JP2012063751A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3Dコンバージョンレンズ装着撮像装置において、周囲の温度変化により使用者が認識しづらい3D映像が記録されるのを防止可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】左目用と右目用の集光可能な3Dコンバージョンレンズを接続可能である。撮像装置100は、CCDイメージセンサー180と、CCDイメージセンサー180上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズ110と、ズームレンズ110を駆動するズームモータ130と、自装置の周囲の温度を検出する温度センサ300と、3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されているか否かを検出する検出スイッチ290と、検出スイッチ290で3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出されたときに、ズームレンズ110を所定の位置に移動するようズームモータ130を制御するコントローラー210と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置に関し、特に、3Dコンバージョンレンズを装着可能な撮像装置に関する。
特許文献1は、撮像装置を開示する。この撮像装置には3Dコンバージョンレンズ(複眼アダプタ)を接続できる。3Dコンバージョンレンズを接続した状態でこの撮像装置は、三次元立体画像(3D画像)を撮像できる。この撮像装置は、3Dコンバージョンレンズが接続された状態で電源がONされると、撮像装置のズームレンズの焦点位置をワイド端へ変更する。
これにより、この3Dコンバージョンレンズを撮像装置のズーム領域の全てに対応可能なように構成する必要がない。
特開2001−222083号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている撮像装置は、3Dコンバージョンレンズが電源OFF時に接続されていることを前提としている。そのため、電源ON時に3Dコンバージョンレンズ(複眼アダプタ)が装着された場合に、異常な画像が記録されるという課題がある。
また、3Dコンバージョンレンズが接続可能な撮像装置では、さらに、以下のような課題がある。
例えば、3Dコンバージョンレンズは、その光学系を構成するレンズを支持する支持部材等が周囲の温度変化により伸縮することに伴って、レンズ間の距離が変化する。レンズ間の距離が変化すると、撮像装置から、3D映像の基準面(3D映像において左目用画像と右目用画像との視差量がゼロとなる面。つまり、3D映像における飛び出し量(引き込み量)がゼロとなる面)までの距離が変化する。つまり、基準面の位置(以下適宜、「基準面位置」という)が変化する。その結果、撮像された3D映像が、使用者にとって認識しづらい3D映像となる場合があるという課題がある。
また、3Dコンバージョンレンズを接続して3D映像を撮影中に、電子ズーム(光学系によるズームでなく、撮像素子上に結像された画像を電子的に加工することにより当該画像を拡大するズーム)の操作を行うと、左目用画像と右目用画像の視差量が電子ズーム倍率に応じて変化する。そのため、電子ズームの操作量によっては3D映像の飛び出し量や引き込み量が極端に大きくなり、使用者が3D映像を良好に視認できなくなるという課題がある。
本発明は、上記各課題を解決するもので、第1に、3Dコンバージョンレンズ(複眼アダプタ)が装着された撮像装置において、周囲の温度変化により使用者が認識しづらい3D映像が記録されるのを防止可能な撮像装置を提供することを目的とする。第2に、電源ON状態のときに3Dコンバージョンレンズ(複眼アダプタ)が装着された場合でも異常な画像が記録されるのを防止可能な撮像装置を提供することを目的とする。第3に、3Dコンバージョンレンズ(複眼アダプタ)が装着された撮像装置で電子ズームを行った場合に、使用者が3D映像を良好に視認できなくなるのを防止可能な撮像装置を提供することを目的とする。
第1の態様に係る撮像装置は、左目用の画像を形成するための光と右目用の画像を形成するための光とを集光可能な光学系を有する3Dコンバージョンレンズを接続可能な撮像装置であって、撮像素子と、撮像素子上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズと、ズームレンズを駆動する駆動手段と、自装置の周囲の温度を検出する温度検出手段と、3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されているか否かを検出する接続検出手段と、接続検出手段で前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出されたときに、ズームレンズを所定の位置に移動するよう駆動手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、所定の位置を、温度検出手段による検出結果に基づいて決定する。
第2の態様に係る撮像装置は、左目用の画像を形成するための光と右目用の画像を形成するための光とを集光可能な光学系を有する3Dコンバージョンレンズを接続可能な撮像装置であって、撮像素子と、撮像素子により撮像された映像データを記憶媒体に記録する記録手段と、撮像素子上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズと、ズームレンズを駆動する駆動手段と、3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されているか否かを検出する接続検出手段と、映像データの記録中に接続検出手段で前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出さたときに、映像データの記録を停止するよう記録手段を制御し、その後、ズームレンズを所定の位置に移動させるよう駆動手段を制御する制御手段と、を備える。
