JP2012069628A - 基板処理装置 - Google Patents

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勝艶 浜野
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Abstract

【課題】高温の基板を冷却する際に、基板と基板支持部との摩擦により生じる傷を抑制することのできる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置を、基板に熱処理を施す処理室と、前記処理室に接続され基板を搬送する基板搬送装置を備える搬送室と、前記搬送室に接続され前記処理室で熱処理された基板を冷却する冷却室とを備えるように構成し、さらに、前記冷却室内には、基板を支持するための基板支持部を備え、前記熱処理された基板を基板支持部で支持して冷却する際に、前記基板支持部により基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となるように、前記基板支持部が基板裏面の3ヶ所以上の位置を支持するように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、供給された処理用ガスを用いて、半導体ウェハ等の基板を処理する基板処理技術に関するものであり、特に、基板を1枚又は数枚単位で処理する枚葉処理装置において、基板処理後に処理室から高温状態で搬出される基板の温度を低下させる際に、該温度低下に伴って、基板の載置面(裏面)が傷付くことを抑制することのできる基板処理装置に関する。
枚葉処理装置でICの回路を製造する過程では、処理用ガスを用いて、様々な方法で基板表面に成膜等の基板処理を行っている。例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法では、気相反応を用いて、加熱処理等により膜の堆積等をしている。処理室において例えば600℃の高温で処理された基板を搬出した後、該基板を基板収容器(キャリヤ)に収容するため、冷却室内の基板支持部に載置して冷却する。下記の特許文献1には、処理後の基板を冷却するようにした枚葉処理装置が記載されている。
従来、例えば、図5に示すように、冷却室内において、直径300mmのウェハの裏面を、A点4ヶ所、B点3ヶ所、C点1ヶ所の計7ヶ所の基板支持部で支持し、180℃程度から室温(25℃)程度まで冷却している。図5は、従来例における基板支持部の位置を示す図である。ウェハ中心からの距離は、A点が133mm、B点が63mm、C点が10mmである。
このとき、ウェハ冷却中にウェハ裏面に付いた傷は、A点以外のB点やC点では小さく、問題とならないが、A点の傷は大きく、後工程において問題となる。
特開2010−98247号公報
A点の傷の様子を調べたところ、図5のウェハの外側に示すように、A点の傷は、ウェハの中心から放射状に、外方向に伸びており、その長さは350〜400μmであることが判明した。このA点の傷の様子から、傷の原因は、ウェハの熱収縮に伴い、ウェハ裏面と基板支持部とが擦れ合って生じたものと考えられる。
本発明は、高温の基板を冷却する際に、基板と基板支持部との摩擦により生じる傷を抑制することのできる基板処理装置を提供することを目的とするものである。
本明細書において開示される基板処理装置に関する発明のうち、代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
基板に熱処理を施す処理室と、
前記処理室に接続され、基板を搬送する基板搬送装置を備える搬送室と、
前記搬送室に接続され、前記処理室で熱処理された基板を冷却する冷却室とを備える基板処理装置であって、
前記冷却室内に基板を支持するための基板支持部を備え、前記熱処理された基板を前記基板支持部で支持して冷却する際に、前記基板支持部により基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となるように、前記基板支持部が、基板裏面の3ヶ所以上の位置を支持するようにした基板処理装置。
上記のように基板処理装置を構成すると、高温の基板を冷却する際に、基板と基板支持部との摩擦により生じる傷を抑制することができ、基板裏面に形成される傷を、露光工程等の後工程で問題とならない大きさにすることができる。
本発明の実施例に係る基板処理装置を、上面から見た断面図である。 本発明の実施例に係る基板処理装置を、側面から見た断面図である。 本発明の実施例に係る基板支持部の位置を示す図である。 基板支持部の位置と傷の大きさの関係を示す図である。 従来例における基板支持部の位置を示す図である。
