの間に、第3速用駆動ギヤ23aとともに奇数段変速部を構成する第7速用駆動ギヤ97aと第5速用駆動ギヤ25aとが、第3速用駆動ギヤ23a側からこの順に第1主軸11と相対回転自在に設けられている。また、第5速用駆動ギヤ25aとアイドル駆動ギヤ27aとの間には、第1主軸11と一体に回転するリバース従動ギヤ28bが設けられている。
第3速用駆動ギヤ23aと第7速用駆動ギヤ97aとの間には、第1主軸11と第3速用駆動ギヤ23a又は第7速用駆動ギヤ97aとを連結又は開放する第1奇数段変速用シフター51Aが設けられ、第7速用駆動ギヤ97aと第5速用駆動ギヤ25aとの間には、第1主軸11と第5速用駆動ギヤ25aとを連結又は開放する第2奇数段変速用シフター51Bが設けられている。
そして、第1奇数段変速用シフター51Aが第3速用接続位置でインギヤするときには、第1主軸11と第3速用駆動ギヤ23aが連結して一体に回転し、第7速用接続位置でインギヤするときには、第1主軸11と第7速用駆動ギヤ97aが連結して一体に回転し、第1奇数段変速用シフター51Aがニュートラル位置にあるときには、第1主軸11は第3速用駆動ギヤ23aと第7速用駆動ギヤ97aに対し相対回転する。なお、第1主軸11と第3速用駆動ギヤ23aが一体に回転するとき、第1主軸11に設けられたサンギヤ32と第3速用駆動ギヤ23aに連結軸13で連結されたキャリア36が一体に回転するとともに、リングギヤ35も一体に回転し、遊星歯車機構30が一体となる。
第2奇数段変速用シフター51Bがインギヤするときには、第1主軸11と第5速用駆動ギヤ25aが連結して一体に回転し、ニュートラル位置にあるときには、第1主軸11は第5速用駆動ギヤ25aに対し相対回転する。
第1中間軸15には、第2主軸12に設けられたアイドル駆動ギヤ27aと噛合する第1アイドル従動ギヤ27bが第1中間軸15と一体で回転するように設けられている。
第2中間軸16には、第1中間軸15に設けられた第1アイドル従動ギヤ27bと噛合する第2アイドル従動ギヤ27cが第2中間軸16と一体で回転するように設けられている。第2アイドル従動ギヤ27cは、前述したアイドル駆動ギヤ27aと第1アイドル従動ギヤ27bとともに第1アイドルギヤ列27Aを構成し、エンジン6の動力が第2主軸12から第1アイドルギヤ列27Aを介して第2中間軸16に伝達される。
また、第2中間軸16には、第1主軸11に設けられた第3速用駆動ギヤ23aと第7速用駆動ギヤ97aと第5速用駆動ギヤ25aと対応する位置に、それぞれ偶数段変速部を構成する第2速用駆動ギヤ22aと第6速用駆動ギヤ96aと第4速用駆動ギヤ24aとが第2中間軸16と相対回転自在に設けられている。
第2速用駆動ギヤ22aと第6速用駆動ギヤ96aとの間には、第2中間軸16と第2速用駆動ギヤ22a又は第6速用駆動ギヤ96aとを連結又は開放する第1偶数段変速用シフター52Aが設けられ、第6速用駆動ギヤ96aと第4速用駆動ギヤ24aとの間には、第2中間軸16と第4速用駆動ギヤ24aとを連結又は開放する第2偶数段変速用シフター52Bが設けられている。
そして、第1偶数段変速用シフター52Aが第2速用接続位置でインギヤするときには、第2中間軸16と第2速用駆動ギヤ22aが連結して一体に回転し、第6速用接続位置でインギヤするときには、第2中間軸16と第6速用駆動ギヤ96aが連結して一体に回転し、第1偶数段変速用シフター52Aがニュートラル位置にあるときには、第2中間軸16は第2速用駆動ギヤ22aと第6速用駆動ギヤ96aに対し相対回転する。
第2偶数段変速用シフター52Bがインギヤするときには、第2中間軸16と第4速用駆動ギヤ24aが連結して一体に回転し、ニュートラル位置にあるときには、第2中間軸16は第4速用駆動ギヤ24aに対し相対回転する。
カウンタ軸14には、エンジン6側とは反対側から順に第1共用従動ギヤ23bと、第2共用従動ギヤ96bと、第3共用従動ギヤ24bと、パーキングギヤ21と、ファイナルギヤ26aとが一体回転可能に設けられている。
ここで、第1共用従動ギヤ23bは、連結軸13に設けられた第3速用駆動ギヤ23aと噛合して第3速用駆動ギヤ23aと共に第3速用ギヤ23を構成し、第2中間軸16に設けられた第2速用駆動ギヤ22aと噛合して第2速用駆動ギヤ22aと共に第2速用ギヤ22を構成する。
第2共用従動ギヤ96bは、第1主軸11に設けられた第7速用駆動ギヤ97aと噛合して第7速用駆動ギヤ97aと共に第7速用ギヤ97を構成し、第2中間軸16に設けられた第6速用駆動ギヤ96aと噛合して第6速用駆動ギヤ96aと共に第6速用ギヤ96を構成する。
