JP2012065007A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の実施形態におけるスピーカ装置1は、スピーカユニットが筐体の前面に複数設けられたスピーカアレイと、オーディオデータに対して信号処理を施して、複数のスピーカユニットの各々に対応して供給されるオーディオデータを生成する信号処理手段とを具備する。この信号処理の内容には、第1領域に設けられた複数のスピーカユニットから出力される一のチャンネルに基づく音の仮想的な出力位置となる仮想焦点を第1領域より後方側に設定するとともに、第2領域に設けられた複数のスピーカユニットから出力される他のチャンネルに基づく音の仮想焦点を第2領域より後方側に設定するための第1信号処理を含む。
【選択図】図4
Description
[全体構成]
図1は、本発明の実施形態におけるスピーカ装置1の構成を説明するブロック図である。スピーカ装置1は、制御部3、記憶部4、操作部5、インターフェイス6、および音響処理部10を有する。これらの各構成は、バスを介して接続されている。また、スピーカ装置1は、音響処理部10に接続された複数のスピーカユニットを有するスピーカアレイ部2を有する。スピーカ装置1は、音響処理部10においてオーディオデータに対して信号処理を施すことにより、スピーカアレイ部2から指向性を付与した音を出力する。また、スピーカ装置1は、音響処理部10においてオーディオデータに対して信号処理を施すことにより、スピーカアレイ部2の後方に仮想焦点を設定し、前方に放射状に広がる音を出力する。以下の説明において、スピーカアレイ部20から出力される音のうち、指向性が付与された音をビーム音といい、放射状に広がる音を放射音という。
インターフェイス6は、外部からオーディオデータSinを取得するための入力端子などである。
続いて、複数のスピーカユニットを有するスピーカアレイ部2について、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の実施形態におけるスピーカ装置1の外観を説明する図である。この例においては、スピーカ装置1は概ね直方体の筐体100を有している。図2に示すように、スピーカ装置1は、スピーカアレイ部2を構成する複数のスピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14を有している。スピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14は、略無指向性のスピーカユニットであり、スピーカ装置1の筐体100の前面100Fに、筐体100の長手方向(水平面内)に沿って並んで設けられている。前面100Fは、筐体100を構成する面のうち、スピーカ装置1から見て、主に聴取者が位置する方向である前方側に位置する面をいう。
図3は、本発明の実施形態における音響処理部10における構成を説明する図である。音響処理部10は、イコライザ部(EQ)11、信号処理部(DirC)12、加算部13、D/A部14および増幅部15を有する。イコライザ部11および信号処理部12は、インターフェイス6から入力されるオーディオデータSinに含まれる最大チャンネル数に応じて設けられ、この例においては、C(センタ)ch、FL(フロントL)ch、FR(フロントR)ch、SL(サラウンドL)ch、SR(サラウンドR)chの5chに対応するように構成されているものとする。なお、サブウーファなどから出力するチャンネルを含めた5.1chとしてもよいが、この例においては5chであるものとして説明する。
以下、オーディオデータSinのうち、FLchに対応するオーディオデータについては、オーディオデータFLといった記載により説明する。また、イコライザ部11のうち、例えば、FLchに対応するものはイコライザ部11−FLといった記載により説明する。
インターフェイス6に入力されるオーディオデータSinについては、この例においては、インターフェイス6から入力されるオーディオデータSinとしては、上記の5chで構成される場合、またはステレオ2ch(Lch、Rch)で構成される場合があるものとする。
また、インターフェイス6から入力されるオーディオデータSinが2chである場合には、制御部3の制御により、オーディオデータLがイコライザ部11−FLに、オーディオデータRがイコライザ部11−FRに入力される。他のイコライザ部11−C、11−SL、11−SRにはオーディオデータは入力されない。
信号処理部12−FRは、前面100Fの一部の領域(以下、Rch前面領域RPという(図2、図4参照))に設けられた複数のスピーカユニット20−8、20−9、・・・、20−14に対応するオーディオデータを、イコライザ部11−FRから入力されるオーディオデータRに対して信号処理を施すことにより生成する。信号処理部12−FRは、このスピーカユニット20−8、20−9、・・・、20−14からの放音により放射音が出力され、その放射音の仮想焦点(以下、Rch仮想焦点RGという(図4参照))がRch前面領域RPより筐体100の後方側に位置するように、信号処理のパラメータが設定される。
これらのパラメータは、記憶部4に記憶されたパラメータを参照して制御部3によって決定される。
