JP2012065016A - 携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法、ストレス状態演算プログラム - Google Patents

携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法、ストレス状態演算プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】専用の機器を用いずに、かつ、通信が不可能な場合であっても、ストレス状態を把握することができる携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法、ストレス状態演算プログラムを提供する。
【解決手段】携帯通信端末装置100に内蔵するカメラ113とライト114とを用いて、撮影中にライト114を発光させ、瞳孔の収縮速度を求める。ストレス状態演算部141は、この収縮速度から、ストレス状態を演算し、メインディスプレイ121に結果を表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、人体のストレス状態を求めることができる携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法、ストレス状態演算プログラムに関するものである。
可搬性に優れた瞳孔計が従来から開示されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1に開示されている瞳孔計は、瞳孔検査に特化した装置であり、一般の利用者が気軽に使用できるものではなかった。
また、特許文献1に開示されている瞳孔検査の手法を用いて、瞳孔の対光反応とストレスとの関連性から、携帯端末を利用して人体のストレスを判定するストレス判定システムが開示されている(特許文献2)。
特開2002−238853号公報 特開2009−142469号公報
しかし、特許文献2に開示されているストレス判定システムでは、サーバと通信を行い、サーバにおいてストレス判定の演算を行っている。したがって、電波状態が悪い場所や、電波を発することが禁止されている場所で使用する場合等、通信が不可能な場合には、利用できないという問題があった。
本発明の課題は、専用の機器を用いずに、かつ、通信が不可能な場合であっても、ストレス状態を把握することができる携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法、ストレス状態演算プログラムを提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1)本発明は、少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影部(113,213,313,413A,413B,513,613)と、前記撮影部の撮影中に照明光を照射する照明部(114,214,314,414A,414B,514,614)と、前記撮影部と前記照明部とを制御し、前記撮影部が撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算部(141,241,341,441)と、前記ストレス状態演算部による演算結果を表示する表示部(121,123,221,223,321,323,421,521,523,621,623)と、を備える携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、撮影部は、少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する。照明部は、撮影部の撮影中に照明光を照射する。ストレス状態演算部は、撮影部と照明部とを制御し、撮影部が撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算する。表示部は、ストレス状態演算部による演算結果を表示する。したがって、専用の機器を用いずに、かつ、通信が不可能な場合であっても、ストレス状態を把握することができる。
(2)本発明は、(1)に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部(141,241,341,441)は、画像中の瞳孔の輪郭を抽出し、瞳孔の大きさの変化から前記収縮速度を求めること、を特徴とする携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、ストレス状態演算部は、画像中の瞳孔の輪郭を抽出し、瞳孔の大きさの変化から収縮速度を求める。したがって、簡単かつ精度よく収縮速度を求めることができる。
(3)本発明は、(1)に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部(141,241,341,441)は、動き補償を利用して画像中の瞳孔付近の動きベクトルを求め、動きベクトルを用いて前記収縮速度を求めること、を特徴とする携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、ストレス状態演算部は、動き補償を利用して画像中の瞳孔付近の動きベクトルを求め、動きベクトルを用いて収縮速度を求める。したがって、簡単かつ精度よく収縮速度を求めることができる。
