JP2012062801A - 軸流圧縮機及びガスタービンエンジン - Google Patents

軸流圧縮機及びガスタービンエンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2012062801A
JP2012062801A JP2010206765A JP2010206765A JP2012062801A JP 2012062801 A JP2012062801 A JP 2012062801A JP 2010206765 A JP2010206765 A JP 2010206765A JP 2010206765 A JP2010206765 A JP 2010206765A JP 2012062801 A JP2012062801 A JP 2012062801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
blade
variable segment
axial
variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010206765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5644302B2 (ja
Inventor
Guillaume Pallot
ギョーム パロ
Kunio Okiri
邦夫 大桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2010206765A priority Critical patent/JP5644302B2/ja
Publication of JP2012062801A publication Critical patent/JP2012062801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5644302B2 publication Critical patent/JP5644302B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/56Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable
    • F04D29/563Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable specially adapted for elastic fluid pumps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】軸流圧縮機1の安定作動を図りつつ、軸流圧縮機1の作動域を高いレベルで低流量側に拡大すること。
【解決手段】いずれかの圧縮機ステータ5における各静翼9Aは、径方向の軸心周りに揺動可能な第1可変セグメント翼17と、第1可変セグメント翼17の下流側に配設されかつ径方向の軸心周りに揺動可能な第2可変セグメント翼19とに分割されてあって、第1可変セグメント翼17及び第2可変セグメント翼19が共通の翼形状を呈する合体状態と、第1可変セグメント翼17及び第2可変セグメント翼19が独立した翼形状を呈する分離状態とに切替可能に構成されていること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気等のガスを軸方向へ圧縮して搬送する軸流圧縮機等に関する。
ジェットエンジン等のガスタービンエンジンに用いられる軸流圧縮機について、簡単に説明する(特許文献1及び特許文献2参照)。
一般的な軸流圧縮機は、筒状の圧縮機ケースをベースとして具備しており、この圧縮機ケースは、軸方向へ延びている。また、圧縮機ケースの内側には、空気等のガスを流通(流入)させるための環状のガス流路が形成されている。
圧縮機ケース内には、複数段の圧縮機ステータが軸方向に沿って設けられている。また、各段の圧縮機ステータは、周方向に等間隔に並んだ複数の静翼を備えており、各静翼は、ガス流路内に位置している。そして、軸流圧縮機の安定作動を図るため、前段側の圧縮機ステータにおける各静翼(各可変静翼)は、径方向の軸心周りに揺動可能(回動可能)になっている。
圧縮機ケース内には、複数段の圧縮機ロータが軸方向に沿って複数段の圧縮機ステータと交互に設けられている。また、各段の圧縮機ロータは、圧縮機ケース内に軸心周りに回転可能に設けられたディスクを備えており、このディスクの外周面は、ガス流路の径方向内側の壁面の一部を構成するものである。更に、各段の圧縮機ロータにおけるディスクの外周面には、複数の動翼が等間隔に並ぶように配設されており、各動翼は、ガス流路内に位置している。
従って、複数段の圧縮機ロータを回転させることにより、複数段の圧縮機ロータと複数段の圧縮機ステータを協働させて、ガス流路内に取り入れたガスを軸方向へ圧縮して搬送することができる。