第3の態様に係る撮像装置は、左目用の画像を形成するための光と右目用の画像を形成するための光とを集光可能な光学系を有する3Dコンバージョンレンズを接続可能な撮像装置であって、撮像素子と、撮像素子上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズと、ズームレンズを駆動する駆動手段と、撮像素子上に結像された画像を電子的に加工することにより当該画像を拡大する電子ズーム手段と、電子ズーム手段により撮像素子上に結像された画像が拡大される際に、左目用の画像と右目用の画像との視差量が所定量以上とならないように、駆動手段を制御して前記ズームレンズを移動させる制御手段と、を備える。
第1の態様に係る撮像装置によれば、3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたたときに、ズームレンズが所定の位置に移動される。その際、自装置の周囲の温度に基づいて所定の位置が決定される。これにより、3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されている状態において、ズームレンズを自装置の周囲の温度に応じた位置に移動させることができる。例えば、3Dコンバージョンレンズのレンズ間の距離の温度変化による基準面位置の変化がなくなるように、ズームレンズを移動させてもよい。これにより、周囲の温度によらず、基準面位置が同じ位置となる。つまり、3D映像の飛び出し量(引き込み量)が温度変化により変化するのが防止される。したがって、使用者に良好な3D映像を提供することが可能となる。
第2の態様に係る撮像装置によれば、電源ON時に3Dコンバージョンレンズが自装置に接続された場合、映像データの記録が停止され、その後、ズームレンズが所定の位置に移動される。これにより、電源ON時に3Dコンバージョンレンズが装着された場合でも、異常な画像が使用者に提示されることがない。
第3の態様に係る撮像装置によれば、電子ズームにより撮像素子上に結像された画像が拡大される際に、左目用の画像と右目用の画像との視差量が所定量以上とならないように、ズームレンズが移動される。これにより、電子ズームが行われた場合でも、使用者は3D映像を良好に視認することができる。
デジタルビデオカメラに3Dコンバージョンレンズを取り付けた状態を示す斜視図 デジタルビデオカメラから3Dコンバージョンレンズを取り外した状態を示す斜視図 3Dコンバージョンレンズの光学系の構成図 3Dコンバージョンレンズを取り付けた状態のデジタルビデオカメラが撮像する画像データを説明するための図 デジタルビデオカメラの構成を示すブロック図 映像データを記録していない状態で、3Dコンバージョンレンズの接続を検知した場合の動作を説明するためのフローチャート デジタルビデオカメラの3Dモードにおける初期設定時に液晶モニタが表示する画像を説明するための図 映像データを記録している状態で、3Dコンバージョンレンズの接続を検知した場合の動作を説明するためのフローチャート 液晶モニタが表示する画像を説明するための図 電源が使用者により入れられた場合の動作を示すフローチャート 周囲の温度とデジタルビデオカメラ本体の光学系の焦点距離との関係を説明するための図 デジタルビデオカメラが周囲の温度によりズームレンズの移動位置を変更する理由を説明するための図 電子ズーム時に基準面位置の変更動作を説明するための図 電子ズーム時における基準面位置の変更を説明するための図(被写体が基準面位置よりも無限側にあるとき) 電子ズーム時における基準面位置の変更を説明するための図(被写体が基準面位置よりも至近側にあるとき) ユーザによる基準面位置の変更のための画面を説明するための図
1.実施の形態1
本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合の実施の形態1について図面を用いて説明する。
1−1.概要
本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100の概要について図1〜3を用いて説明する。図1は、デジタルビデオカメラ100に3Dコンバージョンレンズ500を取り付けた状態を示す斜視図である。図2は、デジタルビデオカメラ100から3Dコンバージョンレンズ500を取り外した状態を示す斜視図である。
図1に示すように、デジタルビデオカメラ100は、3Dコンバージョンレンズ500を取り付けるための取付部640を有している。取付部640は、内側に雌ネジを有している。一方、3Dコンバージョンレンズ500は、取付部640が有する雌ネジに係合する雄ネジを有している。使用者は、3Dコンバージョンレンズ500が有する雄ネジを取付部640が有する雌ネジに係合させることで、3Dコンバージョンレンズ500をデジタルビデオカメラ100に取り付けることができる。なお、デジタルビデオカメラ100は、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられたことを検出スイッチ290(後述する図5参照)により磁気的に検出できる。
図3は、3Dコンバージョンレンズ500及びデジタルビデオカメラ100の光学系501の構成を説明した図である。3Dコンバージョンレンズ500の光学系501は、3D(three dimensions)画像における右目用の像を形成するための光を導入する右目用レンズ600と、左目用の像を形成するための光を導入する左目用レンズ620と、右目用レンズ600及び左目用レンズ620に導入された光をデジタルビデオカメラ100の光学系101に導くための左目用と右目用とが一体化された共用レンズ610とを有する。3Dコンバージョンレンズ500の右目用レンズ600及び左目用レンズ620に入射した光は、それぞれ共用レンズ610を介してデジタルビデオカメラ100の光学系101に導入され、デジタルビデオカメラ100のCCDイメージセンサー180(後述する図5参照)に、例えば図4に示すようなサイドバイサイド形式の画像として結像される。デジタルビデオカメラ100は、図4に示すような3D画像を撮像し、メモリカード240(後述する図5参照)等の記録媒体に記録できる。一方、3Dコンバージョンレンズ500を取り付けていない状態では、デジタルビデオカメラ100は、通常の2D画像を撮像し、メモリカード240等の記録媒体に記録できる。以下、3D画像を撮像し、メモリカード240に記録するモードを「3Dモード」といい、2D画像を撮像し、メモリカード240に記録するモードを「2Dモード」という。