(4)本発明は、(1)から(3)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部(141,241,341,441)が演算したストレス状態に応じて、次に行う動作を選択する対応動作選択部(143)を備えること、を特徴とする携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、対応動作選択部は、ストレス状態演算部が演算したストレス状態に応じて、次に行う動作を選択する。したがって、例えば、ストレスが大きいときに、利用者のストレスを軽減するために有効なアドバイス等を行える。
(5)本発明は、(1)から(4)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記表示部(123,221,223,321,323,421,523,621,623)は、撮影者自身を撮影するときに撮影者が目視可能な状態となること、を特徴とする携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、表示部は、撮影者自身を撮影するときに撮影者が目視可能な状態となる。したがって、撮影時に自らの目を撮影範囲内に収めることを簡単に行え、自らのストレス状態の把握を容易に行える。
(6)本発明は、(5)に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部(141,241,341,441)は、ストレス状態の演算に必要な画像を撮影可能なように案内する撮影案内を前記表示部(123,221,223,321,323,421,521,523,621,623)に表示する、又は、音声をスピーカ(122,222,322,422,522,622)から発すること、を特徴とする携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に必要な画像を撮影可能なように案内する撮影案内を表示部に表示する、又は、音声をスピーカから発する。したがって、利用者は、撮影案内に従うだけで、撮影の失敗を防ぐことができる。また、撮影案内によって、良好な画像が得られる確率が高くなるので、精度の高いストレス状態の把握を行える。
(7)本発明は、(1)から(4)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記撮影部は、当該携帯通信端末装置の前記表示部(421)と同じ側に設けられた第1のカメラ(413A)と、前記表示部とは反対側に設けられた第2のカメラ(413B)とを備え、前記照明部は、当該携帯通信端末装置の前記表示部と同じ側に設けられた第1の発光部(414A)と、前記表示部とは反対側に設けられた第2の発光部(414B)とを備えており、前記ストレス状態演算部(441)は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、前記第1のカメラ及び前記第1の発光部を用いて撮影を行うこと、を特徴とする携帯通信端末装置(400)を提案している。
この発明によれば、撮影部は、携帯通信端末装置の表示部と同じ側に設けられた第1のカメラと、表示部とは反対側に設けられた第2のカメラとを備える。照明部は、携帯通信端末装置の表示部と同じ側に設けられた第1の発光部と、表示部とは反対側に設けられた第2の発光部とを備える。ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、第1のカメラ及び第1の発光部を用いて撮影を行う。したがって、撮影時に自らの目を撮影範囲内に収めることを簡単に行え、自らのストレス状態の把握を容易に行える。
(8)本発明は、(1)から(4)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記撮影部(313)及び前記照明部(314)は、前記表示部(321)の向きと同じ向きと前記表示部の向きとは反対側の向きとを向くことができ、前記ストレス状態演算部(341)は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、前記撮影部及び前記照明部が前記表示部の向きと同じ向きを向いているか否かを確認すること、を特徴とする携帯通信端末装置(300)を提案している。
この発明によれば、撮影部及び照明部は、表示部の向きと同じ向きと表示部の向きとは反対側の向きとを向くことができる。ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、撮影部及び照明部が表示部の向きと同じ向きを向いているか否かを確認する。したがって、撮影中の目の画像を表示部に表示して撮影者に見せることができ、撮影者は、自らの目の撮影を容易に行うことができる。
(9)本発明は、(1)から(6)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記撮影部(513)及び前記照明部(514)が設けられている側と同じ側には、前記撮影部による撮影の開始を行うときに操作されるシャッター操作部(560)が設けられていること、を特徴とする携帯通信端末装置(500)を提案している。
この発明によれば、撮影部及び照明部が設けられている側と同じ側には、撮影部による撮影の開始を行うときに操作されるシャッター操作部が設けられている。したがって、撮影時の手ブレを抑制でき、撮影して得られる目の画像を鮮明なものとでき、ストレス状態の演算を精度よく行える。
(10)本発明は、(1)から(6)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記撮影部(613)及び前記照明部(614)は、当該携帯通信端末装置から取り外し可能であって、取り外した状態において撮影動作を行えること、を特徴とする携帯通信端末装置(600)を提案している。