第3共用従動ギヤ24bは、第1主軸11に設けられた第5速用駆動ギヤ25aと噛合して第5速用駆動ギヤ25aと共に第5速用ギヤ25を構成し、第2中間軸16に設けられた第4速用駆動ギヤ24aと噛合して第4速用駆動ギヤ24aと共に第4速用ギヤ24を構成する。
ファイナルギヤ26aは差動ギヤ機構8と噛合して、差動ギヤ機構8は、駆動軸9,9を介して駆動輪DW,DWに連結されている。従って、カウンタ軸14に伝達された動力はファイナルギヤ26aから差動ギヤ機構8、駆動軸9,9、駆動輪DW,DWへと出力される。
リバース軸17には、第1中間軸15に設けられた第1アイドル従動ギヤ27bと噛合する第3アイドル従動ギヤ27dがリバース軸17と一体回転可能に設けられている。第3アイドル従動ギヤ27dは、前述したアイドル駆動ギヤ27aと第1アイドル従動ギヤ27bとともに第2アイドルギヤ列27Bを構成し、エンジン6の動力が第2主軸12から第2アイドルギヤ列27Bを介してリバース軸17に伝達される。また、リバース軸17には、第1主軸11に設けられた後進用従動ギヤ28bと噛合する後進用駆動ギヤ28aがリバース軸17と相対回転自在に設けられている。後進用駆動ギヤ28aは、後進用従動ギヤ28bとともに後進用ギヤ列28を構成している。さらに後進用駆動ギヤ28aのエンジン6側とは反対側にリバース軸17と後進用駆動ギヤ28aとを連結又は開放する後進用シフター53が設けられている。
そして、後進用シフター53が後進用接続位置でインギヤするときには、リバース軸17と後進用駆動ギヤ28aとが一体に回転し、後進用シフター53がニュートラル位置にあるときには、リバース軸17と後進用駆動ギヤ28aとが相対回転する。
なお、第1、第2奇数段変速用シフター51A、51B、第1、第2偶数段変速用シター52A、52B、後進用シフター53は、接続する軸とギヤの回転数を一致させる同期機構を有するクラッチ機構を用いている。
このように構成された変速機20には、2つの変速軸の一方の変速軸である第1主軸11上に第3速用駆動ギヤ23aと第7速用駆動ギヤ97aと第5速用駆動ギヤ25aからなる奇数段変速部が構成され、2つの変速軸の他方の変速軸である第2中間軸16上に第2速用駆動ギヤ22aと第6速用駆動ギヤ96aと第4速用駆動ギヤ24aからなる偶数段変速部が構成される。
以上の構成により、本実施形態の車両用駆動装置1は、以下の第1〜第5の伝達経路を有している。
(1)第1伝達経路は、エンジン6の動力が、第1主軸11、遊星歯車機構30、連結軸13、第3速用ギヤ23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに伝達される伝達経路である。ここで、遊星歯車機構30の減速比は、第1伝達経路を介して駆動輪DW,DWに伝達されるエンジントルクが第1速相当となるように設定されている。即ち、遊星歯車機構30の減速比と第3速用ギヤ23の減速比をかけ合わせた減速比が第1速相当となるように設定されている。この第1伝達経路を介して、第1クラッチ41を締結し、ロック機構61をロックするとともに第1、第2奇数段変速用シフター51A、51Bをニュートラルにすることで、第1速走行がなされる。
(2)第2伝達経路は、エンジン6の動力が、第2主軸12、第1アイドルギヤ列27A(アイドル駆動ギヤ27a、第1アイドル従動ギヤ27b、第2アイドル従動ギヤ27c)、第2中間軸16、第2速用ギヤ22(第2速用駆動ギヤ22a、第1共用従動ギヤ23b)又は第4速用ギヤ24(第4速用駆動ギヤ24a、第3共用従動ギヤ24b)又は第6速用ギヤ96(第6速用駆動ギヤ96a、第2共用従動ギヤ96b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに伝達される伝達経路である。この第2伝達経路を介して、第2クラッチ42を締結し、第1偶数段変速用シフター52Aを第2速用接続位置でインギヤすることで第2速走行がなされ、第2偶数段変速用シフター52Bをインギヤすることで第4速走行がなされ、第1偶数段変速用シフター52Aを第6速用接続位置でインギヤすることで第6速走行がなされる。