1−2.構成
1−2−1.デジタルビデオカメラの電気的構成
本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100の電気的構成について、図5を用いて説明する。図5は、デジタルビデオカメラ100の構成を示すブロック図である。デジタルビデオカメラ100は、光学系101、CCDイメージセンサー180、画像処理部190、液晶モニタ270、検出器120、ズームモータ130、OISアクチュエータ150、検出器160、メモリ200、コントローラー210、ズームレバー260、操作部材250、内部メモリ280、ジャイロセンサー220、カードスロット230、及び検出スイッチ290を有する。デジタルビデオカメラ100は、光学系101により形成された被写体像をCCDイメージセンサー180で撮像する。CCDイメージセンサー180で生成された映像データは、画像処理部190で各種処理が施され、メモリカード240に格納される。また、メモリカード240に格納された映像データは、液晶モニタ270で表示可能である。以下、デジタルビデオカメラ100の構成を詳細に説明する。
デジタルビデオカメラ100の光学系101は、ズームレンズ110、OIS140、フォーカスレンズ170を含む。ズームレンズ110は、光学系101の光軸に沿って移動することにより、被写体像を拡大又は縮小可能である。また、フォーカスレンズ170は、光学系101の光軸に沿って移動することにより、被写体像のピントを調整する。
OIS140は、内部に光軸に垂直な面内で移動可能な補正レンズを有する。OIS140は、デジタルビデオカメラ100の振れを相殺する方向に補正レンズを駆動することにより、被写体像の振れを低減する。
ズームモータ130は、ズームレンズ110を駆動する。ズームモータ130は、パルスモータやDCモータ、リニアモータ、サーボモータなどで実現してもよい。ズームモータ130は、カム機構やボールネジなどの機構を介してズームレンズ110を駆動するようにしてもよい。検出器120は、ズームレンズ110が光軸上でどの位置に存在するのかを検出する。検出器120は、ズームレンズ110の光軸方向への移動に応じて、ブラシ等のスイッチによりズームレンズの位置に関する信号を出力する。
OISアクチュエータ150は、OIS140内の補正レンズを光軸と垂直な面内で駆動する。OISアクチュエータ150は、平面コイルや超音波モータなどで実現できる。また、検出器160は、OIS140内における補正レンズの移動量を検出する。
CCDイメージセンサー180は、光学系101で形成された被写体像を撮像して、映像データを生成する。CCDイメージセンサー180は、露光、転送、電子シャッタなどの各種動作を行う。
画像処理部190は、CCDイメージセンサー180で生成された映像データに対して種々の処理を施す。画像処理部190は、液晶モニタ270に表示するための映像データを生成したり、メモリカード240に再格納するための映像データを生成したりする。例えば、画像処理部190は、CCDイメージセンサー180で生成された映像データに対してガンマ補正やホワイトバランス補正、傷補正などの各種処理を行う。また、画像処理部190は、CCDイメージセンサー180で生成された映像データに対して、H.264規格やMPEG2規格に準拠した圧縮形式等により映像データを圧縮する。画像処理部190は、DSPやマイコンなどで実現可能である。
コントローラー210は、デジタルビデオカメラ全体の動作を制御する制御手段である。コントローラー210は、半導体素子などで実現可能である。コントローラー210は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラー210は、マイコンなどで実現できる。
メモリ200は、画像処理部190及びコントローラー210のワークメモリとして機能する。メモリ200は、例えば、DRAM、強誘電体メモリなどで実現できる。
液晶モニタ270は、CCDイメージセンサー180で生成した映像データが示す画像や、メモリカード240から読み出した映像データが示す画像を表示可能である。
ジャイロセンサー220は、圧電素子等の振動材等で構成される。ジャイロセンサー220は、圧電素子等の振動材を一定周波数で振動させたときのコリオリ力による力を電圧に変換して角速度情報を得る。デジタルビデオカメラ100は、ジャイロセンサー220から角速度情報を得て、この揺れを相殺する方向にOIS140内の補正レンズを駆動させることにより、使用者による手振れを補正する。
カードスロット230は、メモリカード240を着脱可能である。カードスロット230は、機械的及び電気的にメモリカード240と接続可能である。メモリカード240は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内部に含み、データを格納可能である。
内部メモリ280は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。内部メモリ280は、デジタルビデオカメラ100全体を制御するための制御プログラム等を格納する。
操作部材250は、使用者から操作を受け付ける部材である。ズームレバー260は、使用者からズーム倍率の変更指示を受け付ける部材である。
検出スイッチ290は、3Dコンバージョンレンズ500がデジタルビデオカメラ100に取り付けられた(接続された)ことを磁気的に検出できる。検出スイッチ290は、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられたことを検出すると、その旨の信号をコントローラー210に出力する。これにより、コントローラー210は、デジタルビデオカメラ100に3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられたこと、及び取り外されたことを検出できる。