信号処理部12−FLは、Lch前面領域LPおよびRch前面領域RPを含む領域、すなわち前面100Fに設けられたスピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14に対応するオーディオデータを、イコライザ部11−FLから入力されるオーディオデータFLに対して信号処理を施すことにより生成する。信号処理部12−FLは、このスピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14からの放音によりビーム音が出力されるように、信号処理のパラメータが設定される。このビーム音の指向方向は、記憶部4に記憶されたビーム情報に応じて決定される。この例においては、聴取者の左側の壁面を反射して到達するように指向方向が決定される。
他の信号処理部12−C、12−FR、12−SL、12−SRについても、信号処理部12−FLと同様に、スピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14に対応するオーディオデータを、イコライザ部11から入力されるオーディオデータに対して信号処理を施すことにより生成する。そして、スピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14からそれぞれのチャンネルに対応して出力されるビーム音の指向方向は、記憶部4に記憶されたビーム情報に応じて決定される。
信号処理部12−C、12−FL、12−FR、12−SL、12−SRに設定されるパラメータは、記憶部4に記憶されたパラメータを参照して制御部3によって決定される。
増幅部15は、増幅部15−1、15−2、・・・、15−14を有する。増幅部15−1、15−2、・・・、15−14は、D/A部14−1、14−2、・・・、14−14から出力されるオーディオ信号を増幅し、スピーカユニット20−1、20−2、・・・、20−14に出力して放音させる。上述したように、スピーカアレイ部2から出力される音は、信号処理部12において第1信号処理が施された場合には放射音として出力され、第2信号処理が施された場合にはビーム音として出力される。以上が音響処理部10の構成についての説明である。
続いて、信号処理部12において第1信号処理が施された場合に出力される放射音について、図4を用いて説明する。
図4は、本発明の実施形態における放射音の到達範囲を説明する図である。図4(a)に示すように、オーディオデータLに基づく音は、スピーカユニット20−1、20−2、・・・20−7から放射音として出力される。この放射音のLch仮想焦点LGは、前面100Fの一部であるLch前面領域LPの中央部における筐体100の後方側(矢印AR1方向)に設定される。Lch前面領域LPの中央部とは、Lch前面領域LPのうちスピーカユニットが並べられた方向の略中心部分であり、この例においては、中央に設けられたスピーカユニット20−4の部分となる。このようにLch仮想焦点LGが設定されているため、オーディオデータLに基づく放射音は、概ねLch放射領域LAに広がって出力される。
一方、オーディオデータRに基づく音は、スピーカユニット20−8、20−9、・・・20−14から放射音として出力される。この放射音のRch仮想焦点RGは、前面100Fの一部であるRch前面領域RPの中央部における筐体100の後方側(矢印AR1方向)に設定される。Rch前面領域RPの中央部とは、Rch前面領域RPのうちスピーカユニットが並べられた方向の略中心部分であり、この例においては、中央に設けられたスピーカユニット20−11の部分となる。このようにRch仮想焦点RGが設定されているため、オーディオデータRに基づく放射音は、概ねRch放射領域RAに広がって出力される。
このようにしてLch仮想焦点LGおよびRch仮想焦点RGが位置するように設定されているため、これらの仮想焦点間距離SWは、スピーカユニット20−4からスピーカユニット20−11までの距離と概ね一致する。
また、聴取者2000は、領域L+Rの範囲内であっても、左側の領域Lに近い部分に移動していくと、Lchの音に比べRchの音が小さく聞こえるようになり、右側の領域Rに近い部分に移動していくと、Rchの音に比べLchの音が小さく聞こえるようになる。これは、Lch用、Rch用のスピーカを用いてステレオ感を得る場合と同様な現象であるから、聴取者2000は、スピーカ装置1からの音を聴取するときに、移動しながらであっても、違和感の少ないステレオ感を得られる。
さらに、Lch仮想焦点LGとRch仮想焦点RGとの中点から前面100Fの法線方向に延びる線に対して、Lch放射領域LAとRch放射領域RAとが対称の関係となっている。これは、Lch前面領域LPとRch前面領域RPとの大きさが同じであること、Lch前面領域LPの中央部とRch前面領域RPの中央部との中点から前面100Fの法線方向に延びる線に対して、Lch仮想焦点LGとRch仮想焦点RGとが対称の関係になっていることにより実現される。
このような関係にある場合に、聴取者2000は、特に良好なステレオ感が得られる。