この発明によれば、撮影部及び照明部は、当該携帯通信端末装置から取り外し可能であって、取り外した状態において撮影動作を行える。したがって、目の中心を簡単に撮影できる。
(11)本発明は、(1)から(6)までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部(141,241,341,441)が演算したストレス状態に関する情報を外部に送信する通信部(150)を有すること、を特徴とする携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)を提案している。
この発明によれば、通信部は、ストレス状態演算部が演算したストレス状態に関する情報を外部に送信する。したがって、外部のサーバや他の携帯通信端末装置がストレス状態を把握でき、適切なストレス対応を利用者に対して実施できる。
(12)本発明は、少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する照明ステップと、前記撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算ステップと、前記ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する表示ステップと、を実行する携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)のストレス状態演算方法を提案している。
この発明によれば、撮影ステップは、少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する。照明ステップは、撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する。ストレス状態演算ステップは、撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算する。表示ステップは、ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する。したがって、専用の機器を用いずに、かつ、通信が不可能な場合であっても、ストレス状態を把握することができる。
(13)本発明は、コンピュータに、少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する照明ステップと、前記撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算ステップと、前記ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する表示ステップと、を実行させるための携帯通信端末装置(100,200,300,400,500,600)のストレス状態演算プログラムを提案している。
この発明によれば、撮影ステップは、少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する。照明ステップは、撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する。ストレス状態演算ステップは、撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算する。表示ステップは、ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する。したがって、専用の機器を用いずに、かつ、通信が不可能な場合であっても、ストレス状態を把握することができる。
本発明によれば、専用の機器を用いることなく、通信が不可能な場合を含めて、いつでも、どこでも、ストレス状態を簡単に把握することができる。
本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第1実施形態を示す正面斜視図である。 第1実施形態の携帯通信端末装置を示す裏面斜視図である。 第1実施形態の携帯通信端末装置の内部構成を示すブロック図である。 第1実施形態の携帯通信端末装置のストレス状態を演算するときの動作を示すフローチャートである。 本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第2実施形態を示す裏面斜視図である。 本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第3実施形態を示す表面斜視図である。 本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第4実施形態を示す表面斜視図である。 第4実施形態の携帯通信端末装置を示す裏面斜視図である。 本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第5実施形態を示す裏面斜視図である。 本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第6実施形態を示す裏面斜視図である。 カメラユニット670を第1の筐体610から取り外した状態を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第1実施形態を示す正面斜視図である。
図2は、第1実施形態の携帯通信端末装置を示す裏面斜視図である。