温度センサ300は、デジタルビデオカメラ100の周囲の温度を検知する。例えば、サーミスタ等で構成される。なお、温度センサ300は、デジタルビデオカメラ100の温度を検出してもよい。
1−2−2.本発明との対応
3Dコンバージョンレンズ500は、3Dコンバージョンレンズの一例である。光学系501は、光学系の一例である。CCDイメージセンサー180は、撮像素子の一例である。コントローラー210は、記録手段の一例である。ズームレンズ110は、ズームレンズの一例である。ズームモータ130は、駆動手段の一例である。検出スイッチ290は、接続検出手段の一例である。液晶モニタ270は、表示手段の一例である。
1−3.動作
1−3−1.3Dコンバージョンレンズの接続検知後の動作(非記録時)
映像データを記録していない状態で、3Dコンバージョンレンズ500の接続を検知した場合のデジタルビデオカメラ100の動作について図6、図7を用いて説明する。図6は、映像データを記録していない状態で、3Dコンバージョンレンズ500の接続を検知した場合のデジタルビデオカメラ100の動作を説明するためのフローチャートである。図7は、デジタルビデオカメラ100の3Dモードにおける初期設定時に液晶モニタ270が表示する画像を説明するための図である。
デジタルビデオカメラ100は、撮影モードに設定されている場合、液晶モニタ270にスルー画像を表示する(S100)。スルー画像とは、3Dコンバージョンレンズ500の光学系501及びデジタルビデオカメラ100の光学系101を通してCCDイメージセンサー180上に現在結像されている画像をそのまま表示した画像である。液晶モニタ270にスルー画像が表示されている状態で、コントローラー210は、デジタルビデオカメラ100に3Dコンバージョンレンズ500が接続されたかを監視、判定する(S110)。
3Dコンバージョンレンズ500が接続されたと判断すると、コントローラー210は、図7に示す画像を表示するよう液晶モニタ270を制御する(S120)。具体的には、液晶モニタ270は、黒色の背景に白色の文字で例えば「3D撮影の初期設定を行っています。しばらくお待ち下さい。」とのメッセージを表示する。つまり、液晶モニタ270は、CCDイメージセンサー180により撮像されたスルー画像とは異なる画像を表示する。図7に示す画像のデータは、内部メモリ280に記憶されている。なお、メッセージの文字データを内部メモリ280に記憶しておき、この記憶されている文字データを用いて、図7に示す黒色の背景に白色の文字でなる画像を生成してもよい。
図7に示すメッセージ画像を液晶モニタ270に表示した状態で、コントローラー210は、デジタルビデオカメラ100全体の3Dモードにおける初期設定を行う(S130)。例えば、初期設定として、コントローラー210は、ズームレンズ110を望遠端に移動するようズームモータ130を制御する。また、コントローラー210は、使用者からズームレバー260の操作を受け付けたとしてもズームモータ130の制御を行わないモードにデジタルビデオカメラ100を設定する。これは、3Dモードにおいて焦点距離の変更が度々行われると、撮像画像の視差が変化してしまい、その結果、撮像画像が使用者にとって見苦しい画像となってしまう恐れがあるためである。そのため、本実施形態のデジタルビデオカメラ100は、撮像画像の視差が適切になるように、3Dモードにおける初期設定時にズームレンズ110を所定位置に移動し、以後、ズームレンズ110を移動しないこととしている。本実施形態では、所定位置を望遠端としているが、これに限定されない。また、コントローラー210は、OIS140内の補正レンズの移動範囲を3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられていない場合よりもより制限するモードにデジタルビデオカメラ100を設定する。
3Dモードにおける初期設定を開始すると、コントローラー210は、デジタルビデオカメラ100全体の3Dモードにおける初期設定が完了したかを判断する(S140)。3Dモードにおける初期設定が完了したと判断すると、コントローラー210は、図7に示すメッセージ画像の表示を停止し、CCDイメージセンサー180により撮像されたスルー画像を表示するよう液晶モニタ270を制御する(S150)。この状態で、コントローラー210は、使用者から撮影開始指示を受け付けるまで待機する。なお、3Dコンバージョンレンズ500がデジタルビデオカメラ100に接続されてから3Dモードにおける初期設定が完了するまでの間は、コントローラー210は、使用者から撮影開始指示を受け付けない。これは、初期設定中に生じ得る画角の自動的な変更等により、3Dモードにおける初期設定中にCCDイメージセンサー180により撮像される画像が見苦しいものとなってしまうからである。
1−3−2.3Dコンバージョンレンズの接続検知後の動作(記録時)
映像データを記録している状態で、3Dコンバージョンレンズ500の接続を検知した場合のデジタルビデオカメラ100の動作について図8、図9を用いて説明する。図8は、映像データを記録している状態で、3Dコンバージョンレンズ500の接続を検知した場合のデジタルビデオカメラ100の動作を説明するためのフローチャートである。図9は、液晶モニタ270が表示する画像を説明するための図である。
デジタルビデオカメラ100が映像データの記録を行っている間(S200)、コントローラー210は、3Dコンバージョンレンズ500が接続されたかを監視、判定する(S210)。
3Dコンバージョンレンズ500が接続されたと判断すると、コントローラー210は、CCDイメージセンサー180により撮像された映像データのメモリカード240への記録を停止する処理を開始する(S220)。記録の停止処理を開始すると、コントローラー210は、図9に示すように、メッセージを重畳した画像を表示するよう液晶モニタ270を制御する(S230)。具体的には、図9に示すように、コントローラー210は、液晶モニタ270に、CCDイメージセンサー180で撮像されたスルー画像に白色の文字で例えば「記録を停止しました」というメッセージを重畳して表示させる。