続いて、スピーカ装置1において、スピーカアレイ部2のスピーカユニット20−1、20−2、・・・20−14全てを用いて、オーディオデータLに基づく放射音およびオーディオデータRに基づく放射音のそれぞれを出力する場合を従来例として、図5を用いて説明する。
一方、上述したように、本発明の実施形態における第1信号処理により、Lch前面領域LPとRch前面領域RPとを異なる領域として、放射音が出力されることにより、聴取者2000は、移動しながらであっても、違和感の少ないステレオ感を得られることになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様で実施可能である。
[変形例1]
上述した実施形態においては、Lch仮想焦点LGは、前面100Fの一部であるLch前面領域LPの中央部における筐体100の後方側に設定されていたが、中央部からずれた位置であってもよい。Rch仮想焦点RGについても同様である。この例においては、仮想焦点間距離SWが、実施形態における場合に比べて短い場合について、図6を用いて従来例と比較して説明する。
変形例1における場合は、仮想焦点間距離SWが短くなることにより、ステレオ感が得られる領域L+Rの範囲が狭くなっている一方、従来例の場合は、領域L+Rの範囲が広くなっている。一方、上述したように、変形例1においてはオーディオデータLに基づく音およびオーディオデータRに基づく音が、分離された領域から出力される一方、従来例は、それぞれが全てのスピーカユニット20−1、20−2、・・・20−14から出力される。そのため、従来例においては、領域L+Rが広がったとしても、仮想焦点間距離SWが短くなったことにより、さらにステレオ感が得られにくい結果となるが、変形例1では、オーディオデータLに基づく音とオーディオデータRに基づく音の方向感が保たれステレオ感が得られなくなるということは少ない。
変形例1に続いて、仮想焦点間距離SWが、実施形態における場合に比べて長い場合について、図7を用いて従来例と比較して説明する。
従来例の場合には、仮想焦点間距離SWが広がることによっては、ステレオ感が得られない領域Lおよび領域Rの範囲が広がるだけであり、仮想焦点間距離SWが広がる前の状態からステレオ感が改善される要素はない。
変形例2の場合においては、聴取者2000がスピーカ装置1から離れると、聴取者2000が左側、右側に移動したときの状態が、従来例の場合に近い(例えば、左側に移動しているにもかかわらずRchが大きく聞こえる)ものとなるが、聴取者2000がスピーカ装置1に近い状態であれば、このような現象は生じず、実施形態における関係と同じものとなる。このように聴取者2000がスピーカ装置1に近い場合には、仮想焦点間距離SWが広がることにより、聴取者2000は音像の分離感が強くなるため、よりステレオ感が得られることになる。
上述した実施形態においては、Lch仮想焦点LGは、前面100Fの一部であるLch前面領域LPの中央部における筐体100の後方側に設定されていたが、Lch仮想焦点LGおよびRch仮想焦点位置RGを、それぞれ同じ方向に移動させることができる構成としてもよい。このとき、仮想焦点間距離SWを一定に保つようにしてもよい。このようにLch仮想焦点LGおよびRch仮想焦点位置RGを移動させる制御は、操作部5へを介して入力された利用者からの指示に応じて行われるようにすればよい。
以下、仮想焦点間距離SWを一定に保ちつつ、Lch仮想焦点LGおよびRch仮想焦点位置RGを左側(矢印AR2方向)に移動させた場合について、図8を用いて従来例と比較して説明する。
従来例の場合においても、Lch仮想焦点LGおよびRch仮想焦点位置RGを移動させる前に比べて、領域L、領域Rおよび領域L+Rの相対的な位置関係は変わらない。したがって、従来例の場合には、ステレオ感が改善されることはない。
上述した実施形態においては、Lch前面領域LPとRch前面領域RPとが重複しないようになっていたが、一部が重複するように構成されていてもよい。
この場合においては、Lch前面領域LPの中央部は、概ねスピーカユニット20−4、20−5の間の部分となる。良好なステレオ感を得るためには、実施形態のように左右の放音領域を対称形にすることが好ましいため、この部分の筐体100の後方側にLch仮想焦点LGが設定される。Rch前面領域RPの中央部は、概ねスピーカユニット20−10、20−11の間の部分となる。
このようにすると、実施形態の場合に比べて、Lch放射領域LAおよびRch放射領域RAが広がり、仮想焦点間距離SWが短くなる。
上述した実施形態においては、Lch前面領域LPとRch前面領域RPとのいずれにも含まれないスピーカユニットは存在しなかったが、存在するようにしてもよい。
この場合においては、Lch前面領域LPの中央部は、概ねスピーカユニット20−3、20−4の間の部分となる。そのため、この部分の筐体100の後方側にLch仮想焦点LGが設定される。Rch前面領域RPの中央部は、概ねスピーカユニット20−11、20−12の間の部分となる。
このようにすると、実施形態の場合に比べて、Lch放射領域LAおよびRch放射領域RAが狭くなり、仮想焦点間距離SWが長くなる。
実施形態、変形例4、変形例5に示すように、Lch前面領域LPとRch前面領域RPとはそれぞれ複数のスピーカユニットを含み、互いに異なる領域であればよい。