ここで、軸流圧縮機の低回転運転時には、流量が小さく、可変静翼の入口流れ角が大きくなり、それに伴い、各可変静翼を絞る方向(ガス流路を絞る方向)へ揺動させて、可変静翼の入口メタル角を大きくする。一方、軸流圧縮機の高回転運転時には、流量が大きく、可変静翼の入口流れ角が小さくなり、それに伴い、各可変静翼を開く方向(ガス流路を開く方向)へ揺動させて、可変静翼の入口メタル角を小さくする。これにより、軸流圧縮機の低回転運転時及び高回転運転時のいずれの場合も(軸流圧縮機の低回転運転時から高回転運転時にかけて)、可変静翼の入口流れ角と入口メタル角との差であるインシデンスを低減して、ガスの剥離を抑えて、軸流圧縮機の安定作動を図ることができる。
特開2002−5096号公報 特開平7−317501号公報 特開平10−212974号公報
ところで、前述のように、低回転運転時には可変静翼の入口メタル角を大きくすることによってインシデンスを低減できるものの、軸流圧縮機の作動域を高いレベルで低流量側に拡大させるという要請に応じて、各可変静翼を絞る方向に大きく揺動させると、スロート面積を十分に確保することができず、ガスの流通性(吸込み性)を阻害して、軸流圧縮機の作動が不安定になる。つまり、軸流圧縮機の安定作動を図りつつ、軸流圧縮機の作動域を高いレベルで低流量側に拡大することは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の軸流圧縮機等を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、ガスを軸方向へ圧縮して搬送する軸流圧縮機において、前記軸方向へ延びてあって、内側にガスを流通(流入)させるための環状のガス流路が形成された筒状の圧縮機ケースと、前記圧縮機ケース内に前記軸方向に沿って設けられ、周方向に等間隔に並んであってかつ前記ガス流路内に位置する複数の静翼を備えた複数段の圧縮機ステータと、前記圧縮機ケース内に前記軸方向に沿って複数段の前記圧縮機ステータと交互に設けられ、外周面が前記ガス流路の径方向内側の壁面の一部を構成しかつ軸心周りに回転可能なディスク、及び前記ディスクの外周面に等間隔に並ぶように配設されかつ前記ガス流路内に位置する複数の動翼を備えた複数段の圧縮機ロータと、を具備し、いずれかの前記圧縮機ステータにおける各静翼は、径方向の軸心周りに揺動可能(回動可能)な第1可変セグメント翼と、前記第1可変セグメント翼の下流側に配設されかつ径方向の軸心周りに揺動可能(回動可能)な第2可変セグメント翼とに分割されてあって、前記第1可変セグメント翼及び前記第2可変セグメント翼が共通の翼形状を呈する合体状態と、前記第1可変セグメント翼及び前記第2可変セグメント翼が独立した翼形状を呈する分離状態とに切替可能に構成されていることを要旨とする。
なお、特許請求の範囲及び明細書において、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意であって、同様に、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意である。更に、記軸流圧縮機は、ジェットエンジン等のガスタービンエンジンに用いられるものに限られない。
従って、複数段の前記圧縮機ロータを回転させることにより、複数段の前記圧縮機ロータと複数段の前記圧縮機ステータを協働させて、ガス流路内に取り入れたガスを軸方向へ圧縮して搬送することができる。
ここで、前記軸流圧縮機の低回転運転時(小流量時)には、各可変静翼を前記合体状態から前記分離状態に切り替える。そして、各可変静翼を前記分離状態に保ちつつ、各第1可変セグメント翼及び各第2可変セグメント翼を絞る方向(前記ガス流路を絞る方向)へ揺動させて、各第1可変セグメント翼及び各第2可変セグメント翼の入口メタル角(各可変静翼の入口メタル角)を大きくする。一方、前記軸流圧縮機の高回転運転時(大流量時)には、各可変静翼を前記分離状態から前記合体状態に切り替える。そして、各可変静翼を前記合体状態に保ちつつ、各第1可変セグメント翼及び各第2可変セグメント翼を開く方向(前記ガス流路を開く方向)へ揺動させて、各可変静翼の入口メタル角を大きくする。これにより、前記軸流圧縮機の低回転運転時及び高回転運転時のいずれの場合も(前記軸流圧縮機の低回転運転時から高回転運転時にかけて)、前記可変静翼の入口流れ角と入口メタル角との差であるインシデンスを低減することができる。
また、各可変静翼が前記第1可変セグメント翼と前記第1可変セグメント翼の下流側に配設された前記第2可変セグメント翼とに分割され、前記第1可変セグメント翼及び前記第2可変セグメント翼が共通の翼形状を呈する前記合体状態と、前記第1可変セグメント翼及び前記第2可変セグメント翼が独立した翼形状を呈する前記分離状態とに切替可能に構成されているため、前記軸流圧縮機の低回転運転時に、各第1可変セグメント翼及び各第2可変セグメント翼を絞り方向へ大きく揺動させても、スロート面積を十分に確保することができる。