本発明の実施例に係る基板処理装置について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、基板処理装置を上面から見た図であり、図2は、基板処理装置を側面から見た図である。
なお、本発明が適用される基板処理装置においては、ウェハなどの基板を搬送するキャリヤとして、FOUP(front opening unified pod 。以下、ポッドという。)が使用される。また、以下の説明において、前後左右は、図1のX1方向を右、X2方向を左、Y1方向を前、Y1方向を後とする。
図1および図2に示されているように、基板処理装置は、第1搬送室103を備えている。第1搬送室103は、真空状態などの大気圧未満の圧力(負圧)に耐え得る構造として構成されている。第1搬送室103の筐体101は、平面視(上側から見た形)が六角形で、上下両端が閉塞された箱形状に形成されている。第1搬送室103には、第1ウェハ移載機112が設置されている。第1ウェハ移載機112は、負圧下においてウェハ200を移載可能である。第1ウェハ移載機112は、第1搬送室103の気密性を維持した状態で、エレベータ115によって、昇降できるように構成されている。
筐体101の六枚の側壁のうち前側に位置する二枚の側壁には、搬入用の予備室122と搬出用の予備室123とがそれぞれゲートバルブ244,127を介して連結されており、それぞれ負圧に耐え得る構造に構成されている。さらに、予備室122には搬入室用の基板置き台140が設置され、予備室123には搬出室用の基板置き台141が設置されている。
予備室122および予備室123の前側には、略大気圧下で用いられる第2搬送室121がゲートバルブ128、129を介して連結されている。第2搬送室121にはウェハ200を移載する第2ウェハ移載機124が設置されている。第2ウェハ移載機124は第2搬送室121に設置されたエレベータ126によって昇降されるように構成されているとともに、リニアアクチュエータ132によって左右方向に往復移動されるように構成されている。
図1に示されているように、第2搬送室121の左側にはノッチまたはオリフラ合わせ装置(プリアライナ)106が設置されている。また、図2示されているように、第2搬送室121の上部にはクリーンエアを供給するクリーンユニット118が設置されている。
図1および図2に示されているように、第2搬送室121の筐体125の前側には、ウェハ200を第2搬送室121に対して搬入搬出するためのウェハ搬入搬出口134と、ポッドオープナ108が設置されている。ウェハ搬入搬出口134を挟んでポッドオープナ108と反対側、すなわち筐体125の外側にはIOステージ105が設置されている。ポッドオープナ108は、ポッド100のキャップ100aを開閉すると共にウェハ搬入搬出口134を閉塞可能なクロージャ142と、クロージャ142を駆動する駆動機構136とを備えており、IOステージ105に載置されたポッド100のキャップ100aを開閉することにより、ポッド100に対するウェハ200の出し入れを可能にする。また、ポッド100は図示しない工程内搬送装置(RGV:Rail Guided Vehicle)によって、IOステージ105に対して、供給および排出されるようになっている。
図1に示されているように、筐体101の六枚の側壁のうち後ろ側(背面側)に位置する二枚の側壁には、ウェハに所望の処理を行う第1処理炉202と、第2処理炉137とがゲートバルブ130、131を介してそれぞれ隣接して連結されている。第1処理炉202および第2処理炉137はいずれもコールドウォール式の処理炉によって構成されている。また、筐体101における六枚の側壁のうちの残りの互いに対向する二枚の側壁には、第1クーリングユニット138と、第2クーリングユニット139とがそれぞれ連結されている。第1クーリングユニット138および第2クーリングユニット139は、いずれも処理済みのウェハ200を冷却する基板冷却室として構成され、真空状態でウェハ200を冷却するが、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスを流しながら冷却するように構成してもよい。
また、図1、図2に示すように、制御部としてのコントローラ281は、信号線Aを通じて真空搬送ロボット112、信号線Bを通じて大気搬送ロボット124、信号線Cを通じてゲートバルブ127,128,129,130,131,244、信号線Dを通じてポッドオープナ108、信号線Eを通じてプリアライナ106、信号線Fを通じてクリーンユニット118と接続される等、基板処理装置を構成する各構成部と電気的に接続され、更に各構成部の動作を制御するように構成されている。