上述した実施形態においては、信号処理部12において第1信号処理を施すのは、入力されるオーディオデータSinが2chである場合であったが、それ以上のチャンネル数であってもよい。例えば、さらにCchを含む3chである場合には、Cchに対応する放射音を出力するようにしてもよい。
Cchに対応するオーディオデータCは、イコライザ部11−Cに入力されるように制御部3に制御され、信号処理部12−Cに出力される。進行処理部12−Cには、Cch仮想焦点CGが、他の仮想焦点と同様、Cch前面領域CPの中央部における筐体100の後方側になるように、制御部3によって設定される。このようにして、Cchに対応する放射音は、Cch放射領域CAに出力される。
上述した実施形態においては、入力されるオーディオデータSinが5chの場合には、信号処理部12においては、第2信号処理が施されるようになっていたが、一部のチャンネルに対しては第1信号処理が施されるようにしてもよい。例えば、FLchおよびFRchについては、第1信号処理が施されるようにしてもよい。すなわち、スピーカ装置1は、スピーカアレイ部2から放射音とビーム音とを同期間に出力するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、スピーカアレイ部2を構成する複数のスピーカユニット20−1、20−2、・・・20−14は、1列に並んで線状に配置されていたが、2列以上に並んで面上に配置されてもよい。
上述した実施形態において、入力されるオーディオデータSinが5chの場合には、信号処理部12においては、第2信号処理が施されるようになっていたが、適宜ミキシング処理を施してチャンネル数を減らし、第1信号処理が施されるようにしてもよいし、一部のチャンネルに第1信号処理が施されるようにする場合には、残りのチャンネルには第2信号処理が施されるようにすればよい。
これとは逆に、入力されるオーディオデータSinが2chの場合には、適宜チャンネル拡張処理によりチャンネル数を増加させ、信号処理部12において第2信号処理が施されるようにしてもよい。この場合にも、一部のチャンネルについて第1信号処理を施すようにしてもよい。
上述した実施形態における制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、スピーカ装置1は、制御プログラムをネットワーク経由でダウンロードしてもよい。
Claims (5)
- 供給されるオーディオデータに応じた音を出力するスピーカユニットが筐体の前面に複数設けられたスピーカアレイと、
複数のチャンネルのオーディオデータを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された各チャンネルのオーディオデータに対して信号処理を施して、前記複数のスピーカユニットの各々に対応して前記供給されるオーディオデータを生成する信号処理手段と、
前記信号処理手段における信号処理の内容を制御する制御手段と
を具備し、
前記制御手段によって制御される前記信号処理の内容には、
前記前面の一部である第1領域に設けられた複数のスピーカユニットから一のチャンネルのオーディオデータに基づく音を出力させ、当該音の仮想的な出力位置となる第1仮想焦点を当該第1領域より前記筐体の後方側に設定するとともに、前記前面の一部であり当該第1領域とは異なる第2領域に設けられた複数のスピーカユニットから他のチャンネルのオーディオデータに基づく音を出力させ、当該音の仮想的な出力位置となる第2仮想焦点を当該第2領域より前記筐体の後方側に設定するための第1信号処理と、
前記第1領域および前記第2領域を含む領域に設けられた複数のスピーカユニットから出力される音に指向性を付与するための第2信号処理と
が含まれる
ことを特徴とするスピーカ装置。 - 前記第1領域は、前記複数のスピーカユニットのうち、前記筐体の長手方向における一端側に最も近いスピーカユニットが設けられた位置を含み、
前記第2領域は、前記筐体の他端側に最も近いスピーカユニットが設けられた位置を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。 - 前記第1信号処理は、前記第1仮想焦点を当該第1領域の中央部における前記筐体の後方側に設定するとともに、前記第2仮想焦点を当該第2領域の中央部における前記筐体の後方側に設定する処理である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピーカ装置。 - 前記第1信号処理は、焦点位置を変更する指示に応じて、前記第1仮想焦点の位置および前記第2仮想焦点の位置を、同一方向に移動させる処理を含む
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスピーカ装置。 - 前記第1領域と前記第2領域とは重複した領域を有しない
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスピーカ装置。
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