第1実施形態の携帯通信端末装置100は、第1の筐体110と、第2の筐体120とが軸部130を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。図1及び図2は、第1の筐体110及び第2の筐体120を開いた状態を示しており、以下、第1の筐体110及び第2の筐体120それぞれが折りたたんだときに対向し合う面、すなわち、図1において見えている側の面を表面と呼ぶ。一方、第1の筐体110及び第2の筐体120それぞれが折りたたんだときに外側に露呈している側の面、すなわち、図2において見えている側の面を裏面と呼ぶ。なお、この表面、裏面という呼び方は、以下に示す第2実施形態から第4実施形態においても同様とする。
第1の筐体110の表面には、操作キー111と、マイク112とが設けられている。一方、第1の筐体110の裏面には、カメラ113と、ライト114とが設けられている。
操作キー111は、数字や文字入力、各種選択等を行える操作部材である。
マイク112は、通話時の音声を入力するマイクである。
カメラ113は、後述するように、連続撮影、又は、動画像の撮影を行うことができる撮影部である。
ライト114は、カメラ113の撮影中に照明光を照射する照明部である。
第2の筐体120の表面には、メインディスプレイ121と、スピーカ122とが設けられている。一方、第2の筐体120の裏面には、サブディスプレイ123が設けられている。
メインディスプレイ121は、携帯通信端末装置100の各種情報を表示する表示部である。カメラ113を用いて撮影を行うときには、通常は、このメインディスプレイ121に被写体像を表示する。
スピーカ122は、通話時の音声を出力するとともに、着信音や音楽再生時に音声を出力するマイクである。なお、図1では、通話時のスピーカと音楽再生時等に用いるスピーカとをスピーカ122ひとつで共用する例としたが、音楽再生時等に用いるスピーカを別途設けてもよい。
サブディスプレイ123は、第1の筐体110と第2の筐体120とを閉じた状態において各種情報を表示する表示部である。また、サブディスプレイ123は、ストレス状態の演算用に目を撮影するときには、カメラ113を用いて得た目の画像を表示し、目の撮影を容易に行えるように補助する。
図3は、第1実施形態の携帯通信端末装置の内部構成を示すブロック図である。
携帯通信端末装置100は、上述した操作キー111と、マイク112と、カメラ113と、ライト114と、スピーカ122と、メインディスプレイ121と、サブディスプレイ123との他に、ソフトウェア140と、通信部150とを備えている。
ソフトウェア140は、携帯通信端末装置100において動作するアプリケーションソフトウェアであり、携帯通信端末装置100内のCPU及びメモリ上において実行される。ソフトウェア140は、ストレス状態演算部141と、画像解析部142と、対応動作選択部143とを備えている。
ストレス状態演算部141は、カメラ113とライト114とを制御し、目の瞳孔が収縮する過程を含む画像を取得し、取得した画像を基にして画像解析部142が求める収縮速度に基づいて人体のストレス状態を演算する。具体的には、ストレス状態演算部141は、ライト114を消灯した状態からカメラ113による撮影を開始する。そして、撮影途中にライト114を点灯する。そうすると、ライト114による照明光に反応して瞳孔が閉じてゆく。このときに、ストレス状態演算部141は、カメラ113を制御して、連続的に画像を取得する、又は、一連の流れを動画像として取得する。現在の携帯電話端末に多く用いられているカメラであれば、30フレーム/秒の撮影が可能であり、瞳孔の収縮速度を求めるためには、十分なサンプリングレートである。なお、瞳孔の収縮速度を求めるためには、10フレーム/秒程度のサンプリングレートでもよい。
画像解析部142は、カメラ113から得た人体の目を含む画像を解析して、瞳孔の収縮速度を算出する。
画像解析部142が行う画像解析の方法としては、以下の2つを例示できる。
1つ目の方法は、カメラ113から得た画像に対して、輪郭抽出を行い、各フレームについて瞳孔の面積を算出し、瞳孔の収縮速度を求める。
2つ目の方法は、連続するフレーム画像に対して、動き予測のアルゴリズムを用いて、瞳孔の動きベクトルを取得する処理を行い、瞳孔の収縮速度を求める。この動き予測のアルゴリズムとしては、例えば、MPEG動画処理における動き補償技術を利用することができる。
なお、本実施形態では、画像解析部142は、ストレス状態演算部141の機能の一部として設けているが、ストレス状態演算部141とは独立して機能するものとして設けてもよい。
対応動作選択部143は、ストレス状態演算部141が演算したストレス状態に応じて、次に行う動作を選択する。ストレス状態に応じて次に行う動作としては、例えば、メインディスプレイ121に、「今日はお疲れですね。休養してください。」等のメッセージを表示したり、スピーカ122から、上記表示したものと同様な音声を発したり、ストレス状態を和らげる効果の高い音楽等を発したりするとよい。また、ストレス状態に応じて、企業広告を配信したりしてもよい。さらに、携帯通信端末装置に芳香発生装置を設け、ストレス状態に応じて、携帯通信端末装置から芳香(アロマ)を漂わせ、知らず知らずのうちにリラックスさせるようにしてもよい。さらにまた、ストレス状態に応じて、メインディスプレイ121等の明るさを変化させて目の疲れに配慮してもよい。その他、ストレス状態に応じた各種コンテンツを提供するとよい。なお、提供するコンテンツは、ストレスを抱えた本人が周囲の人に当たり散らす形でストレス発散をしないようなものとすることが望ましい。
通信部150は、ストレス状態演算部141が演算したストレス状態に関する情報を、外部のサーバや、外部の他の携帯通信端末装置等に送信する。これにより、例えば、外部のサーバは、取得した情報からストレス状態が極度に悪い状態である場合には、カウンセラーにその旨の警告を行う。これにより、カウンセラーからメールや電話を行う等、早急なストレス対応を実施可能となる。また、例えば、家族や友人等の携帯通信端末装置が情報を取得することとすれば、ストレス状態を家族や友人等が把握できるので、ストレスを抱えた本人に対する接し方を適切なものとすることができる。