第1クーリングユニット138内および第2クーリングユニット139内には、ウェハ200を支持する基板支持部が複数設けられている。基板支持部は、半球状の凸部形状であり、該半球状の凸部で、ウェハ200の裏面を支持する。前記半球状の凸部の半径は約3mmである。また、基板支持部の材質は石英である。
次に、基板支持部の位置と傷の大きさの関係について、図4を用いて説明する。図4は、基板支持部の位置と傷の大きさの関係を示す図である。すなわち、基板が基板温度180℃から25℃に冷却され、基板が収縮するときに、基板支持部と基板が擦れ、基板裏面に形成される傷の長さと、基板支持部の位置(基板中心からの距離)の関係を示す図である。図4において、縦軸は傷の長さ、横軸は基板中心からの距離を示す。図4に示すように、基板裏面に形成される傷の長さは、基板中心からの距離に比例する。なお、基板裏面に形成される傷の長さは、熱膨張係数と温度差(この場合は、180℃−25℃=155℃)と基板中心からの距離との積で算出することができる。
図4に示すように、傷の長さは、ウェハ200の中心から65mmの位置では約240μmである。
冷却前の基板は、全方向に等しく熱膨張していると考えられるため、基板中心付近では、熱膨張による基板形状の変化量は少なく、基板中心からの距離が長くなるほど、熱膨張による基板形状の変化量は多くなる。したがって、基板が冷却され、基板が収縮するときにおける、基板支持部と基板が擦れる長さ、つまり、基板裏面に形成される傷の長さは、基板中心からの距離に比例する。
次に、本発明の実施例に係る基板支持部の位置について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施例に係る基板支持部の位置を示す図である。図3において、エリア1は、ウェハ最外周の位置であり、ウェハ200の縁から5mm以内の領域である。例えば、直径300mmのウェハの場合は、エリア1は、ウェハ200の中心から145mm以上外側の領域となる。エリア1は、製品(半導体装置等のデバイス)として使用されない領域なので、裏面に傷が付いたとしても問題とならない。したがって、エリア1内において、3ヶ所以上でウェハを支持すればよい。
あるいは、エリア1内でウェハを支持するのではなく、図3のエリア2内でウェハを支持することもできる。図3において、エリア2は、ウェハ200の中心から65mm以内の領域である。例えば、500℃以下の熱処理プロセスの場合、シリコン(Si)の熱膨張係数は24E−6なので、ウェハの熱収縮による位置ズレは、ウェハ200の中心から65mmの位置では、計算上は約240μmとなる。実際には、ウェハの撓みなどにより一部相殺されるので、200μm程度となる。240〜200μm程度の傷は、現状では、裏面傷として問題とならない。したがって、エリア2内において、3ヶ所以上でウェハを支持すればよい。
ここで、ウェハの熱収縮による位置ズレが、ウェハの撓みにより相殺される理由は、次の通りである。すなわち、基板支持部に載置されたウェハは、自重と温度により、その中心部が周辺部よりも下方となるように、曲面を描くように撓む。ウェハが熱収縮するとき、基板支持部上のウェハ裏面には内向きの力が働く。一方、ウェハが冷却され収縮すると、ウェハの撓みが是正され曲面がより平面に近づくので、基板支持部上のウェハ裏面に外向きの力が働く。かくして、ウェハの熱収縮による位置ズレは、ウェハの撓みにより一部相殺される。
上述したように、エリア2内において、3ヶ所以上でウェハ200を支持する場合は、熱処理されたウェハ200を冷却する際に、基板支持部によりウェハ200裏面に形成される傷の長さを0.25mm以下とすることができ、ウェハ200裏面に形成される傷の長さを、露光工程等の後工程で問題とならない大きさにすることができる。
なお、エリア2を、ウェハ200の中心より5mm以上で65mm以内の位置としてもよい。ウェハ200の中心より5mm以上の位置であれば、基板支持部を3ヶ所以上設けることが容易である。
ウェハ200の中心より5mm以上で65mm以内の位置では、ウェハ200裏面に形成される傷の長さを、0.018mm以上で0.25mm以下とすることができ、露光工程等の後工程で問題とならない。
あるいは、エリア1内とエリア2内の両方に基板支持部を位置させて、エリア1内とエリア2内の計3ヶ所以上でウェハを支持するようにしてもよい。あるいは、エリア1内の1ヶ所以上とエリア2内の3ヶ所以上でウェハを支持するようにしてもよい。このようにしても、ウェハ200裏面に形成される傷の長さを、露光工程等の後工程で問題とならない大きさにすることができる。