本発明の第2の特徴は、ガスタービンエンジンにおいて、第1の特徴からなる軸流圧縮機を具備したことを要旨とする。
第2の特徴の特徴によると、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前記軸流圧縮機の低回転運転時及び高回転運転時のいずれの場合も、インシデンスを低減すると共に、前記軸流圧縮機の低回転運転時に、各第1可変セグメント翼及び各第2可変セグメント翼を絞り方向へ大きく揺動させても、スロート面積を十分に確保できるため、前記軸流圧縮機の安定作動を図りつつ、前記軸流圧縮機の作動域を高いレベルで低流量側に拡大することできる。
図1は、本発明の実施形態に係る軸流圧縮機の要部を示す模式的な子午断面図(側断面図)であって、高回転運転時の場合を示している。 図2は、図1における矢視部IIを示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る軸流圧縮機の要部を示す模式的な子午断面図であって、低回転運転時の場合を示している。 図4は、図3における矢視部IVを示す図である。 図5(a)(b)は、本発明の実施形態に係る軸流圧縮機における前段側の圧縮機ステータの模式的な部分展開図(径方向外側から見た図)であって、図5(a)は、高回転運転時の場合を示しており、図5(b)は、低回転運転時の場合を示している。
本発明の実施形態について図1から図5(a)(b)を参照して説明する。なお、図中、「F」は、前方向(上流方向)、「R」は、後方向(下流方向)を指している。
図1から図4に示すように、本発明の実施形態に係る軸流圧縮機1は、ジェットエンジン(ガスタービンエンジンの一例)に用いられ、ガス(本発明の実施形態にあっては、空気)を軸方向(後方向)へ圧縮して搬送するものである。そして、本発明の実施形態に係る軸流圧縮機1の具体的な構成は、次のようになる。
軸流圧縮機1は、筒状の圧縮機ケース3をベースとして具備しており、この圧縮機ケース3は、軸方向(前後方向)へ延びている。また、圧縮機ケース3の内側には、ガスを流通(流入)させるための環状のガス流路Pが形成されている。
圧縮機ケース3内には、複数段(図1中には前段側の2段のみ図示)の圧縮機ステータ5が軸方向に沿って設けられている。また、各圧縮機ステータ5は、圧縮機ケース3内に配設された環状のバンド部材7を備えており、このバンド部材7の外周面は、ガス流路Pの径方向内側の流路面Paの一部を構成するものである。更に、バンド部材7の外周面には、複数の静翼9が周方向に等間隔に並ぶように配設されており、各静翼9は、ガス流路P内に位置している。
圧縮機ケース3内には、複数段(図1には1段のみ図示)の圧縮機ロータ11が軸方向に沿って複数段の圧縮機ステータ5と交互に設けられており、複数段の圧縮機ロータ11は、ジェットエンジンのタービン(図示省略)における複数段のタービンロータ(図示省略)に一体的に連結されてある。また、各圧縮機ロータ11は、圧縮機ケース3内に軸心周りに回転可能に設けられたディスク13を備えており、このディスク13の外周面は、ガス流路Pの径方向内側の流路面Pa一部を構成するものである。更に、各段の圧縮機ロータ11におけるディスク13の外周面には、複数の動翼15が等間隔に並ぶように配設されており、各動翼15は、ガス流路P内に位置している。
続いて、本発明の実施形態に係る軸流圧縮機1の要部について説明する。
前段側の圧縮機ステータ5における各静翼(各可変静翼)9Aは、径方向の軸心周りに揺動可能(回動可能)な第1可変セグメント翼17と、第1可変セグメント翼17の下流側(後側)に配設されかつ径方向の軸心周りに揺動可能(回動可能)な第2可変セグメント翼19とに分割されている。ここで、各第1可変セグメント翼17の径方向外側のスピンドル(翼軸)17eは、圧縮機ケース3のボス穴に回転自在に支持されており、各第1可変セグメント翼17の径方向内側のスピンドル(翼軸)17iは、バンド部材7の支持穴に回転自在に支持されている。同様に、各第2可変セグメント翼19の径方向外側のスピンドル(翼軸)19eは、圧縮機ケース3のボス穴に回転自在に支持されており、各第2可変セグメント翼19の径方向内側のスピンドル19iは、バンド部材7の支持穴に回転自在に支持されている。なお、各第1可変セグメント翼17の径方向外側のスピンドル17e及び各第2可変セグメント翼19の径方向外側のスピンドル19eには、二面取り部が形成されている。
圧縮機ケース3の外側には、前段側の各圧縮機ステータ5における各第1可変セグメント翼(複数の第1可変セグメント翼)17を揺動させる第1揺動機構21が配設されている。具体的には、圧縮機ケース3の外側には、第1駆動リング23が周方向へ移動可能に配設されており、圧縮機ケース3の外側の適宜位置には、第1駆動リング23を周方向へ移動させる第1シリンダ等の第1アクチュエータ25(図5(a)(b)参照)が設けられている。また、各第1可変セグメント翼17の径方向外側のスピンドル17eには、第1連結レバー27の一端部が固定ナット29等を介して回転不能に連結されており、各第1連結レバー27の他端部は、第1駆動リング23の適宜位置にピン31等を介して揺動可能(回転可能)に連結されている。