図4は、第1実施形態の携帯通信端末装置のストレス状態を演算するときの動作を示すフローチャートである。
ステップ(以下、単にSと記す)101では、携帯通信端末装置100のアプリケーションソフトウェアの1つであるソフトウェア140を選択して起動することにより、ストレス状態の測定を開始する。
S102では、ストレス状態演算部141が、カメラ113を制御して、利用者の目の撮影を開始する。このとき、ストレス状態演算部141は、カメラ113から得ている目の画像をサブディスプレイ123に表示し、利用者が目の撮影を容易に行えるようにする。このとき、サブディスプレイ123には、カメラ113から得ている目の画像とともに、目を収める範囲をガイドとして表示したり、「瞬きをしないように」と表示したりして、撮影案内を行う。撮影は、連続撮影、又は、動画像の撮影として継続的に行われる。
S103では、ストレス状態演算部141は、カメラ113により得られている目の画像を確認する。この確認は、瞳孔の収縮速度を演算可能な程度に鮮明かつ十分な大きさの画像となっているか否かを確認する。この確認において、不的確な画像であった場合には、ストレス状態演算部141は、利用者に対して、表示や音声により適宜必要なアドバイスを行う。
S104では、ストレス状態演算部141は、ライト114を制御して、カメラ113による撮影継続中に、ライト114を点灯させる。このライト114の点灯により、照明光が目に到達して、瞳孔が収縮を開始する。
S105では、ストレス状態演算部141は、S104におけるライト114の点灯から所定の時間経過、又は、所定量の撮影画像が得られたことにより、撮影を終了する。
S106では、ストレス状態演算部141は、ライト114を制御して、ライト114を消灯させる。
S107では、画像解析部142が、得られた画像を基にして、瞳孔の収縮速度を算出する。
S108では、ストレス状態演算部141は、S107において算出した瞳孔の収縮速度から、利用者のストレス状態を演算する。
S109では、対応動作選択部143が、演算されたストレス状態に応じて、次に行う動作を選択して、実行する。本実施形態では、演算されたストレス状態をメインディスプレイ121に表示する。
以上説明したように、第1実施形態によれば、携帯通信端末装置100単体で瞳孔の収縮速度を求め、求めた瞳孔の収縮速度に基づいてストレス状態を演算することができる。したがって、利用者が通常持ち歩くことの多い携帯電話端末だけで、ストレス状態を把握することができる。しかも、ストレス状態の演算時には、外部との通信を行う必要がないので、いつでも、どこでも、ストレス状態を把握することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第2実施形態を示す裏面斜視図である。
第2実施形態は、第1実施形態における第2の筐体120の構造を変更した第2の筐体220となっている他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の携帯通信端末装置200は、第1の筐体210と、第2の筐体220とが軸部230を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。第2実施形態の第2の筐体220は、軸部230に対して略直交する第2の軸部を中心として、図5中の矢印に示したように回転可能となっている。したがって、第2の筐体220は、その表面を、第1の筐体210の裏面側に向けることができる(図5に示す状態)。
第1の筐体210の表面には、図示しないが、操作キー211と、マイク212とが設けられている。一方、第1の筐体210の裏面には、カメラ213と、ライト214とが設けられている。
第2の筐体220の表面には、メインディスプレイ221と、スピーカ222とが設けられている。なお、第2の筐体220の裏面には、図示しないサブディスプレイ223が設けられていてもよいし、サブディスプレイ223を設けなくともよい。
第2実施形態の携帯通信端末装置200がストレス状態の演算に必要な目の画像を撮影するときには、ストレス状態演算部241(不図示)は、第2の筐体220の向きが図5に示すような状態となっているか否かを確認する。そして、第2の筐体220の向きが図5に示すような状態となっていない場合には、利用者に対して、第2の筐体220の向きを変更するように促す。そして、ストレス状態演算部241は、メインディスプレイ221に撮影中の目の画像や撮影ガイド等を表示し、撮影動作を補助する。
以上説明したように、第2実施形態によれば、第2の筐体220は、軸部230に対して略直交する第2の軸部を中心として、回転可能となっている。したがって、撮影中の目の画像をメインディスプレイ221に表示して利用者に見せることができ、撮影者は、目の撮影を容易に行うことができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第3実施形態を示す表面斜視図である。
第3実施形態は、カメラ313及びライト314が配置されている位置が、第1実施形態におけるカメラ113及びライト114と異なっている他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第3実施形態の携帯通信端末装置300は、第1の筐体310と、第2の筐体320とが軸部330を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。