(3)第3伝達経路は、エンジン6の動力が、第1主軸11、第3速用ギヤ23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)又は第5速用ギヤ25(第5速用駆動ギヤ25a、第3共用従動ギヤ24b)又は第7速用ギヤ97(第7速用駆動ギヤ97a、第2共用従動ギヤ96b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、遊星歯車機構30を介さずに、駆動輪DW,DWに伝達される伝達経路である。この第3伝達経路を介して、第1クラッチ41を締結し、第1奇数段変速用シフター51Aを第3速用接続位置でインギヤすることで第3速走行がなされ、第2奇数段変速用シフター51Bをインギヤすることで第5速走行がなされ、第1奇数段変速用シフター51Aを第7速用接続位置でインギヤすることで第7速走行がなされる。
(4)第4伝達経路は、電動モータ7の動力が、遊星歯車機構30又は第3速用ギヤ23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)又は第5速用ギヤ25(第5速用駆動ギヤ25a、第3共用従動ギヤ24b)又は第7速用ギヤ97(第7速用駆動ギヤ97a、第2共用従動ギヤ96b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに伝達される伝達経路である。この第4伝達経路を介して、第1及び第2クラッチ41、42を切断した状態で、ロック機構61をロックするとともに第1、第2奇数段変速用シフター51A、51Bをニュートラルにすることで第1速EV走行がなされ、ロック機構61のロックを解除し第1奇数段変速用シフター51Aを第3速用接続位置でインギヤすることで第3速EV走行がなされ、ロック機構61のロックを解除し第2奇数段変速用シフター51Bをインギヤすることで第5速EV走行がなされ、ロック機構61のロックを解除し第1奇数段変速用シフター51Aを第7速用接続位置でインギヤすることで第7速EV走行がなされる。
(5)第5伝達経路は、エンジン6の動力が、第2主軸12、第2アイドルギヤ列27B(アイドル駆動ギヤ27a、第1アイドル従動ギヤ27b、第3アイドル従動ギヤ27d)、リバース軸17、後進用ギヤ列28(後進用駆動ギヤ28a、後進用従動ギヤ28b)、遊星歯車機構30、連結軸13、第3速用ギヤ23(第3速用駆動ギヤ23a、第1共用従動ギヤ23b)、カウンタ軸14、ファイナルギヤ26a、差動ギヤ機構8、駆動軸9,9を介して、駆動輪DW,DWに連結される伝達経路である。この第5伝達経路を介して、第2クラッチ42を締結し後進用シフター53を後進用接続位置でインギヤし且つロック機構61をロックすることで後進走行がなされる。
また、電動モータ7は、その動作を制御するパワーコントロールユニット(PDU)4を介してバッテリ(BATT)3に接続され、バッテリ3からの電力供給と、バッテリ3へのエネルギー回生がパワーコントロールユニット4を介して行われるようになっている。即ち、電動モータ7は、バッテリ3からパワーコントロールユニット4を介して供給された電力によって駆動され、また、減速走行時における駆動輪DW,DWの回転や、エンジン6の動力により回生発電を行って、バッテリ3の充電を行う。さらに、パワーコントロールユニット4は、車両全体の各種制御をするための制御装置である電気制御ユニット(ECU)5に接続されている。電気制御ユニット5は、車両全体の各種制御をするための制御装置であり、電気制御ユニット5には、加速要求、制動要求、エンジン回転数、モータ回転数、第1、第2主軸11,12の回転数、カウンタ軸14等の回転数、車速、シフトポジション、SOCなどが入力される。一方、電気制御ユニット5からは、エンジン6を制御する信号、電動モータ7を制御する信号、バッテリ3における発電状態・充電状態・放電状態などを示す信号、第1、第2奇数段変速用シフター51A,51B、第1、第2偶数段変速用シフター52A,52B、後進用シフター53を制御する信号、ロック機構61のロックを制御する信号などが出力される。
このように構成された車両用駆動装置1は、第1及び第2クラッチ41、42の断接を制御するとともに第1、第2奇数段変速用シフター51A、51B、第1、第2偶数段変速用シフター52A、52Bおよび後進用シフター53の接続位置を制御することにより、エンジン6で第1〜第7速走行および後進走行を行うことができ、エンジン走行中に電動モータ7でアシストしたり回生したり、さらにアイドリング中にエンジン6を電動モータ7で始動したりバッテリを充電することもできる。