また、より高温の熱処理プロセスの場合は、ウェハの撓みが問題になることが懸念されるが、そのときは、エリア1内において3ヶ所以上でウェハを支持し、かつエリア2内において1ヶ所以上でウェハを支持すれば、ウェハの撓みの問題を解消できる。
以下、前記構成をもつ基板処理装置を使用した処理工程を説明する。
未処理のウェハ200は25枚がポッド100に収納された状態で、処理工程を実施する基板処理装置へ工程内搬送装置によって搬送されて来る。図1および図2に示されているように、搬送されて来たポッド100はIOステージ105の上に工程内搬送装置から受け渡されて載置される。ポッド100のキャップ100aがポッドオープナ108によって取り外され、ポッド100のウェハ出し入れ口が開放される。
ポッド100がポッドオープナ108により開放されると、第2搬送室121に設置された第2ウェハ移載機124は、ポッド100からウェハ200をピックアップして予備室122に搬入し、ウェハ200を基板置き台140に移載する。この移載作業中には、予備室122の第1搬送室103側のゲートバルブ244は閉じられており、第1搬送室103内の負圧は維持されている。ポッド100に収納された所定枚数、例えば25枚のウェハ200の基板置き台140への移載が完了すると、ゲートバルブ128が閉じられ、予備室122内が排気装置(図示せず)によって負圧に排気される。
予備室122内が予め設定された圧力値となると、ゲートバルブ244が開かれ、予備室122と第1搬送室103とが連通される。続いて、第1搬送室103の第1ウェハ移載機112は基板置き台140からウェハ200をピックアップして第1搬送室103に搬入する。ゲートバルブ244が閉じられた後、ゲートバルブ130が開かれ、第1搬送室103と第1処理炉202とが連通される。続いて第1ウェハ移載機112は、ウェハ200を第1搬送室103から第1処理炉202に搬入して、第1処理炉202内の支持具に移載する。ゲートバルブ130が閉じられた後、第1処理炉202内は、所定の処理圧、所定の処理温度に調整され、第1処理炉202内に処理ガスが供給され、ウェハ200に所望の処理が施される。
第1処理炉202でウェハ200に対する処理が完了すると、ゲートバルブ130が開かれ、処理済みのウェハ200は第1ウェハ移載機112によって第1搬送室103に搬出される。搬出後、ゲートバルブ130は閉じられる。
第1ウェハ移載機112は第1処理炉202から搬出したウェハ200を第1クーリングユニット138へ搬送し、処理済みのウェハは冷却される。
第1クーリングユニット138に処理済みウェハ200を搬送すると、第1ウェハ移載機112は予備室122の基板置き台140に予め準備されたウェハ200を前述した作動と同様に、第1処理炉202に搬送し、第1処理炉202内でウェハ200に所望の処理が施される。
第1クーリングユニット138において予め設定された冷却時間が経過すると、冷却済みのウェハ200は第1ウェハ移載機112によって第1クーリングユニット138から第1搬送室103に搬出される。
冷却済みのウェハ200が第1クーリングユニット138から第1搬送室103に搬出されたのち、ゲートバルブ127が開かれる。第1ウェハ移載機112は第1クーリングユニット138から搬出したウェハ200を予備室123へ搬送し、基板置き台141に移載した後、予備室123はゲートバルブ127によって閉じられる。
以上の作動が繰り返されることにより、予備室122内に搬入された所定枚数、例えば25枚のウェハ200が順次処理されて行く。
予備室122内に搬入された全てのウェハ200に対する処理が終了し、全ての処理済みウェハ200が予備室123に収納され、予備室123がゲートバルブ127によって閉じられると、予備室123内が不活性ガスにより略大気圧に戻される。予備室123内が略大気圧に戻されると、ゲートバルブ129が開かれ、IOステージ105に載置された空のポッド100のキャップ100aがポッドオープナ108によって開かれる。続いて、第2搬送室121の第2ウェハ移載機124は基板置き台141からウェハ200をピックアップして第2搬送室121に搬出し、第2搬送室121のウェハ搬入搬出口134を通してポッド100に収納して行く。25枚の処理済みウェハ200のポッド100への収納が完了すると、ポッド100のキャップ100aがポッドオープナ108によって閉じられる。閉じられたポッド100はIOステージ105の上から次の工程へ工程内搬送装置によって搬送されて行く。