同様に、圧縮機ケース3の外側には、前段側の各圧縮機ステータ5における各第2可変セグメント翼(複数の第2可変セグメント翼)19を揺動させる第2揺動機構33が配設されている。具体的には、圧縮機ケース3の外側には、第2駆動リング35が周方向へ移動可能に配設されており、圧縮機ケース3の外側の適宜位置には、第2駆動リング35を周方向へ移動させる第2シリンダ等の第2アクチュエータ37(図5(a)(b)参照)が設けられている。また、各第2可変セグメント翼19の径方向外側のスピンドル19eには、第2連結レバー39の一端部が固定ナット41等を介して回転不能に連結されており、各第2連結レバー39の他端部は、第2駆動リング35の適宜位置にピン43等を介して揺動可能(回転可能)に連結されている。
そして、各可変静翼9Aは、各第1可変セグメント翼17及び各第2可変セグメント翼19を独立して揺動させることによって、第1可変セグメント翼17及び第2可変セグメント翼19が共通の翼形状を呈する合体状態(図5(a)参照)と、第1可変セグメント翼17及び第2可変セグメント翼19が独立した翼形状を呈する分離状態(図5(b)参照)とに切替可能に構成されている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
ジェットエンジンの燃焼器(図示省略)から燃焼ガスの膨張によってタービンを駆動させて、複数段のタービンロータを回転させることにより、複数段の圧縮機ロータ11を複数段のタービンロータと一体的に回転させる。これにより、複数段の圧縮機ロータ11と複数段の圧縮機ステータ5を協働させて、ガス流路P内に取り入れたガスを軸方向へ圧縮して搬送することができる。
軸流圧縮機1の低回転運転時(小流量時)には、各可変静翼9Aを前記合体状態から前記分離状態に切り替える。そして、各可変静翼9Aを前記分離状態に保ちつつ、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータによって各第1可変セグメント翼17及び各第2可変セグメント翼19を絞る方向(ガス流路Pを絞る方向)へ揺動させて、各第1可変セグメント翼17及び各第2可変セグメント翼19の入口メタル角(可変静翼9Aの入口メタル角)を大きくする。一方、軸流圧縮機1の高回転運転時(大流量時)には、各可変静翼9Aを前記分離状態から前記合体状態に切り替える。そして、各可変静翼9Aを前記合体状態に保ちつつ、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータによって各第1可変セグメント翼17及び各第2可変セグメント翼19を開く方向(ガス流路Pを開く方向)へ揺動させて、各可変静翼9Aの入口メタル角を大きくする。これにより、軸流圧縮機1の低回転運転時及び高回転運転時のいずれの場合も(軸流圧縮機1の低回転運転時から高回転運転時にかけて)、可変静翼9Aの入口流れ角と入口メタル角との差であるインシデンスを低減することができる。
また、各可変静翼9Aが第1可変セグメント翼17と第1可変セグメント翼17の下流側に配設された第2可変セグメント翼19とに分割され、第1可変セグメント翼17及び第2可変セグメント翼19が共通の翼形状を呈する合体状態と、第1可変セグメント翼17及び第2可変セグメント翼19が独立した翼形状を呈する分離状態とに切替可能に構成されているため、軸流圧縮機1の低回転運転時に、各第1可変セグメント翼17及び各第2可変セグメント翼19を絞り方向へ大きく揺動させても、スロート面積を十分に確保することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、軸流圧縮機1の低回転運転時及び高回転運転時のいずれの場合も、インシデンスを低減すると共に、軸流圧縮機1の低回転運転時に、各第1可変セグメント翼17及び各第2可変セグメント翼19を絞り方向へ大きく揺動させても、スロート面積を十分に確保できるため、軸流圧縮機1の安定作動を図りつつ、軸流圧縮機1の作動域を高いレベルで低流量側に拡大することできる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、ガスタービンエンジンに用いられる軸流圧縮機1をそれ以外の軸流圧縮機に適用する等、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、軸流圧縮機1だけでなく、軸流圧縮機1を具備したガスタービンエンジンにも及ぶものである。
P ガス流路
Pa ガス流路の流路面
1 軸流圧縮機
3 圧縮機ケース
5 圧縮機ステータ
7 バンド部材
7 圧縮機ステータ
9 静翼
9A 可変静翼
11 圧縮機ロータ
13 ディスク
15 動翼
17 第1可変セグメント翼
17e 第1可変セグメント翼の径方向外側のスピンドル
