JP2012079664A - 基板用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前面に相手ハウジングが嵌合されるフード部12を有して回路基板P上に取り付けられるハウジング11と、フード部12の奥壁13を前後に貫通した形態で横方向に並んで配設された複数の端子金具20とを有し、端子金具20の前部側は、フード部12内に突出して相手の端子金具と接続される端子接続部25とされる一方、後部側は、奥壁13から突出したのち回路基板Pに向けて延出した基板固定部26とされ、その基板固定部26の延出端が回路基板Pの導電路に対して半田付けにより固定される基板用コネクタ10において、端子金具20の基板固定部26における長さ方向の途中位置には、横幅方向に打圧することにより薄肉となって広げられた弾性変形部30が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、端子金具の半田付け部に応力が作用することを抑制するところにある。
(1)前記端子金具の前記基板固定部は、前記フード部の前記奥壁から後方に突出したのち前記回路基板に向けて直角に屈曲された形状になり、かつ同端子金具は真直姿勢の状態で前記フード部の前記奥壁に対して後面側から貫通されたのち、真直姿勢で前記奥壁から後方に突出した前記基板固定部の突出端側が直角に屈曲されるようになっているものであって、前記弾性変形部は、前記基板固定部における後方に向けて真直に突出した基端側に形成されている。
端子金具をハウジングの奥壁に貫通したのち基板固定部を屈曲する場合に、弾性変形部の手前側で屈曲すればよく、屈曲作業が容易に行えてひいては基板用コネクタの組立作業を能率良く行うことができる。
弾性変形部について表面積は拡大される。一方、端子金具の半田付け部は発熱が大きいといえるが、上記のように表面積が拡大された弾性変形部が発熱部に近いところに位置することになるから、放熱機能も有効に発揮できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。
本実施形態の基板用コネクタ10は、図1ないし図4に示すように、合成樹脂製のハウジング11と、このハウジング11に装着されるL型をなす複数本の端子金具20とから構成され、ハウジング11が回路基板P上に固定されるとともに、各端子金具20が回路基板Pの対応する導電路に半田付けされて固定されるようになっている。
各端子挿入孔14の後端部には、一回り大きい正方形の導入口15が形成されている。
端子金具20Aはまず、フープ材にプレス加工を施すことにより、真直姿勢(図3の鎖線参照)においてキャリアに繋がって並んだ形態で形成される。
上記した圧入部21の直後には、ストッパ24が左右両側面から突出形成されている。両ストッパ24は、端子挿入孔14における導入口15に開口した後側の孔縁の左右両側縁に突き当て可能となっている。
一方、端子金具20Aにおけるストッパ24よりも後部側が基板固定部26となっており、同基板固定部26は、後加工において、長さ方向のほぼ中央部の所定位置で直角曲げされるようになっている。同基板固定部26の先端が回路基板PのスルーホールPhに挿入され、半田付けにより固定される。
この弾性変形部30は、真直姿勢に形成された状態の端子金具20Aがキャリアから分断されたのち、基板固定部26の基端部27における長さ方向のほぼ中央部の所定長さ領域が、横幅方向に両側から打圧されることにより、薄肉となって外形方形に広げられることにより形成されている。このように形成された弾性変形部30の断面積は、元形の断面積と同じである。
続いて同じようにして、上段用の端子金具20Aが真直姿勢において、ハウジング11の奥壁13の上段側の端子挿入孔14に後方から圧入され、全ての端子金具20Aが正規位置まで圧入されたら、同様に端子金具20Aの基板固定部26の突出端側が下向きに直角曲げされる。
このように回路基板Pに取り付けられた基板用コネクタ10のフード部12に対して、図示しない相手コネクタが嵌合されると、各端子金具20の端子接続部25が、相手コネクタに収容された対応する相手の端子金具と接続されることになる。
図8は、本発明の実施形態2を示す。この実施形態では、端子金具40におけるL形に曲げ形成された基板固定部26のうち、先端側の屈曲部28に弾性変形部30が形成されている。その他の構成については上記実施形態と同様であって、同一機能を有する部材、部位については適宜に同一符号を付すことで、重複した説明は簡略化または省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)弾性変形部は、端子金具の基板固定部における基端部と屈曲部の両方に設けてもよい。
(2)上記実施形態においては、端子金具における基板固定部をL形に屈曲するのに、同端子金具をハウジングに装着した後で屈曲する場合を例示したが、ハウジングに装着する前に予め屈曲しておくようにしてもよい。
(3)端子金具をハウジングに装着する場合の段数や、各段における本数については、上記実施形態に例示したものに限らず、任意に設定できる。
(5)本発明は、ハウジングの後面側に突出した端子金具の基板固定部の先端を、回路基板上に形成された導電路に直接に半田付けして固定する表面実装タイプの基板用コネクタにも同様に適用することができる。
11…ハウジング
12…フード部
13…奥壁
14…端子挿入孔
20,20A,20B,40…端子金具
21…圧入部
25…端子接続部
26…基板固定部
27…基端部
28…屈曲部
30…弾性変形部
P…回路基板
Ph…スルーホール
H…半田付け部
Claims (3)
- 前面に相手ハウジングが嵌合されるフード部を有して回路基板上に取り付けられるハウジングと、前記フード部の奥壁を前後に貫通した形態で横方向に並んで配設された複数の端子金具とを有し、前記端子金具の前部側は、前記フード部内に突出して相手の端子金具と接続される端子接続部とされる一方、後部側は、前記奥壁から突出したのち前記回路基板に向けて延出した基板固定部とされ、その基板固定部の延出端が前記回路基板の導電路に対して半田付けにより固定されるようにした基板用コネクタにおいて、
前記端子金具の前記基板固定部における長さ方向の途中位置には、横幅方向に打圧することにより薄肉となって広げられた弾性変形部が形成されていることを特徴とする基板用コネクタ。 - 前記端子金具の前記基板固定部は、前記フード部の前記奥壁から後方に突出したのち前記回路基板に向けて直角に屈曲された形状になり、かつ同端子金具は真直姿勢の状態で前記フード部の前記奥壁に対して後面側から貫通されたのち、真直姿勢で前記奥壁から後方に突出した前記基板固定部の突出端側が直角に屈曲されるようになっているものであって、
前記弾性変形部は、前記基板固定部における後方に向けて真直に突出した基端側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。 - 前記端子金具の前記基板固定部は、前記フード部の前記奥壁から後方に突出したのち前記回路基板に向けて直角に屈曲された形状になり、前記弾性変形部は、前記基板固定部における前記屈曲部側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。
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JP2010226733A JP2012079664A (ja) | 2010-10-06 | 2010-10-06 | 基板用コネクタ |
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