また、車両用駆動装置1では、電動モータ7で第1、3、5、7速EV走行を行うこともでき、EV走行中に電動モータ7でエンジン6を始動することもできる。図2は、各変速ギヤ段における電動モータ7の出力トルクと車速との関係を示すグラフである。図2に示すように、電動モータ7は、その特性から所定の車速、言い換えると電動モータの所定回転数を越えると出力トルクの低下が生じる(以下、図2に示すトルク線を出力リミットトルクと呼ぶ。)。電気制御ユニット5は、低車速・高駆動力の領域で第1速EV走行を選択し、高車速・低駆動力になるに従って高速側の変速ギヤ段、即ち、第3速EV走行→第5速EV走行→第7速EV走行を選択する。また、これらの領域から外れることが想定される場合には、EV走行中に所定のタイミングでエンジン6を始動させる。
EV走行中にエンジン始動する際には、先ず、AP(アクセルペダル)開度、バッテリ3のSOC等からエンジン始動判定を行なう。その結果、エンジン始動を行なう必要がなければEV走行を続けるが、エンジン始動を行なう必要があれば、クラッチを除々に締結してエンジン回転数を引き上げる。そして、エンジン回転数が所定の回転数に至ったときにエンジン6を点火することでエンジン6が始動し、エンジン始動後、クラッチを除々に開放することでEV走行からエンジン走行に移行する。
ここで、図3を参照してエンジン始動時のクラッチトルクとモータトルクとの関係について説明すると、電動モータ7でエンジン6の始動する際、電動モータ7の動力で停止しているクランク軸6aを連れまわすため、締結するクラッチ(図7では第1クラッチ41、図8では第2クラッチ42)にはクラッチトルクが作用する。従って、EV走行中のエンジン始動時には、乗員にクラッチ締結によるショックを与えないように駆動輪DW,DWに伝達すべき要求駆動トルク(DRV要求トルク)にクラッチトルクを足し合わせた合計トルクを電動モータ7が出力する必要がある。即ち、合計トルクが出力リミットトルク以下である必要がある。
ここで本実施形態の車両用駆動装置1においてEV走行からエンジン6を始動し、エンジン走行に移行する場合の一例を、第3速EV走行を例に説明する。図6は、第3速EV走行時における車両用駆動装置1のトルクの伝達状況を示す図である。上述したように、第3速EV走行では、第1及び第2クラッチ41、42を切断した状態で、ロック機構61のロックを解除し第1奇数段変速用シフター51Aを第3速用接続位置でインギヤすることで電動モータ7の動力が第4伝達経路を介して駆動輪DW,DWに伝達される。
この第3速EV走行中にエンジン6を始動する方法としては、例えば、図7に示すように、第3速EV走行中に第1クラッチ41(以下、単にクラッチと呼ぶことがある。)を締結する方法が考えられる。
このエンジン始動方法では、電動モータ7のモータトルクが第3速用ギヤ23を介して駆動トルクとして駆動輪DW,DWに伝達されるとともに、第1クラッチ41を締結することで第1主軸11の回転が第1クラッチ41を介してエンジン6のクランク軸6aに伝達され、エンジン6のクランク軸6aをクランキングし、エンジン6を始動する。
ここで、第3速EV走行中に図2の特性点Aで示した車速とトルクで走行している場合を想定する。電気制御ユニット5は、クラッチ締結を開始するクラッチ締結点が予め設定されている。クラッチ締結点は、各車速における電動モータ7の出力リミットトルクから所定のリザーブトルクを差し引いた点であり、電気制御ユニット5は、通常、クラッチ締結点に達した後、クラッチ始動可能車速Vcに達するのを待ってクラッチの締結を開始している(図4(a))。しかしながら、要求駆動トルクが所定値より大きい場合、例えばAP開度が全開であって車速の上昇が早い場合には、通常通り、クラッチ締結点に達し且つクラッチ始動可能車速Vcに達した後にクラッチの締結を開始すると、クラッチを締結してエンジン回転数NE引き上げ中に電動モータ7の出力リミットトルクLtrqの低下が起こり、エンジン6を適切に始動できない場合が起こりえる(図4(b))。言い換えると、クラッチを締結し始めて、最大のクラッチトルクが必要となるまでの時間t(=Tf−T1)までの間に必要トルクが出力リミットトルクLtrqを越えてしまう場合が起こりえる。
また、登坂走行中でも、クラッチ締結点に達した後やクラッチ始動可能車速Vcに達した後にクラッチの締結を開始すると、クラッチを締結してエンジン回転数NE引き上げ中に電動モータ7の出力リミットトルクLtrqの低下が起こり、エンジン6を適切に始動できない場合が起こりえる(図4(b))。