第1の筐体310の表面には、操作キー311と、マイク312とが設けられている。一方、第1の筐体310の裏面には、第1実施形態におけるカメラ113と、ライト114とに相当するデバイスは設けられていない。
第2の筐体320の表面には、メインディスプレイ321と、スピーカ322とが設けられている。なお、第2の筐体320の裏面には、図示しないサブディスプレイ323が設けられていてもよいし、サブディスプレイ323を設けなくともよい。
軸部330には、カメラ313と、ライト314とが設けられている。これらカメラ313及びライト314は、軸部330の回転中心軸を中心として回転可能に設けられている。したがって、図6中の矢印方向に回転して撮影する方向を変えることができる。
第3実施形態の携帯通信端末装置300がストレス状態の演算に必要な目の画像を撮影するときには、ストレス状態演算部341(不図示)は、カメラ313及びライト314の向きが図6に示すような状態となっているか否かを確認する。そして、カメラ313及びライト314の向きが図6に示すような状態となっていない場合には、利用者に対して、カメラ313及びライト314の向きを変更するように促す。そして、ストレス状態演算部341は、メインディスプレイ321に撮影中の目の画像や撮影ガイド等を表示し、撮影動作を補助する。
以上説明したように、第3実施形態によれば、カメラ313及びライト314は、軸部330の回転中心軸を中心として回転可能に設けられている。そして、ストレス状態演算部341は、カメラ313及びライト314の向きがメインディスプレイ321と同じ向きになっているか否かを確認する。したがって、撮影中の目の画像をメインディスプレイ321に表示して撮影者に見せることができ、撮影者は、自らの目の撮影を容易に行うことができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第4実施形態を示す表面斜視図である。
図8は、第4実施形態の携帯通信端末装置を示す裏面斜視図である。
先に説明した第1実施形態では、カメラ113及びライト114が一組設けられていた。これに対して、第4実施形態は、第1のカメラ413A及び第1のライト414Aと、第2のカメラ413B及び第2のライト414Bとの、計2組が設けられている点で異なるが、他の形態は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第4実施形態の携帯通信端末装置400は、第1の筐体410と、第2の筐体420とが軸部430を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。
第1の筐体410の表面には、操作キー411と、マイク412とが設けられている。一方、第1の筐体410の裏面には、第2のカメラ413Bと、第2のライト414Bとが設けられている。
第2の筐体420の表面には、第1のカメラ413Aと、第1のライト414Aと、メインディスプレイ421と、スピーカ422とが設けられている。なお、第2の筐体420の裏面には、第1実施形態におけるサブディスプレイ123に相当するディスプレイは設けられていない。
第1のカメラ413A及び第1のライト414Aは、利用者が自らの顔を撮影するような場合に利用する第1のカメラ及び第1の発光部である。一方、第2のカメラ413B及び第2のライト414Bは、利用者が通常の撮影を行うときに利用する第2のカメラ及び第2の発光部である。これらの選択は、通常の撮影用アプリケーションソフトでは、いずれのカメラを使用するのかを撮影者が選択できるようになっている。
第4実施形態の携帯通信端末装置400がストレス状態の演算に必要な目の画像を撮影するときには、ストレス状態演算部441(不図示)は、撮影に使用するカメラ及びライトとして、第1のカメラ413A及び第1のライト414Aを自動的に選択する。そして、ストレス状態演算部441は、メインディスプレイ421に撮影中の目の画像や撮影ガイド等を表示し、撮影動作を補助する。
以上説明したように、第4実施形態によれば、ストレス状態演算部441は、ストレス状態の演算に必要な目の画像を撮影するときには、撮影に使用するカメラ及びライトとして、第1のカメラ413A及び第1のライト414Aを自動的に選択する。したがって、撮影中の目の画像をメインディスプレイ421に表示して利用者に見せることができ、撮影者は、目の撮影を容易に行うことができる。
(第5実施形態)
図9は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第5実施形態を示す裏面斜視図である。
第5実施形態は、第1実施形態における第1の筐体110の裏面側にシャッター操作部560を追加した他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第5実施形態の携帯通信端末装置500は、第1の筐体510と、第2の筐体520とが軸部530を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。
第1の筐体510の表面には、図示しないが、操作キー511と、マイク512とが設けられている。一方、第1の筐体510の裏面には、カメラ513と、ライト514と、シャッター操作部560とが設けられている。
第2の筐体520の表面には、図示しないが、メインディスプレイ521と、スピーカ522とが設けられている。第2の筐体520の裏面には、サブディスプレイ523が設けられている。