以上の作動は第1処理炉202および第1クーリングユニット138が使用される場合を例にして説明したが、第2処理炉137および第2クーリングユニット139が使用される場合についても同様の作動が実施される。また、上述の基板処理装置では、予備室122を搬入用、予備室123を搬出用としたが、予備室123を搬入用、予備室122を搬出用としてもよい。
また、第1処理炉202と第2処理炉137は、それぞれ同じ処理を行ってもよいし、別の処理を行ってもよい。第1処理炉202と第2処理炉137で別の処理を行う場合、例えば第1処理炉202でウェハ200にある処理を行った後、続けて第2処理炉137で別の処理を行わせてもよい。また、第1処理炉202でウェハ200にある処理を行った後、第2処理炉137で別の処理を行わせる場合、第1クーリングユニット138又は第2クーリングユニット139を経由するようにしてもよい。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。本発明は、半導体製造装置だけでなく、LCD製造装置のようなガラス基板を処理する装置や、他の基板処理装置にも適用できる。基板処理の処理内容は、CVD、PVD、酸化膜、窒化膜、金属含有膜等を形成する成膜処理だけでなく、露光処理、リソグラフィ、塗布処理等であってもよい。
本明細書には、少なくとも次の発明が含まれる。すなわち、第1の発明は、
基板に熱処理を施す処理室と、
前記処理室に接続され、基板を搬送する基板搬送装置を備える搬送室と、
前記搬送室に接続され、前記処理室で熱処理された基板を冷却する冷却室とを備える基板処理装置であって、
前記冷却室内に基板を支持するための基板支持部を備え、前記熱処理された基板を前記基板支持部で支持して冷却する際に、前記基板支持部により基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となるように、前記基板支持部が、基板裏面の3ヶ所以上の位置を支持するようにした基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となる位置を基板支持部が支持するので、基板裏面に形成される傷を、露光工程等の後工程で問題とならない大きさにすることができる。
なお、前記第1の発明において、基板裏面に形成される傷の長さが0.018mm以上で0.25mm以下となる基板裏面の3ヶ所以上の位置を、前記基板支持部が支持するようにしてもよい。現状では、0.018mm以上で0.25mm以下の長さの傷は、露光工程等の後工程で問題とならず、また、上記のようにすると、基板支持部を3ヶ所以上設けることが容易である。
第2の発明は、前記第1の発明の基板処理装置であって、
前記基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となる位置は、前記基板の中心より65mm以内の位置である基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、基板の中心から65mm以内の位置を基板支持部が支持するので、基板裏面に形成される傷を、露光工程等の後工程で問題とならない大きさにすることができる。
なお、前記第2の発明において、前記基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となる位置を、前記基板の中心より5mm以上で65mm以内の位置としてもよい。基板の中心より5mm以上の位置であれば、基板支持部を3ヶ所以上設けることが容易である。
第3の発明は、
基板に熱処理を施す処理室と、
前記処理室に接続され、基板を搬送する基板搬送装置を備える搬送室と、
前記搬送室に接続され、前記処理室で熱処理された基板を冷却する冷却室とを備える基板処理装置であって、
前記冷却室内に基板を支持するための基板支持部を備え、基板の縁から5mm以内となる位置および基板の中心から65mm以内の位置のうち、計3ヶ所以上の基板裏面の位置を、前記基板支持部が支持するようにした基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、基板支持部が基板を安定して支持することができ、また、基板の縁から5mm以内の位置では、傷が大きくても製品として使用されないので、傷が問題とならない。
第4の発明は、前記第1の発明ないし第3の発明の基板処理装置であって、
前記基板支持部で支持される基板の直径が300mm以上である基板処理装置。
第5の発明は、
真空搬送ロボットが基板を処理室に搬入する工程と、