そこで、本実施形態の電気制御ユニット5では、電動モータ7の出力リミットトルクLtrqの低下を見越してクラッチの締結開始からエンジン回転数NEの引き上げまでの時間t間の車速の上昇分を考慮して、例えクラッチ始動可能車速Vc未満であってもクラッチ締結開始タイミングを通常より早くなるように補正し、クラッチ締結トルクが最大となるエンジン点火時Tfにクラッチ始動可能車速Vc以上、且つ、出力リミットトルクLtrq以下となるように制御を行なう(図4(c))。クラッチ締結点の補正量は、目標駆動トルクに応じて予めテーブルで設定されている。なお、図4(d)は、図4(c)に図4(a)の通常のクラッチ始動タイミングを重ねて記載したものである。
また、第3速EV走行中に図2の特性点Bで示した車速とトルクで走行している場合を想定すると、このときも電気制御ユニット5は、通常、クラッチ締結点に達した場合にクラッチの締結を開始している(図5(a))。しかしながら、要求駆動トルクが所定値より大きい場合、例えばAP開度が全開であって車速の上昇が早い場合や登坂走行中には、通常通り、クラッチ締結点に達した後にクラッチの締結を開始すると、クラッチを締結してエンジン回転数NE引き上げ中に電動モータ7の出力リミットトルクLtrqの低下が起こり、エンジン6を適切に始動できない場合が起こりえる(図5(b))。言い換えると、クラッチを締結し始めて、最大のクラッチトルクが必要となるまでの時間t(=Tf−T3)までの間に必要トルクが出力リミットトルクLtrqを越えてしまう場合が起こりえる。
そこで、本実施形態の電気制御ユニット5では、電動モータ7の出力リミットトルクLtrqの低下を見越してクラッチの締結開始からエンジン回転数NEの引き上げまでの時間t間の車速の上昇分を考慮して、クラッチ締結開始タイミングを通常の設定されたタイミングより早くなうように補正し、クラッチ締結トルクが最大となるエンジン点火時Tfに出力リミットトルクLtrq以下となるように制御を行なう(図5(c))。クラッチ締結点の補正量は、目標駆動トルクに応じて予めテーブルで設定されている。なお、図5(d)は、図5(c)に図5(a)の通常のクラッチ始動タイミングを重ねて記載したものである。
上記実施形態では、要求駆動力が大きい場合を例示したがクラッチ締結中にクラッチトルクとモータトルクが出力リミットトルクLtrqに満たなくなる場合として、電動モータ7の温度上昇や減磁等により出力トルクを制限することにより、クラッチ締結中にクラッチトルクとモータトルクが出力リミットトルクLtrqに満たなくなる場合等も含まれる。
上記実施形態では、クラッチ締結開始タイミングを通常より早くすることで、クラッチ始動可能車速Vc未満であってもクラッチを締結することとしたが、EV走行における変速ギヤ段を変えずにエンジン6への動力伝達経路を変更することでクラッチ始動可能車速Vcより高い回転数でエンジン6を始動してもよい。図7は、図6に示したエンジン始動方法とは異なり偶数段変速ギヤを介してエンジンを始動する方法の一例であり、第1偶数段変速用シフター52Aが第2速用接続位置でインギヤしている状態を示している。
図7に示すエンジン始動方法では、電動モータ7のモータトルクが第3速用ギヤ23を介して駆動トルクとして駆動輪DW,DWに伝達されるとともに、第2クラッチ42を締結することで第2速用ギヤ22から第2中間軸16→第1アイドルギヤ列27A→第2主軸12に伝達され、第2主軸12の回転が第2クラッチ42を介してエンジン6のクランク軸6aに伝達される。このとき、第1偶数段変速用シフター52Aが第2速用接続位置でインギヤしているため、第2クラッチ42を締結すると、カウンタ軸14の回転が第2速用ギヤ22を介してエンジン6に伝達されるため、図6に示すエンジン始動方法に比べて高い回転数でエンジン6をかけにいくこととなる。図6に示すエンジン始動方法では、クラッチ始動可能車速Vc未満であっても、図7に示すエンジン始動方法では、同じ第3速EV走行をしていてもエンジン始動回転数をクラッチ始動可能車速Vc以上にすることができる。
また、本実施形態の車両用駆動装置1では、通常より早くエンジン6を始動する代わりに、EV走行中の走行ギヤ段を変更することで対応してもよい。図2に示すように、第3速EV走行中に特性点Aで電動モータ7を駆動している際には、第3速EV走行から第1速EV速走行に変速することで電動モータ7の出力リミットトルクを上げることができ、第3速EV走行中に特性点Bで電動モータ7を駆動している際には、第3速EV走行から第5速EV速走行に変速することで電動モータ7の出力リミットトルクを上げることができる。