第5実施形態の携帯通信端末装置500がストレス状態の演算に必要な目の画像を撮影するときには、利用者は、シャッター操作部560を操作して撮影を行う。シャッター操作部560は、カメラ513及びライト514と同じ裏面側に設けられているので、撮影操作を無理なく行うことができる。これにより、撮影時の手ブレを大幅に軽減できる。目の撮影は、目を大きく拡大して撮影するので、わずかな手ブレにより得られる画像の品質が大きく劣化するおそれがあるが、本実施形態では、この手ブレを抑制できる。
以上説明したように、第5実施形態によれば、シャッター操作部560を、カメラ513及びライト514と同じ裏面側に設けたことにより、手ブレを抑制し、得られる目の画像の品質を向上したので、ストレス状態をより精度よく演算できる。
(第6実施形態)
図10は、本発明によるストレス状態演算方法を用いた携帯通信端末装置の第6実施形態を示す裏面斜視図である。
第6実施形態は、カメラ613及びライト614を第1の筐体610から取り外し可能とした他は、第1実施形態と同様な形態である。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第6実施形態の携帯通信端末装置600は、第1の筐体610と、第2の筐体620とが軸部630を中心として折りたたみ可能な携帯電話端末である。
第1の筐体610の表面には、図示しないが、操作キー611と、マイク612とが設けられている。一方、第1の筐体610の裏面には、カメラ613及びライト614を備えたカメラユニット670が設けられている。カメラユニット670は、第1の筐体610から取り外し可能である。
図11は、カメラユニット670を第1の筐体610から取り外した状態を示す図である。
カメラユニット670は、第1の筐体610から取り外した状態でもカメラ613及びライト614による撮影を行える。なお、カメラユニット670は、携帯通信端末装置600との間を有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。カメラユニット670と携帯通信端末装置600とを無線接続する場合には、カメラユニット670内に蓄電池が設けられる。また、カメラユニット670は、手ブレ補正機能を有している。この手ブレ補正機能は、電子式の手ブレ補正機能であってもよいし、光学式の手ブレ補正機能であってもよい。
第2の筐体620の表面には、図示しないが、メインディスプレイ621と、スピーカ622とが設けられている。第2の筐体620の裏面には、サブディスプレイ623が設けられている。
カメラ613及びライト614を有するカメラユニット670を第1の筐体610から取り外し可能としたことにより、カメラユニット670の位置を自由に動かすことができ、目の中心を撮影できる位置にカメラ613を簡単に配置できる。また、カメラユニット670を第1の筐体610から取り外し可能としたことにより、利用者自身では確認しにくい箇所(例えば口の中の(虫歯)や耳の穴の掃除の確認、背中や頭部の怪我の確認等)を撮影しモニター表示し確認することもできる。
以上説明したように、第6実施形態によれば、カメラ613及びライト614を有するカメラユニット670を第1の筐体610から取り外し可能としたので、目の撮影をさらに簡単に行うことができる。
なお、携帯通信端末装置の処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを携帯通信端末装置に読み込ませ、実行することによって本発明の携帯通信端末装置、ストレス状態演算方法を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
(変形形態)
(1)各実施形態において、携帯通信端末装置は、折りたたみ可能な形態をしている例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、2つの筐体が相対的にスライド移動するスライドタイプであってもよいし、筐体が1つで可動部分が設けられていないタイプであってもよい。
(2)各実施形態において、ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に必要な画像を撮影可能なように案内する撮影案内をメインディスプレイ又はサブディスプレイに表示する例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、撮影案内の音声をスピーカから発するようにしてもよい。
なお、第1実施形態〜第4実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
100,200,300,400,500,600 携帯通信端末装置
110,210,310,410,510,610 第1の筐体
111,211,311,411,511,611 操作キー
112,212,312,412,512,612 マイク
113,213,313,513,613 カメラ
114,214,314,514,614 ライト
120,220,320,420,520,620 第2の筐体
121,221,321,421,521,621 メインディスプレイ
122,222,322,422,522,622 スピーカ
123,223,323,523,623 サブディスプレイ
130,230,330,430,530,630 軸部
140 ソフトウェア
141,241,341,441 ストレス状態演算部
142 画像解析部
143 対応動作選択部
150 通信部
413A 第1のカメラ
413B 第2のカメラ
414A 第1のライト
414B 第2のライト
560 シャッター操作部
670 カメラユニット

Claims (13)

  1. 少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影部と、