図9に示すようなメッセージを重畳した画像を液晶モニタ270に表示させると、コントローラー210は、CCDイメージセンサー180により撮像された映像データのメモリカード240への記録停止処理が完了したかを監視する(S240)。記録停止処理が完了したと判断すると、コントローラー210は、図9に示すようなメッセージを重畳した画像の表示を停止するよう液晶モニタ270を制御する(S250)。
図9に示すようなメッセージを重畳した画像の液晶モニタ270への表示を停止させると、コントローラー210は、図6のフローチャートにおけるステップS120〜ステップS150までの処理を行うようデジタルビデオカメラ100を制御する(S260)。
このように、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100は、映像データの記録中に3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられた場合、映像データの記録を停止した後に、3Dモードにおける初期設定を行う。つまり、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられたことに伴って初期設定を行う前に、一旦映像データの記録を停止する。これにより、3Dモードにおける初期設定の際のズームレンズ110の位置変更に伴う自動的な画角の変更によって異常な画像が記録されるのが防止される。また、2Dモードから3Dモードへのモード切替に伴う初期設定時には、映像フォーマットの切替、つまり電気的な切替も行われるが、この切替時における映像の乱れ等が記録されるのを防止することもできる。
また、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100は、3Dモードの初期設定時に液晶モニタ270にスルー画像を表示しない。これにより、デジタルビデオカメラ100は、3Dモードにおける初期設定中の自動的な画角変更等を使用者に見せないようにすることができる。
また、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100は、3Dコンバージョンレンズ500が接続されてから3Dモードにおける初期設定が完了するまでの間は、使用者からの撮影開始指示を受け付けない。これにより、デジタルビデオカメラ100は、3Dモードにおける初期設定時に生じる自動的な画角の変更等が生じる異常な画像の記録を防止できる。
なお、3D映像データの記録中に3Dコンバージョンレンズ500が取り外されると、デジタルビデオカメラ100は、映像データの記録を停止する。また、デジタルビデオカメラ100は、映像データの記録の停止開始後に、図9に示すようなメッセージを重畳した画像を表示するよう液晶モニタ270を制御する。これにより、1つの映像ファイルに2D映像データと3D映像データとが混在することを防止できる。
2.実施の形態2
本発明をデジタルビデオカメラに適用した実施の形態2について図面を用いて説明する。実施の形態1にかかるデジタルビデオカメラ100と同一の構成については説明を省略する。
本実施形態のデジタルビデオカメラ100は、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられると、3Dモードにおける初期設定として、ズームレンズを望遠端側に移動させる。しかし、実施の形態1とは異なり、望遠端の一点ではなく、周囲温度に応じた望遠端近傍の所定の位置に移動される。
まず、実施の形態2の課題を説明する。3Dコンバージョンレンズは、その光学系を構成するレンズを支持する支持部材等が周囲の温度変化により伸縮することに伴って、レンズ間の距離が変化する。レンズ間の距離が変化すると、撮像装置から、3D映像の基準面位置(左目用画像と右目用画像との視差量がゼロの位置。つまり、3D映像における飛び出し量(引き込み量)がゼロの位置)までの距離が変化する。その結果、撮像された3D映像が、使用者にとって認識しづらい3D映像となる場合があるという課題がある。上記課題に対応するため、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100は、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられた際に、ズームレンズ110を移動する位置を、周囲の温度に応じて決定する。以下、(1)ズームレンズの移動位置の決定動作、及び(2)上記課題の具体例等について順に説明する。
2−1.ズームレンズの移動位置の決定動作
本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100において、ズームレンズの移動位置の決定動作について図10、11を用いて説明する。図10は、ズームレンズの移動位置の決定動作を示すフローチャートである。図11は、周囲の温度とデジタルビデオカメラ100本体の光学系の焦点距離との関係を示す図である。
使用者により、デジタルビデオカメラ100の電源が入れられると(S300)、コントローラー210は、温度センサ300から周囲の温度情報を取得する(S310)。周囲の温度情報を取得すると、コントローラー210は、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられた際の初期設定位置としてのズームレンズ110の移動位置を決定する(S320)。具体的には、コントローラー210は、図11に示すような関係に従って、周囲の温度に対応するデジタルビデオカメラ100本体の光学系101の焦点距離を求め、この焦点距離が実現されるズームレンズ110の移動位置を決定する。図11の周囲の温度と、デジタルビデオカメラ100本体の光学系101の焦点距離との関係は、以下のように設定される。つまり、3Dコンバージョンレンズ500のレンズ間距離等が温度変化により変化した場合でも、デジタルビデオカメラ100本体の光学系101の焦点距離をそのときの温度に対応する焦点距離とすることにより、3D映像の基準面位置が変化しないように上記関係が設定されている。ズームレンズ110の移動位置を決定すると、コントローラー210は、決定した移動位置に関する情報をメモリ200に格納する。