図9は、第1速EV走行時の車両用駆動装置1のトルクの伝達状況を示す図であり、図10は、第5速EV走行時の車両用駆動装置1のトルクの伝達状況を示す図である。第3速EV走行から第1速EV走行への変速は、第1奇数段変速用シフター51Aを第3速用接続位置からニュートラル位置に戻しロック機構61をロックすることで、電動モータ7の動力が、遊星歯車機構30→第3速用ギヤ23→カウンタ軸14を介して、駆動輪DW,DWに伝達されるようになる。また、第3速EV走行から第5速EV走行への変速は、第1奇数段変速用シフター51Aを第3速用接続位置からニュートラル位置に戻し第2奇数段変速用シフター51Bをインギヤすることで、電動モータ7の動力が、第5速用ギヤ25→カウンタ軸14を介して、駆動輪DW,DWに伝達されるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、EV走行中に電動モータ7の動力でエンジン6を始動する際、電動モータ7の出力リミットトルクがクラッチを締結する際に発生するクラッチトルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、電動モータ7の動力でエンジン6を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正するか、又は、エンジン6の始動が可能な変速ギヤ段に変速することにより、最大トルクが必要なクラッチの完全締結時に電動モータ7の出力が足りなくなる事態を回避することができる。
また、本実施形態によれば、クラッチの完全締結時にエンジン6の始動可能回転数に至っていればエンジン6を始動することができるので、エンジン6の始動可能回転数に至る前であってもクラッチを締結し始め、クラッチの完全締結時に始動可能回転数を上回るように制御することにより、電動モータ7の出力トルクが足りなくなる事態を回避することができる。
また、本実施形態によれば、電動モータ7が取り付けられたEV走行中の変速ギヤ段を変更せずに、電動モータ7が取り付けられていない変速ギヤ段を介してエンジン6を始動することでエンジン始動回転数を上回るように制御することができる。
また、本実施形態によれば、電動モータ7の発熱による出力制限を考慮してエンジン6の始動制御を行なうことで、電動モータ7を保護しつつエンジン6を始動する際の電動モータ7の出力トルクを確保できる。また、高負荷運転を継続することにより電動モータ7の出力トルクの低下が検出又は予測された場合や要求駆動トルクが所定値より大きい場合、例えば登坂走行時や高車速時を考慮してエンジン6の始動を行なうことで、エンジン6を始動する際の電動モータ7の出力トルクを確保できる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、電動モータ7を奇数段変速部に接続したが、偶数段変速部に接続してもよい。
さらに、本実施形態では、ツインクラッチ式の変速機を用いたが、これに限定されずエンジン6とモータ7を断接する少なくとも1つのクラッチを備えていればよい。
1 車両用駆動装置
6 エンジン(内燃機関)
7 電動モータ(電動機)
41 第1クラッチ(第1断接手段)
42 第2クラッチ(第2断接手段)
61 ロック機構(第1切替手段)
51A 第1奇数段変速用シフター(第1切替手段)
51B 第2奇数段変速用シフター(第1切替手段)
52A 第1偶数段変速用シフター(第2切替手段)
52B 第2偶数段変速用シフター(第2切替手段)
22a 第2速用駆動ギヤ
23a 第3速用駆動ギヤ
24a 第4速用駆動ギヤ
25a 第5速用駆動ギヤ
96a 第6速用駆動ギヤ
97a 第7速用駆動ギヤ

Claims (11)

  1. 内燃機関と、
    電動機と、
    前記内燃機関と前記電動機との動力伝達を断接可能な断接手段と、を備え、
    前記電動機の動力でEV走行中に前記断接手段を締結することで前記内燃機関を始動可能な車両用駆動装置の制御装置であって、