17i 第1可変セグメント翼の径方向内側のスピンドル
19 第2可変セグメント翼
19e 第2可変セグメント翼の径方向外側のスピンドル
19i 第2可変セグメント翼の径方向内側のスピンドル
21 第1揺動機構
23 第1駆動リング
25 第1アクチュエータ
27 第1連結レバー
33 第2揺動機構
35 第2駆動リング
37 第2アクチュエータ
39 第2連結レバー

Claims (4)

  1. ガスを軸方向へ圧縮して搬送する軸流圧縮機において、
    前記軸方向へ延びてあって、内側にガスを流通させるための環状のガス流路が形成された筒状の圧縮機ケースと、
    前記圧縮機ケース内に前記軸方向に沿って設けられ、周方向に等間隔に並んであってかつ前記ガス流路内に位置する複数の静翼を備えた複数段の圧縮機ステータと、
    前記圧縮機ケース内に前記軸方向に沿って複数段の前記圧縮機ステータと交互に設けられ、外周面が前記ガス流路の径方向内側の壁面の一部を構成しかつ軸心周りに回転可能なディスク、及び前記ディスクの外周面に等間隔に並ぶように配設されかつ前記ガス流路内に位置する複数の動翼を備えた複数段の圧縮機ロータと、を具備し、
    いずれかの前記圧縮機ステータにおける各静翼は、径方向の軸心周りに揺動可能な第1可変セグメント翼と、前記第1可変セグメント翼の下流側に配設されかつ径方向の軸心周りに揺動可能な第2可変セグメント翼とに分割されてあって、前記第1可変セグメント翼及び前記第2可変セグメント翼が共通の翼形状を呈する合体状態と、前記第1可変セグメント翼及び前記第2可変セグメント翼が独立した翼形状を呈する分離状態とに切替可能に構成されていることを特徴とする軸流圧縮機。
  2. 前記いずれかの前記圧縮機ステータにおける各第1可変セグメント翼を揺動させる第1揺動機構と、
    前記いずれかの前記圧縮機ステータにおける各第2可変セグメント翼を揺動させる第2揺動機構と、を具備したことを特徴とする請求項1に記載の軸流圧縮機。
  3. 前記第1揺動機構は、前記圧縮機ケースの外側に配設されかつ周方向へ移動可能な第1駆動リング、前記第1駆動リングを周方向へ移動させる第1アクチュエータ、及び一端部が前記いずれかの前記圧縮機ステータにおける各第1可変セグメント翼の径方向外側のスピンドルに連結されかつ他端部が前記第1駆動リングに連結された第1連結レバーを備え、
    前記第2揺動機構は、前記圧縮機ケースの外側に配設されかつ周方向へ移動可能な第2駆動リング、前記第2駆動リングを周方向へ移動させる第2アクチュエータ、及び一端部が前記いずれかの前記圧縮機ステータにおける各第2可変セグメント翼の径方向外側のスピンドルに連結されかつ他端部が前記第2駆動リングに連結された第2連結レバーを備えていることを特徴とする請求項2に記載の軸流圧縮機。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の軸流圧縮機を具備したことを特徴とするガスタービンエンジン。
JP2010206765A 2010-09-15 2010-09-15 軸流圧縮機及びガスタービンエンジン Active JP5644302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010206765A JP5644302B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 軸流圧縮機及びガスタービンエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010206765A JP5644302B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 軸流圧縮機及びガスタービンエンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012062801A true JP2012062801A (ja) 2012-03-29
JP5644302B2 JP5644302B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=46058764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010206765A Active JP5644302B2 (ja) 2010-09-15 2010-09-15 軸流圧縮機及びガスタービンエンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5644302B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104595245A (zh) * 2015-01-04 2015-05-06 南京航空航天大学 用于轴流压缩机末级的前半段可调静子叶片及其工作方法