前記処理室が前記基板に熱処理を施す工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記熱処理が施された基板を前記処理室から搬出する工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記熱処理が施された基板を、冷却室に搬入する工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記冷却室内に設けられ、前記基板の支持部を前記基板の裏面に形成される傷が0.25mm以下となるような位置に3ヶ所以上有する基板載置台に載置し冷却する工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記基板を前記冷却室から搬出する工程と、
を有する半導体装置の製造方法。
このように半導体装置の製造方法を構成すると、半導体装置の基板裏面に形成される傷を、露光工程等の後工程で問題とならない大きさにすることができる。
第6の発明は、
真空搬送ロボットが基板を処理室に搬入する工程と、
前記処理室が前記基板に熱処理を施す工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記熱処理が施された基板を前記処理室から搬出する工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記熱処理が施された基板を、冷却室に搬入する工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記冷却室内に設けられ、前記基板の支持部を前記基板の縁から5mm以内となる位置および基板の中心から65mm以内の位置のうち、計3ヶ所以上有する基板載置台に載置し冷却する工程と、
前記真空搬送ロボットが、前記基板を前記冷却室から搬出する工程と、
を有する半導体装置の製造方法。
このように半導体装置の製造方法を構成すると、製造される半導体装置が形成される基板を、基板支持部が安定して支持することができ、また、基板の縁から5mm以内の位置では、傷が大きくても製品として使用されないので、傷が問題とならない。
100・・ポッド、100a・・キャップ、101・・筐体、103・・第1搬送室、105・・I/Oステージ、106・・ノッチ合わせ装置、108・・ポッドオープナ、112・・第1ウェハ移載機、115・・エレベータ、118・・クリーンユニット、121・・第2搬送室、122・・搬入用予備室、123・・搬出用予備室、124・・第2ウェハ移載機、125・・筐体、126・・エレベータ、127・・ゲートバルブ、128・・ゲートバルブ、129・・ゲートバルブ、130・・ゲートバルブ、131・・ゲートバルブ、132・・リニアアクチュエータ、134・・ウェハ搬入出口、136・・駆動機構、137・・第2処理炉、138・・第1クーリングユニット、139・・第2クーリングユニット、140・・基板置き台、141・・基板置き台、142・・クロージャ、200・・ウェハ、202・・第1処理炉、244・・ゲートバルブ、281・・コントローラ。

Claims (3)

  1. 基板に熱処理を施す処理室と、
    前記処理室に接続され、基板を搬送する基板搬送装置を備える搬送室と、
    前記搬送室に接続され、前記処理室で熱処理された基板を冷却する冷却室とを備える基板処理装置であって、
    前記冷却室内に基板を支持するための基板支持部を備え、前記熱処理された基板を前記基板支持部で支持して冷却する際に、前記基板支持部により基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となるように、前記基板支持部が、基板裏面の3ヶ所以上の位置を支持するようにした基板処理装置。
  2. 前記基板裏面に形成される傷の長さが0.25mm以下となる位置は、前記基板の中心より65mm以内の位置である、請求項1に記載された基板処理装置。
  3. 基板に熱処理を施す処理室と、
    前記処理室に接続され、基板を搬送する基板搬送装置を備える搬送室と、
    前記搬送室に接続され、前記処理室で熱処理された基板を冷却する冷却室とを備える基板処理装置であって、
    前記冷却室内に基板を支持するための基板支持部を備え、基板の縁から5mm以内となる位置および基板の中心から65mm以内の位置のうち、計3ヶ所以上の基板裏面の位置を、前記基板支持部が支持するようにした基板処理装置。
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