    EV走行中に前記電動機の動力で前記内燃機関を始動する際、前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測され、前記電動機の上限出力トルクが前記断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  2. 前記内燃機関の始動可能回転数に至る前に前記断接手段を締結することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  3. 前記電動機の出力トルクの低下が、前記電動機の発熱状態に応じて前記電動機の上限出力トルクを制限することにより生じることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  4. 高負荷運転を継続することにより前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測された場合に、前記断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクが前記電動機の上限出力トルクにかからないように前記内燃機関を始動することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  5. 前記電動機の出力トルクの低下が、要求駆動トルクが所定値より大きいことにより生じることを特徴とする請求項請求項1又は2に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  6. 内燃機関と、
    電動機と、
    第1断接手段を介して前記内燃機関に接続され、第1切替手段により複数のギヤを選択可能な第1変速部と、
    第2断接手段を介して前記内燃機関に接続され、第2切替手段により複数のギヤを選択可能な第2変速部と、を備え、
    前記第1変速部には、前記内燃機関と前記電動機の少なくとも一方の動力が入力され、
    前記第2変速部には、前記内燃機関の動力が入力され、
    前記電動機の動力で前記第1変速部を介してEV走行中に前記第1又は第2断接手段を締結することで前記内燃機関を始動可能な車両用駆動装置の制御装置であって、
    EV走行中に前記電動機の動力で前記内燃機関を始動する際、前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測され、前記電動機の上限出力トルクが前記第1又は第2断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクに満たなくなると想定される場合に、前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正するか、又は、前記内燃機関の始動が可能な変速ギヤ段に変速することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
  7. 前記電動機の動力で前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正する場合に、前記内燃機関の始動可能回転数に至る前でも前記第1又は第2断接手段を締結することを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  8. 前記電動機の動力で前記内燃機関を始動するタイミングを設定されたタイミングよりも早くなるように補正する場合に、前記第1変速部における走行中の変速ギヤ段を変更せずに、前記内燃機関の回転数が始動可能回転数以上となるように前記第2切替手段をプレシフトさせた後、前記第2断接手段を締結させて前記内燃機関を始動することを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  9. 前記電動機の出力トルクの低下が、前記電動機の発熱状態に応じて前記電動機の上限出力トルクを制限することにより生じることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  10. 高負荷運転を継続することにより前記電動機の出力トルクの低下が検出又は予測された場合に、前記第1又は第2断接手段を締結する際に発生する断接手段トルクと要求駆動トルクを足し合わせた合計トルクが前記電動機の上限出力トルクにかからないように前記内燃機関を始動することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の制御装置。
  11. 前記電動機の出力トルクの低下が、要求駆動トルクが所定値より大きいことにより生じることを特徴とする請求項請求項6〜8のいずれか1項に記載の車両用駆動装置の制御装置。
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