US10975775B2 (en) 2015-05-27 2021-04-13 Ihi Corporation Jet engine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751998A (en) * 1980-07-08 1982-03-27 Mannesmann Ag Apparatus for regulating axial compressor
JPS62206294A (ja) * 1986-02-28 1987-09-10 エムテ−ウ−・モ−トレン−ウント・ツルビ−ネン−ウニオン・ミユンヘン・ゲ−エムベ−ハ− 可変静翼タ−ボコンプレツサ−
JP2007146832A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 General Electric Co <Ge> 可変ファン出口案内静翼を備えるターボファンガスタービンエンジン

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751998A (en) * 1980-07-08 1982-03-27 Mannesmann Ag Apparatus for regulating axial compressor
JPS62206294A (ja) * 1986-02-28 1987-09-10 エムテ−ウ−・モ−トレン−ウント・ツルビ−ネン−ウニオン・ミユンヘン・ゲ−エムベ−ハ− 可変静翼タ−ボコンプレツサ−
JP2007146832A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 General Electric Co <Ge> 可変ファン出口案内静翼を備えるターボファンガスタービンエンジン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104595245A (zh) * 2015-01-04 2015-05-06 南京航空航天大学 用于轴流压缩机末级的前半段可调静子叶片及其工作方法
US10975775B2 (en) 2015-05-27 2021-04-13 Ihi Corporation Jet engine

Also Published As

Publication number Publication date
JP5644302B2 (ja) 2014-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011007467A1 (ja) インペラおよび回転機械
JP2005226644A (ja) 高いバイパス比を有するスリースプールバイパスターボジェット
JP6326912B2 (ja) 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
JP2009236035A (ja) 遠心圧縮機及び過給機
JP4924984B2 (ja) 軸流圧縮機の翼列
JP2021127755A (ja) 2軸式ガスタービン
JP2007309299A (ja) 可変ディフューザ付き遠心圧縮機
JP2024086911A (ja) インペラ、及び遠心圧縮機
JPWO2010089880A1 (ja) ターボファンエンジン
JP6617837B2 (ja) 可変ノズルユニットおよび過給機
JP2013002293A (ja) 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
JP6690730B2 (ja) 可変ノズルユニットおよび過給機
JP6763804B2 (ja) 遠心圧縮機
JP2009221984A (ja) 遠心圧縮機
JP5644302B2 (ja) 軸流圧縮機及びガスタービンエンジン
JP2017101636A (ja) 遠心圧縮機
JP4746330B2 (ja) 遠心圧縮機
JP5803305B2 (ja) 遠心圧縮機
JP2015031237A (ja) 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機
JP6959992B2 (ja) タービン及びターボチャージャ
JP5565159B2 (ja) 可変容量タービン
JP5182519B2 (ja) 遠心圧縮機
JP2014234803A (ja) 可変容量型タービン及び可変容量型過給機
JP2008169721A (ja) ノズルベーンの支持構造及び過給機
JPWO2018179112A1 (ja) コンプレッサのスクロール形状及び過給機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141020

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5644302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250