以後、3Dコンバージョンレンズ500の接続検知後(非記録時)において、コントローラー210は、原則として図6のフローチャートに従って、制御を行う。但し、図6のステップS130においては、コントローラー210は、ズームレンズ110をメモリ200に格納している情報が示す移動位置に移動させて焦点距離を変化させる。また、3Dコンバージョンレンズ500の接続検知後(記録時)において、コントローラー210は、原則として図8のフローチャートに従って、制御を行う。但し、図8のステップS260における図6のステップS130においては、コントローラー210は、ズームレンズ110をメモリ200に格納している情報が示す移動位置に移動させて焦点距離を変化させる。
2−2.上記課題の具体例等について
次に、上述した課題の具体例等について図12を用いて説明する。
図12に示すように、3Dコンバージョンレンズ500を取り付けたデジタルビデオカメラ100は、左目用の画像と右目用の画像との視差がゼロとなる基準面BSを有する。基準面BSに存在する被写体Aに関しては、基準面BS上において、視差がゼロとなる。基準面BSは、3Dコンバージョンレンズ500から所定距離Lだけ離れた位置に設定されている。本実施の形態においては、所定距離Lは1.5mに設定されている。
基準面BSよりも3Dコンバージョンレンズ500側に存在する被写体Bに関しては、基準面BS上において、左目用の画像b1と右目用の画像b2との間に、視差が生じる。このような被写体Bを撮像した画像を3D表示すると、使用者から見て被写体Bが画面よりも近くに存在するように(画面から飛び出したように)見える。
一方、基準面BSよりも3Dコンバージョンレンズ500から遠くに存在する被写体Cは、基準面BS上において、左目用の画像例えばc1と右目用の画像c2との間に視差が生じる。このような被写体Cを撮像した画像を3D表示すると、使用者から見て被写体Cが画面よりも遠くに(奥まった位置に)存在するように見える。
ところで、前述したように、3Dコンバージョンレンズ500から基準面BSまでの距離が周囲の温度によって変わるという現象がある。このような現象が生じる要因としては、3Dコンバージョンレンズ500が温度特性を有していることが考えられる。具体的には、周囲の温度により3Dコンバージョンレンズ500のレンズを支える部品に伸縮等が生じ、左右の光軸の間隔や、複数のレンズの光軸方向の間隔が変わってしまうこと等が考えられる。本実施の形態の3Dコンバージョンレンズ500においては、周囲の温度が基準温度より高温になると、基準面BSは3Dコンバージョンレンズ500から遠ざかり、周囲の温度が基準温度より低温になると、基準面BSは3Dコンバージョンレンズ500に近づくとしている。一方、デジタルビデオカメラ100のズームレンズ110を望遠側に移動させると、基準面BSは3Dコンバージョンレンズ500に近づき、広角側に移動させると、基準面BSは3Dコンバージョンレンズ500から遠ざかる。
そこで、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100では、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられた際に、ズームレンズ110を移動する位置を周囲の温度により変更する。具体的には、本実施の形態にかかるデジタルビデオカメラ100は、周囲が基準温度よりも高温のときはズームレンズ110を望遠寄りに移動させ、周囲が基準温度よりも低温のときはズームレンズ110を広角寄りに移動させる。これにより、本実施形態のデジタルビデオカメラ100では、周囲の温度によらず、基準面BSの位置をほぼ同じ位置に維持できる。つまり、3D映像の飛び出し量(引き込み量)が温度変化により変化するのが防止される。したがって、使用者に良好な3D映像を提供することが可能となる。
なお、本実施の形態では、電源ON時に取得した温度情報に基づいてズームレンズ110の移動位置を決定したが、電源ON後所定周期で温度情報を取得する構成とし、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられた直前に取得された温度情報に基づいてズームレンズ110の移動位置を決定してもよい。これにより、できるだけ直近の温度情報に基づいて精度よくズームレンズ110の移動位置を決定することができる。
また、3Dコンバージョンレンズ500が取り付けられた際に、ズームレンズ110を温度情報に応じた位置に移動させる場合、現在のズームレンズ110位置から直接、温度情報に応じた位置に移動させてもよいし、一旦望遠端に移動させてから温度情報に応じた位置に移動させてもよい。
3.実施の形態3
本発明をデジタルビデオカメラに適用した実施の形態3について図面を用いて説明する。実施の形態1にかかるデジタルビデオカメラ100と同一の構成については説明を省略する。
本実施形態のデジタルビデオカメラ100は、電子ズーム機能を有している。電子ズームとは、光学系によるズームでなく、CCDイメージセンサー180上に結像された画像を電子的に加工することにより当該画像を拡大するズームをいう。本実施形態では、電子ズームは、操作部材250及びズームレバー260により電子ズーム操作が行われたときに、コントローラー210の指示により画像処理部190によって行われる。
ここで、L画像及びR画像の大きさ(長さ)を2倍に拡大する電子ズームを行うと、これらの間の視差量は2倍に拡大する。つまり、飛び出し量や引き込み量が2倍になり、使用者にとって非常に見づらい映像となる虞がある。また、視差量が一定値以上となると、使用者が立体映像として認識できなくなる。そこで、本実施形態では、使用者により電子ズーム制御が行われたときにL画像とR画像の視差量が大きくなりすぎないように(ズーム後の視差量が所定量以上とならないように)、デジタルビデオカメラ100のズームレンズ110を電子ズーム量に応じて移動させ、これにより基準面BSを移動させる。以下、詳しく説明する。
図13は、電子ズーム制御の有無に応じたズームレンズの移動制御を説明するためのフローチャートである。図14、図15は、基準面BSの位置の変更を説明するための図である。