    前記撮影部の撮影中に照明光を照射する照明部と、
    前記撮影部と前記照明部とを制御し、前記撮影部が撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算部と、
    前記ストレス状態演算部による演算結果を表示する表示部と、
    を備える携帯通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯通信端末装置において、
    前記ストレス状態演算部は、画像中の瞳孔の輪郭を抽出し、瞳孔の大きさの変化から前記収縮速度を求めること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  3. 請求項1に記載の携帯通信端末装置において、
    前記ストレス状態演算部は、動き補償を利用して画像中の瞳孔付近の動きベクトルを求め、前記動きベクトルを用いて前記収縮速度を求めること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
    前記ストレス状態演算部が演算したストレス状態に応じて、次に行う動作を選択する対応動作選択部を備えること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
    前記表示部は、撮影者自身を撮影するときに撮影者が目視可能な状態となること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  6. 請求項5に記載の携帯通信端末装置において、
    前記ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に必要な画像を撮影可能なように案内する撮影案内を前記表示部に表示する、又は、音声をスピーカから発すること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
    前記撮影部は、当該携帯通信端末装置の前記表示部と同じ側に設けられた第1のカメラと、前記表示部とは反対側に設けられた第2のカメラとを備え、
    前記照明部は、当該携帯通信端末装置の前記表示部と同じ側に設けられた第1の発光部と、前記表示部とは反対側に設けられた第2の発光部とを備えており、
    前記ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、前記第1のカメラ及び前記第1の発光部を用いて撮影を行うこと、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  8. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
    前記撮影部及び前記照明部は、前記表示部の向きと同じ向きと前記表示部の向きとは反対側の向きとを向くことができ、
    前記ストレス状態演算部は、ストレス状態の演算に用いる画像を撮影するときには、前記撮影部及び前記照明部が前記表示部の向きと同じ向きを向いているか否かを確認すること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  9. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
    前記撮影部及び前記照明部が設けられている側と同じ側には、前記撮影部による撮影の開始を行うときに操作されるシャッター操作部が設けられていること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  10. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、
    前記撮影部及び前記照明部は、当該携帯通信端末装置から取り外し可能であって、取り外した状態において撮影動作を行えること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  11. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯通信端末装置において、前記ストレス状態演算部が演算したストレス状態に関する情報を外部に送信する通信部を有すること、
    を特徴とする携帯通信端末装置。
  12. 少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する照明ステップと、
    前記撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算ステップと、
    前記ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する表示ステップと、
    を実行する携帯通信端末装置のストレス状態演算方法。
  13. コンピュータに、
    少なくとも人体の目を複数回連続して撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影中に照明光を照射する照明ステップと、
    前記撮影ステップにより撮影した人体の目を含む画像を用いて瞳孔の収縮速度を求め、前記収縮速度に基づいて当該人体のストレス状態を演算するストレス状態演算ステップと、
    前記ストレス状態演算ステップによる演算結果を表示する表示ステップと、
    を実行させるための携帯通信端末装置のストレス状態演算プログラム。
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