コントローラー210は、撮影モードに設定されている場合、液晶モニタ270にスルー画像を表示する(S400)。液晶モニタ270にスルー画像が表示されている状態で、コントローラー210は、デジタルビデオカメラ100に対して電子ズーム操作があったかを監視、判定する(S410)。
電子ズーム操作があったと判断すると、コントローラー210は、使用者による電子ズーム操作に基づく電子ズーム倍率を取得する(S420)。電子ズーム倍率は、ズームレバー260に対する操作量(操作時間や操作方向)に基づいて求めることができる。次に、コントローラー210は、3Dコンバージョンレンズ500における所定のレンズ(例えば最も被写体側のレンズ)から被写体までの距離を取得する(S430)。被写体までの距離としては、合焦距離を利用することができる。
次に、コントローラー210は、3Dコンバージョンレンズ500における前記所定のレンズから被写体までの距離が基準面BSまでの距離よりも大きいか判定する(S440)。図14に示すように被写体までの距離が基準面BSまでの距離よりも大きいとき、つまり被写体が引き込み側に存在するときは、基準面BSが無限大側に(デジタルビデオカメラ100から離れる方向に)移動するように、ズームレンズ110を移動させる(S460)。例えば、電子ズーム倍率が2倍であるときは、基準面BSにおけるL画像とR画像との間の視差量がb/2となるように基準面BSを矢印αで示すように無限遠側に移動させる。また、電子ズーム倍率が3倍であるときは、基準面BSにおける視差量がb/3となるように基準面BSを無限遠側に移動させる。つまり、基準面BSにおけるL画像とR画像との間の視差量が1/電子ズーム倍率となるように基準面BSを無限遠側に移動させる。なお、基準面BSの移動位置は、被写体までの距離と基準面BSまでの距離に基づいて幾何的に算出できる。このように基準面BSを移動させることにより、電子ズームを行った場合においても当該被写体についてのL画像とR画像との間の視差量が一定に保たれる。
一方、図15に示すように被写体までの距離が基準面BSまでの距離よりも小さいとき、つまり被写体が飛び出し側に存在するときは、基準面BSが至近側に(デジタルビデオカメラ100に近づく方向に)移動するように、ズームレンズ110を移動させる(S450)。例えば、電子ズーム倍率が2倍であるときは、基準面BSにおけるL画像とR画像との間の視差量がa/2となるように基準面BSを至近側に移動させる。また、電子ズーム倍率が3倍であるときは、基準面BSにおけるL画像とR画像との間の視差量がa/3となるように基準面BSを至近側に移動させる。つまり、基準面BSにおけるL画像とR画像との間の視差量が1/電子ズーム倍率となるように基準面BSを至近側に移動させる。なお、基準面BSの移動位置は、被写体までの距離と基準面BSまでの距離に基づいて幾何的に算出できる。このように基準面BSを移動させることにより、電子ズームを行った場合においても当該被写体についてのL画像とR画像との間の視差量が一定に保たれる。
以上のように本実施形態では、使用者により電子ズーム制御が行われたときにL画像とR画像の視差量が大きくなりすぎないように、基準面BSの位置を移動させる。つまり、デジタルビデオカメラ100のズームレンズ110を電子ズーム操作量に応じて移動させる。これにより、電子ズームを行った場合でも、ズーム後のL画像とR画像の視差量が大きくなりすぎるのが防止される。したがって、使用者は、電子ズーム操作を行った場合でも、立体映像を良好に認識することができる。
なお、基準面BSの位置の変更は、ユーザにより行ってもよい。図16は、ユーザによる基準面位置の変更を説明するための図である。操作部材250及びズームレバー260に対してユーザによる基準面位置の調整を行うための操作を行うと、液晶モニタ270には、基準面位置調整用の調整レバー800が表示される。そして、ユーザにより、この調整レバー800が引き込み側や飛び出し側に調整されたときに、その調整量に応じて基準面BSの位置が変更されるようにしてもよい。これにより、使用者が映像の飛び出し量、引き込み量を調整することができる。
また、被写体までの距離が基準面までの距離よりも大きいか否か(被写体が引き込み側にあるか飛び出し側にあるか)は、CCDイメージセンサー180に結像した左目用の画像と右目用の画像における被写体の左右の位置が逆転しているか、していないかにより判定することもできる。被写体の左右の位置が逆転しているときは、被写体までの距離が基準面までの距離よりも小さい、つまり飛び出し側にあることを意味し、逆転していないときは、被写体までの距離が基準面までの距離よりも大きい、つまり引き込み側にあることを意味する。
3.他の実施の形態
以上、実施の形態として、実施の形態1〜3を説明した。しかし、これらの実施形態の技術思想は、これら以外の形態においても適用可能である。以下、他の実施の形態を本欄にまとめて説明する。
デジタルカメラ100の光学系101及び駆動系は、図5に示すものに限定されない。例えば、図5では3群構成の光学系101を例示しているが、他の群構成のレンズ構成としてもよい。また、それぞれのレンズは、1つのレンズで構成してもよく、複数のレンズから構成されるレンズ群として構成してもよい。
また、実施の形態1〜3では、撮像手段として、CCDイメージセンサー180を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、CMOSイメージセンサーで構成してもよく、NMOSイメージセンサーで構成してもよい。
また、実施の形態1では、3Dコンバージョンレンズ500の接続後の動作としてズームレンズ110を望遠端へ移動することとした。しかしながら、必ずしもこのような構成には限定されない。3Dコンバージョンレンズの光学特性により広角端へ移動させたり、その他の位置へ移動させてもよい。
また、実施の形態2では、周囲が基準温度よりも高温のときはズームレンズ110を望遠寄りに移動させ、周囲が基準温度よりも低温のときはズームレンズ110を広角寄りに移動させる。しかしながら、必ずしもこのような構成である必要はない。例えば、周囲の温度が基準温度よりも高温のときは基準面BSが3Dコンバージョンレンズ500に近づき、周囲の温度が基準温度よりも低温のときは基準面BSが3Dコンバージョンレンズ500から遠くなるような3Dコンバージョンレンズ500の場合には、周囲が基準温度よりも高温のときはズームレンズ110を広角寄りに移動させ、周囲が基準温度よりも低温のときはズームレンズ110を望遠寄りに移動させてもよい。要するに、基準面BSの位置が周囲の温度によらずほぼ同じ位置に維持されるように、ズームレンズ110を移動させればよい。
本発明は、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用できる。
100 デジタルビデオカメラ
110 ズームレンズ
120 検出器
130 ズームモータ
140 OIS
150 OISアクチュエータ
160 検出器
170 フォーカスレンズ
180 CCDイメージセンサー
190 画像処理部
200 メモリ
210 コントローラー
220 ジャイロセンサー
230 カードスロット
240 メモリカード
250 操作部材
260 ズームレバー
270 液晶モニタ
280 内部メモリ
290 検出スイッチ

Claims (8)

  1. 左目用の画像を形成するための光と右目用の画像を形成するための光とを集光可能な光学系を有する3Dコンバージョンレンズを接続可能な撮像装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズと、
    前記ズームレンズを駆動する駆動手段と、
    自装置の周囲の温度を検出する温度検出手段と、
    前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されているか否かを検出する接続検出手段と、
    前記接続検出手段で前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出されたときに、前記ズームレンズを所定の位置に移動するよう前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記所定の位置を、前記温度検出手段による検出結果に基づいて決定する、
    撮像装置。
  2. 前記撮像素子により撮像された映像データを記憶媒体に記録する記録手段をさらに備え、
    前記制御手段は、映像データの記録中に前記接続検出手段で前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出されたときに、前記映像データの記録を停止するよう前記記録手段を制御し、その後、前記ズームレンズを所定の位置に移動するよう前記駆動手段を制御する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子により撮像された画像を表示する表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記撮像素子により撮像された画像の表示を停止するよう前記表示手段を制御した後に、前記ズームレンズを前記所定の位置に移動するよう前記駆動手段を制御する、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定の位置は望遠端側の位置である、
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 左目用の画像を形成するための光と右目用の画像を形成するための光とを集光可能な光学系を有する3Dコンバージョンレンズを接続可能な撮像装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された映像データを記憶媒体に記録する記録手段と、
    前記撮像素子上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズと、
    前記ズームレンズを駆動する駆動手段と、
    前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されているか否かを検出する接続検出手段と、
    映像データの記録中に前記接続検出手段で前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出されたときに、前記映像データの記録を停止するよう前記記録手段を制御し、その後、前記ズームレンズを所定の位置に移動させるよう前記駆動手段を制御する制御手段と、を備える、
    撮像装置。
  6. 前記撮像素子により撮像された画像を表示する表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、映像データの記録中に前記接続検出手段で前記3Dコンバージョンレンズが自装置に接続されたことが検出されると、前記撮像素子により撮像された画像の表示を停止するよう前記表示手段を制御した後に、前記ズームレンズを前記所定の位置に移動するよう前記駆動手段を制御する、
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記所定の位置は、望遠端に対応する位置である、
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 左目用の画像を形成するための光と右目用の画像を形成するための光とを集光可能な光学系を有する3Dコンバージョンレンズを接続可能な撮像装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子上に結像される画像の倍率を変更するズームレンズと、
    前記ズームレンズを駆動する駆動手段と、
    前記撮像素子上に結像された画像を電子的に加工することにより当該画像を拡大する電子ズーム手段と、
    前記電子ズーム手段により前記撮像素子上に結像された画像が拡大される際に、前記左目用の画像と右目用の画像との視差量が所定量以上とならないように、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズを移動させる制御手段と、を備える、
    撮像装置。
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